UD-505-X/B [ブラック]
- D/Aコンバーター部にESS Technology「ES9038 Q2M」を左右1基ずつ搭載したUSB DAC/ヘッドホンアンプ。
- DACをモノラルモードで使用することで高S/N値を獲得し、DSD22.5MHzやPCM 768kHz/32bitのネイティブ再生を実現。
- ヘッドホン出力は2基の6.3mm標準端子に加え、4.4mm5極端子を採用し、1本のプラグでバランス接続やアクティブ・グランド接続ができる。

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ヘッドホンアンプ・DAC > TEAC > UD-505-X/S [シルバー]
先日、「内部写真が見たい」という投稿をしましたが、
有用な情報は得られなかったため、自分で購入して内部を確認しました。
まず、ES9038Q2Mの出力はNE5532に接続されており、その後はNJW1195Aへと続いています。
NE5532とNJW1195Aの間にはカップリングコンデンサ(Suncon AX 100uF 25V)がありました。
さらに、LME49600の裏側(基板の裏面)にも、NE5532が2つ配置されています。
これらはカップリングコンデンサ(Suncon AX 470uF 25V)を介して出力端子に接続されているようです。
また、ES9038Q2Mは電圧出力モードで動作しているようで、
そのためUD-503まであったI/V変換用のMUSES8920が本機にはありません。
カップリングコンデンサについては、出力の470uFはともかく、
入力側の100uFは、この回路では容量が多いような気がします。
この機器が10万円以上もするにもかかわらず、タダ同然のオペアンプ(NE5532)や、
汎用の低ESR品の電解コンデンサ(SunconAX)が採用されていることは疑問です。
設計者の意思によるものではなく、調達面やコストの制約による選定だと思わざるを得ません。
しばらくはノーマルの状態で楽しむ予定ですが、将来的にはコンデンサやオペアンプを交換することを考えています。
10点

>将来的にはコンデンサやオペアンプを交換することを考えています。
おお
野心的ですね。
その際は聞き耳のフィーリングではなく、測定器による波形でその差を出してくれると納得出来ます。
書込番号:25433696 スマートフォンサイトからの書き込み
0点

Kazbooooさん
興味深いDACの内部写真ありがとうございます。
基板写真見させてもらいました。
>まず、ES9038Q2Mの出力はNE5532に接続されており、その後はNJW1195Aへと続いています。
>NE5532とNJW1195Aの間にはカップリングコンデンサ(Suncon AX 100uF 25V)がありました。
3枚目の写真を見ましたが、NE5532の両側の100uFは、NE5532の±電源の4,8pinに接続されているので電源供給コンデンサです。
また電子ボリュームNJW1195Aのデ−タシートを見ると NJW1195Aの6.10pinに接続されてコンデンサは ボリュームコントロール切換ノイズ除去キャパシタであり、参照例では100uFとなっているので いずれもカップリングコンデンサではないようです。
>また、ES9038Q2Mは電圧出力モードで動作しているようで、
>そのためUD-503まであったI/V変換用のMUSES8920が本機にはありません。
ES9038Q2のポジ出力端子 3,8pin(DACR,DACL)およびネガ出力端子 2,9pin(DACRB,DACLB)を出た信号が真下の NE5532のIN-端子に直に接続され IN- ~ OUT間が 680Ωで接続されているので このNE5532がIV変換しているのでES9038Q2は電流出力で動作しています。
>この機器が10万円以上もするにもかかわらず、タダ同然のオペアンプ(NE5532)や、
>汎用の低ESR品の電解コンデンサ(SunconAX)が採用されていることは疑問です。
4558が使われいると ちょっとなぁと思いますが、NE5532は安価な割に手堅い音質なコスパの良いOPAMPのため、数十万円のアンプでもふつうに使われていているんで とくだんケチっているということではないと思います。
IV変換回路のローパス(C732,C733)に よくある積層セラミックコンではなく、おそらくPPSフィルムコンデンサ(Panasonic ECHU?)が使われていることに、設計者のこだわりを感じます。
>しばらくはノーマルの状態で楽しむ予定ですが、将来的にはコンデンサやオペアンプを交換することを考えています。
けっこう背の高い部品が多く、実装密度があることから 作業は気をつけてやった方が良さそうですね。
書込番号:25433938
6点

Kazbooooさん、こんばんは。
BOWSさんに付け加えて、
>UD-503まであったI/V変換用のMUSES8920が本機にはありません
UD-503(AK4490)、UD-505(AK4497)は共に電圧出力DACなので、
MUSES8920はI/V変換ではありません。
AKMのDACが電流出力になったのはAK4499EQで、
以降もいまのところハイエンドのAK4499型番だけが電流出力です。
AK4493の新旧も電圧出力です。
書込番号:25433948
0点

>BOWSさん
ご返信ありがとうございます。
>3枚目の写真を見ましたが、NE5532の両側の100uFは、NE5532の±電源の4,8pinに接続されているので電源供給コンデンサです。
>また電子ボリュームNJW1195Aのデ−タシートを見ると NJW1195Aの6.10pinに接続されてコンデンサは ボリュームコントロール切換ノイズ除去キャパシタであり、参照例では100uFとなっているので いずれもカップリングコンデンサではないようです。
正負電源用のコンデンサは、緑色ではなく、銀色の表面実装型アルミコンデンサから供給されています。
5532のpin7から出た信号は、100uFのSunconを経由して、NJW1195AのIN A2(pin2)に入っていっているようです。
Sunconのマイナス側の足はGNDに接続されておらず、NJW1195Aに対して直列に配置されていました。
>ES9038Q2のポジ出力端子 3,8pin(DACR,DACL)およびネガ出力端子 2,9pin(DACRB,DACLB)を出た信号が真下の NE5532のIN-端子に直に接続され IN- ~ OUT間が 680Ωで接続されているので このNE5532がIV変換しているのでES9038Q2は電流出力で動作しています。
勉強不足で誤ったことを書いてしまい、申し訳ありません。
I/V変換にNE5532を使うとは…。
>4558が使われいると ちょっとなぁと思いますが、NE5532は安価な割に手堅い音質なコスパの良いOPAMPのため、数十万円のアンプでもふつうに使われていているんで とくだんケチっているということではないと思います。
スタジオ機材なんかでは5532がゴロゴロ使われているのを見ると、確かにそうかもしれませんね。
ただ、503までは「MUSES8920搭載」と売り文句にしていたものが省かれたので、邪推してしまいました。
>IV変換回路のローパス(C732,C733)に よくある積層セラミックコンではなく、おそらくPPSフィルムコンデンサ(Panasonic ECHU?)が使われていることに、設計者のこだわりを感じます。
おっしゃる通りです。この点は評価したいです。
書込番号:25434147
0点

>blackbird1212さん
ご返信、ご指摘ありがとうございます。
先入観や思い込みで、I/V変換だろうな〜、電流出力だろうな〜と思って記載しておりました。
不正確な内容を記載していたようです。申し訳ございません。
書込番号:25434163
1点

Kazbooooさん
図を作ってもらってお手数をおかけしました。
写真じゃわからんかったけど、緑色の電解コンも100uFだったんですね。失礼しました。
NJW1195Aのデータシートの推奨 入力コンデンサの容量が10uFに対して 100uFって大きすぎですよね。
入力コンデンサって いっぱいいじっていますが現実的に容量変えてもあまり音は変わらんので低域を稼ぐために容量を増やしたんじゃなくて 容量が大きい方がコンデンサも大きくなって振動が減るんで比べたら音が良買ったのかもなぁ と邪推してます。
ここは、電解コンよりもフィルムコン使いたいですが、10uFだと換装できないので 裏に小容量のフィルムコンを裏打ちするか、ルビコンの積層高分子コンに換装するかといったところでしょうか?
それと OPAMPの交換って DIPでソケットならジャンジャン換装していいんですが、SOP 8pinのOPAMP剥がして 換装するのって剥がす時にパターン損傷するリスクがかなり高いのでおすすめしません。
OPAMPの換装って簡単だから流行っているんですが、IV変換の抵抗の変更に比べると変化はわずかで費用対効果が良くないです。
計算したら ES9038Q2Mの電流出力はR=680Ωとして 4.4mA程度で 2ch合成で 8.8mAなんで
そこそこ重たい負荷なので 換装するにしても、OUTPUT電流に余裕のあるOPAMPを選択しないとDACの出力に負けます。
5532みたいな 600Ω負荷保証していて電流出力能力があるOPAMPは向いていると言えます。
OPAMP換装よりは、帰還抵抗の680Ω変えた方が、2pinで剥がすのが簡単でリスクが少ないのですが...680Ωの良い抵抗が無いですね。アルファの金属箔抵抗が良さそうなんですが、売ってないですね。
まぁ、いろいろ調べていくと 思わぬ発見があるかもしれませんね。
書込番号:25434930
0点

>BOWSさん
ご返信ありがとうございます。
緑色の電解コンはLME49600の隣にある470uF以外はすべて100uFです。
"容量が大きい方がコンデンサも大きくなって振動が減るんで比べたら音良い"
確かに。そういう考え方をしたことはありませんでしたので、勉強になります。
別々に部品を発注するよりもまとめて仕入れる方が当然製造側にとってはコスト効率が良いですので、
「10uF・・・、まあ100uFでいっか」というノリで選択したわけではないと信じたいです。
UTSJあたりの音響用コンデンサを使い、その電解コンの裏に0.1uFをパラるのが現実的かもしれません。
フィルムコンデンサで10uF以上を使いたい場合はPMLCAP一択ですね。22uFをニコイチにすれば44uFになります。
拙筆ですが、UD-301の改造でPMLCAPを使った事例についてこちらで記述しています。
https://coconala.com/blogs/4047521/334987
SOPの交換についての忠告、ありがとうございます。
幸いにも幾多のSOP換装を行ってきた経験から、今回も難易度的には高くないと思っています。
NE5532と同じバイポーラ型であり性能がよさそうだという素人判断で、OPA1612への交換を検討中です。
1612のスペックを確認すると、大きな出力電圧(+55/-62mA)も流せる点が魅力的に感じました。
たとえばAK4499は出力電流が36.4mAppですが、データシートではOPA1612が用いてあります。
AK4499にOPA1612が使われているなら、ESS9038Q2Mでもきっと大丈夫だろうな、と思った感じです。
ただし、OPA1612は1個あたり1200円しますので、それを4個買うだけでも費用対効果はかなり低いですね。
抵抗も可能であれば変えたいのですが、表面実装の抵抗に適したものがないため、最初から改造対象外にしています。
金属箔抵抗の入手性が良ければ、手間を厭わず粛々と交換してやるのですが。
10年前までは、欲しい電子パーツは何でも手に入ったのですが、
今は様々な要因で廃盤になったり値段が上がったりしています。残念ですが仕方がないですね。
書込番号:25435236
0点

>麻呂犬さん
もしかして私、注文付けられてます?
書込番号:25449463 スマートフォンサイトからの書き込み
0点

最終的には日本ケミコンPLF、東信UTSJ、ルビコンPMLCAPに交換しましたので、写真を掲載します。
書込番号:25449472 スマートフォンサイトからの書き込み
0点


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