『コントラストが素晴らしい！』のクチコミ掲示板

[迷えるA型]

最新のPowerBook17インチを使っていたのですが、液晶のコントラストが悪かったのでこちらのS170を購入しました。

〜良い点〜
実際使用してみて、1000:1のコントラストはCRT(以前はT565を使用していた)に負けないぐらい色の再現は素晴らしいものでした。
応答速度の差でM170とこの機種とで迷っていたのですが、DVDを見た限りでは残像は気になりませんでした。そうとう動画にこだわりのある方以外はM170より約一万円近く安いS170の方が良いのではと個人的には思いました。きっとM170とS170を並べて比べてみればその差がわかるのでしょうが。。

〜悪い点〜
視野角は178゜とありますが、斜めから見るとCRTと比べてやはり色が変わります。ただ作業してて殆ど斜めから見ることはないので大きな問題ではないと思います。
また、ドット欠けと思われる黒点が１つだけありました。ですが１つくらいは個人的にはあまり気にならなりません。メーカーも今の技術ではしょうがないようですし。

〜まとめ〜
今回初の液晶モニター購入でしたが、CRTの19インチ相当の表示面積の広さと省スペース性、1000:1のコントラストにこれまで液晶を毛嫌いしていた私には満足のいく商品でした。

また購入はECカレントでしたのですが、火曜日に申し込んで木曜の午後に到着したのでその配送の速さにも満足しました。

素人のレビューで申し訳ありませんが、皆さんの参考になればと思います。

書込番号：4466906

[バウハン]

視野角は輝度が50％になる角度を指すもので、色変位の角度ではありません。

また横から見ることがないからということですが、この輝度の角度でも狭いと真正面から見ても色むらとなって現われます。それは人間の視点は常に一方向にしか向いてないため、ほかの部分へは少なからず角度が生じるためだと推測します。

色変位に対する追従性は現状１７インチでは、このモニタが最高ランクにあるのではないかと思います。以前販売されていたＬ567や現在も発売中のＬ997あたりのパネルだと色変位は大変少ない（ほとんど変わらない）ようです。


現在買える１７インチ液晶の中では動画再生を除けば最良の選択だと思いますよ（＾＾

書込番号：4467077

[どうせ買うならUXGA]

間違いを指摘しておくと、

>1000:1のコントラストはCRT(以前はT565を使用していた)に負けないぐらい色の再現

コントラスト比と色の再現性はまったくの無関係。
そもそも、
>コントラストが素晴らしい！
「コントラスト」と、スペックのコントラスト比はおそらく違うものでしょうが、混同しているようですね。

モニターのコントラスト比とは、最も明るくした時と暗くした時の差を暗所で測定して比にしたもの（＝暗所コントラスト）。「明るさ」のみの特性ですので、色の良し悪しとはまったく関係ありません。
暗所で測定するものであるため、明るい場所で見たときの画質とも関係ありません。暗い場所で見た時の黒浮きの目安になるだけです。ホームシアター風に暗い場所で見る場合は別として、普通の明るさで見る分には関係ありません。
ナナオでさえ「コントラスト比が大きいほうが黒が締まる」などと宣伝しているし、液晶TVやプラズマTVでも同じように宣伝しているので、勘違いしている人が多いみたいですね。黒が締まるのは外光の無い暗い場所で見た時の話です。

TVで映画などを見るときは部屋を暗くして映像に没頭すると迫力が増すため、黒の締まりに直結するコントラスト比の数値を気にする人が多く、メーカーもこぞって宣伝します。
しかしPCモニタは明るい場所で使うのでコントラスト比は関係ありませんね。それとも暗くして見ますか？

液晶は一定の明るさの光源を液晶分子で遮断するというのが基本構造であり、液晶分子は光を100%遮断することができませんから、暗所で黒を表示しても光が分子から漏れてくるので黒にならずに灰色になります。
このとき、輝度が同じモニタ同士で比較すれば、コントラスト比が高いほど黒を黒らしく表示できます。

液晶はせいぜい数100〜1500:1、ブラウン管とプラズマは数1000〜10000:1、次世代FPDのSEDは10万:1と言われており、液晶は暗所コントラストが苦手なデバイスです。そりゃそうでしょう、液晶は常にバックライトが一定の明るさで光っていますが、他のデバイスは黒表示時に発光を抑えたり止めたりできるのですから。

明るい場所で見たときの黒の締まりに影響するのは、主にパネルの表面処理ですね。アンチグレア処理の品質が高ければ黒は締まり、色純度も良くなります。低価格モニタは品質が低いので全体に白っぽい画像になってしまいますが、高級クラスのモニタならきちんと締まった黒になります。
SHARPの昔の高級モニタに使われていたブラックASVは、コントラスト比はたった350:1でしたが、アンチグレア処理が最高水準の品質だった（ARコートと外光拡散処理を巧みに合成させていた）ので黒の締まりは最高に良かったです。
こんなことからも、明るい場所で見たときはコントラスト比と黒の締まりは無関係であることが明白です。

光沢パネルのように外光反射が大きいものは、表示の黒と外光色が混ざって見えるので、黒の締まりは無くなります。光沢パネルは黒が締まるなんて言う人がいますが、まったくのウソですね。
プラズマTVは液晶と違い表面に光沢があるので、明るい場所で見たときの黒の締まりは液晶TVに劣ります。暗い場所なら逆にプラズマの方が黒が締まります。



>視野角は輝度が50％になる角度を指すもの

視野角表示はJEITA規格に準拠しており、ある一定のコントラスト比が確保できる角度を示したものです。
スペックのコントラスト比1000:1とかいうのは真正面から測定したもので、斜めになるに従ってコントラスト比は下がっていく。
それが10:1または5:1まで落ちる角度をいいます。
明るさのみの特性ですので、色変位が起こる角度とはまったくの無関係。色変位は、視野角のスペックとは無関係にIPSが最も少なく、TNが最も多いです。

コントラスト比は、IPSはVAやTNに比べて低めになることが多いですが、IPSは視野角が広く斜めから見てもコントラスト比が下がりにくいので、数値上はTNが良くても実質的なコントラスト比はIPSの方が良いです。


応答速度については最近になってようやく中間調のことがとりざたされることが多くなったためか、応答速度と残像の多少を単純に結びつけるまぬけな意見は減ったように感じますが、視野角やコントラスト比はまだまだ誤解が多いですね。
まあ、メーカーもその誤解に乗じて宣伝して売りつけようとするわけですが。

書込番号：4467169