Technics EAH-T700
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| 内容・タイトル | ナイスクチコミ数 | 返信数 | 最終投稿日時 |
|---|---|---|---|
| 11 | 0 | 2020年9月27日 00:13 | |
| 6 | 1 | 2020年6月8日 20:04 |
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イヤホン・ヘッドホン > パナソニック > Technics EAH-T700
このヘッドホンの最初のレビューで、汗で濡れたイヤパッドを除菌ティッシュで拭いたらパッドの表面が変色してしまった失敗談を書きました。ただのウエットティッシュ容器の中身を、このご時世なので、詰め替え用のアルコールタイプの除菌ティッシュに交換していたのを忘れていたのでした。以来、パッド表面のレザー部分がモロモロになってポロポロとはげ落ち、その状態は無残で、見ているだけで悲しくなるほどでした。
やっちまった!と、つくづく後悔しました。そんな愚かなことするのはお前だけだと言われそうですが、EAH-T700のイヤパッドに除菌ティッシュは厳禁です。
Technicsの純正イヤパッドは、左右合わせて交換するとちょっとしたイヤホン、ヘッドホンが買えるお値段になるので、まあ使えないこともないかと交換するのを躊躇していましたが、思い切って某イヤホン店にネットで注文してみました。「お取り寄せ、納期未定」とのことだったのでいつ届くかも分からず、また、もう入手できないかもと半分あきらめていました。
ところが、交換用イヤパッドは一週間ほどで届きました。
届いたイヤパッドは、左右別々に小さな白い箱に入っていて、おもしろかったのは、その箱の形が、Rは正方形、Lは長方形の箱と、形状がそれぞれ異なる箱に入っていたことでした。倉庫から出して出荷するとき、左右間違えないようにという配慮からでしょうか。とにかく、箱から出して早速交換したら、まるでヘッドホンが新品に生まれ変わったようで、正直うれしかったです。
いずれにしても、長く使いたいヘッドホンであればあるほど、イヤパッドのような消耗品は、交換部品がいつでもちゃんと入手できることが、とても大切なことではないかと思いました。
11点
イヤホン・ヘッドホン > パナソニック > Technics EAH-T700
失礼します。レビューに再レビューの後半をうまくアップできないので、こちらにお邪魔します。
3、「A LONG VACATION」大滝詠一
(35DH-1 CBS-SONY盤)
(SRCL-8000 30th Edition盤)
このアルバムは、音を後から後から重ねていった分厚い録音のように思えますが、実際は多人数のミュージシャンによるオーケストラのような一発録り要素の強いレコーディングで制作されていて、打ち込みもほぼ使用されていません。それは30th Edition盤のDisc2最後に収録されている「君は天然色(オリジナル・トラック)」で分かります。後から所々に細かい装飾音も加えていて、楽器の音がある程度分離して聴こえるか否か、ヘッドホンの解像度を知るうえでも興味深い録音です。分離の良くないヘッドホンで聴くと、音が団子になって聴こえます。EAH-T700では、ある程度音が分離し、細かい装飾音も聴こえてきます。
「君は天然色」冒頭の最初の「ポ〜ン」というチューニングのピアノのAの音(440Hzではなく若干ピッチを上げた442Hzの音)や、その後のドラムスティックを叩いてタイミングを合わせる音、それらの音を聴き比べるだけでもヘッドホンの音色の違いが分かります。異なるヘッドホンで一度聴き比べてみてください。EAH-T700では、ピアノは原音に近い音色、ドラムスティックを叩く音もカツンカツンと響きのあるいい音がします。
1982年10月、世界初のCDリリース時に、日本のポピュラー系CD第一号として発売されたのが35DH-1盤で、発売当初からポピュラー系CDはクラッシックより¥300安い\3,500でした。デジタル録音ではなくアナログの過去の名盤復刻という要素が強かったからだと言われています(ホンマかいな?)。しかし、大滝詠一は「CDは何でこんなに音が悪いんだ」と短期間にCDのマスターリングをプレス毎にこっそり3回行っていて、なので35DH-1盤は3種類存在します。その後も1989、2001、2011年とリマスタリングを繰り返していて、大滝詠一自身は語っていないですが、もしかしたらこっそりプレス毎にマスターリングを変えているんじゃないかと疑ってしまいます(単なる妄想です)。なので、リマスターのたびに買ってしまいます。1989年のリマスター盤(27DH-5300)だけ、10曲目の「さらばシベリア鉄道」がカットされ全9曲となっています。理由は分かりません。
4、「Waltz for Debby【完全版】」ビル・エバンス・トリオ
(UCCO-4064国内盤SHM-CD)
(3RCD-4443-2 輸入盤3CDボックスセット)
言わずと知れたジャズの名盤です。これも録音は1961年と古い初期のステレオ録音ですが、音がとてもリアルで良い録音だと思います。L側にウッドベース、R側にピアノ、中央にドラムと、くっきり分かれていて、スピーカーで聴くとまるで目の前で演奏しているかのようなリアルさがあります。ただ、EAH-T700、というかヘッドホンではどうしても頭内定位になるので、音が左右にくっきり分かれているのが少し不自然で、スピーカーに比べたら音場感はイマイチと感じます。でもEAH-T700には楽器の音のリアリティーはあります。
ベースの音は控えめになりますが、変にイコライザーをいじらないでボリュームを上げればEAH-T700ではベースの音にも迫力が出て、かえってベースが引き締まった音になり良い感じです。ボリュームを上げ過ぎるとピアノの音がうるさくなります。この録音はEAH-T700でも合うと思います。
このアルバムは、アナログ・レコード時代にも「THE COMPLETE VILLAGE VANGUARD RECORDINGS,1961」としてボックスセットで出たもののCD化です。「Waltz for Debby【完全版】」というこのタイトルは国内盤のみのタイトルで、同名の1枚物の「Waltz for Debby」とは収録内容が異なります。1961年6月25日、5回にわたって行われたライブセッションを、演奏の合間もカットせずに全部、録音されたマスターテープをそのまま流しっ放しでCD3枚に収録しているものです。ジャケットのデザインは、輸入盤の3RCD-4443-2ボックスセットの方がオリジナルで、アナログ時代のボックスセットのデザインに忠実です。
最後に蛇足ですが、ストリーミングサービスを使い、ノイズキャンセルの完全ワイヤレス・イヤホンで、データ化されたHi-Res音源だけを聴き流すのもいいけれど、CDジャケットやブックレット、録音データやミュージシャンのクレジットを眺めながら、こうして重くて大きいオーバーヘッド型のヘッドホンを頭に乗せ、ケーブルをアンプに繋いでじっと落ち着いて音楽に没頭するのも、日々の忙しさについ流されてしまいがちな現代には必要なことではないかなと思うこのごろです。
(アナログ・レコードからコンパクト・ディスク、CDに変わるときにも似たようなことを思ったような…気のせいか?)
5点
もうひとつ追加です。
5、「彼女の隣人」佐野元春
(ESDB-3345 8cmシングルCD盤)
(MHCL-836-7「シングル・コレクション」盤)
ヘッドホンを愛用されている方々には、きっとそれぞれに、それなりのきっかけや事情がおありになるのではないかと思います。実は、自分にとって今のようにヘッドホンにハマる契機となったのがこの曲でした。それを外すわけにはいかないので、EAH-T700レビューの最後にもうひとつ、この曲をEAH-T700で聴いたときの感想を追加させてください。
家では基本的にオーバーヘッド型ヘッドホンを使用しますが、外出するときや、イヤーパッドで耳が蒸れるような夏の暑い日には、現在でもXBA-N3をバランス接続で愛用しています。あるとき、その当時愛用していたウォークマン付属のノイズキャンセル・イヤホンが断線して使えなくなってしまいました。付属イヤホンも結構優秀で、同型のものが別売りもされていたのですが、たまたま型落ちして値下げされた、より高級なイヤホンを見つけたので、そのイヤホンに買い替えたことがあります。ノイズキャンセル機能も付いておらず、今では型番も忘れてしまいましたが、結構優秀なイヤホンでした。そのイヤホンに買い替えて最初に聴いたのがこの曲です。
この曲は、非常に低い低音のパーカッションのリズムから始まるのですが、新しいイヤホンに買い替えたら、今までよりも鼓膜をドンドンと強く刺激するその低音の響きに、やはり高価なイヤホンは違うなあ、などと自己満足したものです。
しかし、何よりもっと驚いたのは、よぉく耳を澄ますと、その低音のリズムの奥の方から、何やら聴いたことのない「ピチャ・ピチャ」というような高音の装飾音が聴こえてきたことです。この曲は、それまで何度も何度も繰り返し聴いてきたのに、そんな音が入っているのを聴くのは初めてでした。以来、その音がどれだけきちんと聴こえるか、それがヘッドホンの解像度を知るための一つの指標となり、ヘッドホンにハマるきっかけともなりました。
この8cmシングルCD盤の「彼女の隣人」は、「The Circle」というアルバムの先行シングルとして発売されました。しかし、実はアルバムに収録されたものとはミックスが異なり、アルバム収録バージョンでは、この装飾音がシングル・バージョンよりも更に小さくなっていて聴き取り難いです。解像度の低い機種では、全く聞こえないか、またはそれを強く意識して聴かないと聴き分けることができないと思います。
当然8cmシングルCD盤は今では廃番となっていますが、このシングル・バージョンは2006年に出た「シングル・コレクション」に収録されました。まだ入手可能だと思うので、興味のある方はご自分のヘッドホンで是非一度聴いてみてください。また、機会があればアルバム・バージョンでも試してみてください。
今回も、EAH-T700のCDの音の解像度を比較するのに、その音が一つの指標となりました。EAH-T700では、その「ピチャ・ピチャ」という音以外にも、歌が始まってからも奥の方で他の複数のパーカッションの音が鳴っていることがよく分かります。また、アルバム・バージョンでも、かすかに聴きとることができます。したがって、EAH-T700の解像度はかなり高いと思います。
書込番号:23456222
1点
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