
このページのスレッド一覧(全9スレッド)

内容・タイトル | ナイスクチコミ数 | 返信数 | 最終投稿日時 |
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12 | 4 | 2009年7月8日 23:28 |
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29 | 45 | 2009年4月6日 12:46 |
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2 | 2 | 2008年5月4日 17:24 |

- 「質問の絞込み」の未返信、未解決は最新1年、解決済みは全期間のクチコミを表示しています


GT-X970を購入して半年、たっぷり使い、情報も調べました。レビューやら他機種との比較サンプルもたくさん集まりました。この辺で、このX970のレビューを書いておきましょう。X970はフィルムの能力をぎりぎりまで取り出せているのか、はたして買い換える必要があるのか、グレードアップするためにはどのグレードに買い換える必要があるのか……ということです。(ぼくの経済力ではフレックスタイトは買えませんのでニコンを買うべきか相当迷っています。これはこの迷いに対する暫定的な答えです。)
参考サイトを示します。すべて海外サイトです。海外ではx970はV750、x900はV700として売られています。(900もまだ売ってるみたい)
1. http://www.photo-i.co.uk/Reviews/interactive/Epson%20V750/page_1.htm
英評価サイト、ニコンLS-9000との比較サンプルがあります。
2. http://www.photo-i.co.uk/Reviews/interactive/Epson%20V700/page_1.htm
同、X900です、ニコンLS-4000とイマコンフレックスタイトとの比較サンプルがあります。
3. http://www.filmscanner.info/en/EpsonPerfectionV750Pro.html
独評価サイトです。
4. http://www.largeformatphotography.info/scan-comparison/
大判用スキャナの比較サンプルがあります。大半が業務用スキャナです。
5. http://www.largeformatphotography.info/forum/showthread.php?t=48593
イマコンフレックスタイト848(x1)とエプソンの比較です.
比較対象は、家庭用に限らず業務用も含めます。
以下画質性能の各要素について評価します。
1)X970の低ノイズ性、暗部の色崩れのなさ、偽色のなさ、諧調のつながりは、どの機種と比較しても必ず勝つとまでは言いませんが、一流だと思います。これは家庭用だけでなくフレックスタイトやドラムスキャナと比較しても同じです。
2)X970の暗部諧調の広さについては、家庭用としては優れていますが、業務用と比べれば並だと思います。
3)発色はライトボックスにある色と比べれば暗くマゼンタかかる傾向があります。これはキャリブレーションしても修正できません。ただし自動調整+マニュアル微調整でほぼ修正できライトボックスに近い色を出力できますので、家庭用としてはあまり問題にならないと思います。(業務用としては大きな問題です。)
4)ピント性能について
a、ピント合焦距離について
20ミクロンの糸をスキャンし距離2.5mmから3.5mmまで、0.1mm単位でピン位置を前後させ最も濃く細い距離を探りました。結果、3.4mm弱で最高のピントを得ました。実用上は3.5mm(下駄 高)で十分だと思います。以下は3.5mmで試験しました。
b、エッジをクッキリ分ける解像感について
X970の画像は、コントラストが軟調なこともあり、そのままではややぼんやりします。しかし、X970レンズ専用に設計された付属USMのできは素晴らしく、X970の低ノイズ性も相まって、USMの害を気にせず使えます。その結果、ニコンLS-4000、LS-9000、イマコンフレックスタイト848(X1)と同等の(又は準ずる)シャープネスを得られるようです。参考サイト1.の例では一見ニコンがかなりシャープなように見えますが、これはX970出力の標準設定では最暗部を使わないため、黒のしまりが甘いからです。試しに諧調を調整したのですが、ほぼ同じシャープネスが得られました。
c、どれぐらい微細な点を判別できるかという解像度について
3の独評価サイトでx970の解像度が2300dpiであると発表されました。この記事は欧米ではかなり知られているようです。
そこで解像度試験に挑戦ました。方法は実物サンプル(糸くずをフィルムに張り付けたもの)を4800、3200、2400、1200の各解像度でスキャンしフォトショップCS4を使ってバイキュービック法で補間し6400のデータとし、ネイティブ6400の画像と比べるものです。もしネイティブの画像の方が情報量が多ければ、補間される前の解像度以上を実現していることになります。
その結果、x970は3200dpiをかなり超える解像度を実現していますが、4800dpiを超えるかは微妙です。わずかにネイティブの方が情報が多いようではありますが、殆ど差はありません。よってぼくの試験環境ではx970の実解像度は4800dpiと言っていいと思います。ニコンを除く家庭用の大半のスキャナの実解像度は公称値の半分程度だそうなので、これは極めて優れた値であると思いますし、12分です。なお、x970で公称値通りの解像度をだすためには、精度の高いピント調整、湿式フォルダ、ピントの良い個体に出会うこと、不断の機械調整が必要でしょう。
独サイトの解像度2300dpiという結果は、悪意があるのでなければ、設定ミスか、故障に違いありません。
d、X970をはっきり超えるためには
解像度・解像感のいずれも、3−500万円以上の最新型スキャナが出す絵は全く別物と言っていいと思います。X970ではフィルムの粒子がみえるだけですが、そちらではクッキリと立ち上がってきます。裏返して言うと、それ以下のスキャナとx970の性能差はないとまでは言いませんが、その差はそれほど大きいものではなく、]970を使っても工夫によって並ぶ又はほぼ並ぶところまで行くことはできるでしょう。
10点

snamaさんのGT-X970に関するクチコミは大変参考になるものだと思う。
お疲れ様です。
この総括は、クチコミでなく、レビューの方がよいのでは。
http://kakaku.com/auth/prdevaluate/evaluateInput.asp?PrdKey=00401010182
あと、↓によると、長方形の原稿が平行四辺形にゆがむとのことだけど、snamaさんのGT-X970ではいかがでしょう?
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/printer/1118718709/843
書込番号:9820793
0点

X970はマルチフォーマットで、画像の切れ目を自動認識しています。よってまれに変なことが起こります。
ぼくの機械では平行四辺形問題やサイドを切りすぎの縦長問題は出ませんが、マウントフィルムの縦横認識間違い、スリーブフィルムの画像切れ目を間違えることはまれにあります。対策として、マウントは90度回転させる、スリーブは別の列を使うなどがあります。
そのほか、対策は容易ですけれど、フィルムフォルダに画像が反射することもあります。フィルムの端に原因不明の線が出るというのも聞いたことがあります。
書込番号:9822341
0点

イマコンのフレックスタイトとの比較(参考サイトの4)ですが、フレックスタイトはフォーマットが大きくなると、解像度が下がる仕様になっています。あそこで比較されたのは4×5ですが、あそこからは中小サイズでどうかは分かりません(意味不明の文も混じっているし)。念のため。
参考サイト2の12.13ページにも中伴の比較サンプルがありますが、ほとんど差はないように見えます(絵柄のせいかもしれませんが)。
書込番号:9822366
1点

snamaさん、レスありがとう。
前述2ちゃんねるの書き込みで平行四辺形に歪むとしているのは、フィルムスキャンではなく、A4紙などの反射原稿スキャンらしい。
書込番号:9825285
1点



X970のピンはあまりよくないといわれる。理由を考えてみる。
1)スキャナはCCDやレンズを動かしながらスキャンするが、フラットベッドは専用機に比べ光路が長いため、機械精度の狂いが何倍にも増幅される。(いかにもありそうだ)
2)X970はアポクロマートや非球面を使用していない。(これはあまり問題になりそうでない。写真レンズと違って焦点距離と絞り固定で四隅まで使うわけはないんだから、レンズ設計はごく容易なはず。以下の例には色収差はでていない。)
3)X970の出す絵は軟調でノイズなくぬめっとしている上に、わずかにイエローがかっているから、寝ぼけて見える(こういうのってボートレートには最適なんだけどねえ)。トライXしってるでしょ。猛烈なざらざら。あの粒子でシャープに見える。
4)スキャナから出る絵が悪いといっても、スキャナのせいとばかりはいえない。元の原稿がぼけている(これが一番ありそうだ)。
印画紙なら伸ばしても4つ切りまで。それを1mもの距離から観察する。この程度の伸ばし率なら、よほどまずく写さない限りあらは見えない。それ以上は高価で伸ばせない。しかし今ディスプレイはどんどん大きくなっている。ぼくの使っているのも24型。すなわち、長辺はほぼ全紙にちかい。部分拡大も自由自在だ。そして大きく伸ばした像を明視距離(38cm)で観察するということになる。さて、特別のレンズとフィルムを使って注意深く撮影すれば、135から18倍全紙伸ばし(KMからならば23倍全倍紙伸ばし)もどうってことはない。しかしそれはもっとも条件がいい時だけである。どの条件が欠けてもたちまちあらが見える。そういう意味で、フィルムにとって18倍伸ばしは、ぎりぎり限界といえるだろう。その限界近くが日常になっている今のコンピュータ写真環境。今は135にとって大変厳しい時代といって過言ではない。
X970の実力はどの程度のものなのか。
さて、MTFからもわかるようにフィルム上の像のエッジは多少なりともぼけている。それは細かい像になるほど著しい。そこでフィルム由来のボケが評価に影響を与えないように、スキャナの実力を裸にするために、フィルムでなく実物をスキャンした。即ち、赤白黒のほぐした糸とアルミ箔ビニールをセロテーブにはさみ、マウントに取り付けてスキャンした。
解像度というと、CCDの解像度と光学解像度に分けられる。CCDのほうは6400dpi掛け値なし。すなわち1ドットの幅が3.9ミクロン。問題は光学解像度である。スキャン結果を1ドット5mmにまで拡大して観察した。
結論を述べると、X970の光学解像度はハイコントラストで200本/mm以上はあるように見える。これは、カラーフィルムで最高の解像度を持つフィルム(RVP160本、並フィルムは100本を割る)をしのぎ、カラーフィルム用としては12分以上の能力といっていい。(白黒ではまだまだ不足。TPは400本、HRIIは1000本)一見してものの見事にピントが合っているのがわかる。(確かに、デフォルトでかけることになっているアンシャープマスクを敢えてかけなければ、コントラスト再現は落ちるようだが。)
思うに135はさまざまな妥協の上に成立している世界である。画質というなら8×10がいいにきまっている。それをハイエンドドラムスキャナでスキャンしハイエンド48bit印刷機で印刷すれば最高だ。そんなには重量、手間、お金がかけられないので、妥協して135を使っているわけ。135を使う限りでは、X970以上のものは必要なのだろうかとさえ思ってしまう。
なお、いろいろ言われるピン位置は、うちのではガラスから3.0mmが一番(1200倍に伸ばしてドットの数を数えた)
例は明日だします。
6点

言葉足らずなので補足します
>USMをかけるとたしかにギザギザが目立つこともあるのですが、
ピクセルがかよるという変化ではなく、ピクセルごとの色と濃度の差が大きくなる。それによってピクセルの境界が目立つのです。時と場合によりますが、USM本来のあるべき効果です。
JPEGの場合は本来あってはいけないピクセルに色がつきピクセルの塊を作ります。画像が劣化しているといっていいと思います。
書込番号:9191459
0点

GT-X970とphotoShop のアンシャープマスクの検証 1A
(付GT-9300UF,DimageSCAN Dual III)
X970は強中弱、photoshopは強度200%範囲3pix閾0と設定しています。
書込番号:9210334
0点

GT-X970とphotoShop のアンシャープマスクの検証 1B
(付GT-9300UF,DimageSCAN Dual III)
X970は強中弱と設定しています
書込番号:9210338
0点

GT-X970とphotoShop のアンシャープマスクの検証 1c(付GT-9300UF,DimageSCAN Dual III)
GT9300UFは無中、DimageScanは無・強度200%範囲3pix閾0と設定しています。
書込番号:9210342
0点

GT-X970とphotoShop のアンシャープマスクの検証 2A
(付GT-9300UF,DimageSCAN Dual III)
滑らかなほうもやってみます
設定
X970は無強中弱
photoshopは強度200%範囲3pix閾0
GT-9300UFは中
DimageSCAN Dual IIIは強度200%範囲3pix閾0
書込番号:9210346
0点

GT-X970とphotoShop のアンシャープマスクの検証 2B
(付GT-9300UF,DimageSCAN Dual III)
滑らかなほうもやってみます
設定
X970は無強中弱
photoshopは強度200%範囲3pix閾0
GT-9300UFは中
DimageSCAN Dual IIIは強度200%範囲3pix閾0
書込番号:9210350
0点

GT-X970とphotoShop のアンシャープマスクの検証 2C
(付GT-9300UF,DimageSCAN Dual III)
滑らかなほうもやってみます
設定
X970は無強中弱
photoshopは強度200%範囲3pix閾0
GT-9300UFは中
DimageSCAN Dual IIIは強度200%範囲3pix閾0
書込番号:9210354
1点

EPUSONSCAN USM のまとめ
(岩山のほうはKMゾナー135解放三脚、川のほうはダイナ100プラナー50たぶんf4.0です。)
一見してわかるのは、像がぼけているということ(泣)。約80倍の引き伸ばしで白黒なら別ですがカラーフィルムならしかたありません。(デジ1なら引き伸ばし100倍畳4枚分くらいはヘイチャラかな???)
X970のUSMのかかり具合が、よくわかると思います。
1)ギガギガした対象にはきちんとかかる。
2)なめらかな対象にはあまりかからない。
3)中まではほとんど画像が荒れない。強でもあれは最低限。
4)一番シャープなのは一見Dual III USM200%ですが、トーンが飛んでしまっています。
5)中でphotoshop USM の荒れが目立ちます。USMの悪評はここからきているのでしょう。
エプソンのUSMは積極的に画像を加工するというよりレンズ性能を補完する性格が強いと思います。毛穴を消すというような目的の場合以外は「中」にしておくべきだと思います(もともと劣化がほとんどないのでさらにPhotoshopでレタッチを加えても問題ないでしょう)。取り込み時に積極的に画像に手を入れようとするなら「強」でしょう。ただし、この場合も効果・副作用とも限定的です。
書込番号:9210372
0点

暗部ノイズの検証
下のトピ「もっとF5を使うには」に出しておいたノイズ検査はあまり正確でありません。再度検証します。トーンカーブの最大入力を増減させ、最小はは最大濃度点、最大はもっともノイズが出る点を探します。最大と最小を結ぶトーンカーブは直線です(8bit諧調の定義上、最大濃度点が0、最小濃度点が255になります。)。
なお、提示されたノイズは著しく強調されています。このままが出るわけではありませんのでご注意ください。
1)X970は最小が10、最大が15(スキャナの最大濃度がフィルムの最大濃度を上回っているので、10以下の濃度点はない)
2)DualIIIは最小が0、最大が6(色がおかしい)
3)9300は最小が0、最大が9
書込番号:9210396
0点

X970は十分な画質なのか
今、フィルム=紙変換工程が「引き伸ばし機-印画紙」から「スキャナ−プリンタまたはディスプレイ」に変わりつつある。I970の解像度はミリ125本である。これにはウソはないようだ。MTFが少々低いように思えるが、付属ソフトで問題なく修正できていると考える。これで十分といえるのだろうか。
まず第一に、従来のフィルム=紙変換工程にはかなり問題があったのではないか。ぼくはそう考えている。
投映像にはフィルムにあるほぼすべての情報が取り出せているとして、印画紙はどの程度の画質なのだろうか。ぼくが投映像を35cm程度の距離からみた135低感度フィルムの引延し限界は全紙18倍(KMは全倍23倍)。これ以上になるとぼくの目=視力1.0から見てもボケがわかる。もちろんレンズや撮影法が悪ければ、この数字は簡単に下がる。それに対し、世にいわれる印画紙への引延し限界とは、1m程度から見て半切15倍。この数字から単純に計算すれば、印画紙に焼き付ける際に9割以上の情報が消えてしまっていることになる。
その結果、中判6x9、6x7からのプリントを135からの投映像と比べれば、細部が見えない、エッジの切れが甘い、総じて解像感が低いという感想を持つことになる。もちろん投映像と紙を比べれば、Dレンジと色再現域も相当に違うという影響もあろう。しかしその点では同等の大判からのプリントにはこのような問題を感じないことを考えると、やはり一番の問題は解像度であろう。
さて35cmで観察して全紙に延ばせる135フィルムの解像度は90本/mmとなる(☆)。これは実験室でのフィルムの公称値(100本/mm)にほぼ近く、ほぼ性能限界に近いといえる。一般にはこれほどの性能は出ておらず、シャープな写真は50本/mm、やや甘いのは30本/mm、コンパクトカメラなら10本/mmといわれる。もとより解像度は高いに越したことはないが、フィルムの解像度を考えれば、スキャナが125本の解像度を持っていれば従来の引延し工程を置き換えるに十分な性能といえるのではないだろうか。
(☆)目の解像度(観察距離35cmでは目の判別できる最小の間隔は0.1mm=解像度5本/mmとなる)
http://homepage2.nifty.com/ttoyoshima/Digicam/EyeRes.htm
書込番号:9211168
0点

ぼくはスキャンは初心者で手探りです。いくつか疑念もあるので大変しつこいのですが、もうちょっとお付き合いください。
3つ目の等倍ですが、あまりにぼけています。しか長辺2.7m短辺1.8mの巨大ディスプレイの部分をみているのと同じことですから、仕方ないともいえます。35ミリから畳3枚分の引き伸ばしではぼけても仕方ありません。このサイズではどのプロラボでも焼いてはくれないでしょう。でごく一般的な全倍相当にリサイズしてみました。
ディスプレイの画素密度は4ドット/mm=ミリ2本です。一方目の解像度は35cmで0.1mm=ミリ5本。すなわちディスプレイ全倍なら高精細印刷を90cm離れてみるのと同等の画質が得られるというとこになります。
135から全倍にのばしてこの画質ですから、完全に満足とはいかないとしても、現実的な画質は実現できているし、昔からの引き伸ばし機よりいいんじゃないでしょうか。(フィルムをX16ピントルーペで見てもこれ以上の細かい点は見えません。)
書込番号:9231534
0点


参考画像
1)X970の画像(USMなし)をもとにしてフォトショップUSM、強度200%、範囲3PIX、閾0
2)X970の画像(USMなし)をもとにしてフォトショップUSM、強度500%、範囲1PIX、閾2
ここはミノルタのところでないのでこれ以上出しませんが、USMは不思議です。アドビやミノルタのUSMはきつくなったり、荒れたり、ボケたりする。時にはノイズ・諧調が向上することもありますが?エンボスなんかと同じで積極的に絵を加工する手段と考えるほうがいいのでしょう。設定をいろいろ変えて、当たるか当たらないか手探りでやってみるしかありません。
そこにいくとエプソンのUSMは上述のもののような効果はありませんが、逆に害もほとんどありません。風景なら強でかけておくのもいいのかもしれません。
書込番号:9231557
1点

全倍:長辺90cm(初めのほうでは全倍は長辺76cmだと誤解してました。謝)は投影像ならともあれ、35mmプリントとしては微妙です。でも全紙程度は当然に伸ばせないと困ります。幸いメーカーも全紙ならできると言っています。
それでディスプレイ上で全紙:長辺56cmを再現してみました。なお、目・ディスプレイ・プリントの解像度の違いから、視力1.0なら90cmより接近するとプリントなら見える細部がディスプレイでは見えません。(全紙なら90cm以上で観察という条件をつけてもそれほど不思議ではありませんが)。トリミングしています。
X970はやっぱり軟調であまく一見ぼんやりしています。対するミノルタの絵は荒れてはいますが、バッサリ細部を切り捨て版画みたいな感じですごい迫力(実はこっちのほうが好き)。そう白骨の森みたいな。
絶対的なピントや解像度はエプソンが勝るようですが、解像感は比べ物になりません。そこでエプソンの絵を加工してミノルタみたいな絵ができないかやってみました。細部が見えると、トーンが残るとどうしても自然な感じになって、ミノルタみたいな迫力が出ません。
(なお、ミノルタはスキャナ側で各種設定でUSM(100-200)をかけたのですが、逆に軟調になりノイズも減り、エプソンのような絵になりました。不思議です。)
ミノルタエリート5400はどうでしょうねえ。
できたらドラムスキャナとも比べてみたいと思っています。今度、出入りの印刷業者にお願いしてやってもらおうかな。(X970で35mmをフルスキャンすれば300MBですからドラム1万dpi/48bit色なら1GBくらいになるかと。USBメモリを渡さないといけません!)
書込番号:9236482
1点

snama さん,はじめまして.
とても興味深い検証,ありがとうございます.昔撮ったフィルムの救済にGT-X970を検討しているいる者ですが,性能は十分なようですね.
私は昔,10年以上前にニコンのフィルムスキャナーを購入しましたが,極めて遅い上に解像度が出ず,すぐにあきらめてしまいました.10万円以上したんですけどね.そのころのことを考えると,今の製品はいろいろな意味で良いですね.
ところで,その10年以上前に断念したときに「何故解像度が出ないのか」について考えたのですが,結論として「解像度に関してはフィルムではデジタルは凌げない」と結論しました.で,クールピクス950を購入してデジタルに全面移行してしまいました.個人的な見解ですので間違えているかもしれませんが,ご参考までに書いておきます.
ポイントは,フィルムの感光層が厚いことです.半導体プロセスで作られるデジタル撮像素子の感光面では,焦点面から奥方向で光が交じり合うことはありません.素子毎に分離されます.
それに対して,普通に使われているネガフィルムの感光層の厚さって20ミクロンぐらいあり,レンズにより集光された光がその中で集まり,焦点を結び,拡散していきます.光は感光層を斜めに横切り,その途中でであった感光粒子を反応させます.フィルムには「感光面」という概念が存在しないと言うこともできると思います.
カラーの場合は話がもっとややこしくなりますが,よくご存知と思いますので省略します.
いくら平面上の概念で解像度を考え,「1mmあたり100本の解像度だから白と黒の線1セットあたり10ミクロン・・・」とか考えても,深さ方向にその倍も感光層があっては,訳が分からなくなります.
フィルムに記録された像は,平面ではないわけです.これを引き伸ばしレンズでこれまた厚さのある印画紙の感光層に焼き付けるわけですから,「立体→立体」の関数変換になるわけでそこに妙味がありますが(ニコンのステッパー技術にレンズの軸方向に分布を持たせて解像度を上げる光源があったのを思い出します),ボケの原因にもなっています.
その点,デジタルの場合は取り込みの段階で「感光面」が規定されますから(実際には凸凹だったり,マイクロレンズがあったりしますが)紛れがなくなります(RGBを取り込むのが一般的には別な場所とかいう問題もありますが,それは別な話ということで・・・).
糸を使われた実験と,フィルムの読み込みでは結果が違うのは,そんな点を考慮されると分かりやすくなるのではないかと思います.フィルムスキャナー専用機の利点があるとすれば,記録層の厚さ方向を考慮した光学設計なり感光素子の設計なりをしている可能性がある点でしょうか・・・.
長文失礼.
書込番号:9297543
2点

レスありがとうございます。
確かにフィルムの感光層は立体で、深度や光の分散の問題が出てくるでしょうね。ぼくがわかるのは撮影結果だけですが、デジ1と銀塩を比べれば、デジ1はピクセルが見えるぎりぎりまでシャープなのに、銀塩のエッジはどこかぼんやりしている。ハイコントラストチャートで表せるような絶対的な分解能はまだ銀塩のほうがかなり上でしょうけど、エッジの切れ味(コントラスト再現性)はデジが完全に上です。そしてどちらが大事かというと後者であることは明瞭です。
まあアンシャープマスクをうまくかけることで、銀塩もデジ1にかなりおいつくことができるのではないか、そうおもって自分を慰めることにします。ぼくはコンタックスシステムを使っていて、経済的理由で同水準のシステムに移行することはできません(また数百万の投資が!そしてデジはすぐに陳腐化する。)。そういうことから考えると、(ソフト処理やらのごまかしの手段でいいから)なんとかしてデジに大負けしなければそれでいいのです。
これは負け惜しみに類するかもしれませんが、写真はシャープネスだけではありません。あのボケボケレンズのプラナー85が最高の評価を取っていることでもわかるように。
銀塩はデジ1にどう対抗するか、これは稿をあらためます。銀塩で最高のフィルム(というとKMとHRII に決まっていますが)これらを最高の条件で撮影してどのくらいの画像が得られるか、投影象とX970の像とデジ1と比べてどうか、レポートしてみたいと思います。
書込番号:9355376
0点

ぼくはフィルムの可能性としては捨てたものでないと考えています。例証はコピーフィルムの存在です。普通のフィルムはハイコントラストチャートで解像度ミリ100本強程度がぎりぎり限界、しかも限界近くではぼんやりしてしまいます。しかしコピーフィルムは分解能1000-2500本(0.5-0.2ミクロン)といわれます。しかもコントラストは強くほぼ2値と言えるでしょう。
ぼくは業界標準マイクロフィッシュ(5×7のコピーフィルムに見開きA3-B4の文献96枚分を撮影したもの)をX970でスキャンしたことがあります。文字が点に位は見えると期待したのですが、枠以外は見事にすぬけでした。6400dpiでは解像度不足でコピーフィルム上の線をぼんやりとすらとらえることができないわけです。
ところでミリ2500本はdpiでいえば125,000dpiで35mmで250億画素相当となります。うそみたい。
書込番号:9356507
0点

コピーフィルムは超軟調現像すれば一般撮影に使えます。ASA6と恐ろしく使いにくいけれど、35mmで8×10を超える画質を得られるのですから、試してみようと考えています。
レンズが追い付かないか。スーパーレンズを絞り込んで使わないと意味はありませんが、感度が低すぎるのでね。25ならなれてますけど、2段遅い。
書込番号:9356525
0点



デジタルアイスでゴミ取りをON。ブローニーのスキャンを2枚行いました。
スキャンは、3分くらいで終って、その後の処理に倍以上の時間がかかるようですね。
今回の場合には、開始してから10分くらいで画像が出てきます。
ご参考まで。
【データ】
パソコン:G4 1.25GHz×2(Mac OS 10.4.11)、メモリ:2G
ソフト :フォトショップCS3
スキャナ:エプソン GT-X970(IEEE接続)、(300dpi 、400%で取り込み)
フィルム:67
2点

はじめまして
これは参考になります。
ペンタ67を購入してさぁどうしようと思っていたところです。
説明書だけでこれだけのことができますか?
何か技があれば教えてください。
書込番号:7760238
0点

よっちゃさんへ
コメントありがとうございます。
特に技は、ありません。(^^ゞ
説明書にある通りにやればデジタル化できます。
光量が大きいせいなのか、適正から少しくらい暗いポジでも案外救えます。
(これは、ニコンのクールスキャン5000EDとの比較ですが。)
この機種は、1台ずつ調整している機種とのことで、フォーカスもばっちり。
気に入りましたね〜。
書込番号:7761311
0点


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