CPUクーラー > Thermalright > Ultra-120 eXtreme
“Thermalright Ultra-120 eXtreme”を“ASUSTek P5B-V”に組み付け、“Antec Nine Hundred”に搭載しました。
これまで、“Scythe ANDY SAMURAI MASTER SCASM-1000”を使用していたのですが、Nine HundredにはCPU冷却用のパッシブ・ダクトがないため、ANDYに38o厚12cmファンを取り付けると、ファンの吸気面とサイドパネルの間隙が十数ミリしか取れなくなります。
その結果、冷却流がスムーズにANDYへ吸入されず、ANDYの本来の性能が発揮されない感じです。そこで、パッシブ・ダクトが不要なサイドフロー型のCPUクーラー“Thermalright Ultra-120 eXtreme”へ交換することにしたものです。
交換の結果、圧倒的な冷却性能が得られました。
以下、順を追って説明します。
1.M/Bへの装着
冷却流がメモリー側から排気用リアファン側へ流れるようにヒートシンクの方向を設定し、付属のLGA775用バックプレートとリテンション・モジュールでマザーボードP5B-Vへ組み付けました。
下側のヒートパイプの内、一番外側のパイプがノースブリッジのヒートシンクに危うく干渉しそうになりますが、1o〜2oの間隙でぎりぎり衝突せずに組み付けることができました。
上側のヒートパイプの根元もマザーボード上のコンデンサーと干渉しそうになりますが、こちらも数ミリの間隙で多少余裕で組み付けることができました。
メモリーなどとの干渉もまったくありません。かなりの余裕があります。
バックプレートとリテンション・モジュールはスプリング付きのリテンション・ボルトで、マザーボードとUltra-120 eXtremeのコアプレートを挟み込んで締め付けるわけですが、ボルトを最後までねじ込んだ状態でも、コアプレートが簡単に回転します。サーマルグリスが潤滑剤の役目を果たしている感じです。
よくレビュー誌に傾いて取り付けられているUltra-120 eXtremeの写真が見受けられるのはこのためなんだな〜と納得してしまいました。
2.ケースNine Hundredへの装着
Nine Hundredへの取り付けもまったく問題なく余裕で行えました。
3.ヒートスプレッダーへの装着
Ultra-120 eXtremeをCPU(Intel Core 2 Duo E6600)へ装着する際には、「親和産業」のシリコン銀グリス“SS-AGGREASE”(熱伝導率9.0W/m・K)をヒートスプレッダーへ塗布ししました。
このシリコン銀グリスは熱伝導率が高いにもかかわらず、粘度が低く伸びやすいため、非常に塗りやすいと感じています。
4.CPU冷却ファンの装着
Ultra-120 eXtremeには冷却用ファンが添付されてきませんが、付属のワイヤー・クリップを使うと、リブ無しの12pファンを取り付けることができます。
25o厚ファンでも38o厚ファンでも可能です。
ここでは、XINRUILIANの38o厚12pファンを装着しました。具体的なスペックは以下の通りです。
XINRUILIAN X-FAN RDL1238SBK-PWM:
800〜2,000rpm、Max2.68m3/min(94.6CFM)、max29.3dB
5.動作結果
未だグリスのエージングが終わっていませんが、概略の結果は次の通りです。
・室温:28℃
・ケース状態:サイドパネルを開放
・温度測定ツール:SpeedFan 4.32
・CPU・M/B温度:
- アイドル時:CPU36℃、M/B温度:35℃(E6600:1.6GHz)
- 100%負荷時:CPU48℃、M/B温度:36℃(E6600:2.4GHz)
・CPUファン速度:マザーボードのQ-Fan(Optimal設定)で制御
- アイドル時:約1710rpm(E6600:1.6GHz)
- 100%負荷時:約1720rpm(E6600:2.4GHz)
注)「100%負荷」は、Tripcode Explorer 1.25で実現。SpeedFanの“CPU Usage”で両Coreとも100%負荷を確認。
<システム>
1. CPU:E6600(B2)[定格2.4GHz、電圧Auto設定]
2. M/B:ASUSTek P5B-V (BIOS:0903)
3. Memory:3GB(512MB×2+1GB×2)(CFD ELIXIR DDR2-800[PC6400]、5-5-5-15、電圧Auto設定)
4. HDD:HDT725032VLA360(SATAT 320GB)×2
5. VDD:MATSHITA DVD-RAM SW-9583S、HL-DT-ST DVDRAM GSA-4160B
6. TVcapture:I-O DATA GV-MVP/GX2、I-O DATA GV-MVP/GX2W
7. Power:MACRON PSH750S-D(750W、12cmFAN)
8. CASE:Antec Nine Hundred(Front-12cm×2[1200rpm]、Rea-12cm[1200rpm]、Top-20cm[400rpm])
10. OS:Windows XP Pro. SP2
≪結果の分析≫
圧倒的な冷却性能です。
これまで色々なCPUクーラーを使用してきましたが、Ultra-120 eXtremeはダントツの冷却性能を示してくれました。
ちなみに、最近使用したCPUクーラーの冷却性能を比較してみます。
いずれも、室温を25℃に読み替えてあります。
《Retail Cooler》
・室温:25℃(換算)
・CPU・M/B温度:
- アイドル時:CPU48℃、M/B43℃(E6600:1.6GHz)
- 100%負荷時:CPU64℃、M/B43℃(E6600:2.4GHz)
《SI-128》
・室温:25℃
・CPU・M/B温度:
- アイドル時:CPU40℃、M/B39℃(E6600:1.6GHz)
- 100%負荷時:CPU57℃、M/B39℃(E6600:2.4GHz)
《ANDY SAMURAI MASTER》
・室温:25℃(換算)
・CPU・M/B温度:
- アイドル時:CPU35℃、M/B31℃(E4400:1.2GHz)
- 100%負荷時:CPU56℃、M/B31℃(E4400:2.0GHz)
《Ultra-120 eXtreme》
・室温:25℃(換算)
・CPU・M/B温度:
- アイドル時:CPU33℃、M/B32℃(E6600:1.2GHz)
- 100%負荷時:CPU45℃、M/B33℃(E6600:2.0GHz)
これらを比較すると、Ultra-120 eXtremeがダントツの冷却性能を誇っていることが分かります。
ただ、トップフローのANDYと比べると、わずかですが、M/Bの冷却性能が落ちます。
Ultra-120 eXtremeはサイドフローですので、やむを得ないものと思いますが、これも圧倒的なCPU冷却性能の前では取るに足りないことと思われます。
改めて、サイドフローCPUクーラーの凄さを思い知らされました。
これで、しばらくはCPUクーラーで悩まずに済みそうです。
書込番号:6487195
5点
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