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「ITU709規格に忠実な色合い」とは?

2015/09/07 23:02(1年以上前)


ビデオカメラ

スレ主 おbakaさん
クチコミ投稿数:72件

ビデオカメラについて、素朴な疑問があり、夜も寝られません。
どなたか、詳しい方教えてください。

ソニーのRX10M2やα7シリーズなどのカメラには、いくつかのPP(ピクチャープロファイル)がありますが、
そのうち、

PP4
(ITU709規格に忠実な色合い)

というのを見て、頭が混乱しました。

詳しくは、http://helpguide.sony.net/ilc/1420/v1/ja/contents/TP0000429293.html

PP4を選ぶと、PPを切っているデフォルトの状態と比べて、色が派手になります。色が濃くなる感じです。

以下のスレにPPの例がありますが、実際のカメラで設定を変えて見たほうが色の変化がはっきりわかります。
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=19041643/

疑問は、以下です。

・なぜITU709に忠実だと色が濃くになるのか
・逆にいうと、なぜデフォルトの状態で、色を薄くにしているのか

ITU709という言葉の意味は検索して理解しました。

「ITU709に忠実な色合い」と言われると、標準に忠実ですから、それが「本来の」色と思ってしまいます。

本来の色が濃くて、デフォルトの色が薄い というのがわからないです。
逆なら分かります。デフォルト状態が色が濃く、「ITU709に忠実」で色が地味になる、
というのなら、一般人向けに初期状態は色を派手にしているのだなと思います。

しかし、実際は逆です。ITUに忠実にすると色が派手になるということは、こちらが「本来」の色であり、
PPがOFFの状態は、わざわざ本来の色から地味にしている、ということになります。

見た感じ、PP4の方が色が派手で綺麗に見えます。
それが本来の色(忠実な色)なら、それを初期状態にしたらいいのに、
なぜ、わざわざ、くすんだ色の方を初期状態として使わせるのでしょうか。

書込番号:19120360

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金鎚さん
クチコミ投稿数:114件Goodアンサー獲得:15件

2015/09/08 10:25(1年以上前)

ディスプレイはそれぞれ再現できる色域が違います。
ITU-709はHDTV向けの規格で、より多くの人が同じような映像を見られるように、再現できる色域はかなり狭いです。
つまりパッと見の鮮やかさはありますが、色飽和しやすく、より深い色の表現などはできません。
鮮やかな色の中にある微妙な階調などは潰れてしまいます。
ある意味割り切った設定になっています。

対して最近のデジカメやムービーなどは、よりクリエイティブで深い表現を可能にするために、ダイナミックレンジや色情報をより広く取り込もうとしています。
色や輝度の限界が高いため、パッと見は色が薄く感じるのです。
より広色域のディスプレイで見てみると、ITU-709はベタッと色が潰れてしまっているところも、デフォルトの設定では豊かに表現できます。

書込番号:19121309

ナイスクチコミ!6


スレ主 おbakaさん
クチコミ投稿数:72件

2015/09/08 19:37(1年以上前)

ありがとうございます。

でも、ごめんなさい。やっぱり逆のように感じました。

「ITU-709は再現できる色域は狭いので、色飽和しやすい。広色域のディスプレイで見てみると、ITU-709はベタッと色が潰れてしまう。」

というのがわかりません。私のような素人には、逆のように思えてしまいます。

大は小を兼ねると言いますよね。
色帯域が広いディスプレイは、ITU709の色帯域を「含む」わけですよね。

とすると、ITU709の帯域の中に入っている色は、広帯域のディスプレイでそのまま表示できるけれど、ITU709の色域に入っていない新しい色は、ITU709ディスプレイで表示できないのではないか、と、私など素人は思ってしまうのです。


例えば、極端な例ですが、
緑、赤、黄、青、紫 を表示できる狭帯域のディスプレイ1と
緑、赤、黄、青、紫、ピンク、オレンジ、紺色 を表示できる広帯域ディスプレイ2があったとして、
狭帯域の色の中に入っている緑という色は、そのままディスプレイ2で緑として表示できますよね。
なぜ飽和してしまうのでしょうか。

ITU-709は再現できる色域は狭いので、色飽和しやすいというのはなぜなのでしょうか。

書込番号:19122474

ナイスクチコミ!0


金鎚さん
クチコミ投稿数:114件Goodアンサー獲得:15件

2015/09/08 20:02(1年以上前)

まずはこちらをご覧ください。
http://www.eizo.co.jp/press/archive/2015/NR15_003.html

右上のグラフの色のついた部分が、人間の目に認識できる色の範囲です。
ITU-BT.709(Rec709)の色域はかなり狭いですよね?
特に緑や赤の色が不足しています。
仮にRec.709で再現できる緑をG100、Rec.2020で再現できる緑をG150とします。
ほとんどのディスプレイやTVは色深度が8bitなので256階調です。
Rec.709もRec.2020もこの256階調の中に緑の情報を割り振ります。
するとG100の位置にある緑は、Rec.709で撮影した場合は256として出力されますが、Rec.2020で撮影したG100は170の強度で出力されます。
すると緑が弱く見えるわけです。
次に100以上の階調を持つ緑を撮影した場合、Rec.709では全て256で出力されるため、階調が無くなってしまいます。
しかしRec.2020で撮影した場合は、170〜256の間で表現されるわけです。

つまり、鮮やかな色の中にある細かい階調はRec.709では飽和してしまうので、より余裕のある広い色域で撮影しておこう、というわけです。

書込番号:19122577

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スレ主 おbakaさん
クチコミ投稿数:72件

2015/09/08 22:34(1年以上前)

ありがとうございます。


つまり、PP4(itu709に忠実な色)で撮影すると、256までめいっぱい使うデータを出力するので、709ディスプレイだと良いが、
2020ディスプレイだと、飽和になるになる。ということですよね。

254というデータを持つ動画ファイルがあるとして、そのファイルを再生するとき、709ディスプレイでも、
2020ディスプレイでも、同じくらいの(飽和に近い)明るさになるといういことですよね。

となると、709カメラで撮影したデータは、2020ディスプレイで再生すると、そのまま色帯域が拡大されて、
709内に収まっていない色として再生できるということですよね。709内の緑が、709に収まらない別の緑になる、
ということになりますよね。


とすると、疑問があります。

709カメラでPPをデフォルトで撮影した動画でも、明るい部分の多くは、
256に現に近いデータを出力しています。
それらはすべて飽和してしまうので、709で撮影した映像はそもそも2020でまともに見れない、
たとえPP4でなくても、飽和しまくりになりませんか。
2020でまともに見せるためには、全部を暗く撮影しないといけなくなりませんか。


今私が見ているPCのディスプレイは709なのでしょうけれど、これをそのまま2020ディスプレイに差し換えたら、
ディスプレイドライバかボードか何かが、709形式の色を2020形式に変換してくれるのではないでしょうか。
そうすることで、709色域内にある色は、2020ディスプレイでも、709ディスプレイで見る時とまったく同じ色になるのではないでしょうか。
そうしないと、色が変わってしまうことになりませんか。そもそも2020ディスプレイとはそういうもんなのですか。

書込番号:19123137

ナイスクチコミ!0


スレ主 おbakaさん
クチコミ投稿数:72件

2015/09/09 00:54(1年以上前)

ひょっとして、
PPが切になっていると、709の色域を外れて、「トリルミナスカラー」対応 xvYCC規格の色空間で記録しているとか?
なので、PCで見ると薄く見える?
トリミナスカラー対応ブラビアで見ると、PP4よりむしろ色が綺麗ってことではないでしょうか。
誰か試せる人がいないかな

書込番号:19123589

ナイスクチコミ!0


金鎚さん
クチコミ投稿数:114件Goodアンサー獲得:15件

2015/09/09 09:55(1年以上前)

わかりやすいように無理やり要約したのが、かえってわかりづらくさせてたようで申し訳ないです。

まずRec.709などのカラースペースは、入力(カメラ)・出力(モニター)別々に分けて考えないといけません。
添付画像をご覧ください。

上段の緑の色をRec.709で撮影してRec.709のモニターで見た場合、元の色に近い色が再現されます。
Rec.2020で撮影してRec.709のモニターで見た場合、鮮やかさが失われています。
しかし、Rec.2020のモニターで見た場合、元の色が再現されています。
Rec.709で撮影してRec.2020のモニターで見た場合は、元の色から外れてますが、Rec.2020で撮影したものより鮮やかに感じるはずです。
これがRec.709の方が鮮やかに感じる主な理由です。

次に中段の鮮やかな緑を撮影します。
Rec.709では既に鮮やかさの上限を振りきっているため、上段の緑と同じ数値で記録されてしまいます。

最後に下段の鮮やかな階調を持つ緑を撮影した場合、
Rec.709では既に情報量が飽和しているので、階調を記録できません。
Rec.2020で記録したものは階調を維持しています。
最終的に同じモニターで比較した場合、Rec.2020で撮影したものは鮮やかさは劣るが階調を表現でき、Rec.709で撮影したものは色飽和を起こしベタッと潰れてしまうわけです。
Rec.2020で撮影した映像は階調を維持しています。

書込番号:19124172

ナイスクチコミ!5


金鎚さん
クチコミ投稿数:114件Goodアンサー獲得:15件

2015/09/09 10:31(1年以上前)

>今私が見ているPCのディスプレイは709なのでしょうけれど、これをそのまま2020ディスプレイに差し換えたら、
ディスプレイドライバかボードか何かが、709形式の色を2020形式に変換してくれるのではないでしょうか。
そうすることで、709色域内にある色は、2020ディスプレイでも、709ディスプレイで見る時とまったく同じ色になるのではないでしょうか。
そうしないと、色が変わってしまうことになりませんか。そもそも2020ディスプレイとはそういうもんなのですか。

そのような思想に基づき、入力側・出力側の色を管理するシステムを「カラーマネージメントシステム(CMS)」と言います。
これは各デバイスごとに、実際の見え方とデータの数値ごとをマッピングしたプロファイルを作成し、そのプロファイル同士を照らし合わせることで、異なった環境で同じような色表現を可能とするものです。
これは印刷などのグラフィック分野では当たり前の技術となっていますが、残念ながら映像に関しては対応していません。
ほとんどのPCディスプレイはsRGBというRec709に近い色域を持っています。
これを広色域のAdobeRGBモニターに差し替えたとしても、動画ファイル自体がプロファイルを持っていないため、データの数値通りの色を出力します。
つまり、ディスプレイを変えると動画の色は変わって見えます。そういうものです。

書込番号:19124244

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スレ主 おbakaさん
クチコミ投稿数:72件

2015/09/09 17:57(1年以上前)

わかりやすい絵での丁寧な解説ありがとうございます。
おかげさまでよくわかりました。

動画のファイルに色帯域形式のプロファイルが記録されれば解決しそうですね。

要するに、カメラの設定が
PP切 広帯域
PP4 狭帯域(ITU 790)
ということですね。

これで元の疑問は解けました。

しかし新たな質問が出てきました。
お書きになっているように、ソニーのカメラのPP切の設定がもし、BT.2020なら、将来を考えてPP切で撮影します。しかしBT.2020ではありません。カタログを見ると、2020ではなく、色域が「トリルミナス」となっていました。つまりは、PP切で撮るときはトリルミナスになります。
これはソニー独自の色域ですよね。将来もずっとBRAVIAのテレビで見る分には良いかもしれませんが、LGなどが高画質なパネルを出してくる現在、ソニー独自が標準になるとは思えません。

将来BT.2020のテレビが仮に普及するとして、今、PP切とPP4とでどちらを選べばよいのでしょうか。
例えばLGの有機ELテレビが、トリルミナス→BT.2020に変換してくれるようになるのでしょうか。
変換しなかったとしても、BT.2020で709で撮影した動画よりは、色飽和の可能性が低くなるといえますか。

書込番号:19125159

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◎_◎さん
クチコミ投稿数:251件Goodアンサー獲得:34件

2015/09/09 22:05(1年以上前)

>おbakaさん

>PPが切になっていると、709の色域を外れて、「トリルミナスカラー」対応 xvYCC規格の色空間で記録しているとか?
>なので、PCで見ると薄く見える?

規格としてはxvYCCは709の色域を超える色を709映像では使われていなかった未定義領域を利用して
記録します。そのため709の範囲の値はxvYCCでも従来通りの値のままになってます。

そのため709色域のディスプレイでxvYCC映像を表示しても薄く見える事はありません。
709の範囲を超えた情報はRGB変換時に失われるだけで、709の色はそのまま709の色として再現できます。
ということにはなってます、正確に処理されていれば。

なのでRX10M2のデフォは本来広色域な情報まで入ってるかもしれませんが、xvYCCかどうかとは別だと思います。
とくにメーカーサイトにトリルミナスの話も書いてないですし非対応なんでしょうかね?

デジカメでRAWで撮っておけば後で自分で色の飽和具合などある程度調整できるわけですが(sRGBの限界は超えられませんが)
RX10M2なども編集で色調整をして思うような709映像を完成させる人が使いやすいようにデフォの画作りしてる可能性もあります。
撮ってだメインな人は適宜PPで対応してくださいと。

BT2020を意識した設定になってるってことはないと思いますがメーカーに聞かないと真意はわかりませんね。

個人的には状況に応じてPP使い分けするかもしれませんね。後処理面倒かつそんなに色度の高い被写体でも
ないなら709に忠実になるように撮れば手軽ですし、鮮やかな花やエメラルドグリーンの海を撮るならなるべく
撮影時点で情報が失われないように設定するかなと。
今使ってるのはx.v.colorに対応しているビデオカメラなので何も考えずに機能をオンにしてますが。
でも色よりガンマの方が遥かに気になること多いですねえ。

理屈的に正しい方法というのは正確な知識も必要だし、機器が謳い文句通りに正確に動作してるのかとう
テストしたり聞いたり調べたり大変ですが、趣味としては楽しいですよね。

書込番号:19125897

ナイスクチコミ!1


スレ主 おbakaさん
クチコミ投稿数:72件

2015/09/09 23:25(1年以上前)

> 709色域のディスプレイでxvYCC映像を表示しても薄く見える事はありません。

金鎚さんの説明と180度違うということですね。うーん。

>メーカーサイトにトリルミナスの話も書いてないですし非対応なんでしょうかね?

RX10のサイトで仕様を見ると、トリルミナス対応って書いてありましたよ。
ですので、金鎚さんの言われる通り、デフォルトのPP切では、トリミナスで撮るのかなと思います。

> 色よりガンマの方が遥かに気になること多いですねえ。

色の場合、709カメラで撮影した動画は2020対応ディスプレイで、飽和するとして、
ガンマの場合は、709対応カメラで撮影した動画は2020ディスプレイで、どのような弊害を起こすのでしょうか。

書込番号:19126171

ナイスクチコミ!0


◎_◎さん
クチコミ投稿数:251件Goodアンサー獲得:34件

2015/09/09 23:42(1年以上前)

トリルミナス対応についてはメーカーページに対応しているとの記載みつめました。
失礼しました。

それで説明書、ヘルプ、クリエイターズヘルプを見ていましたが常時オンなのか
設定によってオンオフ変わるのか全くわからないですね。
っていうか一切言葉が出てこない…

書込番号:19126231

ナイスクチコミ!0


スレ主 おbakaさん
クチコミ投稿数:72件

2015/09/10 00:04(1年以上前)

ピクチャープロファイルを
PP4(ITU709規格に忠実な色合い)
にしたら、トリルミナスがOFFということだと思います。

書込番号:19126292

ナイスクチコミ!0


◎_◎さん
クチコミ投稿数:251件Goodアンサー獲得:34件

2015/09/10 00:06(1年以上前)

>おbakaさん
トリルミナスについては上記通りで非対応かもというのは私の誤解でした。
改めて失礼しました。

>> 709色域のディスプレイでxvYCC映像を表示しても薄く見える事はありません。
>金鎚さんの説明と180度違うということですね。うーん。

いえ、金槌さんの説明と矛盾しません。
広色域の映像を狭色域に圧縮して従来色域に押し込む方法を金槌さんは説明されてます。
私が言っているはxvYCC規格による従来色域はそのままに、さらに広色域信号を別領域に追加する方法について
書いていますので広色域信号を収録する2つの別々の方法をそれぞれ解説しています。
広色域信号をどう扱うかというアプローチが複数あるという話です。

このあたりはメーカーに確認していただければスッキリするのではないでしょうか?

>色の場合、709カメラで撮影した動画は2020対応ディスプレイで、飽和するとして、
>ガンマの場合は、709対応カメラで撮影した動画は2020ディスプレイで、どのような弊害を起こすのでしょうか。

弊害はとくにないかと思います。狭色域のRGB255の白は広色域でも同様に白です。鮮やかな白ではないので。
色の飽和と輝度の飽和はまた別ですよね。

クリエイターズヘルプを引用しますと
http://helpguide.sony.net/di/pp/v1/ja/contents/TP0000847978.html
>編集時間が充分に取れる作品作りや完成尺が短い作品では、あらゆる後処理による色調整などを想定してできるだけフラットな
>映像を収録してください。
>逆に、制作期間が短く長時間の作品であれば、撮影前に完成イメージをできるだけ作ったうえで撮影に臨めば、後処理は格段に少>なくなり効率の良い制作が可能となります。

後編集での余裕をとるか、撮ってだしで完成形を目指すかでPPを選んだり、カスタマイズしたりして使うようです。
PP切りのポジションについては私にはなんともいえません。そもそもオフのときの説明がないのでこれこそ
メーカーしかわからなそうって感じです。

書込番号:19126298

ナイスクチコミ!1


◎_◎さん
クチコミ投稿数:251件Goodアンサー獲得:34件

2015/09/10 00:14(1年以上前)

>おbakaさん

>ピクチャープロファイルを
>PP4(ITU709規格に忠実な色合い)
>にしたら、トリルミナスがOFFということだと思います。

そうですか。機会があれば確認してみます。

書込番号:19126317

ナイスクチコミ!0


◎_◎さん
クチコミ投稿数:251件Goodアンサー獲得:34件

2015/09/10 01:13(1年以上前)

金鎚さんの名前の漢字間違えてました。
すみません。

書込番号:19126448

ナイスクチコミ!0


スレ主 おbakaさん
クチコミ投稿数:72件

2015/09/10 01:48(1年以上前)

> 金槌さんの説明と矛盾しません。
> 広色域信号をどう扱うかというアプローチが複数ある

広帯域の色を記録する複数あるかも知れませんが、ここでは、一般論ではなく、
ソニーのRX10M2などの機種でどうしているか、(PP切でどうしているのか)
という1点に絞ってますので、方法は一つですよね。

ソニーの「PP切」と「PP4」とをPCディスプレイで見比べると、「PP切」は、PP4に比べて色が弱い感じがするのは事実です。
その理由がもともとの質問で、それを、金槌さんは説明されています。

◎_◎さんは、ソニーのRX10M2で記録したxvYCCの動画を、709色域のディスプレイで見ても、
「薄く見える事はありません」と言われているのではないですよね。

あと、金槌さんの理屈は理解して納得しましたが、「PP切」がPP4に比べて色が弱い理由が、本当にそれが理由かは
100%わかりません。というのも、かなり色の彩度が違うからです。
かなり違うので、ITU.709と、トリルミナスの色帯域は「かなり広さが違う」ことになりますが、
トリルミナスの説明を見ると、709より少し広げた(マイナスの値も扱えるようにした)というだけであり、
BT.2020のような広大な空間があるようには読めません。
709よりちょっと広い?くらいがトリルミナスだとすると、PP切とPP4とであんなに彩度が違ってこないようにも思えます。

実は、PP3というモードがあり、これは色の彩度はPP切と同程度で、薄い感じがします。
でも、PP3の説明は「ソニーの放送用カメラに近い色合い」としているので、トリルミナスじゃなくて709のような気がします。
業務用はトリルミナスじゃないですよね。

PP3は色が薄いけど709準拠。PP切は色がPP3と同じくらい薄い。PP4は濃くて709準拠、
だとすると、PP4の色が濃いのも単純にITU709だけが理由でないのでは、という気も3%くらいしています。


書込番号:19126493

ナイスクチコミ!0


金鎚さん
クチコミ投稿数:114件Goodアンサー獲得:15件

2015/09/10 10:00(1年以上前)

>おbakaさん
深みにはまりつつあるようですね。
喜ばしい限りです。ようこそディープな世界へ(笑)
どんどん夜が寝られなくなるでしょう。

今回わかりやすい比較としてRec709とRec2020を引き合いに出し、説明用の図もかなり誇張しています。
そのことは予めご了承ください。

まず色の保存形式ですが、実は動画というものはRGBで保存されていません。
Y(輝度)とPb・Pr(色差)という3値で記録されています。
これは人間の目が輝度の変化に敏感なのに対し、色の変化にはある程度鈍感なので、色情報を間引いて圧縮しよう、ということと、モノクロテレビからカラーテレビへの移行期に、輝度情報だけのモノクロテレビと、色情報を含むカラーテレビを同じ信号で扱える、というメリットから考えられたものです。
考えた人天才ですね。
そのYPbPrの記録方法ですが、元々sRGB(Rec709)よりも広い色域を記録していました。
しかしRGBで表示するテレビが広色域に対応できないため、sRGB色域外の情報を捨てて表示していたのです。
トリルミナスの映像記録に使用されているxvYCCの色空間は、このもともと持っている色情報を利用したもので、規格的にはRec709に準拠しています。
なのでRec709で記録しても、トリルミナスカラーで記録しても、Rec709の色空間に出力した場合は計算上同じ結果になります。

ではなぜRX10のPPオフとPP4で色が変わるのか。
いくつか原因があると思いますが、例えば輝度のガンマやニーの圧縮が違えば、見える色も変わってきます。
同じ色の強度を持っていても、それがハイライト側にあるのか、シャドウ側にあるのかで、実際に感じる彩度というのは大きく変わるものです。
カラースペースはあくまで記録・再現が可能な範囲で、実際に見える結果が同じになるわけではありません。
実際のところはメーカーに聞かないとわかりませんが。

さて、どの記録方式を選ぶべきか。
それを考えて眠れなくなるのも映像の楽しみのひとつです。
PCモニターやTVで見られることを想定し、あえて狭い色域で撮るのか、将来を見据えて広色域で撮影し、グレーディングで色を作りこむのか、中間をとって輝度や彩度のバランスがいい自分なりのプロファイルを作りこんでいくのか。
是非色々悩んで試してみてください。

書込番号:19127041

ナイスクチコミ!1


スレ主 おbakaさん
クチコミ投稿数:72件

2015/09/10 17:46(1年以上前)

金鎚先生

ありがとうございます。色差や4:2:2のことは知っていましたが、トリルミナスがなぜ709互換なのかは非常に今回勉強になりました。ありがとうございます。

お詳しい先生に最後に2つ、質問してよろしいでしょうか。

1)一つはテレビとPCディスプレイの違いです。よく動画の画質はPCディスプレイではなくテレビで確かめろ、と言われますよね。動画をPCで見る時とテレビで見る時とでは全然違う。PCディスプレイでは動画の画質を正しく評価できないとか、それはなぜでしょう。RGBや色空間などが関係しているのでしょうか。あと、PT2などでテレビの番組を録画したのをPCディスプレイで見ると、コントラストも弱い感じで、なんかパッとしないのですが、同じ番組をテレビで見るとシャキッと綺麗です。これも同じ理由でしょうか。番組はテレビで再生されることを想定して色を作っている?


2)RX10MK2のピクチャープロファイルの設定には、カラーモードのほか、ガンマについても「ITU.709相当」というのがあります。ガンマには、
Movie: 動画用の標準ガンマカーブ
Still: 静止画用の標準ガンマカーブ
ITU709: ITU709相当のガンマカーブ
などがあるのですが、もしITU709相当のガンマを選ぶと、BT.2020ディスプレイで見たときに、飽和するとか何かデメリットがあるのでしょうか。将来BT.2020で見ることを考えると、「Movie」を選んだ方が良いのでしょうか。Movieは、コントラストが高く、人の顔が暗くなりやすいのでできればITU709相当のガンマを選びたいのですが、BT.2020で見ると、Movieが自然だったりするのでしょうか。

質問ばかりですみません

書込番号:19127918

ナイスクチコミ!1


金鎚さん
クチコミ投稿数:114件Goodアンサー獲得:15件

2015/09/10 19:23(1年以上前)

私もまだまだ知らないことのほうが多く、勉強中の身です。
今回改めて調べ直すようなこともあり、私も勉強になりました。
こちらこそありがとうございます。

1)に関してですが、映像の信号は256階調フルに使っていないためです。
映像信号の黒(0 IRE)をRGBB値に直すとR16,G16,B16、白(100 IRE)はR235,G235,B235です。
このためRGBのPCモニターで見ると、コントラストが低く感じます。
TVなどの放送は、厳密にこの規格に収められてます。
番組はテレビで再生されることを想定して色を作っている、というより、この規格をオーバーしたデータは受け付けてもらえません(局によって多少の融通範囲はあるらしい)。
動画の画質はPCディスプレイではなくテレビで確かめろ、というのも、最終的にテレビで見られる作品ならそのとおりですが、YouTubeにアップする作品などは、逆にPCで確認したほうが視聴のイメージは掴めます。

2)に関しては、ガンマというのは本来中間調のトーンのかけ方なので、階調範囲が同じであれば1.9でも2.2でも問題無いと思います。
しかし、ガンマによってダイナミックレンジまで違うようなものは、目的に合わせて選ばなければなりません(S-Logなど)。
Movieガンマがどう見えるのかは、実際に試してみないとなんとも言えないところです。

最後にRec.709ですが、HDTVの限られた能力をうまく使っている規格です。
Rec.709で入力、出力がまとめてあれば、実際に目で見るのに近い素晴らしい表現力を持っています。
範囲が限られているので、白飛びや色飽和を起こすことも多いですが、そもそも出力機の能力を超えた情報なので、飛んで当たり前です。
広色域のプロファイルではそれらを無理やり圧縮して押しこむので、コントラストが弱くなったり鮮やかさが失われたりするのです。
そして一般のユーザーはそんなこと気にも留めません。
気にするのはここに顔を出すような一部のマニアぐらいです。
もうここまでくると自己満足の世界なので、自分がいいと思えるものを素直に信じるほうが納得できますよ。
突き詰めていけばそれが自分のカラーになります。

書込番号:19128140

ナイスクチコミ!1


クチコミ投稿数:1559件Goodアンサー獲得:85件 HigashinoKaze_7のブログ 

2015/09/10 21:20(1年以上前)

>おbakaさん
>金鎚さん
>◎_◎さん

みなさん、真摯で良いスレッドですね。

IMAGICAのテクニカルノートが、スレ主さんの疑問の回答に近いんじゃないかと思う。

https://www.imagica.com/column/cat28/bt2020.php

BT2020に準拠したディスプレイが主流になるころは、ビデオ?デジカメ動画の民生機は第5世代の高効率記録方式のH.265系にかわってるんじゃないかと思いますよ
もちろんXAVC-Sの記録方式である8bt4:2:0のH.264 LongGOPの映像もBT2020のディスプレイでちゃんと鑑賞できるように階調、色域のマッピング技術がディスプレイ側に入ってくるんじゃないかと思ってます。
今はSONYにかぎらず、ほとんどの民生機はRec.709に準拠した色域を基本とした動画記録なわけですからね、4−5年前のビデオ映像が違和感ある写りでしか見れないんだったら,BT2020のディスプレイ売れないでしょう。

スレ主さんが気に入ったPictureProfile設定で記録すれば良いと思いますよ。

書込番号:19128516

ナイスクチコミ!0


スレ主 おbakaさん
クチコミ投稿数:72件

2015/09/11 02:11(1年以上前)

ありがとうございます。

>気にするのはここに顔を出すような一部のマニアぐらいです。
>もうここまでくると自己満足の世界なので

そうですね。

BT.2020とBT.709の色の出方の違いは、ネットを検索すると結構出てきますね。
赤い花だったり、海だったり。
でも、「差がわかる」程度ですね。
その差より、もっと大きい色の差は普通に体験してますが、ほとんど気にしないですよね。
ホワイトバランスがオートと、マニュアルでちゃんと合わせた場合の色の違いだったり、
カメラの違いだったり。
テレビやディスプレイによっても、色の彩度が結構差があるので、どれが正しいんだ!と気に出すと、
マスターモニターを使わなきゃいけなくなってしまう。

BT.2020とBT.709の「赤い花の色の差」は、WBの差やテレビなどの差と同じようなレベルに感じるので、
世の中の利用者がBT.2020じゃなきゃ嫌だ、って思うとは思えないですよね。

白黒とカラーの差くらい大きなギャップがないと、世間一般の人は広帯域の色に関心を示さないような気もします。
ましてや、ソニーのトリリミナスとか言われても、技術者の人はこだわりがあるのでしょうけど、一般人はどうでもいいことかも。

液晶が普及するくらいですから、世間は画質はどうでもいい。
ので、BT.2020も普及しないんじゃないでしょうか。
とすると、普通に入手可能なテレビは、将来もずっとBT.709のままのような気もします。

結論としては、

>自分がいいと思えるものを素直に信じるほうが納得できますよ
>気に入ったPictureProfile設定で記録すれば良いと

ということですね

書込番号:19129312

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