※スピーカーは付属しておりません。



ミニコンポ・セットコンポ > シャープ > SD-SG40


そもそもは長年使用していたアンプのQUAD405-2が不調になり、使用困難となったのが事の始まり。QUAD製品は、現在部品が供給されていないようで修理もままならず、新しいアンプの導入をを考えざるを得ない状況に。
いろいろ調べているうちに、機械機械したところがないSD-SG40の外観に、QUADに通じるイメージがオーバーラップして…
ところが試聴したくてもこれを置いている店鋪は首都圏といえどもほとんどなく、あってもセッティング(棚の高さや、すごい音量で鳴らしている安物のミニコンポの売場だったり)がひどかったり、とんでもないようなスピーカーを繋いでいたりで、とても参考にならない状況。電器屋さんは、SD-SG40は売りにくい中途半端な高額な商品としか思ってないようです。
ある店では「こんなアンプじゃまともなスピーカーはドライブできないよ」とバカにされ、比較としてDENONのコンポの所に連れていかれては、芳醇に奏でられる「あの音」を聴かされるのでした。
そんな状況もあり、またSD-SG40が私にはそう安い買い物でもないので、しばし購入を躊躇していたら、SD-SG40よりむしろ良いルックスのSD-NX20がかなりの安さ。しかも同じ5.6MHZ。音もなかなかよかったので、とりあえずこれを購入し使ってみることにしました。
付属スピーカーは使わず、ORTOFON CONCORDE1614とTANOY MX-2mを切り換えて鳴らしていました。アンプのナチュラルな質感は、これまた無個性なMX-2mに相性が合うように私には思われました。FMラジオのナレーションが妙に中低域の盛り上がったモガモガ声にならず、そこにその人がいるような澄みきった音質なのです。音楽の場合でも低音が誇張されることなく、出べきときには出るといった感じでよいのです。(これを「低音が弱い」と解釈する向きもあるようですが)また常に音の推移はレガートですが、これによって楽器ごとの輪郭が曖昧になるわけではありません。
MX-2mは別室の5.1chのリアスピーカーに使っていたもので、正直なところ彼にはあまり期待していなかったのですが、SG40により思わぬ能力を見せつけられびっくりしました。
ただ困ったことに、NX20を使えば使うほどSG40への感心は高まる一方。このシリーズの最上位機種は、いったいどんな音がするのだろうと想像する毎日で、しばし悶々としているうちに、またこれも買うしかないと決意し購入に至りました。
箱を開けてみれば、まだ記憶に新しいNX20の梱包とそっくりでしたが、電源コードやRCAコードはかなりレベルの高そうなものが付属されています。「これはPure Audio製品です」というシャープの主張でしょう。
セットが終わって音を聴いてみましたが、常にレガートなNX20と較べ、ずいぶんはっきりした主張があるように感じます。威圧的ではありませんが、安心して聴いていられるようなパワー感があります。また何よりも素晴らしいのは楽器や音楽の声部(パートごとの旋律)の分解能のよさで、奥行きや広がりが極めて自然にかつ立体的に隅々まで表現されています。
それほど投資をせずに辿ってきた私のオーディオ道ですから、いままでこの程度の金額で買えるアンプで聴き較べたときにわかるの違いは、繊細さとか豊かさのような「作り音」の違いで、正直言ってそれに慣れてしまえばどれでもあんまり変わらないように思うことが多かったのですが、このSG40には本当に新鮮な感動を覚えました。
今つないでいるSPは、ともすればよく鳴り過ぎてしまいがちなCONCORDE1614ですが、大きめの音量にしても、SD40は羽目をはずすことも節度を持って上品に鳴らしています。
ちなみにセンプレ・レガートのNX20は寝室用のシステムになりました。またQUAD405-2は新たに国産トランスを誂え、現役に復帰しました。彼にはLPレコードを聴くときには活躍してもらえます。
書込番号:3256179
0点


2004/10/02 03:47(1年以上前)
いやあ、とうとうご購入されましたか。
おめでとうございます。
以前と比べて、ここはあまり盛り上がってないようで、かつての常連さんたちも、レスがないようなので、仕方なく(笑)、私が出て参りました。
ずいぶん前の書き込みのようですが、このレスをご覧になっているのかな?
さて、NX20との比較をなさっていらっしゃいましたが、NX20のは、アンプの方が、付属のスピーカー対応のイコライジングをされた状態で出荷されていると聞きました。
つまり、それ以外のスピーカーでは若干の音質的な不整合が生じているのではないでしょうか?
このイコライジングを何とかしてくれ、というユーザーの声に応える形でSD-SG11が出されたと聞いています。
それと、同じ5.6MHZといっても、アナログ回路部分の高級パーツの投入はかなりの音質的違いを感じさせませんか?
レポートしていただけると幸いです。
私もオーディオについて詳しく語れるほどの知識はありませんが、おっしゃるとおり聴き疲れしない音だと思います。この聴き疲れしないというのは、実は大変重要なポイントなのではないでしょうか。
スピーカーをアコースティック系の繊細な表現の再生を得意なものに変えられると、このアンプのスピード感や高域の表現力などを実感されるのではないでしょうか。
NX20との価格差は十分あるのではないですか?
あってもらわないと、私がやり切れません(笑)。
新しいオーディオとの出会いは新しい音楽との出会いでもあると思います。今まで聴いていた音楽も別物のように感じたりします。
私は、SG40のおかげで、やたらクラッシックを聴くようになりました。
アップルマックンさんはどうですか?
書込番号:3339041
0点



2004/10/09 20:48(1年以上前)
もうだれも応答は無いものと思っておりましたが、お付き合いいただけてありがとうございます。
そうですねー、NX-20との違いをレポートとなると…
まずNX-20のイコライジングついてですが、困ったことには付属のSPは開封後一度もNX-20に繋いだことがないまま、息子がDENONNのミニコンポに繋いで使い、さらにしばらくしたら他人に差し上げてしまったので、オリジナルのままでの印象というものが全くないのです。
また現状では両者とも条件の違う部屋で、さらにそれぞれ性格の全く異なるSPで使っていますので、あまり参考にはならないと思います。どうかそのつもりで聞いてください。
NX-20は全体的につながりよくソフトな音で表現します。sempre legato(常に、なめらかに)しかしモタモタ、モヤモヤした音にはならず、繊細さは常に伴っているので、聴いていて「何だかはっきりしないぞ!」と言うようなストレスを感じたりはしません。夜間に寝室で小音量で使っていますが、静かな環境にマッチしています。
付属スピーカーに対応したと言われている(初めて知ったことですが)イコライジングの件ですが、スピーカはその大小に限らず、音響機器のなかでも、かなり強い個性が認められたセクションだと思います。しばらくの間DENONに繋いで鳴らしていた付属のスピーカーは、確かにレベルの高いものではありませんが、かと言ってことさら特殊な特性を持ったものだとも思えませんでした。ですから、逆説的かも知れませんが、いま私の使っているSP(Tannoy mx2)で違和感がなければ、私にとってそれはあまり気になるものではありません。もちろんアンプ側のイコライジングはどのアンプでも多かれ少なかれあることでしょうが、あとは相性の問題です。
肝心のSG40といえば、やはり音のアタックのスピードや明確さ、立体感ではNX20をはるかに上回ります。ですから聴いていてずっとSG40は躍動的なサウンドです。でも荒っぽさはなく、いつも透明でいてしなやかさを忘れません。
ということで、NX20とSG40は形こそよく似ていますがやはり別物です。(blemishさん、これで安心されましたか?)
実は自分はクラシック音楽を仕事としています。そう言うとさぞオーディオにもウルサイのではないかと思われるかも知れませんが、いわゆるマニア的な感心も強くはなく、生と同じ音で再生できるオーディオ装置は絶対にあり得ないと始めから割切って考えています。
自分がオーディオ求めるものと言えば、空気のように自然な感触で威圧感なく音楽を聴かせてくれればいいのです。(案外それが難しいのですよね)
書込番号:3366942
0点



2004/10/12 23:54(1年以上前)
あのー、blemishさんからいただいた文中にちょっと理解しがたいことが…
それは以下の部分です。
『NX20のは、アンプの方が、付属のスピーカー対応のイコライジングをされた状態で出荷されていると聞きました。
つまり、それ以外のスピーカーでは若干の音質的な不整合が生じているのではないでしょうか?
このイコライジングを何とかしてくれ、というユーザーの声に応える形でSD-SG11が出されたと聞いています』
気になったので調べたところ、1bitコンポの各機種の発売時期は次のようです。
SD-SG11 2001/05
SD-CX3/SD-CX2 2001/09
SD-CX10 2002/03
SD-SG11E2 2002/03
SD-NX20 2002/06
SD-CX8 2002/09
SD-AT10 2002/10
SD-CX9 2003/08
これをご覧になればお判りのとおり、SG11はこのシリーズの草分け的存在です。NX20の発売後にSG11が出されたのではないですね。
上記の内容をどこでお聞きになったことかは分かりませんが、ご参考まで。
書込番号:3379504
0点


2004/10/13 14:49(1年以上前)
NX10のことでしょ
しかし事実かどうかは?
書込番号:3381283
0点


2004/10/13 15:17(1年以上前)
まずは、私の説明不足から、補足させていただきます。
えーと、確かにNX20よりも前に、SD-SG11は発売されています。
ご存知かとは思いますが、シャ−プはまずSM-SX100という100万のデジタルアンプを作りまして、このアンプのノウハウを利用してミニコンポのシリーズを出しました、2.8MHZです。
このシリーズのアンプ部のイコライジングをはずして、ピュアオーディオの方向に振って発売されたのがSD-SG11です。
その後、SM-SX200が開発され、5.6MHZ化したことに伴い、ミニコンポのほうもSD-NX20等のシリーズとなりましたが、やはりイコライジングされたままで、5.6MHZ化されています。
ご納得していただけたでしょうか。
この秋、といえばもう近々ですがSM-SX300という11.2MHZ化されたアンプが誕生するようで、SG40もそろそろ生産終了のようです。
そして、アンプ部のイコライジングの件ですが、多少上下を派手目に設定してあるようです。聴く音楽やスピーカーによってはその方が好みにマッチしているということもあるでしょうから、他人がごちゃごちゃ言うことではありませんね(笑)
さて、私もオーディオマニアというわけでは全くなく、機械よりもソフトのほうをしこたま買ってしまうものです。
しかし、最近ではロックの分野でも音響派とか呼ばれる音の鳴り方に異常に神経を使ったソフトが出てきまして、さすがに10年前の機械では全体像を理解できていないんではないかと、心配になってきていました。
そこで、これが壊れたことをきっかけにいろいろ調べましてSG40にたどり着いたというわけです。
オーディオといえども音楽を聴く機械のなのだから、機械の知識ばかりをいってもしょうがないですよね。
ただ、最後に一言付け加えさせていただくと、ケーブルによって結構表情を変えるようですよ。
書込番号:3381353
0点


2004/10/13 18:01(1年以上前)
イコライジングについて、シャープの公式発表にその旨の記述ありました? 記憶では2ちゃんねるがその情報源だったように思います。
書込番号:3381731
0点


2004/10/14 18:56(1年以上前)
私の情報源は、オーディオ雑誌における評論家F氏のコラムです。
彼がシャープの開発者と話をされた中での情報です。
そういう意味では伝聞ですが、掲示板での単なる噂を針小棒大に述べたわけではございません。
念のため。
書込番号:3384699
0点


2004/10/14 20:15(1年以上前)
失礼しました
ネットだとたまに情報源がネットそのもの、しかも私人の私見だったりすることが多々あるものですから
きちんと雑誌に掲載されていた確かな情報だったということですね
ちなみに何という雑誌ですか?
書込番号:3384951
0点


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