


スピーカーの大きさは8cmなので、使用中のエンクロージャーのスピーカー、FF85WKと入れ替えて音出ししてみました。写真@は入れ替えの途中の写真。
両方入れ替えて、音質チェック。アンプはA9050と、D45で試してみました。
音質の印象は、全体的に硬い音。メリハリはあるが、ボーカルのエッジに声と関係ない音(たぶん歪み音)が貼り付いた感じの音がする。高音は刺激的で、やや聴き疲れする音。(付録のスピーカなのでこんなもんかと思った)
次に周波数特性を測定してみた。Aは付録SP。Bは、かなり前から使っているFOSTEX FF85WK。グラフを見ると付録SPは、2.3KHzと10.9KHzにピークがあり、ちょっと個性的な音になっています。
次に500Hzのサイン波による高調波歪をチェック。C左はFF85WK、右は付録SP。付録SPは、ものすごいレベルで奇数の高調波(不協和音)が発生しています。FOSTEXのスピーカーの方は、ほとんど発生していません。
さらにチェックすると、この高調波歪は200Hzから6KHz間でかなり高レベルで発生していることがわかった(ボーカルが濁って聴こえる原因はこれでした。)このままでは、安いラジカセの音質レベルなので、原因を調べることにしました。
ユニットのいろいろな部分に軽く触れながら、サイン波を入力してチェックすると、コーンの部分の分割振動が、原因でした。この場合、エンクロージャーの設計や、ネットワークに良い部品を使っても全く解決しません。(付録とはいえ、よくこのレベルのものを製品化したものだ)
つづく
書込番号:19115561
6点

このままでは、使いにくいので、高調波歪を抑える改造をしてみました。改造といっても、水性ゴム塗料をコーンに塗っただけですけど。Dは改造前と改造後の高調波歪の測定グラフです。分割振動はよく抑えられ、クリアーな音色に変わりました。Eは改造後の周波数特性ですが、こちらに関してはほとんど変化はありませんでした。
Fは使用した水性ゴム塗料です。
次のリンクは、改造前と改造後の実際の音(sin波600Hz)を録音したものです。最初の10秒が改造前、後の10秒は改造後の音声。
元の600Hz音源も一緒にアップしてあるので、聞き比べてみてください。この信号音だけでみれば、原音再生もどきに変身しました。
http://yahoo.jp/box/uzDgfM
書き忘れたけど、周波数特性の10900Hzのピークは、かなり強烈な変調歪みが存在していましたが、改造後はかなり良くなっています。
続きのハイレゾ対応ツイーターは、買うかどうか決めてませんが、なにかあれば、続きを書き込む予定です。
書込番号:19115613
9点

パイルさん
興味深い測定です。
リンクの音聴きましたが、エライ違いですね。
水性ゴム塗料で劇的に高調波歪が抑えられたようですが、すごい効果です。
ユニットの振動板としてはm0が上がるので、出力音圧レベルや低域特性に変化があるかと思いましたが、
グラフではほとんどみられませんね。いい方だけ改良効果が得られたように感じます。
10,900Hzのピークですが、水性ゴム塗料で低周波数側が少しレベルダウンしてようにも見えます。
これだけでも多少やや聴き易くなったのでは?
それにしても無視出来ないピークなので、Cを入れて2wayにするのが無難のような気がします。
書込番号:19115826
1点

間違いました。
> Cを入れて
→Lを入れて
です。
書込番号:19115839
1点

Architect1202さん、どうもです。
こちらも、訂正があります。10900Hzの変調歪みの件ですが、レコーダーのRECレベルが0dBに達していたため発生したものと判明しました。測定しなおしたところ、こちらに関しては、ピークはあるけど音質自体は全く問題ないレベルでした。(高調波歪に関しては適正レベルで測定したので、記載した通りで訂正はありません)
それでも、このピークはかなり大きいので、Architect1202さんの言われる通り、2wayで組むのが無難だと思います。メーカーもこのへんを考慮して、ツイーターも付録にしたものと思います。このピークが無くなれば、かなりの音質改善が見込めると思います。高音の刺激が好きな人は、フルレンジでもよいと思いますけど。
書込番号:19115918
2点

> 10900Hzの変調歪みの件ですが、・・・・、ピークはあるけど音質自体は全く問題ないレベルでした。
そうですか。
改造後の高調波歪ですが、1,250Hzあたりに微妙に残っているようにも見えます(笑)
でも、このグラフだけを見た場合、読み取れないようなレベルですね。
当方、1週間前にJSPバスレフの真似をした箱を作って、FE83Enを入れてみました。
JSPバスレフは初めてなので効果がよくわかっていませんが、低域増強効果としてはTQWT(共鳴管)ほどではないようです。
FF165WKあたりでJSPバスレフを作ってみようかと思って、以前の失敗作(箱)のFE83Enを取り出して事前チェックしましたが、
あまり効果がなさそうなので、やっぱりFE126Enあたりを使ったTQWTにしようかな、と考え中です。
書込番号:19115984
1点

改造後のグラフに多少の高調波は残っていますが、レベルが低いので、音楽を聴く場合はマスキングされてたぶん気が付かないレベルだと思います。
それとTQWTとのことですが、自分も以前に作ったことがあります。10cmのスピーカーで、50Hzのチューニングだったと思います。吸音材の入れ方にもよりますが、ちょっと響く感じの低音でした。このエンクロージャーは板取が単純なので作ってみると面白いと思います。
書込番号:19116400
2点

セッティングの続きです。
今度は、DigiFi 19 付録スピーカーを、マルチチャンネル2ウェイで駆動してみた。
環境
*低音用スピーカー:付録SP
*高音用スピーカー:フォステックス リボンツイーター FT7RP
*チャンネルデバイダー:雑誌付録 フォステックス Channel Devider
*低音用パワーアンプ:SANSUI B2102 MOS VINTAGE
*高音用パワーアンプ:アムクロン D45
*周波数特性測定マイク:EMC8000
*録音用ICレコーダ:TASCAM DR-07MK2
クロスオーバーは4KHz に設定
周波数特性を測定してみると、クロスオーバーの位相が逆だったらしく(Bのグラフ)、ツイーターのプラスマイナスを入れ替えて完成(Cのグラフ)。
音を聴いてみると、高音の硬さは取れて、きめ細かい響きの音色になりました。全体的には、低音不足(80Hz以下)と500Hz-1000Hzの若干の落ち込みと、ちょっと高音よりの特性が特徴です。
次のサイトに実際に録音した音楽をアップしたので、聴いてみたい方はダウンロードできます。
http://yahoo.jp/box/y4hiH1
元ソースは
https://www.youtube.com/watch?v=Y-05n5jAmOs
書込番号:19122129
4点

追加の音源による比較データです。
ダウンロード先は、
http://yahoo.jp/box/dCAGPI
元データ
https://www.youtube.com/watch?v=KFakZoVf0jk
アップ画像は今回比較したスピーカーです。エンクロージャーは見てのとおりです。
聴いていただくとわかりますが、付録SP(改造版)は、高調波歪は改善されていますが、10.9KHzのピークはそのままなので、さ行が刺さる感じです。比較するとわかりますが、元音源は、とてもまろやかなヴォーカルです。低音部分まで入れると(主観ですが)音質はB2031P>FF85WK>付録SPですかね。
このクラスの音質はやはり値段相応であることがわかります。
(注) 録音した音声はボリュームを変えなくても同じくらいの音の大きさになるようにレベルが合わせてあります。付録スピーカーは、10.9KHzのピークが大きすぎるため、ピーク時に最大6dBカットしています。
比較時に、音量を同じになるように合わせるのは基本です。音量が少しでも大きいほうが一般的には良い音に聴こえてしまうのを防ぐためです。
書込番号:19126401
3点

DigiFi No.19 特別付録スピーカー マルチチャンネル駆動のセッティングが完成しました。
エンクロージャーは、FOSTEXのBK85WKを使用。バスレフポートを直径29mm長さ140mmに変更。
*低音用スピーカー:付録SP
*高音用スピーカー:フォステックス リボンツイーター FT7RP
*チャンネルデバイダー:雑誌付録 フォステックス Channel Devider
*低音用パワーアンプ:アムクロンD45
*高音用アンプ:A9050
*周波数特性測定&録音マイク:EMC8000
*録音用ICレコーダ:TASCAM DR-07MK2
クロスオーバーは3KHz に設定
高音域が右肩上がりなので、フラットになるように補正したので、高音のピークもなくなり、かなりフラットな特性が得られました。
音質の方はリンク先からダウンロードで聴くことができます。元ソース音源との違いが分かりにくい場合は、ヘッドホンを使うと判りやすいです。
http://yahoo.jp/box/-I3zdN
これと同じような特性になるように、LCネットワークを設計しようとすると、かなり難しそうです。スピーカーのインピーダンスが、右肩上がりに変化するので、補正回路も必要になりそうです。
書込番号:19130795
3点


パイルさん
付録SP + FT7RP(リボンツイーター)の音、聴きました。いいじゃないですか。
(FT7RPは当方も愛用している名機です(笑) FT1RPも持ってまして、RPツイータ大好きです。)
そりゃ、元の音源に比べるとサ行がささくれているし、ギターのトランジェントもいまいちですが、
全然聴けるレベルです(あくまで当方の再生環境での判断ですが)。
当方考えるに、値段に比例するのは市場原理からして当然のことだと思いますが、
メーカとしての戦略、市場での流行、聴かれているソース等々、微妙に絡んでくる要素はあります。
今回の付録SPは、高調波歪を除去しないと聴けないレベルなので、使いこなせる人しか使えないですね。
で、高調波歪を除去したとしても、まあ付録レベルではありますが、遊びとしては十分楽しめる素材ですよね。
10.9kHzのピークも、聴く人や聴くソースによっては好ましいと判断するケースがあるかもしれませんし。
それにしても、EMC8000とDR-07MK2で綺麗に撮れていますね。測定場所は無響室?スタジオ?
当方もチャンネルデバイダー(雑誌付録フォステクス) は2セット買ってしまいました。
1セット買って、あまりの便利さに2つ目をポチっとして、昨日届いたところです(笑)
2つあれば3wayも組めますし、もうひとつ持っててもヨイかなと思っているところです。
簡単かつ高品位な音出しをしてくれる、隠れた名機です。
とても有益な情報ありがとうございました。
書込番号:19133397
3点

見落としてちょっと気になりましたが、4kHzのクロスは当方やったことありません。
(ノブをひねるだけですが(笑))
FT7RPを4kHzのクロスで使った理由を、差し支えなかったら教えて下さい。
付録SPの10.9kHzを出来るだけ除去したかった?
書込番号:19133420
1点

たびたび済みません。3kHzもですね。
推奨3.5kHz以上だったような気が(笑)
書込番号:19133429
1点

Architect1202さん、どうもです。
>測定場所は無響室?スタジオ?
録音は普通の部屋(和室)ですが、録音対象がスピーカーなので、録音方法を変えてます。
SPの音をステレオマイクでそのまま録音したら、マイクのL入力にSPのLとSPのRの音が一緒に録音され、マイクのR入力にはSP-RとSP-Lの音が一緒に録音されてしまうので、ソース音源と比較すると、録音された音の音場が非常に狭くなります(モノラルに近い感じ)。Youtubeにアップされている、”スピーカーの音を録音してみました” というやつのほとんどが、これに該当します。
この方法でスピーカーから録音した音を聴いただけでは、音が良いのかどうかさっぱりわかりません。
なので自分の場合は次のように録音してます。
まず右のスピーカーだけつないで、元音源の右トラックの音を再生して、それをマイクでモノラル録音します。(右スピーカから出た右トラックの音声を録音)
次に左のスピーカーだけをつないで。元音源の左トラックの音を再生して、マイクでモノラル録音します。(左スピーカーから出た左トラックの音声を録音)
次にフリーソフトAudacityを使って録音した右のトラックの音楽の一番最初の部分を、波形を見ながら決定して、次に録音した左トラックの音楽の最初の部分を決定します。
最後に右トラックと左トラックの音を並べてステレオトラックの作成を実行すると、スピーカー比較用のファイルが出来上がります。
この場合、右と左の音を完全に分けて録音するので、音場や定位がそのまま正確に録音できます。なので元音源との音質の比較が可能になります。
この方法で録音すると、任意のスピーカーやヘッドホンを使って再生しても、音色や音場の違いが相対的に分かるのでとても便利です。
この録音方法では、PCでステレオトラックを作成するところがちょっと面倒なのと、より正確に録音するには、20Hz-20KHzでフラットな特性のマイクが必要になります。(1本あれば足りますけど)
>付録SPの10.9kHzを出来るだけ除去したかった?
その通りです。とんがりが気になって、下げてるうちに3KHz位になってしまいました。推奨は3.5KHz以上ですが、付録SPの能率が82dB/W/mなので、実際1W位で使います。この場合FT7RPは、93dB/w/mなので、入力は0.08W程度。その場合3KHzの使用でもリボンの振幅は充分に小さいので音質さえ悪くなければそのまま使っても問題なさそうです。(但し、80W以上の大出力のパワーアンプにつなぐとなると、なんか危険を感じますけど)
FT7RPは、音質が澄んでいて奇麗な音色なので、2セット持ってます。
書込番号:19134538
1点

> なので自分の場合は次のように録音してます。
> まず右のスピーカーだけつないで、元音源の右トラックの音を再生して、それをマイクでモノラル録音します。
> (右スピーカから出た右トラックの音声を録音)
> 次に左のスピーカーだけをつないで。元音源の左トラックの音を再生して、マイクでモノラル録音します。
> (左スピーカーから出た左トラックの音声を録音)
> 次にフリーソフトAudacityを使って録音した右のトラックの音楽の一番最初の部分を、波形を見ながら決定して、
> 次に録音した左トラックの音楽の最初の部分を決定します。
> 最後に右トラックと左トラックの音を並べてステレオトラックの作成を実行すると、スピーカー比較用のファイルが出来上がります。
そうだったんですね。確かにそうでもしないとあれだけクリアな音にはならないと思います。
てっきりスピーカとマイク一式を布団にでもかぶせて録音したのかと思いました。
> FT7RPは、音質が澄んでいて奇麗な音色なので、2セット持ってます。
当方も、FOSTEXのFW160(廃版)で2wayを組んでいたときに、同じくFOSTEXのドームツイータを使っていましたが、
(多分FT10D:廃版)音がいまいちと感じてネットワークそのままでFT1RP(廃版)に交換しました。
(厳密には、FT10Dが4Ω、FT1RPが6ΩだったのでLCを替えないといけないのですが、大差ないのでそのまま使用しました)
すると、今までがカシャカシャと雑音っぽい高音だったのが、澄んだ清流のような高音に変わったのです。
それ以来RPシリーズが好きになりました。
ただし、JAZZ系のソースのドラムのハイハットをそれらしく鳴らす場合は、ホーンの方があってるような気もします。
書込番号:19135899
4点


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