ESOTERIC RZ-1 のクチコミ掲示板

[yuka2002]

ＲＺ−1は、この掲示板でも、ネット上でも、ほとんど情報がなく、近辺では試聴機もないのですが、前から気になっております。デジタル入力はありますが、高性能DACによりアナログ変換してからＤ級増幅するとメーカーでは言っていました。PHONO入力、デジタル入力装備なので、アナログ機器再生や、将来のネットワーク型オーディオへの対応も可能で、魅力的にみえるのですが、プレーヤー、アンプ一体型なのでオーディオファンの方はあまり興味がないのかもしれませんが、単純にブランドという点からみると、エソテリック製ですので、悪いものではなさそうにみえますが、情報をお持ちの方、いらっしゃいましたらお願いします。

書込番号：12924400

[586RA]

こんにちは。

>オーディオファンの方はあまり興味がないのかもしれませんが

そうですね。この価格帯の製品に手を出そうとする人は結構なマニアかと思いますので、そう言う人達は、CD・アンプ一体型の所謂レシーバータイプよりも、別々のコンポーネントとして買って、色々組み合わせの妙を楽しみたいという人が多いでしょうね。かく言う私もそのタイプの人間です。

さて、と言うことで、本機を聴いたことは残念ながらないのですが、同社のアンプやCDプレーヤーはハイエンド機から中級クラスまで色々聞いていますので、そうした経験から敢えてレスします。

同社のCD･SACDプレーヤーは既に定評ある分野なので、改めて説明するまでもないかと思いますが、非常に情報豊富で精緻な音空間を描き出します。少し面白味に欠けるきらいがないでもないですが、まさにスタンダードと言って良い高い水準にあると思います。

一方のアンプですが、これも水準を行く優れた製品が多いですが、アンプとしてみると、アキュフェーズやラックスマン等のアンプ専業メーカー、そしてデノンやマランツなどのアンプ作りの歴史の長いメーカー製アンプに較べると、もう一ひねり、熟成が足りない印象を受ける製品が多いように思います。

しかしそうは言っても既に生産終了になりましたが、AI-10のようにデジタルデバイスを使いながら非常にチャーミングな音作りに成功した例もありますので、全ての製品がアンプ専業メーカーに劣るという訳でもありません。
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/ai10/index.html

ただし、こうした価格帯の製品は単なる増幅器を超えた、趣味の音楽再生機器として何らかの魅力的なポイントがあるべきかと思います。それは、非常な解像感の高さだったり、マッシブな低音再生能力だったりと様々ですが、そうした”個性”、”魅力”を備えさせるのが、長いアンプ作りのノウハウあるメーカーは長けていると言うことでしょうか。

何れにしろこの価格帯の製品は、そうしたスペックに現れない魅力が自分の嗜好とマッチするかどうかがポイントになりますので、余程のお金持ちで買って失敗したと思ったらすぐに買い替えられるような人でない限りは、一手間掛けて試聴出来る場所（専門店とかメーカー試聴会）を探して、ご自分の耳で確認する必要があると思います。

オーディオ機器は最近流行のiPodの様なデジモノ音楽プレーヤーとは違って毎年のように新製品が出る訳でもなく、長く使うことが出来ますので･･･。

書込番号：12927639