我が家の地デジ化(交換できない屋内配線との格闘記)
我が家は東京世田谷の強電解地域にある築20年の鉄骨構造3階建て住宅である。屋内配線が古く、地上アナログ用と衛星用が別系統になっていた。屋上でVHF、UHF(横浜向け。父がベイスターズファンのため)を混合し、各部屋(6部屋8コンセント)に送る配線が基幹で、衛星放送は独立に2部屋2コンセントに送られていた。建設当時、衛星放送は比較的新しく、知り合いの別業者に敷設作業をお願いしたためである。先見の明が無かったといえばそれまでであるが、当時見たい番組があったわけでもない。アンテナはすべて3階屋上に設置されているので地上高12m程度である。ブースターは使用していなかった。
平成2008年5月に大型液晶テレビ(を2階居間に導入し、地デジに備えることとした。横浜向けUHFアンテナはそのまま生かし、東京タワー向けにUpaを設置し混合した。同時に調子の悪かった衛星放送アンテナも交換し、地デジと衛星デジタルの受信に成功した。残念ながらMX東京テレビの電界強度がギリギリで、日によって受信できたりできなかったりであった。
その後、一階居間のAVルーム化を企画し、1階居間でも地デジと衛星TVの受信ができるようにしようと考えた。どうせならMX東京も安定受信がしたいところである。(あまり見ないのだけど)。SONY-VAIOの地デジチューナ付を職場から拝借してきて、地デジの受信が可能かどうかを調べたところ、家中の8コンセントの内、5箇所のみが可能であった。残念ながら、1階のAVルーム用のテレビコンセントでは不可能だ。この状況では衛星放送電波を基幹配線に混合したところで、受信に成功する可能性は薄い。
これで負けては男がすたるので、まず、家中のテレビコンセントを開け、設置されている直列ユニットが終端型か分岐型かを確認した。その結果、家の中のどこかに分配器がなければならないことが分かった。どこだろう。建築図では全体が直列ユニット配線になっているはずだが、そうではなかった。また、建築図面ではCD管を使うとなっていたが、CD管が使われているのは後工事をした衛星放送配線のみで、一般のVHF用配線は裸配線である。現場の業者はこんなもんである。ちなみに100年もつというミサワセラミックの家であるが、敷設されたケーブルを引っ張ってみると、ところどころ固定されているようだ。結局、アンテナケーブルの交換をすることは不可能な施工になっているのである。
ネットを調べると、分配器は風呂の天井裏に置かれていることが多いと書いてある。我が家の風呂は2階にあり、ちょっと疑わしかったがのぞいてみたところ4分配器を発見。小躍りした。3階屋上から2階風呂に5C2Vで引き込み4分配し、その後は3C2V(残念)で各部屋にひきまわしていることが分かった。直列ユニットはマスプロ製、ケースに1600MHz対応と書いてあるので、原理的には衛星放送も通るはずである。
WEB情報では屋内配線が3C2V等の細いケーブルなら地デジは難しいと書いてある。私もそう思った。しかしながら成功例もあるようである。ブースター増幅で足りるのだろうか。それなりの投資をしないといけないので、電波強度などを理解するためいろいろ勉強しプランを練った。結局配線図は添付のように旧配線から、新配線に切り替えた。基本的には3C2Vの屋内配線をフル活用している。これにて全部屋で地デジ、衛星の両方が受信可能となった。
以上の経験が有益な方は多いのではないかと思い投稿することにした。
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