
このページのスレッド一覧(全436スレッド)

内容・タイトル | ナイスクチコミ数 | 返信数 | 最終投稿日時 |
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82 | 151 | 2008年11月15日 21:51 |
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2 | 3 | 2008年9月2日 13:22 |
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2 | 5 | 2008年7月20日 19:20 |
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8 | 5 | 2009年9月10日 22:14 |
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23 | 161 | 2008年8月31日 19:39 |
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8 | 2 | 2008年5月25日 09:38 |

- 「質問の絞込み」の未返信、未解決は最新1年、解決済みは全期間のクチコミを表示しています


シリーズ第三弾です。初回のスレッド( http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=7748266/ )では懐かしのオーディオ製品をブランド別に振り返る「回顧編」、二回目のスレッド( http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=7920820/ )では「これからのオーディオはどうあるべきか」などという分不相応で大仰な題目を掲げた「展望編」と展開してきましたが、惰性で続くこのパート3では「雑談編」として、質問者に答える形の他のトピックでは書ききれないオーディオに関する好き勝手な四方山話をマッタリと流す感じで進めたいと思います(^^)。
昔話や自慢話、メーカーやディーラーに関しての評価や不満点、個人的には失敗談なんかも書き散らかそうと思っています。
それでは、よろしくお願いします −> ALL。
1点

まず最初のネタは、オーディオ機器の製造元が中国にシフトしていることについて。もちろん自国生産を堅持しているメーカーもありますが、製造拠点を中国に置いているオーディオメーカーは珍しくはありません。ちなみに、私の使っているKEFのiQシリーズは中国製。以前所有していた国内メーカーのアンプやCDプレーヤーもMade in Chinaでした。
まあ、私自身に限っては、どこで作られようと全く気にしません。音が気に入ればそれでヨシです。そもそも、どの国の工場で作られたかについて必要以上に神経質になるのはおかしなことです。たとえばAという製品は明らかにBという製品より音が良いが、Aは中国製であるのに対しBは日本製なので、あえてBを選ぶ・・・・なんてことは馬鹿げています。
我々の生活にとってMade in Chinaは不可欠になっています。衣料品でもユニクロみたいな廉売品だけではなく、けっこう有名なブランドの製品も中国で作られています。だいたい経済原則的に言えば、コストの安いところに製造拠点が集中するのは当然の話です。
しかし、ピュア・オーディオ製品というのはブランド物の衣料品よりもある意味趣味性が高いわけです。そういう商品を単に「コストが低いから」という理由で中国の工場で作らせて良いのかというのも、率直な疑問ではあります。また、その背景には消費者の間に中国製が日本製あるいは欧州製と比べてグレードが落ちるという「定説」が存在していることは確かです。
TRIODEという、真空管アンプで知られる日本のメーカーがありますが、商品は中国製であることを公言しています。同社の製品に使われているパーツ類を見れば一目瞭然で、日本で生産するとこの価格では絶対作れません。同社は「贅沢な素材を使った製品を、安価で提供するために中国で作らせている」というポリシーを持っているようで、こういった売り方は間違ってはいません。その姿勢に納得するリスナーは、購入候補に挙げれば良いだけの話です。
対して、別のスレッドで槍玉に挙がっていたVICTORのスピーカーの話は実に感心しません。同社の高級スピーカーは、いかにも「日本のエンジニアが丹精込めた逸品」みたいな謳い文句を掲げているらしいですが、実際は中国製です。この売り方が事実だとすると、詐欺に近いですね。もっとも以前からVICTORのスピーカーは中国で作られていることは、オーディオフェアの席上で同社の幹部が堂々と述べていました。ならばエンドユーザーにも幅広く周知すべきでしょう。
本当のところ、オーディオ製品が中国で大挙して製造されること自体、経済の在り方の観点からあまり愉快なことではないと思います。確かにTRIODEのように中国製であることを最初から明示して商売している分にはマーケティング面では問題ないでしょう。ただし、精密機器の作り手が国内にいないということは、中長期的には好ましくはありません。今は人民元のレートが(不当に)低いので工場を中国に置くことの合理性が前面に出ていますが、為替レートなんて“水物”です。いつ中国から撤退せざるを得ない事態に追い込まれるか分からない。その時になってメーカーが泣きを見ても遅いのです。
そして、ただでさえ産業の空洞化が懸念されている昨今、ピュア・オーディオ機器のように趣味性の高い商品ぐらい自国で作るべきだと思います。さもないと技術の継承は出来ません。技術というのは設計段階だけにあるのではありません。消費者に出して恥ずかしくないだけの「仕上げ」も立派な技術です。正直言って中国での製造は人件コスト面で浮いた分有利な部材調達は出来るにせよ、仕上げは日本製の敵ではありません。いくらアルミ無垢のヴォリュームを使っていようと、いくら天然木突き板仕上げだろうと、微妙なタッチやフィーリング感はしょせん「中国製」なのです。
もちろんローエンド機まで含めてすべて自国生産にしろとは言いません。でも、中級品以上の製品は中国に丸投げせずに、自国で責任を持って製造して欲しいと思います。
書込番号:8281757
1点

元・副会長さん
良いタイミングの新スレです。スクロールが面倒になってきていましたから。
え〜、現在私はJBLのスピーカーを4種類持っております。まずS3100ですがこれはアメリカ製
です。センタースピーカーのHC1000もアメリカ製です。サラウンドバックにS3500を使ってい
ますがこれは日本製と銘版にあります。ピュアオーディオ用として使っているS4000ですが、
これは中国製です。そうそう、JBLのスーパートゥイターも使っていますが、これも中国製で
す。ちなみにS4000もスーパートゥイーターもとても綺麗に仕上がっています。
最近、ビクターのスピーカーSX-M3を買いましたが、見事に中国製です。
私も生産国がどこであろうと気にしませんが、企画と管理がアメリカ/日本であるならば、と
いう条件を付けます。私の勤め先も中国に進出しておりますが、彼らは言われた事ならば忠実
に作るそうです。ただ、「ちょっと考えて作って」となると少し能力が落ちるそうです。
・・ちなみに今年はAVアンプを買い替えましたが(ヤマハ)、前機のDSP-Z9は日本製でした。そ
して今度のDSP-Z11は「マレーシア製」です。ソニーのAVアンプのフラッグシップ機もマレー
シア製です。
・・・先日NHKの番組でやっていましたが、中国も最近は人件費も高くなり中国だから安く出
来る、というのも終焉らしいですね。上に挙げたマレーシア、ベトナム辺りが次の進出先にな
ってきている様です。・・・「物作り日本」はどこに行ってしまったのでしょうか・。
この、極近い将来が心配です。
書込番号:8283666
0点

【はじめに】
私達は市場に出回っている全てのオーディオ機器について購入して自宅で使い回すことはできません。しかし、実際には自宅で長期間使ってみなければ良し悪しは絶対に判りません。ここがオーディオの一番の問題点です。機器購入はほとんどバクチに近い行為であり、通算すれば負けっぱなし、私の場合、相当に負けが混んでいます。
装置やアクセサリーをあれこれ変えて音の変化自体を楽しむような、そういったオーディオの楽しみあろうかと思いますが、本投稿はそちら側の嗜好には触れません。「音楽を聴く手段としてのオーディオ」であり、「音の理想像をしっかり固定出来ている人」を対象とした意見です。
【引き返せないオーディオ】
ソニーのデジタルアンプTA−DR1aを購入して3年、スピーカケーブルの選定に手間取り、そのポテンシャルの半分も出せなかった事実があります。一般論として100万円のアンプには太くて高価なケーブルでしょうが、あれこれ変更したあげく、0.6oの銅単線(通称チャイムケーブル、70円/m)が最良の結果でした。3年間で20万円余りを
SPケーブルとその備品にムダ使いしました。授業料としては妥当かもしれませんが、時間の無駄は悔やんでも悔やみきれません。更に追求すればベストマッチケーブルはあるかもしれませんが、これ以上迷路を彷徨うような愚行はしたくないと切に思います。3年間にもわたる愚行の一因として私自信の無学・無知がある、それは否定できません。出音に
対し経験と学問があれば適切な対処が瞬時に出来たはずですが、メートル当たり数万円のケーブルを70円のものへ、バイワイヤーをシングルワイヤーへ、アコリバのYラグを10円の汎用品へ、いくら学問的に成立する(正しい)と言われても、ふん切りがつかないし、なによりも心情として納得できない。多くの方々は同じようなご経験があるかと思い
ます。バカな話しですが、太い立派なケーブルでチャイムケーブルと同じ音が出したい。情けないことですが、そう思ったのも事実です。
しかし話はこれで終わりません。ケーブル程度の話しなら人生を否定されたようなショックはありませんが、sonic impact 5066デジタルアンプ(実売価格8000円)の音を聴くに至り、ことオーディオに関し何も、誰も信用出来なくなりました。私はジャズを主に聴きますがJBL S4800を朗々と歌わせたのはTA-DR1aではなく sonic impact 5066だったのです。
【習慣性愚行、オーディオ】
しかし懲りない私はここでも愚行を重ねました。sonic impact に付属していたのはスイッチング式ACアタプターだったので、考えうる最高のパーツを用いてディスクリートで安定化電源を製作し投入しました。結果、逆にsonic impactは精彩を失い、S4800は歌わなくなりました。この現象、冷静に考えれば当たり前のこと、しかし目の前に現象として突きつけられなければ納得できなかった私。 間違っている、いけないことだ、との認識があっても行動が抑制できない、この心理状態・この行動パターンは麻薬中毒のジャンキーや、連続暴行殺人犯と基本的精神構造において変わらない、つまり彼らと共通するDNAそのものじゃないかと…、ショックでした。
【結論】
この試聴を節目として私は目が覚めました。音楽を楽しむためには高級品が(バカな単語ですが)不可欠だと信じていましたが、それが間違いであることを。結論としては、機器は軽い、小さい、安い物を選ぶことで、脳は音質固執の呪縛から開放されて「音楽」を聴きに行くことを…。それがわかったのです。
【引き返したオーディオ】
sonic impact の教訓はTA-DR1aからTA-F501へ機器変更する推進力になりました。(sonic impact を使わなかったのはリモコンと入力系統の不備が理由)おもしろいものでTA-DR1aでは必要不可欠に思われたTAOCのラックは今ではどっちでもいいと思えるし、メーカのマスターべーションとしか思えないVRDSメカも売り払い、複数所有していたスピーカなども全て手放して身軽になりました。しかしS4800だけは代わりが見つからないのでそのままにしています。で、出音はというと、音像がやや大きく解像度が低下し定位も甘いですが、引き換えには溌剌とした元気の良さがあり、なにより眉間にしわを寄せて悩むこともなくなって顔がおおらかになってきたと思います。機器を売り払った金でソフトが300枚くらい余分に買えるのも結構な幸せです。
【最後に】
オーディオが文化として定着しない理由は明確です。まったく興味のない人をも振り返らせ、立ち止まらせる音、そういった元気の良い音が本当に良い音である。そういう正しい認識をもったユーザが過去にはたくさんいました。ところが現在では巧みな文体を使いこなし、現実にはありもしない架空の音を褒めちぎる評論家マジックにメーカもユーザも引っ張られてしまっています。曰く、定位だ、音像だ、解像度だ、空気感だ、気配だ、等々。そんなもの音楽の良し悪しのエッセンスとは全く無関係であり洗脳であることに気づいていない。これではオーディオ文化の定着はおろか、異質のもの、敷居の高い変人の趣味として、ますます奈落へ落ちるばかりです。
これを回避する手段としては、音の元気を司るのは1にも2にもスピーカの能率であること、そして人の心を和ませるのは強調しない自然な低域であること、この2点について「正しいこと」として認知することです。よって能率規制を実施し、95dbに満たないスピーカの販売禁止及び、コーン紙の直径規制をするべきと思います。(能率の理想は10
0db以上)これによってアンプは大幅な設計変更(出力の低減)が可能となるはずで、出力低減はあらゆる意味で高品質低価格の実現に貢献するはずです。高能率スピーカ+小出力アンプの音、向かうべき目標が明確になればあとは簡単でしょう。デジタルはアナログよりあらゆる点で圧倒的に優れているのですから。
書込番号:8291667
9点

130theaterさん、こんにちは。
どうして日本の大手企業が中国をはじめ海外に生産拠点を置きたがるのか。もちろん低い為替レートとコスト面の有利さもありますが、それ以外に税金対策という要因もあるようです。現行税制では企業の海外子会社があげた収益は親会社の国内の収入と合算した額面で法人税を取られるらしいです。だから海外の利益を国内に戻さないでおけば、その分まるまる海外の低い税率が適用されるわけで、40%という日本国内の高い法人税率から逃れられるのです。もちろんこのままでは資金は日本国内には入ってきませんから、大企業がいくら儲けても国内投資はおろか賃金にも反映されません。昨今の「大企業の幹部(および帳簿)だけは好景気。対して庶民はドツボ状態」の一因ともなっているのでしょう。
この「(目先の)儲けのためならば何をやってもいい」という風潮が罷り通るようになったのは、小泉政権時の竹中平蔵による経済政策のせいでしょう。不良債権こそが諸悪の根元と見なし、少しでも足腰の弱い企業は潰すべきだ・・・・というアホなスタンスが一人歩きした結果、企業は中長期的なことを考えて設備や人材に投資するより、短期的な帳簿上の儲けを少しでも大きくして「不良債権」扱いされることを避けるようになったのだと思います。だから内部留保は膨大だけど賃金はほとんど上げない。少しでもコストの安い中国等で生産。バランスシートが少しでも悪化すれば青木建設のように潰されてしまう・・・・との強迫観念に囚われているのかもしれません。
関係サイトによれば、日本企業の海外生産高は韓国のGDPよりも大きいとか。その分、本来なら日本のGDPに積み上げられるべき経済活動が消失しているということです。大企業が国内で生産してくれれば日本は不景気など「どこ吹く風」であったでしょう。いずれにしろ、自分たちが国内雇用を悪化させてまで海外で儲けた利益に対する「本来払うべき税金」まで捨象し、一般庶民に対する消費税の嵩上げを政府に要求しているような日本経団連の幹部メンバーには、思わず「非国民」とのレッテルを貼りたくなります。
>ソニーのAVアンプのフラッグシップ機も
>マレーシア製です。
そうですか。ヒドいですね。普及品ならともかく、ハイエンド機ぐらい自分の国で作れないのでしょうか。SONYの創立者達の高い理想はどこへ行ってしまったのか。そんなに海外生産に拘るつもりならば、カタログに堂々と「マレーシア製!」と大書し、「国内で生産した場合に比べてこれだけ高性能!」というデータぐらい載せてほしいものです。本当に「物作り日本」の今後が危ぶまれますな。
それでは、今後とも宜しくお願いします。
書込番号:8292406
1点

inouespさん、こんにちは。力のこもった書き込み、有り難うございます。
「音楽を楽しむためには高級品が不可欠だというのは、間違いである」という言葉は、私がよく行くディーラーの店長からもよく聞きます。高い物は確かに質が良いけど、そのパフォーマンスは本当に値段に見合ったものなのか、そもそもユーザーが使いこなせるのか、そういったことを抜きにして「高ければいい」といった売り方しかしないショップや専門雑誌は「逝ってよし」だと思います。特に「100万円以下のシステムでは音楽を楽しむに値しない」と言い放った某ベテラン評論家には殺意を覚えてしまいました(爆)。
そして、我々オーディオファンが陥りやすいパターンに「能書きを垂れる」という悪い癖があります。解像度・温度感・ツヤ・定位感etc.などの、素人さんの一般日常からは完全に乖離した用語をこねくり回してしまいがちです。その意味で、前のスレッドでも述べましたが、ヘタな能書きが一切通用しない女性ユーザー相手の商売に、オーディオメーカーは切り替えるべきです。
能率についでですが、ユニットの構造が昔とは違うようになってきたとはいえ、最近は低能率・低インピーダンスのスピーカーが多すぎると思います。「高能率スピーカ+小出力アンプ」という構成が一般化すれば、メーカーの馬鹿げた「スペックを誇示するマーケティング」もなくなるでしょう。私が使っているSOULNOTEのsa1.0は10W×2しかありませんが、規格面で合致するスピーカーを選べば音量面で何も問題はありません。こんなフットワークの軽い製品もたくさん出てきて欲しいです。
それでは、今後とも宜しくお願いします。
書込番号:8292416
0点

久々に「懐かしのオーディオ機器」について書いてみます。今回のネタはNIKKOです。日幸電機は1935年に創立され、主に船舶や航空機に使われる配電盤などを手掛けていたそうです。現在も電器部品、特にブレーカーに関しては業界の大手です。このメーカーは昔オーディオ製品を作っていたことがあります。
リリースしていたのはアンプ類で、当然本来業務を活かす形での展開だったのでしょう。セパレートアンプも含めてラインナップは揃っていたようです。
しかし、私は同社の製品を聴いたこともなければ、実物を見たこともありません。それでも気になるメーカーとして記憶に残ったのは、プリメインアンプのA-300とAM/FMチューナーのT-300の存在です。70年前半に発売された製品で、これも音は聴いたことはないのですが、オーディオ雑誌に載っていた広告と、メーカーから取り寄せたカタログはけっこうインパクトが大きかったです。
A-300は29,800円というエントリークラスながら、定格出力が26W×2もあり、寸法もフルサイズでした。驚くべきは入出力端子の多さ。確かそのカタログには「この価格帯の製品を買い求めるようなオーディオ初心者にとっては、見たら尻込みしてしまうようなリアパネル」といったような謳い文句が載っていたようですが(笑)、確かに入門クラスのオーディシステムの中核になるような機能を誇っていました。チューナーのT-300は定価2万円ほどでしたが、これもフルサイズで見かけは他社上級クラスとタメを張れるようなものだったようです。
A-300の専門誌での評価は、そのコストパフォーマンスの高さはもとより、国産品では珍しい「柔らかく品のある鳴り方」が印象的である・・・・というものだったみたいです。他のメーカーとは違う独自性を打ち出す意味ではこの「個性派路線」は当然ですが、現在そういう音色を持つ安いアンプが存在しないだけに、一度は聴いてみたかったと思います。そういえば、長岡鉄男もこの製品を絶賛していたらしいです。
日幸電機は1987年に音響機器の生産から撤退していますが、ピュア・オーディオの表舞台からはそれよりずっと前に退場していたみたいです。トランスのメーカーであったSANSUIが一世を風靡したように、ブレーカーの作り手であったNIKKOが今でもオーディオ機器を作り続けていれば、独自の地位を築いていたと思います。
書込番号:8296511
0点

皆さん、こんばんは。
元・副会長さん、新スレの新たな展開を楽しみにしています。
組み立てのみ海外といった製品は列挙いとまがないほど溢れていますね。
労働力賃金の面もありますが、関税との関係等もある様です。
産業誘致雇用確保の政策からでしょうが、半製品(組み立て途中など)加工は非課税とする国もあるそうですね。
FENDERのギターやベースなどエントリー価格帯の楽器などはメキシコで加工するケースが増えてきました。
オーディオに関して眺めてみると台湾と中国がスピーカー・ユニットの製造拠点となって久しいです。
JBLやSCAN-SPEAKをはじめメジャーどころはこぞってこの2つの国で製造しています。
問題はノウハウ流用製品とコピー(フェイク)製品がこの2つの国を出所に市場に溢れてしまったことでしょう。
SCAN-SPEAKはOEMメーカー(USHER-AUDIO)がほぼ同意匠のノウハウ流用品を自社製品として販売していますし、
DYNAUDIOはフェイク製品がカー・オーディオ市場に溢れスピーカー・ユニット販売事業を取りやめる要因にさえなりました。
台湾と中国は(欧米諸国からみた)違法コピーに対する意識理解が全く異なりますし、
著作物や権利物においても法律的立脚点からして別次元&別世界なので、
今後、オーディオ機器の面でも様々な問題が生じるかもしれませんね。
inouespさん、はじめまして。
いやはや耳が痛いというのか、我が身に堪えるお話ばかりで興味深く拝見致しました。
>95dbに満たないスピーカの販売禁止及び、コーン紙の直径規制をするべきと思います。
>(能率の理想は100db以上)これによってアンプは大幅な設計変更(出力の低減)が可能となるはずで、
>出力低減はあらゆる意味で高品質低価格の実現に貢献するはずです。
導通率が限りなくゼロに等しいスピーカーを発熱機のごときアンプで鳴らしております(滝汗)
環境問題やエネルギー問題を考える時、当方のオーディオ機器は単なる害にしかなっておりません。
小で大を兼ねるがごとき昨今のブックシェルフは、皆、この括りに含まれてしまいますね。
私の所有機器はまさに御法度の禁制品ばかり・・・
>まったく興味のない人をも振り返らせ、立ち止まらせる音、そういった元気の良い音が本当に良い音である。
>そういう正しい認識をもったユーザが過去にはたくさんいました。
久々に6インチ1発のフロント・ロードホーンを真空管アンプで鳴らし往年の英国バンドを聴く機会がありました。
とても清々しい想いがしましたしラジオに齧りついて聴いていた頃を思い出し何よりとても楽しかったですね。
同時にじめじめしたロンドンの空気や鉛色の空の印象が無くて「これは違う」という違和感も感じました。
自宅に戻り同じアルバムを古いKEFで鳴らし直して、「スコーン!」と音が抜けることが必ずしも良いとは言えないと思いました。
inouespさんの辿り着かれた考え方とはずいぶん異なるかもしれませんが、
アーティストがアルバム制作時に理想として考えた音色や環境に少しでも近づけて作品を堪能したい・・・
理想と現実のギャップが大き過ぎますが、これが私のオーディオに対する原初的な想いです。
タイプの異なるオーディオ環境をいくつか用意することで私自身の欲求を満たそうとしています。
書込番号:8301844
2点

みなさん初めまして。少しばかり参加させていただいてもいいでしょうか?
「音」に関して、懐かし―今後の話です。
先日中古オーディオ機器を扱っているお店でLuxman SQ38FDを聞く機会がありました。
なんだこれは、と。とんでもない衝撃を受けたのが正直な感想です。
なんて艶のある音なんだろう、どうしてこんなに脳みそに染み入ってくるのだろうとしばし聞きほれてしまいました。
しばらくしてから気がついたのですが、このような音、昔はもっと多い頻度で聞いていたように思います。親がオーディオ好きだったため、生意気にも幼少の頃から高級オーディオの音には親しんできた素性なのですが、そういえば小さい頃に聞いたオーディオの音はこんなだったな、と記憶が蘇ったのです(もちろんSQ38FDといえばふるーいアンプですよね)。
先日大阪のオーディオ店に行ったときのことですが、どうもあまり心にしっくりくる音を奏でる製品がなかったのが印象に残っています。一音一音の音粒がギスギスと抉り出され、不愉快さを覚えるような主張の強さを持った「生気のない」音。上手く喩えられなくて申し訳ないのですが、上記のような印象を受けてしまいました。
私が思うに(あくまで独断と偏見ですが)、このところのオーディオ製品の目指しているものは、音楽再生ではなく音をとにかく磨きだすということに偏移しているのではないかと思われます。歌心を感じられないのです。
例えばかつての大オペラ歌手というのは、良く聴いてみるとさほど歌唱技術に長けているわけではありません。大演奏家も然りです。ところが、現在活躍する歌手や演奏家よりよほど感銘を受けるものがあります。それはみんなが習得した同じような技術を前に出す音楽ではなく、その演奏家の人間味が滲み溢れていたからではないかと思うのです。
今後、歌心溢れる音楽を奏でる製品が出てくることを期待したいです。
書込番号:8304194
4点

お久しぶりです。新スレできてたんですね、最近仕事が忙しくて見ていませんでした。
最近は本当に中国をはじめアジアの国々の製品が増えましたね。その国々の発展を考えると良いことなのですが、日本の今後を考えると微妙な気がします。出来れば日本の企業も国内の生産拠点と海外の生産拠点の住み分けをきちんとしてほしいですね。
inouespさんはじめまして、かなり熱のこもった書き込みですね。今までの経験がそこまでさせるのかもしれませんが、少し断定的過ぎるのではないでしょうか?確かに元気の良い音(PA的?な音)を好まれる方もいらっしゃいますが、そうでない方も多いと思います。
少なくとも私は違います。ちなみに、私の使っているシステムは、AMP musical fidelityのA3.5CR CD 同A3.5CDP SP HARBETHのMonitor30を使っています。まだまだ理想の音(私にとっての)とまでは行きませんが、それなりには満足しています。
それと、S4800をSONYのTA DR1aで鳴らしきれないと言うことですが、ただあなたの好きな音色ではなかったと言うだけではないでしょうか?以前S4600をTA DR1aにて視聴した経験から言うと十分鳴らしきっていると思います。ただTA DR1aは確かに元気の良い音と言うより艶が乗ったアナログ的な音だったと記憶しています。
それと最近のスピーカーは能率の低いモデルが確かに多いいですが高能率のスピーカーも多数存在します。それぞれのユーザーがそれぞれの使用目的や聞き方、好みの音などで、選べると言うことのほうがだいじなのではないでしょうか?もし高能率のスピーカーしかこの世の中に存在しなければどうしても大きなウーファーを使わなければ豊かで引き締まった低音などのぞめません。そのようなスピーカーをきちんと設置できる環境の方はいいのですが、今の日本にそのような方がいったいなん人いるのでしょうか?
私は音楽を聴くのにそんなに難しく考える必要はないと思っています、人それぞれ好みも違うし、もちろん理想とする音も違うし、同じ人でも年とともに変化してゆくものと思っています。オーディオ機器はそれに近ずけるための手段であって正解も不正解もないのではないでしょうか?ただ出来るだけ一つの方向に集中するのではなく幅の広い選択肢のなかから個人の自由な意思で選べるように色々な製品があれば良いと思います。
書込番号:8308302
1点

同じ体験がなければ議論になりませんので、皆様と議論するつもりはありません。しかしさらに力をこめて投稿します。16センチシングルコーン1発で低音の量と質でS4800を超えるスピーカが世の中に存在する、(私のメインシステムです)ことを紹介させて頂きまして、最後の投稿とさせて頂きます。
かつてウエスターンが目指した音は孤高で気高いものでしたが、それを庶民文化まで風化させたことが、果たして良かったのか? 疑問です。ウエスターンが目指した音を別のアプローチで実現する。そう考えたガレージメーカの話です。
【学問のない世界 Part1、正相と逆相】
スピーカーシステム(以後SPと呼ぶ)のコーン紙は読んで字の如く紙又はそれに類するものあである、これが音楽をいかに汚しているか誰もわかっていないし、解決しようともしない。オーディオ業界が衰退の一途をたどり、デジタルプレーヤのヘッドホンを耳にぶち込んだ若者が音に不感症なのも、エジソン時代のままのSPを作り続けているオーディオ業界にその責任の一端がある。
たとえばマンションなど、音は隣室へ漏れる。分厚いコンクリートでも音は透過してしまうのに、コーンがどれほど音を透過するか、誰にでも容易に想像できるであろう。問題はコーン自体の音透過率にある。
SPユニットは大抵箱に取り付けられていて、コーン裏側は箱の中である。箱の役目は様々だが、コーン裏面から放たれたが逆相の音は、いくら吸音材があろうとも箱の中で共鳴し、跳ね返り、残響はコーン紙を透過して前へ飛び出してくる。つまり、この場合我々の聴く音は正相の音と逆相の残響音とが混ざった音である。しかし、SPとして理論的に正しい構造というのは、コーンから前面に投射される「正相」成分のみ抽出した音のはずである。「コーンは逆相音を透過させてはならない」、ということがユニットとしての最低条件と知るべきであるのに、今世のSPはこの重要な特性を無視して設計されている。たとえ銘機と呼ばれるSPがいかに美音に聴こえようと、「逆相と正相が混ざった音」である、という事実は誰も否定できないであろう。しかし現実にはそういうSPで特性は論議され決定される。誰がどう考えても学問のカケラもない構造であるのに、指摘も改善も一向にされる様子はなく、異常を異常と考えず、学問が学問として存在しない世界、これが現代オーディオSPである。今からでも遅くない。SPに要求される物理的要件は「まずコーン自体の防音性」と知るべきである。
【学問のない世界 Part2・コーンの分割振動】
トタンを手で叩くと「バンバン」と大きながする。これはトタン自体に剛性がない為の共振がそうさせる。トタンが剛体なら「コツ」と鳴るだけだ。大抵のコーンはトタンと同じで共振し、ゆがむ、これを分割振動と云う。あたり前であるが、ゆがんだコーンから正しい音波が投射されるわけがない。SPユニットは中心にボイスコイルがあり、外側へ向けてコーン面積(質量)が増す形状がゆえ、剛性だけを増してもトタン現象を回避することは出来ない。材料力学として「コーン断面中心部断面が厚く外側が薄い構造」でなければ音速で動くボイスコイルにコーン全体を追従させることは不可能である。スペースシャトル部品で材料力学を無視すれば即墜落なのに、オーディオの世界では平然とこれを無視するところに、現代オーディオの抱える癌がある。
【学問的に正しいSP】
以上2つのポイントに注目したコーンが実はある。
http://homepage3.nifty.com/kisystem/ki.html
@ メラミン樹脂のコーンにクロムめっきを施し、音透過率3%以下を達成した。(紙のコーン紙
の透過率は80%以上)更にエッジ部には漏れた音を反射、吸収するリングを装着した。
Aコーン断面を中心部2mm,外周部0.3mmとし、さらに放射状にフランジを追加、人が踏んだくらいでも全く変形しない剛性を確保した。これを音速で振動させたシミュレーションにおいても、コーンは全く変形しない。あらゆる周波数に正確にコーン全体が追従する為、SP1本でワイドレンジを達成。ウーハーもツイータも不要、空間・音場を濁らすネットワークも当然不要となった。当り前のことを当たり前に実行すれは、構造は極限までシンプルになることの証明となった。これこそが物理の原理原則に忠実な唯一のSPの誕生である。但し、コーン紙質量は相対比較で10倍以上となり、アンプの負担は増えた。
【正しい音・正しい再生装置・正しい人生】
学問として正しくないSPは壊れている、こう言っても間違いではないだろう。そして壊れたSPに正しいアンプをつないだら壊れた音が出る。あたりまえである。だから壊れたSPに壊れたアンプをつないで統計的手法でバランスを取り、その結果に一喜一憂するのが世のオーディオだ。その愚しい行為の面白さを否定するわけではないが、そこに学問がなければあまりにも幼稚でこっけいである。オーディオマニアに圧倒的に男が多いのは、その精神年齢の低さと、一方で3次元的空間想像力が優れていることが理由といわれる、今からでも遅くない、まず学問として正しい装置で奏でれば、正しい音であると胸を張って言い放つことができよう。。
書込番号:8310425
3点

皆さん、こんばんは。
inouespさん
>同じ体験がなければ議論になりませんので、皆様と議論するつもりはありません。
>しかしさらに力をこめて投稿します。16センチシングルコーン1発で低音の量と質でS4800を超えるスピーカが世の中に存在する、
>(私のメインシステムです)ことを紹介させて頂きまして、最後の投稿とさせて頂きます。
良い音に対する趣向はおそらく私を含め皆さん独自の考え方をお持ちと思いますし、またそれを否定するつもりもありません。
最後の投稿などと仰らず、色々とお話を聞かせて頂けませんでしょうか。
経験に基づく議論とまでは申しませんが、参考になったり刺激になる話題はあると思いますので。
話題が引っ張れればとの期待をこめて、例えば・・・
>たとえ銘機と呼ばれるSPがいかに美音に聴こえようと、
>「逆相と正相が混ざった音」である、という事実は誰も否定できないであろう
パッシブのコーン型振動盤のダイナミック型スピーカー・ユニットにおいてはご指摘の通りと思います。
ただし発音体の型式が異なると事情が変わってきます。
静電フィルムやコンデンサー型リボンを使用したアクティヴ型スピーカーでは前後にそれぞれ正相で発音するものがあります。
銘機でも何でもありませんが、Martin Logan ASCENTというスピーカーをメインに使っております。
当方の使用機はコーン・ウーファーとのハイブリットですが同社のラインナップには静電フィルムのみのスピーカーもあります。
http://www.us.martinlogan.com/speaker_intro/clx.html
APPGEやQUADのコンデンサー型スピーカーも同傾向と申し上げて支障がないと思いますが、
発音体して考えるとダイナミック型スピーカーよりも鳴り方がアコースティック楽器により近い独特の表現をします。
QUADは現行品が正規に輸入されておりますので、機会がありましたら、一度、試聴してみて下さい。
オーディオファン駆け出しさん、はじめまして。
>私が思うに(あくまで独断と偏見ですが)、このところのオーディオ製品の目指しているものは、
>音楽再生ではなく音をとにかく磨きだすということに偏移しているのではないかと思われます。
>歌心を感じられないのです。
国内メーカーさんには手厳しい指摘ですが、スペックやカタログ・データへの偏重傾向は拭えないですね。
ご指摘の通りだと思いますし、私もどこかで影響されてしまっている自覚症状があります。
inouespさんの先のお話にもありましたが、やれ情報量に解像度に定位・・・
「何より音楽を楽しむものでしょう!」という声が聞こえてきますね。
書込番号:8311648
1点

inouespさんこんばんは、是非一度あなたの言う正しい音と言うのも聞いてみたいですね。きっと素晴らしい音なのでしょう。
私は音楽を聞くことやそのための機器選びを学問にしたくはありません、オーディオ機器に対しての知識もそこまでありません、それなりに色々な方(音楽関係の仕事をしている方や機器の開発をしている方)とお話させていただいたり色々な機器を視聴したりしましたが、きっとinouespさんの経験や知識にはとうていかなわないでしょう。ただ音楽を楽しく聴きたいという思いは負けていないと思っています。
そこで今後のために質問なのですが
1 なぜ3年前にinouespさんはsonyのTA DR1aを購入したのでしょうか?(TA DR1aのどういうところがきにいって購入したのか)
2 sonic inpactとTA DR1aの違いはどんな違いなのか?(どこがどう優れていて、どこがどう劣っているのか)
3 TA DR1aの本来の半分のポテンシャルも出せなかったと仰ってますが、なぜそう思われるのか?(どこかで100%の音を聞いたのか、もしそうならそのときのアクセサリー類は?)
4 メートル当たり数万円のケーブルを70円のものへ、バイワイヤーをシングルワイヤーへ、アコリバのYラグを10円の汎用品へとありますが本当に正しい?(無学なため分からないのですがなにか科学的な根拠があるのでしょうか、出来るだけわかりやすく教えていただきたいです。)
5 なぜTAF501に変えたのか?(ほかにも安価なデジアンは多々ありますし第一sonic impactと言うアンプの音が本当に素晴らしいなら少しくらい煩わしくてもそれをつかうのでは?)
6 興味のない人も立ち止まらせる音は本当に元気の良い音だけでしょうか?(音像がやや大きく解像度が低下し定位も甘いですが、引き換えには溌剌とした元気の良さがあり・・・こういう音が正しくてほかの音は間違いなの?)
7 デジタルはアナログよりあらゆる点で圧倒的に優れているのですから。これも勉強ぶそくのようで知らないのですがどこがどう圧倒的にすぐれているのですか?私の今まで聞いてきたデジタルアンプは確かにCPに優れたものや駆動力に優れた物は多々ありましたがアナログアンプをあらゆる点で、圧倒するアンプにはめぐり合えていません。ちなみにどの様なアンプなのでしょうか?
8 メインシステムで使われているスピーカーの能率など詳しいスペック出来れば使用アンプなども教えていただけないでしょうか?
以上私がinouespさんの書き込みを見て率直に思った疑問をあげてみました。
掲示板と言うのはお互いの意見や情報の交換をする場所であり一方的に自分の意見や情報を発信する場ではないと思います。もしただ一方的にあなたの意見や情報だけを発信し他人の意見や質問など聞く気も答える気もないと言うのならホームページなりブログなり個人的に作ってそちらでしていただけないでしょうか?煩わしいとは思いますが、是非これらの質問に答えていただけたらと切に望みます。
書込番号:8311813
1点

雑談偏ということですので少々お邪魔させていただこうかと思います。
不適切であればご指摘いただければ早々に退散させていただきます(笑
>国内メーカーさんには手厳しい指摘ですが、スペックやカタログ・データへの偏重傾向は拭えないですね。
これは、日本のメーカー(技術者)というよりも、一般日本人に多く見られる性格?のようなもの
に起因する方が大きいのではないでしょうか?
ここの掲示板の質問でも良く見受けられますが、実際に音を聴く以前にスペックがこうなって
いるからとか、こんな回路だからとか、こういう構成だからといった内容が結構ありますね。
メーカーはそのようなユーザーの購入心を捉えるような(売れる)製品を作ることを重視
しているのではと思いますので、一概にメーカーの責任とは思えませんね。
スペックや部品、回路を売り文句にするのは良否は別にしてある意味、日本文化かと思います。
実際のところ、音だけを聴いてスペックや回路構成を当てられる人などいないですし、逆に
こういう仕様だから音が良いと云う人は結構多いと思います。
>やれ情報量に解像度に定位・・・「何より音楽を楽しむものでしょう!」という声が聞こえてきますね
個人的に思うことがあります。
時々見かけますが、Hi-Fi系(この言葉の意味を正しく理解している人がどれだけいるか
分かりませんが)の音が音楽性に乏しく、個性的な音色が音楽性が高いと言った意見です。
オーディオ機器独特の音色を持たせた音が真に音楽性が高いのでしょうか?
その場合、元の演奏の音とは少なからず違う音と言うことですよね。
ではHi-Fi系(原音(CDに記録された音)忠実再生)は本当に音楽性が低いのでしょうか?
個人的に思うのはどちらかと言えば、Hi-Fi系の方が生音には近い筈であると思いますが
違うでしょうか?
これが間違いでないとすると、生音により近い音が音楽性が低く、独特の音色を持たせた
方が音楽性が高いということは元の演奏の音楽性を否定することになり、矛盾すると思いますが。
Hi-Fi系の音を好む(私もそうですが)人が、音楽を聴く(楽しむ)際に一々細かいことを
気にしながら分析的に聴く事などありませんが、Hi-Fi系の音を好まない人は勝手に(否定的な
意味を込めて)そのように言います。
分析的に聴く事はありますが、それは器機を購入するときに、お気に入りの器機を選定する
ために比較試聴する場合だけかと思います。
最終的には聴いてどれが最も気持ち良いか、だけが選定基準です。
そして、自分にとって気持ち良い音はどんな音かという事ですが、その気持ち良い音を無理やり
文字で表現するとそうなるということだ、と云うことを強く伝えたいです。
情報量、解像度、音像定位などの言葉は、あくまでこのような場所でその器機の音を文字で
伝える場合に使うものであり、自分のシステムで音楽を聴く時にそのような文字は全く気に
していないと思います。
「何より音楽を楽しむものでしょう!」は、あくまで否定的な人がその意味を込めて言って
いるに過ぎず、好んで聴いている人にとっては「音楽を楽しんでいる」のです。
個人的な好みで趣向の異なる人を否定するような物言いは他人を不愉快にさせる事がある
と云うことをお忘れなく。
Hi-Hi系であろうが、そうでなかろうが個人の好みで聴いているのですから、どちらが音楽性
があるとかないとかの議論事態が不適当と思います。
書込番号:8311970
2点

ドンキーコングjr さん こんにちは
お問い合わせの件、回答申し上げます。
>inouespさんこんばんは、是非一度あなたの言う正しい音と言うのも聞いてみたいですね。きっと素晴らしい音なのでしょう。
●いえ、普通の音です。私たちが日常生活をして耳にする、引っかいたりこすったり、叩いたり、素材と素材が響く風合いが自然に出る音、またはライブや映画館などのPAの音などであり、過度に繊細でない音、きたない音や不快な音も含まれます。
>私は音楽を聞くことやそのための機器選びを学問にしたくはありません、ただ音楽を楽しく聴きたいという思いは負けていないと思っています。
●「音楽を楽しく聴きたいという思い」に勝ち負けはないと思います。少なくとも私はそのよう考えたことはありません。
>1 なぜ3年前にinouespさんはsonyのTA DR1aを購入したのでしょうか?(TA DR1aのどういうところがきにいって購入したのか)
●「スピーカを鳴らすDAC」という専門誌記事に触発されて興味本位で購入しました。
>2 sonic inpactとTA DR1aの違いはどんな違いなのか?(どこがどう優れていて、どこがどう劣っているのか)
●優れる、劣るというのは、両者の相対比較ですね?相対比較してもその行為自体に意味がありませんので、申し訳ありませんが、そういう比較はwebより情報を拾ってください、すみません。ある基準に対しての絶対比較という意味なら、オーディオの音がTA DR1a、自然界にある(ちょっときたない)音がsonic inpactです。
>3 TA DR1aの本来の半分のポテンシャルも出せなかったと仰ってますが、なぜそう思われるのか?
●もともと素性の良いアンプだったのに、その素性の良さがわからなかったからです。「半分」というのは「言葉のあや」です。
(どこかで100%の音を聞いたのか、もしそうならそのときのアクセサリー類は?)
●ご質問の意味がわかりませんので、回答できません。
>4 メートル当たり数万円のケーブルを70円のものへ、バイワイヤーをシングルワイヤーへ、アコリバのYラグを10円の汎用品へとありますが本当に正しい?(無学なため分からないのですがなにか科学的な根拠があるのでしょうか、出来るだけわかりやすく教えていただきたいです。)
●CDのピックアップから、SPの出口まで、導体の総長さはいったいどれくらいあるのでしょうか?SPのボイスコイルまで含めるときっと100メートル以上あるのではないか?と思います。(想像です)
その中でSPケーブルはたった数mです。これを変えて、その出音が良い、悪いと比較するその行為自体が科学的ではありません。どれも大差はない、そう考えるのが科学的であると思います。正しい選択としてははそのSPの音決め(開発)に使用されたケーブル類を使うことでしょうが。「SPの音決めにアコリバのYラグは使わないだろう」そう考えました。
>5 なぜTAF501に変えたのか?(ほかにも安価なデジアンは多々ありますし第一sonic impactと言うアンプの音が本当に素晴らしいなら少しくらい煩わしくてもそれをつかうのでは?)
●デジタル入力アンプ」であることが理由と、リモコンが欲しかったのが理由です。「なぜ」という単語を使用して追及していくと、いつかは誰でも回答できなくなりますので、これ1回でごかんべん願います。
>6 興味のない人も立ち止まらせる音は本当に元気の良い音だけでしょうか?(音像がやや大きく解像度が低下し定位も甘いですが、引き換えには溌剌とした元気の良さがあり・・・こういう音が正しくてほかの音は間違いなの?)
●元気のない、溌剌としていない行動や言動を見たり聞いたりしたとき、楽しくなるとは思えません。楽しくなるかどうかを基準とすれば私はそれが正しいと信じます。
>7 デジタルはアナログよりあらゆる点で圧倒的に優れているのですから。これも勉強ぶそくのようで知らないのですがどこがどう圧倒的にすぐれているのですか?私の今まで聞いてきたデジタルアンプは確かにCPに優れたものや駆動力に優れた物は多々ありましたがアナログアンプをあらゆる点で、圧倒するアンプにはめぐり合えていません。ちなみにどの様なアンプなのでしょうか?
●一般論を申し上げております。デジタルは「伝送と修復」について
アナログより圧倒的に優れていますので、安価で性能が良く、軽量なものが出来る。そういう意味の文章です。
>8 メインシステムで使われているスピーカーの能率など詳しいスペック出来れば使用アンプなども教えていただけないでしょうか?
●能率は極端に低く、恐らく85db以下。アンプは3段増幅−全段トランス結合EL34真空管。入力インピーダンスを無限大、内部抵抗をゼロに近づけることで、SPのインピーダンスに関係なく全域で帯域が確保できるように専用設計されたものです。
以上私がinouespさんの書き込みを見て率直に思った疑問をあげてみました。
掲示板と言うのはお互いの意見や情報の交換をする場所であり一方的に自分の意見や情報を発信する場ではないと思います。もしただ一方的にあなたの意見や情報だけを発信し他人の意見や質問など聞く気も答える気もないと言うのならホームページなりブログなり個人的に作ってそちらでしていただけないでしょうか?煩わしいとは思いますが、是非これらの質問に答えていただけたらと切に望みます。
●誤解を招く発言をして申し訳ありません。文章で思いを伝えることは大変難しく、時に誤解を生み、そういったときには大変疲れますので、これにてご勘弁願います。
●オーディオという魔物にどっぷりつかって35年、そのなかで悶々としていたことを発言できたことで気持ちが楽になりました。ありがとうございました。皆様におかれましてはより一層の「音楽の向上」をお祈り申し上げます。
書込番号:8312108
3点

redfoderaさん こんにちは。
失礼ですが、プロフィールを拝見させて頂きました。
世の中には似たような趣味のオヤジがたくさんいるようで。うれしく思います。
さてMartin Logan ASCENTについては、名前くらいしか知りませんでした。しかし、6年前にあるマニアのお宅へ訪問し、アポジーというコンデンサーSPを3時間くらい聴かせて頂いたことがあり、SPの存在を全く感じさせない(SPがない!)そのたたずまいに感動しことがあります。確かに生涯を共にする、そうしたいと思わせるものでした。
Martin Logan ASCENTについては、気になります。もうこれ以上機器にお金をかけまい、とつい最近決心したばかりなのに、気持ちがゆらいでいます(自嘲)
書込番号:8312160
1点

inouespさん迅速なご返答ありがとう御座います。ここは不特定多数の方々が集まる掲示板です、もうご勘弁をなどと言わずこれからもどんどん意見や情報の交換や時には熱い議論のやりとりをしましょう。言葉のあやによる誤解などもあるとは思いますがそんなこと気にしていても仕方がないことですし、お互いに100%理解しあえることなどないですから、少しでも理解しあえる為にもどんどん意見の交換をしていきましょう、そこから学べることも少しはあると思いますよ。これからもよろしくお願いします。
wakamatu181さんはじめまして >これは、日本のメーカー(技術者)というよりも、一般日本人に多く見られる性格?のようなものに起因する方が大きいのではないでしょうか
私もそう思います。日本人ほどカタログスペックにこだわる(私も含めて)国民性も珍しいですよね。ただもうそろそろ変わらないといけないのではないか?とは思います。日本という国も技術面や経済面では十分先進国になってきました、そろそろカタログスペックだけにこだわらずそのものの本質をもっと重視し日本人としてのアイデンティティーのようなものを作らなくてはならない時期に来ていると思います。ただ技術力やスペック、コストだけにこだわっていけば、必ず近い将来ほかの国に今の日本の地位を奪われてしまうのではないでしょうか?そのためにも我々も含め日本人がもっと意識改革する必要があるように思います。
書込番号:8313130
2点

wakamatsu181さん
>「何より音楽を楽しむものでしょう!」は、あくまで否定的な人がその意味を込めて言っているに過ぎず、
>好んで聴いている人にとっては「音楽を楽しんでいる」のです。
>個人的な好みで趣向の異なる人を否定するような物言いは他人を不愉快にさせる事があると云うことをお忘れなく。
先のレスでは私が最近オーディオ機器を購入する際にスペックや回路などに偏向していたことを自嘲的に表現したものです。
言葉が足りずwakamatsu181さんをはじめ皆さんに不快な想いをさせてしまいましたことお詫びいたします。
オーディオ機器の再生音にまつわる音楽性(趣味性と同義?)についてお話がありましたが、
そちらについて私なりの考え方を述べさせて頂きます。
前文でお詫び申し上げたことこと、切り離してご了解頂ければ幸いです。
>Hi-Fi系(原音(CDに記録された音)忠実再生)は本当に音楽性が低いのでしょうか?
>(中略)生音により近い音が音楽性が低く、独特の音色を持たせた方が音楽性が高いということは
>元の演奏の音楽性を否定することになり、矛盾すると思いますが。
個人的にオーディオ機器の再生音における傾向で音楽性が高い低いという区別や理解はしておりません。
原音を忠実に再現しようとするものもあれば、設計サイドの理論に依拠した鳴り方がする機器もあり、
その機器で再生するとその機器なりに何らかの音調があるという、ただそれだけだと思います。
私も含め各人それぞれの趣向や好みにあった製品を探し、購入し、使用しているのではないでしょうか。
またどちらで再生したからといってもアーティストや演奏者の作品を否定するものでもないと考えます。
アーティストや演奏家、制作サイドが理想として目指した音とかけ離れていたからといって否定したことになるのでしょうか?
モノラルのAMラジオで聴いても携帯電話で圧縮されたファイルで聴いても同様です。
音楽性うんぬんは、アーティストや演奏者、ひいては作品に対して用いられるべき言葉であって、
再生音や再生機器の種類やグレードとは、ある種、無関係であると理解しております。
不遜な態度と受けとられましたら、なにとぞご容赦下さい。
書込番号:8314056
5点

皆さん、こんにちは。
連レスお許し下さい。
inouespさん
>失礼ですが、プロフィールを拝見させて頂きました。
>世の中には似たような趣味のオヤジがたくさんいるようで。うれしく思います。
ご欄頂き恐縮です。
変わり者ですが、今後とも宜しくお願い致します。
>アポジーというコンデンサーSPを3時間くらい聴かせて頂いたことがあり、
>SPの存在を全く感じさせない(SPがない!)そのたたずまいに感動しことがあります。
Apgeeをお聴きになられましたか!
恐らくごつい台形のパーテーションの様なシルバー・フィルムのCALIPERではないかと推察します。
私も一目惚れしましたが、所詮、手の届かぬ高嶺の華・・・やむなくMartin Loganになりました(苦笑)
CALIPERは気立ての優しいアンプ嬢だと卒倒させまくる、かなりのドンファンだったそうです。
Martin Loganも現在はエンドーサーがありませんので個人輸入するしか新品は購入できません。
メーカーのHPを観ると、新製品をコンスタントにラインアップしていて、買い替えるチャンスがないか思案中です。
フルレンジ1発!きちんと造るとこれで事足りてしまうだろうこと、それとはなしに理解できます。
プラモデル感覚でなんちゃって自作スピーカーも、時々、作成してます。
私がヘボな設計をするという根本的な原因を棚上げしても、ネットワークで音の鮮度が無くなりますから・・・
ドンキーコングJrさん、お久しぶりです。
熱い語り口に、こちらも力を込めて拝読いたしました。
>musical fidelityのA3.5CR CD 同A3.5CDP SP HARBETHのMonitor30を使っています。
美味しくまとめたセットアップですね。
程良い色艶と芳醇な響きなのにシャープさも秘めた出音が想像できます。
A3.5はデザインも秀悦で個人的に使ってみたいと思ったプリメインです。
照明を落とした部屋で聴く女性ヴォーカルは格別なのではないかと・・・
機会がありましたら、是非、インプレをお願いします。
書込番号:8314264
1点

しばらく見ないうちに書き込み数が伸びていますな。さすがに全部にレスするのはキツいですけど(^^;)、出来る限りフォローします。まず、redfoderaさん、こんにちは。
確かWindows95が出始めた時だったでしょうか、富士通がパソコンの部材の調達先および製造拠点を台湾に移したことがあったと記憶しています。その際に購買担当の幹部がテレビのインタビューで「9割以上を海外から仕入れることに成功した。これで販売価格が安くなって競争力が付いて大儲けだ」みたいなことを大威張りで述べていたことを思い出します。しかし末端の販売現場では、初期不良があまりにも多くなったため、ディーラーもユーザーも泣かされていました。特に大量に仕入れる必要のあった法人ユーザーは大変でした。ちなみに私の勤め先もそうで、それ以来同社の製品を大量に購入することはありません。
さらに富士通は他社に先駆けて賃金の「年俸制」や「成果主義」を導入しました。これも採用した当初は「グローバルスタンダードに対応する、新しい雇用形態だ!」とか何とか偉そうに吹聴していたものですが、結果として従業員は一年単位の目先のことしか考えない仕事しかしなくなり、長期低落を招きました。
グローバル化というのは、短期的な利益だけを追求する方法論のことらしく、それまでの人材や技術の承継を大事にしてきた日本式経営とは相容れないものです。富士通という反面教師がありながら、いまだに日本のメーカーは「目先の儲け」や「目先の株価」に拘泥し、中長期的ヴィジョンを欠いた製造コストの低減ばかりに御執心のようです。
オーディオにしても然りで、いくら設計と完成品検査は本国でやるといっても、海外での生産現場の細かなノウハウまでは伝授できません。ひょっとすると、いずれ企画・設計したものが商品として結実しないか、あるいは商品として完成しても設計者が期待するレベルに及ばないケースも出てくるのではないかと思います。・・・・いや、我々が知らないだけで、すでにそんなことは起こっているのかもしれません。
>新スレの新たな展開を楽しみにしています。
こちらこそ、宜しくお願いします(^^)。
書込番号:8315909
1点

オーディオファン駆け出しさん 初めまして。
LUXMANのSQ38、かなり昔に聴いた記憶があります。まろやかで艶やか、これぞLUXというサウンドでしたね。あと前にも書きましたが、私が通っていた高校の音楽室に鎮座していたセパレートアンプがLUXMANの管球式でした。スピーカーがDIATONEのスタジオモニターでしたが、とかく音が厳しいとされていたDIATONEを実にマッタリとドライヴしていたことを思い出します。
現在のオーディオのトレンドが温度感や熱気よりも解像度・スピード性に振られてきたのは、CDが登場してからじゃないでしょうか。アナログ独特のトレース時のノイズや歪みから解放された時のインパクトがあまりにも大きく、それからは“ソースに入っている音を出来るだけ再現すればいい”といった方向にずーっと行っているような気がします。
もちろん解像度や情報量は高いに越したことはないのですが、それだけでは音楽を語れないという見解もあって当然です。最近のアナログレコードの復権も、それと関連していると思います。
JBLにPARAGONという機種がありました。とっくの昔に製造が終わりましたが、ヴィンテージのスピーカーの代名詞として今でも知られています。今年開催されたオーディオフェアで初めてその音に接することが出来ました。ハッキリ言って、古いジャズしか鳴らせません。クラシックやポップスではダメなのです。古いジャズ以外の音楽は受け付けません。でも、その古いジャズの再現能力には舌を巻きました。音が熱いんです。見事に血が通っています。PARAGONはその奇態な形状からしても、オーディオ機器というより“楽器”の雰囲気を漂わせています。解像度は現在のエントリークラスの機器にも及びませんけど、音楽を聴く楽しみさにかけては、同社の今の最上級機EVERESTよりも上です。
そういった「有機的なサウンド」を欲する向きは今でも多いと思います。いろいろと話題になっている「ProCable」の推奨システムも、たぶんその傾向だと想像します。だからこそ叩かれることが多いにしろ、熱心なファンも付いているのでしょう。
そういえば、昔の録音は素晴らしいものがありました。50年代・60年代のジャズのディスクを聴くと、どうしてこんなに生々しいサウンドが録れるのだろうかと感心しますし、クラシックだって、たとえばDECCAの往年の録音は今聴いても全然古くありません。細かな物理特性による制約を超越し、聴き手に迫るようなエンジニアの手腕がモノを言っていたのでしょう。
ともあれ、店先で鳴っていて「おっ、これは楽しい音だ!」と誰もが振り向く音作りをしたシステムの登場を望みたいところです。ただし、あくまでも「マスターテープの音に近づけるような正攻法のサウンド・デザインの練り上げ」は不可欠だと思います。時折見かける色付けたっぷりの「底の浅い店頭効果」でしかない音を出す商品では困りますものね。
では、今後とも宜しくお願いします。
書込番号:8315923
0点



CDプレーヤー > ヤマハ > CDR-HD1500
図書館から当該雑誌を借りてきて確認しましたので、改めて投稿させて貰います。
「ステレオ」2006年9月号に次のようなレポートがあります。
●音源としてミュージックバード(非圧縮CS放送)を使用し、これをHDDに録音。その後CD-Rに通常コピーしたものと、オーディオマスターを使ってコピーたものとの音質比較(レポーターは斎藤宏嗣氏)。
※使用メディア
太陽誘電高品位タイプ「ゴールド・タイプ」
三菱化学「グリーン・チューン フォー・マスターリング」
以下はそのレボートの原文です。
●通常ダビングでは、スッキリとしたフラット・バランスをベースに、HDDに収められているオリジナルに忠実なパターンでカラリゼーションを感じさせないストレートな味わい。一方独自の「オーディオ・マスター」処理によるコピーでは、オリジナルを遙かに凌駕するワイドレンジに変貌。帯域内の情報量が圧倒的に増加する印象で密度が高まる。各音像は生々と描写されて躍動的。聴覚的にはオリジナルより豊かで伸びやかな印象であった。
●今回改めて読んでみて私も「これほどまでに激変するものか…」と思ったのですが、皆さんの実感はいかがでしょうか。
1点

[8245932] http://bbs.kakaku.com/bbs/20499010067/SortID=8245932/ の続きのスレですよね。
> ●音源としてミュージックバード(非圧縮CS放送)を使用し、これをHDDに録音。その後CD-Rに通常コピーしたものと、オーディオマスターを使ってコピーたものとの音質比較(レポーターは斎藤宏嗣氏)。
斎藤宏嗣氏は知らないのですが、検索してみるとオーディオ機器寄りというよりもコンテンツ寄りのオーディオ評論家のかただと思いました。人様をあまり批評はしたくないのですが、プロのかたですので、忌憚のないことを書かせていただいたもそれほど悪くもないかなと思い、書かせていただきますと、オーディオ機器の論評としてこのレポートを書かれたのではないと思います。あくまでもコンテンツを聞いた感想を率直に書かれただけなのではないでしょうか。
> ●通常ダビングでは、スッキリとしたフラット・バランスをベースに、HDDに収められているオリジナルに忠実なパターンでカラリゼーションを感じさせないストレートな味わい。一方独自の「オーディオ・マスター」処理によるコピーでは、オリジナルを遙かに凌駕するワイドレンジに変貌。帯域内の情報量が圧倒的に増加する印象で密度が高まる。各音像は生々と描写されて躍動的。聴覚的にはオリジナルより豊かで伸びやかな印象であった。
これは HDD を再生するより AudioMaster でダビングしたものを再生したほうが良くなるということですよね。
製造元のヤマハにも、こういうことがありえますか?と確認の質問をされてはどうでしょうか?もっとも、作った人はそう意識せずに作っても、実際はそうなる、ということも考えられなくはありません。でも、そういう場合、その個体だけたまたまそうなる、ということも否定できませんので、このオーディオ評論家のかたが使った個体がたまたまアタリで、まるしおさんが購入されるであろうものはハズレになる、ということも可能性としてはあります。
(あくまでも考えられる可能性でしかありませんが。)
書込番号:8286156
1点

まるしおさん こんにちは
なんだかすごいレポ−トですね。これを読むとオーディオマスターは音質を向上させる夢のような技術、というより魔法の技術のように感じられます。
しかしながら、ヤマハのHPでのオーディオマスターの説明では、
>そもそもジッタとは・・・。
>CD-R/RWドライブは、ディスクに対してレーザーピックアップからレーザーを照射して記録を行い
>ます。EFM情報という音楽データを形成する情報を元にピット(またはランド)を書き込んで 行き
>ます。しかしながら、書き込まれたピット(またはランド)の長さは必ずしも一定の長さに保てな
>いのが現状です。そこにはデータ記録のズレが生じます。このズレ(ゆらぎ)を「ジッタ」と呼び
>ます。
>このジッタが含まれた音楽CDを再生するとき、CDプレーヤー側がこのズレ(ゆらぎ)を正確に補正
>しようと、エラー訂正機能やサーボを頻繁に働かせます。このようにしてCD再生の補完回路をフル
>に働かせることで、音楽再生時には音がとぎれることなく、再生することができるのです。しか
>し、補完回路が頻繁に働くことにより生じる電源変動が最終段のアナログオーディオ出力に次のよ
>うな影響を与えることがあります。
>●音がこもったように聞こえる。
>●低音が聞こえにくい。
>●ノイズが入ったような音がする。
>AudioMASTERでできること・・・。
>ジッタは完全に取り除くことはできませんが、十分にジッタを減らすことはできます。それがヤマ
>ハ新開発の高音質記録モード「AudioMASTER」なのです。通常の記録方法と比べて、記録エリアを
>ぜいたくに使用することでピット(またはランド)を長く書き込みます。
とあります(一部省略しました。)。
この説明では、ノーマルで作成したCD−Rではジッタ−の影響があり得て、HDD再生に比して、
>●音がこもったように聞こえる。
>●低音が聞こえにくい。
>●ノイズが入ったような音がする。
という「影響を与えることがあ」るが(常に「影響を与える」。と書いてあるのではありませんから、影響のない場合もある、ということだと思われます。)、オーディオマスターでは、
>ジッタは完全に取り除くことはできませんが、十分にジッタを減らすことはできます。
とありますので、HDD再生に比して、やはり、
>●音がこもったように聞こえる。
>●低音が聞こえにくい。
>●ノイズが入ったような音がする。
という「影響を与えることがあ」るが、その影響をオーディオマスターにより減らすことができる、
という趣旨に読めます。
従って、ヤマハのHPの説明では、
オーディオマスターもノーマル作成も、CD再生に伴う制約からHDD再生より上記3点で音質が劣ることがある(常に劣る、ということではない)が、オーディオマスターの方がノーマル作成よりもそのおそれが少ない(あるいは小さい)、
ということになろうかと思われます。
そうしますと、
>「オーディオ・マスター」処理によるコピーでは、オリジナルを遙かに凌駕するワイドレンジに変
>貌。帯域内の情報量が圧倒的に増加する印象で密度が高まる。各音像は生々と描写されて躍動的。
>聴覚的にはオリジナルより豊かで伸びやかな印象であった。
というのは、まぁ「印象」のレポートですから目くじら立ててもしょうがないのでしょうが、ヤマハの説明では、HDD≧オーディオ・マスター≧ノーマル作成、でしょうから、オーディオ・マスター>HDD(左は不等号で、大きい方が音質がよい、という趣旨で使っています。)ということはたぶんなく、このレポートは言い過ぎ(それもかなりの)ではないかという「印象」を持ちます。
書込番号:8289906
0点

すみません。↑の改行位置が悪く、引用か本文かが分かりにくくて読みにくいと思いますので、改行位置を変えて再度アップします。
内容は↑と同じです。
まるしおさん こんにちは
なんだかすごいレポ−トですね。これを読むとオーディオマスターは音質を向上させる夢のような技術、というより魔法の技術のように感じられます。
しかしながら、ヤマハのHPでのオーディオマスターの説明では、
>そもそもジッタとは・・・。
>CD-R/RWドライブは、ディスクに対してレーザーピックアップからレーザーを照射して記録
>を行います。EFM情報という音楽データを形成する情報を元にピット(またはランド)を書き
>込んで 行きます。しかしながら、書き込まれたピット(またはランド)の長さは必ずしも一
>定の長さに保てないのが現状です。そこにはデータ記録のズレが生じます。このズレ(ゆらぎ)
>を「ジッタ」と呼びます。
>このジッタが含まれた音楽CDを再生するとき、CDプレーヤー側がこのズレ(ゆらぎ)を正確
>に補正しようと、エラー訂正機能やサーボを頻繁に働かせます。このようにしてCD再生の補
>完回路をフルに働かせることで、音楽再生時には音がとぎれることなく、再生することがで
>きるのです。しかし、補完回路が頻繁に働くことにより生じる電源変動が最終段のアナログ
>オーディオ出力に次のような影響を与えることがあります。
>●音がこもったように聞こえる。
>●低音が聞こえにくい。
>●ノイズが入ったような音がする。
>AudioMASTERでできること・・・。
>ジッタは完全に取り除くことはできませんが、十分にジッタを減らすことはできます。それ
>がヤマハ新開発の高音質記録モード「AudioMASTER」なのです。通常の記録方法と比べて、
>記録エリアをぜいたくに使用することでピット(またはランド)を長く書き込みます。
とあります(一部省略しました。)。
この説明では、ノーマルで作成したCD−Rではジッタ−の影響があり得て、HDD再生に比して、
>●音がこもったように聞こえる。
>●低音が聞こえにくい。
>●ノイズが入ったような音がする。
という「影響を与えることがあ」るが(常に「影響を与える」。と書いてあるのではありませんから、影響のない場合もある、ということだと思われます。)、オーディオマスターでは、
>ジッタは完全に取り除くことはできませんが、十分にジッタを減らすことはできます。
とありますので、HDD再生に比して、やはり、
>●音がこもったように聞こえる。
>●低音が聞こえにくい。
>●ノイズが入ったような音がする。
という「影響を与えることがあ」るが、その影響をオーディオマスターにより減らすことができる、
という趣旨に読めます。
従って、ヤマハのHPの説明では、
オーディオマスターもノーマル作成も、CD再生に伴う制約からHDD再生より上記3点で音質が劣ることがある(常に劣る、ということではない)が、オーディオマスターの方がノーマル作成よりもそのおそれが少ない(あるいは小さい)、
ということになろうかと思われます。
そうしますと、
>「オーディオ・マスター」処理によるコピーでは、オリジナルを遙かに凌駕するワイド
>レンジに変貌。帯域内の情報量が圧倒的に増加する印象で密度が高まる。各音像は生々
>と描写されて躍動的。
>聴覚的にはオリジナルより豊かで伸びやかな印象であった。
というのは、まぁ「印象」のレポートですから目くじら立ててもしょうがないのでしょうが、ヤマハの説明では、HDD≧オーディオ・マスター≧ノーマル作成、でしょうから、オーディオ・マスター>HDD(左は不等号で、大きい方が音質がよい、という趣旨で使っています。)ということはたぶんなく、このレポートは言い過ぎ(それもかなりの)ではないかという「印象」を持ちます。
書込番号:8289942
0点



オーディオケーブル(RCAケーブル)を2000円の物から
オヤイデの「PA-02 TR 0.7m」に交換してみました。
正直、大きく変り驚いています。
交換する前は高音がとにかく前面に出ていて冷淡で鋭い印象でしたが、このケーブルに変えてみて非常に音が暖かく起伏が円やかになり、全体的に情報量が格段多くなりました。かといって、高音も豊に出ています。
高音がキンキンうるさく感じる方はケーブル交換も非常に有効だと思います。
以上、初心者の報告でした。
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興味深いレポートありがとうございます。
>以上、初心者の報告でした。
ケーブル交換にトライして、その違いをこれだけ明確に聞き取れればもう初心者は卒業、中級者ですよ。(^O^)v
書込番号:8061289
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コメントありがとうございます。
最初はケーブルで音は変わらないと思っていたけれど、結構変り驚きです。
また、気づいたことがあれば報告します。
書込番号:8068587
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私も最近6002に買い換えました。
以前はDENONの1530Gを使用しておりましたが故障のため、
音誌文と同様にDV-525を使ってました。
多少高温がキンキンする感がありますね。
アンプはサンスイAU-α607L
スピーカーDENONSC-700 どちらも20年ほど前の機種です。
天板がすぐに熱くなるような、気がするのですが問題はないのでしょうか?
電源をアンプのSWITCHEDにつないでおり音楽を聴く際同時に使うのですが
アンプよりも熱くなります。
接続はUNSWITCHEDのほうが良いのでしょうか?
どなたかアドバイスお願いします。
書込番号:8102448
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−> ケム84さん
SWITCHED・UNSWITCHEDにかかわらず、アンプのACアウトレットからプレーヤーの電源を取るのは、経験上音質が劣化するようなのでオススメできません。あれはあくまで「緊急用」で、常時使用するようなものではないです。壁コンセントからアンプとプレーヤーそれぞれ電源を取る方がいいです。それが無理ならば専用タップを使いましょう。
なお、以前MARANTZのアンプを使っていましたが、同社の「高音キンキン病」にある程度効き目があったのは、電源ケーブルの交換でした。ネット通販で売っている1万円未満のものを付けましたが、けっこう音の密度が増しました。MARANTZのCDプレーヤーの電源ケーブル付け替えは試したことはありませんが、音質向上は見込めると予想はします。
CD6002の天板の発熱ですが、これはもともとそういう「仕様」かもしれませんから、メーカーかディーラーに問い合わせた方が良いでしょう。
書込番号:8103407
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元・副会長さん、アドバイスありがとうございます。
早速、直接コンセントにつないでみました。
天板の発熱もアンプのコンセントにつないでいたのが原因だったのでしょうか、
あまり気にならない程度になっております。
書込番号:8103797
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買いました。上位機種であるSCD-X501と違うのはボディと電源トランス、デジタル同軸の有無だけで、メイン基盤とピックアップは同じのようですので、迷わずこちらを買うべきだと思います。デジタル3.3V電源を分離することで飛躍的な音質向上が望めると思います。
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実は、SCD-XA1200ESもSCD-XE600とほとんど変わりません。
ちっこいトランスが1つ増えて電源整流回路が少し増えてその辺のコンデンサーがすこーしだけ大きくなっただけなんです。
カタログスペックを見れば、歪み率とかほとんど同じですよね。
まぁ、シャーシーが違えば音も微妙に違うんでしょうが、XA1200ESは高すぎです。
XE600は日本向け商品で海外ではSCD-XE597として発売されていますが、内容は変わらないみたいですね。
強いて言えば、インデックスサーチは残してほしかったぐらいかな?
良い買い物をされたと思いますよ。
書込番号:7944975
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inouesp様 耳寄りな情報ありがとうございます。
システムの向上を検討しておりましてSCD-X501
の購入を検討していた次第です。
そこでこのスレを発見したのですが
実はこのプレーヤーを所有しておりまして
inouesp様のおっしゃっていらした
<デジタル3.3V電源を分離することで飛躍的な音質向上が望めると思います>
ということについて教えていただきたいのですが。
具体的にはどうすればよろしいのでしょうか?
ご面倒とは思いますがよろしくお願いいたします。
書込番号:8192669
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chibikappaさん
メイン基盤にある電源ICを外し、専用にトランスと平滑回路を増設します。誤解を招く恐れがありますので、ここでは詳細説明できません。大変お手数ですが、t890570@hotmail.co.jpまで連絡願います。
書込番号:8193254
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ヘッドフォン出力のないSCD-XE600を買うくらいならXE6を買った方が絶対お得でしょう。
使われているメイン基板を含めてすべて同じ内容(部品等の構成)となっているようです。
この価格帯の製品を求める客層は8万円前後の製品を変えるだけの予算を組めない、低所得者層であり、ヘッドフォンは持っているが、アンプ/スピーカーまでは揃えられない方ではないかと思います。音質云々を言う方はこの価格帯を選びません!最低限の目的であるSACDを聴ける状態である事が重要だと思います。
そう考えるとヘッドフォン出力は必須であり、削除する形での製造コストを下げるなんて発想が実にセコいですね。
まさに顧客無視の身勝手なメーカー本位思想の押し付けだと思います。
ヘッドフォン出力を削除するのなら30万円を超えるような高額な商品にすべきではないでしょうか?
買ってしまった方が可哀想でなりません。(アンプとスピーカーが無料で入手できる環境が普及しているのなら話は別ですが…。)
書込番号:10132118
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前のスレッド( http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=7748266/ )がレス数が150に達し、少々「重く」なってきたのでここに新スレッドを立てて「仕切り直し」といたします。前回は懐かしのオーディオ製品をブランド別に振り返る「回顧編」というべき展開で昔話が盛り上がりました。書き込んでもらった皆さんには改めて御礼申し上げます。
このパート2はトピ主としては「展望編」として話を進めます。前のスレッドの冒頭にも述べた通り、これからのオーディオはどうあるべきか、どんな商品が発売されて欲しいか・・・・といった、いささか分不相応で大仰な方向で私としては文章を書き散らかせていただこうと思います。で、この「どうあるべきか」というのは、斜陽化したピュア・オーディオをどうやったら立て直せるかということをメインにします。いくら我々オーディオファンが「あの機器はいい、この装置はサイコーだ」と言ったところで、市場全体が大きくなり同好の士が増えないことには、イマイチ面白くないですら・・・・。
もちろん、やれ「回顧編」だ「展望編」だと、いい気になって仕切ったつもりになっているのはこのボードの一参加者に過ぎない不肖・私の勝手な所業に過ぎません。引き続き懐かしのオーディオ製品についての書き込みや思い出話も歓迎します。また現在のオーディオ製品・メーカー・そしてディーラーに関しての不満点なんかもブチあげてもらえれば話が弾むかもしれません(笑)。それにより、この掲示板に質問のスレッドを立ててくるような初心者の皆さんに対して参考にでもなれば(なるのか? ^^;)幸いです。
それでは、よろしくお願いします −> ALL。
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前回のトピックで「回顧編」の最後にB&Oを持ってきたからということでもないのですが、まずはデザインを含めた「外見」の面でピュア・オーディオの今後の在り方を探ります。
海外メーカーでは機器のデザインはある程度練り上げられているとは思います。もちろん中にはダサい外見のものもありますが、少なくとも何らかのポリシーは感じられます。対して、大半の国内メーカーは失格です。
しっかりとしたデザインポリシーを持った現行の日本のメーカーといえば、ACCUPHASEしか思い浮かびません。創業時から現在まで、これほどデザインの一貫性を維持しているメーカーは他にないと思います。あと、強いてあげればLUXMANぐらいですかね。ESOTERICもデザインでは健闘しているとは思います。
ただし、ACCUPHASEもLUXMANもESOTERICも、初心者や若年層やましてや女性が気軽に手を出せる商品ではありません。家電量販店のオーディオコーナーの“奥座敷”みたいな試聴室にこれらの機器が鎮座していても、一般ピープルは目に留めませんし、たとえ目にしたとしても“高そう”という先入観により自分とは関係のない商品だと思ってしまうのではないでしょうか。さらに悪いことに、そのACCUPHASEにしたって“デザインポリシーを持っている”こと自体は評価できてもそのデザインが絶対的に優れているかどうかは、一般消費者にとっては別の問題なのです。個人的には、ACCUPHASEのデザインは海外ブランドに拮抗できるものであるとは思いません。あくまで“国産にしてはマシ”というレベルです。
でも、本当はACCUPHASEのような高級と言われるブランドのデザインのことなんかどうでもいいのです。これらの製品を買う層は、ある程度オーディオを趣味として嗜んできたユーザーばかりであり、一般消費者とは違います。問題は、普通の音楽ファンが「ミニコンポよりちょっと良い音で聴きたい」と思ったときに、国内メーカーがそれに対応した「所有欲を満たすデザインを持った商品」を用意してくれているのかどうかです。はっきり言って、壊滅的ではないでしょうか。
ピュア・オーディオのエントリークラスの製品、たとえばDENONやMARANTZ、ONKYO等の下のクラスのアンプ類、一般消費者が欲しがるでしょうか? 私はまったくそう思えません。古色蒼然とした、ただツマミが並んでいるだけの外見。何らデザイン面で突き詰めた形跡がありません。しかも、住宅事情を無視したようなフルサイズ。特に犯罪的なまでに大きい奥行き。あたかも「ピュア・オーディオに手を染めようと思ったら、デザインのことは考えるな!」と言わんばかりです。
初心者が手を出しやすい価格セグメントの製品にこそ、デザイン(及びサイズ)に気を遣うべきです。少なくとも、ミニコンポ売り場の隣に置いてあれば、一般ピープルに「こっちが欲しい!」と思わせるぐらいの外見的なアドバンテージを付与してもらいたいものです。著名なデザイナーを起用しても良いと思います。そのために価格が多少高くなったとしても、それだけの商品価値があると消費者に思わせれば十分ペイするのではないでしょうか。
書込番号:7921006
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お早う御座います。
些か、私のような「な〜んちゃって」オーディオファンにとってはヘビーなお題です。
最近はハイビジョン・液晶テレビの売れ行きも手伝っていささか活況を呈してはいますが
仰るように「ピュアオーディオ」とは似て非なるものではあります。
私の感じるに、家電とオーディオ機器の垣根が低くなることは良いのですが、この掲示板
の利用状況を見てもやはり現実はかなり厳しいと感じます。
多くの消費者が「買って・置いて・完結」と言うそれこそ冷蔵庫と同じ感覚である人が
とても多いことに驚き、そこには「趣味」と言うよりか「日用品」としての価値しか
考慮していない人が圧倒的なのだと思います。
ipodを中心に「持ち歩く音楽」が当然のこの世の中、ある程度生活に余裕(経済的にも
精神的にも)がないと家でじっくりと音楽を聴く事を欲しないのでしょうか?
つい自分は好きな車に置き換えて考えてしまいます。
地方都市では一人に一台の割で軽自動車が存在しています。
経済的、趣味的にそれ以上の車を望まれる方には運転したい、所有したいと言う欲求が
ありますね。
国産・外国車も含めその選択肢はかなりありますし、車にはそれぞれの「存在感」が
あり、軽自動車しか乗らない人にもベンツやクラウンはわかります。
オーディオは如何な物でしょう?
音楽をテレビの歌謡番組か車のラジオでしか聞かない人にオーディオ機器がどれだけ
の「存在感」があるかというと多いに疑問に思います。
ハイビジョン放送でメーカー側はここぞとばかりに「販売戦略」をブチあげ、消費者を
煽るだけ煽っています。タレントのイメージで売り上げが変わると言うことを見ても
現在の消費者の実状が知れます。
確かに、「デジタル」のおかげで高性能・高音質・高画質がアナログ時代とは比べる
事もできないほど市民権を得ることに成功しつつあります。
他社との格差を持つことで売り上げをあげようとするのは自然の成り行きですが、
消費者の混乱を招いていることも大きな事実です。
元・副会長さんの<初心者が手を出しやすい価格セグメントの製品・・・・>
の件がやはりネックになるのでしょうね。
初心者故に、勘違い・安物買い・見かけ倒しに手が出てしまうでしょうしね。
失敗・辛抱・工夫といろいろな経験を得たからこそ「見える」者になるのでしょうし。
「消費社会」はまだ続くでしょうから、この先も一般向けとマニア向けの壁は高く厚く
なるような気がしてなりません。
「違いのわかる男の○○!」等というCMが流行ってから三十年近くもなりますが
現実的に違いのわかる人は一向に増えてはいないような気がします。
「中抜け」現象は人の使う物、全てに亘ると考えてしまいます。
大多数を占める「中産階級」向けの物がどんどん減っていくのは「中流」を自認する
人達の「コンセンサス」なのかも知れませんね。
私は還暦を目前にして「ワーキングプア」どころか働き口さえ危ういこの頃ですが!
書込番号:7921278
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浜オヤジさん、こんにちは。前のスレッドではお世話になりました。
オーディオ評論家の菅野沖彦が「AVは具象の世界であり、ピュア・オーディオは抽象の世界である。似ているようで全く異なるものだ」みたいなことを言ってたように思いますが、その通りだと思います。AVは家族揃って楽しめますが、ピュア・オーディオは自室で一人システムに対峙することが基本のスタイルになります。AVはエンタテインメントですが、ピュア・オーディオは有る意味求道的な“趣味”になります。抽象の世界に遊ぶ“趣味”としてのピュア・オーディオが衰退していることは、それだけ自分の“趣味”に浸る余裕もなくなっているのでしょうか。
80年代に「598のスピーカーと798のアンプ」でオーディオを楽しんでいた連中が周囲に何人か居ますが、彼らはオーディオから完全に足を洗っています。オーディオ装置に凝るどころか、ゆっくりと音楽を聴く時間さえ取れず、残業と休日出勤の連続で帰宅すればメシ食ってフロ入った後はベッドに直行のようです。もちろん80年代のオーディオ全盛時代だって勤め人は忙しかったのですが、将来は決して暗くないという心理的余裕からか、仕事と趣味とを両立している者が多かったような気がします。今は同じ“忙しい”といっても、先の見えない状況の中で目先のことをこなすのに精一杯で、趣味どころではないように見えます。
ピュア・オーディオの衰退は、つまるところバブル崩壊以来の日本経済の低迷が原因なのでしょう。それと、ひょっとしたら日本人は結局(総体的に)音楽が好きではなかったのではないか・・・・といったことに思い当たります(これについては後日また言及したいと思います)。
>「中抜け」現象は人の使う物、全てに亘ると考えてしまいます。
そうですね。クルマだって売れるのは軽自動車と高級車ばかり。一般ピープルの購買力が衰え、多くが百円ショップとユニクロで済ませてしまうようになれば中長期的には縮小均衡のドツボにハマってしまうのですが、政界も財界も官界も経済マクロのことは何も考えていません。困ったものです。
いきなり辛気くさい書き込みになってしまってスイマセンが、今後とも宜しくお願いします(^^;)。
書込番号:7923987
1点

いゃ〜今度は重いです。
ピュア・オーディオの衰退・・・これはある程度しかたがない事かも知れません。我々が(私が)オーディオ(聴覚ですね?)に興味を持った時は、ビジュアル(見る事=視覚ですね?)なんて映画館に行かなくてはダメでした。テレビは大型と言っても20インチを超えれば大型と言われる程度で画質もそれなりでした。という事はオーディオ一辺倒になるのは必然と言えば必然だと思います。この辺りの体験期を過ごされた方は、今でもピュア・オーディオにも力を入れていると思います。
でも、時代は進み増して近年の本当の50型前後の大画面(37型では本当に小さく感じます。)テレビが・・それが高画質で安価に手に入る時代ですからAVが主流になったのは必然な事だと思います。(現に私もハイビジョンテレビは延べ8台・・内、薄型は6台も購入しました。プロジェクターも三管2台、DLPが1台、現D-ILAと4台目です。)さらに記録媒体もブルーレイが発売され、それも何とか手に入る金額ですから映像と融合したAV環境も整える必要があります。
(私は初めてヤマハのAVアンプを買った時、もうピュア・オーディオアンプは要らないと思い、友人に安価で処分しましたが、このアンプで聞くピュア・オーディオの音の悪さに愕然としてすぐに友人より買い戻しました。以後、ピュアとAVではアンプとスピーカーは完全別系統にしています。もっとも、SACDマルチ/DVDオーディオマルチはマルチチャンネルアンプ搭載のAVアンプに頼らなければいけないのでプレーヤーは共通です。)
こんな環境になったのですから今からはAVであり、ピュア・オーディオは一部の方の領域になってくると思います。テレビ付属のスピーカーもそれなりではありますが、昔から較べると相当「良い音」になったものだと思います。まぁ、これなら一般の方ならこれで十分と思うのは当然でしょう。(音というものは映像が伴うと、それなりの音質であれば不満を感じなくなります。先に書き込みした様に、AVアンプで映像を伴いながら・・・例えばオーケストラの演奏でもビデオで見ながら聞くとAVアンプでも不満は出てきませんでした。)
書込番号:7924926
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前のスレッドでTechnics(松下電器)が70年代末に出した「コンサイス・コンポ」のシリーズについて少し触れましたが、こういうコンセプトの製品が今は存在しないのは消費者にとって不幸なことだと思います。
「コンサイス・コンポ」はSU-C01とSE-C01のセパレートアンプを中心にしたシステムで、幅が約30cmのコンパクトサイズながら質感はかなりのハイレベル。デザイン自体は従来機種を踏襲するものですが、小さい寸法の中でツマミ類が実にうまくレイアウトされ、全体的なイメージとしては高級機の雰囲気を醸し出していました。価格はプリ・メイン合わせて115,000円で、プレーヤーやアンプを含めると20万円は優に超えますから、今のONKYOのINTECシリーズより高価であるばかりか、当時の物価・給与水準を考えると立派なミドルクラスのピュア・オーディオ・システムになります。こういうのがミニコンポ売り場の隣にさり気なく置いてあれば、たとえ買えなくても「いつかは欲しいものだ」と思う若いユーザーは多いのではないでしょうか。
そして現在はデジタルアンプの技術も進んでいますから、同様のコンセプトでもっと駆動力の高いシステムを作ることも可能でしょう。
コンパクトサイズのアンプ類で思い出しましたが、2006年にDENONがPMA-CX3という小振りのアンプを売り出したことがあります。私はこれを雑誌のグラビアで見たとき、「コンサイス・コンポ」の現代版との印象を持ちました。やっとこういった方向性の製品が世に出るようになったのかと思い、期待してショップで実物に接したのですが・・・・。結果は落胆でした。ツマミ類は見た目は良いのですが、フィーリングが最悪です。素材にカネをかけているようで、よく見ると垢抜けていない。特に奥行きが35cm弱と、フルサイズのコンポと同じだったのには呆れました(ちなみに「コンサイス・コンポ」はそれより10cmも小さい)。しかも、音についてはコメントも憚られるようなレベル。このメーカーにデザインやパッケージングを期待しても仕方がないことを確認するだけに終わりました。
「コンサイス・コンポ」が、オーディオ専門メーカーではなく松下電器という家電メーカーからの提案だったように、斬新なコンセプトの製品は既存の専門大手からは出てこないのかもしれません。
書込番号:7925407
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元・副会長さん 、 130theaterさん 、こんにちは。
>ピュア・オーディオの衰退・・・これはある程度しかたがない事かも知れません。
おっしゃる通りですね。音楽を愛する気持ちは心の問題に通じますから実になげかわしい事と思います。大袈裟に言うと、これが浸透していれば[秋葉原事件]など起こらなかったかも知れません。また誰にでもチャンスがある夢と希望が持てる世の中を構築する必要があります。勝ち組、負け組みと二極分解だけではなく高齢者でも若者でも、やりがいのある仕事はチャンスを作れば、いくらでもあると思います。政治と財界のお偉方の考え方次第ですね。
音楽は[音楽療法]と言う言葉がある通り、人間の健康を左右します。人には皆、免疫機能があり、これが音楽と密接に関係しているそうです。[胸腺]には免疫細胞の[司令塔]を作る機能がありますが、ここを活発化するには特定の音波が関係するそうです。いわゆるα波を作る事ではないかと思います。[司令塔]は何十万の細胞の中から一つが選ばれる超過当競争の世界です。この[司令塔]が癌細胞を作るなと指令を出せば癌は完治してしまうわけです。事実、医者が見離した癌患者に、毎日、30分間、モーツァルトの協奏曲を聴かせたら一年後には癌は完治してしまった例があります。
何れにしましても、如何に音楽を多く聴いて、自分の体に合った[司令塔]を作るチャンスを与える事にあるのではないでしょうか。
私のピュアシステムはパワーアンプの二つの入力をピュアとAVに分けることに成功しました。ピュアは以前と全く同じに使えますし、AVはサブウーファー無しでも物凄い迫力で聴けます。音質も 130theaterさん がおっしゃる通り、まずまずです。
書込番号:7926395
0点

130theaterさん、こんにちは。いつもお世話になってます(^^)。
AVの興隆がピュア・オーディオを押しのけたことは確かですが、80年代にもAVに凝っている奴は凝ってました。この頃に全日本オーディオフェアでAV製品の展示が目立つようになってくると、評論家連中はこぞって「由緒正しいフェアでAV機器のデモなんて・・・!」とイヤな顔をしたようですが、AVファンもいる一方でちゃんとオーディオファンもいたという、ある意味理想的な時代だったかなと思います。
AVがグーッと台頭してきたのは、DVDの登場が決定的だったと感じます。それまでのビデオテープより劇的に操作が簡単で、レーザーディスクと比べても劇的に画質が良い。しかも、ハードはもとよりソフトも価格が下がった。従来はちょっとしたAVシステムでもけっこう高価だったのが、ピュア・オーディオシステムよりも安価になってくる。ならばこぞってAVに流れてゆくのは理の当然です。
ただし、諸外国ではどうなんでしょうか。海外でもAVシステムの隆盛は伝えられるのに、新しいオーディオメーカーは次々と紹介されるし、日本みたいにピュア・オーディオがどうしようもないほど斜陽化したという話は聞きません。以前知り合いの何人かの若い欧米人に「アパートで一人暮らしを始めるとき、テレビとステレオ、どっちから揃えるか?」と聞いたら、全員ステレオだと答えました。日本人だったら逆の回答になるでしょうけど、音楽に対する感性が違うのかと思った次第です。
いずれにしろ、国内メーカーが発売している団塊世代向けと思われる復古調オーディオは別にして、今後も継続的にゼネラル向けピュア・オーディオを維持していくにはAVとの共存は不可欠になると思います。仰有るとおりAVアンプでの音声のみのパフォーマンスは見劣りがしますが、将来は「完全ピュア・オーディオ・モード」みたいなものに一台で切り替われるような機能が付いてくるのかもしれません(まあ、現在も似たようなものはあるようですが、もっと徹底したものが出てくるんじゃないかと思ったりします ^^;)。
画質にこだわりさん、こんにちは。
ボードの趣旨とは関係ないのですが、例の「秋葉原事件」、巷ではやれ「オタクだったから」とか「ゲーマーだったから」とか「親の育て方が悪いから」とか言われています。でも、オタクで凝り性で親とソリが合わず、性格がねじ曲がった奴なんて昔からいくらでもいたと思うんです。でも、従来まではそれを暴発させないだけの「カタギの生活」を容易に手にすることが出来たんですよね。ちゃんと安定した仕事があれば、人並みのコミュニケーション環境は整います。しかし、某サイトにこの犯人の勤め先の(あまりホメられたものではない)環境が詳述されていますが、正社員の身分でさえ獲得が難しい不安定な情勢では、心の弱い者はすぐに孤立してしまいます。もちろんこの犯人の所業は極刑に値しますが、背景となる状況を好転させなければ、同じような事件はこれからも後を絶たないと思います。
閑話休題(^^;)。
>如何に音楽を多く聴いて、自分の体に合った
>[司令塔]を作るチャンスを与える事にあるの
>ではないでしょうか。
そうですね。最後まで「いやーっ、映画って本当にいいものですね」と言い続けていた御方が亡くなりましたが、我々も「いやー、音楽って本当にいいものですね」と思いつつ、生きていきたいものです。
書込番号:7927789
0点

パート1の続きみたいな書き込みで恐縮ですが、BOSEについて書いてみます。同社はマサチューセッツ工科大学の教授アマー・G・ボーズを中心とするチームにより1964年に学内に設立されています。日本法人が出来たのは84年ですが、それから数年も経たないうちに国内での地位を確立しています。
テクノロジー面では、11.5cmフルレンジドライバーをはじめとする新機軸のユニットとエンクロージャー構成で、コンパクトな外見に似合わない低音再生力と音場再現性を売り物にしています(これは皆さん御存知の通り ^^;)。ただし、良くも悪くも“加工された音”であるのは間違いなく、ピュア・オーディオのファンには敬遠される傾向にあります。私も一度パッと聴いた感じはいいのですが、色付けの濃さにすぐ飽きが来てしまう展開だと思います。まあ、AV用にはいいのかもしれません。
BOSEが我が国でも短期間で市民権を得たのはデザインによるところが大きいと思います。作りは決して上質ではありません。仕上げに関しては国産品の方がいいです。しかし、何とも垢抜けたスタイリングが一般消費者の購入欲をそそります。しかも、BOSEはそんなに高級品は出していないかわりに、安物も発売していません。国内メーカーのミニコンポみたいに「値段の割に機能が豊富」といった売り方はしていないのです。あくまで“音”をセールスポイントにしています。いくらそれがオーディオマニアからすれば色付け過多のサウンドであろうと、積極的に“音の良さ”を売り込む姿勢は、評価すべきです。
BOSE製品はもちろん家電量販店でも扱っていますが、ホームセンターやデパートに商品が陳列してあるのもポイントが高いです。オシャレな家具と一緒にしても違和感のない外見。果たして国内メーカーのピュア・オーディオのエントリークラスの商品で、スタイリッシュな家具類と“同席”できるものが存在するのでしょうか。
BOSEの売り方は見習うべきところが多いと思います。
書込番号:7927799
0点

元・副会長さん,みなさん,おはようございます。
前スレは,とても興味深い内容であるとともに,楽しく拝見させて頂きました。
元・副会長さんの経験の深さ,記憶の確かさには驚くばかりですし,他のみなさんのお話も,とても楽しく読ませて頂きました。
さて,BOSEのお話が出ましたが,私が初めてBOSEを見たのは,80年代前半の頃,業務用スピーカーである802という機種でした。大きさはミカン箱くらいで,箱はFRP製,11.5cmフルレンジが8発ついたものです。当時,PA業界で大ヒット,その原因は,軽くて可搬性に優れ,パワーも音質もまずまずで,使い勝手が良い。小型PA用スピーカーという新しいジャンルを作ったスピーカーでした。
そんなBOSEが,コンシュマー市場でも,従来のしがらみにとらわれないコンセプトを発揮し,シェアを広げていったのは,イノベイター的発想が出来るメーカーの勝利といえるでしょう。
業務用音響メーカーのコンシュマー市場への参入に対して,もっと積極的にあれば面白いのでは,と私は思っています。例えば,スタジオなどで現在使われてる業務用スピーカーは,ほとんどがパワード・タイプ。スピーカー・プロセッサーと呼ばれるイコライザー,アライメント・ディレイ,チャンネル・ディバイダーなどが一体となったものを通り,マルチ・パワー・アンプを経由してスピーカーをドライブさせています。メーカーのエンジニアが,そのスピーカーの最適なパフォーマンスを発揮できるよう,パラメータのセッティングをしてありますから,容易に素晴らしいサウンドが得ることが可能です。
現在,民生用のパワード・スピーカーといえば,サブ・ウーファのみ。パワード・スピーカーがあれば,CDプレーヤーとプリアンプ一体型など,製品の小型化も可能になり,デザインの自由度も高くなるのでは?と思います。
まだまだ,個人的にいろいろな展望はありますが,長くなりそうですので,これくらいに。
元・副会長さん,また興味深いお話を期待しております。
書込番号:7929452
0点

皆さん、こんにちは。
元副会長さん、こちらの新展開も愉しみにしています。
国内製品に限って言えばミニコンポやハイコンポなどのセット売り商品は、
店頭での視覚効果しだいで販売実績に大きく影響することをメーカーも承知しているのでしょう。
デザインから先に入って製品化してるだろうと推測できるアイテムもあります。
とは言え、短絡的な悪貨がはびこっている様でメーカー自身の首を絞めている感じではありますが…。
他方、単品コンポともなると秀悦なデザインや著名な工業デザイナー採用で販売実績が伸びる世界でもなく、
良くいえば音質含めた工業製品としての基本性能優先「音が出てなんぼ」ということになるわけです。
598オーディオの頃の画一的な「右向け右」の風潮からはずいぶん変わったなと思いますが、
インダストリアル・デザイン的な要素はまだまだ後進国ですよね。
なかにはエキセントリックなものもあり才色兼備な製品が必ずしも多いかどうかはわかりませんが
海外製品の中には明らかに造形物としてデザインされているものも散見されます。
使われていない時の佇まいを製品企画の大切な要素として捕らえているはずです。
時流ということで考えればミッドセンチュリー・モダン/イームズは意識して欲しいな、が個人的な感想です。
かつて「家具調」テレビやステレオのがあったのですから今風の家具調を見直してもらいたいと思います。
>BOSEが我が国でも短期間で市民権を得たのはデザインによるところが大きいと思います。
>スタイリッシュな家具類と“同席”できるものが存在するのでしょうか。
BOSEとB&Oは時間をかけて丁寧にブランド・イメージを作ってきました。
国内のメーカーは「アンプの…」「デッキの…」といった得意な機器をアピールしてきましたが、
彼等は個別の製品よりもむしろブランドとしての「世界観」をアピールしてきました。
2社の存在は当時の598オーディオへのアンチテーゼのように映り、私などはまんまと戦略に乗せられた口です。
最近のホームシアター系雑誌のグラビアは、私には彼等が20年前から意図していたものの様に映ります。
そこにあるのは「音楽ともにある豊かな生活」だと思います。
書込番号:7930341
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ジョンアバーさん、こんにちは。
私も、業務用機器のピュア・オーディオへの応用は検討に値する課題だと思います。「業務用はこんなにも安くて音が良い。高い民生用なんてオカルトだ!」という謳い文句で話題を振りまいたのはお騒がせネット通販業者「ProCable」ですが、あそこの主宰者の言うことは眉唾物が多いにしろ、少なくともケーブル関係はコストパフォーマンス面では(音色の好き嫌いはあるにせよ)業務用の優位性は納得できるところだと思います。
ただし、あの主宰者の物言い通りにアンプやスピーカーも業務用で固めるということは、一般消費者にはとても受け入れられることではありません。使い勝手が悪すぎますし、デザインに至っては一般家庭の居間に置けるような外見ではありません。
でも、仰有るように業務用の方法論を活かした民生用ゼネラル・オーディオ機器の開発は可能だと感じます。パワード・スピーカーとCDプレーヤー&プリアンプ一体型のレシーバーとの組み合わせなんて、作りようによっては市場で評価を受けると思います。少なくとも「スピーカーケーブルの皮膜を(芯線を切らないで)剥く」などといった素人さん(特に女性)には荷の重い作業を押し付けるようなことはなくなります。
あと、世の中にはロックやHIPHOPを好むリスナーが多いことから、「コンサート会場で聴ける迫力のサウンドを家庭で!」というキャッチフレーズで、PA用装置のテイストを取り入れたシステムを売り出すとウケるかもしれません。作り手も売り手も(意識的・無意識的に係わらず)「ピュア・オーディオはクラシックやジャズのためにある」との考えを持っていると思います。でも、より多くの需要が見込める方向で商品開発をすることはマーケティングの基本でしょう。昔は、ロックファン向けに特化したようなピュア・オーディオ機器があったものです(このへんについては折を見て書きたいと思います)。では、今後とも宜しくお願いします(^_^)。
redfoderaさん、こんにちは。
そうですね、前のスレッドでも触れましたが、国内メーカーによる「デザインから先に入って製品化してるだろうと推測できるアイテム」は、その魂胆が見透かされていると思います。単に小洒落たものを作ってみましたというレベルでしょう。仰有るように、消費者は「世界観」が見える商品に共感を覚えるのだと思います。特にピュア・オーディオ機器は「実用品」ではなく「趣味」の領域に属するものです。しかも求道的な「趣味」ではなく、誰にでも親しめる部分から入っていけるべき「趣味」でなくてはなりません。オシャレなインテリアにこだわるといった次元の「趣味」と同列に扱わないと、一般ピープルは「入り口」すら見つけられないでしょう。「単品のスペック・性能に気を取られるマニア」向けの売り方では、とてもユーザーの裾野を広げられないと感じます。
あと大切なのがブランドイメージですね。いくらONKYOやDENONがピュア・オーディオ機器を出しているといっても、それらは同時に安いミニコンポも手掛けているのですから、ブランドのアピール度はほとんどありません。BOSEみたいに「安物は作らない」というポリシーがあってこそのブランド価値だと思います。しかも、ONKYOは「音響」だしDENONは「電音」ですから、いくら老舗でも積極的にCI活動ぐらいする必要はあるでしょう。TEACがESOTERICと銘打ったように、SONYが一時期ESPRITという銘柄を出したように、高品質ぶりを印象づけられるようなブランドの形成が望まれるところです。
「家具調」テレビやステレオ、昔はけっこうありましたね。私はバブル時代にこういうのが復活するかと期待していたのですが、598オーディオの重厚長大化に拍車を掛けるだけに終わってしまいました。このへんから、どうもメーカーとユーザーとのボタンの掛け違いが顕著になってきたように思います。
>そこにあるのは「音楽と共にある豊かな生活」
そういう「生活」をまるごとコンサルティングしていくような売り方が求められているのかもしれません。では、今後とも宜しくお願いします(^o^)。
書込番号:7932448
0点

皆さん、お早う御座います。
元・副会長さん。
以前何処かの板でも触れたのですが、日本という土壌つまり「農耕文化」は些か古いですが
国土の狭さ、矮小な住宅、勤勉な国民性、中流思考、80点主義、等々我々が意識・無意識
の内に送る人生にもその様な嗜好が育たない理由もあると思います。
音量を気にせず好きなときに音楽を楽しめる「オーディオ・ルーム」「AV・ルーム」
を自宅に持てる方がどれだけいるでしょう?
現在、賃貸のマンションに住まってますが、一般的に広めの間取りですがそれでも旧宅
の様な楽しみ方はまず出来ません。
ご近所への配慮や防音も自由に出来ない住環境では良識的に暮らすにはオーディオは
その趣味すら反社会的な物になる事もあり得ますからね。
デザイン・性能的に優れた物を作ろうとすればその対象はほんの一握りの人になります。
598路線が爆発的に売れたのも「日本」と言うマーケットの真の姿を見いだしたのか?
この板の各部門別の書き込み内容を見ても余りに低レベルな事の繰り返しです。
「クレイマー」等という輩が闊歩する現代、メーカーが「毒にも薬にも」ならない製品
を作り続ける状況は続くような気がします。
「プロ用機器」を使うことは以前から、ハイオーディオマニアにとっては安全策であり
自らのオーディオの最終目標であったと思います。
所謂、「勝ち組」と称する人種には億ションに住み、優れたデザインの家具に囲まれ
その調度品の一部として「シアター・システム」がイメージアップのために誌面を
賑わしています。
その様なオーディオ・AVスタイルも現代では「あり」なのでしょう。
作りつけの家具としてデザイナーがチョイスするオーディオ機器も増えるでしょうか?
私のような古い人間には果たしてそれを「趣味のオーディオ」か?と悩む所です。
音質にも、画質にも拘りのない接し方もありでしょうけどやはりそれは「家具・日用品」
の類としか思えません。
デザイン・音質・使い勝手が、家具として買う人にも、オーディオファイルにも満足
出来る製品が登場する日は如何な物でしょう?私はこの目で見ることも無いような
気がいたします。
私的な論点はずれの駄文、お許し下さい。
書込番号:7933902
0点

皆さん、お早うございます。
浜オヤジさん
>作りつけの家具としてデザイナーがチョイスするオーディオ機器も増えるでしょうか?
そういう歩みに進んでいる人たちもいらっしゃる様ですね。
建築設計やリフォームから手がける「インストーラー」なるプランナー/アドバイザーが増えました。
お手軽AVセットアップの(費用を含め)究極の形なのでしょう。
ここまで来るとオーディオでも趣味でも何でもなくて単なるハウジング・プランです。
家電業界と(リフォーム)建築業界、ひいては不動産販売業界の新手のビジネスでしかありません。
善し悪しの議論が避けますが、要は売れるための付加価値の生成でしかありません。
書込番号:7933975
0点

redfoderaさん、お早う御座います。
オーディオも車も電気を使い、石油燃料を使うことで成り立つ道具です。
ベンツで飽き足りない人がマイバッハを買うのは「車趣味」では無いと考えてます。
どの様に稼いだかは別としてお金に物を言わせ時価数千万円のオーディオセットを
揃えたからと言って「オーディオ趣味」でも無いと思います。
貧乏人のひがみですが、「富の象徴」としての具現化としては「趣味」の一つか。
自分が楽しむことに他人が口出す必要は全くないですが、一見派手に見えるその様な
現象を「これから」と言う人達に与える「理想像」としては甚だ「虚像」に過ぎます。
redfoderaさんと私の生き様は両極端とも言えますが「実像」としての絵がこの小さい
PCモニターの字面からでも、感じ取れることが出来ると思います。
共有できる感覚が自分の頭にイメージできない事は「蜃気楼」を見るようで、儚いです。
梅雨の中休み、早朝からPCをチェックしitunesのクラシックをBGMに至極の時間です。
書込番号:7934039
0点

浜オヤジさん、redfoderaさん、こんにちは。
私はときどき思うのですが、昔の598オーディオ路線の隆盛はいったい何だったのでしょうか。オーディオというのは「趣味」である限り、いずれにしろ「各個人の好み」に収斂してゆくものだとは思いますが、それにしては送り手側が「各個人の好み」を無視したような画一的な製品しか提供していなかったように思います。同じようなサイズで同じような外見。アンプ類は黒一色でスピーカーは重量競争に明け暮れていました。デザイン面では何ら先進性はありません。それでも買う側は何の疑問も持たずほぼ毎年(あまり意味もなく)モデルチェンジされる製品を導入していたものです。
前にかつての598オーディオのユーザーで、今はオーディオから離れた知人達のことを書きましたが、そういえば彼らはあまり市販音楽ソフトの所有数は大きくありませんでした。定価ベースで総額30万円近くものシステムを揃えていながら、CD(またはLP)が百枚もなかったですからね。その代わりと言っては何ですが、カセットテープの本数だけはやたら多かったです。もちろんそれはレンタル店から借りてきたものをダビングしたものが中心ですが、ソフトに対してはあまり金を掛けたくないという姿勢がミエミエでした。
もちろんこれは私の知り合いの話ですが、ひょっとしたら多くの598オーディオのユーザーも似たような状況だったのではないかと思ったりします。つまり、音楽が好きでたまらないからより良い音で聴くためオーディオに手を染めたというより、598オーディオというものが流行っているからちょっと買ってみた・・・・という向きが多かったのではないでしょうか。折しも景気は悪くなく、カタギの勤め人ならば自由に使える金はそこそこあったという環境も作用したのかもしれません。
さて、「作りつけの家具としてデザイナーがチョイスするオーディオ機器」ですが、私はそのへんは割り切って考えていまして、それがミニコンポあるいはAVアンプで鳴らす2chステレオの音よりも上質ならば、デザイナー主導のオーディオシステムであってもそういう方向が市場に大いに受け入れられれば現状よりマシだと考えます。
いくら598オーディオが単なるハヤリだったとしても、とりあえず一時期のトレンドを形成したということは、多くのユーザーが安物のシスコンよりは確実に音が良いことを認めたからに他なりません。現時点ではデザイン優先の機器が「流行モノ」であろうと何であろうと、まずは一般ピープルに「ミニコンポよりも上質のサウンド世界が存在する」ということを知らしめることが大切ではないかと愚考する次第であります。
まあ、オーディオという「趣味」の復権には、庶民に渡る所得の総量をアップさせることが不可欠ですが(これはどの趣味についても一緒です)、その話を突っ込むとボードの趣旨からは大ハズレになるので辞めときますけど・・・・(^^;)。
書込番号:7940205
0点

(本日は駄ネタで失礼いたします ^^;)
70年代後半にDIATONEがF1というスピーカーを発売したことがあります。同社には珍しいバスレフ型。若者向けに作ったという謳い文句で、デザインは角形のバスレフポートを強調した、TVアニメの合体ロボを思い起こさせるケレン味たっぷりのものでした。定価は1本47,000円ながら、25kgという重量級。30cmのウーファーを搭載した、まさに「コケ脅し」という形容がピッタリの製品でした。音はといえば、繊細さなど皆無で、レンジも狭く、ただひたすら前へ出るドンシャリ型のアプローチ。ロック以外は聴けそうもない、その徹底ぶりには笑ってしまいました。
70年代前半にVICTORがJA-S1というアンプをリリースしていました。価格は\39,500でエントリークラスなのですが、音はこれまた「ハードロック以外は厳禁」と思わせる超ドンシャリ。情報量や解像度がどうのなんてまるで関係なく、ワーッとガナリ立てるような勢いの良さだけが印象に残った製品でした。
オーディオが斜陽化した今だからこそ、これらのような製品を出したら面白いと思います。つまり、ロックやHIPHOPに「完全に」特化したようなピュア・オーディオシステムです。ミニコンポとは次元の違う、専用機器らしい腰の入ったドンシャリぶりを披露すれば、ついて行く消費者はけっこう多いと思います。何のかんの行っても、クラシックやジャズよりロックやHIPHOPの方がリスナーの絶対数は圧倒的に多いですから。
PA用の業務用機器を揃えればそれこそ「ライヴで聴く音」に近くなるのかもしれませんが、前にも書いたとおり、一般家庭に入れるには無理があります。DIATONEのF1みたいなコンセプトの製品があれば、ロックファンは飛びつくのではないかと邪推します。もちろん、現在でもオールマイティに鳴らせるようなキャッチフレーズを掲げていながら、実はJ-POPしか聴けないような国内製品は存在しますが、それよりも開き直って「ロック専用!」と大風呂敷を広げた方がアピール度は高いと思いますね。
あと全然関係はないのですが、JA-S1をはじめ昔のステレオには「マイクミキシング回路」なるものが付いていました。「歌手とデュエットできる」という触れ込みで・・・・。あれって、実際にそうやって楽しんだ人はいたのでしょうか。私の知人などはエレキギターを接続して練習用に使っていたようですが・・・・(笑)。
書込番号:7940216
0点

元・副会長さん
>PA用の業務用機器を揃えればそれこそ「ライヴで聴く音」に近くなるのかもしれませんが
今年3月、セリーヌ・ディオンが東京ドームで9年ぶりの日本公演をしました。私はその彼女の
大ファンである為、1泊して行って来ました。彼女はさすがプロ中のプロで実にきっちり最後
まで全力で歌ってくれました。・・・セリーヌ・ディオンのステージには感動しましたが、問
題はPA装置です。おそらく「エレクトロボイス」のスピーカーだと思うのですが音が悪い!
まったくHi-Fiじゃないです。場所も東京ドームで本来「音楽公演」をする会場では無いです
ね。やはり前方にステージがあって観客席がある普通の会場で公演してもらいたいものです。
(もっとも日本公演は東京・大阪合わせて4ステージだけですから4〜5万人入る会場が必要だ
った様です。)
そのスピーカー(アンプは不明)の一つ関心した事は、音圧が凄くても音が割れる事が無かった
ことです。これだけは立派だと思いました。
この公演はセリーヌが生で歌っている姿を見られた!、という価値は十分ですが総合すれば
自宅の130インチスクリーンでブルーレイで発売されているセリーヌ・ディオンのライブステ
ージのソフトを自分AV装置で見た方が200%良いかも知れません。
・・・私がオーディオ装置に求める音は、弦楽器を多人数で演奏している音です。(つまりオ
ーケストラが演奏している音です。) 柔らかく暖かく、でもクリヤーで厚みがあり・・・・
ホント難しいですね。勿論、他の楽器の音も人間の声もHi-Fiでなければいけませんが・・。
PA装置を使う音楽は、基本的には「電気変換」がかかりますから家のオーディオ装置でも同じ
音が出るかも知れません。(私の様に自宅の装置を使った方が良い!!とほざいたりします。)
PA装置を使わないアコーステックな楽器だけでの演奏---代表的なものとするとジャズとクラ
ッシックの演奏会ですが、特に演奏楽器の多いクラッシックのオーケストラは難題です。
書込番号:7941338
1点

130theaterさん、こんにちは。
ドームのような場所で音楽を聴こうとは思いませんが、ビッグネームになってくると観客動員数を稼ぐためどうしてもああいうデカい場所でやるしかないのでしょうか。これから夏になるとフジ・ロック・フェスティヴァルをはじめとして野外コンサートが多くなりますが、やっぱり音がどうのと言うより「好きなミュージシャンを生で観られた!」とか「憧れのシンガーと同じ場所にいられた!」というメリットが大きいのだと思います。そういえば、某ベテランのロック評論家が「コンサートに行っても疲れるだけ。家でディスクを良好なシステムで聴いている方が良い」と述べていたような記憶がありますが、トシ取ってくると、どうもそのセリフに重みを感じてしまう今日この頃です(爆)。
エレクトロボイスのPAスピーカーは良くなかったですか。コンサート会場とは違いますが、私の住んでいる街の中で一番音が良いと思われる映画館で使っているスピーカーがエレボイでした。もっともその劇場は建物全体で音響には非常に気を遣っているビルの中にあり、サウンドにもビルとしてのコンセプトを出そうと腐心しているようで、面白いと感じました。通常のシネマ・コンプレックスとはちょっと異なるアプローチですね。
オーケストラの再生は本当に難しいです。・・・・というか、録音自体が容易ではないですね。某大手レーベルのようにマイクを鬼のように立ててミキシングしまくる方法もあれば、DENONやBISといったレーベルみたいにマイクの数を最小限にしてワンポイント風に仕上げようという行き方もあります。いずれにしろ再生装置には相当な分解能が必要です。もちろん、スケール感を出すにはスピーカーのサイズも関係してきます。
セリーヌ・ディオンのライブステージのブルーレイディスク、先日行ったオーディオフェアでデモされていましたが、音・画像とも満足できるものでした。説明を担当していたメーカーのスタッフも彼女の大ファンのようで、やはり東京ドームでのコンサートに家族3人で行ったそうですが、子供が小さくて始まってすぐに眠ったしまったとかで、その分のチケット代が無駄になったとボヤいておりました(笑)。
書込番号:7944209
0点

去る4月に足を運んだオーディオフェアは「ハイエンド」というフレーズが頭に付くイベントで、その名の通り各社のハイエンド機が数多く展示されていましたが、集まってきたのは当然手練れのオーディオマニアばかりです。かなり賑わっていたのはいいのですが、反面「これでいいのか」とも思いました。
数少ないマニアを相手にするよりも、普段はミニコンポやラジカセや携帯プレーヤーで音楽を聴いている若年層に対してこそアピールするような催し物を優先して開くべきではないでしょうか。
たとえば、私の周囲の若い連中は、iPodをミニコンポ全般に接続可能であること自体を知りません。iPodをスピーカーで聴くには「iPod接続対応!」と銘打った一部の機器でないとダメだと思っているようです。iPodのイヤホンジャックから専用ケーブルを通じて、あるいはDockのライン出力からRCAケーブルを介してミニコンポの入力端子へ・・・・などという「芸当」にはまったく無縁のようです。一度私が手持ちの「ミニジャック->RCA端子ケーブル」を使ってiPodをミニコンポに繋いで音を出してやったところ、目を剥いて驚いていました(爆)。
iPodなどの携帯プレーヤーからどれだけのパフォーマンスを引き出せるか検証したり、他にもミニコンポと廉価版ピュア・オーディオシステムとの聴き比べをやったり、コンポに付属しているケーブルと市販ケーブルとの性能の違いを明らかにしたり・・・・といった、若いリスナーにも身近に感じられる分野から積み上げるイベントがあってもいいと思います。「ハイエンド」ならぬ「ローエンドオーディオフェア」(笑)みたいなのを開いたら、さぞや面白いでしょう。
何だか、メーカーもディーラーも「ピュア・オーディオと携帯プレーヤーなどのお手軽音響機器とは別の次元の話だ」と思い込んでいるフシがあるのではないでしょうか。これでは、市場の発展は見込めないと思います。
書込番号:7944219
2点

本日はDENONについて述べてみます・・・・などと書くと「キサマは前のスレッドで“DENONについては関心はない”とか何とか言ってたじゃないか!」などという突っ込みが入ることはスグに予想が付きますが(爆)、前回とはスレッドの主旨が少し違うということでご勘弁願いたいと思います。
1910年に発足した日本蓄音機商会(のちの日本コロムビアが)が1963年に日本電気音響(株)を吸収合併した際に、そのブランドであったDENON(デンオン)を引き継ぎ、自社のオーディオ製品の商標としたものです。御承知のように、2001年に日本コロムビアから分割され、(株)デノンと称しています。
個人的にDENONの製品は今までアンプ2台、カセットデッキ1台を使用していて、今のサブ・システムのチューナーもDENON製です。ついでに言うとメイン・システムのラックにもDENONのマークが入っています。ただし、けっこう導入しているのにDENON自体にはほとんど思い入れはありません。考えてみれば、DENONの製品を買ったときはいずれも「このDENON製品が素晴らしく気に入った!」という強い購入動機は全然ありませんでした。「前の機器が古くなったので新しいのに更改したい。しかし、希望価格帯には特段気に入った製品はない。とりあえずDENONならば少なくともイヤな音は出ないから、これ買っとこう」といった消極的な理由で選んだに過ぎません。
私がDENONに対して長い間抱いているイメージは「無難」の一言でした。とりたてて魅力はないが、さりとて破綻するような展開はないという、トヨタの車かセイコーの時計のような−−−とはいってもトヨタやセイコーみたいにクォリティの確かさに裏打ちされたものではまったくなく、あくまで音の面ですが−−−そういう印象でした。
ただし、それが変わってきたのは2001年に社名を「デノン」にしたあたりからだと思います。それまでも高域の伸びはそこそこに、ピラミッドバランスを主体とした適度なレンジ感の中での聴きやすさをアピールしてきたところがありましたが、近年はその中低音主体の方向性が極端に肥大化し、押しつけがましい展開になっています(注:私が言っているのはアンプとCDプレーヤーについてです。同社のスピーカーに関しては昔からずっと興味はありません)。反面、解像度や分解能は随分と後方へ追いやられています。もちろん、こういった音を好むユーザーも少なくないことは承知していますが、解像度や情報量よりも「濃い音色」を優先させた音造りは、いかがなものかと思います。
それでも、アンプで言えばPMA-390、PMA-1500、CDPならばDCD-755といったエントリークラスの製品は「他にあまり選択肢がない」という意味での存在価値はあります。少なくとも中低域重視のバランスは、MARANTZのように高域にクセのある音造りの製品に比べ、はるかに汎用性が高いです。もしも「安いクラスでのアンプ類のオススメは?」と問われれば、私もDENON製品を推すのにやぶさかではありません。まさに「無難」です。しかし、10万円を超えるモデルに関しては、コメントもしたくはないのです。
DENONやMARANTZみたいな「濃い色付け」のアンプ類ばかりが目立つのは決して歓迎されることではありません。
書込番号:7949698
0点



CDプレーヤー > ヤマハ > CDR-HD1500
以前この掲示板にCD−RWへの書き込みの失敗が頻繁に発生するとの記事を見しましたが、実は私もそうでした、この記事を見て、一応ヤマハのSSでファームウェアのオーバーライトをして貰ったのですが、一応以前よりはすこしましかなぁ?と言うぐらいで根本的には改善されませんでした。ヤマハにもう一度症状を説明したところ、すんなりと新品交換して貰い、それ以降2度と失敗することは無くなりました。「ファームウェアーに問題がある」との説明はいったい何だったのか。?????。
3点

私は修理に出し、CDドライブを交換して貰いました。以後10枚ほど焼きましたが、今のところ失敗はありません。
書込番号:7849950
3点

まるしおさん、参考になりました。私の場合も含めてですが、やはりソフト関係ではなくハード関係が故障していたのですね。
書込番号:7852414
2点


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