『CPUについて』のクチコミ掲示板

[ROCK_BOTTOM]

このソフトのバージョン2.0の購入を検討しております。
先日友人から、premiereはペンティアム4に適したソフトだと言われました。
詳しくその話が聞けなかったのですが、当方のPCはAthlon64の3000+です。
Pen4の方が良いというのは本当でしょうか？
もしそうならば、「超編」の新しいバージョンも出たので、そちらにしようかとも迷っています。
こんなつまらない質問にお答え下さる方がいらっしゃるのであれば、ぜひご回答願います。

書込番号：4522318

[ままっぽ (@^_^@)]

確かにPremiere ElementsはインテルのCPUに最適化されたソフトだと思います。
Premiere Elements1.0はSSE命令が必須だったので、Athlonや初期のAthlonXPでは動作しませんでした。
Premiere Elements2.0はSSE2が必須なので、Athlon・AthlonXP・Pentium�Vでは動作しません。
また、マルチスレッド処理対応なので、Pentium4のHTをONにすると20％くらい処理速度がアップします。
(HTとは1つのCPUを見かけ上2つのCPUとして働かせる技術)

Athlon64 3000+の場合、SSE2が有るので問題ないと思いますが、HTの分だけPentium4 3GHzより不利です。
また、Premiere Elementsに限らず超編でも同じですが、DVD-Video作成時のMPEG2エンコード処理はCPUクロックに比例して早くなるので、CPUクロックの抑えられているAthlon64 3000+は不利です。
(Socket754のAthlon64 3000+は2GHz、Socket939のAthlon64 3000+は1.8GHz)

結論として、軽快な編集作業がお好みなら「超編 Ultra EDIT２」、凝った編集や凝ったDVD作製まで(モーションメニューやドルビー音声含む)がお好みなら「Premiere Elements2.0」が良いのではないでしょうか？

書込番号：4523415

[はなまがり]

＞DVD-Video作成時のMPEG2エンコード処理はCPUクロックに比例して早くなるので、CPUクロックの抑えられているAthlon64 3000+は不利です

うそです

書込番号：4523849

[ままっぽ (@^_^@)]

正確にはCPUが違うので同列には比べられませんが、だいたいその傾向にあります。
たとえば、TMPGEnc 3.0 XPressを使用して、４分40秒のDV-AVIファイルをMPEG2にエンコードした場合にかかる時間が、
Athlon64 3500+（2.2GHz） →　1110秒(18分30秒)
Pentium4 3GHz（3.0GHz） →　　755秒(12分35秒)
PentiumM 755（2.0GHz） →　　1389秒(23分 9秒)
(DOS/V magazine 2004年 11/15・12/1合併号　P84)

また、CPUのエンコード性能を見るPCMark05というベンチマークのスコアも、
Athlon64 3500+（2.2GHz） →　3162
Athlon64 3000+（2.0GHz） →　2600
Pentium4 630　（3.0GHz） →　3836
Pentium4 2.4CGHz（2.4GHz） →　3121
(DOS/V magazine 2005年 10月号　P70)
となっています。
現在、Athlon64 3500+とPentium4 630のCPU単価がどちらも2万5千円前後なので、MPEGエンコードならPentium4の方が向いていると言えます。

書込番号：4524063

[ROCK_BOTTOM]

大変ご丁寧で分かり易いご回答を頂き、誠にありがとうございました。
現在のPCを買い換える予定はありませんので、もう少しじっくり考えてから結論を出すように致します。
それからワガママついでに教えて頂きたいのですが、
＞結論として、軽快な編集作業がお好みなら「超編 Ultra EDIT２」、凝った編集や凝ったDVD作製まで(モーションメニューやドルビー音声含む)がお好みなら「Premiere Elements2.0」が良いのではないでしょうか？
というのは、「超編」が凝った編集が出来ない、という意味になるんでしょうか？

書込番号：4524462

[ままっぽ (@^_^@)]

＞「超編」が凝った編集が出来ない、という意味になるんでしょうか？

「超編 Ultra EDIT２」も充分だと思いますが、Premiere Elements2.0は、それ以上だと思います。
超編2は体験版がありますが、Premiere Elements2.0はまだありません。
http://www.canopus.co.jp/catalog/ultraedit2/ultra_edit_2_index.htm

書込番号：4524540

[いちごほしいかも・・・]

しいて訂正するなら初期であっても全てのAthlonXPはSSE使えるということ。

＞DVD-Video作成時のMPEG2エンコード処理はCPUクロックに比例して早くなるので、CPUクロックの抑えられているAthlon64 3000+は不利です
これはエンコーダーしだい。プレミア系のエンコーダーはいじってないのでノーコメント。

書込番号：4524595

[ROCK_BOTTOM]

皆さま色々と教えて下さってありがとうございます。
アップグレード版の方の口コミも拝見してると、今ならバージョン2.0へ無償アップグレードシール付の1.0が安価で購入できるようなので、実は今Premiereに決めようかと考えております。
そこで追加質問で誠に恐縮ですが、色々調べていると、他のソフトに比べて立ち上げが遅い、動作が重い、といった感想がちょくちょく見られますが、やっぱりそうなのでしょうか？
2.0で解消されていれば構わないのですが、ままっぽ様が書かれた通り、2.0はまだ体験版がありませんし、何だか2.0の方が余計に重くなりそうな気がしないでもないんですが。（これは何の根拠もない予想です）

書込番号：4525040

[ままっぽ (@^_^@)]

ROCK_BOTTOM　さん、
確かにPremiere Elementsは重いです。
私はPentium4 2.40CGHzを３GHzにオーバークロックし、HTもONにして使用しています。
HTのONとOFFではCPU使用率が、約20％違います。
またメモリーも1.5GBに増設しました。

でも制作した映像は素晴らしい物が出来ます。
先日、市民ホールでGS400Kで撮ったDVテープ４本を編集後、約１時間２５分のDVD２枚に焼きましたが、主催者より「まるでテレビ放送を見ているようです。会員の勉強用に使用します」とお褒めの言葉を頂き、１５セット焼き増しました。
ユーリードやサイバーリンクの編集ソフトも持っていますが、それと比べても文字もクッキリ入り、映像も綺麗にエンコードされるようです。

＞何だか2.0の方が余計に重くなりそうな気がしないでもないんですが。
Premiere Elements2.0ではSSE2も使うようになるので、処理速度が上がって少し軽くなるのを期待したいです。
でも編集用に、Pentium DかAthlon64 X2などデュアルコアCPUを使ったマシンを自作することを検討しています。
3万円未満のCPUではPentium D 820(約2.7万)がエンコードが早いそうですが、手持ちのDDR SDRAMの使い回しが出来るAthlon64 X2 3800+(約4.2万)も魅力です。


いちごほしいかも・・・　さん、
AthlonXPは全部SSEが使用できるんですね.。
初期のAthlonXPにSSEの不具合が有ったような記憶があったので書いてしまいました。訂正します。

Premiere Elements1.0のエンコーダは、MainConcept (AdobeEncore)MPEG Video Encodeみたいです。
MainConcept (AdobeEncore) MPEG Video Decoderもインストールされていますが、Premiere Elements1.0では使えないようにして、.DirectShowに依存する他のコーデックを使うようになっていました。
(これが原因で、色々トラブルが発生したようです)
Premiere Elements2.0では使うようにして、正式にMPEG2もサポートするようです。
2.0からSSE2が必須になってドルビーもサポートされるので、エンコーダやデコーダのバージョンも上がっている可能性がありますね？

書込番号：4525990

[ROCK_BOTTOM]

ままっぽ様。度々の親切なご回答、誠にありがとうございます。
そんなにキレイに編集･エンコードが出来るんですか。
あんまり動作が重いのであれば超編やユーリードのVideostudioにしようかとも考えたのですが、それほど仕上がりに差が出るのであれば、少々重くてもやはりPremiereに決めようかと思っております。
ただ、現在のPCのメモリーは512Mなので1024Mに増やすべきかなぁなどと迷っていたのですが、どうやらそれぐらいは最低限必要なようですね。(苦笑)
ご親切にご返答下さり、ありがとうございました。大変参考になりました。

書込番号：4527221