


ファースト・インプレッションは「重い!!!」
RADIUSは毒リンゴ時代からのMACユーザには懐かしいブランドですが、まさか真空管アンプでオーディオ参入とは・・・
純米大吟醸のような華麗でスマートな音調の製品で口を濁さず、コテコテの図太いノリの製品とは恐れ入りました。
音調&筐体(18kg)ともに重力感たっぷりで、押し出しの強いGuts!溢れる鳴りっぷりです。
設計はシンプルに、少ない点数のパーツはクオリティの高い物を、振動はがっちり押さえ込んで、が、いかにも日本的。
そんな日本人的な気遣いをもってして、何故か「Walk On The Wild Side!」的なアンプに仕上がっています(苦笑)
でもどこかで聴いたことのある懐かしい感触・・・一頃のSANSUIのアンプを彷彿とさせる引き摺り感です。
当家の長老AU-α907i Mos Limited 1987年製の頃よりも更に昔のドスの効いたSANSUIって感じでしょうか。
本作はオーディオ・ファイルの関心を集めるタイプではないでしょうが、挑戦者の気概が明確に表現されています。
・・・一応、これは褒め言葉です。
欧州モノに偏向している当家には満足に鳴りそうなスピーカーがなく、テスト目的のPEAGAとKEFを早々に切り上げ、
自作途中のエンクロージャーに、急遽、車載用の最後期ALTECの5インチ・コアキシャルを仮設して鳴らしてみました。
BluesとR&Bがとても気持ち良く、ギター&ハモンドが痛快で、ついついブッカーT&MG’sでニヤけてしまいました。
「どうせなら真空管も換えてしまえ!」と6L6Gをベース・アンプ用のSOVTEKやMESA/BOOGIEでも試しました。
シンプルな回路構成ゆえか、はたまた未成熟ゆえの変化の大きさなのかもしれませんが、
真空管の換装や電源ケーブルで様々に表情を変えてくれるところがまた楽しいアンプです。
試聴できるお店は限られておりますが、JBL&ALTECファンの方々には機会をみて体験していただきたい、
10万円未満で手に入る、今時、とても珍しいJBLかALTEC専用みたいなアンプです。
当方も手持ちのシステムが落ち着いたら面白半分で導入しようかと思案中です。
書込番号:8940497
10点

レビューの続きです。
ノイズ・フロアはどうしても高めで、無音部よりもむしろ会場収録モノの暗騒音などの方が気になってしまいますが、
ソースによってはLPレコードを聴いている感じがするものもあり、JAZZや古めのROCKは雰囲気が気に入りました。
個人的に「SANSUIを彷彿とする」感じたのは、ややアンダーでリズムに重さを感じる音調のせいです。
ハイエンドは伸びやかで天井の高さを感じさせる反面、低めの倍音もかなり乗っていてむしろ重さの方が際立ちます。
真空管というデバイスから連想しがちなノスタルジックで芳醇な鳴り方ではなく、直接音が強い辛口な表現です。
名馬シンザンではありませんが、鉈の切れ味というか立ち技格闘技の打撃系のニュアンスがあります。
日頃は欧州系の音場や音色で聴かせるタイプばかりなので、個性派の無頼漢な感じがとても新鮮です。
真空管アンプでは「使用上の注意」ともいえる発熱ですが、LUXMANのSQ-N100よりも発熱が大きい印象です。
出力3倍以上でAクラス動作のKRELLと比較してもいい勝負ですから設置場所と配線には配慮が必要です。
ケーブル・ターミナルが上向きで、隣接するトランス・ケースにもそれなりに熱が伝わってきているのは気になります。
メッシュ・チューブなどで保護されたケーブルを使用する方が無難かもしれません。
書込番号:8944372
5点


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