


ハードディスク・HDD(2.5インチ) > SEAGATE > ST9750420AS [750GB 9.5mm]
SmartAlignが実際にどのように機能するのか購入してテストしました。環境はThinkpad T500、XP(インテル330 40GBに1つのパーティションとして存在)。ST9750422AS(以下S75と略)はThinkpadのウルトラベイにセカンドHDDアダプターに入れてインテル330からクローンし、必要な時は起動もウルトラベイから行いました。クローンにはAcronis True Image Home 11(AFT対応なし、以下TIH 11と略)とAcronis True Image Home 2011(AFT対応あり、以下TIH 2011と略)を使いました。何故ST9750422ASなのかについての経緯は下の「経緯」を見てください。CrystalDiskMarkの結果はRandam Write 4K QD=1の場合のみを示します。
1.インテル330からS75にTIH 11でクローン、330をはずしS75から起動
C: Start LBA = 63
Random Write 4KB (QD=1) : 0.328 MB/s [ 80.0 IOPS]
2.S75に「ディスクの管理」で拡張パーティションを追加、論理ドライブを作成
C: Start LBA = 63 (再測定)
Random Write 4KB (QD=1) : 0.325 MB/s [ 79.4 IOPS]
D: Start LBA = 24766623 (Cとの差は8の倍数)
Random Write 4KB (QD=1) : 0.318 MB/s [ 77.7 IOPS]
3.S75にEaseUS Partition Manager 3.0で基本パーティションを追加
C: Start LBA = 63 (再測定)
Random Write 4KB (QD=1) : 0.337 MB/s [ 82.2 IOPS]
D: Start LBA = 24766623 (Cとの差は8の倍数) (再測定)
Random Write 4KB (QD=1) : 0.331 MB/s [ 80.9 IOPS]
E: Start LBA = 65726640 (Cとの差は8の倍数ではないが、Start LBAは8で割り切れる)
Random Write 4KB (QD=1) : 0.931 MB/s [ 227.4 IOPS]
4.WD WD7500BPVT(拡張パーティションがあり、アライメント調整されている)からTIH 11でS75にクローン
この時「3」までで作成したパーティションは削除された。インテル330をシステムに戻し、CrystalDiskMark。
F: Start LBA = 15183 (8で割り切れない)
Random Write 4KB (QD=1) : 0.332 MB/s [ 81.1 IOPS]
5.WD7500BPVTからTIH 2011でS75にクローン。この時「4」で作成したパーティションは削除された。
F: Start LBA = 14336 (8で割り切れる)
Random Write 4KB (QD=1) : 0.860 MB/s [ 209.9 IOPS]
考察:
AFTでは一旦1つの4KのWindowsクラスターが2つの4K物理セクターに分かれて書かれてしまうと、次回同じクラスターを書く時は必ずリード・モディファイド・ライトになってしまいます。つまり必ず一回転、待ちが入ります。
SmartAlignが効果を持つためには(XPでは一番目のパーティションはLBA63で始まりますから)、最初に63から書く時に、64から書く機能を持つ必要があります(64でなくとも8で割れる数であれば良い)。それ以降のライト・リードはゲタを履かせるわけです。これは難しくない、と思っていました。しかし、複数のパーティションがあり、それぞれが違うズレであった場合は難しいだろうと想像していました。
上の結果が示しているのはパーティションが1つであっても(基本パーティションか拡張パーティションかに拘わらず)、アライメントを自動的に調整する機能は全く持っていないということです。Start LBAが8の倍数でないパーティションでは明らかに毎回リード・モディファイド・ライトの周回遅れが発生しています。7200回転(分)は120回転(秒)ですから、1回転は8.3msです。「4」で81 IOPSということは、81回の無駄な回転が行われていることになります。1回転8.3msですから、無駄な分は0.67秒となります。残りの0.33秒で81回のIOがあったということは、IOPS 245に相当します。「5」の210 IOPSとは大体誤差の範囲内で同じである、と考えられます。
経緯:
最初に買った製品はST9750423ASでした。5400回転のものです。その時のテストは「3」の状態をインテル330に作っておき、クローンして行いました。最初から難しいと思われる条件でテストしたわけです。SmartAlignの効果が全く見られない結果だったので、交換を要求し、受け容れられて送られてきたのが、ST9750422ASでした。ST9750420ASとの差はよく分かりませんが、FIPS 140-2モデルらしいです。ST9750420ASのクチコミに書くのはちょっとまずいと言われそうですが、報告の主題がSmartAlignがどのように動くか、ということなので、ご勘弁ください。
こういうこともテストした方が良い、という提案がありましたら、お知らせください。
書込番号:15640389
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