『IXY400の後継機…』のクチコミ掲示板

IXY400の後継機についてCCDの大きさ云々の噂が色々ありますが、仮にCCDが小型化したからといって、後継機なのに前の機種よりも画質が劣るなんてことがあり得るのでしょうか？ましてやIXYのCANONで。

書込番号：2318915

[ＮなＡおＯ]

劣ることはあると思います。
すべてにおいて勝るわけではないでしょう

書込番号：2318934

CCDが小型化することはないと思います。1画素あたりの受光面積
が小さくなるんです。IXY500？は、1/1.8インチ型CCDの約500万
画素機になるでしょうね。S50も、G5もそうですよね。

今は、1/2.5型の400万画素機や、1/2.4型の500万画素機が出て
るので、1/1.8型の500万画素機の画素サイズも普通になってきた
感じがあります。

画質は、ノイズは400よりも増えますよね。
同じメーカーで、画素サイズが小さくなるとノイズが増えますよ。
G3でさえも、S30に比べるとノイズが増えました。

レンズによる画質の破綻は、小さいレンズでさらに小さい
画素サイズを解像しないといけないので、400よりもレンズ
の解像破綻が出てくると思います。色にじみも、四隅描写、
望遠時の遠景描写など。400の時点で、レンズの解像度の
限界を超えていると思うのに、さらに破綻するのでは？
S30でも四隅の描写が甘くて、望遠での遠景描写も甘かった
ことも考えると、このレンズが特に問題なように思います。

A4プリントをよくする人などは400よりも、次機種のほうが
いいのかもしれませんけど、大きくプリントしない人は
400のほうがいいと思いますけど。

書込番号：2318982

昇華伝さん

ＣＣＤの小型化によるノイズ増大の件は、おっしゃる通りだと思います。

しかし、天体望遠鏡ならともかく、デジタルカメラのレンズ性能を、ひたすら口径の大きさだけで議論することには多くの疑問があります。

> レンズによる画質の破綻は、小さいレンズでさらに小さい
> 画素サイズを解像しないといけないので、400よりもレンズ
> の解像破綻が出てくると思います。

現在のデジタルカメラのレンズは、光学的な性能からいうと、口径に対する解像度にはまだ十分余裕があります。
その証拠に、レンズの性能（解像度や収差）は、Ｓ４５の方が Ｇ３よりも優れています。

PowerShot S45 解像度テスト（Resolution Chart Comparison）
http://www.dpreview.com/reviews/canons45/page16.asp

PowerShot G3 解像度テスト（Resolution Chart Comparison）
http://www.dpreview.com/reviews/canong3/page22.asp

Ｇ３の色収差(Chromatic Aberrations)
http://www.dpreview.com/reviews/canong3/page18.asp

また、上の Ｇ３の解像度テストで比較されている、Ｇ２の解像チャートと見ていただければ分かると思いますが、虹色のノイズ（色モアレ）が出ているのが分かると思います。

現在のデジタルカメラは、ＣＣＤにRGB（赤緑青）の受光部が縦横に並べてあるため、このRGB３個分の幅より解像度が高くなってしまうと、赤，緑，青いずれかの情報が欠落してしまい、正しい色情報を作ることができません。
Ｇ２の解像チャートに見られる色モアレは、実は、レンズの解像度が高すぎるために起こっている現象なのです。（実際 Ｇ３では解像度を少し落しています）

現在のデジタルカメラは、色モアレが発生してしまわないよう、わざと解像度を落して使用しているというのが実態です。
実際には、レンズの解像度を落すために、センサーの手前にローパスフィルターとか、Blur Filter と言われる、ピントをぼかすフィルター置かれています。

次のホームページの下にある３つの写真を見ていただければ、上の説明を目で見ることができます。

http://www.foveon.com/X3_sharper.html

左側 Mosaic Without Blur Filter は、ローパスフィルターを使用していない写真．
中央 Mosaic With Blur Filter は、ローパスフィルターで色モアレを改善した写真．
右側 Foveon X3 は、ローパスフィルターを必要としない次世代センサーの写真です．

現在、レンズの解像度を１００％引き出せるイメージセンサーは、ローパスフィルターを必要としない Foven X3 だけです。

一方、カメラのレンズは一般に口径の小さいレンズの方が収差を除きやすく、低コストで優れたものが作りやすくなります。
口径の大きなレンズの方が確かに限界解像度は高くなりますが、しかし、それは天体望遠鏡のような極端に像を拡大するような光学機器だけが影響を受けるもので、カメラのように低い倍率で使用しているレンズには十分解像度の余裕があるため、ふつう口径の違いによる限界解像度は影響しないと考えて良いと思います。
　＊限界解像度が問題となるような天体望遠鏡では、300mm F2.8 よりも
　　小さなレンズを使い、10000mm 以上の焦点距離で惑星などを撮影します。

したがって、写真レンズの場合、レンズ口径の大きさよりも、さまざまな収差の除去の方が画質に与える影響が大きいことは理解いただけると思います。
また、レンズの収差はＦ数の明るいもの、つまり口径の大きなレンズほど収差が大きくなります。それは、大きなレンズほど高い屈折率で光を折り曲げているからです。
カメラの絞りを小さくすると収差が減るのは、レンズからの光の屈折率の低い部分だけを利用して画像を作るためです。
下にリンクした、「ＦＥレンズ辞典」で、色収差，球面収差，コマ収差などの記事を読んでいただけば、口径の小さな（Ｆ数の大きな）レンズの方が収差が少ない理由が、ある程度ご理解いただけると思います。

ＦＥレンズ辞典
http://cweb.canon.jp/camera/ef/description/dictionary/a/index.html

以上のことを要約すると、写真レンズの性能は、レンズの口径よりも、設計による収差改善の方が大きく影響しているはずです。
コンパクトデジタルで光学性能が落ちる要素があるとすれば、それはレンズ口径の小型化よりも、むしろカメラの薄型化による、制限の厳しいレンズ設計の影響の方が大きいのではないかと想像しています。薄型化するということは、使用できるレンズ枚数やレンズのすき間が強く制限されることになるからです。
さらに、そこへレンズ可動部の高速化とコスト削減が追討ちをかけるわけですから、画質を落すなという方が無理かも・・・

書込番号：2319892

あそびにんLv.21さん こんちは。
IXY400は下手な500万画素機よりバランスよく出来てるデジカメだと思います（CCDサイズに対する画素数やオート撮影、本体サイズなど）。
＞＞仮にCCDが小型化したからといって
↑CCDサイズが小型化し尚且つ画素が増えた場合まずノイズ、照度不足
によるもろもろの弊害（400に対して）が画質に影響すると思われます、
よって解像度は（500万画素なので）上がるが画質は落ちるなんてこともありえますよ（光学周りにコストかけれれば少しは改善されるかもしれませんが）。
現状のCCDサイズ（400万画素）でもろもろの弱点（オートフォーカスなど）を補強されていれば僕も欲しくなるんですけど。

書込番号：2320457

CCDの小型化は十分に可能性があると思います。DVビデオも同じような傾向が続いています。加工技術や材料が向上し、数値ほどは感度が低くはなっていないようですが、それでも感度が改善されているような状況ではありません。数世代前のビデオの方が夜間撮影で綺麗な画像が撮れるというのは良く聞く話です。

CCDを小型化するとコストが大幅に削減できます。デジカメの低価格かも避けられない所ですので、キャノンも小型化を勧める可能性は否定できないのではないでしょうか。もちろんそんなことはしないで欲しいですが、ユーザーの声を必ずしも製品に反映しているわけではないので、何とも言えないでしょう。

これ以上の高画素化はプリンターの性能からするとそんなに意味がないので、できればレスポンスの改善とか、感度の向上を図って欲しいところです。4月までには幾つかの新製品が発表されるようですので、それで開発の方向性が分かるのではないでしょうか。

書込番号：2320779

貴重な情報感謝します。
いつも・・勉強させて頂いています。
ぺこ <(＿ ＿)>

書込番号：2322030

なるほど…皆さん、様々なご意見ありがとうございました。

かくいう僕もIXY400ユーザで、後継機は400を遥かに凌ぐ性能であろうと大いに期待が膨らんだわけですがなかなか難しいようです。今後のCanonの技術力に目が離せないですね！400は末永く可愛がってやろうと思います(^-^)

書込番号：2322107

みなさん、画素数などに目がいってますが、感度に関してはどうなんでしょうか？（安物シーカーさんが、触れられてはいますが）
技術的なことは、全く無知なので、お聞きしたいんですが・・・
実用的な感度が、４００までに上がってくれたら（今の５０レベルか１００）部屋の中の撮影や、夜景にも結構楽に撮れるんですが。
此に関しては、無理なんでしょうか？

書込番号：2322302

[陰性残像]

キヤノンの御手洗社長の談話の記事を以前読んだときに
来春の業界のキーワードは
�@さらなる小型軽量化
�A一段の携帯性の追求
とのことでした
ニコンの吉田会長は、「CCDは８００万画素くらいは覚悟している」
と書いてありました
８００万画素はのCCDサイズ　２/３インチ　で可能らしいです
あまり関係無い話ですみません・・・。

書込番号：2322385

春に後継機が出るとしたら、１年近くもモデルチェンジしなかったことになります。
まさか単にＣＣＤを５００万画素に変えるだけなんてことはないはず。
ＣａｎｏｎのＧ５、Ｓ５０も長くモデルチェンジしていないので、次の機種は革新的な技術を使用した機能もしくは性能ｕｐがあるのでは・・・。
ＣＣＤが小さくなってしまったとしても、トータルでよくなる可能性は十分あるのではないかと思います。
（やっぱりＣａｎｏｎさんをかいかぶりすぎですかねぇ・・・）

書込番号：2325421

[陰性残像]

やっぱり、新DIGICなんですかね〜？
う〜ん　「スーパーDIGIC？」ありがちですね

機能・性能を分散させて「TPOに合わせた機種選択の楽しみ」
というのも戦略の一つですが兎角カニバリに陥りやすいので
個人的には、もっと遠くを見据えた　オンリーワン　の製品を
市場に送り出して欲しいと願っています　（＾＾）

書込番号：2325644

＞１年近くもモデルチェンジしなかったことになります。

やっぱ1年は長いですか？逆に、1年もつだけのクオリティだったというべきなんでしょうか…

Canonさんは単に出し惜しみしているだけなのか、はたまた『これが400の後継です！』と銘打って出すに値するだけのマシンが作り出せないでいるのか…それだけ400が良いマシンだったと言えるのでしょうね。

書込番号：2325942

さわやか脂汗さん
レンズの口径が小さくなると、
望遠側での遠景描写が甘くなって、四隅描写も甘くなって、
色ノイズが出るのは、一般的には、そうだと思ってます。

dpreview.comの比較にあるISO 12233のテストでは、
望遠側での遠景描写の比較はしていません。S45とG3のレンズの
焦点距離が18mmくらいになっているので、ワイド端での四隅描写
の甘さも分かりません。S45のほうがF値を絞って撮ってますね。

このテストの結果を見ると、
DiMAGE S304↓
http://www.dpreview.com/reviews/minoltas304/page15.asp
A70↓
http://www.dpreview.com/reviews/canona70/page14.asp
を比べてみると、A70のほうが解像度があることになります。

S304のレンズは、今まで出たレンズ一体型のレンズの中でも、
群を抜いていいレンズを使ってます。

このA70のほうが解像度があるとなってるのは、canon機は
他のメーカーよりもシャープネスを強めにかけているからでしょうね。
レンズ解像度でなくて、ソフト的に解像度を補っていることに
なります。あとから、アンシャープマスクをかけているのと
同じですよ。

このcanon機のシャープネスの強さは、レンズ交換式機でも
そうで、レンズ交換式の解像度比較をカメラ雑誌でしていました
けど、Kiss Dが一番解像度があるとなっていました。これは、
Kiss Dがシャープネスを強くかけているからだろうとか
書かれていた記憶がありますけど。

canonのレンズ一体型機は、レンズがあんまりよくないと
思ってます。フラグシップ機のGシリーズ以外は小さい無理した
レンズしか使ってないように思います。Gシリーズでさえも、
無理したレンズを使ってます。

Gシリーズの中でもレンズ性能が一番いいのは、G2だと思います。
G1は、G3以上に色ノイズが出ます。G1を使ってみたんですけど、
かなり派手に色ノイズが出ますよ。G3は、G2よりも少し望遠に
しただけで、また色ノイズが出るようになりました。
G3は、F値開放が2.0で140mm相当のレンズをcanonが使いこな
せなかったんだと思います。

この色ノイズについては、F828のところでも言われてますよね。
http://www.kakaku.com//bbs/res.asp?ParentID=2309283&BBSTabNo=6

そこに、A1とF828の色ノイズを比較したサイトがありました。
A1は、色ノイズが出てないんです。F828は、色ノイズが目立ちます。

F828も、F2.0-2.8光学ズーム7倍のレンズを使いこなせないまま
ソニーがそのレンズを採用したんでしょうね。

こういう口径の大きいレンズのほうが色ノイズが目立ってるので、
口径が大きめなもののほうが色ノイズに不利であるという気にも
なってきますけど、G3やF828のようなレンズは一体型レンズの
中でもあまり使われてないレンズです。

F値開放が2.0で、100mm相当くらいの望遠までだと色ノイズも
抑えらてます。レンズ一体型でレンズ口径が大きめなものは、
F値開放が2.0より暗いか、あるいは2.0くらいで望遠は100mm
くらいまでというのがほとんどだと思います。

色ノイズを抑えるには、異常低分散ガラスを使うのが
かなり効果的なようです。

レンズに関しては、レンズ一体型ではミノルタが一番質のいい
レンズを使ってます。A1の色ノイズが抑えられているのも、
異常低分散ガラスを2枚も使ってるからです。
ミノルタのS304も、ほとんど色ノイズが目立ちません↓
http://www.dpreview.com/reviews/minoltas304/page13.asp

IXY400は、F2.8開放で色ノイズが出ます。S304と比べると
かなり目立ちますよ。IXY400の色ノイズについては、
ここの過去ログでもあったんですけど↓
http://www.kakaku.com//bbs/Main_kakaku.asp?ItemCD=005002&MakerCD=14&Product=IXY+DIGITAL+400&CategoryCD=0050

IXYは、絞れないのでどうしようもないんです。
S304でなくて、現行機のC-4100もF2.8開放でIXY400ほどの
色ノイズは出ませんよ。日差しのコントラストが強い
ところでは400のような小さいレンズでは
画質が破綻します。

F値開放が明るいほうがレンズに無理が出るのは、
G3を見てもF828でもそうなので、F2.8開放くらいからの
レンズ口径が大きめなのにすればいいんじゃないでしょうか。

書込番号：2326024

[おきらくごくらく]

昇華伝さんにお聞きします

>Gシリーズの中でもレンズ性能が一番いいのは、G2だと思います。

G1とG2は同じレンズのはずですが　CCDとのバランスがG2の方が上という意味でしょうか

あと色ノイズの話をなさっていますが　本当にレンズの性能差だけによるものなのでしょうか
G1　G2と同じレンズを使ってるデジカメで同じものを撮ればわかるかな
比較サイトがあったかどうかが問題だけど･･･

書込番号：2326238

おきらくごくらくさん

G1とG2は、G2のほうがレンズ性能がいいと言うよりも、レンズの
バランスがいいんじゃないでしょうか。

同じものを撮ってるわけでもないですけど、
dpreview.comにも、G1の色ノイズがかなり目立つとか
書いてます。

G1の色ノイズ≪Purple Fringing (Chromatic Aberrations)≫
http://www.dpreview.com/reviews/canong1/page14.asp
G2の色ノイズ
http://www.dpreview.com/reviews/canong2/page17.asp

F値が2.0となると、屈折率の関係で収差が目立つようになる
と書かれてますけど、canonがF値2.0のレンズを使うのは、
G1が初めてでしたよね？色ノイズ対策ができないままに
出したんじゃないでしょうか。

CCDとのバランスの問題となると、
CCDは直角に光を当てないといけないとか言われているので、
この問題もあるんでしょうね。

色ノイズは、さわやか脂汗さんが書かれているように、
ローパスフィルターを使って偽色、モアレを軽減しているようです。
画像エンジンによっては、ローパスフィルターをあまり使わないで
も、色ノイズの軽減ができるようです。

色ノイズが目立つか目立たないかは、レンズの性能だけではない
ようです。

色ノイズの軽減に一番効果があるのは、異常低分散ガラスを
使うことじゃないですか？ローパスフィルターを使ってない
デジカメってあるんでしょうか。分散ガラスは使ってないもの
ばかりですよね。このガラスを使えば、他のカメラと比べて
色ノイズに強くなりますよね。

さわやか脂汗さんの要約のところと合わせて考えると、
コンパクト化による制限の厳しいレンズ設計と、
コンパクト機は売り上げ優先モデルばかりで、
レンズなどにコストをかけないで、デザインや携帯性
などのほうにコストをかけたりするので、画質を考える
人はレンズ口径の小さなモデルはやっぱりやめたほうが
いいと思うんですけど。

レンズの解像度をローパスフィルタが妨げているというのと
関連して、CCDの画素数は補間処理をして？の画素数であって、
400万画素あっても実際には400万画素ではないというのも
あって、画素数の解像度も実際の画素数分の解像度はない
のと合わせて考えると、デジカメなどインチキだらけ？
という気にもなってくるような…

書込番号：2326374

昇華伝さん

まず、色収差と色モアレの違いをもう一度説明させていただきます。

色収差は、赤と（緑と）青の光の波長で屈折率が違うため、レンズから入った光の焦点が位置が赤と青でずれることで起こります。
昇華伝さんが言われる「色ノイズ」というのは、この色収差のことだと思います。

色収差
http://cweb.canon.jp/e-support/qasearch/answer/digitalcamera/q061116558406.html

現在の写真レンズは、屈折率の違う光学ガラスを組み合わせることで、この赤と青の色のずれを減らすよう設計されています。

> A1の色ノイズが抑えられているのも、異常低分散ガラスを
> 2枚も使ってるからです。

ですから、上の昇華伝さんの発言からも分かるよう、レンズの色収差を減らすためには、口径が必要なのではなく、色のずれを減らすことのできる、屈折率の異なる光学ガラスが必要だということになります。

一方、色モアレというのは、色収差とは違い、デジタルカメラのイメージセンサーの部分で発生する障害のことをいいます。
色収差との違いを示すため、以下に色モアレが盛大に発生している写真をリンクしておきます。手前の建物の屋根全体に色モアレが発生しているのが分かると思います。
この画像は、もちろん IXY400 の写真ではありません。

色モアレが発生している写真（720KB）
http://www2.dcex.net/bbs/newbbs/img/img1204.jpg

色モアレが発生するしくみは先の発言で説明したので省きますが、色モアレと同じ現象は、テレビでも縞柄の服などに虹色のノイズが発生するものなど、すでに見たことのある方も多いはずです。

> レンズの口径が小さくなると、
> 望遠側での遠景描写が甘くなって、四隅描写も甘くなって、
> 色ノイズが出るのは、一般的には、そうだと思ってます。

写真の周辺部で画像を劣化させる球面収差も、色収差と同じく、ふつうレンズの組み合わせで除去するようにしています。また、レンズの組み合わせだけで取りのぞくことのできない球面収差は、非球面レンズを用いることで改善しています。
ですから、写真の四隅の描写が甘くなるというのも、レンズ口径の大きさではなく、レンズ構成が影響している問題なのです。

ＦＥレンズ辞典
http://cweb.canon.jp/camera/ef/description/dictionary/a/index.html

現実問題としては、確かに昇華伝さんの言われるような傾向もありますが、おそらくそれはレンズにかけるコストの差がそういった収差の違いを生んでいるのだと思います。
Ｆ数の明るい（口径の大きな）レンズの方が、一般に高額で販売されているからです。
しかし、同じコストで F2.0 と F2.8 のレンズを作ったとすれば、（単焦点であれば） F2.8 のレンズの方が明らかに収差（障害）を除去しやすく、良いレンズが作りやすいはずです。

ただし、ズームとなると話は複雑で、広角側から望遠側のすべてに渡って同じように収差を少なくするというのは、コストの問題だけではなく、設計者の力量に頼るしかない部分もあるような気がします。

先の発言の繰り返しになりますが、良いレンズを作るための条件は、レンズの口径ではなく、設計者の力量と、レンズにかけられるコストの２点が重要だと思います。
とくにコストの問題は、優秀な光学ガラスの選択，レンズ枚数の多寡，研磨精度の向上，製品テストや調整などに掛けられる手間など、レンズの品質に直接影響する問題です。

> ローパスフィルターを使ってないデジカメってあるんでしょうか。

現在シグマから出ている一眼デジタル ＳＤ９ と ＳＤ１０ が Foveon X3 というローパスフィルターを必要としない、340万画素のイメージセンサーを使用しています。
ＳＤ９ のレビューとフォトギャラリーは、以下のリンク先を参照してください。

ＳＤ９ レビュー
http://www.dpreview.com/reviews/sigmasd9/

ＳＤ９・ＳＤ１０ Users' Gallery
http://www.pbase.com/sigmasd9/the_users_galleries

書込番号：2327759

さわやか脂汗さん

今まで出たレンズ一体型で、レンズの口径が小さくても質のいい
レンズを使ってるものはないと思います。

現実的に売られているもので考えると、
絞り開放値がF2.8くらいで、望遠側は100mmくらいのもので
IXY400よりもレンズ口径が大きめなものは、400のような
口径が小さいものよりも、ワイド側での四隅の甘さや、
望遠での遠景描写、色ノイズなどに無理をしていないと思います。

レンズの口径の大きさは関係ないというのが一般的だとしても、
その一般論がレンズ一体型機には当てはまらないので、400などの
口径が小さいものをを買うよりも、C-4100などを
買ったほうがいいと思います。

書込番号：2338939

> 今まで出たレンズ一体型で、レンズの口径が小さくても質のいい
> レンズを使ってるものはないと思います。

私は IXY400 を購入する前は C-2020Z を使用していたのですが、このレンズは F2.0 で口径の大きなレンズでしたが、周辺部の描写は IXY400 よりも甘かったです。
今、手許に C-2020Z のＬ判の写真がありますが、このサイズの印刷でも色収差が出ているのがはっきりと分かります。とくに広角側の周辺部の画質が良くなかったですね。

> 口径が小さいものをを買うよりも、C-4100などを
> 買ったほうがいいと思います。

C-4100 が IXY400 のように、ジャケットの内ポケットにしのばせて持ち歩けるのなら、購入を考えても良いですが...(^^;

書込番号：2339416