腕時計 > セイコー > スピリット メカニカル SCVS001
購入から約20年経ちました。
もちろん途中で他の魅力的なメーカーに一時心を奪われ、SCVSの出番も減った時期もありました。
それでもなぜか手放すまで行かずに、二度のOHをしてまで残してきました。
もう私はアラフィフと呼ばれる年齢になりましたが、なんだかんだ手放さなかった理由がやっとわかった気がします。
20年前、2006年の年末でした。仕事の赴任先でたまたま寄った時計店にて、このSCVS001を初めて目にしました。
その隣に黒色のSCVS003も確かありました。値段はうろ覚えですが28,000円程度だったと記憶しています。
見て間もなく、「この赴任の思い出になるだろう」と購入を決め、ベージュ文字盤とゴールドのインデックスが柔らかで、
なにか抜け感のある001に決めました。当時は20代で、良い時計を買えたと本当に嬉しかったのを覚えています。
そのまま2010年くらいまで、オンもオフもこの時計ばかり使っていました。ちょうど同年代が結婚式ラッシュだったり
親族の法事が続いた時期でもあり、北海道から沖縄までこの時計一つで過ごしておりました。
2010年を過ぎた頃、仕事や収入が安定してきた私は、オメガのシーマスターや趣のある手巻き式腕時計などを買い求める
ようになりました。ちょうどその頃のファッショントレンドもヨーロピアン調のタイトで綺麗なシルエットの服で、本当にSCVSは
出番が減りまして、たまの法事の時に着ける程度でした。
転機は2015年頃にありました。この頃になるとスーツなどにオメガが合わないと感じる事が増えてきて、地味で何か安心できる
SCVSの出番がまた増えてきたのです。翌年の2016年、いよいよSCVSの遅れが目立ち始めて一度目のOHに出しました。
ちょうど同じころに腕時計の事をまた調べはじめ、何やらSCVSと同じ6Rメカの流れを汲むSARBシリーズなるものが「超コスパモデル、プアマンズグランドセイコー」などと高評価になっている事を知ったりもし、「やっぱりこのセイコーの一連のシリーズは、
ただの廉価シリーズではなかったのだな」と改めて10年前の自分の選択に小さな誇りを感じたりしたものです。
書込番号:26543416
2点
40代半ばを迎えたころ、私とscvs001とに嬉しい変化がありました。それは私服にscvs001を合わせたくなってきたのです。私服といってもシャツやジャケットなどのお堅い方向ではなく、カバーオールやワークジャケット、ボタンダウンやTシャツといったアメカジ的な服にです。歳を重ねたらscvsの真面目なユーモアデザインが似合ってきたのでしょう。
そしてこの38mmという絶妙なサイズ感。腕乗りの良さとバランスの良さ、ジュビリー系ブレスが手首に優しくて疲れにくいのです。これらは正直、若い頃は物足りないなと思った事もありましたが、その物足りなさこそが歳を重ねてから実にちょうどいいのです。
そしてなんだかんだ、20年間使ってきたという安心感もあります。
セイコー5的な親しみのある色づかい
セイコーセレクション的な気負いのなさ
プレサージュ的な質感と上品さを半分くらい
プロスペックス的なアクティブ感をひとさじほど
これらを絶妙に合わせ持っている印象で、特に一人でのお出かけの際など抜群の安定感です。
本屋、映画館、レコード店CD店、図書館、外食、美術館巡り、公共交通での旅など、そんな何気ない外出を、少しだけ特別な時間として感じさせてくれます。
この時計は、歳を重ねてからの方が面白い時計だと私は思います。
書込番号:26544815 スマートフォンサイトからの書き込み
1点
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| 内容・タイトル | 返信数 | 最終投稿日時 |
|---|---|---|
| 1 | 2026/09/02 22:24:51 |
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