『ＡＦ微調整が必要になるのは何故ですか？』 の クチコミ掲示板

[bsdigi36]

αユーザーの皆様、今晩は。

　位相差ＡＦではレンズを交換したり、被写体が遠くても近くてもＡＦができると私は理解していたのですが、現実にはレンズにより前ピンや後ピンがあるのを知りました。

　これは色収差や球面収差などの収差が主な原因ですか？

　α９００用の２４−７０mmズームレンズとしてシグマ製を検討していて気になりました。

書込番号：9293499

[Sakura saku]

bsdigi36さん今晩は
単なる製造時のばらつきだと思います。どこのメーカーのレンズでもこのようなずれはあるのではないかと思います。
（サードパーティのレンズは安価に作るため、このあたりの精度が落ちるのはある程度仕方がないと思います。）

書込番号：9293618

[Ｄあきら]

私は、キヤノンのユーザーですが…

銀塩のころは35mm版なら、伸ばしても六つ切りくらいまででした。
ポジをライトボックスで見る場合も4倍程度のルーペだったと思います。

デジタルになって、普通に誰もがモニター画面で大きく見られるので、急速に求められる精度が上がり、今まで気がつかなかったピントのズレが問題になったのだと思います。

私もピンズレに気付きメーカーで調整して頂いたことがありますが、「自社規格内」だけど、好意で調整しましたというスタンスでした。

しかし、あまりにピント調整で持ち込む方が多く面倒なので、ユーザー側で調整できるようにしたのだと理解しています。

書込番号：9294923

[うる星かめら]

私は詳しくありませんが、球面や、非球面などの加工精度の問題だと思ってます。

後は被写体までの距離によって誤差が変るのも良くありますので、
全く同じの二本のレンズでも、使う人の撮り方によって違う調整もあると思います。

書込番号：9294983

[うる星かめら]

関係ないですが、なんちゃってカール・ツアイスより、シグマのレンズが良いですか？

書込番号：9295001

[E-Dec]

ピンズレが発生する原因にはカメラ側に起因するものとレンズ側に起因するものがあります。
カメラ側原因は比較的理解しやすいのですが、レンズ側原因というのは理解しにくいですね。

メーカーにピント調整に出したときに、レンズ側が弄られる場合は、レンズ位置検出環の再
調整またはレンズ内ROMの書き換えというパターンが多いようです。

位相差検出方式の仕組みや球面収差の過剰補正型や補正不足型などの火面の挙動を御存知で
しょうか。また、ピント位置の考え方(近軸像点や芯最小、最小錯乱円など)はご理解頂けて
いるでしょうか。この辺りを前知識として持っていないと、レンズ側原因にてピント位置が
変化する理由を理解するのは難しくなります。

また中央以外の測距点の場合、サジタルとメリジオナルで出力される値(ピント位置)はコマ
収差や非点収差などの影響により異なりますので、さらにやっかいになります。

大まかに言えば、ピンズレのレンズ側原因は広義の球面収差です。
球面収差はレンズ位置(被写体距離や焦点距離等)により変化しますので、検出環を調整し、
本体に送り出すピント位置補正係数等のレンズ内ROM情報を書き換えるようです。

書込番号：9295287

[bsdigi36]

皆さん返信ありがとうございます。
　特にE-Decさんのご説明は参考になりました。

　レンズ側の主原因は広義の球面収差として理解します。

　レンズなどの光学は奥が深いようですね。

　ありがとうございました。

書込番号：9295497