
このページのスレッド一覧(全222スレッド)

内容・タイトル | ナイスクチコミ数 | 返信数 | 最終投稿日時 |
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0 | 1 | 2025年6月18日 18:51 |
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0 | 0 | 2024年11月11日 07:15 |
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0 | 1 | 2023年5月5日 14:18 |
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2 | 3 | 2023年4月26日 11:59 |
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4 | 5 | 2022年11月1日 20:05 |
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120 | 70 | 2021年10月22日 06:30 |

- 「質問の絞込み」の未返信、未解決は最新1年、解決済みは全期間のクチコミを表示しています


デジタルカメラ > CANON > PowerShot G10
AobeCameraRAW17からテクノロジープレビューとして公開されてました
AI-NRの新UIですが、遂にACR17.4(LrC14.4)で実装されました^^
AdobeのAI-NRは実装は早かったのですが、早すぎて軽微な改善能力しか無く、
遅れての本格的なAI-NRの実装ではファイルの取扱いに難がありました。
具体的には、
元のRAWファイルをAI-NR対応に変換して一度DNGに書き出すのですが、
この時AcobeのAI-NRに対応したデータと通常のデータを二重に書き込むので、
書き出されたDNGデータの容量は元RAWの2倍前後となり、
元RAWとこのDNGデータを両方管理するのは大変でした。
またAI-NRの適用%は適用開始時に指定する仕様だったので、
細かく適用%を変更すると、その都度DNGの書き出しが発生し、
結局大まかに機種ISOごとに適用%値を事前に出しておいて、
実作業は「おおよそ」の適用%で煮詰めていくことになっていました。
もちろんこの仕様でLightroomClassicで作業を行うと、
管理する画像データ群に2倍の容量のDNGも追加されてしまうので、
現実的ではないので、仕上げたい画像は一旦書き出して、
個別にPhotoshopのACRでAI-NR作業を行っていました。
それがAI-NRの新UIでは、
AI-NRを適用するとデータが数MBの外部ファイル.acrに書き出され、
その後は任意スライダーでAI-NR適用%をリアルタイムで変えられます。
これの素晴らしい所は、
AI-NR適用%の調整に応じてシャープ設定やマスク設定を変更出来ることで、
AI-NRで地のノイズが消せれば、マスクを設定が不要になったりもしますし、
AI-NR適用%を極力下げて粒状ノイズを程良く残すことも可能です。
これが従来のUIでは「決め打ち」みたいなAI-NR適用%しかあてにくく、
余程違うと思わなければ、再処理も時間がかかるので直しませんでした。
この新UIはACR17からテクノロジープレビューとして仮実装されましたが、
それが一番望まれていたLightroomClassicでは従来UIのままで、
今回6月のアップデートでACR17.4とLrC14.4で正式実装されたわけです
0点

で、例のISO80画像でのG10での適用例です。
AI-NR未使用でも既にかなり練られた現像設定値のため必要充分ですが、
空などのベタ部分のノイズを消すためにシャープマスクをかけてますし、
空と被写体の境界部などでは僅かにシャープ荒れも散見出来ます。
ただ余程ピクセル等倍で見なければ分からない程度です。
新UIのAI-NRでは適用%を現像パラメーターの1つのように扱えるので、
旧UIでは適用%を45?50で決め打ちして作業を行っていましたが、
新UIでは55%に調整することでシャープマスクを外しながら、
シャープ適用度も47から55に上げて更なるディテール再現をしていて
それでいながらシャープ荒れも回避出来ています。
こういうのは結局はバランスですが、個人的に練りに練った、
ディフォルト現像設定値以上の仕上げをAI-NRは実現してくれてますし、
さらにAI-NRがあること前提で、さらに煮詰めていくことも可能です。
G10に限らず旧機種はRAWと言えども高感度画質はつらい物がありますが、
AI-NRを適用するとソコソコきちんとした画像になるのも嬉しいです。
別に今さらG10を使って高ISO撮影をしろとはいいませんが、
昔押さえで高ISOで撮影してボツにしていたRAWなどがあれば、
AI-NRを適用して現像すると目から鱗ですよ^^
書込番号:26213859
0点



デジタルカメラ > CANON > PowerShot G10
AdobeのRAW現像エンジンAdobeCameraRAW(ACR)が17になり、
まだ「テクノロジープレビュー」という扱いではありますが、
AI-NRのUI変更とファイル管理が変更になりました。
旧来はAI-NR処理は適用値を決め、数秒?数十分の処理を行い、
従来のRAWとは別に、従来RAWと適用RAWが含まれたDNGとして保存され、
それ以降の調整は、新しく生成されたDNGを弄る形で行わせる流儀でした。
これが新UIでは、まずAI-NRを任意で開始し、数秒?数十分の処理を行い、
それ以降はスライダーでAI-NRの適用度を可変して選ぶことが出来ます。
またファイルも新たに.acrという数MBのファイルが生成されるだけで、
従来のパラメーターデータの.xmpと元RAWファイルで管理されます。
ファイル管理に関しては従来のAI-NRでの最大のネックを解消しています。
そして新UIで、通常の適用値と同じようにAI-NR値も可変出来るため、
シャープ処理の適用値とバランスを取りながらのAI-NR適用が可能です。
従来UIではAI-NR値の変更ごとに数秒?数十分の処理が必要なため、
ISOごとにAI-NR値を割り出しておいての決め打ち作業になりがちでした。
作例は、従来UIがISO80時の割り出し値AI-NR:45を適用した後に、
シャープ値:50としきい値:10を適用して仕上げた画像です。
新UIは、AI-NR値:50として僅かにオーバー目にAI-NRを適用しておき、
アンシャープのしきい値はAI-NRでの処理で不要と判断して0適用にし、
逆にシャープ値を55として全体のエンハンスを僅かにあげました。
こういうパラメーターの微妙なバランス取りが、
仕上がりを見ながら出来るわけで、これは大きなアドバンテージで、
他も含め従来のアプリはAI-NR適用ごとに多少処理時間が取られるので、
これはAI-NR適用RAW現像アプリ界でのトピックだと思います。
0点



デジタルカメラ > CANON > PowerShot G10
Adobeの新AI-NR絡みの話なのですが、
少し主旨が違うので別スレで済みません。
Adobe(ACR)の新AI-NRですが、
ACRのディフォルト(シャープ/NR)値だと、
高ISOでない限り、効果は微妙なようです。
ひとまずISO80の画像ですが
1)ACRディフォルト:シャープ/NR値の画像
2)ACRディフォルト:シャープ値+AI-NRの画像
ですが、2枚を並べてもあまり大きな変化はありません。
次に、僕が煮詰めたシャープ/NRの標準値の画像で、
3)ACR(煮詰済):シャープ/NR値の画像
こちらの方が、1ー2の画像よりもクリアで、
シャープさも嫌なチリチリ感は感じないと思います。
この設定でAI-NRを適用すると
4)ACR(煮詰済):シャープ値+AI-NRの画像
NRがAIで最適化されるので、画像のクリア感が増します。
このことから、Adobeの新AI-NRは、NR処理に関しては万能な物の、
適切なシャープ値を適用しないと、本来の性能を発揮できないようです。
0点

1)↑の(4)の、ACR(煮詰済):シャープ値+AI-NRの画像 |
2)ACR(煮詰済):シャープ値(再調整)+AI-NRの画像 |
3)ON1 NoNoise(弱)での自動現像画像 |
4)ON1 NoNoise(弱)+ディテール&シャープ値を下げて調整した現像画像 |
続きです。
そして感じたのですが、AI-NRを適用すると、
NRが最適化するため、よりシビアに(強く)シャープ値を設定できます。
「シャープ値を強く」とは、一般的に、
「シャープ」、「ディテール」、「しきい値」についてで、
「シャープ」はズバリ「適用強度」で、
「ディテール」はどの程度ディテール感を上げるかです。
例えばポートレートであれば、瞳やまつげなどのシャープさは欲しいですが、
肌の荒れなどは拾いたくないので、テクスチャー感は下げたい時に設定します。
「しきい値」は、どの程度の粒状具合からシャープを適用するかです。
しきい値を低くすると、普通に存在するノイズにも適用してしまいます。
逆にしきい値を上げると、壁などの常在ディテールは目立たせなくできます。
AI-NRによりNRが上手にかけられているため、
目的に応じてどの部分のシャープ感を上げるか選択しやすくなっています。
従来はNR処理の限界からどこかで折り合いを付けるしかなく、
その汎用的なバランス=煮詰めた標準設定でした。
1)は↑の(4)の、ACR(煮詰済):シャープ値+AI-NRの画像で、
2)は、ACR(煮詰済):シャープ値(再調整)+AI-NRの画像です。
全体的にクリアでシャープに現像が出来ているのが判ると思います。
ただこれだと、NR値設定はAIで最適化されますが、
シャープ値設定には、RAW現像スキルが必要なのには変わりありません。
RAW現像はその人個人の方法で仕上げるのが醍醐味なので良いのですが、
例えばカメラ本体生成JPEGのように、
誰にでも、気軽に、高画質な画像(ビットマップ画像)が得られた方が、
カメラ撮影の裾野は拡がると思っています。
ON1 NoNoiseやON1 Photo RAWでは、弱中強の3段階のディフォルトを選ぶと、
それに応じて最適化されたシャープ値・NR値で現像してくれます。
もちろんスライダーで微調整も可能です。
Adobeの新AI-NRが登場した今、
僕個人はACRでフローを終わらせる方がメリットが大きいのですが、
RAW現像がよく判らない人にとっては、ON1の製品の方が親切に思います。
3)はON1 NoNoiseにRAWデータを読み込ませて保存した物
4)は(3)の画像のシャープ系パラメーターを下げて最適化した物です
AI処理のレベルは「弱」に設定していますが、
全くパラメーターを弄らず(3)の現像結果が得られるのは驚きです。
ON1の製品は日本語UIが二昔前の翻訳ソフトレベルで、
まともに使うには逆に英語UIにしないと判らないので、
まだ一般的に推奨は出来ないのですが、
Adobeもこういう方向も視野に入れて開発を進めてほしいと思います。
書込番号:25248636
0点



デジタルカメラ > CANON > PowerShot G10
TopazやON1 NoNoiseなど、
これまでにAI系ノイズリダクション(NR)について紹介していましたが、
Adobe Camera RAW(ACR)というAdobeのRAW現像コンポーネントが、
新AI-NRを搭載して、これがちょっと異次元なので紹介します。
ACRのAI-NRはかなり早い時期に搭載され(「画像の強化」)、
一応の効果はあるものの、最近のAI-NRに比べたらおまけ程度の効果でした。
#それで僕はON1 NoNoiseなどのプラグインを使用していました。
今回、ACRのAI-NRが刷新され、現在のレベル(以上?)の性能になり、
ちょっと信じられないレベルなので高ISOを中心にサンプルを貼ります。
先にネガ要素を書くと、かなりのマシンパワーが必要(みたい)です。
僕はAI処理を見据え10年ぶりにM2Pro MacMiniの最上位機を購入したので、
このマシンでは1枚の処理が10-13秒以内で終わるので気になりませんが、
ネット上の色々な報告を聞くと、かなりの処理時間が取られるようです。
あと元のRAWデータをDNG(RAW)に変換するのですが、
この時に元の容量の2-3倍になります(G10では3倍弱でした)。
従って、本気でワークフローに組み込むには、色々準備が必要ですし、
G10の改善だけが目的であれば、そこまでするのか?というレベルです。
ただしメインで使用している機材含め全てのRAWデータで有効なので、
本気で使用している機材が他にあるのであれば、かなり有効と思われます。
現在ACR系(Photoshop/Lightroom)を使用しているユーザーの殆どは、
Adobe Photoプランなどのサブスクリプションでしょうし、
これらのアプリは試用も可能ですから、
ひとまず時間の余裕があるときに試してみると良いと思います。
1枚目は!SO800の画像で、かなり煮詰めたシャープ&NR設定の画像です。
2枚目は同じ画像を新AI-NRで処理した画像です。
3枚目はISO1600の画像で、煮詰めたシャープ&NR設定の画像、
4枚目は同じ画像を新AI-NRで処理した画像です。
以降、IMAGING RESOUCEの立体チャート画像を使用して処理サンプルを挙げていきます。
1点

以降、IMAGING RESOUCEのJPEGと、
RAW画像の、僕が煮詰めたACRでのシャープ&NR値での画像、
上記と同じシャープ設定値&新AI-NR処理での画像、を貼ります。
#露出類や色味関係、WBなどはまったくのディフォルトです。
まずはISO800からですが、
G10は1/1.7型CCDセンサーで、ISO1600までしか使えず、
ISO3200は特殊モード扱いでJPEG出力のみでした。
当時ISO400迄がギリギリ我慢できる範囲・・・
と言われていたことを前提にみてみてください。
書込番号:25236736
0点


最後に当時「鬼」と呼ばれたISO80です。
高ISOでの改善ほどのインパクトは無いですが、
やはり1皮剥ける仕上がりになります。
これは、RAW現像が、
1)必要量のNRをかける
2)補正のシャープをかけ、画像を仕上げる
という要領で現像するからで、
1)でのNRがAIで最適化されるので、余計なNRでのボケが減らせるので
2)でのシャープ補正量も減らすことが出来るので、画像がギスギスしにくい
という結果になる場合や、
1)でのNRがAIで最適化されるので、多少緩くても綺麗にノイズが消せるので
2)でのシャープ補正量を強めにかけても、ノイズ感が上がってこない
という場合もあります。
何にせよ凄い時代になりましたね・・・
書込番号:25236763
1点



デジタルカメラ > CANON > PowerShot G10
最近「機械学習(ML)=ディープラーニング(DL)=AI」系NRアプリや、
リサイズ(拡大)アプリが増えてきていますが、
これらのアプリの中には簡易的にRAW現像可能なアプリがあります。
「簡易的」と言っても、WBや露出系のパラメーターを弄れないだけで、
RAW現像の画質で重要な、シャープやNRパラメーターは弄れます。
AUTO(ディフォルト)状態で現像すれば、多少時間はかかりますが、
JPEG撮って出しのような、プレーンなビットマップ画像が得られます。
処理画像は「ON1 NoNoise AI 2022」というアプリで、
設定を「ミディアム」にして、ドラッグ&ドロップでRAW現像した画像です。
G10で「鬼」と呼ばれたISO80のJPEG撮って出し画像と比較してみてください。
3点

NoNoise AIの高いNR性能は理解していただけたと思いますが、
凄いのは低感度での画質改善能力も高いことです。
今度はISO80のJPEG撮って出し画像と、
NoNoise AI(AUTO)でのISO80-200域のRAW現像比較です。
元々G10のISO80は有償RAW現像アプリで現像すると化けますが、
それを凌駕する画質が基本的に誰でも手に入ります。
書込番号:24690170
0点

実際に撮影したISO1600のRAWデータを基に話をすると、
1枚目)はRAWデータをmacOSの標準プレビュー.appでJPEG化した物です。
変換時に一切弄れないので、JPEG撮って出しの代替として見てください。
2枚目)はPhotoshop(Adobe Camera RAW:ACR)で現像した物です。
パラメーターは僕のディフォルト値として煮詰めてあります。
3枚目)はRAWデータを直接NoNoise AIで処理して現像した物です。
シャープとNRは弄れますが、今回はディフォルトのままです。
いずれにしてもISO1600の荒れは散見できますが、
2008年当時の1/1.7型CCDの最高感度の画像としてみてみると、
NoNoise AIで現像した画像は、使える範囲の画像に見えます。
書込番号:24691998
1点

ここでは「ON1 NoNoise AI 2022」を推しているのは、
他のAI系のアプリを使ってみた上での話です。
まずはAdobeCameraRaw系に搭載されてるAIですが、
RAW(とJPEGなどbitmap)の画質を改善してDNG(とbitmap)に保存する機能と
スーパー解像度というRAW(とJPEGなどbitmap)をRAWのまま200%拡大する機能があります。
Jpegなどbitmap画像についてはさておいとくとして、
両者ともDNG-RAW保存できるのが特徴で、
効果はソコソコなものの品質的に問題の少ない機能です。
DXOのPureRaw2は、僕の環境ではダメでした。
例えばG10のRAWをACRで現像した結果に対して、
PureRAW2で処理したDNG-RAWをACRで現像して良くなれば良いのですが、
実際にはどう頑張っても素でACRで現像した画像に敵わないのです・・・^^;
これは多分僕がACRの現像についてかなり煮詰めているために、
PureRAW2で処理したDNG-RAWだと、その手法が合わないのでしょう。
たぶん何も弄らないディフォルトのACR現像画像と、
PureRAW2で処理したDNG-RAWを何も弄らずACR現像すれば、差は出るのかもです。
「ON1 NoNoise AI 2022」で処理したG10のRAW画像は
僕のACRセッティングで現像したものより良い仕上がりになりますし、
ACR系のAI処理とも親和性が高いです。
もちろんPureRAW2で処理したDNG-RAWが、
僕のACRセッティング処理より高画質なら良いのですが、
残念ながらその差は一定以上あるので薦めにくいわけです^^;
もちろんDXO系の現像アプリを使っているなら、
PureRAW2はシームレスで楽というのはあるかもですが、
どう処理しても「ON1 NoNoise AI 2022」の方が上なのですよね・・・
そうなるとON1系の現像アプリに移行すれば良いようにも思えますが、
Lightroomは画像管理アプリとしての性能が長けていて、
ACRの現像性能も高い・・・という性格のアプリなので置き換えが出来ないのです。
ON1系で画像管理機能が付いてる製品が出れば考えるのですが・・・
現状は「ON1 NoNoise AI 2022」にACR系へのプラグイン機能があるので、
Lightroomを使いながら「ON1 NoNoise AI 2022」へ処理を飛ばして、
処理されたDNGをLightroomで調整管理するイメージです。
また現状の僕の環境では「ON1 NoNoise AI 2022」の処理に2〜3分かかるので、
余りワークフローにアクティブに割り込ませられない事情もありますので、
今年中に環境をアップデートする予定なので、それが終わったら色々考えようと思います。
書込番号:24760538
0点

ON1 AI NoNoiseに2023年版が登場しました。
AIノイズ処理性能が僅かに上がっているのと、
AI微ブレ補正処理が追加になったこと、
操作手順が変更になり古いPCで多少使い勝手が良くなったこと、
逆に相変わらず翻訳ソフトのまんまのような日本語UIはダメダメで、
メニューを理解するには英語のUIじゃないとダメなところは相変わらずです。
この1点で普通の人には勧めにくいアプリになってるのが残念です。
とりあえずImaging ResouceのG10のISO1600の立体チャートの比較です。
1枚目はJPEG撮って出しで、この時期のコンデジのISO1600とはこんな物で、
RAWに相当する画像にカメラ内蔵チップでJPEG化するとこの程度でした。
2枚目はPhotoshopなどに搭載されるAdobeCameraRAW(ACR)の画像で、
初期値のままでノイズ処理を行わないISO1600の画像とはこんな感じで、
有料現像アプリなのにこの出力で、勘違いでガッカリする人も多いようです。
3枚目はこのACRで僕がセッティングを煮詰めた物ですが、
写真としては縮小目的なら何とかなる物の常用したくないレベルで、
個人的にもJPEG撮って出しよりは数倍マトモだから良としていました。
さて4枚目がAI NoNoise 2023で、パラメーターの自動設定で現像したものです。
明らかに「普通の画像」に仕上がっているのが判ると思います。
結局、ノイズを消すとディテールが滲み、
それを補正するためシャープを適用すると別種のノイズがまた上がるのですが、
AI NoNoise 2023では、別次元で両立させています。
これが(手動微調整も出来ますが)自動で得られてしまうのがAI NoNoiseの強みです。
書込番号:24990152
0点

ISO80番長として名をはせたG10ですが、ISO80でもNoNoiseは効きます。
1枚目はACRの初期値で現像したもので、これでも撮って出しJPEGとは雲泥ですが、
今の基準で観ると若干ノイジーで、コンデジの限界を感じます。
2枚目はACRで僕が僕用のディフォルト値として煮詰めた物で、
ノイズのバランスとディテールの再現度で会心と感じていました。
3枚目がNoNoiseの自動出力ですが、2枚目の仕上がりを凌駕しています^^;
例えば2枚目では、空の部分に僅かに輝度ノイズが乗っていますが、
これを消すと解像感が落ちるので両立させるためにバランスを取っており、
僅かなもや感はコンデジと言うことで諦めていた部分が在りました。
それがNoNoiseの3枚目では、空の輝度ノイズも消し去った上で、
レーダーや手すり、ワイヤーなどのディテールはより解像して出力していて、
これで1/1.7型センサーのコンデジか?と見まがうほどです。
つまりNoNoise 2023は、低ISO画像の高品質化から高ISOの実用化までを、
熟達したセッティング出しナシで得られる、ある種魔法のようなアプリで、
さらには、細かい調整も可能で、撮影者側の意図に応じた調整も可能です。
ON1 AI NoNoise 2023は、NRとシャープ設定に特化していて、
一般的なRAW現像全体は、AI Photo RAW 2023が向いていて、
その中にはNoNoiseなども組み込まれています。
返す返すダメダメな日本語UIが恨まれますが、
英語UIで問題ない人には絶対お薦めです
書込番号:24990212
0点



デジタルカメラ > CANON > PowerShot G10
旧機種だからと言って、なぜ作例や最新画像処理についてのスレがあってはいけないのかと思いスレを立てました。
削除を行う場合は、削除理由についてメインアドレスまでご通知下さい。
9点

さて、まず画像を見てもらいますが、
1枚目は、G10のImagingResouceの立体サンプルチャートを最新のACRで「従来の手法で」追い込んだ物です。
解像(感)を第一に追い込んでいるので、細かいディテールは出ていますが、
反面、ピクセル等倍だと若干荒れ気味に見えていると思います。
2枚目は、現在のセンサーと同等のノイズレベルになることを前提に追い込んだ物です。
輝度NRが深いので若干シャープさに劣り、シャープネス適用が少し線太(PX半径0.5→0.6)ですが、
左上の布地の柄を等倍で見比べると判りますが、カラーNR値を十分確保してるので、
色の分離(忠実さ)に関してはこちらの方が良く、より自然なバランスになっていると思います。
現像技術というのは、大きく進歩したときには誰にでも判りますが、一部的な前進だと判りにくいです。
けれど、パラメータへの追従性というか、きちんと比例した(イメージの)効果が得られるようになることで、
以前は最終的に諦めていた手法が、微妙な進化のお陰で成り立つレベルになっていることもあります。
以前は、とある特性を生かすためにネガとして切り捨てていた部分が、
今は、多少長所を妥協すれば、ネガ部分も充分フォローしきれる場合が出てきています。
そのような話を、まずはG10をベースに話をしていきたいと思います。
書込番号:22684959
3点

なんか妖気が漂うくらい粘り気が強い・・・・ カメラですね!
ええ、色の粘りですよ。
もちろんカメラの話です。
今から楽しみちゃん!
書込番号:22685030
2点

「例」の横須賀港の画像です。
解像優先の設定は、本来この様にディテールの多い被写体向けに煮詰めたので、ドンピシャではありますが、
NR重視の設定ではピクセル等倍でも破綻のない、オールマイティでスムーズな画像になっています。
今回は、NR重視の設定に加え、ACR11.3からのテクスチャーパラメーターでの補整サンプルもアップしました。
解像優先設定とまでは行かなくても、ほぼ通常用途のリカバーには充分なのかなと思います。
書込番号:22685061
2点

次は八景島シーパラダイスでの望遠レンズ画像です。
これも、解像優先旧設定、NR重視新設定、NR重視新設定+テクスチャ、の3種です。
望遠での人物部分は特別解像優先じゃ無くても良いのですが、
アザラシだかセイウチだかはそこそこ毛並みなども関係するので解像(感)はあった方が良いですね。
ただNR重視の画像の方がユニフォームなどの面的な色の再現性に秀でてる気はします。
そのかわりアザラシだかセイウチだかの腹部の斑などの自然発色は、解像優先でも余り関係ないかな(笑)
こちらもACR11.3のテクスチャパラメータで、解像感の補整は充分出来てるイメージです
書込番号:22685103
3点

で、最後に、くまもんのエアドームですね(笑)
これも、解像優先旧設定、NR重視新設定、NR重視新設定+テクスチャ、の3種です。
面的な物もある一般的な風景では、解像優先の旧設定ではノイズ感が強めに感じられてしまいます。
ノイズ感=全体的な解像感となるので、ピントの合っている範囲が広く感じられるのも特徴です。
NR重視新設定では、緩い部分は緩みますが、全体的にスムースで繋がりが良くなります。
ただG10はCCDなのでコントラストや抜け感が強く、C-MOSのような柔らかい雰囲気にはなりません。
NR重視新設定+テクスチャ補整では、ディテール補整がかかりますが、このパラメーターの特性上、
それ程全域でピンが立ってしまうようなことも無く、ピンのボケ方による遠近は確保されています。
書込番号:22685126
2点

さて、解像優先旧設定と、NR優先新設定のパラメーター設定はキャプチャ画像の通りです。
カラープロファイルはAdobe標準、プロセスバージョンは5で共通です。
#もちろんG10専用設定で、他機種にそのまま流用しても意味はありません。
解像優先旧設定では、輝度とカラーのNRがディフォルト値程度で、
輝度NRのディテールとコントラストが最大値、カラーNRのディテールが最大値、滑らかさが最小値で、
可能な範囲で解像ビビッドな発色分離を稼ぐように設定されています
またシャープも細かく、強く設定され、マスク値(シャープキャンセルレベル値)は少し多め程度です
NR優先新設定では、輝度NR値が若干高めに設定され、全体的にスムーズさを優先しています。
カラーNRも高めですが、ディテールと滑らかさは、カラーNRのかかり具合に直接響くためディフォルトにし、
カラーノイズ自体を潰すソニーセンサーのプレ処理のようなNRのかけ方を行っています。
シャープは若干細かさを緩和し、強さも下げ、深めのマスク値でディテールポイントに的確に効くようにしています。
実画像では、縮小(実用)画像であれば、どちらのセッティングでも左程大きな差は出ませんが、
ピクセル等倍では、エッジやグラデーションの立ち上がり部に荒れが散見される解像優先旧設定に対し、
NR優先新設定では、若干のディテール感喪失の代わりによりスムーズで荒れのない、使いやすい画像になってます。
これは現在の必要画素数(ピクセル解像度)に応じた対応の変化という部分もあって、
以前はG10の画素数・解像度であれば、縮小利用前提、・ピクセル等倍は確認程度と考えても良かったのですが、
コンデジ=1インチ・2000万画素の世界では、ピクセル等倍が使える上で解像度が良い画像が求められるかな、と。
1インチ・2000万画素で50%縮小が前提であれば、見かけ画素数は500万画素になります。
G10の1470万画素で等倍レベルで使えるなら、75%縮小を行っても見かけ画素数は800万画素になります。
もちろん高感度特性は1インチ撮像素子には敵わないので、低感度勝負になりますが(笑)
まぁそういう部分も含めて、実用的な現像ノウハウを共有することは重要かな、と^^
将来的にはAIの普及で、ベストな仕上げが容易に得られるようになるかも知れませんが、
それは(仕上げだけに関して言えば)誰かが想定した「ベスト」に合わせてるということで、
個人の特色(現像の個性)は消えてしまうことになりますので、もうちょい頑張ろうかなと思います(笑)
書込番号:22685210
2点

早速の凡ミス報告・・・^^;
ImagingResouceの立体サンプルチャートですが、解像優先旧設定とNR重視新設定画像が入れ替わってます^^;
とりあえず正しい画像をそれぞれアップしておきますね・・・
書込番号:22685349
2点

【19-05N設定】左上はACRパラメーターです |
【19-05L設定】ピクセル等倍でのノイズレス設定です |
【19-05N設定】ピクセル等倍ではシャープネスの荒れが多少あります |
【19-05L設定】ピクセル等倍で荒れが無い代わりに解像感は落ちます |
僕の凡ミス(取違い)含め、諸々の修正をしたG10用ACR設定です。
たぶんコレで大丈夫なのですけれども、1つ問題点は、僕のモニターが狭ピッチモニターだということです。
まぁ同じ27型でいうと50%縮小(200%拡大)の関係性なのですね。
ただまぁ、これから液晶を買う場合に通常液晶は買わない(最低4Kは買う)でしょうから、
もうそろそろ気にしなくて良いのかな・・・。
というわけで、狭ピッチモニターを主に旧来モニターをも考慮した設定が【19-05N(ew)設定】、
旧来モニターでのピクセル等倍鑑賞を主眼とした設定が【19-05L(egacy)設定】です。
双方とも50%以下で縮小しちゃえば違いは判らないはずです(笑)
それもこれも2000万画素クラスになると、
旧来モニターでのピクセル等倍なんて、拡大レベルがもう馬鹿馬鹿しいレベルになるので、
できるだけ早い機材更新予定に、4Kモニターをリストアップしておいた方が良いです。
書込番号:22687680
2点

狭ピッチモニターについての補足情報です。
「狭ピッチ」が実際にどうなっているかについてカンマ区切り(CSV)で以下に表を書きます。
↓ココからカンマ区切り
モニターの種類,表示域,ドットピッチ,※Dot / Inch,※24型通常を1とした倍率,
21(21.5)型通常,1920×1080,0.24795mm,102.4DPI,90%,
24(23.8)型通常,1920×1080,0.2745mm,92.5DPI,100%,
24(23.8)型4K,3840×2160,0.1369mm,185.5DPI,50%,
27型通常,1920×1080,0.3114mm,81.6DPI,113%,
27型4K,3840×2160,0.1554mm,163.4DPI,57%,
27型iMac通常(旧),2560×1440,※0.23mm,110.4DPI,83%,
27型iMac5K(現行),5120×2880,※0.12mm,211.7DPI,44%,
※は独自計算値、※以外はカタログデータ準拠。
↑ココまでカンマ区切り
おおよその印刷解像度が300ー350DPIで、カラーの網版分解だと150-175LPI(Line / Inch)という解像度で、
カラーのピクセル解像PPI(Pixcel / inch)≒DPIはLPIとほぼ同じと見なせるので、
「画像に関していえば」150DPIあれば、ほぼ印刷物と同レベルです。
#フォント部分、罫線などモノクロ2値部分は1200DPIレベルなので、狭ピッチモニターでも印刷物には敵いません。
こう見ると、Apple iMac'27-5Kが圧倒的に写真「表示」のパフォーマンスが高いのですよね^^;
僕はiMac'27(旧)から27型4Kへの買い換えなので、110.4DPI→163.4DPで約68%縮小(約148%拡大)ですが、
24型の通常モニターの人と比べると27型4Kは、92.5DPI→163.4DPIで、約57%縮小(約177%拡大)なわけです。
ですから僕は以前から多少の狭ピッチ前提で話をしてきたとも言えるわけですね^^;
PCのモニターはテレビとは違って、多少大きくなっても、それほど距離を取らない(離れない)です。
27インチレベルなら30ー45cm離れれば、視野に表示全域が入りますから。
もちろんゲーム用液晶は反応速度重視で4Kではなかったり、厳密なカラーマッチング用途の液晶は4Kではないですが、
4KモニターでもsRGB色域カバー率99%出会ったりするので、一般用途では4Kモニターが主流になると思われます。
写真用途でいえば、格段にプリント出力をする機会が減ります^^;
スマホやタブレットですら(244DPIレベルの)狭ピッチディスプレイが標準ですから、当然といえば登園ですよね・・・
1インチ2000万画素のコンデジが出たときに、ピクセル等倍の汚さが気になったわけですけれども、
現在のような狭ピッチモニター全盛ともなれば、200%拡大して見るわけは無いわけで、
かつての50%縮小閲覧と考えれば、荒れた部分が逆にエンハンスになると考えて納得できるかな・・・^^;
G10は生半可に1470万画素ありましたから、こういう悩みを(多少)引きずってしまいます(笑)
そういう意味では1600万画素クラスの機種にも同じ事がいえて、
そう考えると、やはり2000(1800?)万画素というのが、デジカメ(画素数)の分水嶺ではあるのだなと思います。
書込番号:22691508
2点

1)ImagingResouceサンプル_オリジナルJEPG |
2)ImagingResouceサンプル_RAW-ACR:Adobe初期設定値 |
1)ImagingResouceサンプル_RAW-ACR:調整値 |
さて、キヤノン製のDPAF-CMOS以前のセンサーは、ソニー製センサーに比べてカラーノイズが高いです。
これはG15/S100/S110/G1X/G1X2などの、キヤノン製小型CMOSセンサーが採用された機種にも言えます。
量販部品であるソニー製センサーは、カメラ側に処理負担をかけないプレ処理が行われているのに対し、
キヤノン製センサーは、DIGICの高性能チップに丸投げしてるからというのはありますが、
RAWとして記録した画像は、比較的センサーからのデータに近いので、
現像する場合は、ソニー製センサーの方が楽で、キヤノン製センサーはより深い処理が必要になります。
サンプル画像はDPAF-CMOS以前でポピュラーだった、キヤノンの1800万画素APS-Cセンサーですが、
Adobe Camera RAWでの現像においても、設定を追い込むかどうかでこの位の差が出ます。
縮小状態では大差ないので、ピクセル等倍値で確認してみて下さい。
書込番号:22694885
3点

さて、1つ前のキヤノン製1800万画素(60D)の、ACR初期設定と調整設定の差ですが、
(輝度)NRのかけ方などはISO感度ごとに違いますし、多少の好みがあるのでさておいて、
見た目として一番大きく変わるのは「シャープのかけ方」です。
シャープのかけ方は、かつては「シャープ強度」の1パラメーターだけでしたが、
現在では「アンシャープマスク」という方式が広く採用されていて、
1)適用強度、2)適用半径、3)しきい値(マスク)、の最低3つのパラメーターからなります。
1)の適用強度はシャープ強度と同義で、
3)のしきい値は、シャープフィルタを適用開始させはじめるレベル値を決めます。
つまり、シャープがかかると目立ってしまう「ノイズレベル」まではシャープを適用させず、
ノイズレベルより強いディテール部分に(部分から)シャープを適用させることが出来ます。
もちろんノイズレベルとディテールレベルは重なってる場合も多いので、
基本的にはシャープをかけない(マスクする)最低レベルを半固定で割り出すか、
(RAW現像では推奨しませんが)画像ごとにアクティブに調整をかけます。
さて2)の適用半径ですが、もの凄く簡単に言うと、シャープの隈取り強調の半径です。
ただし、特徴があって、設定した半径に対応するレベルのディテールは強調されますが、
その半径よりも大きい、もしくは小さいディテールは、強調されません。
例えば半径を小さくした場合、
微細なディテールは強調の対象になりますが、大きめのディテールは強調されにくくなります。
半径を初期値程度にした場合、
微細なディテールは強調の対象から外れますが、中庸なディテールは強調されるようになります。
全てが細かいシャープや太いシャープで埋め尽くされるという種類の物ではないです。
雰囲気はサンプル例を見てもらうと判ると思いますが、
これは(本来)実際に使用する縮小率に応じた、最適化されたシャープネスを掛けるための物です。
#縮小率が高い場合、微細なディテールを強調してもあまり意味は無いので・・・。
ごく普通の意味では、小さい半径の画像が綺麗で、
実際に意味のある最小半径は、センサーの能力や、レンズの解像能力、ピンのきかたで変わります。
けれど50%以上に縮小するのであれば、別に適用半径を小さめにする必要はありません。
ま、それを言い出すと、縮小率によってはNR自体も少なめに設定することは可能なのですが^^;
ただ、僕は、色々試行錯誤をした結果として、RAW現像ソフトでは(作品的な意味での)原版を作り、
用途での調整はPhotoShopで作業する(作業の性格をアプリ含めて切り替える)方法を採っているので、
RAW現像ソフトでは、シビアな解像やディテールを追求するようにしています。
なんせ写真は使用する大きさ(縮小・拡大率)で許容されちゃう部分が大きすぎて、
そこを緩くしちゃうと、厳密な機材の性能差なんて測れなくなっちゃうんですよね^^;
もちろん、写真展や写真集でも出す用途なら、僕もRAW現像から用途に最適化していきますので、
(多少個人の考え方による)大前提はありますが、細かいところはケースバイケースでしょうか。
書込番号:22697793
3点

さて、AdobeCameraRAWを使ったRAW現像の追い込み方です。
ACRとは銘打っていますが、基本的にどんなRAW現像ソフトでも順番は同じです。
RAW現像を追い込むのには2パターンあって、
1つは各感度ごとの基準画像で初期設定を出しておいてから、1枚ごとに追い込んでいく方法と、
1枚ごとにアプリのディフォルト値から追い込んでいく手法です。
僕はアプリのディフォルト値を良しとは思えないので、基本的なISOは自分で初期設定値を割り出しています。
その為の基準画像(RAW)ですが、散々こちらで流用させてもらっている、
ImagingResouceのサンプル画像を使用しています。
https://www.imaging-resource.com/cameras/reviews/
ImagingResouceのサンプルに関しては色々賛否があるようですが、
現実として「各機種各ISOごとのチャートサンプルを提供してくれているサイトが他にない」ので。
同一機種間では完全に同一条件での撮影ですから、少なくともRAW現像時の初期設定値割り出しには使えます。
RAW現像の設定値割り出しには、シャープ系とNR系の2つのパラメーター系列「のみ」を調整して割り出します。
基本的に、カラープロファイル類やカラーや露出・コントラストなどのパラメーターはフラットにして弄りません。
カラープロファイルは、ACRなら、どのカメラでも利用できる「Adobe標準」に固定しておきます。
#もちろん実際の写真を現像するときは、任意でパラメーターを弄ります。
調整順番は、シャープ系も輝度NR系カラーNR系をそれぞれ「ゼロ」にしてから、
カラーNR→輝度NR→シャープの順番で調整していきます。
書込番号:22699897
4点

さて、カラーNRです。
カラーNRには、カラー(NR)、ディテール、滑らかさ、の3つのパラメーターがあり、後ろの2つはACR独自です。
ディテール、滑らかさはそれぞれディフォルト値が50なので、まずはそのままにして、カラー(NR)だけ弄ります。
カラーNRのサンプル画像は、ノイズが分かり易いように200%の拡大して、左上にパラメーターを貼ってあります。
また、同じようにノイズが分かり易いように、ISO800のRAWで話を進めていきます。
機種はキヤノンの1800万画素APS-C(60D)で、G10などだとテクニックが必要で基本説明になりにくいからです。
カラーノイズをチェックする場合は、スムーズでグレースケール系で、テクスチャの少ない被写体部分を選びます。
サンプルの黒いボトルの肩(とグレーの背景紙)部分は、スムーズで濃度グラデーションもあるので分かり易いです。
1)はカラー(NR):0で、カラーノイズが目立つのはこの時期のキヤノン製センサーの特徴です。
2)3)4)は、カラー(NR)を15、30、45、にしたもので、30の付近でカラーノイズが消えています。
当然4)の45の画像が一番カラーノイズが低いですが、その分彩度が若干落ち気味となるため、
スムーズさを最優先させたい場合以外は、過度なカラー(NR)の適用は良くないと思います。
ちなみに最適値を探るときは、少なめ、多めの数値から幅を狭めていきますが、
ここらへんかな?と思う数値が出たならば、再度前後に数値を振ってみて確認し直すと、思い違いを防げます。
書込番号:22699944
3点

さて、ACRのカラーNRの調整パラメーターが「ディテール」と「滑らかさ」です。
まず「ディテール」ですが、カラーノイズのチラチラした色の粒のノイズを制御します。
カラーノイズが分かり易いように「カラー(NR):5」と低めに設定した状態で
1)ディテール:50(標準値)、2)ディテール:0、3)ディテール:100、としています。
ディテールパラメーターだけでノイズを消し切れはしませんが、一定の調整幅があることが判ります。
書込番号:22699968
3点

次に「滑らかさ」ですが、カラーノイズの大きめの斑状のノイズを制御します。
こちらもカラーノイズが分かり易いように「カラー(NR):5」と低めに設定した状態で
1)滑らかさ:50(標準値)、2)滑らかさ:0、3)滑らかさ:100、としています。
こちらも単体でノイズを消すほどの調整能力はないように思えます。
書込番号:22699988
3点

ところがですね、
「ディテール」と「滑らかさ」を調整すると、カラー(NR)の補助としては有効に働きます。
サンプルは、
1)カラー(NR):25、ディテール:50、滑らかさ:50、の状態
2)カラー(NR):15、ディテール:25、滑らかさ:75、の状態
この双方ともカラーノイズが同程度に消えています。
彩度の落ち込みはカラー(NR)の低い2)の方が低いように思えるので、
「ディテール」と「滑らかさ」の調整は、細かいテクニックではあるものの、
カラーNRの効き方の「特性」を調整できるという意味で、効果がありそうです。
書込番号:22700027
3点

説明をし忘れていましたが、「ディテール」を100側「滑らかさ」を0側にすると、
カラーノイズが増える代わりに、彩度的な生き生き感が増えます。
カラーノイズを減らす側に「ディテール」「滑らかさ」振った場合に「カラー(NR)」値を少し下げられたように、
逆の時は「カラー(NR)」値を上げれば、ある程度は誤魔化せるのですが、ノイズレスにはなりにくいです。
これは機種(センサー)によっても違うと思いますが、基本的にディフォルトの50から、
「ディテール」は減らす方向、「滑らかさ」は増やす方向で操作し、
カラー(NR)を低めの方向に調整する方が無難にまとまりやすいと思います。
よく判らないときは無難にディフォルトの50のままで良いと思います。
書込番号:22702789
2点

さて、次に輝度NRです。
基本的には「カラー(NR)」の次に「輝度(NR)」「シャープ」という順番で調整しますが、
「カラー(NR)」が大きな1つのブロックで、一度調整すれば再度調整することは少ないのに対して、
「輝度(NR)」と「シャープ」は、2つで大きなブロックで、説明上は1パスですませていますが、
「シャープ」調整で解決しきれなかった場合、再度「輝度(NR)」の微調整に戻ることも多々あります。
また「カラー(NR)」は、実用ISO域であれば、一度決めれば共通の数値で済むのに対して、
「輝度(NR)」と「シャープ」は、大抵の場合、各ISOごとに(微調整でも)設定が必要です。
特徴として、基準ISO値(大抵はISO100かISO200)から1段上がるごとにと、それなりの調整が必要ですが、
例えば、ISO100が基準値の場合のISO125/160等の場合は、微調整程度で対応可能な場合が多いです。
これはセンサー信号に対しての(感度)増幅のかけ方に起因する物なので、
ACRであるならば、ImagingResouceのサンプルで1段ごとの設定を出した後に、
ISO125/160であるならば、ISO100の設定をペーストし微調整して初期設定として再保存すれば良いです。
書込番号:22704022
3点

さて、輝度NRは、「輝度(NR)」と、「ディテール」「コントラスト」の2つのオプションパラメータです。
「ディテール」「コントラスト」はディフォルトが50なので、まずはその状態で調整します。
サンプルは、1)輝度(NR):0、2)輝度(NR):30、3)2)輝度(NR):45、2)輝度(NR):60、です。
輝度(NR)45近辺で輝度ノイズがおさまっており、以後は輝度(NR):50で調整していきます。
書込番号:22704039
3点

で、次は輝度NRの「ディテール」パラメータです。
このパラメータは、NRでぼかすノイズのディテールの残し具合を調整しますが、
サンプルを見れば判るように絶対的な物ではなく、ニュアンス部分の調整です。
1)ディテール:50(基準値)、2)ディテール:0、3)ディテール:100、です。
別に50のままでも良いと思いますが、ここでは若干のエンハンスを残して75の数値としていこうと思います。
書込番号:22704056
2点

次は輝度NRの「コントラスト」パラメータです。
NRとは「ぼかす」ことで、簡単に言えば混色することです。
白と黒を混色して灰色にすればコントラストが落ちるように、NRをかけると多少コントラストが落ちるので、
このパラメータはNRに対するコントラスト補正の微調整で、基本的には50で弄る必要はありません。
ただ、若干彩度が落ちる物の、疑似的な中間階調をフォローできることから、
ダイナミックレンジが狭めでコントラストが高めに出る機種では、低めに設定するテクニックもあります。
1)コントラスト:50(基準値)、2)コントラスト:0、3)コントラスト:100、です。
最終的に、輝度(NR):50、ディテール:75、コントラスト:0、としたのが、4)となります
書込番号:22704071
3点

さて、次が最終段の「シャープ」処理です。
RAW現像のシャープ・プロセスは、単にシャープフィルターを適用するような簡単な物ではありません。
NR処理などと並列処理されて、RAWデータから実画像を合成しています。
どちらかというと、カラーバランスや明暗やコントラスト処理などの方が、一般のレタッチソフトに近いです。
前の方でも書きましたが、カラーNR処理は1パスでも大きな問題はありませんが、
輝度NRとシャープ処理は、慣れなければ何度か(輝度NRの段階から)やり直してみることをお勧めします。
輝度NRとシャープ処理の手法には、輝度NRを薄めにしてシャープ処理も薄めにする手法や、
輝度NRをしっかりかけてシャープ処理も深くしてバランスを取る手法など複数あります。
一応今回は最新センサーのノイズの少なさに近づける方向で、
なおかつ、ピクセル等倍でも破綻しないレベルのシャープ処理に収めることを念頭に処理していきます。
書込番号:22708711
3点

まずNRパラメーターの確認です。
カラーNRは、カラー(NR):20、ディテール:25、滑らかさ:75、で
カラー(NR)値は浅めですが、オプションパラメーターでNRが深めにかかるようバランスを取っています。
輝度NRは、輝度(NR)50、ディテール:75、コントラスト:0、で
輝度(NR)は若干深めで、ディテールでその分を補整し、コントラストで疑似的に階調幅を稼いでいます。
コントラストを下げて階調幅を稼ぐ手法は、RAW現像ならではのテクニックで、JPEGでは使えません。
サンプルは、
1)適用量:0、2)適用量:20、3)適用量:40、4)適用量:60、と大きく振って、傾向を探っています。
他のパラメーターは、半径:0.5、ディテール:100、マスク:0、です。
半径については、ピンが来ていて、普通にシャープなレンズで、常用ISO域であれば、0.5から探ることを推奨します。
コンデジのズームレンズだと0.5ではキツい場合もありますが、0.7位までには収まるはずです。
一番多いのは、手ぶれ(微ぶれ)やピンが甘いなどの理由で、0.5では収まらない場合です。
ImagingResouceのサンプルを使うのは、しっかりした三脚使用でピンが正確だからと言うのが大きいです。
あくまで基準出しなので0.5で合わせますが、
自分の撮影した写真で、若干の緩さを感じた場合は、半径の数値を上げても構いません。
ディテールは、輝度(NR)値の微妙な補整と考えて下さい。
僕は100にして弄りませんが、50に設定して合わせておいて、実際の写真ごとに微調整をかけても構いません。
一般的にはNRディテール値も、50で合わせておいて、アジャストに使うのが本来的には正しいと思いますが、
通常の写真レベルでは、NRディテール値(のみ)を弄った結果の違いの判別が難しいため,
一番違いが判りやすい、シャープのディテール値を微調整として弄ることをお勧めします。
マスク値については、この後調整しますので、現在は0です。
また、シャープ調整画面には、シャープ調整時に気をつけたりチェックするポイントを赤字で注釈してあります。
NRとシャープの調整時には、基本的には色関係は弄らないので、色については無視して話を進めています。
唯一、色のセパレーション(分離)は解像やカラーNRと関係がありますので、チェックしながら進めて下さい。
書込番号:22708785
3点

まずチェックするポイントは「ボトルの肩と背景紙の分離感とノイズとのバランス」です。
その結果、大まかに見て、適用量:20ー40の範囲であろうと見当を付けて、
1)適用量:25、2)適用量:30、3)適用量:35、4)適用量:40、としたサンプルです。
適用量:40では、全体に若干荒れた感じ(シャープ荒れ)が出ています。
適用量:25では、若干背景紙との分離感が甘く、適用量:30で、分離はギリギリという気がするので、
適用量:30ー40のあいだを細かく割ってチェックしていきます。
多少手間のかかる作業ですが、分かり易いサンプル画像で煮詰めておけば、
個々の差で正答がわかりにくい実際の撮影画像の基準が得られるわけですから、頑張ってみて下さい。
書込番号:22708818
3点

シャープ適用量の煮つめです。
1)適用量:32、2)適用量:34、3)適用量:36、4)適用量:38、で割っています。
適用量:38では、適用量:40の時と同じシャープ荒れを少し感じます。
適用量:32では、やはり若干の分離の甘さを感じます。
となると、適用量:34か、適用量:36となり、
この状態くらいまで煮詰めて初めて、他のポイントも含めて判断します。
バイオリンの絵や、筆記体の文字などの分離感が良いこと、
このあとのマスク値適用で僅かながら緩みが出ることを想定して、適用量:36を選択します。
適用量:35、適用量:37については、実際にはチェックしましたが、差が微妙なので割愛します。
書込番号:22708856
2点

マスクの適用は、大まかな基準値を出す範囲です。
というのも、ディテールの少ない画像であれば、マスク値は上げられますし、
細かいディテールの多い画像であれば、それ程マスク値は上げられないなど、
個々の写真によって(シャープをキャンセルする)マスクの値は違うからです。
通常のレタッチであれば、元画像は一定の仕上がりであるので、シャープは単純なエンハンスです。
しかしRAW現像においては、NRで緩んだ画像全体の補整の意味合いが強いので、
普通の画像部分であるならば、シャープの適用無しには画像が成り立ちません。
そのシャープを「適用しない部分」ですから、基本的には最低限の足切りをします。
サンプルは、1)マスク:0、2)マスク10、3)マスク15、4)マスク:20、です。
「ボトルの肩の部分と背景紙の分離感」を見ると、マスク:15あたりが程よく、
他のチェックポイントを見ても問題が無いので、およそマスク:15を基準にして問題無いようです。
もちろんこの数値は絶対的な物ではなく、輝度NR値とシャープ補正値のバランスにおいてのマスク値です。
NRとシャープのバランスが変われば数値は変わりますが、チェックする画像の箇所というのは同じです。
書込番号:22708930
2点

さて、これでNR+シャープのパラメーター基準値が出ました。
で、シャープ半径によって、仕上がりがどのように変わるのかのサンプルです。
1)半径:0.5、2)半径:0.6、3)半径:0.8、4)半径:1.2、です。
シャープの「強さ(適用量)」の差ではなく、どの程度のディテールを強調するかの差ですので、
どの程度の縮小率で(最終的に)使用するかによって、適正値は異なります。
ただ、RAW現像を「原版」作りと考えれば、補整の意味のある最小半径で仕上げておいて、
PhotoShopなどで実際に使用するサイズにリサイズしてから、
PhotoShopなでで、その用途に最適化されたシャープネスを適用すれば良いと思います。
そういう意味では、RAW現像アプリで作業する範囲を決めておいた方が、
設定などをぐちゃぐちゃにせずに、整理して作業が行えると思います。
ちなみに、レタッチソフトで調整をかける場合には、
RAW現像アプリの出力を、TIFFやPSDなどの16bitで書き出して作業した方が画像の劣化を防げます。
書込番号:22708983
2点

ちなみに、価格.com掲示板の仕様変更で、1024pxの縮小画像は直接開けますが、
等倍オリジナル画像は閲覧は出来る物の、オリジナル画像を直接見ることは出来なくなっています。
一応オリジナル画像をローカル環境に落として見比べて欲しい部分もあるので、
オリジナル画像のURLを取得する方法を書いておきます。
例えば、
https://bbs.kakaku.com/bbs/00500211327/SortID=22682475/ImageID=3217763/
の画像ですが、
取得できる1024pxの縮小画像のURLは、
https://bbsimg03.kakaku.k-img.com/images/bbs/003/217/3217763_m.jpg
で、これはWebブラウザ側で取得可能です。
この画像のオリジナル画像のURLは、
https://bbsimg03.kakaku.k-img.com/images/original/bbs/003/217/3217763.jpg
になり、おおよその文字列の関係性を理解すれば、オリジナルの取得は可能だと思います。
#「original/」の挿入と、末尾画像ファイルの「_m」の削除ですね。
ただ「オリジナル」というのは画像(ピクセル)サイズだけで、
元画像に対して主要メタデータが削除されていることと、JPEG圧縮が再設定されてる違いはあります。
書込番号:22709027
2点

では、ImagingResouceのサンプル画像を使って調整する時のポイントについて説明します。
まずは、なんと言っても、背景紙と右端のビール瓶の肩の部分です。
僕も、このチェックポイントに辿り着くまでに結構時間がかかりました。
他の部分は見栄えも良いので気を取られがちですが、逆に言うと多少違っても大きく差が判らないのです。
まず、背景紙は若干のテクスチャー(凸凹)のあるグレースケールであること、
瓶の肩はガラスなのでテクスチャーの殆どないグレースケールであること、が重要です。
テクスチャーはカラー&輝度ノイズ類と似ていますから、
まずは瓶の肩部分でカラーノイズを消し、次に背景紙部分でカラーノイズを消します。
カラーノイズは原色に近い出方をしますから、グレースケール部分でないとチェックしにくいですし、
ガラス(グロス)と紙(マット)という2つの物を、1つの視野でチェックできるのが大きいです。
輝度ノイズに関しても、瓶の肩の部分のノイズを抑えるのは当然ですが、
背景紙のテクスチャをどの程度フォローするのか、ISOによってはどの程度無視するのか、
後段のシャープ処理でリカバリーできる程度範囲を考えながら決めていきます。
そしてシャープ処理ですが、シャープがキツすぎると、
背景紙と瓶の肩との境界線付近に、雲がかかったような、補整の影(エコー?)のディテールがでます。
今回はピクセル等倍の見栄え重視だったので、このエコーディテールが出ないように調整しましたが、
50%程度の縮小をするなら、このディテールが僅かに出るくらいが程よいシャープ補正量になります。
マスク量の設定では、瓶の肩のディテールが残りつつ、背景紙のシャープ荒れがスムーズになるように、
2つの物体の差がきちんと出るように(境界が溶け込まないように)調整していきます。
つまり背景紙のディテールと、瓶の肩のディテールとの境界が、マスクのしきい値付近ということです。
このように、ここのチェックポイントは重要です。
次に重要なのは、ハンカチの同系色同士の分離です。特に赤系統と緑系統、青系統については重要視します。
本当は白系統も重視したいのですが、センサー側のDR(コントラスト)の差なども影響するので、
白系統、ベージュ系統、黄色系統は参考程度にしています。
この色の分離(解像)をキープすると、自然被写体での、草原や木々の葉の重なりの分離や、雲や海の表現、
人工物だと、コンクリートなどのテクスチャー感などの再現度が向上します。
テクスチャーとは極端に言えば凸凹による色ムラなので、ポートレート中心の人は神経質になる必要はありません。
最終的な見栄えに影響してくるのが、バイオリンの絵のラベルと、ラベルの筆記体部分です。
バイオリンの絵は、黒い線画に濃淡のある色で着色した物なので、線の分離感と、色の濃度の正確さを見ます。
シャープ半径を太目にすれば、線はくっきりしますが、微妙な色の濃淡は潰れていきます。
(輝度)NR過多な場合もこのバイオリンの絵が滲んでいきますし、
高ISOでのディテールの崩れ具合も、一番顕著に出てくるポイントだと思います。
縮小したときに使えるレベルかどうかも、エッジのある物は誤魔化されやすいし、
連続階調部分では計りかねるので、このバイオリンの絵(の見栄え)をポイントとして見ます。
ラベルの筆記体部分は、シャープネスの強弱を主にチェックするポイントです。
シャープネスを強くすれば、文字は鮮明になりますが骨太になり、弱ければ、文字はぼやけ気味になります。
個人的には、どれだけ細めでシャープに見えるように調整するかを考えています。
ただ、文字だけに気を取られると、他のディテール部分がチリチリしてくるので、
バイオリンの絵と見比べながら、妥協点を探っていくイメージです。
拡大してチェックしていくと、シャープエンハンスの影響を見つけやすいのも、この筆記体部分なので、
ボトルの肩と背景紙で調整したら、かならず筆記体の文字→バイオリンの絵の優先順位で確認していきます。
僕の設定の仕方を書きましたが、仕上がり具合には個人の好みがあるので「絶対」というのはないと思います。
ただ「チェックポイント」というのは、そうはズレないはずなので、参考にしてみてください。
書込番号:22709288
2点

さて、AdobeCameraRAW 11.3(Lightroom Classic 8.3等、2009.5更新以降版)の新機能である、
「基本補整」項目に追加された「テクスチャー」パラメータについてです。
Adobeのプレスリリースに於いては「中間階調のディテール操作」ということですが、
+方向とー方向でかなり効果の出方に違いがあり、さらには効果が劇的なので、流れで説明したいと思います。
「テクスチャー」パラメータを「+」側に弄った場合、
基本的なディテールが増すと共に、若干コントラスト(彩度)が上がったイメージになります。
中間階調の付近の解像(感)を上げているということなので、チリチリ感は出ません。
けれど、上げすぎた場合の誇張感はそれなりにあり、実際には隠し味程度に使うのが良いのでしょう。
「テクスチャー」パラメータを「ー」側に弄った場合、
実際にはー調整がされているのかもですが、見た目はソフトフィルター/レンズを使ったように紗がかかります。
単純にぼかしフィルターをかけただけではこの様にはならず、PhotoShopでもテクニックが必要なのですが、
かなり自然なソフト効果なので、こちらの方が使えるのではないでしょうか?
「+」方向は、実際にはディテールがある物が埋もれ気味になった場合の補整なので、まんまレタッチですが、
「ー」方向は、解像をきちんと確保したポートレートなどのソフト仕上げにもってこいなので、
下手なソフトフィルター/レンズを使うよりは、描写の良いレンズできちんと撮って、後処理した方が賢いです。
サンプルは、流れ的にImagingResouceの60Dのものを流用していますが、
1)テクスチャ:0、2)テクスチャ:+50、3)テクスチャ:+100、4)テクスチャ:ー100、です。
書込番号:22709801
2点

1)PhotoShopで元画像を開きレイヤーにコピー |
2)コピーしたレイヤーに「ぼかし(ガウス):10px」をかける |
3)レイヤーを「モード:通常、透明度:25%」にして合成する |
4)参考「テクスチャー:ー100」 |
ちなみにPhotoshopで「テクスチャー:ー100」と似た効果を得るには以下のように操作します。
1)PhotoShopで元画像を開き、レイヤーにコピーする。
2)コピーしたレイヤーに任意のぼかしフィルターをかける(サンプル=ぼかし(ガウス):10px)。
3)レイヤーの透明度を下げ任意の合成比率にする(サンプル=モード:通常、透明度:25%)。
4)参考=テクスチャ:ー100、適用画像
このPhotoShopテクニックは、シンプルながらかなり実用的で、
ぼかしフィルターのかけ具合と、透明度での合成具合の2つでソフト効果を制御可能な上に、
欲しいソフト具合のために、レイヤーを2つにコピーして、ぼかしフィルターの具合を変えて合成したり、
元画像のみシャープエンハンスをして、メイン被写体のみ芯をきっちり残すなどの作業が出来ます。
ただ、お手軽に、スライダー一つでソフト効果を(も)得られるのが「テクスチャー」の利点ですね。
書込番号:22709808
2点

さて、カラーNRを上げ過ぎたときの弊害についてです。
まず、そのセンサー性能(と現像アプリの能力)によって、カラーNRの適用能力には限界があります。
これは「カラー(NR):0」と「カラー(NR):100」の画像を見比べれば判ることで、
あくまで「MAXでどの程度のカラーノイズ除去が可能であるか」は、事前に知っておくべきです。
つまり、カラー(NR)値は、センサー性能によっては、ある程度の妥協が必要な数値です。
次に、カラーNRを上げていくと、色の分離は悪くなる=コントラスト及び彩度は落ち気味になります。
端的に言えば「ぼかし」が入るのと同じなわけで、むやみやたらにあげて良い物ではありません。
サンプル画像は、カラーNR以外のセッティングが出ている状態で、
カラー(NR)値を、0、33、66、100、と切り替えた場合のチェック部分のピクセル等倍画像です
#瓶の肩の部分のみ、カラーノイズが分かり易いように200%拡大をしています。
G10のISO80の画像なので「カラー(NR):33」の時点で充分なカラーNRはかかっています。
#僕の基準値でカラー(NR)は15-25の範囲で収まっています。
カラー(NR):0が、一番ハンカチの柄がくっきりしていますが、瓶の部分の見るとノイズが多いです。
カラー(NR):33は、ハンカチの柄が若干ぼやけてきますが、バイオリン弾きの絵は問題無いですが、
瓶の肩の部分はカラーノイズが消えているのか?消えていないのか?というレベルです
カラー(NR):66以降は、ハンカチの柄はぼやけ、バイオリン弾きの絵も緩み始めますが、
瓶の肩の部分の見るとカラーノイズは消えています。
となると僕の基準値のカラー(NR):15-25は、カラーノイズを消しきる手前付近ということで、
発色の分離感を稼ぐ方を優先=全体的な解像感を優先し、カラーノイズは妥協気味と言うことです。
G10のセンサー性能よりも、レンズ性能の長所を生かす方向と言えると思います。
現行のセンサーでもカラーノイズ自体は低くても、完全には消えきらない製品は多く、
逆にソニーCMOSのように、カラーノイズは感じない代わりに、若干の緩さを感じる物もあります。
カラーノイズは、説明してきたように調整が微妙なため、このほうが取り扱いやすいのも事実で、
特にポートレートなどの分野では、全くといって問題が無い処理傾向だと思います。
余談ですが、カラーフィルム時代は、感光剤の粒子の関係から、カラーノイズが乗るのが普通で、
紙焼きのサイズ(=拡大率)が小さくフィルム(=センサー)サイズが大きいということで、
135フィルムからポスター大に拡大(印刷)すれば、はっきりとそれが判るレベルでした。
なのでフィルムの質感を求める人にとっては、ノイズ類は必ずしもマイナスではありません。
ですので、実際僕自身はノイズを消すと言うことにそんなに頓着してはいません(笑)
ただ、前に言ったように、HiDPI(4K)ディスプレイで作業を行っていると、
これを旧来のディスプレイで見たときに、それ程の処理に感じないかな?と思うのもあり、
また技術(者)的に個人の嗜好方向に偏るのもどうなのかとも思うので色々やっています。
書込番号:22722768
2点

さてG10のISO80での基準(基本)値ということで、悩んだ結果がサンプルのパラメータです。
シャープの深さやNRの深さは人それぞれに好みがあるとして、
オプションパラメータの基準値という観点でセッティングを決めてみました。
実際に設定していく順番で説明すると、
1)カラーNRは「ディテール:75」「滑らかさ:25」
それぞれ標準は50ですが、ノイズを減らす場合は単純に「カラー(NR)」値を上げれば良いので、
発色や色分離がビビッドな方へ「25%増し」という基準値で良いのかなと思います。
さらにビビッドにする余地も確保するという考え方ですね。
2)輝度NRは「ディテール:90」「コントラスト:50」
ディテールは僅かに強化するヘッドスペースを取り「90」として、コントラストは中間位置です。
こちらもさらにノイズを消す場合は「輝度(NR)」値を上げていく方が良いと思います。
3)シャープは「ディテール:90」
「半径」と「マスク」は、ほぼメインパラメーターなので、ここはディテールのみです。
こちらもディテールは僅かに強化するヘッドスペースを取り「90」としていますが、
シャープディテールの場合は協調したいディテールの程度も重要なので、
画像によっては「適用量」とのバランスを取りながら下げていく調整もアリだと思います。
G10のようにCCDセンサーでRAWを弄れるカメラは少なく、
また時代的な性能限界的にISO80-125くらいまでは勝負になり、
実用的な意味ではISO160-250くらいまで、ISO320-640までがギリでしょうか。
それでも、実用域のオプションパラメータのセッティングは、
最新のセンサー機種に於いても、この数値を基準にして良いと思います。
書込番号:22725036
3点

ISO100-ACR_IMAGING RESOURCE |
ISO200-ACR_IMAGING RESOURCE |
ISO400-ACR_IMAGING RESOURCE |
ISO800-ACR_IMAGING RESOURCE |
さて同じ調整をG1Xmk2でやってみた結果がこちらです。
ISO100-1600までが実用範囲としての調整、
ISO3200-6400が参考調整、ISO12800はオマケという感じです。
ほぼ同サイズの4/3センサーの、同時期の1600万画素クラスが同程度、
次世代の2000万画素センサーで、約1段程度好感度に余裕があり、
ソニー製1インチ背面照射型センサーで同程度のセンサー性能というイメージです。
書込番号:22725153
2点

ISO1600-ACR_IMAGING RESOURCE |
ISO3200-ACR_IMAGING RESOURCE |
ISO6400-ACR_IMAGING RESOURCE |
ISO12800-ACR_IMAGING RESOURCE |
次期G3X-G9X後継機には、ソニー製1インチ背面照射型センサーではなく、
キヤノン製の1インチCMOSセンサーが採用されると噂されています。
ただどう考えてもソニー製センサーほどのノイズレベル(DR)とは考えにくいので、
たぶんDP-AF-CMOS採用でAF性能的なアドバンテージ(と部品調達コスト低減)を確保するのでしょう。
それでもG1X/G1Xmk2のセンサーよりは数世代進歩しているので、
APS-Cセンサーを採用したG1Xmk3ほどでは無くても、かなりの画質的向上があると思われます。
まずはG7Xmk3からの採用と言われているので、RAWサンプルが出たら早速チェックしてみる予定です。
書込番号:22725158
2点

さてLightroom Classic CC 2019から搭載された「ディテールの強化」機能についてです。
この機能は元のRAWデータからA.I.を用いてディテール強化とスムージングを施したDNG(RAW)を作成します。
Adobeのプレスによると「スムージング」もしてるそうですが、各ISO域においてディテール強化の方が強いです。
実画像で言うと(1)がノーマル、(2)が「ディテールの強化」適用です。
G10のISO80だと「ディテールの強化」では、若干の細部のディテール強化が施されていて、
(3)ノーマルと(4)「ディテールの強化」とでヒストグラムで比較すると、確かに改善はあるようです。
ノイズ感の出るG10のISO400以後で適用を見てみると、ディテール強化によるチリチリ感が目立ちますが、
これはあくまで比較のために同一パラメーターにしているからで、NR/シャープを最適化すれば改善はあります。
但し(パラメーター設定をかなり煮詰めているからか)格段大きな改善は感じられませんでした。
というわけで、あくまで状態の良い画像の、微細なディテール改善程度の機能のように思えます。
書込番号:22769815
2点

さてLightroom Classic CC 2019.5(ACR11.3)から搭載された「テクスチャ」パラメータについてです。
階調中間域のテクスチャディテールを増減させるこの機能は結構使えます。
増やす方向ではピントが合っている付近を中心にディテールが強化されます。
結果的にシャープフィルターのように全域のディテールが強調されないので、エンハンスに使いやすいです。
減らす方向では物理的なソフトフィルターをかましたような効果を、連続的に可変して任意で得られ、
ポートレートなどでは、敢えて解像の良いレンズで撮影して、程よいソフト効果を得ることも可能です。
これらがPhotoshopなどのテクニックを用いずに、スライダー1つで得られるのは画期的ですね^^
書込番号:22769866
2点

もうちょっと解像の高い機種でのピクセル等倍比較です。
(1)は「ディテール強化」適用、(2)はノーマル、
(3)はノーマル+テクスチャ:+33、(4)はノーマル+テクスチャ:+66、です。
「ディテール強化」は「確かに僅かにエッジ部分がシャープになったなかなと感じる」程度です。
全体&縮小時でも「これ」と判る変化はテクスチャパラメータを弄った方で、
階調のボトムとトップは固定で、中間域のみコントラストが上がるイメージです。
Photoshopだとレベル補正やトーンカーブで調整する感じなのかな?
ちなみにテクスチャで自然に仕上がるのは+30くらいまでで、それ以上は意図的になります。
ディテール補整として使うなら+30くらいまでで、それ以上はダイナミックな画像調整ですね。
書込番号:22771746
1点

ImagingResouceの方にG7Xmk3、G5Xmk2、RX100M7のサンプルが上がったので、
JPEG撮って出しの比較です(RAWは対応ACRがまだ出ていないので・・・)。
全体的なレンズの仕上がりはRX100M7>G5Xmk2>>G7Xmk3というイメージですね。
GX7mk3が悪いとは思いませんが、一世代前の雰囲気がします。
デジタルエンジンのJPEG処理は、随分とRX100M7が良くなっていて、
輪郭エンハンス処理が薄めで、繊細でシャープな仕上がりになっているように思えます。
G5Xmk2とG7Xmk3は同じデジタルエンジン処理なので、画質の差はレンズの差に近いのだと思います。
G7Xmk3は全体的にコンデジっぽい仕上がりですが、G5Xmk2の方が繊細です。
実際の所はRAWを同じ現像エンジン(ACR等)で現像しないと判りませんが、
普通にJPEG撮って出しで使うならRX100M7かG5Xmk2ですかね・・・
書込番号:22833526
1点

補足情報ですが、ファイルサイズがRX100M7が16.5MB、G5Xmk2/G7Xmk3が9.3MB程度なので、
現在のメーカーによるFineモードのJPEG圧縮率に差がある可能性が高いです。
ディテールの差から発生するファイルサイズ差にしては差が大きいので。
ただし全体の描写の雰囲気は(この程度の差なら)大きくは変わらないはずなので、
G5Xmk2が実際はもう少し良いのかな?位だと思われます。
書込番号:22833544
1点

ACRの対応版が出たので、ImagingResouceのG7Xmk3、G5Xmk2、RX100M7のサンプルRAW比較です。
#RX100M7のみカラープロファイルがβ状態でAdobeカラーでは無いことは留意しておいて下さい。
結果から言うとJPEG撮って出しほどの差は無く、どれもほぼ同水準くらいのクオリティに見えます。
強いて言えば、やはり微妙にRX100M7のレンズが良いのかなと言う程度。
G7Xmk3とG5Xmk2はJPEGとは逆の雰囲気ですが、
ソレとは別にキヤノンのJPEG出力アルゴリズムは古いのかなと言う感じ。
今回は、全てのパラメーターは同一で、撮像素子性能にも大きな差は無いというイメージで、
RAW前のデジタルエンジン処理にも左程の差が無く、結果的に差が大きいのはJPEG出力アルゴリズムかな・・・
レンズの差で言うと、RX100M7を基準にすると、G7Xmk3は多少コントラストが強い感じで、
G5Xmk2は多少コントラストが柔らかいイメージで、周辺は、G5Xmk2>RX100M7>>G7Xmk3ですね。
書込番号:22853668
1点

補足情報ですが、JPEGのファイル容量は、
JPEG撮って出しだと、RX100M7が16.5MB、G5Xmk2/G7Xmk3が9.3MB程度でしたが
RAWから最高画質処理で書き出すと、RX100M7が13.5MB、G5Xmk2/G7Xmk3が12.1MB程度でした。
RX100M7のJPEGとACR-RAWを比較すると、JPEG撮って出しの方がシャープネスがキツいので、
JPEG撮って出しで感じるシャープさの差は、レンズの差では無く、現像処理の差が大きいようです。
書込番号:22853687
1点

Imaging Resouceの実写サンプルを用いたEOS 90DのJPEGとRAW-ACRとの比較です。
ACRにはEOS 90Dのキヤノン系カラープロファイルが付属していないので、
Adobe系のプロファイルから色調等を寄せて処理しています。
90Dのボディ内JPEGは、思っていたよりも的確な処理をしているイメージで、
特にカラープロファイル的(色調的)な見栄えの良さは、流石キヤノンと行ったところでしょうか。
ACRのほうは、繊細な部分の解像感とスムーズさに秀でている印象です。
現像のほうは煮詰め切れていないのですが、この被写体だと煮詰めても違いが分かりにくいと思います。
同じような傾向はEOS M6mk2にも出ていて、センサー的なクオリティは同一と思いますが、
使用しているレンズのクオリティを考えて、90Dの方のみ比較用に処理しました。
書込番号:22899248
2点

一応同じImaging ResouceのサンプルでM6mk2のJPEGとRAW-ACRとの比較です。
諸々の条件は90Dと同じなので説明は割愛しますが、
4Kディスプレイの狭ピッチの等倍表示で違いが一応分かる程度の差です。
まぁ、普通のピッチのモニターなら等倍で違いが確認できると言うことなので、
違いはあるともいえますが、4Kレベルになると「そこ」はそれ程重要なのかなと言う気もします。
この画素数だと、300dpi(ppi)の解像度でほぼA2サイズまで印刷できるわけですから・・・
また、あくまでJPEG撮って出しとの比較であって、
付属のDPPでRAW現像を行えば、この出力よりは画質は向上するので充分な気もします。
「少し眠い」という感想は、拡がったDRと、頑なに外さないローパスフィルターのせいだと思いますが、
汎用機種に関しては、そろそろローパスレスに移行しても良いのかも知れません。
#プロ機は万が一でもモアレが出るのはNGなので難しいですが・・・
書込番号:22902201
1点

Imaging Resouce SAMPLE RAW-ACR現像 ISO100 |
Imaging Resouce SAMPLE RAW-ACR現像 ISO800 |
Imaging Resouce SAMPLE RAW-ACR現像 ISO1600 |
Imaging Resouce SAMPLE RAW-ACR現像 ISO3200 |
Imaging Resouceで90DとM6mk2の例のスタジオサンプルが出たので、
基本的に同じと思われるので、90DのISO100、800、1600、3200のRAWをACR現像してみました。
結果的には好感度も良好で、ISO3200位までなら問題無い感じです。
それでもISO100の画質は見事なので、ISO400くらい迄で事が済むならそれに越したことは無いですね。
また90Dのセンサーは高感度の方のDR改善が著しいらしく、
高感度の方が若干眠い仕上がりになっています。
ただ、画質はあくまでピクセル等倍での比較なので、
旧モデルの2400万画素相当の70%縮小した場合には、ほぼ違いは判らないですね(笑)
書込番号:22907783
1点

Imaging Resouce SAMPLE JPEG ISO100 |
Imaging Resouce SAMPLE RAW-新ACR現像 ISO100 |
Imaging Resouce SAMPLE JPEG ISO3200 |
Imaging Resouce SAMPLE RAW-新ACR現像 ISO3200 |
上記のImaging Resouceの90Dのサンプル画像ですが、
ISO100と3200のみ、もう少しACR現像のパラメーターを煮詰めてみました。
それだけだとつまらないので、同感度のJPEG撮って出し画像も貼っておきます。
発色傾向がキヤノンの独自プロファイルの方が好ましい(受けが良い)という問題がありますが、
やはりシャープ感はACRの方が素晴らしく、DPPで現像した場合は、両者の中間くらいになると思います。
特にDPPはNRとの兼ね合い含めアンシャープマスクが今ひとつきめ細かく作業できないのがマイナスですね。
高感度に於いてはACRのNRというかノイズ・クラスター性能が抜群で、
ISO100と3200を比べればノイズ感はありますが、キヤノンのJPEG撮って出し画像とは雲泥です。
それでもISO3200のJPEG撮って出しでも、高画素画像ということで、縮小すれば充分ではあるかもです。
ACRで作業を煮詰めていて、何カ所か使用レンズの解像限界を感じた部分もあります。
EF50mmコンパクトマクロは発色バランスがチェックには最適ではありますが、
EFレンズの中でも古い部類に入るレンズなので、そろそろこのレンズでは厳しい画素数に思います。
書込番号:22911740
1点

最新のDigital Photo Professional(DPP)が手に入ったので、
JPEG撮って出しと、DPPと比較しやすいように現像したAdobe Camera RAW(ACR)との比較です。
DPPはそのまま(カメラごとのディフォルト値)だとJPEG撮って出しのグレードアップ版程度なので、
Digital Lends Optimizer(DLO)の適用や、細かい数値の最適化を行っています。
結論から言うと、DLOによる改善が顕著で、細かいシャープネスフィルタ適用にも追従してくれました。
ただ、全体的に少し骨太なイメージで、ACRの繊細さというかスムーズさには劣る・・・という印象です。
そのかわりDLOによる分離感はDPPの方が勝っていて、ここら辺は好みによる部分も大きいですね・・・。
今回ACRのほうはDPP的なクッキリ感重視の調整をしましたが、階調豊富なACRの特徴は出ていると思います。
ちなみに今回ACR現像の方は、彩度の出方やコントラスト感をDPPに近づけています。
書込番号:22931050
1点

次にISO1600の高感度域で、最近ではこの領域までは通常利用の範囲だと思います。
JPEG撮って出しの方は順当に(?)ノイズが乗り、それでも普通の用途では使えるという感じ。
DPPの方は、DLOと独自セッティングでノイズ感を減らして、少し骨太ながらも常用できるレベルに。
ACRの方もラベルの絵などがDPPと同じレベルに出るように若干骨太に現像しました。
やはりここでも光るのはDPPの健闘ですが、やはりACRのほうが自由度は高いという印象で、
DPPの場合、ベストな現像を行うと、表現がある程度固定されてしまうのですが、
ACRだと、多少DPP風にも、ACR本来的な感じにも処理ができるイメージです。
繊細な現像は、ピクセル等倍処理には大きいアドバンテージにはなりますが、
50%程度の縮小がかかる用途では、ニュアンスの違いは出せてもそれ程大きい差ではなくなります。
90Dの3250万画素クラスになると、4K出力で55%縮小になるので、重要度は低いのかなとも思います。
ちなみに4:3比率のセンサーで3950万画素で8K出力が可能で、この時50%縮小で4K出力が可能です。
4K出力で4KモニターでのA3クラス表示や、A4の綺麗な紙プリントが可能ですから、
整った4K出力が得られる環境になれば、細かい部分は左程神経質にならなくても良いのかも知れませんね。
書込番号:22931113
1点

秋以降、特別それといった機種も発表されなかったためご無沙汰です。
年が明ければCP+に向けて新しい商品が発表・発売されていくと思いますし、
大体ACR系統は春前くらいに機能追加のアップデートがされるので、それ待ちですね^^
写真ものんびり撮ってはいるのですが、プライベートな物が多くてですね(笑)
先日墓参がてらの小旅行をして、富士山も綺麗に顔を出してておめでたいということで^^
みなさん良いお年を
書込番号:23139680
2点

柿田川湧水の第2展望台から。第1展望台はよりもこちらがメイン風景です。 |
柿田川湧水の湧水広場。こういう写真は現実的な物と混ぜるとメリハリが付きます。 |
柿田川湧水の湧水広場。画面全面だと幻想的になる反面、まとめ方が難しい。 |
千本松原で遊んでいた子供。今の時代、顔が判らないように構成するのも技術かもです。 |
正月二日になりましたが、明けましておめでとうございます^^
本年もよろしくお願いします。
年末の方に富士山を張ってしまったので、少し地味な写真を貼ります(笑)
ついでに今回の小旅行で思った機材についてのあれこれなどを^^
やっぱりGM1も持ってっといた方が良かったなーと思うシーンはありました。
特に食事の時などは、GX7mk3だと仰々しすぎて取り出せない・・・。
画質をオミットしない小型カメラ(GR IIIとか?)はやはりあった方が楽ですね。
レンズ供応ができる(替えボディ)という意味では2000万画素センサーのGMが出てくれれば・・・という。
あと、柿田川湧水などの沢系では、もう少しシャッタースピードが稼げればと思うことが多かったです。
優秀な手ぶれ補正のお陰で手ぶれはしないのですけれど、水物は1/125s辺りで切りたいなぁとか。
ナントカの一つ覚えでISO200(基本感度)で撮ってて、ISOあげなさいよと言うことなんですが、
真面目にライカ12-60mm/F2.8-4とかパナの12-35mm/F2.8 IIとかの(中古での)導入を考えちゃいました。
基本感度の画質ですが、去年5D4と6Dを使ってる人用にACRの設定出しをしたのですけれども、
特に5D4では基本感度域の画質がずば抜けてる(実用感度域が悪いのではなく)という結果でした。
まぁ「そうではある」のですが、今回はISO400位までは使えば良かったかも。
湧水の揺らめき感とか砂の吹き上げ感が多少流れちゃってます。
高感度性能でいえばAPS-C以上のセンサーですが、結局それでも性格的に基本感度使っちゃうんだろうなぁとか。
レンズもある程度確保できちゃってきてるので、M4/3から足を洗いにくい状況になってます。
なのでM4/3センサーに明るい未来が見えたらば、高目のレンズを(中古で)買おうかな(笑)
常に片足は逃げるために準備してる感じです^^
関係ないですけど、今回そこそこ歩いたら、思いの外足腰が弱ってると感じて、
最近あまりやっていない無意味な町歩き撮影を復活させた方が良いのかなと思っています。
あまり「健康目的でー」と考えると億劫になるので、適当にですけど。
人間生きてると、常に意欲的になれる状態で居られることもなくて、
精神的・物理的に打ちのめされるような事なんかも、大小はさておきやって来ますね。
広い意味で言えば、昨今のカメラ産業の縮小傾向などもそのうちの一つで、それが時代の流れならば逃れられません。
だとしても、自分が記録した写真・画像は残るわけですし、自分自身の支えにもなり得ます。
カメラ機材の優劣は、自分が楽しむにはある程度意味があっても、過去から今現実の一歩を支えてはくれませんから、
結局は、撮影して刻んでいく、その行動が、人生的な優先順位としては大事なのだなと思っています。
誰も褒めてくれなかったとしても、そう言うことだと思います^^
書込番号:23144199
3点

そんなわけで早速ですけれども(笑)
GM1に14mm(28mm相当)の単焦点というのはコンパクトで良いですけども使いやすいのか悪いのか・・・
12-32mmの沈胴キットズームの方が24-64mm相当まで使えて、暗い代わりに手ぶれ補正も付いて、
単焦点の抜けがナントカとか画質がナントカとか言い出さなければ楽かも知れないです(笑)
確かに描写は良いですけど、一考の余地ありかなー・・・
書込番号:23149016
0点

ご無沙汰です^^
Adobe CC 2020が6月にソコソコ機能強化されました。
発表時のメジャーアップグレードに次6月のテコ入れは一番大きな物になります。
PhotoshopとLightroom、Lightroom Classicの3つがフォトグラファーが使用するアプリケーションですが、
Photoshopは機能飽和が激しくて、コラージュに近いレタッチ機能が強化されていて、
かつて僕が仕事で利用していたケースなどではありがたいですが、一般的には使わないかな(笑)
LightroomはかつてのLightroom Mobileですが、
今やアドビもクラウドベースのこちらをメインと据えているようで、
Mobile用だけでなくデスクトップ用も含め単一のUIで設計されています。
クラウドベースのワークフローでは便利でしょうが、僕のようなOLD-HEADには猫に小判ですね(笑)
Lightroom Classicはアイコン上の略称も「LrC」と完全に区別されたようです。
今後は紛らわしいので、僕もLRCという略称を使っていこうと思います。
ここで本来ならLRCの新機能について話をするべきなのですが、
LRCのベースとなるACRが12.2.1から12.3となり、
特にPhotoshop上ではUIがLR的に変更になっているので、それの紹介をします。
1枚目の画像は見慣れたACR12.2.1までの画面で、横並びのタブでパネルを切り替えます。
ACR12.3準拠のPhotoshopや、ACR12.3のプラグインをインストールすると、
PhotoshopではじめてACRを使用した時に2枚目の画像のようなダイアログが出ます。
一見、新タイプと旧タイプとどちらを選ぶかのように見えますが、UIはどちらを選んでも新タイプです。
また、複数パネルの新機能も、単一パネルの従来仕様も、ACRの環境設定項目で切り替えられます。
そしてストリップの縦横とストリップ情報は、環境設定ではなく、画面直接の右クリックで設定が可能です。
僕は、この表示切り替えの設定がどこにあるのか?(環境設定には項目がない)で少し悩みました(笑)
つまり、新UIはマストであり、単一パネル/複数パネル、縦/横etcは普通にカスタマイズ可能ということのようです。
3枚目の画像は「新しいACRの初期設定」を選んだ状態で、4枚目の画像は「従来タイプ」を選んだ状態ですが、
前述のようにフィルムストリップは、縦横の切替および、ファイル名や評価それぞれも表示/非表示が選べます。
ちなみにPhotoshop自体をアップデートしてしまうと、
ACR12.2.1までの方が好みでも、ACR12.3のUIを使わざるを得ません。
そこでPhotoshopはアップデートせずにACRのみアップデートする方法を紹介します。
まずACRのプラグインをダウンロードします。
https://helpx.adobe.com/camera-raw/kb/camera-raw-plug-in-installer.html
https://helpx.adobe.com/jp/camera-raw/kb/camera-raw-plug-in-installer.html
上はUSサイトで下はJPサイトですが、USサイトの方が若干更新が早いです。
アップデートの内容については以下のサイトで確認します。
https://helpx.adobe.com/camera-raw/using/whats-new.html
https://helpx.adobe.com/jp/camera-raw/using/whats-new.html
上はUSサイトで下はJPサイトですが、JPサイトの方は翻訳に手間取るのか更新が遅いです。
ちなみにACRのバージョンはPhotoshopのバージョンにより制限されるので、
あくまで対応バージョンの範囲での適用になります。
また適応バージョン内でインストーラーがあるのであれば、
ダウンデートインストール(12.3を12.2.1に落とすなど)も可能です。
Adobe CC 2020からのACR/LRCのアップデートは、
管理機能的なアップデートが殆どで、現像画質向上は今回のアップデートでも成されていません。
ただ処理速度・反応速度向上などはされているので、使い勝手は良くなっているとは思います。
管理機能的な物では2020年2月のアップデートで画像読み込み時の適用設定を切り替えられるようになりましたが、
今回6月のアップデートで、RAW現像ディフォルト値をセットとしてストックできるようになったので、
「解像重視(風景)用」「スムーズさ重視(人物)用」などのRAW現像セットを切り替えられるようになりました。
2月のアップデートと併せて、画像読み込み時のRAW現像ディフォルト値もセットで切り替え適用可能になったので、
RAW現像設定値を出しておくことの重要性はより上がったのかなと思います。
書込番号:23474725
0点

ちなみにPhotoshopの機能向上はトゥーマッチ気味と言いましたが、
素直に便利だと思うのは「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能です。
僕はこちらに上げる画像には適用させませんが、今回はサンプルとして上げてみます。
1枚目は駿河湾越しに富士山を望んだ写真ですが、海岸に残念なゴミが散乱していて、
以前こちらにアップした際はモノクロ処理で目立たなくさせていました。
今回2つのゴミを「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能で消しました。
コツとしては、塗りつぶしたいところを小まめに範囲指定することで、
2つのゴミなので、2回処理を行っていて、複数の範囲選択で一括処理すると雑に仕上がります(笑)
3枚目は盛大なコマ・フレアが出てしまったケースで、
あまりに見事なコマなので、このままでは使いづらいです。
従来であればスタンプツールなどを用いて消していくわけですが、
「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能を使用すると、楽に綺麗に消えてくれます。
空のディテールは比較的単純なので、この機能は大変綺麗に適用可能です。
邪魔な物をホイホイ消す・・・というのは多少邪道だとは思いますが、
人物などの記念写真で、思わぬ映り込みで没になる写真も多いですし、
自分のお子さんの写真などで、どうしても我が子中心に加工したい場合など、
トリミングではどうしても限界があるので活用してみると良いのかも知れません^^
書込番号:23474757
0点

LrC(Lightroom Classic)の6月アップデートをインストールしてみました。
実は2月のアップデートで、RAW現像の機種ごとプリセットが可能になったのですが、
従来、機種ごとの初期設定に記憶させて対応していたRAW現像パラメーターが無効になるというのがありまして、
慌てて以前のバックアップに戻したというのがあったのです。
今回6月のアップデートで、機種ごとのRAW現像パラメーターをISO複数ファイルごと、
一括でプリセットに記憶させられる(ISO アダプティブプリセット)ようになりまして、
そのプリセットを2月のアップデートの機能でRAWファイル読み込み時に機種ごとに適用させるというやり方で、
従来まで行ってた作業を、よりスマートに行うことが出来るようになりました。
「ISO アダプティブプリセット」機能は、(たぶんコレが想定された使われ方でしょうが)、
僕などは、ISOごとの現像パラメーター(シャープとディテール)を記憶させてます。
もちろんISOごとにカラープロファイルを変えたりというような使い方も(意味があるかはさておいて)出来ます。
RAW現像自体の性能的には何も付加機能は搭載されなかった物の、
確かにパフォーマンスというかレスポンス的な改善は感じられます。
新しいUIは慣れも関係すると思うので今のところは無評価ですが、
トーンカーブにPhotoshopのトーンカーブ的なUIも追加されたのは僕にとっては嬉しいです。
トーンカーブ調整だけでもかなりのDR調整が可能なのですが
LR系のトーンカーブは僕には扱いづらくて、別のパラメーターで対応していました。
Photoshop側のACRプラグインはLightroomに似たUIになっているわけですから、
LrCの方もレイヤーを含めたフォトレタッチ機能を持たせても良いのになと思います。
将来的なメジャーアップデートでPhotoshopとLrCとがよりシームレスになれば、
ACRコンソールからPhotoshopに画像が受け渡されるような感覚で、
LrCからPhotoshopい画像が受け渡され、Photoshopで調整された画像は、
レイヤーごとバージョンとして保存されてくようになると良いなぁと思いました。
書込番号:23487811
0点

オリンパスが残念なことになってますが、
オリンパスユーザーの気質とメーカーの気質を考えるに、必然という気もします。
高級機志向のメーカーと、高級機志向のユーザーとで幸せそうに見えますが、
メーカー側は利益を確保するようなクラスの製品が作れず、
ユーザー側は有言実行でも絶対的全体数が少なければ、
これはもう、消費財としてなり立つわけが無いのです。
メーカーが廉価機を利益率低めでしっかり作っても、
既存ユーザーは評価しても、自分は高級機嗜好のため手は出さず、
メーカーは利益率を割り込む価格で投げ売りせざるを得ないという構図は
このメーカーとユーザーの関係が破綻してることを現しています。
またメーカーは高価なレンズは本当に高性能に作りますが、
安いキットレンズの性能がイマイチなので、
その画質=オリンパスの実力と取られていた部分もあります。
一般人はボディの5倍する価格のレンズが高性能でも雲の上の話ですから。
また安くて良いレンズがないと、マニアはさておき、一般人は交換レンズを買おうとしません
交換レンズを買う・揃えるという思考というか習慣が付いて始めて、高価なレンズに手を出すので、
投げ売りボディが売れても、交換レンズは売れず、キットレンズと共に消費されていくだけならば、
本来はボディとキットレンズが売れた時点で、既に一定の利益が確保されてなくてはいけないのです。
まぁ悪循環ですね^^;
多分オリンパスの映像製品群できちんと売れて利益が出てるのは防水タフコンデジくらいでしょうから、
アクションカメラのような物を含むそういう路線に集約していくのかなぁと思います。
書込番号:23490870
1点

噂のα7S3のDPREVIEWの実写サンプルが出ました。
https://www.dpreview.com/sample-galleries/6335748450/sony-a7s-iii-pre-production-sample-gallery/2484705521
基本的に動画撮影機能がメインの機種なのでお門違いではありますが、
「低画素ならもっと綺麗な画像になるはずだ!」「フルサイズならもっと綺麗になるはずだ!」信仰の人には、
とても残念な結果になっています。当たり前なんですけれども。
基本的に「ぬめっ」とした階調になってるのはDRが広くてコントラストが付きにくいからです。
ISO80の画像でハイライトが飛び気味なのは、実際にそこの部分は強い日射しだからで、
本来ならその部分はもっと飛んでいるのですが、DRが広いためリカバーされてこの程度に収まっています。
そのくらいハイライト側のDR段数は、数値に対して実感するリカバー力が弱いのです。
明らかにこの撮影者は、DRの広さを確認するために明るい場所ではハイコントラストの情景を撮影していますから、
この一見飛び気味に見える画像は調整ミスでもなんでも無く、逆にα7S3の高性能を示しています。
普通のコントラストの被写体では、やはり階調性の良さが見て取れますが、
1200万画素なので、2000万画素クラスの画像を見慣れた眼には、鮮鋭度は感じられないと思います。
これは、アナログ地上波の解像度の画像でそれがいくら綺麗だ(った)と言っても、
地デジの解像度(4Kでもいいですが)の普通の画像の方が綺麗に見えるのと同じ事です。
同じように、解像の悪い階調の良いレンズの写真よりも、
解像の良い普通の画像のレンズの方が綺麗な写真に見えるのと同じです。
このカメラは確かにゲームチェンジャーなのですけれども、それは動画の世界でであって、
静止画の世界では、JPEG撮って出しでは厳しいかなと思います。
RAW現像であれば1200万画素の画像のまま最適化が出来るので、
あくまでも1200万画素の画像で良いのであれば、充分に勝負が可能と思います。
ここではDPREVIEWのサンプルの中で階調がよく出てると思われる物のレタッチで、
その問題点を指摘していきたいと思います。
レタッチは1度16bit階調に変換して、極力トーンジャンプを抑えた処理を行っています。
まずオリジナルですが、良く階調が出ていてDRの広さが伺えられます。
ただ、DRの広さによる若干のメリハリ感の無さ(適切なコントラストの無さ)や、
1200万画素という出力から来るカリカリとは異なる意味でのシャープ感の無さがあります。
まずシャープ処理でどの程度変わるかですが、
2枚目は僕の通常でフィニッシュに使うシャープパラメーターで、シャープ処理を2度かけしています。
僅かにかかりすぎにも思えますが、現在の画像処理レベルではオリジナルの鮮鋭度ではキツいと思います。
3枚目はトーンカーブでDR(コントラスト)の最適化を行いました。
適切なDRには適切なハイライト(白飛び)が必須ですが、サムネールで観ても違いがわからない程度の調整です。
けれども、ちゃんと画像を見れば、縮小版でも違いが明確だと思います。
4枚目は3枚目の画像に僕が通常フィニッシュに使うシャープ処理を1度加えました。
適切なコントラストがあれば、シャープ処理は弱めでも十分に効果が出ます。
もちろんRAWから起こせば、もっと適切な調整が高画質に行えますので、僕としては有能な機材だと思います。
ただ現状1200万画素の画像を適切に使用できるのは、用途が明確な職業系のカメラマンだけでしょうから、
アドアマ程度であれば5000万画素で撮って50%縮小して綺麗にフィニッシュさせた方が良いような・・・
高感度特性はさておき「フルサイズ1200万画素だとここまで綺麗なんだ!」というような画像では無いと思います。
書込番号:23566172
0点

ベルボン墜つ・・・ですか・・・。
今後ハクバが事業を引き継ぐようです。
https://www.hakubaphoto.jp/corporation/corporate/velbon_jigyo20200731.pdf
ラインナップを引き継ぐ形になるのか、サポートのみ引き継ぐ感じなのかは判りませんが、
カメラアクセサリー業界もワールドワイド化とともに国産の淘汰の時代ですね・・・。
書込番号:23575171
1点

ニコンがこの四半期81億円の赤字らしいですね・・・。
キャノンも赤字ですがカメラ事業が占める比率が違いますから。
いろいろ言われるんですけど、ニコワンの失敗(?)とかどうなんでしょうね?
ニコンユーザーが頭の固いスチルガチガチ派だからかも知れませんけど
ニコワンで動画機とか凄く良いと思うんですよね。
ニコワン本気で撤退しちゃったみたいなんですけれども、
フォーマットの将来性の捉え方が浅いのかな・・・。
まずはマウントを絞らないとリソースを集中できないので、
Fマウント(FXとDX)機は、さっさと残す機種を絞ってセミ・ディスコンにした方が良いです。
今後の主流を考えた場合にZマウントしかないわけだから、
プレス系のプロやアドアマ用の機種だけ残してレンズの開発も絞った方が良いです。
いずれにしてもライカ・レンジファインダー機と同じように、
一眼レフは一部の好事家の物になるのは仕方ないことなので、
余裕がまた生まれた時にニコンらしい趣味モデルを投ずれば良いと思います。
Zマウントにも色々思っているのですが、
デジイチで同一マウントで来たキヤノンがフルサイズとAPS-Cとでマウントを分けたというのは、
APS-Cミラーレスで確実に利益を出すために冗長な部分を持たせたくなかったのだろうと思います。
キヤノンはカツカツに利益を拾いに来たと言うことですよね。
それに対してニコンが同一マウントを選択したというのは、僕が思うに失敗だと思います。
キヤノンは現在の市場傾向が強まれば、APS-Cフォーマット位まで喰われる可能性があると読んでるのでしょう。
少なくともAPS-で高級機という展開の需要は、フルサイズ廉価機へのシフト含め大きく減ると。
つまりキャノンユーザーは、最初にRFマウント機に行くのかどうかの踏み絵が必要だけれど、
EF-M機はレンズ含め高くないので、一度EF-Mを経由してもRFへの移行の敷居は低いと考えていると思います。
ニコンの場合ZマウントのDX(APS-C)フォーマットを使用してるユーザーが
FX(フルサイズ)に移行してくれれば良いですが、たぶんDXに留まるユーザーが出てきてしまうと思います。
そしてDXの高級機や高級レンズを要求してしまうと思うので、DXでの割り切りが行えないと思うのです。
冗長性の中で、最大にユーザーメリットを享受しようという感じです
その一方でZマウントは大径過ぎてコンパクトなAPS-C機を作れません。
ですからライトユーザーを拾う受け皿がなく、相対的にユーザー層を狭めてしまいます。
もちろん高級機嗜好のユーザーを拾えば良いのですが、その中にDX嗜好のユーザーも抱えることになるので、
Zマウント機=高級機=高利益という図式を成り立たせることが出来ません。
言ってみれば、安い物は安く作り廉価ブランドで、高い物は高く作り高級ブランドで売ることがしにくいわけです。
1インチセンサーが動画のコンシューマー用スタンダードセンサーになりつつあるなか、
やはりニコワンを早々に切り捨てたのが痛いなぁと思います。
ニコワンで動画静止画を含めたマルチな展開を行えば、他社の1インチ高級機なんて淘汰できたのにと。
ニコンのボタンのかけ間違いは、どこかで解消するなり、それで成り立つなりするのでしょうかね?
問題は別にミラーレスへの移行が遅かったことだけではないと思います。
書込番号:23585285
0点

IMAGING RESOUCE SAMPLE ISO1600:共通パラメータACR現像 |
IMAGING RESOUCE SAMPLE ISO3200:共通パラメータACR現像 |
IMAGING RESOUCE SAMPLE ISO6400:共通パラメータACR現像 |
IMAGING RESOUCE SAMPLE ISO12800:共通パラメータACR現像 |
本日ACRが12.4にアップデートしまして、EOS R5/R6に対応しましたので所感をば^^
R5/R6ともに前評判通り撮像素子性能がかなり上がっていて、
新設計のローパスフィルターの性能もあってか、かなりシャープです。
但しローパスレスのようなギラつき感はなく、単純にワンクラス上のレンズを使用したイメージですね。
一応RAW現像もしましたが、R5はISO50ではNR共にゼロでシャープだけで調整すれば良いレベルで、
ある意味でソニーセンサーのようですが、像の緩み(シャープ補正の依存度)は多少少なめというイメージです。
R5の高感度特性については説明が難しくて、ISO12800までは普通の感覚で調整できます。
ISO25600までは高感度だなぁという雰囲気で、ISO51200は高感度、ISO102400は昔の超高感度の感覚です。
但しR5は4500万画素なので、ISO25600なら普通のサイズでは問題ないくらいで、
逆に言うとISO12800くらいまでなら、ここからのリサイズ&レタッチで画質を整えられるのか・・・という^^;
R6は同じ感覚でリサイズ調整が出来ないだけのイメージでISO12800までは普通の感覚で調整できます。
今回R6のISO1600ー12800を、ISO1600で出したパラメーター値で共通ACR現像した画像を貼ります。ので、
(R5)R6の洒落にならない撮像素子性能を感じてみて下さい^^;
個人的な感覚では、動画用途を考えない前提では、
2000万画素で事が足りるのであればRFマウント機はR6から始めるのが最適だと思いました。
まずR6の現在の性能で困らない(充分すぎる)というのが1つと、
さらなる高性能機はPC環境などが整った時点でその時点で高画素機を購入すれば良いからです。
もちろん5Ds系列を使用していた人は、予算が合うならR5にしたほうが移行は楽だと思います。
ただ、この撮像素子性能でAPS-C機(EOS M)が出るならそれで充分という気もするので、
キヤノンの今後の展開を注視して、少し気長に待つべきかなとも思いました。
書込番号:23607566
0点

さて、EOS KISS M2が出たり、Adobe系の2021版が出たりしましたね^^
KISS M2は、ガワまで同じレベルのマイナーチェンジですが、よく考えられたマイチェンのようです。
トピックスは瞳追従AFの強化や、EVFの有機EL(EOS RPと同じ物?)の搭載・縦位置対応、
ライブ配信対応(生配信やリモート用のカメラとして使える)など、実際の使い勝手中心ですね。
まぁ色々言う人もいますが初心者向け廉価機種にどんな性能アップを求めてるんだということで、
デジイチ時代とは、市場の傾向も技術の煮詰まり具合も違うんだからと言う感じでしょうか。
Kissクラスが高性能化の代償で割高になったら、どの層がレンズ交換式カメラに移行するんだというのもありますし。
で、Adobeの画像系アプリは基本的にはCameraRAW13へのアップデートで、調整機能の強化ですね。
RAW現像モジュールなどの(現像)強化はないのが残念です。
Lightroom / Lightroom ClassicなどはCameraRAWまんまなので、基本的にそれだけの変更です。
Photoshopでは「空の置き換え」「ニューラルフィルター」機能などの、
どちらかというと画像加工に近い機能が強化されました。
どちらもAIのAdobe Senseiを利用した機能で、
スマホアプリで可能な機能がPhotoshopでは出来ないのはマズいと思ったかですね(笑)
CameraRAW13での機能追加で有用なのは「カラーグレーディング」機能で、
ハイライト、シャドー、ミッドの3領域ごとにカラートーンの変更が出来るという、
Photoshopのカラー調整を分かり易いUIで搭載した物ですね。
例えば、正面からの強いストロボ光照射域はカラーバランスが正しいのに、
周辺光の影響を受けた暗部は色味が極端に変わってしまってる場合などに有効です。
また明るい部分は色が転んでても良いが、シャドウ部はニュートラルに近い方が好ましい時にも使えます。
まぁ、いずれにしても大きく気持ちを動かすようなネタが少なく、
GO TOと煽られても、年内はアクティブに旅行に行く気にもならないので、
ちょっと写真系の気力は落ち気味です(笑)
もう少し気分的に楽になったらボチボチとですかね^^
書込番号:23748307
0点

Lightroomの2021年6月のアップデートで、、
「スーパー解像度」という機能が追加されまして、
これは縦2倍横2倍面積4倍に、劣化を極力抑えて拡大する機能です。
これはJPEG含めRAW画像に適用できるとのことで、
JPEGだとPhotoshopなどの高画質リサイズ程度の拡大画質ですが、
RAWだとそれを上回る画質で200%の拡大リサイズができます。
サンプル画像をアップしますが、
もちろん元画像よりは劣るものの、侮れない画質です。
そこで「スーパー解像」を適用し出力した画像(5880万画素相当)を縮小して、
2000万画素相当にした画像が3枚目ですが、これだと全く遜色がありません。
試しに「スーパー解像」を適用し出力した画像(5880万画素相当)を70%縮小して、
2940万画素相当にした画像が4枚目ですが、こちらも普通には使えそうです。
これだと多分、しっかり解像された1200万画素クラスのRAWであれば、
2000〜2400万画素相当ならJPEG出力が可能なのでは無いでしょうか?
なかなか恐ろしい時代になってきた物ですね^^;
書込番号:24204862
1点

試しに1200万画素のG15でも試してみました。
1枚目が元画像(1200万画素)
2枚目が「スーパー解像度」適用画像(4800万画素相当)
3枚目が「スーパー解像度」適用後縮小(2000万画素相当)
3枚目が「スーパー解像度」適用後70%縮小(2400万画素相当)
問題は「スーパー解像度」適用にCPUパワーが必要というところですが、
ポイントは、RAW画像は変換されDNG画像になるため、
回転やレンズの歪み補正、トリミングが可能ということです。
これらの変形(トリミング)調整を200%アップのRAW(DNG)で可能なため、
本来の画素数で画像出力した場合には50-70%程度の縮小出力となり、
変形・トリミング時の画像劣化は、ほぼ解消できるということになります。
当方のPC環境が10年選手のため、1枚当たり3-5分程度の処理時間ですが、
最新のPCなら処理速度も速いと思うので、これはかなり実用的かもです。
書込番号:24204949
0点

ふと「スーパー解像度」はリサイズでは無いので、現像時のシャープネス半径は再設定可能
であることに気付きまして。
どういうことかというと、元のRAWで半径1pxのシャープを適用していた場合、
今までは「スーパー解像度」適用後もそのままの設定で弄らずJPEG出力させていましたが、
「スーパー解像度」は、RAWとして縦横2倍の画像データを作成するので、
元のRAWで半径1pxのシャープを適用していた場合、半径2pxのシャープにしなければ同等になりません。
本来RAWに適用するシャープ半径は、ブレなどがない前提でレンズ解像度に依存します。
もちろんレンズの解像よりセンサーの画素解像度が低い時はセンサー解像度に依存しますが。
G10では基本最小値の半径0.5pxを適用しているので、「スーパー解像度」適用後なら1pxになります。
しかし半径0.5pxは設定可能な最小値を使用してるだけなので、サイド最適な半径値を探ったところ、
「スーパー解像度」適用後は、0.7pxの半径値でベストな解像が得られました。
これは元画像RAWであれば半径0.3-0.4pxの適用が最適であったことになります。
今回は行っていませんが、
「スーパー解像度」の縦横2倍の解像度でベストな解像が得られた場合、
その状態で適度なエンハンスもしくはレタッチを行った後に、
元の解像度に縮小して仕上げると、場合によっては元のRAWからJPEGを起こすより画質が上がります。
そこまでして画質をあげないといけないのかという問題もありますが、
倍程度の画素数アップであれば「スーパー解像度」で何とかなってしまいそうです^^;
1-2枚目は単純に元画像出力と「スーパー解像度」最適化後に50%縮小した画像、
3-4枚目はRAWでの回転補正後に同じように出力した2点です。
元画像の若干のモヤが「スーパー解像度」最適化の方はクリアになっています。
回転補正の方は元画像RAWでも回転補正での劣化はほとんど無いということと、
同じように「スーパー解像度」最適化の方はクリアなので、
もっと激しい歪み補正やそれに伴うトリミングが発生した場合は、かなり有効だと思われます。
書込番号:24210156
0点

これはと思いGX7mk3の2000万画素の画像でも似た調整をしてみました。
元画像はシャープ半径0.5pxで、本来ならば「スーパー解像度」適用後は1pxのはずですが、
調整を煮詰めた結果、こちらはさらに半径0.5pxで最適な解像感が得られました。
となると元画像では半径0.2-0.3pxで最適だったということになります。
「スーパー解像度」からの縮小画像はここの掲示板の容量制限に引っかかるため、
元画像、元画像のトリミング、「スーパー解像度」最適化後50%縮小のトリミング、の3枚を貼ります。
2枚目と3枚目を比較してみて下さい。
書込番号:24210218
0点

RAW画像の時点での変形という意味で、
Lightroomの時点で回転(傾き調整)をかけた画像をアップします。
1枚目が元画像のピクセル等倍の2048px四方の切り抜き画像、
2枚目がRAWでの傾き調整最大画像の同等の切り抜き画像です。
これを見て貰うとわかりますが、
「RAWの時点での」傾き調整であれば、画質(=解像)劣化は「ほぼありません」。
これはJPEGには無いRAW調整での利点の内のひとつです。
書込番号:24216039
0点

RAWで140%拡大適用後のJPEGからの2048px等倍 |
RAWから普通にJPEG出力し、139.9%拡大後の2048px等倍 |
RAWを「スーパー解像度」適用後70%縮小しJPEG出力した物の2048px等倍 |
ところが拡大となるとRAWでもというかRAWの方が問題です。
Photoshopなどの高度なレタッチソフトの拡大時の画質はなかなか高く、
普通にRAW現像の中で拡大処理をしても、JPEG出力からの拡大に敵いません。
RAWでの回転や変形などでも、最終的には四角くトリミングする必要があるので、
等倍出力を前提にした場合は、RAWで拡大を行ったのと同じ事になります。
縮小出力をした場合には画質劣化分は差分でキャンセルされるので、
Facebookなどリサイズ表示が前提の場所へのアップなら問題は出にくいですが。
これを補えるのが「スーパー解像度」適用です。
1枚目はRAWで140%拡大を行った画像のJPEGからの等倍2048px四方切り抜きです。
2枚目はRAWから普通にJPEG出力し、139.9%拡大し同じように切り抜いた画像です。
139.9%という中途半端な(Photoshopでの)拡大は実際のサイズを揃えるために行っています。
3枚目はRAWを「スーパー解像度」適用後70%縮小しJPEG出力し、同じように切り抜いた画像です。
140%拡大すると画素数が2倍になるので、通常のトリミングの常識的最大値として設定しました。
見比べてみると判りますが、1枚目と2枚目とでは、明らかに2枚目の方がクリアです。
これを前提にすると、大きなトリミング率の場合は、JPEG(なりPSDなりTIFFなり)出力後に、
Photoshopなどを使って切り抜いてから元サイズに拡大調整した方が良いことになります。
ところが2枚目と3枚目とだと、あからさまに3枚目の画質(=解像)の方が良いです。
「スーパー解像度」適用は縦横2倍(画素数だと4倍)のRAW画像になり、
その時点で最適なRAW現像パラメーター(主にシャープ半径と輝度NR)に設定可能で,
50%の元サイズ出力時も当然ですが、70%の本来なら140%の拡大時でも元画質の維持が可能です。
あくまでこれは、トリミングや変形後に元サイズの出力が必要な場合の時であって、
WebなどでHD1080程度のサイズで良いのであれば「スーパー解像度」を利用しなくても良いです。
ただ、HD1080程度のサイズで「スーパー解像度」を使えば、かなりのトリミングも可能になります。
もちろんこれはきちんと解像させた元の画像(写真)が撮れている前提ではありますが、
「スーパー解像度」適用出力後、Photoshopなどで色々エンハンスしてから、
縮小してシャープに仕上げる手もあるので、応用の範囲は広いと思います。
書込番号:24216067
0点

今さらこのスレを観てる人もいないと思いますが(笑)
「ON1 NoNoise AI 2022」というAI学習(機械学習)によるノイズ除去アプリを使用する機会がありまして、
UIはどうかと思う物のノイズ除去性のは抜群だったのでしょう会したいと思います。
つい最近「Topaz DeNoise AI」も試してなかなかの性能だったのですが、
「ON1 NoNoise AI 2022」はPhotoshop/Lightroomのプラグインとしても使えるのと、
RAWデータからの処理も「ON1 NoNoise AI 2022」は安定してるのでお薦めできます。
まずはG10などの旧機種で諦めていたISO800/1600などの画像の処理をチェックしてみて下さい。
元画像もAdobe Camera RAW現像でかなりのリカバリーがされてる画像ですが、
「ON1 NoNoise AI 2022」で処理した画像は、どうしても残る斑点状のノイズが消え、
さらに高度なシャープエンハンス処理で、潰れ気味なディテールも再度きちんと分離しています。
色調が浅めになっているのは、カラープロファイルの設定であるのか、処理した結果なのか判りませんが、
色調のレタッチでリカバーできる範囲の変化に思えます。
当方の10年前のPC(しかもオンボードGPU)では処理に時間がかかりますが、
機械学習処理を考慮した最近の機種であれば問題無いと思います。
大体(現在では)、撮影した全ての画像を処理するというよりは、仕上げる写真を処理することになると思うので、
多少時間がかかっても問題ないのかなと言うイメージですね。
書込番号:24407201
0点

「Topaz DeNoise AI」の時も感じたのですが、
これらのAIノイズ除去アプリは画質の良い低ISO画像でも存分に効果を発揮します。
確かに低ISO画像でもACRなどでの現像時は、ノイズ処理とディテールのバランスには気を遣います。
結果的にある程度妥協というとおかしいですが、現像を追い込んだとしても落とし所は存在します。
僕がよくサンプルに使うこの画像も、ACRではかなり追い込んであって、RAW現像の限界に近いです。
けれども「ON1 NoNoise AI 2022」は、それを軽く凌駕してきます^^;
「Topaz DeNoise AI」ではマスト感のワイヤーを自然に見せるシャープレベルの調整が大変でしたが、
「ON1 NoNoise AI 2022」ではその部分に特に注意を払うことなく、全体の調整で済みます。
これはG10のような旧機種だけで履く、最新の機種も含めて「使える」アプリだと感じました。
書込番号:24407220
0点

なぜか「ON1 NoNoise AI 2022」から書き出したJPEGだけ、オリジナルが表示されないようなので、
1度Photoshopで開いて保存し直した画像を再アップします。
書込番号:24407227
0点

こちらも「ON1 NoNoise AI 2022」から書き出したJPEGだけ、オリジナルが表示されないようなので、
1度Photoshopで開いて保存し直した画像を再アップします。
書込番号:24407231
0点


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