『HiモードとLowモードの違い。』のクチコミ掲示板

[@Mugi]

あまり変化の少ないダイナミック型のヘッドホン・イヤホン(特にインピーダンスの小さいもの)だとGainのHiとLowの違いがほとんど出ませんが、久しぶりに引っ張り出してきた100Pro(ケーブルを手に入れました)で試してみました。
一応オーディオに詳しい方ではある程度常識かもしれませんがBAドライバーはダイナミック型に比べてインピーダンス(抵抗)の変化を受けやすく、BAマルチドライバーのイヤホンにはマルチドライバーのスピーカーのようにクロスオーバー回路が詰め込まれてます。
一般的にはコンデンサをローパスフィルタに(他にも音導管を細くしてくとローパス効果にもなります、SE846やソニーにマルチBAが音導管を細くすることでローパスにしてます)、抵抗をハイパスフィルタとして用いてます。
(正確にハイパスフィルタはBA素子の音響特性が抵抗を挟むことによって、高音に寄る性質を利用してます。)
この抵抗を挟むことによって音響特性が変化することを利用して、イヤホン側のジャックと再生機器の間にボリュームや抵抗を挟んで音響特性を変化させるアナログな機器をアッテネータというのですが、SB E5のHiモードとLowモードでは単に出力が上がるだけでなく抵抗値が変わるのか疑似的アッテネータとして働く事を見つけました。

参考までに100ProでLowモードは高音よりに、Hiモードでは100Hz-300Hzあたりの低音が盛り上がってボーカルがかすかに引っ込み、高音が刺さるようになります。
おそらく3ドライバの100Proのためこのような結果になったのでしょう。
変化の幅は小さかったですがXBA−C10ではLowだと籠っていたボーカルがHiだと少し前に出るようになり、低音のハリがでました。

おそらくX10等やファイナルのシングルBAドライバイヤホンで試したら面白い事になると思います。

書込番号：19629610