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老兵未だ矍鑠として・・・

2026/05/17 20:23(2ヶ月以上前)


スピーカー > ヤマハ

スレ主 yk47さん
クチコミ投稿数:8件 SPANA 

NS-1000

ARCによるNS-1000の再生音周波数特性および補正後実測データ

NS-1000と言う"m"の付かない方を彼此50年ほど使っている。アンプはTechnics, YAMAHA・・・と変わったが、5年ほど前からMarants Model 30に変更、更に途中サブ・スピーカーとしてTANNOY Autograph miniを追加して現在はNS-1000と2台併用状態で現在に至っている。
NS-1000は、使用ユニットはNS-1000mと同一だが、一回り大きく8kg程重く頑丈な箱に入っていて、発売当初から音もNS-1000mより”重い”・・・と言われていたスピーカーだった。確かに、聴感上もNS-1000mより大人しい傾向があり、良く言えば”家庭用”とも言えるが、”モニター”を称した"m"付に比べて少し”帯に短し襷に長し”とでも言う中途半端さもないことも無いとも言える機種でもあった。

しかし、アンプをMarants Model 30に変えて再生音は一新、”重さ”が取れて雄大な再生音に変化。どうやらNS-1000はダンピング・ファクターの高い少々強引にでもスピーカーを駆動する最近のD級アンプなどとの相性も良いように思われる。かなり大きな音量で再生した時のオルガンの重低音などでも、NS-1000は最近の小口径バスレフ・スピーカーなどからは決して望めない深々とした空間内に明確な輪郭を持った重低音を放射するオルガン特有の音を再生し頑丈な密閉箱に30pウーハーを擁するこのスピーカーの利点が生きてくるようになった(勿論、チェンバロなどの繊細な音の再生音におけるNS-1000(m)のベリリウム・スコーカー、ツィーターの充実した音色は維持されている)。
更に最近、イタリアのIK MultimediaのARCシステムと言う・・・付属の測定用フラット・マイクロフォンによる実測データをPC上で処理して、実際にスピーカーの鳴っている部屋の音響特性&位相特性を含むステレオ・システム全体の補正を可能にする・・・と言う謳い文句のシステムを導入して、再生音の”実情”確認及び音響補正を試みた。その結果、補正前の低音は80Hz付近にディップがあり、高音部は16kHzあたりからだら下がり・・・と言う状況だったが、ウーハー、スコーカー、ツイーター共に50年前の老兵としてはマズマズ未だ元気に作動している(らしい)ことを確認。
驚いたのは、このARCシステムを使って再生特性を"FLAT"に補正すると、低域は40Hzあたりまで、高域も20kHzあたりまでかなりフラットに再生するようになり、全く異なるシステムになった位の変化がある。補正後の周波数特性を見ると最近の所謂Hi-Res対応のスピーカーとは異なり20kHzでは-3dB程度の減衰になるが、この特性はNS-1000(m)の公称特性をほぼ再現していて現状でほぼこのスピーカーの全力を出し切っていることになる。

以上、NS-1000は発表以来50年以上が経つが、現代の新しい機器にも良く追従して新しい再生音を提供できるだけの潜在能力とソレに耐えられるだけの堅牢さを備えていることを改めて認識した・・・NS-1000に感謝したい。

書込番号:26476655

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殿堂入り金メダル クチコミ投稿数:39065件Goodアンサー獲得:8111件

2026/05/18 15:36(2ヶ月以上前)

>yk47さん
Paradigmなど、海外の高級スピーカーメーカーでも高純度ベリリウム振動板を使う例がちょくちょく出てきていますので、NS1000はとても早かったですね。高剛性筐体や盛りまくったネットワークなど現代のスピーカー設計に取り入れられている考え方も入っています。当時の平均的な国産スピーカーのしょぼさを考慮するとかなり先をいっていたのは間違いないですね。

書込番号:26477132

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スレ主 yk47さん
クチコミ投稿数:8件 SPANA 

2026/05/19 15:18(2ヶ月以上前)

>プローヴァさん

ベリリウムを市販スピーカーに使用したのはYAMAHAが確か世界初だったと思います。YAMAHAはNS-1000の後も蒸着結晶の高密度化と言った技術改良をしていましたが、民生機用の資材としては色々と扱いにくい面もあり結局スピーカー用の資材としては定着しませんでした。しかし、最近ではJ.ウェッブ宇宙望遠鏡の主鏡基盤としても脚光を浴びましたが、極めて高い音伝導性など今もスピーカー素材としての魅力も失われている訳ではありません。
実際、NS-1000(m)の(好き嫌いは別として)明確な輪郭をもった再生音の特徴はこのベリリウム・スコーカー&ツイーターによるところが大きいようです。もう一つ、NS-1000(m)のウーハーは経年劣化するウレタン系のエッジとは違いクロス・エッジで作られていて、極めて高い耐久性がある様で、これも我が家のNS-1000が未だに現役でいることの出来る要因になっているように思います。

まあ、スピーカーの経年劣化を詮索する以上に私の老化による(特に15kHz以上の高域での)聴覚劣化もあり、現状の我がNS-1000は十分に”現役”性能を維持していると言ってよい様です。

書込番号:26477761

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殿堂入り金メダル クチコミ投稿数:39065件Goodアンサー獲得:8111件

2026/05/19 20:25(2ヶ月以上前)

>yk47さん
当時高校生くらいだった私は、近所のショップにしょっちゅう入り浸ってました。
そこにもセンモニはありましたが、私は当時これがそんなにいいの?という感覚しかなかったです。
それよりテクニクスのSB-7000とか、ソニーのSS-G7なんかがかっこいいと思ってました。
そして、最後はお店一押しのJBLにハマってしまいました。アルニコL40をサンスイで鳴らしてました。

そういうわけでセンモニのマニアがいることは理解しつつも、若い頃欲しかった機器ではないので、中古ショップで見ても何の食指も動かなかったりします。

まあ思い出話という事で。

書込番号:26477937 スマートフォンサイトからの書き込み

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スレ主 yk47さん
クチコミ投稿数:8件 SPANA 

2026/05/19 22:59(2ヶ月以上前)

>プローヴァさん
そうですね、スピーカーと言うのはステレオ装置の中で実際に音を出す最後の機器で、メーカーの技術者の”音”に対するフィロソフィーが最も直接的に反映されます。その点、我が国より遥かに長い歴史を持つ海外メーカーは、それぞれの主張をもって”個性的”なスピーカーを送り出していました。それに対して、当時未だオーディオ新興国だった我が国は経験を必要とする聴感データより簡便に比較できる数値データ重視で”何も足さない、何も引かない”・・・を”モニター”と称し、むしろ”無個性”であることを個性として対抗する風潮が基底にあったとも言えます。
私も、TANNOYとかJBLとか、勿論惹かれるところも魅力も感じていましたが、いざ実際に我が家に入れる・・・と言うことで考えると聞きたいと思っていた音楽が多様だったこともあり、一種万能型・・・とも言える生真面目・無個性なNS-1000を最終的には選定した経緯がありました(勿論、価格的にも手が出る範囲と言う制約も含めてですが・・・)。しかし反面、その”無個性”な分、逆に言うと何を聴いても100%満足と言う訳でも無いもどかしさが付き纏うところがあり、ソレが30年後にTANNOY Autograph miniを購入する遠因にもなった訳です・・・^_^;;;

ただ、私はここ十年程手持ちの音源(LP、Open Tape、(SA)CD etc.)を全てハードディスクに収めてデジタル化することを行っていて、ソレに伴って主再生系をDAC-アンプのシステムに更新したのですが、意外なことにNS-1000はソウ言ったソース、機器の更新にも良く追随して一皮むけた様な新しい表情を聴かせてくれるところがあって私には50年後の嬉しい誤算でもありました。
まあ、一見(聴)華やかな割りに、その実、腰の定まらないフワフワした音にも聞こえる最近のスピーカーに比べると、締まりのよい輪郭のハッキリしたNS-1000の音こそ最新デジタル向けじゃっ・・・と、意地悪爺さんの負け惜しみ・・・・^_^;;;

書込番号:26478057

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殿堂入り金メダル クチコミ投稿数:39065件Goodアンサー獲得:8111件

2026/05/19 23:29(2ヶ月以上前)

>yk47さん
いえいえわかりますよ。
私は全く逆で今になって、周波数特性や位相特性に異常にこだわった設計のKEFのRmetaに着地しちゃってます。もう癖は要らないから、スピーカーで悩まず何聞いても破綻のないのがいいや、って事で。

不思議とあまりもどかしさは感じません。

往時のf特がフラットなだけのスピーカーではなく、歪み率がとても低く嫌な音が出ないので聞いてて疲れませんし、必要な音は過不足なく出てきます。
だからもう音楽もAVもこれでいいと思ってます笑

でも新品未使用の往時のL40がもしタイムリープで目の前に現れるなら、今のアンプで、当時好きだったレコードを鳴らしてみたいものです。

書込番号:26478071 スマートフォンサイトからの書き込み

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クチコミ投稿数:1740件Goodアンサー獲得:50件

2026/05/22 09:04(1ヶ月以上前)

yk47さん

私は、NS−1000Mのフルレストア品を愛用しています。
店頭では、B&W800シリーズ等高級品を聞いてきましたが。

ちゃんとセッティングすれば、現代のSPにも負けない。
透明、繊細、広い空間表現を演出出来ます。

流石ベリリウムのド―厶型中高域ユニットの破壊力が
素晴らしく。
NS−5000とノ―マルのNS−1000M中古を比較試聴して。
音の線は、細いが。NS−1000Mの音に、
NS−5000を超える透明な解像力な音にびっくりして。
NS−1000Mのレストア製品を探して現在に至ります。

NS−1000Mの筐体は、剛性は、そんな高く無く。
そのかわりに、開放感溢れる伸び伸びとした音の特徴
を活かして、インシュレータ―等も3点タオック。
高さを調整して。
1点は、真鍮製のフロ―ディングインシュレータ―の
4点支持にしています。

アッテネッタ―も何度も試し、高域を上げ、中域を少し
下げ。2ウェイの様な空間の広がりを見せます。

又、ユニット全てのトルク調整でも音は、
全然違いますので。
何度も試聴調整しながら音決めをしました。

ちゃんと手を加えれば現代のハイエンドにも負けない
音が聞けます。特にボ―カル帯域が。

私も手放せません。


書込番号:26479715 スマートフォンサイトからの書き込み

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スレ主 yk47さん
クチコミ投稿数:8件 SPANA 

2026/05/22 14:09(1ヶ月以上前)

>謙一廊!さん

NS-1000(m)と言うのは1974年に発表されているので、今思うと将に日本と言う国の一つの時代を象徴するスピーカーですね。

もはや戦後ではない・・・と言われて10年以上が経ち、安保闘争の時代を経てイデオロギー的にも一応の着地点を見出した我が国が、国家の基盤を科学技術に据えて世界に進出する・・・ソウ言う時代に現れたのがNS-1000(m)でした。オーディオの中でも最も”経験”を必要とするスピーカーと言う分野でベリリウムと言う当時他に類例のなかった素材を使って、当時でも必ずしもハイ・エンドとも言えない価格帯で発表されたNS-1000(m)が、スウェーデンの放送局モニターを始めとして海外でも評価を得られた・・・と言う事実は、我が国のオーディオ業界全体(ひいては物作り業界全体)にとっても大きな意味を持っていたと言えます。

私がNS−1000を選んだのは、”特別音に惚れ込んだ”から・・・と言うより、スピーカーはソウ再々買い替えると言う訳のものでもないと言うことを考慮して、ソノ物理特性、価格、大きさ、デザイン、何を鳴らしても大きな破綻なく一応聞かせてくれる・・・と言う”そつの無さ”・・・と言った平均値から選んだものでした。それ以来、我が家のNS-1000を取り巻く環境も様変わりし、今では当時から残っている機器は、手持ちLPのデジタル化と言う私が今も時折行う趣味に使うLPプレーヤーだけ・・・と言う状況になりましたが、NS-1000は今も私の主力スピーカーです。
21世紀になり、サブ・スピーカーとして導入したTANNOY Autograph mini(コレも今や20年選手の”古参”ですが・・・^_^;;;)と比べると、NS-1000から30年の技術進歩は確かに感じるところも有りますが、NS-1000はデジタル化された再生環境の中でも未だに存在感を(全く!)失わない(寧ろ、益々真価を発揮している?)のはさすがです。まあ、奢ることなく地道にひたすら生真面目に作られた”(日本的?)装置”の良さが生きている、と言う事なのだと思います。

書込番号:26479930

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クチコミ投稿数:1740件Goodアンサー獲得:50件

2026/05/22 22:18(1ヶ月以上前)

NS−1000もNS−1000Mも販売から40年以上経ちましたが。

yk47さんも私も未だ現役で、良い音を楽しめると言う
のは、素晴らしい事だと思います。

古いSPなので、店頭でのSPの試聴は、するのですが。
800シリーズの高域には、敵わないなぁなんて考える
のですが。
今のNS−1000Mを買い替えて満足出来るのは、
最低でも、ペア200万円以上のSPになってしまう(汗)
無理して買ったら。老後の生活が苦しくなる(笑)

愛聴盤を持参してボ―カルを聞くとやはり、
ド―厶型ベリリウム。スコ―カ―でしか出せない音の
繊細で透明な表現があって。
古いからとか言うのでは無くて、未だに最新のSPでは
出せない優れた中域スコ―カ―の表現は、健在なんですね。

そもそも、モニターSPですから入力された音楽信号を
いかに正確に出す事を考えられて作られたSPです。
音の基本となるスコ―カ―の
音の情報量が半端無いんです。

お互い大切にしていきましょう。


書込番号:26480292 スマートフォンサイトからの書き込み

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スレ主 yk47さん
クチコミ投稿数:8件 SPANA 

2026/07/13 15:33

我が家のNS-1000は彼此50年近く事実上ノーメンテナンスで稼働してきて、今年になって導入した音場補正システム(IK Multimedia, ARC-System)にも良く適応してこのデジタルHi-Res時代でも満足できる音で鳴っている。オーディオ装置としてのこの長寿命には驚くが、各ユニットについては当然”経年変化(劣化?)”が全く無いという訳ではないとも思われる・・・中でもNS-1000のウハー(JA-3058)については、エッジに確実な経年劣化のあるウレタン系ではないクロスエッジを使用していることが本機の長寿命化に貢献していることは確かだが、やはり経年変化が気にならないこともない。カタログの説明によるとJA-3058のエッジは”熱硬化性樹脂と共振抑えの粘弾性樹脂を2重コーティングした布”となっているが、実際ウーハーを調べると見た目には然したる劣化・破損などは全くないが、心なしか表面の艶が失われて触った感触も以前に比べると少し硬くなったようにも感じられる。何しろ50年近く経つ時代物なので、当初の初期状態を記憶している訳でも無いので、この”感じられる”も可成り怪しげではあるけれど、カタログにある”熱硬化性樹脂と粘弾性樹脂”は気になる。この2種のコーティング樹脂が具体的になんであるのか判らないので明確には言えないが、こう言った有機系樹脂は一般的には酸化による劣化(柔軟性の喪失)が予想されるので、こう言った劣化を補修・回復することが可能かどうか少し検討してみたいと思っている。

書込番号:26513407

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