『レンズ面と絞り環が遮断する光』 の クチコミ掲示板

[南米猫又]

子供みたいな質問です。

レンズに関する本などが入手できず、
不可解な事が山積みです。

絞り環を絞って孔を小さくしても、
前玉や後玉の全面を通過する光が結像面まで届くのでしょうか？　
それともレンズの隅の方を通る光は遮断されるのでしょうか？

レンズの全面を使っているとすると、
光量だけを調節するという仕組みが納得できません。
絞った場合、レンズの真ん中辺しか使ってないと思うのですが・・・

でも、ど真ん中のコーティングがギャキギャキに剥げているレンズを絞って撮っても
ソフト仕上げにならず、普通に撮れるので、とても不思議です。　
このレンズを覗き込むと異常に白濁しています。

書込番号：14413624

[kuma_san_A1]

単玉レンズであれば絞った場合にはレンズの中心しか使われませんね。
フリーソフトの「POPS」とかで光路図を表示させれば理解出来るのではないでしょうか。
あと、レンズの前面からと後面から撮像範囲の角度で覗き込んで絞り込んだ場合に絞り(瞳)がどう見えるか観察されてください。

書込番号：14413651

[secondfloor]

南米猫又さん、こんにちは。

『絞り環を絞って孔を小さくしても、前玉や後玉の全面を通過する光が結像面まで届くのでしょうか？それともレンズの隅の方を通る光は遮断されるのでしょうか？』

絞りを絞ることで、レンズの隅の方を通る光は遮断され、レンズの真ん中辺りの光のみを使うことになります。

『でも、ど真ん中のコーティングがギャキギャキに剥げているレンズを絞って撮ってもソフト仕上げにならず、普通に撮れるので、とても不思議です』

前玉の傷は、わりと写りには影響しないようです。

書込番号：14413706

[南米猫又]

kuma_san_A1さん

いつも的確なレスをありがとうございます。

ネット検索が苦手で、こういう問題に弱いのです。
やっぱり、絞ればレンズの中心部しか使いませんよね。
自分でいろいろ図を描いて考えました。

単玉じゃないですけど、痛んだレンズは 135ｍｍ の単焦点です。

こんなひどいレンズでもちゃんと写るのですね。
期待したソフト効果が得られませんでした。
びっくり。

書込番号：14413709

[Macbe]

勉強になります。

書込番号：14413726

[南米猫又]

secondfloorさん

＞前玉の傷は、わりと写りには影響しないようです。

了解しました。

とは言っても、露出補正したくなるほど、
擦りガラスみたいに曇ってるんですよね。

ありがとうございました。

書込番号：14413735

[南米猫又]

Macbeさん

僕も勉強になりました。

書込番号：14413758

[kuma_san_A1]

例えばレトロフォーカスの広角レンズの場合、絞っても前玉はほぼ全面(像高に対応して)使われます。…像面が長方形なので使われない部分もありますが。
前玉、後玉によるそれぞれの口径食が無くなるまでは、それぞれ全面が使われると思ってください。

書込番号：14413762

[secondfloor]

写りには影響しづらいといっても、傷の状態や、撮影状況にもよるみたいですが、、、『レンズの前玉の傷　実験』をキーワードにネット検索してみたら、興味深い実験が紹介されてましたので、よろしかったらご覧になってみてください。

書込番号：14413798

[南米猫又]

kuma_san_A1さん

レトロフォーカスというのは、ミラー干渉対策のレンズですよね。

前玉全面を使うとすると、光量調節はどうやってやるのでしょう。

前玉だけ遠いので、前玉だけは全面を通して、後部のレンズ軍の中心部を使うと
いうふうな解釈でいいでしょうか？

書込番号：14413832

[南米猫又]

secondfloorさん

『レンズの前玉の傷　実験』

そんなのがあるんですか！

南米から書いてまして、もう寝ないといけないので、
明日調べます。

前玉といわず、カビとか、曇りとか、バルサムやけとか、
ついでに調べてみます。

古いレンズが多いので興味あります。

ご親切にありがとうございます。

書込番号：14413880

[kuma_san_A1]

＞前玉全面を使うとすると、光量調節はどうやってやるのでしょう。

なんか誤解させてしまったみたいです。
レトロフォーカスっていうのもとりあえず無視してください。

広角レンズの場合イメージサークルの端はレンズ前面の端の方を通り、真ん中はレンズ前面の中心を通りますって言いたかった。
レトロフォーカス(逆望遠)のレンズでは絞り開放の場合、レンズ後面はほぼ全面(前玉の口径食でけられてる分を除く)を使い、前玉は有効瞳径分の大きさで像面の角度に従い使う分が移動していきます。

書込番号：14413956

[gatinha]

中望遠レンズの場合は特に前玉のキズは影響が少ないですね。
一般的に影響が大きいのは後玉のキズと言われております。

ちなみにソフト効果はレンズ内部にカビが生えれば、光が拡散されますので大いなるソフト効果を発揮できますよ。

書込番号：14416473

[南米猫又]

secondfloorさん

さっき検索してみました。

「ストックホルムの空を見上げて」というブログで、
「レンズ命！な方には心臓に悪 すぎる画像(笑)が出てきますので、
十分にお気を付け下さい。」というのがムチャ面白かったです。


kuma_san_A1さん

なるほど。
単玉でも、レンズいっぱいくっついてるズームでも、
絞りの光学上の原理は同じはずですから、
どういう意味なのか首をかしげてました。

平行光線だけとかの図なら自分でも下手なのが描けるんですが、入射角、屈折角、
回折などまで、光束全てに含まれる方向性を実現象で理解しようとすると、
自分では歯が立ちませんでした。

一度解ったつもりになっても、
別の面から考えなおすと、また曖昧な部分を発見してしまいます。
普段そんなこと考える性じゃありませんし。

教えていただいた ＰＯＰＳ というフリーソフトで
光路図を見ようと、ダウンロードを試みましたが、
ＰＣに疎い僕にはできませんでした。
　　　　　　　　　　　　　↓
http://www.vector.co.jp/soft/win95/edu/se136306.html

そのうちＰＣに強い友人に頼んでみます。


gatinhaさん
ハンドルネームから察して、猫撮り、か、女撮り専門の方？

カビカビレンズも少し持ってるんですが、
一面を覆ってるわけじゃなく、直射日光で暗殺、
いや、陽殺しましたので、写りに影響してるのかよくわかりません。

もともと、開放でハイライトが淡く滲む様なレンズが好きなので、
あんまり感じないのかも。

ありがとうございます。

書込番号：14417770

[gatinha]

南米猫又さん

南米猫又さんのお名前に少々親近感を覚えまして......
やはりお解りになられるのですね。
ちょっと嬉しいです！
ありがとうございます。
子猫のような性格なんですよ。

David Hamiltonではありませんが、レンズの前にワセリンを塗るとかした方が、ソフト・フィルターなどと違ってオリジナルのソフト効果が得られ面白いかもしれません。

書込番号：14418095

[gatinha]

続けて申し訳ありません。
書き忘れました。

カビなどでレンズ内のクモリが画像に影響することの確認は、出来る限りコントラストのある被写体を開放で撮影すると解り易いと思います。
２〜３絞り絞り込みますと、効果が薄くなり確認が難しくなります。

Recifeに帰りたいネコでした。

書込番号：14418190

[南米猫又]

gatinhaさん

ワアオッ！！！　・・・やっぱり・・・でした！

柔らかなレスでしたので、プロの方とは気づかず、
猫撮りかな、とおもいました。
僕はスペイン語のほうなんです。

カメラを手にすることはあんまりなくて…
たまに持ち出しても、レンズ向けてシャッター押すだけ。
レタッチでよけいひどくした奴をホイホイ出します。
僕みたいのもいないとみんなネット使いにくくなります (^-^

David Hamiltonのワセリンやるのは勇気要りますね。
ベタベタあっちこっちとび汚して掃除が面倒臭そうで、
安フィルターに塗るのさえ気がひけます。
こんど、女の子に破れたストッキング捨てないように言っとこうっと〜♪
なんか、だんだん・・・

レシフェは、ブラジルのヴェニスということだけ聞きました。
ベニスはネズミ対策で猫ちゃん天国。　
レシフェにもいっぱいいそうですが、ベニスと違い車が危なそうです。
こちらへ戻りたいとのこと、ご本拠ですか？　
彼女置いてきちゃったとか？

こういう方がいて、僕も浮き浮きしちゃいました。

書込番号：14420847

[gatinha]

南米猫又さん

スペイン語の方が圧倒的に利用価値がありますね。
Portuguesはマイナーです......

ワセリンは意外と粘度が高いので、よほど長時間直射日光にでもさらさなければ、普通は溶けて流れることもありません。
しかも塗り方としては非常に薄く、指で伸ばす感じですので状態としては表面に油が付着したという程度の感じです。
塗る場所はレンズに直接でも良いでしょうが、この塗り方一つでフレアーの出来方が全く違うので、何度もトライしなければなりませんので、UVやSL（スカイライト）などのフィルターを使うのが普通ですね。
またこれはモノクロプリント作業にも応用が可能で、プリントの場合は白がフレアーになるのではなく、ネガの抜けた部分、つまり黒になる部分がフレアーになりますので、黒が微妙に滲むプリントになります。
ロバート・メイプルソープの専属プリンターの方は、カラープリントも含めこの手法を多用していましたね。
デジタルでも同じですがフィルムでこれを使いますとフレアーにより解像度の低下と共に、粒子が粗れる（ノイズが浮く）状態になりますが、プリントですと逆に印画紙の粒状性を消して、超微粒子に見える効果があります。
デジタルでは撮影時にしか使用できませんが、面白いのでぜひお試しください。

書込番号：14422347

[南米猫又]

gatinhaさん、

昨日書けませんでした。　詳しいお話ありがとうございます。

僕は均一なブラックミストでさえ、てこずります。

カメラで試す時間が無かったので、顕微鏡用のスライドガラスに、
極小のワセリンを薄く塗ってみました。指では塗りムラが激しく、厚くしか塗れず、
ティシューペーパーで拭き取るように伸ばしたら、なんかいい感じでした。
それでも効果が強そうなので、70度の消毒用アルコールで伸ばしてみました。

実写ではどう出るのか、面白そうです。僕はほとんどプリントしませんが、
モニター観賞でも、それなりの効果は期待できると思いました。

問題はその後の洗浄などです。
予想どおり、台所の皿洗い粉でも、アルコールでも、温水でも、
おざなりの洗浄しか効きませんで、最後にはティシューでこすり取りました。
調べたらベンジンに溶けるようですが、溶解に24時間かかるというのです。

指についたやつがカメラや機材を汚す可能性が見えました。
なんか怖いです。専用のフィルターを一枚用意して、慎重に扱うべきでしょうね。

僕は女には年中やられているのですが、こういうことには意外と怖がりなんです。
サービスセンターとかありませんし。

書込番号：14428836