A-5VL
- 独自のデジタルアンプ技術「VL Digital」を搭載。音色変化の原因とされる可聴帯域外ノイズを最小限に抑え、「PWM」方式を基幹とした、プリメインアンプ。
- 徹底した低インピーダンス化が図られ、電源部の電解コンデンサー接続部には1mm厚の銅バスプレートを用いて、強靭なスピーカードライブ能力を実現している。
- 音質に悪影響を及ぼす高調波振動を抑制するため、凹凸のないフラットシャーシを採用。厚さ1.6mmの鋼板を使用して、高い剛性が確保されている。



よく、デジタルアンプについて「ドライブ能力が高い」とか「駆動力が高い」とかいった書き込みを見掛けますが、具体的に音がどの様になることなのか、よく分かりません。
大きなspを鳴らす時ならば、力不足なくよく鳴るんだろうな、と分かりますが、小型spにつないだ場合はどんな音になるのでしょう。詳しい方、なるべく分かりやすくお教え下さい。
それと「スピード感のある低音」というのもいまいちよく分からないのですが。
書込番号:9879870
1点

親指トムさん、こんにちは。
>デジタルアンプについて「ドライブ能力が高い」とか
>「駆動力が高い」とかいった書き込みを見掛けますが、
>具体的に音がどの様になることなのか、よく分かりません。
まず、それはデジアンに限った話ではありません。また「駆動力」という言葉は、恐らく純粋に技術畑の人たちが発案した言葉ではなく、むしろ営業畑の人たちが考えた言葉ではないかと思います。つまりモノを売るためにわかりやすく(専門的・技術的な話は抜きにして)説明するために考案された言葉かと。
ですので「駆動力が高い状態」というのを、純粋に技術的な側面だけで説明した統一見解のようなものは業界にはないと思います。ただし「鳴らしにくいスピーカー」を、駆動力のないアンプで鳴らすとどんな状態になるのか? という現象面ならば説明できます。
たとえばベースギターの音が「ボワァーン」と曖昧な鳴り方になり、エネルギーが感じられません。そのため音に弾力性や躍動感、密度感がなく、「弾けるような楽しい感じ」がありません。また低音域が遅れて出てくるような感じでキレも悪く、さらには音の輪郭が滲んでボケボケの鳴り方になります。私の経験では、これらはスピーカーが大型か小型かにはあまり関係ないように思います。
>それと「スピード感のある低音」というのもいまいちよく分からないのですが。
これもベースギターの音でご説明しますと、たとえば低音の量が多く「ドウゥーン」と重たく尾を引くように鳴る低音は遅い感じですよね。反対に低音の量が少なく軽快な低音ならば、「ドウゥーン」ではなく「スパン!」とスピード感豊かに鳴りますね。
まあこういうのは多分に感覚的な問題ですから人によって解釈がちがっていたりもするでしょうし、あくまで参考程度ってことで。ちなみにこのへんのことを私のブログの記事に詳しく書いたことがありますので、以下に記事のリンクをおつけしておきます。何かのご参考になれば。
■『吉田苑が考える「いい音」は音楽家の考える「いい音」と同じか?』
http://dynaudia.blog26.fc2.com/blog-entry-20.html
なお上記のような音に対する「感覚」は、あまり頭で考えたり、技術的な言葉や発想で表現するたぐいのものでもありません。とにかくひたすら音を聴く経験を重ね、「カラダでわかる」ようになるたぐいのものだと思います。
書込番号:9880283
4点

Dyna-udiaさん、早速に長文の返信ありがとうございます。
なかなか難しいけれども、なんか感じは分かりました。
説明された「鳴らしにくいsp」を駆動力のないアンプで鳴らした場合どうなるか、の逆の感じを想像したら大体よろしいでしょうか。
低音のスピード感についても、音の立ち上がり、立ち下がりのよさくっきり感、輪郭のよさ、と言ったイメージでしょうか。
とにかく実際、聞いてみるのがそら一番なのは間違いんです。
田舎に住んでいるもので、なかなか試聴する機会がないので、ここでの質問となったのですが、また機会をつくって自分の耳で聞いて来ようと思います。
書込番号:9880679
0点

親指トムさん、はじめまして。
デジタルアンプの駆動力云々はスピーカーのドライブ力で語られる事が多いんですが、実はそれ以外にも、テンポの速い曲をちゃんと鳴らしてくれるという特徴があります。
J-POP、特にアニソンや、まれにクラシックでもテンポの速い曲があります。以前、店頭でCDを持参して以下の機種の聴き比べをしてみました。
ONKYO A-905FX2 デジタルアンプ 定格出力60+60W http://kakaku.com/spec/K0000016441/
スピーカーはD212EX(4Ω 出力音圧レベル83 db 許容入力150W)
LUXMAN SQ-N100 真空管アンプ 定格出力12+12W http://kakaku.com/spec/20483510102/
スピーカーはS-N100(6Ω 出力音圧レベル90 db 許容入力100w)
ラックスマンのスピーカーはアンプの駆動力の無さを補うため出力音圧レベルが低めの設定になっており、駆動力のないアンプでも鳴らしやすくなってます。
逆にONKYOのスピーカーは出力音圧レベルが低く、駆動力のあるデジタルアンプ以外では鳴らしきれないようになってます。つまり一般的に言う鳴らしにくいスピーカーですね。
持参したCDはアニメ“逮捕しちゃうぞ フルスロットル”のOPテーマ「マイティー・バディ」http://www.youtube.com/watch?v=6fv2AQcd2W8
非常にテンポが速く音の高低差も激しい曲なので、アンプの力を測るのに有効です。
そして試聴した結果は…
LUXMANの真空管アンプは悲惨な音でした。曲のテンポに再生が追いついておらず、音色が完全に死んでいました。
逆にA-905FX2は音に躍動感や瞬発力、力強さがあり、低音もパンチが効いてテンポよく鳴ってくれており、曲にノリノリになれます(笑)
つまりDyna-udiaさんが説明された
“鳴らしにくいスピーカーを、駆動力のないアンプで鳴らした状態”
が、LUXMAN SQ-N100と推奨スピーカーのセットでも、テンポの速い曲の再生では発生してしまった訳です。
価格をみれば、ONKYO A-905FX2よりLUXMAN SQ-N100の方が一応は上位機種という事になるんでしょうがテンポの速い曲の再生では、やはり真空管の12+12Wという低出力ではデジタルアンプの駆動力の前には音質/再生力が劣るようです。
極端な例えですが車のエンジンをアンプ、再生する曲を坂道に例えるとわかりやすいかもしれませんね。
テンポが速い曲ほど坂がキツイので、アンプ、つまりエンジンに馬力があったほうが坂道を登るには有利ですよね。余談ですがお隣さんの国の国産自動車は坂道で力尽きるものがあるそうですし(笑)
スピーカーをタイヤだとすると、駆動力の無いアンプに鳴らしにくいスピーカーを付けるのは、軽自動車のエンジンにF1のタイヤをつけてもその大きな摩擦力で上手く走れないのに似ているかと。
デジタルアンプはJ-POP、アニソン(特にOPテーマはテンポが速い場合が多い)、ロックやデスメタルなど激しかったり(笑)、テンポの速い曲の再生で特にその真価を発揮するのではと思います。
ゆったりまったり調のバラード系の曲だと推奨スピーカーとのセットであれば、上記ほどの大きな差は出ないと思います。
書込番号:9885912
3点

猫縞さん返信ありがとうございます。
デジアンと管球アンプの聞き比べですか、僕もやってみたいです。
エンジンと坂道ですか、面白い例えですね。
「テンポの速い曲」というのは「激しい曲調の曲」と言い替えてもいいかも知れませんね。
書込番号:9886065
0点

親指トムさん
ドライブ能力の低いアンプはにぎやかでケバケバしくうるさい。
ドライブ能力の高いアンプはうるさくなく自然な質感で、
低域も分解能が高く沈み込み、トーンコントロールで強調したようにボンつかない。
ラジカセではうなるボーカルもドライブ能力の高いアンプで聴くと
実はうなっていないし、声色まで良く分かるようになります。
こういう節回しで、こういう感情を込めて歌っていたのだと改めて分かったりします。
人間が歌っているという生々しさ、体温が感じられるようになります。
また、どんな信号が入ってきても出力が追従して破綻せず余裕がある
(スピーディーに反応する)。
確かにパワー(W)の大きなアンプはドライブ能力をはかる目安の一つですが、
カタログパワーで分かるのはどの程度の音量が出るのかというだけです。
音質はドライブ能力と駆動力にカギがあります。
電源がしっかりして大出力時の電力変動に影響をうけないアンプなら、
駆動力も制動力も大きいということです。
過去には数ワットの通常使用に100W以上のパワーのアンプを使ったものです。
A級、真空管アンプも数Wの出力で聴いていても常に消費電力は何十倍です。
必要な電流を瞬時に取り出すために50〜300Wを流しっぱなしが、
大いに役立っています。
A級、真空管アンプはパワーよりも消費電力が一つの目安となります。
また、駆動力はアンプの出力インピーダンスが低いことなので、
駆動力と制動力は同質のものといえます。
出力インピーダンスが低いと(DF大)、
小さいアンプでも駆動力、制動力にすぐれている場合が多いです。
効率の良いデジタルアンプの駆動力もそこにあります。
また、NFBも負荷が変動しても電流を変化させて出力電圧を一定に保つ回路で、
スピーカーへの駆動力、制動力と関係します。
制動力が無いと、なかなか振動が止まらず位相も合わなくなってしまいます。
現代的な強力な磁気回路を持つスピーカーは、
自己制動力も高くトランジェント良く聴かせます。
さらにインピーダンスが低いと、
アンプに相当高い瞬時電流供給能力が求められます。
当然同じアンプでもドライブ能力が違ってきます。
能率もインピーダンスもほどほどのスピーカーを使用すれば、
アンプ出力から取り出す電流は少なくでき、
アンプ出力回路の負荷は軽くなります。
書込番号:9889687
2点

デジゴンさん返信ありがとうございます。
単純な疑問から始まったんですが、なかなか奥が深いようですね。駆動力と制動力ですか。ややこしい。
最初の方が書かれていましたが、こういうややこしいことを簡単に説明するために「ドライブ能力」「駆動力」などという言葉を使っているというのが実情のようですね。
でも皆さんのおかげで大体の感じがつかめて来ました。
書込番号:9889882
0点


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