


Lexar Professional SDXCカード UHS-I CLASS10 256GB 600X LSD256CTBJP600を購入してみました。
同社から発売されていた世界初の256GB SDXCカード 400X(日本では未発売で今現在は海外でも販売されていません)をよりさらに高速化させた同容量の600X SDXCカードで今のところ256GBのSDXCカードは同社のものとグリーンハウスから出ているものしか存在していません。
公称読み込み速度は600倍速(90MB/s)、書き込み速度は300倍速(45MB/s)と今生産されている同シリーズの16GB〜64GB(Rev.B)と同じく他社と比べるとかなり低めな書き込み公称値です。(16GB〜64GBがRev.Aの物であれば60MB/s)
パッケージの保証期間は5年となっていますが今現在のLexar製品の実際の保証は制限付き永久保証に変更されているのでSanDiskやTranscend辺りのもと同等になったと考えていいでしょう。(付属品はイメージレスキュー4のみで保証書は同梱されていません<ダウンロード?>)
生産国は同シリーズの16GB?〜64GBと同じくMade in Koria(韓国)で採用されているチップはメーカー公式でSLCチップ採用とのことです。(20nmor256GbitがMicroの部品番号に存在しているのでSDカードサイズでも余裕でしょう)
メモリカード(主にSDカードとCFカード)のベンチマーク及び実際の速度を測定するカードリーダーはLexar USB3.0カードリーダー LRW300URBJPで行っています。
ベンチマークでの速度はシーケンシャルリードが94.8MB/sと読み込みは同シリーズの16GB?64GBよりも3MB/s程度高速化されていますがシーケンシャルライトは62.7MB/sと50MB/s程度しかでない同シリーズの16GB〜64GB(Rev.B)よりは速いものの、同社の16GB〜64GB(Rev.A)や他社の90MB/s SDカードに遠く及ばない数値です。
ランダムライト512KBは48.5MB/sとSDカードの中では最高の数値でテストサイズが4000MBでも11.1MB/sとこれだけの大容量になっても高い数値を維持できるのはLexarコントローラ技術と最新のMicron製SLCチップのお蔭でしょうね。書き込み寿命のほうは普通なら10万回程度だと思うのですが最近のフラッシュメモリは大幅な微細化されているので10万回以下は確実で下記のページでATPのSLCチップ採用の工業用 SDHCカード 32GBが768TBまでの書き込み寿命を保証(計算してみると書き込み寿命は2万4千回程度)しているので、このLexarのSDXCカードの書き込み寿命は2万回以上だと考えてもいいでしょう。
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/2013/0220/21018
D800での書き込み速度は32.2MB/sと同社の400倍速モデルよりも2MB/s程度高速ですが、同シリーズの16GB〜64GB(Rev.A)や他社の90MB/シリーズのSDカードよりも8MB/s程度遅く300倍速のCFカードに追いつかれています。(SDカードスロットの処理速度が遅いのが原因でしょうが・・・)
ちなみに実際の容量数値は238.7GBバイトでD800のRAW+JPEG(下記のテストでの表示)だと2.4K(2400枚以上)、K-5だとRAW+JPEG(画質サイズは16M・星4つ)で5140枚とバッテリーグリップを装着した状態でもこの容量を使い切ることはできないので容量を気にせず連写できますね。
D800にボディキャップ装着で21連写(FXモード)しバッファが開放(書き込みランプが消える)されるまでの時間を計測
シャッター速度 1/8000 ISO感度 6400 記録bit 14 RAW(圧縮無し)+FINE
転送速度の計算式は、21連写の合計ファイルサイズ(MB)÷バッファが開放されるまでの時間(秒)=D800内部転送速度(MB/s)
Lexar Professional SDXCカード UHS-I CLASS10 256GB 600X LSD256CTBJP600
1710.85MB 53.1秒 32.2秒
Lexar Professional SDXCカード UHS-I CLASS10 64GB 600X LSD64GCTBJP600(Rev.A)
1699.35MB 43.2秒 39.3MB/s
Lexar Profesional SDXCカード UHS-I CLASS10 128GB 400X LSD128CTBJP400
1703MB 56.3秒 30.2MB/s
SanDisk Extreme Pro SDXCカード UHS-I CLASS10 64GB 95MB/s SDSDXPA-064G-J35
1699.27MB 42.3秒 40.2MB/s
SanDisk Extreme Pro SDHCカード UHS-I CLASS10 32GB 95MB/s SDSDXPA-032G-J35
1699.75MB 41.9秒 40.6MB/s
東芝 EXCERIA Type1 SDHCカード UHS-I CLASS10 32GB SD-GU032G1
1698.18MB 42.5秒 40MB/s
書込番号:16992008
4点

カードリーダー経由での速度はSDXCに移動が19.6秒、PCに移動が11.9秒とカメラの読み込み速度はベンチマーク通り同社の64GB以下のものよりも高速で、書き込み速度はやはり90MB/s以上のものに及ばないもののD800で互角であった最速クラスの300倍速 CFカードに3秒以上の差をつけているので400倍速以上の実力はあるとわかります。
1枚の1000MBデータをPC経由で測定するテスト。(容量が
大きめなデーターなので、今回の測定で重要数値はシーケンシャル性能です)
PC データをCForSD(HC・XC)カードに移動するまでの速度 表記 CForSD(HC・XC)に移動(書き込み性能が重要)
CForSD(HC・XC)カード データをPCに移動するまでの速度 表記 PCに移動(読み込み性能が重要)
Lexar Professional SDXCカード UHS-I CLASS10 256GB 600X LSD256CTBJP600
SDXCに移動 19.6秒 PCに移動 11.9秒
Lexar Professional SDXCカード UHS-I CLASS10 64GB 600X LSD64GCTBJP600(Rev.A)
SDXCに移動 16.4秒 PCに移動 12.3秒
Lexar Profesional SDXCカード UHS-I CLASS10 128GB 400X LSD128CTBJP400
SDXCに移動 22.5秒 PCに移動 12.3秒
SanDisk Extreme Pro SDXCカード UHS-I CLASS10 64GB 95MB/s SDSDXPA-064G-J35
SDXCに移動 13.7秒 PCに移動 12秒
SanDisk Extreme Pro SDHCカード UHS-I CLASS10 32GB 95MB/s SDSDXPA-032G-J35
SDHCに移動 14秒 PCに移動 12.2秒
東芝 EXCERIA Type1 SDHCカード UHS-I CLASS10 32GB SD-GU032G1
SDHCに移動 14.2秒 PCに移動 12.1秒
読み込みは文句なしの公称値数値以上であるもののカードリーダーでのシーケンシャルライトは62.7MB/s、D800での書き込み速度は32.2MB/sと速度的には東芝とSanDiskのミドルクラスのSDHCカードと同じレベルなので、もう少し頑張ってほしかったところですがここまでの容量になるとその性能を維持するのも技術的に難しいのかもしれませんね。
しかし他社には存在しない256GBの圧倒的な容量でSLCチップのお蔭で大容量でありがちなデータ消去リスクも気にならず安心感or信頼性は最高、保証も永久でデータ復元サービスもあるのでサポートもばっちりですね。
値段のほうは45000円以上ですが今のところ信頼とスピードを兼ね揃えてる256GBのSDXCカードはこのLexar Proしか存在しないのでほぼ一択の状態ですね。
それととてもいい情報ですが今現在のLexarの最新ロットCFカード(1000倍速と800倍速)は中国製からアメリカ製の物に変更されているらしいので9年ぶりついにLexarのMade in USAが復活したということになりますね。(SDカードの方は全て韓国のまま)
確実にアメリカ製のCFカードを入手する(今でも中国製の物は普通に存在します)にはまず店側の在庫にUSAのものが存在しないかを問い合わせるか、メーカーの取り寄せで確実に手に入れるかですね。
ちなみに下記の韓国のLexar正規代理店には同社のフラッシュメモリ採用されているタイプがすべて紹介されていて、ProfessionalシリーズはSD CF XQD問わず全てSLCでそれ以外のものは通常のMLC(2bit)なのでメモリカードを長く使いたいならLexarで決まりですね。
http://www.haesole.co.kr/wp/
http://www.lexar.com/where?page=1&field_resellerregion_nid=4017&field_country_nid=All&field_resellertype_value_many_to_one=All
書込番号:16992032
4点

はじめまして。
いつも測定、比較ありがとうございます。
こういう事には疎いのでシーケンシャル…等の意味をよく理解してはいないのですが、qutaさんのクチコミ、全て読んでレキサーのCFを購入いたしました。
使っているカメラがD700と古い機種ですので内部転送速度の関係であまり実感できるほどではありませんが、それでも10秒間シャッター切りっぱなしでサンディスクの物より5枚ほど多く撮れるようになりました。
これからも参考にさせていただきます。ありがとうございました。
書込番号:16992341 スマートフォンサイトからの書き込み
2点

>>Lexar Pro SDXCカード 600X 256GB
SSDより高いですね(^^;
安価なTLCが多い中、信頼性のSLCは良いですね。
理論上はSLCが10万回 MLCが1万回 TLCが1000回ですので、このSDカードを壊すのも大変そうです。
4K QD32の数値が思ったよりも良くない?
書込番号:16992429
2点

カードの容量も大きくなりましたね。
最初に買ったノートパソコン(シャープ/メビウス)のHDDは500MBでした。
書込番号:16993396
1点

欲しいけど、こんなに容量要らないなー…
書込番号:16993810 スマートフォンサイトからの書き込み
1点

毛のない毛虫さん、kokonoe_hさん、じじかめさん、スーパーたかつさんコメントありがとうございます。
>毛のない毛虫さん
私の情報がお役に立てて幸いです。
D700はおっしゃる通り内部転送速度はあまり速くない(だいたい60MB/s程度のCFカードがベスト)ですが、Lexarの1000倍速 CFカードとは相性抜群(詳しい情報は下記のページをどうぞ)
http://www.robgalbraith.com/camera_wb_multi_pagedcf0.html?cid=6007-9550
で今のところD700では最速のCFカードになっていますよ。
今はもっと高速な物がSanDiskや東芝からもでていますが公式でSLCチップ採用のCFカードはLexarだけなので間違いない選択だと思いますよ。
シーケンシャルはカメラの関係で分かりやすく言うとシーケンシャルリードは読み込みのこと、シーケンシャルライトは書き込みのことを表しています。シーケンシャルリードはこの数値が高ければ高いほどメモリカードのデータをPCなどに送り込むスピードが速くなり、シーケンシャルライトの方は数値が高いほどカメラの書き込み速度を短縮することができ、PCなどからを送られるデータも速めにメモリーカードに受信することができるのでカメラ用に速いメモリカードを購入するときは書き込み速度の方だけを見るといいでしょう。
>kokonoe_hさん
確かにこの値段だと余裕で480GB以上のSSD(同社の480GB Crucial M500が3万円台後半)が買えちゃいますし、いくらSLCともいえども複数のコントローラが詰める(SDカードは一つまで)MLCのSSDには寿命でも速度でも大きく劣りますね。でも用途はデジカメでPCのようにそこまで連続書き込みもないので普通に使えば半永久的に使用可能で、いざというときはストレージメモリとしても使えるのでこの値段でも十分買う価値があるものだと思いますよ。
ランダム4K(QD32)でライトの方は今のところSDカードではSSDコントローラを積んでいるものは存在していないので普通よりいい方だと思いますが、おっしゃる通りリードの方はLexarにしては低いですね。同社で過去に販売されていた133XのSDカードなら12MB以上は当たり前だったので新しいコントローラチップが関係しているかもしれませんね。
>じじかめさん
SDカードも遂にここまで来たという感じですね。私が最初に購入したカードは同社の2GBですがここまでの大容量のSDカード入手してしまうと今まで購入してきたUHS-Iに対応していない4GB以下のSDHCカードは必要なくなってしまいますね。
>スーパーたかつさん
今のところこれだけの容量を容易に使い切れるのはD800(E)位しかなく(フルハイビジョン動画も40時間以上撮れてしまいます)まだ存在していないSDカード対応の4Kビデオカメラがでたとしても63MB/s程度の書き込み速度では全然足りそうにない(EOS 1D Cの4K動画は100MB/s以上書き込み速度が必要なので)ので使いこなせるものが少ないですね。
ただわざわざSDカードを取り換えるような面倒(カメラ及びSDカードの端子へのダメージも減らせる)もなくSLCチップ採用でデータを長期間SDカードに入れっぱなしにしても大丈夫(MLCだと数年でデータが自然消去する可能性が高い)なのでとても便利ですよ。
書込番号:16995586
2点

qutaさん
リンク拝見させていただきました、こういう比較サイト等に自分の使っている機材などが高ランクで
掲載されていると、何だか嬉しいですね(笑)
シーケンシャルのご説明もしていただき恐縮です。なるほど、qutaさんの過去の口コミから見ても、
レキサーX1000はカメラを買い換えても、性能的にも寿命的にも長く使えそうですね。
あの、もしご面倒でなければ教えていただきたいのですが、
高容量のメモリーよりも、低容量のメモリーの方が高速になる事に理由があるのでしょうか?
qutaさんの過去の測定結果や、先ほど教えていただいたリンク先でも、そういった傾向が見られたので...。
書込番号:16995805
0点

毛のない毛虫さん、こんばんは。
多忙だったなので返信が遅れてしまって申し訳ございません。
高容量のメモリーよりも、低容量のメモリーの方が高速になる事に理由は私もはっきりとした説明ができるわけではないですが、メモリーカードは容量が大きければ大きいほど積むフラッシュメモリの数(微細化も進み耐久力も下がる)が多くなり、コントローラチップ(司令塔)もより精度が高めなものが求められるので安定度が下がり故障率も高くなります。特に初めて登場した世界初の大容量のメモリカード(このLexarの256GB SDXCカードのような)などは安定性が一番求められコントローラも全く新しいもの(つまり未熟な状態)を用意しなければならないので、スピードが落ちるのは仕方がないことです。
なら従来の容量品は2010年までのUHS-Iが登場していなかった頃のメモリーカードはコントローラ技術がまだ発展途上だったのでSLC、MLCなど問わず低用量の物のほうがわずかに速くなることが多かった(容量が大きいものは微細化でランダムライトの数値が大きく落ちる)のですが、現在(キャッシュメモリなどの新技術で大容量でも高い書き込み速度を維持できるようになっています)はMLCチップならSSDのように大容量のもののほうが高速化され、SLCチップの方は中間あたりの容量のものの方が高速である傾向にありますので、今確実に速い容量の物を入手したいならほかの方のテスト情報を参考にするしかないですね。(あくまで全部個人的な推測なので説明になっていなかったらすいません。)
書込番号:17002148
1点

qutaさん
私こそ質問しておいてなかなか時間が取れず、お礼が遅くなってしまいました。
師走とは言え、失礼いたしました。
なるほど、同じ大きさの容器の中に、よりたくさんのフラッシュメモリを詰め込み、それをコントロールする事はやはり難しい事なのですね。
逆に低容量のメモリーカードがどんどん低価格になっていくのは、そういったコントロール技術が
進歩している事による恩恵でもあるのでしょうね。
現在では未熟な技術(安定供給が難しい、コストがかかる)でも、それが成熟する頃には、そこからより革新的な規格が生まれて来るのでしょう。
実際に私がメモリーカードを初めて購入した頃と比べると、容量もスピードも1000倍(今も家に64MBのSDカードがあります笑)にもなっているのですから驚きです。
素人の突飛な疑問に、お忙しい中でもお答えいただきまして、ありがとうございました。
今後もqutaさんのクチコミを読ませていただきながら、自分なりにも勉強したいと思います。
書込番号:17006402 スマートフォンサイトからの書き込み
0点


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