以前に2026年4月28日、所有するBYD ドルフィン LRで、WLTCカタログ航続距離476kmを超える実走記録を投稿しました。
当時の結果は、
・実走行距離:480km
・終了時SOC:3%
・残航続距離表示:16km
・実走+残表示:496km相当
・平均車速:約48km/h
でした。
ところが、「平均速度が速いから、その距離を走れたのでは?」というご指摘がありました。
なるほど。
では、平均速度をもっと落としても、カタログ航続距離を走れるのでしょうか?
ということで、今回は条件を変えて再検証してみました。
■ 今回の検証条件
車両:BYD DOLPHIN Long Range
WLTC航続距離:476km
車両走行距離:約7.4万km
バッテリーSOH:92%(OBD計算値)
今回は1日で走り切るのではなく、3日間に分けて検証。
・SOC100%から走行開始
・高速道路は使用しない0%
・流れのよいバイパスをあえて避ける
代わりに
・市街地に入り込こんだ道を走行
・朝から夕方を中心に走り、深夜走行なし
・エアコンは必要に応じて使用(使用少なめ)
乗車人数は、
1日目:1名
2日目:2名乗車が約8割、3名乗車が約2割
3日目:1名
つまり、全行程を1名で走ったわけでもありません。
■ 実走結果(添付写真�@�A�F)
・実走行距離:476.2km
・終了時SOC:1%
・残航続距離表示:6km
・実走+残表示:482.2km相当
・平均車速:33km/h(車両表示)
・総運転時間:約14.1時間
・最終ODO:74,069.7km
WLTC476kmに対し、実走476.2km。
SOC1.2%残り6km分まだ走れた
476.2+6=482.2km
今回もカタログ航続距離に到達しました。
しかも残SOCは1.2%です。
写真�@の開始時SOC100%・ODO73,593km(整数表示)、写真�Aの途中経過、写真�Fの最終ODO74,069.7kmとTRIP A476.2kmを照合することで、走行距離の整合性も確認できます。
※ODO開始時は整数表示です。途中の小数表示と照合することで、TRIP Aとの整合性を確認しています。
■ SOC10%以下も1%単位で記録(添付写真�B〜�F)
今回は低SOC領域の変化も確認するため、SOCの表示がOBD側で切り替わるタイミングを狙って撮影しました。
撮影のタイミングもSOC切り替わりからおおむね0.4km以内に収めるようにしています。
そして、各SOC間の走行距離を引き算すると、
・10→9%:4.5km
・9→8%:4.8km
・8→7%:5.1km
・7→6%:5.6km
・6→5%:4.7km
・5→4%:3.6km
・4→3%:6.1km
・3→2%:3.6km
・2→1%:4.0km
合計42.0km、平均4.67km/SOC1ポイントです。
この走行距離差を折れ線にしたのが添付グラフ�Gです。
各区間で距離に違いが生じる要因としては、特に道路の高低差、勾配による位置エネルギーの変化、回生などが考えられます。
SOC表示が1%変化したからといって、必ず同じ距離を走れるわけではありません。
■ SOC100%から1%までの実走と予測(添付グラフ�H)
SOC100%から1%までの実走累計距離と、各時点の「実走+残航続表示」を同じグラフにしました。
・開始時SOC100%:残航続493km
・終了時SOC1%:実走476.2km、残6km
・終了時の予測総距離:482.2km
実際に走った距離と、車両が表示する残航続予測は区別しています。
なお、撮影点と撮影点の間は線で結んでおり、未撮影のSOCに架空の測定値を加えたものではありません。
■ 3年経過したバッテリーの状態(添付写真�E�F)
OBDによる確認結果は、
・工場基準容量:151Ah
・現在の計算容量:138.92Ah
・計算SOH:92%
でした。
新品時と比較して容量が約8%低下しているという計算になります。
それでも今回の条件では476.2kmを走行できました。
■ 今回の考察
4月の検証は平均車速約48km/h。
今回は、市街地中心の走行で平均車速33km/h。
平均速度は15km/h低くなりました。
さらに2日目には2名・3名での乗車区間も含まれています。
一方、今回はエアコン使用が少なく、外気温も比較的穏やかでした。この点は電費に有利な条件です。
もちろん、平均速度が遅ければ必ず航続距離が伸びる、あるいは速ければ必ず短くなる、と単純に決まるものでもありません。
今回確認できたのは、平均車速48km/hの前回だけでなく、33km/hの市街地中心走行でも、同じ車両がWLTC476kmに到達したという事実です。
3年経過、約7.4万km走行、SOH92%の車両での結果です。
「平均速度が速かったから走れただけ」という説明では、今回の結果は説明できませんね。
今回は、その議論の参考になるよう、実車写真�@〜�Fとグラフ�G�Hを根拠資料として提示します。
書込番号:26578124 スマートフォンサイトからの書き込み
1点
■ 普段の電費について(2026年10月31日時点)
もちろん、普段から今回のような100%な常時好電費を出せているわけではありません。
添付画像のとおり、約3年間、74,389km走行した累積平均電費は13.1kWh/100kmです。
これを航続距離に換算すると、
・グロス58.56kWh:447.0km
・ネット約57kWh(仮定):435.1km
447.0/476=94.0%
435.1/476=91.4%
となります。
こちらが、この3年間の実際の使用状況を反映した累積電費から求めた、満充電1回当たりの航続距離の目安です。
今回の476.2kmは、記載した条件で達成した
実走記録。
一方、435.1kmは、日常使用の累積平均電費から求めた四季を通じたアベレージでのネット容量ベースの理論値です。
好条件での記録だけでなく、普段の平均も併せて提示しておきます。
書込番号:26578137 スマートフォンサイトからの書き込み
1点
>待ジャパンさん
ドルフィンLRは3年7万キロでもいまだに少しだけ意識して走行すれば市街地をあ、え、て走っても未だに
カタログ走行距離を超える実力がある。 3行
書込番号:26578190 スマートフォンサイトからの書き込み
0点
〉WLTCカタログ航続距離476kmを超える
WLTCの測定条件でないなら 意味なし
60km/h定速燃費で10モードに勝ってもね
書込番号:26578222
2点
>ひろ君ひろ君さん
ずいぶん独特なWLTCの認識をされていますね。
WLTCは統一された測定条件で得られる比較指標であって、実走行も同一条件でなければ比較する意味がない、というものではありません。
今回の検証は、約7万km走行した車両が、平均時速約33km/hの市街地中心、複数乗車という条件で476\.2km走行した実績です。
60km/h定速走行のお話は、どこから出てきたのでしょう?
測定条件の再現と、カタログ値を指標にした実使用性能の検証。
まずは、この違いを理解されてはいかがでしょうか。
書込番号:26578235 スマートフォンサイトからの書き込み
0点
>ひろ君ひろ君さん
追記
そもそも自動車メーカーは、日本国内で公式に表示されるWLTCの数値を重要な開発指標として、航続性能の向上に取り組んでいます。
仮に別の走行条件でさらに優秀な数値が出たとしても、それをWLTCの国土交通省審査値としてカタログに記載することはできません。
だからこそ、各メーカーが共通して重視するWLTCを物差しに、実走性能を検証する意味があるのです。
メーカーがなぜWLTCを重視するのか。
そこから考えてみてはいかがでしょうか?
書込番号:26578241 スマートフォンサイトからの書き込み
0点
>つぼろじんさん
まずは調べてみては?
貴殿のスマホはコメント以外でも役にたちますよ
書込番号:26578248 スマートフォンサイトからの書き込み
0点
昔のスーパーカブの30km/h定地燃費、リッター180kmみたいな物ですね。
書込番号:26578255
0点
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