


もうそろそろ、いい加減に、手持ちのレコードをデジタルアーカイブ化したいと考えています。
鑑賞するのが目的ではなく、レコードに記録されている可能な限りの全ての情報を、
可能な限りの解像度で、極力一切の色づけなく、現在のありのままをWAVファイルに記録し、
将来まで残すことが目的です。
そこで思い付いたのが添付2枚目の画像のように、録音時はフォノアンプ(RIAAイコライザ)
を使わず、カートリッジの出力をマイクアンプなどで受けてそのまま録音し、WAVファイル
再生時にデジタルEQで RIAA補正をしてフラットに戻すという方法です。実際には再生時
というより、鑑賞用のフラット特性の WAVファイルを作成する作業を行うことになります。
この方法について、皆さんのご意見をお聞かせください。特に、実際にこの方法を試して
みた方がいらっしゃいましたら、その音のクオリティはどんなだったか、ぜひ聞かせて
頂きたいと思います。
フォノアンプに何十万、何百万もかければ別でしょうが、普及価格プリメイン内蔵程度の
フォノアンプに比べれば音が良さそうに思えるのですが、どうなのでしょうか?
利点としては、
・音色に多大な影響を与えるであろうアナログEQ回路を通さずに記録が可能で、将来
優秀なEQが出て来たときに、いつでも再フラット化作業をやり直せる。
・PCMにフラットで記録する場合、低音側がオーバークオリティ、高域側がクオリティ不足
とアンバランスになるが、低音不足ハイ上がりのRIAA特性のままPCM化すれば、この
クオリティの均質化が図れる。(高域の情報量低下を防げる。)
・フォノアンプを買わなくとも、今手持ちの機材(マイクアンプ,ADCなど)で済ませられる。
欠点(懸念点)としては、
・マイクアンプで十分なゲインが得られるのか?
・インピーダンスのミスマッチその他諸々の不都合により、f特の崩れや変な音色が乗ら
ないか?
などが考えられると思います。
自分で試してみれば良いのですが、プレーヤーを押入れの奥のほうに仕舞い込んでまして、
既に試した方がいらっしゃっれば、どうだったか聞いてみてから などと無精な思いでいます。
申し訳ありません。
もう一点、私の現在の手持ち機材、または追加購入予算などは下記のとおりですが、これら
の機材を使うとしたら、どうなのでしょうか? やはり、すなおにフォノアンプを使ったほうが
良いのでしょうか?
フォノアンプ: (オーソドックに行く)
・サンスイプリメイン AU-α707MR 内蔵フォノアンプ
(古いので劣化による音質低下も気掛かりです。)
・または、10万円ぐらいの単体フォノアンプを新たに買う。
マイクアンプ,ADC等: (考案の方法にチャレンジ)
・RME FireFace UC
・KORG MR-2(ポータブルDSDレコーダ)
デジタルEQ:
・DAWソフト Sonar 8.5
いろいろと書きましたが、如何でしょうか?
オーソドックスにフォノアンプを使って記録しておいたほうが良いのでしょうか?
よろしくお願い致します。
書込番号:12525321
1点

アナログ世代ではないので明確にはお答えできませんが、
レコードからのライン出力をオーディオインターフェースにつなげて音楽製作ソフトで編集するのがよいかと思います。
お勧めはRMEという会社の製品群です。
USBだとBabyfaceやFireface UC
IEEE1394だとFireface400やFireface800
両対応だとfireface UFXです。
内蔵型はPCI接続HDSP9632
PCI-EXPESSでHDSPe AIOです。
ちなみに内蔵型はどちらも持ってます。
現在AIOがメインで9632は予備です。
オーディオインターフェースとはADC/DAC/DDCを一体化したもので
アナログ/デジタルの入出力が行えるものです。
録音したデータをPCで再生する場合にも使えます。
レコードをPCに取り込みされてるのは下記URLの方が参考になるかもしれません。
http://d.hatena.ne.jp/takajun7777/
さらに高品位に録音したい、コストがかけられるのならば
別途ADCをお勧めします。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=1191%5EADC1USB%5E%5E
URLのようなADCをレコードのライン出力につなぎ、AES/EBUでオーディオインターフェースととつなぎます。
オーディオインターフェースはデジタルtoデジタルコンバータに徹してくれるわけですね。
再生装置であるレコード側や、電源、PCそのものの最適化などにより音質の底上げはいくらでもできます。
URLの記事を見ますとカートリッジなども非常にこだわられてますね。
記録時は192KHz/24bitが最高になります。
しかしKORGからDSDで録音ができるマスターレコーダーが発売されています。
http://www.korg.co.jp/Product/DRS/MR-2000S/
更なる高音質を狙うならDSD録音もありかもしれませんね。
5.6MHzまでのサンプリングレートで変換ができます。
書込番号:12525643
3点

こんにちは。
まさに同じようなことをやっていますので
よかったら参考にしてください。
http://fixerhpa.web.fc2.com/riaa/index.html
マイク入力直接ですとゲインはギリギリ何とかなりそうですが
SN比確保のためにトランスで昇圧しています。
書込番号:12526552
2点

秦璃さん
fixernさん
ご回答および有用なHPのご紹介まことに有難うございます。
まだ読み切れていませんが、自分の検索では出てこなかったHPでしたので有り難いです。
とくにfixernさんは私と同じ考えで既に同じことをされていて、とても心強く思います。
マッチングトランスの記事も(Phonoに係わらず)とても参考になります。
fixernさん
両方式(通常とソフトRIAA)を比べて音の印象はどうでしたでしょうか?ぜひお聞かせ願え
ないでしょうか。もちろんfixernさんの環境でのfixernさんの主観でかまいません。
最終的にはもちろん自分の耳で判断しますが、何度も針を下ろしてレコードを痛ませたく
ないという思いもあり、なるべく事前にこの方式の有効性を知りたい(当たりを付けたい)
と思います。
立ち上げの書き込みには色々書きましたが、いま私の中で一番問題になってるのは、
オーソドックスにアナログPhonoEQでアーカイブしておいたほうが良いのか、ソフトRIAAで
記録しておいたほうが音楽的,オーディオ的に将来に幸せになれるのか、
『明日はどっちだぁ〜〜っ!!』 なのであります。
むしの良いお願いかもしれませんが、よろしくお願いします。
書込番号:12530508
1点

Sweet little 7Dさん
そうですね。
官能的な音の評価をすることは私はあまり好きではないのですが、
音質に関しては少なくとも通常のものと比較して遜色のないもので
使ってみる価値は十分にあると思います。
実際、私も現に活用していますので…。
レコードを高品質でデジタル化するにあたっての録音時の重要なポイントは
歪、ノイズ、偏芯等によるピッチ変動の3点に尽きると考えます。
RIAAイコライジングする前の音をモニターし、波形を見ることによって
歪やノイズに対して敏感にチェックすることが可能です。
そもそもRIAA方式はそれらを誤魔化すための技法なのであたりまえといえば
そうなんですけどね。
ちなみに10年以上前に普通にレコード再生してデジタル化した素材もありますが、
いまあらためて聴くと不満が出てきますね。
参考までに後悔したことを挙げておきます。
・レコードを丁寧に洗浄しておけばもっとノイズが減らせた
・丸針ではなく細い針を用いておけば歪がもっと減らせた
・ドーナツ盤の偏芯はEPアダプターに頼らず微調整すればよかった
ソフトウェアでRIAA処理を行う場合、左右の偏差が全く無いことは
精神衛生上も大変良いことです。
私が実験を始めた当時はRIAA処理のできるソフトも少なかったですが、
最近は少しずつ増えているようですので将来に期待もできるのではないでしょうか?
まずは一度、ソフト処理の音を試聴してみて気に入るかどうかですね。
同時処理でRIAA処理後のWAVを作成し、将来のために処理前のファイルも残しておく。
これなら後悔することはないと思いますよ。
私もこの方式について引き続き研究・評価していきたいので、
興味をお持ちの方にはなるべく協力していきたいと考えています。
何らかの形で一度お聴かせできればよいのですが。
書込番号:12531036
2点

fixernさん
詳細なご回答まことに有難うございます。
長年レコード再生されているfixernさんが活用しているとのことですから、「遜色のない」は
きっとご謙遜でしょう。
ゲインやインピーダンス等の問題さえクリアすれば、理屈の上では余計な回路を通さずRIAA
のハイ上がり特性のままPCM化して残しておくのが良いはずで、fixernさんのご回答により、
ぜひチャレンジしてみる気になりました。仮にアナログRIAAの方が良かったとしても、
DAC → 外部フォノEQ → ADC と、一度アナログに戻してフラットにすれば良いことですし。
あるプロの録音エンジニアの方が、リバーブやEQを掛けるのに 「DAC → 外部エフェクタ →
ADC と、DAC,ADCを余分に通してでもアナログのほうが音が良い。」 と言っていた記事を
思い出しました。何十万、何百万とする機材での話でしょうが、DACやADCは技術の進歩で
かなり音が良くなって来たと受け取っても良いのではないでしょうか。
これを考えると、ますますトランスとDAC(とマイクアンプも)だけの必要最小限の構成で
PCM化して残しておくのが良いと思えてきました。
「参考までに後悔したこと」も、fixernさんのHPも、とても参考になります。
まだまだ色々と読ませて頂きます。
ほんとうに有難うございました。
秦璃さんも色んな情報まことに有難うございました。
書込番号:12532970
1点

こんばんは
そうなんですよ。場合によっては後にアナログのフォノイコを使用して
再生するのも面白いかもと私も考えたりしました。
DA変換後のアナログ処理を増やしたほうがアナログライクな音になるかも
しれませんね。
webサイトもたまに更新したりしてますのでまた見にいらしてください。
よろしければ実験の結果や感想なども教えていただけると私も参考になります。
サイトにメールアドレスも記載していますので気が向いたらどうぞ。
今日もまた久々に前の素材を引っぱり出してきて遊んだりしています。
Sweet little 7Dさんも色々楽しんでみてください。
書込番号:12533265
2点

Sweet little 7Dさん、
ご存知かもしれませんが、アナログレコードのデジタル化を安価に行うものとして、
クリエイティブのUSB-DAC
http://www.phileweb.com/review/article/201012/16/231.html
もう少し高価なものでは、フルテックのUSB-DAC
http://www.phileweb.com/news/d-av/201008/12/26562.html
がありますね。
書込番号:12610353
2点


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