ユーティリティソフト > ライフボート > カチャッとUSB秘密のドライブ2
前回レポートした後、このソフトウエアを毎日使っていたところ、セキュリティに致命的な欠陥状態となることを見つけた。セキュリティーを大変気にする方には、お薦めしないソフトと思われる。ここに公開して、メーカーの改善の動きとなることを期待したい。
もちろん私のPCだけで発生することかも知れないし、これをお読みの方のPCでは発生しないかも知れない。ただし、私はと言えば、これが発生する状態さえ作らなければ良いので、とりあえずは使い続けるが。
1)致命的欠点:USB機器を全く接続しない状態で、しかもパスワード設定しているにもかかわらず、それらを全く接続しない、かつパスワードを入力せずとも、保護対象の仮想ドライブに、自由にアクセスできてしまう。
(暗号化させる意味が全くなくなる)
2)この状態は以下のように操作を行うと発生する。
a)通常の使用と同様に、USB機器を接続し、かつパスワード入力で、保護対象の仮想ドライブを使用する。
b)保護対象のドライブ中のファイルをアクセスしている状態(例えばエクスプロラーでドライブを表示させている、またはワードで保護対象のドライブ中の文書ファイルを編集している)で、OSのXPでPCをスタンバイ状態とする。スタンバイ状態になった後、USB機器をはず。ここまでの操作は、PCでの業務中に急に他の予定ができ、PCを離れるような状態の事。
c)PCをスタンバイ状態から復帰させる。USB機器は接続していない。スタンバイから復帰するだけであるから、エクスプローラーやワードはもちろん起動している。この状態で、エクスプローラーは保護対象の仮想ドライブを表示しているし、ワードは保護対象のファイルになんの制限もなく普通にアクセス(保存・読み込み)できてしまう。エクスプローラーやワードを終了させ、新規に他のアプリケーションを起動させても、保護対象のドライブ内にあるファイルに、普通にアクセスできてしまう。
d)一度この状態となってしまえば、何度スタンバイ状態にしても、USB・パスワード入力に関係なく、アクセスできてしまう。
3)結論
a)スタンバイ前に、保護対象のファイルにアクセスするプログラムを全て終了させておけば、このような状態は発生せず、保護対象のドライブは表示されない。
b)突然自分のPCを離れなければならない状態は、私の業務環境下ではよく発生する。そのためワードやエクセルの編集中にスタンバイ状態にして、USB機器を抜いて、席を離れる。この状態でPCが盗まれた場合、保護対象ではなくなっている。「USB機器を抜けば安全であるとは言えない」ことに充分に留意する必要がある。
書込番号:6070193
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