
このページのスレッド一覧(全33スレッド)

内容・タイトル | ナイスクチコミ数 | 返信数 | 最終投稿日時 |
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4 | 0 | 2007年10月28日 04:06 |
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7 | 4 | 2007年11月13日 22:45 |
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0 | 0 | 2007年9月17日 01:02 |
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23 | 17 | 2007年9月29日 16:13 |
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0 | 4 | 2007年11月27日 20:51 |
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0 | 1 | 2007年8月20日 20:03 |

- 「質問の絞込み」の未返信、未解決は最新1年、解決済みは全期間のクチコミを表示しています


メインスピーカーをQUAD11Lから21Lへ変更したので双方を比較してみた。
21Lの利点
ややもすればきつめに感じた高域が優しくなり、聴き疲れしなくなる。
中大音量以上ではバランスが狂いがちな点が改善され、音量を上げた時の破綻が無い。
一層繊細な表現力が得られる。
低音の量感が増し実在感が加味される。
透明感がさらに増し、この点は11Lはもちろん3ウェイの22Lよりも優れている。
11Lの方が良かった点
メリハリ度合いは11Lの方が上
高域に、はまればかなり癖になる麻薬的な音色付けがある。
11Lの方が音が前に出る。
21L・11L双方ともコストパフォーマンスが頗る良く、QUAD Lシリーズのウエットで艶のある音色が楽しめます。
4点



11L2を入手しましたので、インプレッションを。
最近ではQUAD 11L や B&W CM1 も使用していました。
アンプはラックスL-570です。
11L2は、逸品館のレポートによると、11Lとの差が小さいといわれています。
しかし、私にはそうは思えません。
はっきりと聴覚上の向上が認められ、その差は決して無視できません。
むしろ旧型の在庫を持ちすぎた販売店が、差が小さくないといっているとも勘ぐれます。
クリアで決然としたサウンド、高域の滑らかさ、といった11Lの特長は継承しています。
その上で、低域のスピードアップと抜け、質・量の向上がかなり成功し、結果的にスケールも大きくなり、クラスとしてひとつ上になっているといえます。
以前に11Lに見られた、ウーファーとトゥイーターとのつながりの悪さはすっかり影をひそめ、やや腰高だったサウンドイメージは、非常に安定感のある、腰の座ったものとなっています。
全体として、低域の質の高さ、あるいは量が、かなり向上していますから、よりジャンルを選ばない傾向か強まったともいえます。
たとえばCM1と比較しても、その低域の質では上回っていると思いますし、量はやや劣りますが、ブーミーになりにくい点では長所ともいえ、セッティングのしやすいスピーカーとして仕上がっていると感じました。
また、リアルにボーカルが迫ってくるような、独特の切迫した表現は失われておらず、とても魅力的なものです。
大オーケストラも11Lに較べるとはるかによく鳴らし、個人的には3割増くらいのクオリティのアップが感じられました。
ピアノはダンピングがとても強靭になって、響きの重層的な重なりをよく出しているように聞こえました。
そういった面がありつつ、とてもバランスがよい美音でもあり、聞くほどに魅了されます。
ただし、当初は音がとても硬く、シャリシャリいうので、エージングにほぼ50時間ほど要します。
その後は実力の8〜9割は出すように感じました。
ですので、50時間鳴らしてからセッティングされると良いかと思えます。
アンプは、(3種類ほど試しましたが)出力が大きいものよりも、いわゆるA級で質の良いものが合うように思えました。
また、そうしたアンプのほうが、エージングも良く進むように思いました。
(私は、エージング用専用にストックしてあるA級アンプを使ってエージングを行いました)
低域の質・量の強化は、11Lよりもやや現代的サウンドを獲得しているともいえ、そこにQUAD独特のよさが加わって、とても魅力的です。ロックなども旧型より良く鳴らします。
全体として、このクラスでは傑出した内容を持つスピーカーとして推薦に値します。
主観では、11Lの3割増の価値があると思え、価格も、むしろ安いと思いました。
1点

私は11Lから11L2に買い換えましたが、インプレッションさんが、仰る通り私は聴いた瞬間違いが分かりました。11Lのちょっと耳に付く所が改善され滑らかになっていました。低域もドロンとした所が無くなりウッドベースの音階まで分かるようになりました。ボーカル物バイオリンなど聞くと違いが歴然です。10万以下でこの仕上げ音は買い換えて大正解でした。ショップの展示してある11L2を見ていたら店員
が今なら11Lの方がお得ですよだって^^;11L持ってますと言うと。あ〜〜そうですか11L2になってかなりグレード上がってますよだって^^;やっぱり11Lの在庫持ってる所は早く売りたいのでしょうね。しかし絶対11L2をおすすめします。CM1も良いですが私は11L2の方が1ランクいや2ランクぐらい音は上と思っています。
書込番号:6922101
1点

はじめまして、インプレ拝見しました。私はB&W CM1を半年ぐらい使用しましたが高音がどうも、きつく感じるようになり11L2を購入して見ました。でくのぼう@さんが言うように、これはスゴイです。うまく言えませんがCM1より高級な音がします。今まではCD聞いてもなんとなく嫌になって聞くのをやめてたCDも全部聞きなおしました。美音です^^最高です。購入して大成功でした。バイオリンを聞くと惚れ惚れします。JAZZも低音がきまるし良いです。最近では、どんなSP購入してもこんなもんかで納得してましたが、11L2は思わずニンマリしてしまうほど良い音がします。以上興奮したので書き込ませていただきました。
書込番号:6925901
2点

11Lを使っています。11L2は、まだ試聴もした事がありませんが皆さんのご意見を
ワクワクしながら拝見してます♪また色々と教えて下さい!!
書込番号:6932695
1点

私もアンプとスピーカーの買い替えを検討しており先日大阪の逸品館さんに試聴に行ってきましたので報告させていただきます。スピーカーは11L2に決めていましたのでアンプをラックス505u、真空管アンプラックスSQ-N100,TRV35SEdynamiteで聴き比べしました。
*ラックス505u 音の躍動感、抜け、響、艶、低音のキレ、音のバランスがよく非常にすばらしかったです。少し不満があるとすればやや音が硬かったことです。
*SQ-N100 真空管アンプらしくなく音の厚み、艶が少なくどちらかという繊細な感じ出した。*TRV35SEdynamite 音の厚み、艶がありながら音の切れもあり今までの真空管アンプを超えた音でした。
QUAD11L2と11Lの比較試聴もしてきましたので感想を書きます。使用アンプはラックス505uです。
11L2の音は上記のラックス505uとこで書いたとおりの音で感動しました。11Lは11L2に比べ音の抜けが悪く、低音もぼやけた感じで音質の差はずいぶんあると思います。これは素人の私の感想のなのであまり参考にせず、実際に自分の耳で音を聴いて判断してください。
書込番号:6980161
2点



昨年夏にQUAD11Lを購入いたしました。
1年数ヶ月使用して、その自然で表現力ある音色に大満足しています。
昔は、QUADの掲示板がなかったので、購入検討時の他製品との比較等をJBLの掲示板に乗せていましたので、以下にリンクを張っておきます。
このスピーカー、日本の住宅環境(狭い)に合っている小型スピーカーの中では、本当におすすめです。
また、現在はリビングルーム(キッチンと隣の和室も合わせると20畳以上)で、使用していますが、大きさからは想像できないくらい良く鳴ります。
http://bbs.kakaku.com/bbs/20444310519/#5056446
0点



11Lを買いました。色はローズ。
いいSPですね、68000円でしたが、この価格は安いですね。
B&W CM1をいままでメインに使ってきましたが、CM1は素晴らしい小型SPで、ほとんどのジャンルを80点ではなく、90点で鳴らしてしまう器用さも持ち合わせています。
特に低音はダンピング感こそ程々ですが、その量感・質感ともに優れています。
高域も自然な広がりを見せています。
またS/N比が高く、音の広がりがあり、とてもクリアなのも特長といえます。
前記のようにCM1に満足していながらも11Lを買った理由ですが、ヴォーカルの表情というか、色彩感です。
CM1はとても澄んだ音色なのですが、その色彩はモノクロームに近いというのが実感です。
ヴォーカルもきれいですが、微細な表情となると、若干の寂しさもありますし、熱気は伝わりにくいともいえます。
CM1はある意味でクールともいえ、また音自体がかなりはっきりとメリハリをつけられています。
そこで11Lに期待したのです。
で、11L。
たしかにヴォーカルが美しい。いわゆる美音ですが、銀色の輝きが見えるような音です。
高域のきらめく感じが、この印象に寄与しているのは間違いないでしょう。
低域は程々で、ソース(大オーケストラ等)によっては寂しい感じもいたします。
たとえば、
・メータ指揮マーラー交響曲3番(デッカ、ロスフィル)
では、序奏でのオケの合奏が、拡散した響きになってしまいます。
全体にCM1と較べ、腰が高くなってしまうのは否めません。
ですから、低域を必要とするエネルギー感のある音楽に対しては、CM1の適性のほうが優れていますね。
ただし、やはりヴォーカルでは11Lを好ましく思います。
正直言いまして、CM1のクリアさ、クッキリ感は、微細な信号をかなりカットしている為であるような印象を、11Lを聴いて思いました。
11Lでは、ため息が出るような余韻の長引きを聴けますし、CM1が直接音主体の聞かせ方であるのに対し、間接音を大切にしている音、という印象も受けます。
どちらにせよ、両者ともすぐれたSPなのは間違いないですし、しばらくは併用していこうと思います。
シルバーライオンさんや、ほかにもこれらのSPを使っておられる方、ご意見、お話等、できれば嬉しく思います。
参考までに、私の装置は、
AMP YAMAHA A-2000
SACDP SONY SCD-XA1200ES
です。
5点

ラフマニノクさん
11L購入おめでとうございます。B&W CM1とQUAD 11L両方をお持ちだと言う事で、これから購入を検討されている方に大変参考になる情報だと思います。私もCM1か11Lか悩みましたが、視聴した感じではラフマニノクさんの意見に同感です。私はベースが真空管アンプだったので音圧レベルの高い方、音のバランスの良さとコストパフォーマンスから11Lにしました。今では満足しています。11L2の書き込みがないのでラフマニノクさんに「QUAD 11L2も買っていただいて比較していただければなあ]なんて勝手に思っています。
書込番号:6753718
0点

皆さんこんばんは!
私も最近11Lの虜になった一人です。
私は最近ちょっとしたきっかけで、ピュアオーディオがほしくなり、
価格コムのクチコミを参考に色々と視聴しました。当初はCM1が
いいかなーっと思っていたところ、あるお店で11Lに出会いました。
最初はQUADって何て読むんだ?のレベルでしたが、特に女性ヴォーカル
の声にこれっだーって感じでした。(でもCM1と迷いましたが 笑)
今はSPケーブル替えたりしながら少しずつ音の変化を楽しんでいます。
このスピーカーなぜかどんどん愛着が沸いてきます。
ラフマニノクさんへ
CM1→11Lの感想を読ませていただき、ますます11Lにして良かった
(自分の耳は正しかった)と自己満足しながら、返レスさせて
いただきました。
書込番号:6755832
0点

ラフマニノクさんと同じく私も¥68000で11Lのローズを買いました^^
11L2が出た今ならではですが、確かにこの値段はお買い得ですね。
私もCM1購入後、11LとiQ9を追加購入し今も聞く音楽によって使い分けていますが、マニノクさんの意見に同感です。確かにCM1は色々なジャンルの曲を高解像度で正確にそつなく鳴らせますが、クールすぎると感じることもあり11Lを購入しました。
11Lで聞くJazzやスローバラードは余韻のある響きにうっとりしますね。(笑)ただ、余韻のある音が特徴でもあるため、キレが必要なテンポが速い曲の表現はあまり得意ではないような気がします。
ちなみにiQ9も11Lに似たゆったり系ですが、11Lと比べると高域がクリアであっさりしており11Lのような熱く濃厚な音ではありません。また、音が部屋いっぱいに広がりスケールの大きさはこちらのほうが上と思います。こちらは温かみと同時に若干のキレも欲しい時に使っています。
アンプはA-1VLで、プレイヤーはPS3です。
書込番号:6755875
2点

ラフマニノクさんへ
CM-1に加えてQUAD11Lを購入された由、ソースによってSPを取り替えて楽しんでいる様子がめに浮かぶようです。先日のコメントでは両者の特徴をよく掴んで紹介されていましたが、私もQUAD11L購入の際CM-1と比較試聴して決めましたので、貴方のご意見は良く分りますし、概ね同じ感想を持っています。
ただ、細部になりますと若干の感じ方の違いがあるようで、たとえば重低音の不足の例としてあげられたマーラーの交響曲第3番の冒頭部分、あいにく私はメーター盤を持っていないのでバーンスタイン/New York po.で聴きましたが、冒頭のホルンの強奏に続いて大太鼓の強打がホールを圧して鳴り響くところなど、大太鼓の皮の振動まで目に浮かぶようなド迫力で圧倒されます。
その響き方は、以前私が所有していた34cm口径のウーファーの腹の底まで揺さぶるような力感の籠った音とはチョット違うのですが、音楽を鑑賞する上ではトータルとして優れた面が多く、特に不満を感じるほどではありません。
この違いはおそらくQUAD11Lを購入して日も浅く、このSPに特化したシステムの調整が完成していない点にあるのではと思います。何しろ私は毎日が日曜日の身分なので、連日フルに頑張って6ヶ月も要しましたから。
CM-1のオールラウンド・プレイヤーとしての優れた点は充分に評価していますが、しかし決まった時のQUAD11Lの素晴らしさー生命力に溢れた躍動する音楽、魅惑的な音色の冴え、自室が音楽ホールに化したような広く深くそして透明感溢れる音場ーもう麻薬を飲まされたようなもんで、暫くはQUAD11Lの世界から抜け出せそうにもありません。
貴方も今しばらく調整に時間をかけられて、この至福の時をご自分の手で掴んでください。
最後になりましたが、今後の調整に役に立つと思われるCDを何枚か挙げておきます。
重低音:ハンガリー名曲集・ショルティ/シカゴso.L POCL-1474
の中のコダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」の第4曲(大地を震わせるような重低音)
高音:五嶋みどり/アンコール SACDで発売中
全域:内田光子/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ作品109〜111(過渡特性と力感)
書込番号:6773816
1点

皆さんお早うございます!
ラフマニノクさんがCM-1とQUAD11Lの特徴を掴んで解説していましたから、私は両者の違いをハードの面から少し追及してみたいと思います。なお、CM−1については、この価格com.のなかでオーディオ評論家の山之内氏が比較的公正で且つ丁寧な試聴記を載せていますから、CM−1の購入を検討している人はこちらの記事も参考にされたら良いと思います。
QUAD社は今回始めてダイナミック型SPの分野に進出したわけですが、優れたコンデンサーSPのメーカーとして永いキャリアーを持つ英国の名門企業、一方のB&W社は世界の録音スタジオのメイン・モニターを独占しかねない程の超名門SPメーカー、と言うわけですから、この両社の製品にいい加減なものはありようがないーという事を大前提として、公表されたスペックからこの二つのSPの音色の違い、表現力の違いに迫ってみようと思います。
@ツィーター:(QUAD)シルク素材のソフト・ドーム、(CM-1)アルミ素材のハード・ドーム。
素材が違うのですから、音色に差異があるのは当然のこと。ソフト・ドームは繊細・優美な音色と比較的ブロードな再生帯域を持ち、ハード・ドームはキリッとした音色の冴えと超高音へのスムーズな伸びという傾向を持っているように思います。
Aクロスオーバー周波数:(QUAD) 2.2kHz, (CM-1) 4.0kHz
楽器の中で最も広い帯域を持っているのは(基本波の場合)ピアノですが、その最高音は4,160Hzですから(CM-1)のツィーターはもっぱら倍音帯域のみを受け持っていることになります。ツィーターの負担はそれだけ軽減されますが、反面ウーファーの高域の分割振動による音色の汚れや位相の乱れが問題となります。B&W社はノーチラス805以来ケブラーコーンによる高域の音質に自信を持っているのか一貫して4.0kHzクロスを採用していますが、全く影響が無いとも言えないでしょう。何故なら、分割振動を制御できるのはせいぜい800Hz前後までというのが定説だからです。
また、音の立ち上がりや透明感は小口径の25mmドーム・ツィーターがより優れているのは当然ですから、ツィーターの低域再生能力が許す限り、より低い周波数でクロスさせた方が音場の透明感や繊細な表情を確保できるのではと、常識的には考えます。QUAD社がソフト・ドームを採用した一因は、この低域再生能力の違いにあったかもしれません。
CM−1の高域再生限界は50kHz,QUAD11Lは24kHz、丁度1オクターブ違いますが、QUADは可聴帯域内の充実を、B&WはSACD時代の到来を見据えての戦略かもしれませんね。
B出力音圧レベル:(QUAD) 86db, (CM-1) 84db
この点は無視できないレベルの話でしょう。通常聴取レベルをやや低めの90dbとしましても、CM−1には4Wの入力が必要です。つまり、音質に定評がある2A3シングルなどでは充分にドライブ出来ないことを意味します。
以上色々と書きましたが、ヒアリング結果と付き合わせて検討しますと、また別の面が見えてくるかもしれません。いずれにしても、両者とも優れたSP。目一杯活用して音楽を楽しみましょう。
書込番号:6776948
1点

CM1と11L 音楽家の知己に聴いてもらいました
よいライバルと思います。
私は音楽家の知己が多く、また自分自身、仕事(広告)のこともあってスタジオによく行きます。
そういうわけで、わりと良い音に馴染んでいるつもりですし、今回は知己の音楽家を招いて聴いてもらいもしました。
彼の意見を書きます。
音大を出てオーケストラプレイヤー(プロオケで低音の弦楽器首席も務めました)の後、作曲家に転じ、いまはカナダに住んでいますが、たまに帰国されます。
たまたま帰国していたのをとっ捕まえました(笑)。
私の同級生で、ほぼ日常的にプロオケを生で聞いています。
また、かなりのオーディオマニアです(ナカミチの熱狂的ファン)。
CM1
・音の切れがいい。スピード感のある音で現代的
・スタジオでもつかえる音の鮮度のよさで、じっさいトロントやモントリオールのスタジオでも使われている
・音の切れ込みは生音に近い
・とにかくS/Nがいい。したがってボーカルの立ち上がりなどをとても美しく表現する
・低音はかなり豊か(たとえば往年の名機ONKYOのMONITOR2000などを上回っている)
・ただしその低音の質は、包み込むようなものではなく、地を這うようなものになっている
・低音は専用スタンドを使わないとブーミーになりやすい
・筐体の出来栄えは11Lより上である(特にバスレフポート)
・価格にすれば25万程度のSPに思える
・定位がすばらしい
・ややドンシャリかもしれないが聞いていると意識させない
11L
・声の質感がいい(ただし、主張がはっきりしていすぎるかも)
・かなりの美音で独特のよさがある
・やや【作られた】感じの音である
・低音は控えめ。物足りないのは、クロスオーバーとも関係がある
・クロスオーバーが2.2のため、ウーファーをあまり動かさない
・ウーファーの動きが遅い。そのため、余韻が尾を引きやすい利点もある
・結果として高音が耳に痛い、またウーファーユニット自体も実力を出し切れていない感じがする
・クロスオーバーは4.0程度がよいと思う(このサイズの2ウェイでは)
・音の広がりは程ほどだが節度ある感じ
・価格にして15万程度のSPと互角ではないか
結論
全体にCM1の優位は揺らがない。
特にクラシック、オーケストラの音はかなり表現できている。
11Lにもよいところがあるがウーファーの音が遅い。これが大部分のジャンルでネックになる。
これはエージングでどうにかなるというものではない遅さで、まだ耳がいい若者にとってはスローすぎると思えるのではないか。
ほかにも11Lを二箇所で聴いているが、同じ印象。
高音が耳に痛いのもそのせいだろう(低音とずれがある)。
ただ年寄りの方にはよいと思う。
年配になると高音が聞こえにくいため、高音過多の方が具合よく聞こえる。
音を大きくするとうるさいし、広い部屋では役者不足ではないか。
6畳程度の部屋なら11Lのほうがよい結果になるかもしれないが、ロックやポップスの速いビートには向いていない。
なるほどと思える意見で、私も同感です。
たぶん併用されている方は、同じような感想をもたれると思います。
さすがプロの意見は違うな、という感じもしますね。
あくまで実際に、リスニングルームで聞いてみた感想という点が大切です。
店で聞くのとは違います。
CM1は自宅でもセッティングしやすい(純正スタンドを使用するならば)。
11LはすぐれたSPですが、あくまでサブ用という感じ。
CM1の万能性にはかないませんね。
もちろんジャンルにもよりますが。
>>シルバーライオンさん
返信ありがとうございます。
愛情が伝わってきますね。
私は調整が難しいオーディオ機器というのは、製品としての完成度が低いと思います。
また、『このスピーカーをセッティングするのにこれだけ大変だった、おまえはまだ調整しきっていないから真価が出ていない』というのは、タブーにしたい言葉でもあります。
というのも、セッティングが容易でなければ、その製品の真価を受け取れる人は少なくなります。
私の信念は、
『AUDIOは、音楽を聴く為の道具。それも、なるべくシンプルで、使いやすくあればよい』
というもの。
セッティングに多大な時間がかかるスピーカーを、好んで使いたいというのは、一部のマニアのみです。
音楽ファンとしては、なるべく容易にいい音を聞くことが大切です。
もちろんメーカーも、それを念頭において開発しているのです。
セッティングに手間がかかるというのは製品にとっては短所、欠点です。
そのためにも専用スタンドの開発と、その使用を前提にしたスピーカーであってほしいというのが私の希望ですね。
とはいっても私は、11Lがセッティング困難とは思えません。
どちらかといえば耳のほうが慣らされるのです。
そのうち11L2も聞いてみたいですが、どうなるか。
書込番号:6777164
3点

みなさん返信ありがとうございます。
愛されてますねぇ、11Lは。
>>AKIRAUEさん
チューブアンプならば11Lの良さを伸ばし、欠点を緩和してくれそうですね。
11L2、私も聴いてみたいと思っていますが、どうなるか……(笑)
>>pencanoさん
そう、女性ボーカルがいいんです。
その点ではCM1をしのぎますね。
ケーブルですが、やはりベルデンがよいかもしれません。
カナレだと平坦な音になりそうです(音の奥行きがあるのがこのSPのよさでもありますね)
>>Frozen daiquiriさん
IQ9いいですねぇ。
私も使ってみたいですが、新型が出そうですよね。
A-1VLはいいアンプですね。
もっと多くの人に使ってほしいアンプです。
私が使っているA-2000ともすこし似た傾向の音です。
書込番号:6777191
0点

ラフマニノクさんへ
貴方が私のニックネームをあげて感想を聞きたい旨の書き込みがありましたから、少しでも役に立つようにと助言した心算でしたが、このような反応が返ってくるとは淋しくなりますね。
ただ、プロの音楽家なる人を引き合いに出して自分の主張を述べる必要はありませんよ。
実は私の子供は(といっても50歳を過ぎましたが)二人とも音大を出て現在でも演奏活動を続けていますし、学友たちはN響をはじめ有名オケに在籍しています(ヒョットしたら貴方の友人の音楽家とも知り合いかもしれませんね)。ですから、我が家は四六時中ナマの音楽が溢れていましたし、音楽に無知な音キチ扱いは心外です。
ナカミチのカセット・デッキもオンキョーのモニター2000Xも(初代のモニター2000はドーム・ツィーターの音色が硬すぎて、1985年に改良型が2000Xとして発売されました)ついこの間まで所有していましたからよく承知していますが、75リットルの箱に入った340mmのウーファーが僅か10リットルの箱に入った130mmのウーファーより低音が出ないなどというのは、正に噴飯ものですよ。
だいいちその場で比較試聴もしないでそのような事を断言するとは驚きですね。もしその発言が本当なら、その人の音楽家としての資質を疑いますね。
それから、QUAD11Lの高音が硬すぎて耳が痛くなるとか低音とのバランスが取れていないとか、まさに八つあたりの悪口ですが、QUADの音決めを担当しているのは、定評あるコンデンサー・SPも含めて、テクニカル・チーフ・ディレクターのスティーヴ・ヒューレット氏唯一人だそうですが、経験豊かな彼がそのような製品の発売を許すと思いますか?
私の助言が気に入らないならそれはそれで仕方ありませんが、善意のサポートと受け取って前向きに考えましょう。折角買い求めたQUAD11Lも泣きますよ。
ともかく、人の善意を素直に受け取れない人とは感想や意見の交換は出来ません。
従って、貴方の返事も要りません。それではお元気に。
書込番号:6778457
3点

>>シルバーライオンさん
正直に、聴いたままを書いているのに、なにを怒っておられるのでしょう。
それに私は別に気に入らないからけなしているわけではありません。
よく読んでください。
双方良いところがあります。
MONITOR2000Xとはその場で聞き比べした結果です。
また2000は音色が硬いといいますが、私はむしろ2000Xのほうがそう思います。
聴いてからいうことです。
>>テクニカル・チーフ・ディレクターのスティーヴ・ヒューレット氏唯一人だそうですが
この人の評価は低いといわれていますね。
すくなくともアメリカでは叩かれていますよね。
またN響って、あのNHK交響楽団ですか。
あれこそ、まさに音が『死後硬直的に硬い』ですね。
有名オーケストラだったとは知りませんでした。
(私はミュンヘンに何年かいましたが)ドイツにいると、いわゆるDランクオーケストラとして知られてましたし、海外公演は日本の新聞こそ『大成功』などと書きましたが、現地の評価は実にひどく、またサクラだらけで、日本人としては大恥をかかされました。
今後ぜひそのようなことのないよう、もう日本を出ないことを切望します(笑)。
書込番号:6779609
0点

ラクマニノフさん、シルバーライオン1900さん
音楽は音を楽しむためで、スピーカ談義をされるのは
良いのですが、SP以外の事で話が盛り上がるのはいかがと
思います。
同じSPでも価格も違えば、ブランド、箱、中の素材(ウーハ、ツィータ)、
ネットワーク等も違うので、電気的特性も異なると思います。
私は素人で単純に音楽を楽しむだけなので、
CM1とL11を比較した結果、CM1が最初は第一候補でしたが
シングルのチューブアンプの貧弱パワーではドライブが
難しそう、また財布と相談し価格面と、耳と相談し紳士的な
音のL11に落ち着きました。
書込番号:6780374
0点

ラフマニノクさん、パチパチパチ。
拍手喝采!
初めにこのスレを拝見して、「どうしてわざわざあの変なジジイを召喚するんだよ、プンプン!」と思っていましたがこんな意図があったとは、あなたも策士ですねぇ。
でも変な人は無視するに限りますよ。
あのジジイもみんなに無視されて最近は出てこなくなってたんで一安心してたんですが、これでまた出てくるようになったらどうしよう、怖い、怖い。
> 音を大きくするとうるさいし、広い部屋では役者不足ではないか。
役者不足という言葉は聞いたことがありませんがもしかしたら「役不足」の間違いですか?
もしそうならば逆の意味になっちゃいますよ。
もし「役不足」だったらもっと広い部屋で使ったほうが実力を発揮できるという意味になります。
書込番号:6780698
2点

11Lファンの皆様はじめまして。
11Lの音質に惚れ込みこのSPのオーナーになって約2か月経過しており
ます。
特にバイオリンの音が素晴らしく、小編成協奏曲など最高です。
そして女性ジャズボーカル等はこのSPの真骨頂であると感じております。
このSPは確かにオールラウンドではありませんが、つぼにはまった時の
音色は極めて上質であると感じております。
このSPを選んだきっかけは、衝動買いに近いもので、バイオリンの音色を
聞いた瞬間自分の感性に合致していると感じ、その日の内に購入してしまい
した。(わりと性格短気です)
そして、最近のアンプは良く分らないので、シルバーライオンさんの意見を
参考にラックスマンを中心にマランツやデノンを視聴し、暖色系の音色がピ
カイチと感じたラックスマンL550A-2を購入してしまい、高い買い物でしたが、
今ではよい買い物をしたと大変満足しております。
そして、ラフマニノクさんの11LとCM1の最初の投稿での比較レポート、さすが
に両方のオーナーであるがゆえの、端的でまとを得た素晴らしいレポートと感
心しました。
このように、私にとっては大変参考になり、純粋に音楽好きが良いコミュニケ
ーションを図れる場がこのサイトであったらいいな、と感じておりますが、最
近のやり取りはちょっといかがなものかと思います。
いわば、公共の場(実名は伏せたとしても)ですから、放送(?)倫理に触れる
ような発言は慎もうではありませんか。
このような誹謗中傷的レポートは非常に寂しい限りで、せっかく参考になる意見
を頂いて11Lを純粋に愛している人間からは残念でなりません。
シルバーライオンさん、年輪を重ねたいぶし銀のようなレポート、今後も是非お
願いします。
ラフマニノクさん、ケレンミのない比較レポートまた是非お願いします。
一人の11Lのオーナーとして切望いたします。
書込番号:6782906
2点

overtureさんへ
ありがとう!
純粋に音楽を愛すえるが故に、より良いステレオシステムを考える貴方の気持ちは良く分ります。相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を述べる姿勢が大切ですね。
ところで、ラックスマンのL550A-2を購入された由、SPの3倍もする高価なアンプですが、純A級動作のメインアンプを持ち、柔軟で透明、音楽的な再生音に定評のあるアンプですから、QUAD11Lの能力を余すとこなく引き出し、素晴らしい音楽を響かせていることでしょう。
20年以上も某メーカーでアンプ設計を担当し、また熱烈な音楽ファンでもあるN氏が彼のブログのなかでSPとアンプとの関係について触れ、「どんな美人でも表情に乏しい人は魅力に欠けるが、如何に千変万化する豊かな表情を与えるかは、言ううならばアンプの役割だ」と言っていましたが、私も全く同感です。
また自室にタンノイ・スターリングとノーチラス805を併設して音楽を楽しんでいる「閑人」氏は、「オーディオシステムで2箇所怪しいところがあるが、その一つはSPである」と言っていますが、電気機器と違ってSPは設計どうりには行かないナマクラなところがあると言う意味です。
私の経験でも、どんなSPでもアンプ次第で音質が変わりますし、その変化は音楽表現の次元が違ってくるような変わり方です。(勿論、プアなSPは早く限界が来てしまいますけどね)
ですから、質的な序列から言えば、CDP>AMP>SPがベターといえるでしょう。
何故なら、CDPで欠落した信号は以降の機器で補足不能ですし、アンプの能力以上の表現をSPが演じることはこれまた不可能だからです。
そのような意味でも、貴方は実に賢明な買い物をされましたね。
これからも音楽のある人生を心豊かに楽しんでください。
書込番号:6788383
1点

シルバーライオンさんへ
色々と貴重なアドバイス有難うございます。
おかげさまでQUAD 11Lを最善の状態で鳴らすことができ、シルバーライオンさんをは
じめとし、全国のQUAD11Lファンの皆様のおかげと、感謝しております。
アンプについてですが、以前使っていたAMPは、DENONの、パワーアンプ部にオプティ
カルClass A回路という特殊な増幅回路を採用した中級機種であり、20年ほど使用し愛着
もありましたが、どうしても11Lが私のイメージした通り鳴ってくれませんでした。
そこで、思い切ってAMPの買い替えを決断し、以前このサイトでラックスマンのことが
話題となり、私自身、昔から憧れのメーカーでありましたので、新しく発売されたL-505U
とL-550A2を比較視聴し、同じような音の傾向ではありましたが、若干奥行き感、ドライ
ブ感が上かなと感じたL-550A2に決めました。
その前にDENON2000AE、SA11、マランツ15S1、13S1それと店員さんが推奨していた
名前は忘れましたが海外の同クラスのAMPも視聴しましたが、温かく、豊潤かつ、聞き
疲れしないというところで、ラックスマンが私の好みと合っているように感じました。
もちろん全て11Lとの組み合わせで視聴しておりますので、他のSPとの組み合わせでは、
また違った答えになったのかも知れませんし、個人的な好みや聞く音楽のジャンル等で答
えは色々あるのかとも思います。
AMPがウーハーのエッジを瞬時に動かしたり静止させる感覚は以前にとは比べ物になら
ないくらい体感できますし、純A級のクロスオーバー歪みゼロといった特性から極めてピ
ュアな中高音の伸びも体感でき、11Lが見違えるほど生き生きと芳醇な音色を奏でておりま
す。
11Lは低音が少し遅れて出る(バスレフ式の宿命か?)傾向が強いとのご意見もありました
が、これが奥行き感や、重厚感に寄与しているとも言えなくも無く、それを美音に持って
いくためには、SPの動きをしっかりと制動できるダンピングパワーを有するAMPの選
択が最低限必要であり、さらに増幅方式や電源整流回路の違いによる音への影響といった
ところも割と鋭敏に反応するSPなのかもしれません。
ちなみに以前のAMPも19歳になる2女に引き取られ、今までCDPにつながれていた端
子にはipodがつながれBOSEのSPを鳴らしており、第2の人生バリバリといったところ
です。
このようにオーディオ機器というのは他の多くの電化製品と異なり息の長いものですので、
とりわけより良い選択をしたいものだと思います。
長文になり大変恐縮です。
書込番号:6792566
1点

TO:ラフマニノクさん
このスレを立てられた真意はどこにあるのでしょうか?
まさか、☆錬金術師さん の書かれているようなことではありませんよね。
音質についての込み入った書き込みはしませんが、私は違った感想を持っています。
TO:AKIRAUEさん
趣味の小部屋 拝見しました。シックな配色が良いですね。
FS-700をお使いとは、思いませんでした。
このスタンドのルックスはまずまずですね。何より天板の幅が11Lにぴったりですから。
マニアの人には構造上の問題を指摘されるかもしれませんが。
書込番号:6792735
0点

overtureさんへ
<AMPがウーハーのエッジを瞬時に動かしたり静止させる感覚は以前にとは比べ物になら
ないくらい体感できますし、純A級のクロスオーバー歪みゼロといった特性から極めてピ
ュアな中高音の伸びも体感でき、11Lが見違えるほど生き生きと芳醇な音色を奏でておりま
す。>
貴方の耳のよさと音楽的感性の鋭さに驚きました。
まさに私の耳元で、L550A-2にドライブされたQUAD11Lの素晴らしい音が響いてくるような気がします。私にとっても、ラックスマンのL550A-2は次のターゲットにしているアンプですし、貴方の試聴記は大変参考になりました。
ありがとう。
書込番号:6793116
0点

思ったとおり応答なしですね。このスレ主の書き込みは「悪意」があります。
特定の個人というよりも、この板を利用している人たち、あるいは11Lユーザー皆への悪意です。
11LがCM1より劣ることを印象付けようという悪意です。
ラフマニノク氏の書き込みは以下のようになっています。
2006-05 A1-VLの板
http://bbs.kakaku.com/bbs/20486010035/SortID=5428313/?Reload=%8C%9F%8D%F5&SearchWord=%83%89%83t%83%7D%83j%83m%83N&LQ=%83%89%83t%83%7D%83j%83m%83N
デジタルアンプを探しているようだ。
2007-05 CM1の板
http://bbs.kakaku.com/bbs/20442210886/SortID=6325588/?Reload=%8C%9F%8D%F5&SearchWord=%83%89%83t%83%7D%83j%83m%83N&LQ=%83%89%83t%83%7D%83j%83m%83N
使用機器がタンノイ・サンドリンガム から ヤマハ・NS-1000M、
ラックスマン・L505s から パナソニック・SA-XR55(AVアンプ)
に変わっている。
2007-06 ONKYO CBX-Z1の板
http://bbs.kakaku.com/bbs/20651110068/SortID=6207078/?Reload=%8C%9F%8D%F5&SearchWord=%83%89%83t%83%7D%83j%83m%83N&LQ=%83%89%83t%83%7D%83j%83m%83N
B&Wは良くないといっている。
CM1も11Lも持たずに適当なことを書き込んだものだと思います。
中で「私は演出家・脚本家ですよ。」といっていますが、「力不足」とすべきを「役者不足」などと書いているようでは・・・
AMP YAMAHA A-2000
SACDP SONY SCD-XA1200ES
は初めて登場しましたが、これも嘘でしょう。
ということで、このスレは無視してください。
書込番号:6812100
2点



オーディオ・システムの最後の仕上げはSPのセッティング。私は調整に6ヶ月もの時間を要しましたが、その経緯の一端を述べて皆さんのご参考に供したいと思います。前提条件となるシステムの概要と部屋の状況は次の通りです。
○ CDプレイヤー:アキュフェーズDP65
○ プリメイン :山水電気 AU−α907KX(メインアンプ部分のみ使用)
○ PHONO AMP: ラックスマン E−03
○ LPプレイヤー:ラックスマン PD−121+SAEC WE−407+電音103R○ ケーブル: アクロテック 1010ほか
○ SPスタンド: B&W製金属製(脚は2本で比較的ガッチリした作り)高さ60cm
○ リスニングルームは6畳+2畳の続きの洋間(オーディオ専用)。SPは短辺側に設置し、 SPの前面に高音の不要輻射を抑えるため2畳敷き程度の薄いじゅうたんを敷き、その上に 安楽椅子を設置。続きの2畳が吸音室として働き、顕著な定在波は感知されない。
1.中低域の音量バランスは主としてSPと後壁との距離で調節する。
私の場合、最終セッティングは後壁から約30cmとなりましたが、この調整にはケーブル の交換も含めて長い時間を要しました。
最初は後壁から60cmでスタートしたのですが、この位置では低域が薄く高域の固さが目 立ちました。それから40cmに一気に下げ、それからは1cm単位、最後はmm単位の調 整となったわけです。
25cmまでは許容範囲ですが、それから更に後壁に近ずけるとSP背面のバスレフ・ポー トからの反射音が次第に目立つようになり、低域の汚れが気になります。
そもそも100Hzの1波長は3.7mもあり、6畳間はギリギリ収まる広さしかありません し、50Hzは半波長しかはいりません。6畳間のオーディオでは低音域の再生はある程度 のところで妥協せざるを得ないのです。じゃないと、定在波のうねりの中で混濁した音響に 悩まされるのが落ちです。
2.左右のSPの間隔は170cm、側壁との距離は約40cm、聴取位置は両SPを結ぶ線か ら約250cm。このセッティングは主として楽器の定位、音場の拡がり・透明度に関係し ます。
著名なレコード・プロデューサーである井坂氏は彼の著書の中で「クラシックの録音は音場 が一番大切で、それが生命だ」と述べるとともに、「美しい録音と言われるものは、たとえ マルチマイクであっても、マイク・セッティングの工夫によって位相の整理が見事に行われ ているもの」と指摘していますが、これは再生の側から言ってもそのまま当てはまることだ と思います。
このSPの際立って美しい音はQUAD社伝統の位相重視のSP作りのなせる業だと思いま すし、点音源に近いブロードな指向性によって音はきれいな球面波となって部屋一杯に拡が り、側壁からの豊かな反射音を誘発して芳醇な音響の世界を創出していると思うのです。
これは逆に言いますと、部屋の音響特性に非常に左右されるSPとも言えるわけで、私が調 整に手間取った所以でもあります。
左右SPの間隔ーそれは側壁からの距離でもありますがー再生音の透明度、楽器の定位に微 妙に絡みます。この調整には細かな神経を要しますが、私はピアノのペダル音を使って調整 しました。具体的にはギレリスが弾いたベートーヴェンの月光ソナタの第一楽章出だしのと ころです。ギレリスのタッチは実に見事で、深沈とした音色で静かに弾き始められるのです が、耳を凝らして聴きますとSPの間隔によって音の透明度が違って聞こえます。
それほどにこのSPは微弱な楽器のピアニッシモやホールトーンを見事に捕らえ描き分けて いると言えると思いますが、皆さんも同じソースを使って追体験してみて下さい。
定位も微妙に違います。私は試聴ソースにフィッシャー・ディースカウが72年に録音したシ ューベルトの歌曲「影法師」を使いましたが、中央から聞こえるべき彼の声が、SPの間 隔・位置によって微妙に左右にずれるのです。これは比較的簡単に判りますから、聴き馴染 んだCDで試してください。
まだまだ書きたいことはありますが、余りにも長くなりますので、ここらで終わりに致しま す。皆さんも創意工夫を凝らしてQUAD11Lの能力を目一杯引き出し、音楽を楽しんで 下さい。
0点

こんばんは。
シルバーライオン1930さん
書き込みを拝見しました。長い時間をかけて調整されたようで、
ご苦労さまです。
文面からも、気持ちが込められているなぁと感じました。
>中央から聞こえるべき彼の声が、SPの
>間隔・位置によって微妙に左右にずれるのです
これは、私の所でも確認できています。何故なのかは不明なの
ですが想像するに、特性の100%揃ったスピーカを製造し得ない
からだと思っています。特性が揃わないので、理想とされる
位置関係をミリ単位で動かして揃える必要があると考えて
います。
書込番号:6698396
0点

Richenbackerさんへ
小生の拙文を丁寧に読んで戴いたようですね。何がしかの参考になれば嬉しい限りです。
ところで貴方のニックネーム、ドイツ風ですが、かの地に何か御縁がありますか?私も何回かドイツ・オーストリアを訪ねたことがあり、また私の娘もウィーンやシュトゥットガルトなどで演奏会を開いたことがありますので、なんだか懐かしい気がします。
さて、貴方のご意見はアプリオリに当然と思い込んでいることでも、検討の対象にすべきだという意味で、私には大変参考になりました。
私たちは、特段の操作を加えない限り、ステレオ装置の左右チャンネルの出力・音質は揃っていると思い込み勝ちですが、実は左に非ず、大なり小なり誤差が存在しているのが実態です。
例えば、プリメインでは、トランジスターや各種の抵抗、コンデンサーなど、数多くの部品を使用していますが、このすべてのパーツの特性を均等に揃えることなど不可能でしょう。
それにあのヴォリューム!
カーボン皮膜にせよ、金属皮膜型にせよ、稼動片を動かして抵抗値を変えるというあの構造では、両チャンネルの抵抗値をピタリと揃えることは不可能と言われていますし、更に困ったことに、ヴォリュームの回転角度によって抵抗値の誤差が変化すると言われています。つまり、ある角度で左右バランスを取ったとしても、ヴォリューム角度を変えると、またバランスが崩れるというわけです。
おまけに、この抵抗は信号経路に直列で入りますから、浮遊容量などと結合してロー・パス回路を形成し、急激なハイ落ちを招くこともあると言われています。
理論値と実際の動作が近いアンプですらこのような状態ですから、電気信号をコーン紙の振動に変換して音を出すという機械部分を持つSPで、左右の特性を揃えるのは至難の業でしょう。その意味では、貴方のご意見は正解です。
ただ、次の点には留意して下さい。
ステレオ装置の調整をする場合は、原因の究明がしやすいように、装置側の問題とSPのセッティングや部屋の音響特性の問題は、最初から「切り分け」ておいた方が良いと思います。
例えば、高低の音域バランスをとる際は、アンプのトーン・コントロールはすべてオフにしてからSPのセッティングを行うのが原則でしょう。
左右のSPからの音量バランスが崩れている場合は、SPから出る音量が既に部屋の音響特性を反映しているためなかなか難しい問題になりますが、SPを含む装置側で既に左右の音量バランスがとれていないと考えられる場合は、まず装置側の問題を解決してからSPのセッティングに取り掛かるべきでしょう。
左右の音量差をSPのセッティングによって調整することは不可能ではないと思いますが、これは左右の側壁からの反射音の量を変えるということですから、その程度にもよりますが、ほかに悪影響が出ないか慎重に検証する必要がありましょう。
私が拙文で述べた、フィッシャー・ディースカウの音像が左右に微妙にずれるという表現は、まさに微妙な感覚的な問題でして、左右の音量バランスを大きく変えるようなレベルの話ではないことを念のため申し添えておきます。
書込番号:6699866
0点

シルバーライオン1930さん
大変申し訳ありませんでした。
返信を書いたつもりで、放ってしまっていました。
>ドイツ風ですが
Rickenbackerという名称は、私が10数年前に購入した
エレキギターの名前なんです。ジョージハリソンが
ビートルズの前期〜中期にかけて使用していた12弦の
ギターの6弦のモデルを使っています(360v64モデル)。
当時の職人が再生産を始めた(決して復刻版ではない)という
レアなものだったため、高かったのですが、手に入れました。
木材は1960年位のメープルで、一部バーズアイのようです。
ちょいと歪ませるとビートルズナンバーの音と大体同じで
演奏できます。これがやりたかったんです^^
もしかして創始者はドイツ系の家系なのかもしれませんね
ボリュームについては私も同じように考えていまして、
自宅の装置は、ボリュームは取り去り、固定抵抗でボリュームを
固定しています(逆に、プリ側で電子回路にて調整しています)。
このようにやっても、やはり左右で音量に差が出てきますので
(アナログ盤なら理解できますが、最近のライブCDではあり得ない
だろう)
個体差による、「当然」の結果だと考えています。
忌憚無く言いますと、その方が気持ちが楽な気がしますし、これ以上
やる必要が私には無かっただけでした。
書込番号:7032994
0点

Richenbackerさんへ
ニックネームにしてはまともなスペルと思っていましたが、やっと謎が解けましたね。
それにしても素晴らしい名器をお持ちなんですね。愛器を操って好きな音楽を演奏できるなんて、最高です。
私はクラシックしか聴きませんが、ヴァイオリンをやっている娘(といっても50歳近いおばさんですが)が大のビートルズ・フアンで、結婚前は私の装置で盛んに聴きまくっていましたから、私も門前の小僧よろしくビートルズのヒットナンバーは覚えてしまいました。
貴方の耳の良さも、器楽演奏者として日ごろからナマの音楽に親しんでいるから当然のことですし、これまたもう一つの謎が解けました。
これからも音楽のある豊かな生活を楽しんでください。
書込番号:7037769
0点



私は以前このSPを評して映画「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーンになぞらえました。優雅・繊細な音色ながら凛とした気品を湛え、新鮮で生き生きとした音楽を奏でるUAD11L
は正に「ローマの休日」のオードリー。「シャレード」や「おしゃれ泥棒」のオードリーとは一味違います。ともかくその清潔で健康なお色気に心奪われない男性はいないでしょう。
この洒落た味わいのSPを生かすには、矢張りクラッシク音楽が似合いますよね。
クラシック音楽の再生とポピュラー音楽の再生の最大の違いは、音色とダイナミックレンジの違いです。多種多様な楽器を用いるクラシックでは、各楽器の音色を明確に描き分ける能力が重要ですし、さらにピアニッシモからフォルティッシモまで広大なダイナミックレンジを歪なく再生する能力が必須です。
よく誤解されていますが、通常聴取レベルが高いポピュラー音楽の方がクラシックよりダイナミック・レンジが広いと思っている人もいるようですが、ポピュラー音楽のダイナミックレンジはクラシックで言えばメゾフォルテとフォルテの範囲に終始しており、そのダイナミック・レンジはせいぜい40〜50デシベルと言われています。
これに反して、弱音を多用するクラシック音楽のダイナミック・レンジは90デシベル以上にも達すると言われます。
最弱音から最強音まで瞬時に追随し、SPからダンピングの利いた音を放出するためには、
アンプの動特性、なかんずく大電流を即時に流せる強力な電源が必要で、これにはコストがかかります。「生気のある音」とか「沈んで表情に乏しい音」とか言うのは、正にここに由来していることが多いのです。
またもや、固い話になりそうですからアンプの話はこれくらいで切り上げて、肝心のチューニングの話に移ることに致しましょう。
1.私はSPの試聴によく声楽を使います。声こそは私たちが生まれてこの方ずっと聞き親しんでいるものですし、声色を聞いただけでその時の喜怒哀楽の感情を瞬時に理解することが出来ますし、その声が本物か歪んだ声か理屈ぬきで体得することが出来るからです。
そこで私が第一に推薦する曲は、シューベルトの歌曲集「白鳥の歌」に収められた「影法師」
、フィシャー・ディースカウがムーアのピアノ伴奏で1972年に録音したドイツ・グラモフォン盤です。(ブレンデル盤はお勧めしません)
曲は地下の墓場から響いてくるような単調なピアノの和音で始まり、次いでフイッシャー・ディースカウ最弱音でうめくようにつぶやきます。やがて曲は次第に高潮し、フィッシャー・ディースカウが渾身の力を込めて正に血を吐かんばかりの熱唱を見せるのですが、歌手として絶頂期にあった彼が、驚くべき歌唱力の限りを尽くして、迫り来る死を予感して慄くシューベルトの心情を余すところなく表現してくれます。
これを聞いて戦慄を覚えない人は余程の不感症。いや幸福な感情しか知らない選ばれた人というべきでしょうか。
つい音楽の中身の話になってしまいましたが、オーディオ的にチェックする点はSPの間に前後して重なるように現出するF=ディースカウとピアノの音色の正統性と定位、最弱音から最強音に至るスムーズな再現ー最強音でのいっぱいに張った彼の声が余裕を持って再現されなければなりません。
また、F=ディスカウはバスバリトン、その低音は深く厚くドッシリと響かねばなりません。
もしそれが薄く聞こえるようなら、アンプその他のチェックも必要でしょうが、その前にSPのセッティングを見直してください。
私は背後の壁から30cm、横壁から40cm,床面から60cm(金属製スタンド使用)、SPの間隔170cm,聴取位置はSPを結ぶ線から約250cm,6畳+2畳の変形8畳の洋間で、リクライニング式の安楽椅子を使用していますが、低音は主として背面の壁からの距離で変わりますし、音の清澄度はSPの間隔でかなり影響があります。
6畳の洋間に続く2畳をオープンにして変形使用しているのが、定在波の影響をかなり抑えているように思います。
ピアノや室内楽、管弦楽曲、等々、各ジャンル別に私の試聴方法と調整方法を書きたかったのですが、すでに紙幅が尽きました。
後は、皆さんの試聴方法やチューニングの具体策を聞かせて下さい。
QUAD11Lの新型も出たようですが、まだまだQUAD11Lは現役。大事に育てて行きましょう。
0点

この口コミ欄をみていますと、録音の優れたレコードを紹介して欲しいという書き込みを時々目にしますので、前の書き込みの補足として演奏・録音ともに優れたCDを5枚に絞ってご紹介しておきましょう。
まずは楽器の王者ピアノから。
音域・音量ともにオーケストラにほぼ匹敵し、且つ急峻な立ち上がりと減衰を伴うピアノの録音と再生は、最も難しいもののひとつに数えられていますが、それだけにオーディオ装置の良否を判断するキメテにもなります。理屈を並べると、すぐ紙幅がなくなるので急いで本題に入りますが、曲・演奏・録音ともに揃ったベスト盤として、内田光子が弾くベートーヴェンの最後のソナタ集をあげることにしましょう。
内田さんはかつて細部に拘る傾向があり、ベートーヴェンのような骨太の音楽には不向きかなと自分勝手に思い込んでいたのですが、このCDには心底驚きました。かのバックハウスの記念碑的名演奏にも迫るもので、録音はまた現在の最高水準を行くものといえましょう。それに、QUAD11Lのピアノの音は震い付きたくなるような美しさ。小口径SPならではの表現力でしょう。試聴用としては余りにも名曲なるが故に、途中で音のことを忘れることです。
次は、雅趣に富む古楽器演奏から、ヤープ・シュレーダーのヴァイオリン、ホグウッド指揮エンシェント室内管によるJ.S.バッハのヴァイオリン協奏曲第1番。
この曲の演奏ではスタンテイジ/ピノック盤が有名ですけれども、第1番に関する限りシュレーダー盤が断然好きです。気品に溢れた表現と高雅な音色の冴えは実に素晴らしく、QUAD11Lとの相性も最高です。
次は交響曲と行きたいんですが名録音として直ぐ頭に浮かぶものがありません。名演奏は幾らでも挙げられますけどね。仕方がないので、交響曲に匹敵する大管弦楽を用いたリヒアルト・シュトラウスの「ドン・キホーテ」、レヴァインがメトロポリタン管を指揮していれた名盤を挙げることにしました。チェロ独奏を含む管弦楽曲ですが、その演奏の素晴らしさもさることながら、生々しい音に度肝を抜かれます。
このような大管弦楽曲ではQUAD11Lの小口径なるが故の弱点も感じますが、生命力に溢れた表
現は大型SPに勝るもの。音量を控えめにして楽しむのがコツです。
次は古いLPの復刻盤からアンセルメ・スイス・ロマンド管の「三角帽子」(ファリャ作曲)
これを聞きますと、アナログ全盛期の録音が如何に優れていたか、いやでも実感します。
録音はいわばノウハウのかたまり。その成果をマザマザと実感します。左右のSPから響き渡る太鼓の音を聞いた途端、そして舞台の置くから響いてくるテレサ・ベルガンサの歌声を聞けば、私の言葉を信じて貰えると思います。
最後に、ジャズフアンの方も多いようですから、20世紀の大作曲家ショスタコーヴィッチの「ダンス・アルバム」、リッカルド・シャイーがフィラデルフィア管を振って入れたものです。クラシック・フアンの方でも息抜きに聞くのには最高です。
天下に名だたるフィラデルフィア管の輝くような美音と素晴らしいテクニックをタップリと楽しんで下さい。
書込番号:6660701
0点


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