天体望遠鏡 > ビクセン > ポルタII R130Sf
皆さんのアドバイスを参考にさせて頂き
このR130Sfを購入しようと思っています。
そこで質問なのですが、
この望遠鏡で惑星を見ることは
可能でしょうか??
やはり惑星を見るなら屈折式の方が
いいのでしょうか(・∧・ ??
星雲や惑星を見たいのですが
学生なので屈折と反射両方を
買う余裕がありません(^-^;
まず主に惑星(土星の輪、木星の模様など)
を観測し、その後星雲なども見たいと
考えています。
お手数ですがアドバイス、
コメント頂けると嬉しいです。
宜しくお願いしますm(__)m
また、この望遠鏡に付けれる
安価で質のいいバローレンズなど
有りましたら教えて下さい(^-^;
書込番号:14747149
0点
勿論これで惑星も見ることは出来ます。
一般に惑星を見るのに屈折の方がいいといわれる理由としては、反射望遠鏡は同じ価格帯だと口径が大きくできる反面、その大きくなった反射鏡はガラス容積も大きく、ガラスの温度が外気温に馴染むまでに時間がかかり、馴染まない間はぼやけたような像になってしまうということが大きいです。
アマチュアが持つ多くの小望遠鏡では、倍率も200倍オーバーとなるとブレなどで使い勝手も悪くなり、強拡大して見たい惑星でも普通はその程度までの倍率で見ることが多いわけですが、このくらいだとたとえば感じとしては木星でもビー玉よりちょっと大きいくらい、土星となると50センチ先のビー玉くらいの大きさにしか見えず、その小さい対象の中に淡い模様を確認しようと思うとやはり像面の安定は欠かせず、例えば暖かい部屋からちょっと涼しい外に望遠鏡を持ち出してすぐ見ようとすると、この望遠鏡と値段的に比較対象になるであろう8センチくらいの屈折望遠鏡の方が模様が良く見えたりもするわけですね。
温度差にもよりますが、13センチくらいの小さい反射望遠鏡でもその性能をきちんと発揮させようと思えば、やはり2時間くらいは外気温に馴染ませてからということになると思います。
勿論完全に性能を発揮させれば口径が大きい方がより細かい模様まで見えるわけですが、実際にはシンチレーションといって大気の揺らぎの影響もあり、13センチの方が完全に見え味が上と一見して分かる日というのはそう多くはないかもしれません。
また焦点距離もこの反射望遠鏡はどちらかといえば星雲向きに明るくなるよう短焦点に設計されていますので、比較対象になる屈折の方が焦点距離が長く、同じアイピースを使っても高倍率が出しやすいということもありますし、それ以外にも時にメンテナンスも必要な反射望遠鏡に比べ、ほとんどメンテナンスフリーの屈折の方が気楽に使えるということもあるでしょうね。
ただ、これが星雲を見るためとなるとやはり明るい鏡筒がはっきり有利になり、まあこういう小型望遠鏡で楽しめる星雲はそんなに数あるわけではないんですが、それでも空の暗いところに行って使った場合8センチ屈折では存在が分かるかどうか程度の淡い星雲が13センチ反射だと広がりが分かるといった違いが出てきます。
これらを考えると、例えば光害の大きい都市部に住んでいて、使う機会としてはほとんどがその自宅から月や惑星を見るということであれば気楽で出してすぐ使える屈折望遠鏡、住んでいるのが結構田舎で自宅からでも星雲が見れそうとか、見るときは出来るだけ車に積んで空の綺麗な所まで出かけるつもりということであれば星雲まで視野に入れてこの反射望遠鏡、という考え方もあるかもしれませんね。
なお、バローレンズですが、光学系には相性というものもあり、同じメーカーで揃えられるならその方が安心と思いますし、カメラレンズと同じで基本的には高いものの方が性能も良いですが、最初は同じビクセンの安い方で十分と思います。
http://www.kyoei-osaka.jp/SHOP/190017/191160/list.html
書込番号:14747237
4点
丁寧に教えて下さりありがとうございましたm(__)m
とてもよく分かりました(人´∀`)
そこでお聞きしたいのですが、
逆に屈折式で星雲をみるのは
厳しいのでしょうか??
屈折式は口径が8mmの
ポルタUA80MFを考えています。
13mmで見える星雲などが
少ないなら
先ずは屈折式を購入して、
惑星を楽しんだ後で
ドブソニアンなどの
大口径を購入しようかとも
思うのですが。。。
ご迷惑でなければコメント宜しくお願いしますf^_^;
書込番号:14747753
1点
屈折式だと星雲を見るのが厳しいということではなく、これはあくまで口径と明るさの問題で、同じ価格帯だとより口径の大きい望遠鏡を買える反射式の方が有利ということです。
撮影は考えていなくてあくまで眼視メインということであれば、最初からドブソニアンにされた方が惑星も星雲も楽しめると思います。
ドブソニアンとなるとたいてい20センチ以上で、勿論それだけ口径が大きくなると温度順応にかかる時間も長くなり、外気温差にもよりますが3〜4時間くらいかけないと本来の性能は発揮出来ませんが、それでもその口径になるとたとえ温度順応がまだ途中であっても8センチクラスの望遠鏡に比べればはるかに見えます。
自宅で使われるなら晴れそうな日はあらかじめ外に出しておいてカバーを掛けておいてもいいでしょうし、遠征されるなら早めに出かけて明るいうちに設営し、最初は解像度があまり問題にならない星雲などを観望し、安定してきたら惑星をという手もあると思います。
ドブソニアンはとても簡便な作りで設営も簡単で、その分同じ値段でも口径の大きい望遠鏡を載せてあるだけで、組み立てや操作的にポルタに比べて難しいというわけではありませんので、惑星も星雲もどちらも楽しみたいということであれば、最初からこれにしておいた方が回り道にならないですむかもしれませんね。
ただし、反射式である以上時に光軸調整というメンテナンスが必要ですが、R130Sがどちらかといえば口径に対して短焦点でF値が明るいのに比べ、たいていのドブソニアンはニュートン式として一般的な焦点距離でF値もちょっと暗いめで、これはカメラレンズを絞ると収差が少なくなるのと同じで光軸の狂いも分かりにくいのと同じことでもありますので、それほど頻繁にやらなければならないということもないと思いますし、撮影でなく眼視なら少々の狂いも分かりにくいので、実際にはそんなにしょっちゅうやらなければならないということもないと思います。
書込番号:14749607
2点
丁寧に回答して下さりどうもありがとうございますm(__)m
私としても20mmドブソニアンに
とても惹かれるのですが、
家での観測がメインになると思うので
大きすぎるかなと思いまして…(^-^;
それから、関係のない質問になりますが
R130Sfに元々ついている接眼レンズの
高倍率の方は除く所が
とても小さいと聞いたのですが
覗きにくかったりしないのでしょうか??
それともどんなレンズもだいたい
そんなカンジなのでしょうか??
書込番号:14749674
1点
>R130Sfに元々ついている接眼レンズの
高倍率の方
付属のPL6.3oは
カタログから推測するに、アイレリーフが
3oくらいなので非常に覗きにくいと思われます。
上位のNLVシリーズなら、最短のNLV2.5oでも
アイレリーフが20oなので、覗きやすいでしょう。
(カタログp.46参照)
書込番号:14750170
4点
例えば覗く部分が小さい接眼レンズの像を
2倍バローレンズで拡大した場合
どのように見えるのでしょうか??
拡大してしまえば関係ないのでしょうか??
書込番号:14750560
3点
見やすさというのは見える像質、つまりコントラストが良いとか色収差が少ないというような性能ではなく覗きやすさのことと思いますが、これは上の方が書いてくれているようにアイレリーフの長さで決まります。
これは簡単に書けばアイピースの一番目に近い方のレンズから目までの距離で、アイレリーフが例えば5ミリであれば、目をアイピースの覗き口に5ミリまで近づけてはじめて視野全体が一望出来るということで、10ミリであれば同じく10ミリまで近づければ視野を一望出来るということで、アイピースの構造にもよりますが、一般的には安いアイピースや高倍率用の短いアイピースほどアイレリーフは短くなる傾向があります。
当然この距離がある程度長い方が見やすく、眼鏡をかけたまま覗く場合はそれこそ15ミリ以上ないと視野を一望出来ないでしょうし、また近すぎると睫毛がレンズに触って汚れやすいなどということも起こります。
そういう意味で、R130Sf付属の二本を見ると、PL20mmはアイレリーフが13ミリほどあるのでそれほど覗きにくくはないと思いますが、PL6.3mmの方はこれも上の方が書いてくれているようにアイレリーフ3ミリほどですので、相当覗きにくいと思います。
なお、バローレンズは対物レンズ、あるいは主鏡の焦点距離を伸ばすような効果があるだけで、2倍バローなら焦点距離が2倍になるので同じアイピースを使うと倍率も2倍になるということで、それに伴うアイレリーフや実視界の変化は基本的にはありません。
書込番号:14750780
1点
ご丁寧なとても分かりやすい回答
どうもありがとうございますm(__)m
このR130Sfにつけることのできる
3000円ぐらいのアイピースで
覗き易いものはないでしょうか(^-^;??
(それをつけるとどのくらいの倍率になるかも教えて頂けると有り難いです。)
あまり高いアイピースだと予算が少し厳しいので… f(^-^;
書込番号:14750845
3点
上のレスでも書いたように、アイレリーフの長いアイピースは基本的には低倍率用であったり、高倍率用であればある程度以上のお値段のものがほとんどになります。
それ以前に、同じアイピースでも使う望遠鏡の焦点距離によって拡大率も変わるわけで、まずはどのくらいの倍率が欲しいかを知らないと中途半端なものを買ってしまうことにもなります。
一番欲しい倍率が分かればいざとなれば中倍率用でアイレリーフの長めのアイピースを買って、それにバローレンズを組み合わせれば、場合によっては色収差が出るなど像質の劣化を招きますが、高倍率でもアイレリーフが長めで覗きやすさは良くなる組み合わせを考えることも出来ますので、どんな望遠鏡でもまずはそれに付属しているアイピースを使ってみることをお勧めします。
書込番号:14751010
2点
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