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現代日本の作曲家 名曲名盤30選

2018/01/17 08:37(1年以上前)


クラシック・サントラCD

クチコミ投稿数:759件 縁側-心の泉の掲示板うちの子の撮った写真 

インターネット上でもありそうで意外にないのが、日本人作曲家作品の名盤選の記事。
同じようなタイトルのCDシリーズもありましたが、ここでは自称現代音楽フリークの私ちちさすが、独断と主観で選んだ30枚をご紹介させていただきます。

書込番号:21517243

ナイスクチコミ!9


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クチコミ投稿数:759件 縁側-心の泉の掲示板うちの子の撮った写真 

2018/01/17 09:10(1年以上前)

1

まずはオムニバス盤から。
『日本の管弦楽作品1914-1942』
発売元:ビクター音楽産業
オムニバスですので収録曲をご紹介します。

@山田耕筰:音詩「曼荼羅の華」
A尾高尚忠:日本組曲
B伊福部昭:土俗的三連画
C深井史郎:パロディ的な四楽章
D平尾喜四男:交響詩曲「砧」
E早坂文雄:左方の舞と右方の舞
F清瀬保二:日本祭礼舞曲
G箕作秋吉:芭蕉紀行集
H諸井三郎:交響曲第2番
I大木正夫:夜の思想

日本の管弦楽はここから始まりました。必聴盤です。
上記はLPですが、Gを除く9曲はタワーレコードからCDとしてリリースされています。
http://tower.jp/item/2374779
Gは1995年にビクターエンターテイメントからVICC-23008として出ていたのが最後のリリースで、現在は廃盤となっています。

書込番号:21517306

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クチコミ投稿数:759件 縁側-心の泉の掲示板うちの子の撮った写真 

2018/01/17 09:31(1年以上前)

2

『尾高賞30周年記念N響コンサート'82』
発売元:CBS/SONY RECORDS

収録曲をご紹介します。

1)曼陀羅の華 (山田耕筰)
2)雅楽「越天楽」 (近衛秀磨)
3)交響譚詩 (伊福部昭)
4)左方の舞と右方の舞 (早坂文雄)
5)管弦楽のための「木挽歌」 (小山清茂)
6)交響曲第1番 (尾高尚忠)
7)交響曲ト調 (小倉朗)
8)チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート (芥川也寸志)
9)ラプソディー (外山雄三)
10)ピアノ協奏曲 (矢代秋雄)
11)ヴァイオリン協奏曲 (三善晃)
12)オーケストラのための「イマージュ」 (尾高惇忠)
13)朱鷺によせる哀歌 (吉松隆)
14)ピアノとオーケストラのための「空間の記憶」 (一柳慧)

以上は1982年10月にリリースされたオリジナルLP(00AC1432-5)での収録曲です。
CDは、10)を除いた13曲が1991年にCSCR8375-7として発売されました。
10)の収録が見送られたのは、10)のみ先に28DC5068でリリースされてしまったからと思われます。
作曲界において権威ある尾高賞を受賞した作品群。今もって、それぞれの作曲家の代表作に指折られる名曲揃いです。

書込番号:21517348

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2018/01/17 09:51(1年以上前)

3

『21世紀へのメッセージ Vol.1-4』
発売元:タワーレコード
http://tower.jp/item/4262589

日本の名指揮者、岩城宏之さんがオーケストラ・アンサンブル金沢を指揮して残した作品集。
後世に残る日本人作曲家の作品を広く知らしめるために、岩城さん自身が委嘱したオーケストラ作品です。
4年連続の企画で、3年目までは大家と中堅の作曲家12名が作品を生み、最終の4年目は武満徹の作品集で完結しました。
いずれも渾身の力作で、オーケストラ・アンサンブル金沢も安定した演奏です。

こちらもオムニバスですので、収録曲をご紹介します。

Vol.1
1. 高橋 悠治:鳥も使いか-三絃弾き語りを含む合奏
2. 一柳 慧:室内交響曲 第2番《アンダーカレント》
3. 新実 徳英:生命連鎖-室内オーケストラのための
4. 西村 朗:鳥のヘテロフォニー

Vol.2
5. 藤家 渓子:思い出す ひとびとのしぐさを-室内オーケストラのための
6. 湯浅 譲二:ピアノ・コンチェルティーノ
7. 田中 カレン:ウェーヴ・メカニクス-20人の奏者のための
8. 猿谷 紀郎:透空の蔦

Vol.3
9. 野平 一郎:室内協奏曲 第1番
10. 金子 仁美:フルート協奏曲
11. 近藤 譲:岬へ
12. 細川 俊夫:庭の歌I-室内オーケストラと弦楽(任意)のための

Vol.4 武満 徹作品集
13. 弦楽のためのレクイエム
14. 地平線のドーリア
15. ノスタルジア(アンドレイ・タルコフスキーの追憶に)
16. ファンタズマ/カントスII
17. ハウ・スロー・ザ・ウィンド

初出はVol.1-4まで単独でしたが、タワーレコード企画盤では4枚組にまとめられています。

書込番号:21517394

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2018/01/17 10:08(1年以上前)

4

『雅道/芝祐靖-笛の世界』
発売元:日本コロムビア

このアルバムは毛色が変わっておりまして、1枚目に現代音楽、2枚目に古典曲という構成です。
名手・芝祐靖さんによる妙技と、雅楽の笛による現代曲という非常に堪能のしがいがある企画の上、古典曲の演奏が素晴らしいの一言です。
現代曲は、石井眞木、一柳慧、芝祐靖の自作曲です。
1990年発売で、COCF7015-6でリリース。現在もAmazonなどで入手が可能です。

書込番号:21517420

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2018/01/17 10:33(1年以上前)

5

ここからは作曲家個別のアルバムです。
『芥川也寸志/管弦楽選集』
発売元:フォンテック

文豪芥川龍之介の子息、芥川也寸志は作曲の道で大家となりました。
これは代表作を集めたアルバムで、非常に集中力の高い演奏も特筆ものです。

収録曲をご紹介します。

@交響管弦楽のための音楽
A弦楽のための三楽章−トリプティーク
B交響曲 第1番
Cエローラ交響曲

オリジナルアルバムは1987年にFOCD3028としてリリース。
現在は当アルバムの4曲も含めた『芥川也寸志作品集』として、FOCD9527で発売されています。
http://tower.jp/item/2910519/

書込番号:21517463

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2018/01/17 10:51(1年以上前)

6

『伊福部昭/交響作品集』
発売元:フォンテック

映画「ゴジラ」の音楽で有名な伊福部昭の名曲集です。
代表作は他にもありますが、山田一雄さん指揮新星日本交響楽団の名演かつ爆演が、このアルバムの価値を高めました。

収録曲をご紹介します。

@日本狂詩曲
A土俗的三連画
Bオーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルタータ

オリジナルアルバムは1988年にFOCD3322でリリース。
現在はタワーレコード企画盤として、FOCD2512として入手できます。
http://tower.jp/item/513797/

書込番号:21517501

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2018/01/17 13:06(1年以上前)

7

『一柳慧:作品集』
発売元:カメラータ東京
http://tower.jp/item/2358100/

カメラータ・コンテンポラリー・アーカイヴス・シリーズの1枚で、編集盤です。
一柳慧の代表作はこの曲と、交響曲「ベルリン連詩」になろうかと思います。
ここではよりメジャーに認知されているヴァイオリン協奏曲「循環する風景」を選びました。
多様な反復手法。この作品はミニマルミュージックとは言えませんが、ミニマル好きだった私のツボにハマりました。

収録曲をご紹介します。

@ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」
Aリズム・グラデーション
B森の肖像

CMCD-99046で現在でも入手可能です。

書込番号:21517785

ナイスクチコミ!5


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2018/01/17 13:26(1年以上前)

8

『石井眞木/交響と協奏』
発売元:デンオン

打楽器を扱った曲ばかりを作っていた石井眞木の作品の中でも、完成度の高さではこれらが一番でしょう。
ご本人が指揮しているので演奏意図もよく伝わってきます。
「アフロ・コンチェルト」は朝比奈隆さん指揮の演奏もCDになっていまして(ビクターエンターテイメント)、そちらもおすすめです。

収録曲をご紹介します。
@アフロ・コンチェルト
A失われた響きV
Bポラリテーテン
C風姿

1990年にCOCO6812でリリース。1995年にCOCO78441で再発売されて以降、目下廃盤中です。

書込番号:21517822

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2018/01/17 13:54(1年以上前)

9

『貴志康一/没後50周年記念コンサート』
発売元:ビクターエンターテイメント

1937年に28歳で夭折した天才作曲家、貴志康一の代表作が交響曲「仏陀」です。
ドイツ風の構築ながらフランス風のリズムとメロディも織り交ぜ、さらにアジアの土も感じさせるという傑作です。
演奏はもう一息を望みたいところですが、曲の魅力は十分に堪能できます。

収録曲をご紹介します。
@交響曲「仏陀」
A7つの日本歌曲より4曲(天の原、かもめ、赤いかんざし、かごかき)

1987年にVDC1180で発売されました。2009年にVICC60703で再発売され、現在でも入手可能です。

書込番号:21517870

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クチコミ投稿数:759件 縁側-心の泉の掲示板うちの子の撮った写真 

2018/01/17 14:07(1年以上前)

10

もう1枚、貴志康一の作品をご紹介します。
『貴志康一/生誕80周年記念コンサート』
発売元:ビクターエンターテイメント

貴志康一のもう一つの傑作が「ヴァイオリン協奏曲」です。
作曲家になる前、貴志康一はヴァイオリニストとして活躍していました。
「ヴァイオリン協奏曲」はハチャトゥリアン的なリズムとメロディが話題になりましたが、情緒的な緩徐楽章はまさに日本の伝統メロディを想起させます。こちらも傑作で、演奏もかなり良いです。

収録曲は、
@ヴァイオリン協奏曲
A交響組曲「日本スケッチ」

現在はVICC60704で発売中です。
http://tower.jp/item/2556465/

9でご紹介した『没後50周年記念コンサート』のリンク先を記載忘れしましたので、ここでお伝えします。
http://tower.jp/item/2556468/

書込番号:21517894

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2018/01/18 07:34(1年以上前)

11

『近藤譲/作品集「夏に」』
発売元:ALM Records(コジマ録音)
http://tower.jp/item/2331975/

近藤譲の作品は均質でどれも良いので選ぶのに迷うのですが、ここでは尾高賞を受けた「林にて」を収録したこのアルバムを選びました。
好き嫌いが分かれる作風ですが、このアルバムは総じて万人向けかと思われます。

2007年にALCD74として発売され、現在も入手できます。

書込番号:21519830

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クチコミ投稿数:759件 縁側-心の泉の掲示板うちの子の撮った写真 

2018/01/18 08:07(1年以上前)

12

『佐藤聰明/夜へ』
発売元:フォンテック

佐藤聰明が作風を転換した後の作品で、弦楽合奏による3作を収録。
静謐でありながらヒーリングに収まらない深い情念を含んだ作品です。表題曲の「夜へ」が特に良かったです。

収録曲をご紹介します。
@RUIKA
A夜へ
Bホーマ

1993年にフォンテックからFOCD3169として発売。廃盤にはなっていませんが、現在、在庫僅少ということです。
http://tower.jp/item/513884/


11の『近藤譲/作品集「夏に」』の収録曲を記載し忘れましたので、ここでお伝えします。
@桑
A林にて
B夏に
C傘の下で

書込番号:21519897

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2018/01/18 08:31(1年以上前)

13

もう一枚、佐藤聰明作品をご紹介します。
『佐藤聰明/日月』
発売元:フォンテック

佐藤聰明作品は他のレコード会社からもリリースされていますが、2枚目もフォンテックのアルバムから選びました。

収録曲は、
@皎月
A燦陽
B風の曲

@とAは対となる作品で、標高遥かな山で、太陽と月が同時に望む光景が着想の元とのこと。
尺八と箏という定番の組み合わせから、時間の流れが急激に遅くなったような不思議な時空間を感じます。

1994年にFOCD3189としてリリースされました。現在は廃盤ですが、タワーレコードでは店頭在庫のあるお店がまだあるようです。
http://tower.jp/item/513903/

書込番号:21519950

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クチコミ投稿数:759件 縁側-心の泉の掲示板うちの子の撮った写真 

2018/01/18 08:50(1年以上前)

14

『柴田南雄/ゆく河の流れは絶えずして』
発売元:フォンテック
http://tower.jp/item/513792/

長く作曲界の重鎮だった柴田南雄の代表作といえば「シンフォニア」なのでしょうが、ここでは大作の交響曲を選びました。
「ゆく河の流れは絶えずして」は、前半はまさに西洋の管弦楽書法の歴史を早足で俯瞰、後半は鴨長明の随筆「方丈記」の節を合唱がホール中を歩き回り歌う、というもの。本来この作品はシアター・ピースなのでしょうが、CDにおいても圧倒的な合唱の奔流に呑まれてしまいます。

収録曲は、
@交響曲「ゆく河の流れは絶えずして」
A北園克衛による3つの歌

1992年にFOCD2507としてリリースされ、現在も発売中。ロングセラーとなっています。

書込番号:21519972

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クチコミ投稿数:759件 縁側-心の泉の掲示板うちの子の撮った写真 

2018/01/18 13:33(1年以上前)

15

『武満徹/カトレーン、鳥は星型の庭に降りる』
発売元:ドイツ・グラモフォン

武満徹が世界で認められた背景には、小澤征爾さん、岩城宏之さんといった名指揮者たちのワールドワイドな作品紹介も力になりました。
このアルバムは日本の武満徹が、世界のタケミツとなった確かな足跡として長く聴き継がれることでしょう。
小澤征爾さん指揮ボストン交響楽団とタッシの演奏は、トロント交響楽団とのアルバムのような先鋭さもなく、響きを大事にした武満徹そのものの音楽です。

収録曲は、
@カトレーン
A鳥は星型の庭に降りる

オリジナルアルバムはこの2曲だけの収録でLPで発売されました。
初CD化の際、この2曲だけでは演奏時間が少ないため(2曲合わせて30分弱)、ポリドール原盤の室内楽曲集であるMINIATUR(第1集)というアルバムと合わせ、2枚のLPを1枚のCDに収めた形で発売されました。
何度か再発売もされましたが、現在は廃盤となっています。

オリジナルアルバムの形では2002年に限定発売されたことがあり(UCCG-9302)、掲載のジャケット写真はその時のものです。

書込番号:21520527

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2018/01/18 14:01(1年以上前)

16

『武満徹/Miniatur(第1集)』
発売元:ポリドール

1960年代の武満徹の作品は、後年の響きの微細な邂逅を柱とした作風ではなく、実験要素の強い作品を多く作っていました。
この室内楽アルバムは若かりし頃の武満徹の第一の到達点と考えて良いかもしれません。

収録曲をご紹介します。
@スタンザ第1番
Aサクリファイス
Bリング
Cヴァレリア

Miniaturシリーズはこの後も続き、ピアノ独奏曲集も含めて第5集までリリースされました。
CDは他のMiniaturシリーズと編集され、この4曲が含まれたアルバムも発売されましたが、現在ではすべて廃盤となっています。

書込番号:21520573

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2018/01/18 14:20(1年以上前)

17

『武満徹/Miniatur(第3集)』
発売元:ポリドール

Miniaturシリーズの3集目は、ピアノ曲のアルバムとしてリリースされました。
ピアニストは、彼も武満徹の盟友というべき高橋悠治さんです。
武満徹のピアノ曲集は、藤井一興さん、小賀野久美さん、ロジャー・ウッドワード、ピーター・ゼルキンなどの演奏もありますが、作曲当時の武満徹の空気を肌で感じていた高橋悠治さんの演奏は、第一に聴いておくべきものと思います。

収録曲は、
@フォー・アウェイ
A遮られない休息 I
B遮られない休息 II
C遮られない休息 III
Dピアノ・ディスタンス
Eピアニストのためのコロナ

CDは2010年にドイツ・グラモフォンからUCCG-4708としてリリースされたのが最後で、現在は廃盤です。

書込番号:21520609

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2018/01/18 14:47(1年以上前)

18

『武満徹/ノヴェンバー・ステップス』
発売元:PHILIPS

武満徹の代表作をひとつだけ挙げよ、と問われましたら、やはり「ノヴェンバー・ステップス」となりますでしょうか。
和楽器と西洋オーケストラとの歴史的邂逅であるこの作品は、初演後すぐに世界中で認められました。
初演は小澤征爾さんの指揮ニューヨーク・フィルでしたが、世界初録音は小澤征爾さんとトロント交響楽団の組み合わせとなりました。
トロント交響楽団の演奏は前衛の空気、実験の要素を残した先鋭な印象でしたが、このアルバムは初演から四半世紀を経て、サイトウ・キネン・オーケストラとのもの。とてもしなやかで柔らかい、響きの重層が心地よい演奏に変貌しており、現代の感覚で聴くなら間違いなくこちらの方でしょう。

収録曲をご紹介します。

@ノヴェンバー・ステップス〜尺八・琵琶とオーケストラのための
Aエクリプス(蝕)〜尺八と琵琶のための
Bア・ストリング・アラウンド・オータム〜ヴィオラとオーケストラのための

初出は1993年で、当時のPHILIPSからのワールドリリースでした。
PHILIPSは後にDECCAに売却され、現在はDECCAからUCCD-51050として発売されています。
http://tower.jp/item/4431506/

書込番号:21520646

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2018/01/19 07:00(1年以上前)

19

『夢の時/武満徹 管弦楽曲集』
発売元:RCA

武満徹は1980年以降、管弦楽曲が作曲の多くを占めるようになりました。
同時に1980年代は創作の充実期であり、このアルバムは豊作の中から選りすぐった名曲中の名曲が収められています。
岩城宏之さん指揮とはいえ、オーストラリアのメルボルン交響楽団から武満音楽の真髄が聴けるのかという懸念もありましたが、まったくの杞憂です。
このアルバムは武満作品演奏として最も優れた1枚であり、武満徹の音楽に触れるなら真っ先に指折られるものでしょう。

収録曲をご紹介します。
@夢の時
Aノスタルジア
B虹へ向かって,パルマ
Cヴァイオリンとオーケストラのための「遠い呼び声の彼方へ」
D鳥は星形の庭に降りる

1993年にRCAからBVCC-634として発売されましたが、RCAがソニーに売却された後、廃盤となっています。

書込番号:21522381

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2018/01/19 07:34(1年以上前)

20

『早坂文雄/交響的組曲「ユーカラ」』
発売元:フォンテック

黒澤明監督の映画「七人の侍」「羅生門」などの音楽で著名な早坂文雄の畢生の大作が、交響的組曲「ユーカラ」です。
早坂文雄の代表作は、先にご紹介した1や2に収録されている「左方の舞と右方の舞」、あるいは「管弦楽のための変容」とするのが一般的ですが、最晩年の作であるこの作品からも強いインパクトを与えられます。
ストラヴィンスキーの音楽を切り詰めたようなリズムの書法が魅力です。

当アルバムはこの1曲のみの収録ですが、演奏時間は約50分ほどあります。
1992年にFOCD3162として発売されましたが、廃盤となりました。
現在は「早坂文雄作品集」の1曲として収録され、現在も入手が可能です。
http://tower.jp/item/2910520/

書込番号:21522428

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2018/01/19 08:54(1年以上前)

21

『クリマ/廣瀬量平の世界』
発売元:カメラータ東京
http://tower.jp/item/2642967/

廣瀬量平はその作品の質の高さに反して録音が少なく、数少ないアルバムはどれも貴重な演奏です。
廣瀬量平の代名詞といえば尺八であり、代表曲もここに収められている「尺八とオーケストラのための協奏曲」ですが、武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」とは尺八演奏の“息遣い”に対するアプローチがまったく異なり、尺八をもっとも尺八らしく扱いながら西洋楽器と融和した名曲となりました。
このアルバムでは室内楽曲とオーケストラ曲とで、廣瀬量平の音楽のほぼ全体を楽しむことができます。

収録曲をご紹介します。

1) フルートとピアノのためのソナタ
2) クラリネットとピアノのための“プンダリーカ(芬陀利華)”
3) 無伴奏ヴァイオリンのための“アスラ”(1975)
4) アルト・リコーダー,チェロ,ハープのための“ポータラカ(補陀落)”
5) ハープのための“エレギア”
6) アルト・リコーダーのための“メディテーション”
7) リコーダー,オーボエ,弦,打楽器のための“カラヴィンカ(迦綾頻伽)”
8) ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲
9) 尺八とオーケストラのための協奏曲
10) オーケストラのための”クリマII”
11) 夢十夜

1998年に25CM516-7としてリリースされ、現在はCMCD50022-3として発売されています。

書込番号:21522569

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2018/01/19 14:59(1年以上前)

22

『松平頼則作品集T』
発売元:ALM Records(コジマ録音)
http://tower.jp/item/191052/

「源氏物語による3つのアリア」は、抽象音楽ともいうべき作曲様式を一貫して持ち続ける松平頼則が、源氏物語の話内にある短歌3首を用いて作曲したアリアです。
アリアと言ってもオペラアリアのような歌そのものではなく、五・七・五・七・七の短歌を全部音節に解体しており、松平頼則独特のセリー風な抽象性は確固として主張されています。
使われている短歌は、藤壺、紫、明石、の3首です。
ソプラノの奈良ゆみさんの歌唱はかなり独特と思いますが、この抽象的な音楽とは絶妙なマッチングです。

収録曲をご紹介します。
@源氏物語による3つのアリア
A二星(七夕)

1992年にALCD-39として発売されて、現在も入手可能です。

書込番号:21523286

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2018/01/19 15:32(1年以上前)

23

『BINARY-STARS/松平頼暁 ピアノ作品集』
発売元:ALM Records(コジマ録音)
http://tower.jp/item/191053/

松平頼則の子息、松平頼暁の作品はとても構造的でありながら、温かみやユーモアのセンスも感じられるもの。
このピアノ作品集も、現代音楽的観点では珠玉というべき愛嬌を振りまいています。

収録曲をご紹介します。
@トイボックス
AパースペクティヴB
B追悼曲
Cアンノーテーション
Dモディフィケーション
EGALA GALA
F連星

演奏は当時若手の実力派であった2人の女性ピアニスト、渋谷淑子さんと中村和枝さんが分担。これらの曲は、母性を感じさせる演奏がふさわしく、大成功であると思います。
Fは2人の共演であり、特に素晴らしいものでした。

1992年にALCD-40として発売され、現在も入手できます。

書込番号:21523358

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2018/01/20 10:42(1年以上前)

24

『松村禎三/オペラ「沈黙」』
発売元:カメラータ東京
http://tower.jp/item/2602860/

松村禎三の代表作は1960年代の作品「交響曲」と「管弦楽のための前奏曲」ですが、1993年作曲のオペラ「沈黙」も新たに代表作として認められました。
オペラ「沈黙」の原作は、遠藤周作の歴史小説「沈黙」ですが、作曲にあたり松村禎三自身が二幕構成の台本を書き下ろしました。
さらに、原作に女っ気がないことから、おはるという若い女性キャラを創作してストーリーに加えるという凝りようです。
ソプラノのないオペラなど考えられませんから、オリジナルキャラは自然な流れとも言えますが、原作の暗さに応ずるようなおはるの悲劇的な最期など、松村禎三の才人ぶりが発揮されています。

CDは1997年に30CM497-8として発売。
現在は再発売盤CMCD50009-10として発売中です。

書込番号:21525353

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2018/01/20 11:31(1年以上前)

25

『黛敏郎/曼荼羅交響曲』
発売元:日本コロムビア
http://tower.jp/item/2737113/

黛敏郎の出世作であり代表作が「涅槃交響曲」と、ここに収められている「曼荼羅交響曲」です。
合唱で天台宗の経典が読経がされる「涅槃交響曲」よりも、通常オーケストラ編成で器楽のみの「曼荼羅交響曲」の方が一般に親しまれています。
この日本コロムビアの録音はLPでの初発売以降、好評につき何度も再発売されている名盤です。

初出は、三善晃「管弦楽のための協奏曲」、武満徹「樹の曲」とのカップリングでした。「Japanese Contemporary Music Series Vol. 6」というタイトルで、1965年発売と思われます。

現在は編集盤となりましたので、当アルバムの収録曲をご紹介します。
@曼荼羅交響曲
A舞楽
現在入手できるのは、2010年発売のCOCO73165です。

書込番号:21525482

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2018/01/20 15:51(1年以上前)

26

『三善晃の音楽』
発売元:カメラータ東京
http://tower.jp/item/2480772/

ビクター録音音源を用いた、このアルバムと同名タイトルのCDがタワーレコードからリリースされていますが、ここでご紹介するのはカメラータ東京発売のオーケストラ作品集です。
すべて2003年と2004年のライヴで、「響紋」「レクイエム」「ピアノ協奏曲」「ヴァイオリン協奏曲」「祝典序曲」など、代表作がてんこ盛り。
作曲当時の空気を伝えるビクター録音も魅力ですが、当アルバムのこなれた演奏もなかなかの充実感です。

収録曲をご紹介します。
1) 祝典序曲
2) ヴァイオリン協奏曲
3) ピアノ協奏曲
4) チェロ協奏曲第2番「谺つり星」
5) オーケストラのための夏の散乱〜“現よ 明るいわたしの墓よ”
6) オーケスラのためのレオス
7) 魁響の譜
8) 童声合唱とオーケストラのための響紋
9) 焉歌・波摘み
10) ソプラノと管弦楽のための「決闘」〜第1曲「霊智」、第2曲「白夜」、第3曲「決闘」
11) レクイエム

2008年にCMCD-99036-8として発売されており、現在も入手できます。

書込番号:21526092

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2018/01/20 16:51(1年以上前)

27

三善晃の作品をもう1枚ご紹介します。
『三善晃/音楽詩劇「オンディーヌ」』
発売元:東芝EMI

NHK-AMで放送された「オンディーヌ」の放送用録音をレコード化したものです。
メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」によって日本で知られるようになったオンド・マルトゥノなどの電子楽器を編成に加えた目新しさも当時話題でしたが、何よりメロディの良さが魅力です。
三善晃はアニメ「赤毛のアン」の主題歌と挿入歌を手がけましたが、それを聴いても明らかなように、抒情と詩の一体化にかけては随一の才能を持った作曲家でした。

LPは1960年に東芝レコードからJSC10005としてリリースされたのが初出ではないかと思われます。
初CD化は東芝EMIからCZ30-9014として1987年になされました。1997年にTOCE-9435として再発売されましたが、現在は廃盤です。
東芝が権利を持っていたEMI音源は、現在ワーナーに移っていますが、東芝録音の本盤の権利はまだ東芝所有と思われます。


ここでひとつ訂正があります。
26でご紹介した『三善晃の音楽』の記事で、同名のCDがタワーレコードからリリースされている、と書きましたが、タワーレコードのCDタイトルは『三善晃の世界』でした。間違えまして申し訳ございません。

書込番号:21526257

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2018/01/20 17:41(1年以上前)

28

『始原への眼差/湯浅譲二 管弦楽曲集』
発売元:フォンテック
http://tower.jp/item/513793/

湯浅譲二作品はその創作初期から質が高いものばかりで、録音でも良い演奏に恵まれているため、ここでもどの盤を選ぶか迷ってしまいますが、取り上げますのはフォンテックからリリースされた最初の管弦楽曲集です。

収録曲をご紹介します。
@芭蕉の情景
Aオーケストラのための「透視図法」
Bヴィオラとオーケストラのための「啓かれた時」
C始原への眼差U

「芭蕉の情景」は「シーンズ・フロム・バショウ」として世界中で演奏されている名曲です。
この曲だけでも当アルバムの価値は高いですが、他の3曲も聴きごたえがあります。
湯浅譲二といえば、テレビ時代劇「木枯らし紋次郎」や、NHK大河ドラマ「元禄太平記」の音楽を思い浮かべる向きも多いかと思いますが、現代音楽としての作風はまったく違います。

1993年にFOCD2508としてリリースされ、現在も発売中です。

書込番号:21526406

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2018/01/20 23:17(1年以上前)

29

『湯浅譲二/作品集成』
発売元:日本コロムビア

湯浅譲二の作曲家としての前半生(1955年から1975年までの作品を収録)を網羅したボックスアルバムです。
この時代には珍しいことではありませんが、武満徹らと同様、作曲は独学で学び大成した人で、伝統に縛られない作風から出発しました。
テープ音楽を先駆けて制作しており、音響に対するアイデンティティを如実に伝える出来となっています。

収録曲をご紹介します。

[オーケストラ曲]
@オーケストラの時の時・I
A箏とオーケストラのためのプロジェクション ≪花鳥風月≫
Bクロノプラスティック

[室内楽作品]
@七人の奏者のためのプロジェクションズ
A二本のフルートのための≪相即相入≫
Bチェロとピアノのためのプロジェクション
C弦楽四重奏のためのプロジェクション
Dコントラバスのためのトリプリシティ
Eインター・ポジ・プレイ・ションII

[ピアノ作品]
@内触覚的宇宙
Aプロジェクション・トポロジック
Bオン・ザ・キーボード

[テープ音楽]
@スペース・プロジェクションのための音楽
Aヴォイセス・カミング
Bホワイト・ノイズによるイコン

[合唱曲]
アタランス

初出は5枚組LPとして1975年にOP-7172-6-Nとしてリリースされました。
1990年のCD化の際、単売形式の3枚のCDに編集され、COCO6272,6273,6274として発売。
COCO6272は2011年にCOCO73240として、
http://tower.jp/item/2965283/
COCO6273は2012年にCOCO73332として、
http://tower.jp/item/3155451/
COCO6274は2009年にCOCO73051として
http://tower.jp/item/2634406/
再発売されています。
現在はいずれも在庫僅少とのことです。

書込番号:21527554

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2018/01/21 08:16(1年以上前)

30

『吉松隆/鳥たちの時代』
発売元:カメラータ東京
http://tower.jp/item/2602854/

出世作「朱鷺によせる哀歌」をはじめ吉松隆の創作の原点には、第二次世界大戦後の無調や音響的音楽に対しての反発があり、その調整的作風のためにあらゆる作曲コンクールに落ちまくっていたといいます。
吉松隆が世に出られた背景には、音楽の専門家よりも一般聴衆から大きな支持を集めた事実があり、「現代音楽」のイメージそのものを変えてしまう力すら備えていたと思います。
特に初期の作品群は、音楽の「営み」を感じさせてくれます。
このアルバム以後、吉松隆は八面六臂の活躍を見せる人気作曲家となりました。

収録曲をご紹介します。
@朱鷺によせる哀歌
Aチカプ
B鳥たちの時代
Cデジタルバード組曲
D鳥の形をした4つの小品
Eランダムバード変奏曲
F交響曲 第2番「地球(テラ)にて」

1991年に30CM178-9として発売。2009年にCMCD50011-2として再発売され、現在も発売中です。

書込番号:21528192

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