


ここ2〜3年の内に放送される最近のテレビドラマは、残像のある暗いフィルム調の画質に加工されたものが多くなってきました。
なお、「フィルム調」という用語が適切かどうか分からないのですが、ここでは、1秒あたりのコマ数を故意に落としたものを指します。もし、もっと広く使われている適切な用語があれば教えてください。
たとえば、私が最近これはひどいなと感じたのは NHK の大河ドラマ「龍馬伝」です。私にとっては、残像だらけで動きがあるシーンではぼけて細かなところがはっきりと見えず、目が疲れ、ストレスがたまってとても長時間見続けられるものではありません。ちょっと前から開始した日テレの「Mother」もとても見づらかったです。
今ではフィルム調の加工をしていないドラマを見つけるほうが難しいぐらいです。24コマ/秒の映画をテレビで公開した場合の画質よりもさらにフィルム調の度合いが大きいテレビドラマもたくさんありますので、もはやコマ数・フレームレートの違いでやむを得ずそうなっているというよりも、制作側が積極的にそういう意図的な画質加工をしている、という捉え方をしたほうが適切だと感じます。
制作側の意図としては、映画に似た画質にして、現実離れした高級感のようなものを出すためなのだろうと推測します。フィルム調にすればアフレコなどで、画と声がズレてもバレにくく、作りやすさもあるのだろうと思います。音楽番組ならば、口パクも容易になります。
ただ、たとえば掲示板のテレビの実況のスレで、私が画質について「このドラマはフィルム調だから見づらい」と投稿しても、「私は映画っぽくて好きな画質だ」という意見もかなり出てきます。
前置きが長くなりましたが、私が考えたいことは、大きく分けてつぎの3点です。
(1) フィルム調の画質は多くの人々に受け入れられているのか。
(2) テレビの視聴者層の中の私のような画質の評価をする者が、テレビ局に対してフィルム調の画質をやめる(というと過激な言い方ですが、普通のビデオの画質を求める)ような方向に持っていくことをリクエストすることは可能か。
(3) もしも放送局が動かない・動かせないのならば、送られてきたフィルム調の画質を受信側で普通のビデオの画質(フィールドレートが60フィールド/秒のインターレース)に変換するような技術は可能か。
とくに(3)になんらかの動向はないのかが気になって、この液晶テレビのカテゴリーに投稿させていただきます。
書込番号:11246044
10点

ばうさんこんばんわ。
私もフィルム調といいますか、フレームレートをわざと落としているテレビ番組については非常に鬱陶しさを感じています。
だから、そういう番組は見ないですよ。
「千と千尋の神隠し」がDVD化された時に、映像が全体的に赤みを帯びていることについてネットでちょっとした騒動が起こりましたが、これは製作者側(鈴木敏夫プロデューサー)が意図的に「映画館で見た時の雰囲気を醸し出すため」という理由で赤みを付けたものだと分かりました。
http://www.asahi-net.or.jp/~FZ9Y-NIKR/ghibuli.html
書込番号:11246476
0点

コメントありがとうございます。私もフィルム調がきついドラマは見るのを諦めてしまっているのですが、そうすると見るドラマがなくなってしまうというジレンマがあります。
今はたまたまドラマの切り替わり時期ということもあるのですが、私が今見ているドラマはフジテレビの昼ドラと「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」ぐらいになってしまっています。
明日以降も各局で新ドラマがいくつか始まるので、もう1つか2つぐらいは見るものがあるのかもしれませんが、最近のドラマのフィルム調の比率の高さから考えてあまり期待できません。
「千と千尋の神隠し」は見たことはないのですが、「マトリックス」の緑色みたいなことですよね。これらはテレビの色調整でかなり回避できることなので、制作側が色をいじるぐらいだったら、嫌ですけどそれも表現手法のひとつとしてあってもいいかなと思います。ちなみにオーディオでたとえると、これは作り手の側で周波数特性をいじって特定の周波数を強調したり弱めたりするイコライザーをかけるような感じに近いと思います。これだったら受け手側で、逆の特性になるようなイコライザーをかければある程度戻せます。
一方、フィルム調の番組を音にたとえると、周波数の高域をばっさりとカットしてこもった音にしてしまうことに相当すると思います。こうなってしまうと、失われた高域成分を元に戻すことができなくなってしまいます。ただ、私は使ったことはないのですが、たとえばパイオニアは「サウンドレトリバー」という音声の補正の機能をオーディオ機器に搭載しています。映像の受信側にもこういった機能を付けるといった取り組みのメーカーが出て来てくれるとありがたいのですが。
書込番号:11247149
3点

マトリックスの緑がかった世界は、コンピュータの中の世界を表しています。
昔のNEC PC−8001は漢字を表示できず、カラーディスプレイも高価
だったので目に優しいと言われたグリーンディスプレイという「窓」にカタカナ
で表示していたのが、「窓」の中の人からはカタカナが左右逆に見えるという
演出だったと思います。
書込番号:11247202
0点

BDパッケージを売るための嫌がらせだと思っていました。
>送られてきたフィルム調の画質を受信側で普通のビデオの画質に変換するような技術は可能か。
動体予測、超解像技術でなんとかできそうですが、画質改善が期待できるか微妙?
書込番号:11249943
0点

じんぎすまんさん、こんにちは。なるほど。マトリックスは中から覗いたという演出で緑色なんですね。
ガラスの目さん、こんにちは。なんらかの方法で元のフレームレートを復元できないものかなと思います。
最近のテレビのニュース番組の映像を見て気付いたのですが、災害現場や事故現場にたまたま居合わせた人がケータイの動画撮影機能で撮影したニュース映像は、そのままだとフレームレートが粗くて動きがカクカクしていますが、これをテレビ局側の編集で補間して滑らかに見せようと努力しているような画像処理をニュース番組でたまに見かけます。本当に補間しているのかも定かではありませんし、その映像を見てもブレのようなフレームが挟み込まれていて、逆に見づらくなっているような気もします。でも、こういう技術が進歩すれば実用的なものになりそうな気もします。
そういえば、ワンセグの映像を滑らかにする技術というものもあったような気がします。
本来は、ドラマの送り出し側は無加工で送ってくれて、受信側で好みに応じてフィルム調などの画質加工をする、という決めにしてくれるとありがたいのですが。
書込番号:11251692
2点

>滑らかに見せようと努力しているような画像処理
案外、不足するフレームに同じ画像を繰り返し入れてるだけかもしれません。
例)ABCCDEFFGHIJJK… (アルファベット1文字を1フレームと定義)
書込番号:11252062
0点

ばうさん
>そういえば、ワンセグの映像を滑らかにする技術というものもあったような気がします。
それって液晶テレビの倍速の補間と変わらないんじゃないですか?
書込番号:11254349
0点

ガラスの目さん、ジュエルリングさん、こんばんは。
お二人のコメントをうかがっていて、私が言っている「フィルム調」の定義があいまいなことに気付きました。テレビ局が使う画質加工には、いろいろなやりかたがあって、できあがった映像の特徴も異なっているのだろうと思います。今の時点で私が分類できる「フィルム調」は、つぎの2種類があります。(これ以外にもいくつかのパターンがあるだろうと思います。)
(a) 「龍馬伝タイプ」: 動きに残像が出て尾を引くようなイメージ。残像が重なって解像度がなくて眠い感じの画質です。
(b) 「WOWOW の音楽ライブによくあるタイプ」: カメラで撮影した 60i のソースをいったん 30p に変換してそれを放送に乗せるときに再び 60i に変換している?ような感じがします。すなわち毎秒60コマなくて、毎秒30コマしかないような感じに見えます。
私が例に出したニュース番組のケータイ映像やワンセグの技術は、(a)を対象にしたものではなく(b)だけを対象にしたものなのかもしれません。ただ、(b)はこれも嫌な画質なのですが、これはまだ(a)に比べればまだ少し我慢できる画質です。
ただ、(b)は目が疲れるというよりも、音楽番組で口パク感があらわに出てしまうので、これも本心としてはぜひ改善したい画質です。
書込番号:11254756
0点

龍馬伝は見ていないので断言は出来ませんが、(a)はいわゆるカメラの撮影時のブレというか残像なのかなと思います。
もしそうなら、東芝やソニーはかなり以前からテレビ側で処理するような機能を搭載していますね。
(b)についても、倍速処理の段階で、中間画を合成しているメーカーの機種であれば多少は低減するはずですよ。一言に倍速といっても中間画を作らずに、ラインダブラーのように2度書きしているだけのものもあります。
書込番号:11255161
0点

ばうさん
>(b) 「WOWOW の音楽ライブによくあるタイプ」: カメラで撮影した 60i のソースをいったん 30p に変換してそれを放送に乗せるときに再び 60i に変換している?ような感じがします。すなわち毎秒60コマなくて、毎秒30コマしかないような感じに見えます。
テレビ放送は1080/60i(HDの場合)なのでフレーム単位で30コマですね。今のテレビはi/p変換でプログレッシブ化して1080/60pで表示してます。
あと液晶の倍速ですが中間フレーム補間をして120コマ(4倍速なら240コマ)にする方法と、
24p入力などの時に2-3プルダウン処理などをせず、1秒間のコマ数を数倍にして表示する方法などもあります。
例えばレグザの5-5フィルムモードなどはそれぞれのコマを5倍にして24コマを120コマなどにします。
書込番号:11255531
1点

LR Fanさん、こんばんは。
カメラで思い出したのですが、フィルム調にするために「バリカム」というものが存在しているということを以前に聞いたことがあります。
http://panasonic.co.jp/ism/varicam/index.html
ただ、カメラの中で画質加工をしなくても、撮影後に編集機の中でやれば良いと思いますので、こういうカメラはドラマなどのテレビ局内ではあまり流行っていないのかな?と勝手に推測しています。
お話をうかがって調べてみたら、ソニーだと「IBリダクション機能」という機能があるみたいですね。
http://www.sony.jp/bravia/products/KDL-40X1/feature_1.html
これは高速シャッターのようなことを撮影後の画質加工でおこなえるということなのでしょうか。だとしたらこの技術は (a)「竜馬伝」のタイプにも応用できそうな感じですね。
ジュエルリングさん、こんばんは。
私が書いた「コマ」という用語があいまいな表現でした。今回のスレでは動画としてのコマ数を意識していますので、「フレーム」と「フィールド」の内、動きとして分離できる最小単位としては「フィールド」単位でコマを数えています。
たとえば、さきほど、WOWOWの音楽ライブ番組をパナソニックのレコーダーに録画してあったものを、スローで再生してみたところ、カウンターが1秒進む間に静止画が60コマ存在していました。すなわち1コマが1フィールドです。ただし、連続する2コマはほとんど同一の静止画であり、すなわち1秒間の間に実質的には30コマ分の情報しかありませんでした。すなわち1秒間の間にフィールドが
AABBCCDDEEFFGGHHIIJJKKLLMMNNOOPPQQRRSSTTUUVVWWXXYYZZaabbccdd
のようにダブって存在していました。(器としては60コマ分がちゃんとあるにもかかわらず。)
フィルム調ではない普通のテレビ番組で同様のことをした場合は、1秒間の間にちゃんと60とおりの静止画が存在していました。すなわち、1秒間の間に
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz01234567
のような感じです。
LR Fanさんとジュエルリングさんがおっしゃる倍速液晶の技術についてですが、私はこのあたりの知識がまだなくて、急いで調べてみたのですが、コマを差し込む感じであり、(b) 「WOWOW の音楽ライブ」のタイプには使えそうな技術ですね。一方、(a)に対しては使えないような感じに思えました。(a)「竜馬伝」に対しては、むしろコマから残像成分を差し引くようなことが必要であり、ソニーの「IBリダクション機能」みたいなことになるのかなと感じました。
書込番号:11255912
0点

ばうさん
>連続する2コマはほとんど同一の静止画であり、すなわち1秒間の間に実質的には30コマ分の情報しかありませんでした。
>器としては60コマ分がちゃんとあるにもかかわらず。
60Hz駆動する時に、30コマだと足りないので数合わせ的な処理をし60コマ化して表示しているのではないでしょうか?つまり擬似60pということです。
放送はみんな60iですが、当然元素材で処理の仕方が変わってくると思われます。
書込番号:11260235
1点

ジュエルリングさん、こんばんは。
> 60Hz駆動する時に、30コマだと足りないので数合わせ的な処理をし60コマ化して表示しているのではないでしょうか?つまり擬似60pということです。
液晶テレビなどで表示する段階では、おっしゃるように60pになっているのだろうと思います。
今、これを書きながら、TBSの新ドラマ「IRIS−アイリス−」とテレビ朝日のドラマ「臨場」をかわるがわる見ていますが、どちらも似たような画質であり、前回と同様にレコーダーで録画してスロー再生で確認してみるとどちらも、(b) 「WOWOW の音楽ライブ」タイプのようです。がっかりです。この画質は、CMの多くにも使われている画質であり、私にはドラマがCMのワンシーンに見えてしまいます。アフレコ感も出てしまっていかにも作り物という感じに見えてしまいます。
ちなみに用語ですが、私がこのスレのタイトルにも使った「フィルム調」という言い方も間違っていないようですが、普通の人がこれらの画質を指す場合は「プログレッシブ」と言うのが普通なのかもしれません。たとえば、「ドラマ プログレッシブ」をキーワードに検索すると「龍馬伝」の画質関連が上位にヒットします。
また、「龍馬伝」の Wikipedia を見ると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E9%A6%AC%E4%BC%9D#cite_ref-0
には「プログレッシブカメラ(通称:30Pカメラ)」を使っていると書かれていますので、「30P」などというのも検索キーワードとしては有効のように思います。
私個人としては、この画質の本質はコマ数が少ないことに起因しているのであり、撮影方式のひとつにすぎない「プログレッシブ」を用語にするのは、なんとなく的外れのような気もするのですが、でも世間がこのキーワードを使う以上、そのキーワードで検索する必要がありそうです。
書込番号:11263720
1点

ばうさん
>私がこのスレのタイトルにも使った「フィルム調」という言い方も間違っていないようですが、普通の人がこれらの画質を指す場合は「プログレッシブ」と言うのが普通なのかもしれません。
>私個人としては、この画質の本質はコマ数が少ないことに起因しているのであり、撮影方式のひとつにすぎない「プログレッシブ」を用語にするのは、なんとなく的外れのような気もするのですが、
プログレッシブ全体を指しているなら、ばうさんの言うとおり的外れですね。
24p・30pと60pは違いますしね。
結局テレビで60p化して表示しても元が30fpsで撮ったものは60fpsで撮った物ほど滑らかにならないということですね。まあ製作側はそれを(フイルム調)ねらっているんでしょうけど。
ところで、ばうさんはsonyの4倍速モデルを見たことありますか?設定を「モーションエンハンサー」を強、「シネマドライブ」をオート1で見ると結構面白いですよ。物によっては、かなりぬるぬるします。(画像が破綻する時もありますが。)
書込番号:11264851
0点

今、テレビ朝日の「警視庁失踪人捜査課」を見ながら書いています。このドラマはオープニングや回想シーンはフィルム調であり、毎秒のコマ数が30コマしかありません。しかし、それ以外のシーンはフィルム調ではない普通の画質(以下、ビデオ調と呼ぶことにします)であり、毎秒60コマあるようです。
ただ、見ているとどうもフィルム調に似た幻想的な感じがあります。色調を多少加工して青っぽい色にしているのでそのせいかなとも思ったのですが、でも色をいじったぐらいでこうは見えないようにも思います。
私の推理ですが、どうもこのドラマはリップシンクを故意にずらしているのではないかと思います。すなわち、声が出るタイミングが映像の口の動きとずれていて(おそらく声の音が画の唇の動きよりも遅い)、それで昔のフィルム撮影のアフレコ多用のテレビドラマを見ているような印象を受けるような気がします。ためしに音をミュートして字幕だけで視聴(ではなく視)してみると、ビデオ調っぽく見える感じがします。
すなわち、画質の判断のつもりで無意識に音声も評価に混ぜてしまっている可能性もありえます。
私の思い込みもあるのかもしれませんが。
ジュエルリングさん、こんばんは。
> ところで、ばうさんはsonyの4倍速モデルを見たことありますか?設定を「モーションエンハンサー」を強、「シネマドライブ」をオート1で見ると結構面白いですよ。物によっては、かなりぬるぬるします。(画像が破綻する時もありますが。)
まだ見てないです。今までテレビの機種固有の画質をあまり意識していませんでした。近いうちに、電器店に行って画質を見比べてみたいと思います。
書込番号:11272171
0点

話がちょっと脱線してしまいますが・・・
ソースはどこだったか忘れましたが、動画のコマ数が視聴者に与える心理的影響を調べたら、毎秒60コマがボーダーラインだったそうです。
それ以上コマ数を増やすと気持ち悪くなるとか。
まぁ、今でも3D酔いがありますけれど。
書込番号:11272358
0点

>ソースはどこだったか忘れましたが、動画のコマ数が視聴者に与える心理的影響を調べたら、
>毎秒60コマがボーダーラインだったそうです。
>それ以上コマ数を増やすと気持ち悪くなるとか。
動画とゲームは違いかもしれませんが、一般的に60フレームを下回るとカク突き出して気持ち悪くなりますが、60コマ以下ではないでしょうか?
いまどきの液晶も画像処理で擬似的に120コマ、240コマにしているようですし。
それとも私の解釈が間違っています?
書込番号:11272542
1点

> 60コマ以下ではないでしょうか?
いや、60コマ以上という話だったですね。
60コマ以上にすると心拍数が速くなってしまうそうです。
> 擬似的に120コマ、240コマにしているようですし。
倍速駆動とか4倍速駆動のことだと思いますが、これは残像低減のためにコマとコマの間に黒一面を挿入している、ということじゃなかったでしたっけ?
でも、ブラビアの4倍速駆動ってどういう意味なのかなぁ?
書込番号:11272596
0点

さきほど、私はつぎのように書きました、
> すなわち、声が出るタイミングが映像の口の動きとずれていて(おそらく声の音が画の唇の動きよりも遅い)、それで昔のフィルム撮影のアフレコ多用のテレビドラマを見ているような印象を受けるような気がします。
が、どうも逆のようです。このドラマは声の音が画の唇の動きよりも早いように思います。AVアンプの設定で音声のディレー量をおおよそ 40ms ぐらい増やすと、昼ドラっぽい素直ないじっていない良い画質という印象を受けました。
♪ぱふっ♪さん、Раскольниковさん、こんばんは。
60コマより増やすと、という説は私は知りませんでした。私もコマ数が多い分には良いと思うのですが。ただ、私がある日突然、完全に120Hzぐらいの表示ができるディスプレーで映像を見たら、感動して心拍数は高まると思います。完璧にレートが高くなればリアルな映像と区別がつかなくなるので酔うことはなさそうに思えますが、中途半端にレートが高いとやっぱり酔うこともあるのかもしれません。でもそれは日常見慣れたら酔わなくなるような気もします。
倍速駆動は、私は原理を良く理解しきれていないのですが、これは明暗のキレを良くするためのドライブのための周波数であり、その周波数がかならずしも目に見えるコマ数とは一致しないのではないかと思います。
書込番号:11272696
0点

黒挿入の機種とコマを作り出す機種、その2つをミックスした機種とあるようです。
>60コマ以上にすると心拍数が速くなってしまうそうです。
光過敏性とか映像が原因による症状って色々あるんですね。
書込番号:11272721
0点

今日、再放送があった「龍馬伝」をスロー再生で調べてみました。剣道の竹刀を振るシーンで良く分かったのですが、やはりこのドラマは30pのプログレッシブで撮影されていることに間違いなさそうです。振られた竹刀のブレが(1/60秒ではなく)1/30秒ぶんの軌跡として見えます。こう判断したのは、竹刀のブレが途切れずに1/30秒ごとに隣接して見えたためです。
このために残像感が強く出てしまうのかなと思います。これがこのドラマと他のドラマとの画質の見え方の違いに大きく影響しているように思います。
一方、他の多くのフィルム調のドラマは、カメラが60pなのでしょうか?カメラの1コマ(1/60秒ぶん)を、放送波に乗せるときには、隣接する2つのフィールドに分配して垂直解像度を維持しているようです。しかし、放送波のフレーム数は毎秒30フレームしかありませんから、カメラで撮影した毎秒60コマは半分の毎秒30フレームに配分できるように、半分のコマを捨てて(間引いて)いるように思えます。すなわち、デューティー比が50%の高速シャッター相当になっているように思います。これが残像ではなく、パラパラとした動きになって見える原因のようです。
これらはあくまでもスロー再生で調べてみた限りの推測です。
書込番号:11276517
1点

こんばんは
正直イマイチよく分からないのですが・・・・
先ず、そもそもドラマは全く見ないので、現象認識がありません。
で、コマ落ちは確定事実なんでしょうか?
フィルムカメラはともかく、放送用カメラに24コマモードがあるのかどうか・・・・
撮影後の編集でわざわざコマを落としたとして、放送段階では再度30コマに23プルダウンして放送では、手間暇かかり過ぎですよね?
全てのテレビが24コマ再生可能な訳ではありませんから、必ず30コマ変換しての放送が必要な筈です。
書込番号:11277566
0点

ばうさんこんばんは。
>やはりこのドラマは30pのプログレッシブで撮影されていることに間違いなさそうです。
>一方、他の多くのフィルム調のドラマは、カメラが60pなのでしょうか
30p以外の物はほとんど60i撮影なんじゃないでしょうか?映画は別として、普通のドラマで24p撮影の物はそうあるとは思えないですし、60pにしても放送の規格上結局60iにするのであまりメリットが無いような気がしますがどうでしょうか?
今のテレビ本体自体は24pや60pの入力に対応(機種により非対応)していますが、プレーヤー(24p・60p出力対応のもの)で出力といっても、ソフト自体は24p・30p・60iかと思うので60p出力といってもプレーヤーで60p化しての出力です。
書込番号:11277655
0点

> 放送用カメラに24コマモードがあるのかどうか・・・・
あります。
http://www.sony.jp/products/Professional/c_c/CineAlta/
書込番号:11277813
0点

電器店に行ってソニーの4倍速を探したのですが、行った店の品揃えのためか見つからず、ソニーのモーションエンハンサーのオンオフのみの設定ができる機種でいろいろ画質設定をいじってみましたが、これでは別段の違いが見つかりませんでした。また後日調べてみたいと思います。
私がカメラが60pではないかと推測する理由ですが、昔は(b)のタイプのフィルム調は、いわゆる再現シーンの画質加工として見かけ始めたのが最初だったように記憶しています。たとえば、「行列のできる法律相談所」や「踊る!さんま御殿!!」などのバラエティー番組で、スタジオの画像は通常のビデオ調ですが、設問や投稿に基づく再現シーンのような場面で、コマ数の少ないフィルム調の画質にしていたように思います。そして、当時はこのようなシーンでは、垂直解像度が半分になっていて、たとえば少し傾いた水平線などはジャギーが目立っていました。これは60i(毎秒60フィールド=毎秒30フレーム)のカメラで撮影したものからコマ数を落とすと原理的に、垂直解像度が半分にならざるをえなかったためだと思います。これはアナログ放送(NTSCの525i)であっても地デジ・BSデジタルのハイビジョン放送(1125i)であっても同じことだと思います。
もしも60iで撮影した素材を垂直解像度を落とさないようにコマ落とししようとしたら、私の考えでは毎秒30コマにすることは理論的にできず、いきなり毎秒15コマにまで落とさざるをえないと思います。(これだとさすがに違和感がですぎるのでやっているところは少ないと推測します。)
もしもカメラの段階で60pで撮影してあったら、ハイビジョン放送でビデオ調のまま放送したいときはコマを落とすことなく60iにそのまま変換できますし、コマ落としのフィルム調にしたい場合も垂直解像度を落とすことなく毎秒30コマにできると思います。
書込番号:11279721
0点

ばうさん
>スタジオの画像は通常のビデオ調ですが、設問や投稿に基づく再現シーンのような場面で、コマ数の少ないフィルム調の画質にしていたように思います。
スタジオの撮影と再現シーンを撮る撮影の手法が違うということはないんですか?同じ番組でも同じカメラ、同じコマ数・解像度とは限らないと思いますし。バラエティーは特にそう感じます。結構合成してますよね。
>もしもカメラの段階で60pで撮影してあったら、ハイビジョン放送でビデオ調のまま放送したいときはコマを落とすことなく60iにそのまま変換できますし、コマ落としのフィルム調にしたい場合も垂直解像度を落とすことなく毎秒30コマにできると思います。
60iや30pの素材にしたいのなら最初から60iや30pで撮ったほうがいいと思うのですが・・・。
書込番号:11285641
0点

60pは私の推測の域を出ないのですが、ただ、60pで撮影してVTR(やHDD)に記録しておけば、あとからどのフォーマットにも加工することが容易なことは、少なくとも理論的には間違いないと思います。
また、たとえば家庭用のビデオカメラを見ても、最近は1080/60pを仕様とするものがごく普通に存在するようになっています。放送局内の業務用ビデオカメラの仕様も昔からこれと同じぐらいのフォーマットを使っていたとしても不思議ではないと思います。
やっぱり60pは制作側にとってはとても便利だと思うのです。60iに比べてデーター量はたかだか2倍です。これを放送局内で使っていない理由が思い付かないです。逆に言えば、60pが普及したからフィルム調のコマ落としの加工が容易になって乱発するようになったのではないかとも考えます。
ただし上述したように私の推測です。実際に現場を見たことはないので真相は分かりません。
書込番号:11289397
0点

日立のプラズマに「なめらかシネマ」なる機能があるそうです。
http://av.hitachi.co.jp/tv/plasma/xp05/feature/highquality.html
24コマの映像が60コマに変換されて放送されたものを滑らかに再生するとかかれています。
Woooのクチコミで質問されたらいかがでしょうか?
書込番号:11289851
0点

皆さん、今晩は
えっらい遅い登場で、失礼します
「フィルム調のドラマは、視聴に耐えない!」と、いうのは
それだけデータ量が多く、分解能が追いつかない!と、いう事
なんでしょうか?
まっ、それは、さておき・・・
「大河ドラマ・・龍馬伝」が事実上見られない!
との事ですが、そこまで“酷い”のでしょうか?
私であれば、とても許せません
板親さんを疑う訳では有りませんが、今一度、キチンと
した答えを伺いたいものです
書込番号:11292731
0点

Раскольниковさん、こんにちは。
「なめらかシネマ」があるんですね。日立はあまり調べたことがなくてこの機能の存在を知りませんでした。「なめらかシネマ」は何年も前からある機能らしく、日立のテレビさえ店頭で見つけられれば、視聴してみるのも比較的容易のように思います。これは良さそうな機能ですね。なお可能性は低いと思いますが、名称が「シネマ」となっているのでもしかしたら24p専用であり私が問題としているテレビドラマには効かない?という懸念もあるのですが、こんど店頭で見てきます。最近は「新なめらかシネマ」というものもあるみたいですね。
皆さんよろしくさん、こんにちは。
「龍馬伝」の画質については、私が視聴して受けた感想を、このスレの最初の投稿で書かせていただきました。データー量は少ないと思います。コマ数が減っていますから。分解能という意味が良く分かりませんが、私の目は60コマ/秒の時間的な分解能を欲しているのに、テレビの画面からは30コマ/秒の情報しか得られないので時間的な分解能が低くて困っている、とも言えます。
ちなみに「龍馬伝」の放送時間はつぎのとおりです。
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/info/index.html
土曜日の午後1時5分からの再放送は、店頭のテレビでの試聴もしやすいかもしれません。今年の6月中旬ごろまで放送があるようです。
書込番号:11296553
0点

ばうさん
初めまして、こんばんは
まずは、詳しい御説明ありがとうございます
え〜、言葉足らず?だったかもしれませんので、以下
御説明します
>「龍馬伝」の画質については・・・スレの最初の投稿で書かせていただきました
はい、その投稿は見させて貰ってます
ただ、私は、その様に「酷い画質になる!」という書き込みを見た事が
なく、また、そうなるとも思っていませんでしたので「再度」確認したい!と
いう事で、質問させて貰った、という訳です
ですが、お答えによると、どうやら「間違いないようですので」これで結構です
>データー量は少ないと思います。コマ数が減っていますから
え〜と、確か「24コマ位に減ってたんですよね
すいません・・・うっかりしてました
>分解能という意味が良く分かりませんが・・・
これは、あれです。一言で言えば「データの量子化」の事です
・・・って、この手の言葉では分かりにくいですよね(^_^;)
御存知のように、要するに倍速とか4倍速とかいう風に、コマ数を増やす方法
の意味で言った、という事です
しかし、「龍馬伝」等見られないんじゃ〜やりきれませんね
今の番組、ハッキリ言って、つまんないですから(^_^;)
また、量販店で、上記の症状を確認して来よう、と思ってます
書込番号:11296730
0点

みなさまに対して、ちょっと補足させていただきます。
皆さんよろしくさんのご投稿
> ただ、私は、その様に「酷い画質になる!」という書き込みを見た事が
> なく、また、そうなるとも思っていませんでしたので「再度」確認したい!と
たとえば、私は掲示板で私の感想を述べる際に、「酷い」という漢字は使っておらず「ひどい」と平仮名で表現しています。また、私は感嘆符は使っておりません。私が使った表現は「私が最近これはひどいなと感じたのは…」です。
細かなニュアンスの問題にすぎないのかもしれませんが、今回のようなマイナス方向の要素を持つ評価の文章を短く要約されてしまうと元よりもきつい表現になってしまうことがあります。みなさまが私の発言の意図を判断される際は、できるだけ要約ではなく元の私の投稿を読んで総合的に判断していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
書込番号:11296890
0点

ばうさん
どもども、再び今晩は/^^
え〜とですね、まずは、御苦労さまです
ちょっと、表現が激しすぎでしたかね?
その様な積もりはなかったんですが・・・
まっ、でもあれです、訂正しておいて悪い事は御座いません!!!
今度は!!!を付けても構いませんよね?・・・(笑)
ちなみに、その誠意!「お気に入り登録」させて貰いました!
今後とも宜しくお願い致します
・・・って事で、この辺で失礼します
書込番号:11297429
0点

今、NHK総合のドラマ「外事警察」の再放送を見ているのですが、このドラマの画質は「竜馬伝」に近いタイプだと感じました。
以下は推測も入りますが、見た感じから撮影方式を分析してみたことを書きます。
この2つのドラマの特徴としては、おそらく30Pのカメラで撮影しているらしく、そして1/30秒間ぶんすべての光を集めた撮像による静止画で構成された動画だと思います。カメラがパンしたシーンや人が手を振るシーンなどでは、1/30秒間ぶんのブレの蓄積がそのままテレビの画面に映るため、動きのある場面では細かいものがぜんぜん見えなくなってしまいます。ポエム風に表現しますと、映像の質感がベットリと濡れた感じでキレがないです。
(なお「外事警察」は、シーンによっては30Pではなく60Pの撮影もところどころ混じっているような感じもします。)
ちなみに、映画をテレビで見る機会はたくさんありますが、映画は24P相当だとは思いますが、たいていの映画は1/24秒間ぶんの光をすべて使っては撮像していないように思います。もっと短い時間のシャッタースピードではないでしょうか。半分ぐらい、すなわち1/48秒間ぶんぐらいの光しかつかってないと思います。コマのレートは低いものの、いわゆる高速シャッターになります。したがって映画をテレビ放送で見る場合、コマが少なくてパラパラ漫画の動きにはなりますが、各コマを静止画として捉えた場合はブレがわりと少なく、動画としても動きにキレは残った感じになります。(映画のジャンルにもよるのかもしれませんが。)
「竜馬伝」(や「外事警察」)以外のテレビドラマも、この数字の 24 が 30 に置き換わっただけで、この特徴は同じような気がします。
すなわち、「竜馬伝」(や「外事警察」)がとくに異質に感じる原因は、高速シャッターを使わないことにあり、それにより24コマ/秒の映画以上に、残像としてのフィルム感が強く出てしまっているのではないかと思います。
ほかにも、撮影や編集のテクニックとして被写界深度が浅いとか色合いやフィルターのかけ具合による見え方の違いも、別の要素としてはあるのかもしれませんが。
書込番号:11315349
0点

日テレのドラマ「Mother」について、もう少し画質を調べてみました。
このドラマは基本的には、私の分類では(b)「WOWOW の音楽ライブ」のタイプになります。すなわち、60P(毎秒60コマ)のカメラで撮影して、そのうち1つおきにコマを捨てています。放送に使うのは撮影したコマの半分のコマ(毎秒30コマ)であり、それを60iに変換して放送しています。
この形式は、他の多くのドラマに見られるものなのです。しかし「Mother」は他のドラマとは画質がかなり異なる印象を受けます。この理由はなにかをスロー再生で調べてみたのですが、どうやら画像編集で意図的に残像を付けているようです。
60iの放送はフィールドAとフィールドBを交互に放送していますが、(b)の形式ではフィールドAとフィールドBは基本的には同じ画像です。違いは走査線が偶数番目か奇数番目かという、垂直解像度に関わる点だけです。受信側でスロー再生で見た場合、フィールドAのコマとフィールドBのコマは、ほとんど一緒に見えるはずです。
しかし「Mother」は、フィールドAから輪郭成分を抽出して、その輪郭を残像としてフィールドBに合成しているような感じがします。暗いシーンでのドアの開け閉めなどで分かります。輪郭の残像と言っても、動きの激しいシーンでは目立たず、むしろ緩慢な動きでその効果が目立つような感じです。人物の普通のゆっくりとした立ち居振る舞いにまとわりつくような残像となって、非現実感をかもし出しているようです。
明るいシーンではこのような画質の加工はおこなっていないか、あるいは合成の程度が弱いのか、ほとんど分かりません。
このような意図的な編集による後付けの残像は、私がこのスレの最初に書いたような(3)「受信側で変換するような技術」で取り除くことはまず不可能ではないかと考えます。龍馬伝のように完全な30Pになってしまったものももうそれを1/30秒よりも細かな時間的な分解能にすることも不可能だと思います。
望みとしては、(b)「WOWOW の音楽ライブ」のように60Pを1コマずつ間引いたものや、映画でも高速シャッターを使ったものならば、日立の「なめらかシネマ」のような技術である程度復元できそうな気がします。「なめらかシネマ」は早く画質を確認したいと思っています。
書込番号:11324531
0点

竜馬伝が、30pのプログレッシブカメラで撮影される事が増えてるのは既に分かっていると思います。
プログレッシブのメリットは彼方此方に書かれているので省きます。
それと、プロは光量(露出)に敏感です。
これをミスすることはほぼありません。
残像感を感じるのは、放送規格と視聴しているテレビの性能のせいです。
30pで撮影→60iで放送→受信機でi/p変換→60pで表示(機種によって120p/240p)
一度劣化させた物は元に戻らない(良くならない)
Blu-rayでソフト化されない限り、製作側の思い描く映像は表現されないでしょう。
もっとも、プレーヤーとテレビの性能によっては劣化してしまうけど…。
書込番号:11332473
0点

phantomcatさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
> 30pで撮影→60iで放送→受信機でi/p変換→60pで表示(機種によって120p/240p)
私は、この経路における劣化は、「30pで撮影」した時点ですでに発生していると考えます。それ以降の、30p→60iの変換をしての放送や、受信側での 60i→60pのi/p変換などは、情報が失われないフォーマット変換であり、劣化ではないと考えます。
(なお「30pで撮影」することが、それが制作の意図であるならば「劣化」ではないことになりますが。)
ちなみに、龍馬伝の画質でネットを検索すると、ブログなどでの批評が良く見つかりますが、そういうところを読むと「このドラマはプログレッシブ撮影だから良い」というふうに書かれているものが少なくありません。
私ももしも60iと60pを比較するのならば、とうぜん60pのほうに優位性があると思います。しかし、龍馬伝はプログレッシブと言っても30pです。30pと60iの比較ならば、30pに優位性があるとは言えないと思います。(上述しましたが、30p→60iにしても情報は失われないでしょう。30p→60i→30pのように戻すことも可能です。)
プログレッシブの優位性としては、コマ数がいくら低くてもプログレッシブの撮影である限り、インターレースのようなクシ状のノイズが入ることはありません。(インターレースで撮影したものを後からプログレッシブに変換(60i→30p)しても、クシ状のノイズの痕跡はいくらかは残るでしょう。)
しかしコマ数が低い30pで撮影するかぎり、残像という点では60iに劣ります。
かといって60pで撮影しても、現行の放送に乗せるためには60iをピボットとして経由せざるをえず、受信側では60iや30p相当の情報としてしか受け取ることができません。私は Blu-ray の規格は良く知りませんが、おそらく Blu-ray を使うことで解決できることは 60p の再生ができる、ということだろうと思います。30p であれば Blu-ray を使うまでもなく、現行の放送でもできる技術です。
書込番号:11333079
1点

30p=60iではありません。
解像度が違います(原理上30pの方が上)
30pを60iに変換する際に、ABC…をAABBCC…とした場合は解像度の劣化と動画ボケが発生します。
ABC…からAA'BB'CC'…と中間フレームを作り出したとしても解像度の低下は免れない。
また、60iから60pへの変換も簡単ではありません。
いくつかの方法があるものの、どれも完璧に再現はできないので劣化しています。
ちなみに、60pも60i自体も1秒間に60回の描画をしているが、根本的な情報量(解像度)が違う。
感覚的には、60p>>>30p>60iくらい画質の差があります。
それから、コマ数が多ければ残像が少なくなる訳でもありません。
秒間24コマの映画が残像で見苦しいという事は無いでしょう。
表示する方式の問題が大きいのです。
(そうでなければ、メーカーもテレビやデッキの24p入出力を売りにはしません)
なお、現行の放送規格やブルーレイでも30pはイレギュラーな存在です。
これをそのまま目にする機会は(個人撮影を除けば)無いと思われます。
とはいえ、インターレースに変換せずにプログレッシブな状態で編集されるであろうブルーレイソフトには期待できます。
龍馬伝の件も、映像変革の過渡期における混乱の一端なのでしょう。
テレビでは、16:9の画角も活かしていないし、アナログ放送の事も含めて問題はまだまだ山積みです。
書込番号:11333363
0点

> 30pを60iに変換する際に、ABC…をAABBCC…とした場合は解像度の劣化と動画ボケが発生します。
> ABC…からAA'BB'CC'…と中間フレームを作り出したとしても解像度の低下は免れない。
30p→60i を実際はどうやるのかは私は良く知らないのですが、もしも垂直解像度を優先するとすれば ABC… → AABBCC… にする際に 30p の1コマを 60i の奇数フィールドと偶数フィールドに半分ずつ分配すれば垂直解像度の情報は欠落しません。ただし、もしかしたらこれだと違和感が出るかもしれないので多少フィールド間で「ブレンド」みたいなことはしているのかもしれません。最悪考えられるのは50%まで欠落していることですが、解像度は実質は70%ぐらいは残っていると思います。(そうでなければわざわざインターレースにする意味がない。)
たとえば水平方向の典型的な画素数として1920と1440の2つを比較してみます。1920に比べて1440は75%に欠落していますが、それを気にする人はよほど解像度にこだわる人でしょう。水平方向の解像度75%でそうなのですから、垂直方向の解像度がたとえ70%としても、それを気にする人もそんなには多くないと思います。
「動画ボケ」というのが 30p→60i で発生するとは、私には思えません。もしも 24p→60i でしたらレート変換が発生するため「2-3プルダウン」のような複雑な処理が必要になり、これが「動画ボケ」の原因になる可能性はありますが、処理が簡単な 30p→60i では起こらないと思います。例としてお書きになった「ABC…をAABBCC…」というコマの並びを見ても、元の30pの「A」は60iの「AA」に配分されるだけであり、時間の幅は変わっていません。
> また、60iから60pへの変換も簡単ではありません。
これは私もそう思います。
私が前回書いた、
> 受信側での 60i→60pのi/p変換などは、情報が失われないフォーマット変換であり、劣化ではないと考えます。
とは、元が 60p の情報量を持っていないという前提での話です。すなわち、60p→60i→60p なら劣化します(60p→60iの段階で劣化する)。一方 30p→60i→60p は劣化しません。
> それから、コマ数が多ければ残像が少なくなる訳でもありません。
> 秒間24コマの映画が残像で見苦しいという事は無いでしょう。
これについては先日、「高速シャッター」という言葉を使って説明させていただきました。
> 表示する方式の問題が大きいのです。
> (そうでなければ、メーカーもテレビやデッキの24p入出力を売りにはしません)
これについてはあまり製品の動向は良く知りませんが、「ネイティブ」で24pが扱えるということが売りになるのだろうと思います。もしも24pではなく30pならばレートとして見れば60pや60iの倍・半分というキリのよい数字であり、たとえネイティブで対応していなくても変換がわりと容易です。また、プログレッシブとインターレースの間の変換も、レートの問題が小さい分、簡単な変換で済みます。
しかし、24pだと「2-3プルダウン」のような割と複雑な変換が必要になるので、「ネイティブ」かどうかが重要になるのではないかと思います。
書込番号:11334529
0点

自分で撮影・編集をしていると分かる事なんですが、サンプルが掲載されているページを見つけましたので、それを交えてお話します。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060208/zooma243.htm
ページの真ん中少し下に「フレームレートの違い」というサンプル動画が掲載されています。
60iと30pのサンプル動画をダウンロードして見比べてみましょう。
(使用する動画プレーヤーソフトやPCのビデオ性能の違いで、全員が同じ再生画を見ることはできませんが、これは家庭用のデッキやテレビにも当てはまる事なので無視します)
デインターレースを適用しないプレーヤーで再生すると、60iはコーミングノイズが酷い(当たり前)ですし、解像度の低さが分かります。
ハードウェアもしくはソフトウェアでデインターレースするプレーヤーで再生してみると、コーミングノイズは抑えられるものの修正しきれずに残像となっている箇所もあるし、猫と戯れているシーンで解像度の違いが分かると思います。
一方、30pの動画はどのシーンで一時停止しても1枚絵ですし、全体的な動きの滑らかさという点では問題はあっても、ギコチナイと言うほど酷くも無いと思います。
120pにコマ数を増や(モーションアップサンプリング)してもスタート地点の違いがそのまま表れます。
ついでに見つけた物ですが、絵作りそのものも変えてあるサンプルを紹介しておきます。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/20090805_307002.html
個人的には、60iで小川のせせらぎが濁って見えるのが一番残念です。
寡聞にして誤認している部分がありますので、ご自分で検証して(最近のデジカメでも可能なことも多いし)みるのが良いと思います。
(私も用語の使い分けで不適当な部分もありますが^^;)
表示デバイスが最低限でも60Hzで駆動しているので、表示するには60pが最適である。
フレームレートを上げる事より、インターレース解除の方が困難である。
インターレースは単純にフレームの2分の1ではない。
インターレースは、直視管では都合の良い仕組みだったと思いますが、今時ではデータ量を抑えるための手段にしか過ぎないと思います。
現行の地デジでは1440×1080iですら限界であり、プログレッシブ化は夢のまた夢でしょう。
製作側も「放送は宣伝、パッケージソフトが本番」的な部分があると思います。
書込番号:11336442
0点

> デインターレースを適用しないプレーヤーで再生すると、60iはコーミングノイズが酷い(当たり前)ですし、解像度の低さが分かります。
> ハードウェアもしくはソフトウェアでデインターレースするプレーヤーで再生してみると、コーミングノイズは抑えられるものの修正しきれずに残像となっている箇所もあるし、猫と戯れているシーンで解像度の違いが分かると思います。
このご説明を拝見して疑問に思ったのですが、phantomcatさんは、60iのテレビ放送をテレビで視聴されているときも、そのようなコーミングノイズや残像の存在を感じられているのでしょうか?
私はおそらくそうではないと推測します。おっしゃることはお使いのプレーヤーの仕様・性能によるところが大きいのではないでしょうか?
解像度については、同じ画素数同士の比較ならば、原理的にレートによらず i より p のほうが優れていると、私も思います。私が前回書いたように、インターレースなら垂直解像度は50%〜100%の間のいずれかにまで欠落しているでしょう。
書込番号:11338854
0点

> http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060208/zooma243.htm
> ページの真ん中少し下に「フレームレートの違い」というサンプル動画が掲載されています。
ちなみに、そこには60iと30pと24pの3つの動画ファイルがありますが、すべて違うタイミングで撮影されたものだと思います。すなわち、たとえば3台のカメラを同じ被写体に向けて同時に録画開始したものではありません。
具体的にはたとえば引きのシーンで脇に付いている小さい風車の回転速度が60iと30pで異なっています。人物の後ろを落ち葉が動く様子が24pでは見えるのですが、60iと30pにはありません。
このためちょっと画質の比較がしにくいですが、Windows XP 上の Windows Media Player 11 と GOM Player 2.1 で再生して画質を比較してみようとしました。しかし、私のパソコンの環境ではどうもこれらの動画ファイルが持つ本来の画質(動画画質)では再生できないと感じました。私もコーミングノイズや残像のようなものを感じます。パソコンやプレーヤーの設定をいろいろいじってみたのですが、解決できませんでした。60i もそうなのですが、とくに 24p のほうが画質が悪い再生になってしまいました。
書込番号:11339118
0点

投稿が1か月もあいてしまいましたが、先日、家電量販店の店頭で日立の「なめらかシネマ」の画質を見てきました。機種はたぶん L37-XP05 だったと思います。たまたま放送していた、昔のフィルム撮影のテレビドラマの再放送の番組を見てみましたが、たしかにコマ数は補間されて増えているように見えて、人物の動きが多少キビキビしている感じはありました。ただその代償として、画が崩れるような感じになります。
一般に、デジタル放送で動きの激しいシーンではモザイクノイズが出ますが、そのような感じの崩れ方に似ているなと感じました。(正確な表現ではありません。主観的な表現です。)
17型ぐらいの小さな画面なら、この崩れがあっても、なめらかさが増えるのならばメリットは大きいかもしれないと思いました。しかし普通の大きさの画面で見ると、この崩れのほうがむしろ気になり、なめらかさのメリットが相殺されるかもしれません。何か月も長期間視聴してみないとはっきりとした評価はできないと感じました。
60P撮影の番組はたまたまやっていなかったので、60P撮影が多いコマーシャルなどで視聴してみましたが、こちらは「なめらかシネマ」効いているのかどうかも良く分かりませんでした。
書込番号:11465855
0点

つぎにドラマの画質についてですが、現在 BS11(ch 211)で放送している韓国ドラマ「オンエアー」 http://www.bs11.jp/drama/1020/ をさきほど見ていましたが、これも30Pのプログレッシブ撮影のようです。高速シャッターになっておらず、各コマで1/30秒分の露光を繰り返すタイプのようです。ここまでは龍馬伝と同じです。録画してスロー再生で確認しました。
しかし、画質は龍馬伝とはぜんぜん違います。普通の60P撮影の良くあるドラマ(私が以前書いた (b) 「WOWOW の音楽ライブ」タイプ)と、そんなには画質に違いは感じませんでした。人物が首を振るシーンなど動きがあるシーンでは、たしかにシャッタースピードが遅いねっとりした感じが顕著ですが、さほど異質な画質だとは感じませんでした。(あくまでも(b)「WOWOW の音楽ライブ」タイプとの比較です。ネイティブな 60i と比較すれば、やはり違和感ありまくりです。)
したがって、龍馬伝の画質の違和感は、30P はあくまでも大きな要素のひとつではあるものの、ほかにも違和感の原因となる要素がいろいろあるのだろうと思います。今、考え付くのは、つぎのものです。
・被写界深度を異様に浅くし背景をぼかしている。
・手持ちカメラ風の画のブレをわざと付けている。
・色調をいじっている(鮮やかさを抑えてある)。
・ソフトフォーカスのようなフィルター効果を付けている(窓明かりや照明の光がぼんやりと見えるような効果になっている)。
そして「オンエアー」はこれらの効果はほとんど使っておらず、30Pであるということだけが特徴のようです。ちなみに「オンエアー」は今後も毎週(毎週月曜日20時00分〜21時30分)放送しているようなので、30Pのプログレッシブ画質がどんなものかを把握されたいかたはどうぞご覧ください。
(ちなみに映画の多くはフォーマット的には24Pのプログレッシブであると言えるのですが、映画は前述したように高速シャッターになっていることがほとんどのようです。したがって、今まで映画をたくさんご覧になられたかたであっても、映画の24Pの画質と龍馬伝・オンエアーの画質とは、たんに24と30という数字の違いだけではありません。シャッタースピード(露光時間)に何倍もの大きな違いがあります。)
また、前回書いた日テレの「Mother(マザー)」のような残像効果ですが、他の番組でもたくさん使われているようです。技術的には「モーションブラー(motion blur)」に近いものかもしれません。通販番組などで結構見かけます。ちなみに「なめらかシネマ」は技術的には、とてもこのような残像にまで対応できるものではないと思いました。
書込番号:11465950
0点

ドラマではありませんが、日テレの「アナザースカイ」 http://www.ntv.co.jp/anothersky/ は、スタジオ撮影と海外のロケ撮影が半々ですが、ロケ撮影の画質が異質です。前々から見づらいと思っていたのですが、これもさきほどスロー再生で調べてみたところ、どうやらごく普通の60iのハイビジョンカメラで撮影したものを、あとから編集で毎秒30コマに間引いているようです。
このやりかたは、私が以前 [11279721] で書いた再現シーンと同様です。原理的に垂直解像度が半分に落ちているのですが、ソースが SD ではなく HD であることや、放送局側でおそらくなんらかのアップコンバージョンをしているため、ジャギーなどは少なく、それほど解像度のなさが目立たないようです。
しかし、レコーダーに録画したものを通常再生とスチル(フレームスチルではなくフィールドスチル)で交互に繰り返してみると、垂直解像度がスチルの時と通常再生の時とでほとんど違いがありません。
なお、なぜ撮影を60pではなく60iでやるのかですが、これはたんにロケ機材の都合によるものだろうと推測します。
最近は、こういういじった画質が、ドラマだけでなくバラエティー番組にも多くなってきているのが気になります。
書込番号:11483446
0点

最後の投稿から1年弱経過しましたが、新たに気付いたことがあったのでこのスレに投稿します。
最近、テレビの報道番組などで良く見かけるような画質として、毎秒30コマだけど、各コマの露光時間が極端に短い、いわゆる高速シャッターを使っているものがあります。そのシャッター速度(というかシャッター時間)も相当短く、1/120秒ぐらいのような気がします。
最初は、通常のビデオカメラが入るのが難しい現場で、ケータイなどの簡易型のカメラを使っていて、そのカメラがもともとそういう画質でしか撮影できなかったからなのかもしれません。しかし、時が経過し、おそらく通常のビデオカメラが入れる状況になっても、依然としてそのような高速シャッターの画質になっているので、これはもうテレビ局が意図的にそのような画質を選択していることが強く推測できます。
こういう画質はほんの一瞬見ただけで、「ああ、災害現場なのかな」という印象付けができる効果があり、テレビ局も多用するようになったのだろうと思います。
しかし、その番組を見るほうとしては、本の隅に絵を書いてページをパラパラめくって動かすアニメーションを見ているような感じであり、見ていてとても疲れます。
書込番号:12949840
0点

ばうさんこんばんわ。
高速シャッターになってしまうのは、本当に携帯カメラやスマートフォンで撮影しているからではないでしょうか。
書込番号:12965923
0点

私も当初は、機器の性能でしかたがないのかなと思っていました。
ちなみにシャッター時間は先日、「1/120秒ぐらい」と書きましたが、もしかしたらもっと短いのかもしれません。1/250秒ぐらいなのかもしれません。画面の動きを見ていると、いかにもデジカメの静止画撮影を繰り返すこと動画にしました、という感じが強かったです。(私はデジカメは詳しくないので、これ以上は分からないですが。)
しかし、たとえば東京からミュージシャンがその現場近くに行って、演奏会をする様子を密着取材した番組でも、これと似たような画質で放送されているのです。東京からカメラなどの機材を準備して持ち込んでいるにも関わらずです。こういう状況から推測すると、やはり最初は機器の性能の都合だったのかもしれませんが、その後、その制約が解消されてもあえてそういう画質を選択しているのだろうなと感じます。
書込番号:12970291
0点

5か月ぶりに書き込みます。
とうとうNHKの朝ドラ(カーネーション)まで、30pのプログレッシブ画質になってしまいました。朝ドラの歴史としては初めてなのではないでしょうか。これが一過性のものなのか、次(半年後のつぎのシリーズ)もずっとこの画質が続くのか、不安です。
土曜日にNHKのドラマを見ようとすると、カーネーション、塚原卜伝、江 〜姫たちの戦国〜、すべて30pのプログレッシブであり、残像の強い画質です。60p撮影ではなく30p撮影なので、残像がひどくカメラがパンするようなシーンでは、輪郭がぼやけてしまい、現実世界で目を横に動かして物を追うイメージ(背景はぼけても追っている被写体はぼけない)とかけ離れてしまい、とても違和感があります。
この問題の根の深い点としては、テレビを視聴する人口の大多数の人はこの画質の存在にすら気づいていないらしいという点です。私が掲示板などで「このドラマは30pの画質なんですよ」と言っても、「なにそれ?なんか違うの?」という反応がほとんどです。せいぜいたまに、逆に60iの時代劇の放送に対して「なんかくっきりしすぎていて時代劇っぽくない」というような反応がある程度です。液晶テレビの普及もこの傾向に拍車をかけているように思います。こう言っている私自身も、液晶テレビで見ると、表示デバイス自体に残像があるために、ソースに残像があるのかないのか、ということは見分けにくいと感じます。
もうひとつの問題としては、この手の話を説明する場合、(1)インターレース/プログレッシブの違いと、(2)1秒あたりのコマ数(フレームレート、fps)のこと、(3)1コマあたりの露光時間のこと、の3つぐらいを説明せざるをえず、話が複雑になり、聞いている人はどうしても関心が理解しやすいインターレース/プログレッシブのほうに傾いてしまうように思います。そうなると「プログレッシブのほうがいいじゃないか」のようになってしまい、30pのコマ数の少なさのことが忘れ去られてしまうように感じます。
書込番号:13597903
1点

今、日テレの「のどじまんザ!ワールド」という番組を見ながら書き込んでいます。歌の時だけ、画質が変なのですが、見たことのないような変さです。スロー再生して調べてみました。
フィールド(1/60秒)を1コマとして、1コマごとにアルファベットで区別しますとつぎのようになっています。同じアルファベットは同じ画面内容です。
ABCDEEFGHIJJKLMNOPQQ (以下はこれの繰り返し)
要は 5 + 1 + 5 + 1 + 7 + 1 ・・・ (の繰り返し) になっています。20コマ(1/3秒)で1セットです。20コマの内、3コマを故意にダブらせているわけです。
ここまで来ると、もはやコンテンツの意図的な毀損でしかないと思います。
書込番号:13613444
0点

フジテレビで新しく始まって間もない月9のドラマ「私が恋愛できない理由」を見てみました。
このドラマは毎秒60コマあって動きは滑らかなのですが、妙に解像度がなくのっぺりしていて、嫌な画質でした。調べてみたところ、以前このスレで書いた「Mother」と同様の残像が付いていました。しかも残像の重なり数が多く、最低でも3重にダブっているのが確認できました。本来の画像に、1フィールド前の画像と2フィールド前の画像が重なって見えるわけです。はっきりと分かりやすいのは、暗い背景の手前に明るい人物などが動いた時に、その人物の輪郭が多重のスジになって見えるような感じになります。
ごく薄っすらとした輪郭まで数えると5重ぐらいありそうに思います。たとえ3重だとしても2フィールド前の情報が尾を引いて残って見えるわけですから、1/30〜1/20秒ぐらい前の情報が残っていることになり、遅れとして表れ、また像がダブっているので細かい情報が潰れて解像度がなくなってしまいます。
また、WOWOW で毎年放送している a-nation も視聴してみました。
過去に録画したのを見返してみると a-nation '07 と a-nation '08 は、いじっていない画質であり綺麗でした。a-nation '09 はちょっと録画したものが見つからなかったのですが、a-nation '10 の時点ですでに30コマ/秒の劣化した画質になっていました。昨日放送があった 2011年の「a-nation 10th Anniversary for Life 拡大版」も '10 と同様の画質でした。
'10 も2011年のも、デジカメの静止画に近い高速シャッター(1/250秒ぐらい?)になっていてパラパラ動き、非常に見づらいものでした。
やはり、動画である以上、瞬間的な静止画を時系列順に並べただけではダメだと思います。1コマの静止画の中に動画としての「情報」がないと不自然に見えてしまいます。「情報」とは、いわゆるモーションブラー(motion blur)が必要なのだと思います。(私もあまり映像関係の用語には詳しくないので、用語の使い方が正しくないかもしれませんが。)
モーションブラーがあることで、人物など物体の動きのベクトルの情報が静止画に蓄積され、それを時系列順に並べることで、動画としての動きの情報が、見ているヒトの視覚に伝わるわけです。
1コマあたりに含まれるモーションブラーの情報が多すぎれば残像として目障りだし、少なすぎれば動画として成立しなくなります。1秒あたりのコマ数が多ければ、モーションブラーの過不足があっても目立ちませんが、1秒あたりのコマ数が少なくなれば、目立ってしまいます。
どうしても1秒あたりのコマ数をいじりたいのであれば、たんにコマ数をいじったりブライトネス、コントラスト、解像度、ガンマ値などをいじって満足するのではなく、モーションブラーに目を向けて適切なモーションブラーを設定してほしいものだと、映像制作者に望みます。
書込番号:13674407
0点

2011年11月3日(木)の午前9:55からTBS系で放送された「西本願寺音舞台」を視聴しました。
http://www.tbs.co.jp/program/mbs_otobutai2011.html
これも演奏ステージのシーンがフィルム調(30コマ/秒)になっていて、見づらいものでした。残像効果も付いていました。たまたま分かりやすい1コマがあったので画面を撮影してみました。下向きのスタンドマイクの左側にマイクの輪郭が白い線で残像となって見えています。
この画像は指揮者がステージの右から登場するシーンであり、カメラが指揮者を追いかけて右から左へパンしているため、相対的にマイクが画面内の左から右に移動しています。1コマ分(フィルム調での1コマ分なので1/30秒)過去の情報が輪郭となって残って見えていることになります。フィルム調のコマが2つ分見えているということは、この画像には最大で1/15秒分の情報が混在しているとも言えます。
要るんでしょうか?残像。私は見づらいだけだと思うのですが。テレビ局がここまで残像にこだわる理由が分かりません。フィルム調の上にさらに残像、というのも私はエフェクトのかけすぎだと思います。
書込番号:13718566
1点


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