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放射線測定器・線量計 > HORIBA > PA-1000 Radi
2011年の震災が起きた年に12万円ほど出して購入したのですが、ほとんど使うことも無く現在、お蔵入りの状態となっています。
この機種は震災時に持っていると便利と聞いたのですがどのような場面で性能を発揮するんでしょうか?
あと汚染された食品かどうかなどの測定は不可能と聞いたのですが・・
1点
ちなみに自室の線量を先程測定したら、毎時、0.080μSv/hでした。
書込番号:15954188
1点
この機種はシンチレーション方式で高感度です。低い線量の場所でも比較的正確な値を短時間で測定できます。
測定機にはガンマー線やX線だけをカウントするものと、それらの他にβ線も同時にカウントするものがあり、β線も同時にカウントするものは放射性セシウムからでるβ線も検出するため汚染に比較的敏感に反応するという長所もある一方で、公的機関で使っているモニタリングポストの値よりも大きめの値になり食い違いが生じるという短所もあります。
PA-1000Radiはβ線をカウントしない機種のため、放射性セシウムに対してはやや鈍感ではありますが、公的機関で公表している値とよく一致するため自分のいる場所は公的機関の公表値と数字だけ比較して安心したいという人に好んで使われているものです。
価格コムでの満足度ランキングで上位なのも公的機関の公表値とよく一致するという点が大きいと思います。
市販されている放射線測定器は主に3つの用途に分類することができます。
@モニタリング(定点観測)
Aサーベイ(汚染源の検索)
Bドジメトリー(個人被曝測定)
@はモニタリングポストが代表的です。場所は一定でその場所の線量が上がるか下がるか変わらないかを見ている状態です。
Aは持ち運びできる測定器で汚染が強い場所を探りあてる作業です。汚染が強い所を見つけたら、そこに近づかないようにするか、そこを除染してきれいにするか、そこに何か遮蔽物を設けて放射線をストップするかなどの対策をすることがあります。
Bは常に線量計を身に着けていて自分が浴びた放射線の積算量を測定する作業です。被曝が制限値を超えるとそれ以上被曝しないように、汚染地域にそれ以上はいらないという対策がなされることがあります。
PA−1000は積算線量は計測できないのでBの目的には不向きです。主に@とAの目的で威力を発揮します。
ご自身の部屋の線量が0.08μSv/hだったとのことで新たなる原発事故が起きない限りおそらくその値はあまり変動しないと思います。@の目的で威力を発揮するのはまた原発事故が起きたときだと思います。
Aの目的では福島県やその周辺地域でのホットスポットを探索する場合で威力を発揮するでしょう。しかしそのような地域に行かない限りはそういう用途で使うことはあまりないかもしれません。
食品の放射能を測れないというのは半分正解ですが、半分は嘘です。
食品に含まれる放射能を正確に測ることは不可能ですが、べらぼうに高い放射能を含む食品だった場合には、PA−1000で測定すれば線量が高めに表示されると思います。
べらぼうに高い放射能を含む食品などが実際に市場に出回っているのかと疑問に思う人もいると思いますが、案外高い確率でそういうものに出くわすことはあるようです。PA−1000は0.001μSv/h単位の精密測定が可能なので、私の試算では100Bq/kg程度の規制値範囲内の食品に含まれる微量の放射能でも検出できる可能性があると思います。
書込番号:15970402
8点
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