UD-505-B [ブラック]
- 旭化成エレクトロニクス製AKM「VERITA AK4497」を左右に1基ずつ搭載したデュアルモノーラル構成のUSB DAC/ヘッドホンアンプ。
- DSD22.5MHz、PCM768kHz/32bitのハイサンプリングレート・ハイレゾ音源に対応している。
- 独自の電流伝送強化型出力バッファー回路「TEAC-HCLD回路」を4回路搭載している。



ヘッドホンアンプ・DAC > TEAC > UD-505-B [ブラック]
この機種もデジタルフィルターの設定やらバルクペットのモード設定などマニアックな機能が盛りだくさんでユーザーが試行錯誤しながら楽しめるのは良いが、マニュアルも「こういうシッチュエーションにはこの設定がベターですよ!」なんて手取り足取り説明されてなかったりするところがマニアの心をくすぐってくれるところですが、マニュアルにも↓のような説明があるだけでどの設定がベストなのかという点はネットでも明確な答えもなかったので情報入手&検証を行ってみました。
まずマニュアルには
PCMデジタルフィルター
1.Sharp Roll Off オーディオ帯域外の信号を急峻にカットするシャープロールオフ特性のFIRフィルター
2.Slow Roll Off オーディオ帯域外の信号を緩やかにカットするスローロールオフ特性のFIRフィルター
3.Short Delay Sharp オーディオ帯域外の信号を急峻にカットするシャープロールオフ特性のショートディレイフィルター
4.Short Delay Slow オーディオ帯域外の信号を緩やかにカットするスローロールオフ特性のショートディレイフィルター
5.Low Dispersion オーディオ帯域外の信号をカットする低分散特性のショートディレイフィルター
6.off
と書いてあるということから
@ここで言うオーディオ帯域とは20Hz〜20kHzを想定しているのだろうか?
Aもし@のような前提条件だとしたらハイレゾ音源を再生する時は2・4・6が適当なのか?
B5の「低分散特性」なんて当たり前のように言っているが???である。
デジタルフィルターの設定が判然としなかったので以前メーカーのサポートに問い合わせてみたが、「お客様のお好みで」というこれまた判然としない回答であった。
それでもめげずに旭化成エレクトロニクスに問い合わせてみたところ現行の1・2は自然界に存在しないプレエコーがあり、より自然に近い音で再生しようと思ったら3・4でエッジの出方が違うというなんとなくわかるような回答を得た。
ググってみたらこの回答に近い下記のようなPhileWebの記事があった。
https://www.phileweb.com/review/closeup/akemd-ak4399/
ここでmusiccenter for pcのDseeHXのアップサンプリング機能とYES「こわれもの」の96kHz/24bitのDVD-Aを使って検証してみたところ、確かに言われてみると4の設定は特にエレアコのコードストロークのアタック感がより原音に近く感じた。
44.1の音源では慣れているせいか1の設定が最も親近感がわく音に感じた。
アップサンプリングやハイレゾ音源はoffも悪くないかな・・・
そんなわけで今のところ4の設定で使ってますが、トーンや音域が変わってしまったりするわけではないので比較試聴もなかなか難しい
ですね・・・
海外では↓のような議論になってます。
https://www.reddit.com/r/headphones/comments/8livrh/difference_between_dac_filters_slow_sharp_delay/
書込番号:23140942
9点

補足
添付のイメージ画像をわかりやすくまとめると↓
のようなことだろうと思う。
Sharp Roll Off パワフル 遠い 緩やか
Slow Roll Off 原音再現 中庸 中庸
Short Delay Sharp低域増強 やや遠い 鋭い
Short Delay Slow 原音再現 やや近い 鋭い
Low Dispersion
さらにLow Dispersionについては
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/738413.html
に↓のような記載があることから
「内蔵デジタルフィルタでチューニングできる部分においては、これまでの5種類に加え「ハーモニックサウンド(低分散ショートディレイ/Low-dispersion Short Delay)」を備えた6種類とした。
これまでも、プリエコーの無い特性として「ショートディレイ」というフィルタがあったが、その弱点として、高い周波数において、時間的に遅れるという特性があったという。今回のハーモニックサウンドでは「時間的にほぼフラットになるように開発した」(旭化成エレクトロニクスのオーディオマイスターを務める佐藤友則氏)という。」
Low Dispersionが売りなのかもしれない・・・
いや〜なかなか奥が深いですな〜 笑
書込番号:23141975
7点

上記
「緩やか」「鋭い」はエッジの出方です。
書込番号:23141987 スマートフォンサイトからの書き込み
3点

https://www.phileweb.com/interview/article/201601/13/346.html
↑に
「Low-dispersion Short Delay Filterの特徴は、ディレイ(音が出てくる時間)は短くしつつ、優れた位相特性を維持するというものという。従来の「Short Delay Sharp Roll-off」フィルターの場合、音が出てくるまでの時間の短さ(インパルス応答)については優れているのだが、位相の遅れが生じてしまっていた。この位相のずれによって「録音時と定位が変わる」と感じる録音エンジニアもいたのだという。一方で「Short Delay Slow Roll-off」フィルターの場合、位相の遅れは解決できたが、周波数特性に問題が出るという短所を持っていた。
そこで今回の「Low-dispersion Short Delay Filter」では、インパルス応答、位相特性、周波数特性をバランスさせることを実現させた。
なんていうくだりがあるのでAKMのオススメはこれなんでしょうね^^
そんなわけで暫くこれで行ってみることにしよう・・・
書込番号:23142040
13点

検索で来ました。デジタルフィルターについて、分かりやすくまとめられており、理解しやすく助かります。
本機器に限らず色んな機器に入ってるフィルターは、基本的には Short Delay Slow Roll-off が良さそうですね。(周波数特性は問題あり、とありますが、機器によって色々ドンシャリとかカマボコとかいじってあったりするし、イコライザで何とか出来ない事はないし。)
より良いフィルターが選べる機器は、それを使うのがいい気がします。
(本投稿でいう「良い」とは、聴感上、生演奏の音に近いとか、ソースの原音に近い、とかいう意味です。)
余談ですが、英語圏では Short Delay Sharp(Fast) Roll-off の方が好まれるらしいです。高域が僅かに濁り気味になる感じがするんだけどなぁ。(ドンシャリ気味で華やかにはなりますが。)
書込番号:25044649 スマートフォンサイトからの書き込み
0点


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更新日:3月24日
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