


メガニウム584備忘録: ロードバイクとクロスバイクにおけるブレーキ選択の考察
ロードバイクにおけるブレーキ選択
1. ブレーキの種類と選択
ディスクブレーキとリムブレーキの比較
ディスクブレーキ:
・そもそもマウント形式が違うと交換できない場合があるからそこは注意してね。
利点:
強力な制動力と安定した性能を発揮し、特に雨天時や長い下り坂での性能が優れています。
油圧式ディスクブレーキは操作が軽く、長時間のブレーキングでも疲れにくい。
欠点:
システムが複雑で、メンテナンスが難しい。
初期投資が高く、後から油圧式に変更する場合にはSTI(シフト・ブレーキレバー一体型)の交換が必要となり、コストがかかります。
リムブレーキ:
利点:
シンプルな構造でメンテナンスが容易。
軽量でコストも低いため、エントリーユーザーに適しています。
乾燥した天候下での制動力は問題ありません。
欠点:
雨天時にブレーキ性能が低下しやすく、長い下り坂ではリムが熱を持ちやすいです。
市場でのホイール選択肢が減少傾向にあります。
2. 機械式ディスクブレーキの特性
機械式ディスクブレーキの利便性と操作性
利点:
機械式ディスクブレーキは、リムブレーキ用のSTIで操作可能です。特に11Sのリムブレーキ用STIをそのまま利用できるため、既存のSTIを交換する必要がありません。余談ですが12Sで機械式ディスクブレーキのSTIがDi2でなく機械式変速で出れば、この応用でリムブレーキ用のSTIとして使えると思います。
油圧式ディスクブレーキに比べて初期投資が少なく、機械式ディスクブレーキのキャリパーは比較的安価です。最もキャリパー本体は油圧のほうが安価な場合もあります。
欠点:
操作に力が必要で、長時間の使用で手が疲れやすい。
制動力は油圧式ディスクブレーキに劣り、特に急な下り坂や長時間のブレーキングには注意が必要です。ただここは今後に改善される可能性もあると思います。
3. 経済的視点からの考察
油圧式ディスクブレーキへの移行コスト
現在、機械式ディスクブレーキを使用している場合、油圧式ディスクブレーキに移行するためには、STIの交換が必要です。具体的には、以下のコストが発生します。
10速の場合: STIとブレーキキャリパーの交換で約4万円以上。
11速の場合: STIとブレーキキャリパーの交換で済みますが、部品供給の不安があるため注意が必要です。
8速や9速の場合: 変速段数が変わるため、FD、RD、スプロケットの交換も必要になり、約6万円のコストがかかります。
新規購入の視点
最初から油圧式ディスクブレーキの完成車を購入する方が、後からの交換コストを考慮すると経済的です。しかし、油圧式ディスクブレーキの完成車は20万円以上することが一般的です。
4. 現行モデルのおすすめ
ディスクブレーキ車の候補
ダイワサイクルのARTMA: 13万円台でフルアルミのスルーアクスル仕様。GIANTのCONTEND AR 4と競合しますが、価格差を考慮するとARTMAはコストパフォーマンスが高いです。
コーダーブルームのモデル: FARNA DISC 105やALTERNA DISCは、機械式ディスクブレーキ仕様でエントリーユーザー向けに適しています。油圧も同ブランドからでていたと思います。
リムブレーキ車の候補
BASSO VIPER 105: リムブレーキ仕様で、クロモリフレームの選択肢。MAVIC KSYRIUMホイールをオプションで選べます。
クロスバイクにおけるブレーキ選択
1. 機械式ディスクブレーキの利点
利便性と経済性
機械式ディスクブレーキは、リムブレーキ用のSTIで操作可能です。特に、かつての11Sのリムブレーキ用STIでも操作できるため、既存のSTIをそのまま利用できます。
システムがシンプルでメンテナンスが容易。必要な工具と知識があれば、ユーザー自身で調整可能です。
油圧式に比べて初期投資が少なく、ブレーキキャリパーの交換も比較的低コストです。
2. フレーム選びのポイント
リアエンドの寸法
リムブレーキ車: リアエンド130mmが一般的で、ホイールの選択肢が広がります。GIANT ESCAPEシリーズがこの基準を満たしており、おすすめのモデルです。
ディスクブレーキ車: 多くのエントリーモデルは135mm仕様で、ホイールの選択肢が限られることがあります。
フレーム素材と設計
アルミフレーム: 軽量で剛性が高く、価格も比較的安価。エントリーモデルに多く採用されています。
カーボンフレーム: 高価ですが、振動吸収性が良く、快適な乗り心地を提供します。より高級なクロスバイクではカーボンフレームが選択肢となります。
3. 現行モデルのおすすめ
クロスバイクの候補
GIANT ESCAPEシリーズ(R3は候補から除外、LTDモデルは狙い目): リアエンド130mmで、ホイールの選択肢が広い。特に初めてのクロスバイクとしておすすめです。
コーダーブルームのRAILシリーズ: トリプルパテッド採用のRAIL STやRAIL ACTIVEは、軽量で高いコストパフォーマンスを誇ります。
NESTOのLIMIT: ホイールベースが短く、敏捷性に優れたモデルで、エントリーから中級者向けに適しています。
4. 結論
初心者向けのおすすめ
ロードバイク: ホダカ系列の105以上のオールラウンダーやエアロがコスパだけで見ると良い。こだわりがあるなら別を探して。
クロスバイク: ESCAPE R3 LTDやRAIL ST、LIMITのようなモデルがエントリーから中級者に適しており、高いコストパフォーマンスを提供します。
以上の内容は、ロードバイクとクロスバイクの選択において、ブレーキシステムの違いとそれぞれの特性を考慮した上でのアドバイスです。各ユーザーのニーズに応じて、適切な選択をするための参考にしてください。
皆さんのご意見や追加情報をお待ちしております。
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