軽EV
日産サクラ、ホンダN-ONE e:、BYDラッコなどや
新たにeスカイ
軽EVの実航続距離について、以前から気になっていることがあります。
それは、販売台数もオーナー数も多い国産軽EVで、WLTC航続距離を超えた長距離実走レポートがなかなか見つからないことです。
一方、発売から間もないBYDラッコでは、複数のWLTC超え実走記録が報告されています。
この違いは、単なる偶然なのでしょうか?
■ 各車のWLTC航続距離
* 日産サクラ:180km
* ホンダ N-ONE e::295km
* スズキ e SKY:310km
* BYD RACCO 300:320km
■ RACCO 300の実走記録
エアコンONでの実走報告では、
�@ ネイティヴ氏
385km走行、残SOC3%(WLTC比120.3%)
1名乗車
�A 井元康一郎氏
341.6km走行、残SOC3%(WLTC比106.8%)
3名乗車
�B BYD久留米
320.1km走行、残SOC8%(WLTC比100.03%)
2名乗車
という結果が報告されています。
特に�@は、WLTC320kmに対して実走385km。
実際にカタログ航続距離の120.3%を走行し、なおSOC3%を残しています。
しかもエアコンONという、実際の利用に近い条件です。
もちろん、これらは条件の異なる個別の走行報告であり、RACCO全車の平均的な性能を示すものではありません。
それでも、販売開始から短期間で、このような実走行記録が報告されていることは興味深いところです。
では、なぜ国産軽EVでは、同様の記録が目立たないのでしょうか?
いくつか仮説を立てて考察してみます。
■ 仮説�@ 日本WLTCと中国CLTC-Pの違い
中国ではCLTC-Pという走行試験基準が使われています。
日本WLTCと比較すると、走行速度や低中速走行の配分に違いがあります。
* 日本WLTC:平均速度約36.6km/h
* 中国CLTC-P:平均速度約29.0km/h
CLTC-Pは低中速域の走行比率が比較的大きく、一般にEVの航続距離が長く算出されやすい試験条件です。
ここで注目したいのが、RACCOの開発体制です。
RACCOは日本市場専用車ですが、開発チームは中国BYDのエンジニアが中心で、車両開発も中国で行われています。
中国で長年培ってきたモーター、インバーター、バッテリー制御などのEV技術が、日本向けRACCOにも活用されていると考えられます。
仮に、中国CLTC-Pのような低中速領域を重視して培われた高効率制御技術が反映されていれば、日本の一般道でWLTC総合値を超えやすい車両特性につながる可能性があります。
もちろん、RACCOがCLTC-Pでの最大値を目指して開発されたという証拠はありません。
日本市場の道路事情を調査したうえで、独自に最適化された可能性もあります。
中国で開発されたという事実と、CLTC-Pに最適化されたという仮説は分けて考える必要があります。
■ 仮説�A カタログ電費と実走電費の違い
各車のWLTC総合電費と郊外モード電費を比較すると、
車種総合郊外
サクラ124113
N-ONE e:10596
e SKY9788
RACCO 300124110
単位:Wh/km
実は国産軽EVも、郊外モードでは総合電費より約9〜10%低い消費電力量を示しています。
この郊外電費を維持でき、充電効率などが同じと仮定して航続距離を計算すると、
* サクラ:約198km(WLTC比110%)
* N-ONE e::約323km(109%)
* e SKY:約342km(110%)
* RACCO 300:約361km(113%)
となります。
計算式は、
WLTC航続距離 × 総合電費 ÷ 郊外電費
です。
これはカタログのモード別交流電費から求めた理論換算であり、実際にその距離を走破できることを保証するものではありません。
しかし、ここが興味深いところです。
カタログ上の電費特性だけを見ると、国産軽EVにもWLTC航続距離を10%程度超える余地があるのです。
ならば、実際の長距離走行でも、同様の超過記録がもっと見られてよいのではないでしょうか?
なぜ、RACCOでは実走行による成功例が報告され、国産軽EVでは同じような記録をなかなか確認できないのでしょうか?
■ 仮説�B オーナーは途中経過で結果を予測できる?
ここは私が特に注目している点です。
満充電から走行してSOCが50%になった時点で、WLTC航続距離の半分を大きく下回っていた場合。
その後も同じような電費で走るなら、カタログ航続距離に届かない可能性が高いと予測できます。
逆に、SOC50%の時点でカタログ値の半分以上を走っていれば、最後まで検証してみたくなるかもしれません。
もちろんSOCの減少と走行距離が完全に比例するわけではありません。
実際にはSOCの前半と後半で1%当たりの走行距離が異なる場合もあります。
それでも、日常的にEVを運転していれば、自分の車が満充電からどの程度走れるのか、おおよその感覚はつかめるでしょう。
カタログ航続距離に届きそうもないと分かっていれば、あえてSOC10%以下まで走行して検証しようという動機も小さくなるのでは?
ただし、これはオーナーの心理についての仮説です。
もう一つ、考慮したいことがあります。
サクラやN-ONE e:の購入者には、初めてEVを購入した方だけでなく、日産リーフからの乗り換えや、リーフなどのEVを所有しながら2台目として軽EVを購入した方もいるはずです。
つまり、電費やSOCの特性を理解し、長距離走行や充電経験を持つオーナーも一定数いると考えられます。
EV経験者なら、実走行でWLTC航続距離に届くかどうかにも関心があって不思議ではありません。
一方、EV経験者だからといって航続距離の限界に挑戦するとは限りません。
軽EVを短距離用のセカンドカーとして使い、長距離移動には別の車を利用している可能性もあります。
しかし、そうした使い方の違いだけで説明できるのでしょうか?
販売台数が多く、EV経験者も含まれる国産軽EVで、WLTC超えの実走行記録がなかなか見つからない理由は何なのでしょう?
車両の実力なのか、使われ方の違いなのか、それとも検証結果が公開されていないだけなのか。
興味深いところです。
続く
書込番号:26576913 スマートフォンサイトからの書き込み
0点
続き
■ 実走検証で重要な条件
私は、区間電費からの推定航続距離ではなく、実際にどれだけ走れたかという記録を重視しています。
具体的には、
�@ SOC100%付近から無充電で走行
�A 可能なら実走行でWLTCカタログ航続距離を超えること
�B 超えられない場合でも、できればSOC10%以下まで走行した記録
�C 実際の走行距離と出発・終了SOCを確認
�D エアコン使用・乗員数・平均速度・道路条件を明示
�E WLTC航続距離との達成率を比較
という条件です。
SOC10%以下まで走行しなければ、すべてのデータに価値がないという意味ではありません。
しかし、満充電付近からバッテリーの大部分を使用した実走記録であれば、短い区間の電費から全航続距離を推定する方法より、推定に依存する部分を小さくできます。
SOC50%時点での単純な2倍換算や、短い区間の電費から求めた航続距離と、実際に走り切った距離は別物です。
可能なら実走行でWLTCカタログ航続距離超え。届かない場合でも、最低限の比較基準としてSOC10%以下まで走行した記録が望ましいのではないでしょうか?
もちろん、立ち往生する危険を冒してまで低SOCを目指す必要はありません。安全に走行・充電できる条件での検証が前提です。
■ 最後に、日本メーカーのEV開発力について
BYD RACCOでは、エアコンONでWLTC320kmを20%以上超える実走記録が報告されています。
一方、販売台数の多いサクラや、国産のN-ONE e:では、同等条件でWLTC航続距離を超えた実走行記録を、私はまだ確認できていません。
もちろん、記録を確認できていないことと、車両にその性能がないことは別問題です。
しかし、カタログ上では国産軽EVにもWLTC超えの余地があるのに、実走行での成功例が見つかりにくいという点は気になります。
これは、オーナーの使用環境や検証意欲の違いなのでしょうか?
それとも、車両開発の考え方、駆動系や電力制御技術、試験条件と実際の走行環境との適合性に違いがあるのでしょうか?
そして、もう一つ興味深い疑問があります。
以前からEVについて、
「EVなんて誰でも作れる」
「日本メーカーが本気を出せば、アジアの国のEVなど霞んでしまう」
という趣旨の意見を見かけます。
果たして、それはリアルなのでしょうか?
国産軽EVにも優れた部分は多くあると思います。
しかし、少なくとも電費や実航続距離という性能については、メーカーの国籍やブランドイメージではなく、実測データに基づいて評価することが重要ではないでしょうか?
日本メーカーの技術力が優れているというのであれば、具体的な車両性能で示すことができるはずです。
逆に、中国メーカーのEVが電費や航続距離で優位性を持つと評価する場合も、同じ条件での検証が必要でしょう。
もちろん、航続距離だけでEVの総合性能を決められるわけではありません。
安全性、耐久性、充電性能、価格、使い勝手なども重要です。
それでも、実航続距離は数値で比較・検証しやすい性能の一つです。
販売台数が多く、リーフからの乗り換えやEVの複数台所有者もいると考えられる国産軽EVで、なぜWLTC航続距離超えの実走記録が見つかりにくいのか?
そして、
「日本メーカーが本気を出せば中国メーカーのEVなど霞む」という評価は、実際の車両性能に裏付けられた現実なのでしょうか?
なかなか興味深い検証テーマだと思います。
サクラやN-ONE e:で、SOC100%付近から無充電で走行し、WLTC航続距離を超えた記録をご存じの方はいませんか?
カタログ超えの成功例だけでなく、SOC10%以下まで走った未達
書込番号:26576915 スマートフォンサイトからの書き込み
0点
私も自身でもラッコ200を1泊2日
で乗ってみて家内と二人でエアコン適宜活用で
カタログ走行距離210kmに対して
SOC11%(28km)でカタログ走行距離210km
SOC5%(直前11km)で223.8km
が10月上旬に達成できました。
書込番号:26576927 スマートフォンサイトからの書き込み
0点
そんなことを喧伝しても販売に繋がらない(成熟した日本のユーザーは乗り方次第だと分かっている)からでは?
ユーザー自身も投稿してもなんの得もないので、そんなのがわんさか出てくるのは金もらって書かせているメーカーだけでは?
書込番号:26576936 スマートフォンサイトからの書き込み
13点
訂正
誤:>金もらって書かせているメーカー
正:金「払って」書かせているメーカー
書込番号:26576939 スマートフォンサイトからの書き込み
7点
WLTC航続距離を超える燃費?
そんなの坂のない空いている高速道路を、時速80km程度で走り続けたら、どんな車でも達成しますよ。
書込番号:26576945
8点
外気温に左右されるので意味ないと思わないか?
そんなに一瞬のきらめきがほしいのか?
書込番号:26576951
4点
>サクラやN-ONE e:で、SOC100%付近から無充電で走行し、WLTC航続距離を超えた記録をご存じの方はいませんか?
以前にどこかで見た記憶があるので探しましたが、もう3年以上前の記事ですけど国沢さんが実際にサクラで186Km(2%残し)走られています。
外気温一桁の頃みたいなので、条件が良ければもっといけたかもしれませんね。
国沢光宏氏ブログ
寒い日、SAKURAでWLTC航続距離180kmを試してみました〜! 挑戦を待ちます!
https://kunisawa.net/car/car_latest-information/%E5%AF%92%E3%81%84%E6%97%A5%E3%80%81sakura%E3%81%A7wltc%E8%88%AA%E7%B6%9A%E8%B7%9D%E9%9B%A2180km%E3%82%92%E8%A9%A6%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%EF%BD%9E/
書込番号:26577094
3点
>コピスタスフグさん
>RGM079さん
>のり太郎 Jrさん
皆さん
せっかくコメントなら自身の
お気持ち表明ではなく、実走データでお願いします。
RACCO 300では、
�@ 385km走行、残SOC3%
WLTC320km比120.3%
�A 341.6km走行、残SOC3%
WLTC320km比106.8%
�B 320.1km走行、残SOC8%
WLTC320km比100.03%
いずれもエアコンONでの実走報告です。
私自身もRACCO 200を妻と2名乗車、1泊2日、エアコンを適宜使用して検証しました。
WLTC210kmに対して、
SOC11%で210km到達。
SOC5%で実走223.8km到達。
つまりWLTC比106.6%を実際に走り、SOC5%を残しています。
残り表示11kmを加えれば234.8km相当ですが、これは推定値なので実走223.8kmとは区別します。
さて、
「80km/hならどんな車でも達成する」
というのであれば、ぜひ該当軽EV?の車種の実測データをお願いします。
外気温に左右されるのも当然です。
だからこそ外気温は、エアコン、乗員数、走行条件、はWLTCに近い条件が望ましいしSOCを明示して比較するのです。
販売台数や宣伝効果を論じるスレッドでもありません。
私が求めているのは、国産軽EVのWLTC航続距離に対する実走性能です。
可能ならカタログ超え。届かない場合でもSOC100%付近から10%以下までの無充電実走記録。
サクラやN-ONE e:で同様の記録があるなら、ぜひ提示してください。
成功例でも未達例でも歓迎します。
印象論より実測値。
それが今回の考察スレッドの趣旨です。
書込番号:26577095 スマートフォンサイトからの書き込み
0点
>実走データでお願いします。
だから、金をもらっている人以外それを出すメリットはないので。それか余程の暇人か。
書込番号:26577099 スマートフォンサイトからの書き込み
3点
「自動車(本体)」の新着クチコミ
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