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グラフィックボード・ビデオカード > MSI > Radeon RX Vega 56 8G [PCIExp 8GB]
文字数制限でレビューに書けなかった項目について、
こちらにて紹介します。
(以下の検証は全て60fps環境です。それ以上の環境の場合、必ずしも参考になりません)
【検証項目】
1、各モードでの消費電力と性能差
2、HBCCとメインメモリ速度の関係
【1 各モードでの消費電力と性能】
評価環境はレビュー記載と同じ
評価ベンチ:FF14 紅蓮(最高品質 2560x1440 60fps制限)
SiSoftware Sandra ライト版 Platinum.SP2(GP演算)
モードはプライマリのみ、パワーセーブ/バランス/ターボ
◎FF14 紅蓮 (記述は スコア/単体max消費W/GPU温度/GPU負荷/システム消費電力)
プライマリ+パワーセーブ
9514 / 150W / 68℃ / 99% / 239W
プライマリ+バランス
9607 / 166W / 71℃ / 99% / 251W
プライマリ+ターボ
9813 / 189W / 74℃ / 99% / 284W
◎SiSoftware Sandra ライト版 (Lite) Platinum.SP2(GP演算 OpenCL)
プライマリ+パワーセーブ
総合シェーダーパフォーマンス: 3.71Gpx/秒
プライマリ+バランス
総合シェーダーパフォーマンス: 3.88Gpx/秒
プライマリ+ターボ
総合シェーダーパフォーマンス: 4.01Gpx/秒
【2 HBCCとメインメモリ速度の関係】
Radeon設定よりHBCCをオンにすると、システムVRAMを11.8GB〜16GBで設定できます。
必要性の少ないデータをメインメモリに置くわけですが、Ryzenのようにメモリ速度が効くのではと思った次第です。
【結果】 (記述は 1866MHz / 2400MHz / 2800MHzのスコアです)
総合的なメモリパフォーマンス::55.69GB/秒 / 55.84GB/秒 / 56.20GB/秒
パフォーマンス対速度:71.28MB/秒/MHz / 71.52MB/秒/MHz / 71.94MB/秒/MHz
システムからデバイスへの帯域 :9.52GB/秒 / 9.65GB/秒 / 9.91GB/秒
帯域幅の効率 : 60.00% / 61.00% / 63.00%
バランスとパワーセーブが意外と似た通ったかの性能差なので、
パワーセーブ常用が安定かもしれません(RX480相当の消費電力で済みますし)。
ここには記載してませんが、セカンダリはより積極的にダウンクロックを行う印象ですので、
ややカクつきが気になるケースがいくらか見当たります。
HBCCの有効性は使用VRAMが8GBを超えるゲーム環境を持っていませんので、
今のところ演算くらいでしか使えず、実仕様上の効果はいまいちわかりません。
ただ、競合のGTX1070/tiに対して、VRAMでより余裕があるというのは、
たくさんmodを導入したいプレイヤーには良いかもしれません。
nVIDIAに最適化されたゲームの場合、AMDGPUですと1.5倍位余分にVRAMを食う時もあり、
その点を気にしなくて済むのは、とても嬉しい機能です。
(自環境TESVSEで最大6.8GB食ってます)
コスパが悪く、ワッパも悪いとのレビューが飛び交う中、
AMDファンで興味があったから買ったのですが、機能の多さを鑑みてもワッパは頑張ってる印象は受けます。
RX480/580ユーザーでプライマリのバランスやパワーセーブで常用するつもりなら、
電気食いだからとの前情報を受け、わざわざ電源を更新する必要も無いのです。
(上記で記載の計測Wは最大値ですのでフレッシュレートが60環境であれば、ほぼ同じはずです)
64に比べ、設計的余裕があるのか冷却も良いし、安定性は高いと思います。
クロックを64相当に上げると、それだけで50W増えますので、56が「程よい」のかもしれませんね。
電源ピンも、8*2ですが、実消費だけで見れば8ピン1つでもなんとかなりそうです。
オリファンモデルがなかなか出ませんが、裏返せばリファの完成度が高いとも。
(OCすれば一気に消費電力増えますし)
いかんせん、物が少ないうえに、値段も下がらないので、
「お勧めですよ」と言っても空しいものがあるのですが、
レビューにあるほど、Vegaは出来の悪い子では決してないよ!…と改めて念押しをして終わります。
14点
《追加検証2》
1、GPU-Zモニタで表示される「GPU温度(Hot Spot)」とはなにか
2、グリス/熱伝導パッド交換による変化
【1 Hot Spotについて】
GPU-Zでモニタリングをすると、GPUの温度モニタでは下記3つが存在します。
・GPU温度・・・・・・・・・・・・基板上での温度検知
・GPU温度(Hot Spot)・・・ヒートシンク脇の温度センサで検知するヒートシンク温度(金属カバー裏に貼付)
・HBM温度・・・・・・・・・・・・基板上での温度検知(GPUと同じヒートシンクで冷却)
モニタリングをすると、概ね下記のような温度差関係です。
GPU温度を基準としたときに、
Hot Spotは約+10℃、
HBM温度は約+5℃です。
Hot Spotがヒートシンク温度を拾ってるというのは、負荷の変化が大きい時やファン回転数が変わるときに
大きく変動し、負荷が無くなると瞬間的に下がる所からも見て取れ、動きが興味深いです。
(ヒートシンクのすぐ脇にいるので、ヒートシンク温度としていますが、
実際はヒートシンクによって加熱された金属カバーの温度です、カバーがそれだけ熱いということです)
金属の筐体カバーを外すと、あまり長くない配線でヒートシンクセンサが付いてるので、
うっかり断線させないように注意が必要です。
【2 グリス/熱伝導パッド交換による変化】
金属カバー自体もヒートシンクであったり、おそらくヒートシンク温度も制御の為に参照している事から、
それらがもう少し冷えた時にパフォーマンスはどうなるのだろうと疑問に感じ、調べた次第です。
※HBMなど高価な部品を使ってるのに、希望小売は当初399ドルであり、
製造管理にいる者として、コスト削減するならグリスやパッド周りかなと勘繰ったのもあります
使用したグリス/熱伝導パッドは下記です。
グリス:Thermal Grizzly Kryonaut 1g
熱伝導パッド:Thermal Grizzly TG-MP8-120-20-10-1R ×2枚(実消費は1.5枚)
※熱伝導パッドは1か所だけ2mmですが、折り曲げて2mmにして対応
評価環境はレビュー記載と同じ
評価ベンチ:FF14 紅蓮(最高品質 2560x1440 60fps制限)
SiSoftware Sandra ライト版 Platinum.SP2(GP演算)
測定モードは プライマリの パワーセーブ/バランス/ターボ
(記述は スコア/単体max消費W/GPU温度/HotSpot温度/HBM温度/GPU負荷です)
◎FF14 紅蓮(最高品質 2560x1440 60fps制限)
プライマリ+パワーセーブ
9621 / 150W / 71℃ / 84℃ / 74℃ / 99%
プライマリ+バランス
9827 / 167W / 74℃ / 86℃ / 78℃ / 99%
プライマリ+ターボ
10056 / 190W / 78℃ / 89℃ / 82℃ / 99%
◎SiSoftware Sandra (Lite) Platinum.SP2(GP演算 OpenCL)
プライマリ+パワーセーブ
総合シェーダーパフォーマンス: 3.77Gpx/秒
プライマリ+バランス
総合シェーダーパフォーマンス: 3.92Gpx/秒
プライマリ+ターボ
総合シェーダーパフォーマンス: 4.14Gpx/秒
冷却性能を上げる為にグリスを変えたのに、それによってGPUが元気になり結果温度は変わらなかった…w
むしろパフォーマンスアップに伴い、若干上昇(使用クロックも平均で上昇しています)。
ま、まぁ…冷却性能が上がることで、クロックなど弄らなくてもいくらか性能は上昇するようです。
イメージとしては、電力消費は据え置きで、制御をひとつ上のモードに近づける印象です。
(パワーセーブ⇒≒バランス バランス⇒≒ターボ のような)
背反として各モードでの最大消費電力に張り付きやすくなります(超えることはなかった)。
madVRなど、負荷50%程度で済むアプリケーションは、3温度とも5〜10℃の低下がみられました。
確認できた訳ではないですが、個人的にはHBM温度がパフォーマンスのカギを握っているように感じます。
M2.SSDでみられるサーマルスロットリングのような性能制限の類です。
GPUとHBMでグリス塗分けとか、ショート対策処理をしたうえでの液体金属グリス使用など
好奇心はあるのですが、そこまでやりこむ余裕もなく…(分解も少し面倒くさい)。
MSIアフターバーナーなどで表示されるGPU温度は、その名の通りのGPUの温度なので、
3つの温度が存在する中では、「一番低い温度が表示」されているということです。
ヒートシンクが高温で、GPUが冷えているということは、放熱は正常な証ですが、
後方からの排気がぬるいからといって、無暗にグラボを触ると思わぬ熱さだったりします。
長く可愛がりたいのであれば、負荷をかけた後に直ぐシャットダウンなどの乱暴なことを回避すれば、
熱劣化もいくらか抑えられるはずです(グラボ全般に言えますが)。
Radeonグラボは、NVIDIAには戻れない発色の良さを買っての指名買いのような部分がありますが、
自分でPCを組む人にとって「こうしたらどうだろう?」という好奇心を受け止めてくれる点も好きです。
Ryzenも自作心を掻き立ててくれましたが、
Vegaもリファレンスということでまだ抑制された性能があるのかも。
いずれにしても、グラボでこんなにワクワクしたのも久しぶりだったかなぁと思いますねぇ。
書込番号:21314551
12点
《追加検証3》
1、プライマリモードとセカンダリモードの差
2、64化(STD版)してみた結果
【1 プライマリモードとセカンダリモードの差】
まず、プライマリモードとセカンダリモードの最大消費Wは下記のような感じでした。
56プライマリ ターボ:190W バランス:170W パワーセーブ:150W
56セカンダリ ターボ:190W バランス:170W パワーセーブ:150W
セカンダリについて、「最大」消費電力は変わりませんでしたが、「平均」消費電力は低下しています。
やはり意識的に負荷を下げに行く制御のようですね。
下はセカンダリモード時のFF14 紅蓮ベンチ結果です(条件/記述は検証2と同じ)
ターボ:9775 / 188W / 74℃ / 83℃ / 79℃ / 99%
バランス:9665 / 166W / 70℃ / 79℃ / 74℃ / 99%
パワーセーブ:9522 / 148W / 66℃ / 77℃ / 71℃ / 99%
検証2からのスコア低下が少ないことと、負荷軽減により温度が3つとも低下したのが分かります。
ちなみにGP演算時は下記のようになりました。
(条件/記述は検証2と同じ)
GP演算(OpenCL)
ターボ:総合シェーダーパフォーマンス: 3.92Gpx/秒 (プライマリは4.14)
バランス:総合シェーダーパフォーマンス: 3.82Gpx/秒 (プライマリは3.92)
パワーセーブ:総合シェーダーパフォーマンス: 3.70Gpx/秒 (プライマリは3.77)
言えることは、電源容量的な意味合いで、セカンダリーモードを選ぶ意味は無いということです。
たとえると、OSの電源管理の「高パフォーマンス」と「バランス」くらいの違いです。
さらにかみ砕くと、クルマのATのモードでのスポーツモードが「プライマリー」、
巡航モードが「セカンダリー」という印象で、セカンダリーは高負荷シーンでの落ち込みに少し弱いです。
(使う回転数=クロックが低く、瞬発力/復帰力に劣るという意味です)
【2 64化してみた結果】
56はハード面では演算器が少ないくらいで、64と大した違いがありません。
メモリ周りの差異もVBIOSでの制限のようで、容易に(演算器以外で)フルスペックになります。
64化状態での最大消費電力は下記のとおりです。(セカンダリも同様)
64化プライマリ ターボ:270W バランス:220W パワーセーブ:170W
この状態でのFF14ベンチ結果が↓です。(条件/記述とも↑と同じ)
※バランスの220W以上は受け入れられないので、パワーセーブのみの評価です。
64化+プライマリ+パワーセーブ:9881 / 166W / 71℃ / 80℃ / 75℃ / 100%
(64化+パワーセーブによる変化とメリット)
最大クロックが上がる 1.59GHz ⇒ 1.63GHz
メモリバススピードが上がる 800MHz ⇒ 945MHz
メモリバス帯域が増える 400GB/秒 ⇒ 472.5GB/秒
ピーク処理性能(理論演算性能)が上がる 11.4TFLOPS ⇒ 11.68TFLOPS
パワーセーブであれば、56バランスの消費Wで、56ターボ相当の性能を望める
パワーセーブのため、(56ターボ比で)負荷時の温度上昇が少なく、長時間のゲームなどでも安心
制御がパワーセーブの為、GP演算性能は下がるものの、それでも56プライマリ+バランス相当
ゲームを実際プレイする限りは、fpsの下限が底上げされるのか、ヌルヌル感が増した印象
上記の変化はどう捉えるかは人によると思います。
所詮はパワーセーブなので、バランスのほうが良いに決まっています。
56プライマリターボ比ではワッパは良くなっているので、落し処としては良いかなと。
個人的にはクロック上昇してるのに、負荷温度が下がってるのは嬉しいです。
以上で、自分が知りたかったことはやりきったのですが、
改めて思うことは
「Vegaはいじってさらに面白いグラボだった」ということです。
(Ryzenといい、Vegaといい、こういう製品を出してくれるととても愉しみ甲斐があります)
大手のレビューでは酷評の嵐でしたが、限定された環境でのデメリットということでしょうか。
Radeonグラボを求める人で、ゲーム用途でしか使わない人って珍しいと思うのです。
優れた発色+フルードモーション+FreeSyncで動画を楽しみつつ、ゲームもポチポチな人が多いんじゃないかと。
結局、市場トップの競合がゲーム特化の製品ですから、それと同じ土俵で勝負せざるを得ないのですが、
そこで負けたからと言って、Radeonグラボがけなされても「なんだかなぁ…」と。
これが希望小売価格で出ていたら、本当に魅力的な商品だったと思います。
冬商戦において値下げがされるのかはわかりませんが、
私としては値下げされて、いろんな人の手に渡ってくれることを望みたいものです。
書込番号:21317985
14点
《番外編》
【1 結局一番パフォーマンスの良いのはカスタムモードだった?】
カスタムモードで手動設定する場合の基準消費電力について、
どうやらバランス時の170W(64は220W)が基準になるようなので、
それを利用して、下記の設定にてFF14ベンチだけ回してみました。
◎FF14 紅蓮(最高品質 2560x1440)(記述は前回同様)
設定)
@コアクロック据え置き(1592MHz)、メモリクロック800⇒945MHz、電力制限±0
(56のコアクロックで、メモリクロックだけ64に合わせて、最大消費電力は170Wの状態)
Aコアクロック据え置き(1592MHz)、メモリクロック800⇒945MHz、電力制限-11%
(56のコアクロックで、メモリクロックだけ64に合わせて、最大消費電力は150Wの状態)
カスタムモード(設定@)
10117 / 167W / 73℃ / 84℃ / 77℃ / 99%
カスタムモード(設定A)
9836 / 149W / 72℃ / 82℃ / 77℃ / 99%
@については、動作クロックが1.4GHz帯を中心に使ってるので、ほぼターボと同じ動作。
190Wのターボが10000に掛かるかどうかだったことを考えると、
20W余分に食って、しかも少し負けてるターボモードの立場が無いような…。
HBMクロック触っただけでそんな変わる?と思って3回回しましたが、3回とも10000越えでした。
Aについては、RX480と同じ消費電力に合わせていますが、HBMクロックUPの効果なのか、
ターボモードのスコアに被せてきますね…
@に比べれば、電力制限の影響で1.35GHzを中心に使ってますが、これはバランスモードが常用する帯域です。
ポラリスがそうであったように、電力消費を抑えても、あまり性能低下しなさそうな雰囲気。
率直な感想としては、
@のように、電気食いさせなくてもWQHDでコンスタントに1万超えてくることも、
Aのように、同社の最新ミドルと同じ消費電力(580比だと低い)で
56のターボモードと同じパフォーマンス(電力差40Wもあるのに…)になることも驚きです。
言い換えれば、56でこういう事ができると、RX580/RX480の立ち位置も
今みたいな高騰してる時期だと怪しかったり。
最後に(調子に乗って)130W状態にして、同ベンチを回してみました。
設定)
Bコアクロック据え置き(1592MHz)、メモリクロック800⇒945MHz、電力制限-21%
(56のコアクロックで、メモリクロックだけ64に合わせて、最大消費電力は130Wの状態)
結果はというと、きちんと完走しスコアも良かったです\(^o^)/ナンテコッタ
カスタムモード(設定B)
9639 / 131W / 70℃ / 77℃ / 74℃ / 99%
SCORE:9639
平均フレームレート:65.355
評価:非常に快適
ローディングタイム:
シーン#1 7.630sec
シーン#2 5.968sec
シーン#3 5.768sec
シーン#4 7.531sec
シーン#5 12.949sec
シーン#6 2.529sec
合 計 42.375sec
個人的には調子に乗ったことを反省するためにCTDして欲しかったんですが;;
クロック周波数は、1.25GHz付近を常用ですので、パワセーブと同等の動作になります。
こうなると、さんざん「ワッパが悪い」と酷評レビューされてきてることに対し、
ワッパってなんだろう?と感じてしまいます。
競合とも戦えるし、低電力で動くのは動画専用の方には特に嬉しいかも。
(Vega56使用におけるプチトラブル)
・GPUを使うアプリケーション使用中にGPU-Zを起動すると、6割位で落ちてPC再起動となる
・トラブルではないですが、タスクマネージャーでシステム認識のVRAMが20GB表示
内訳は専用VRAM12GB(HBCC作動の為これは分かる)、共有VRAM8GB ←これは何だろう?
・カスタムモードで設定を変えた際は、一度再起動をして設定確定させたほうがよさそうです。
そのままベンチ回すと2回に1回くらいCTDします。
書込番号:21318939
13点
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