


黒澤明は映画「生きる」で、日本映画で初めてパンフォーカスの撮影技法を確立したと言われます。
映画にリアリズムを求めた結果、人間の視覚と同じように画面全体にピントが合うパンフォーカスの撮影方法を取り入れ、その後の「七人の侍」では、ワンシーンをワンカットで撮影するマルチカメラの撮影方法を使ったということです。
黒澤明の撮影技術などについての30分くらいの短いドキュメントが、wowowで無料放送してます。年末までにあと数回無料でリピート放送されます。
本編の映画はwowowと有料の契約をしないと見られませんが、本編はレンタルでも借りられるので、黒澤の撮影スタッフが直接、パンフォーカスなどの撮影技術について話をしている無料放送のドキュメントの方が、貴重だと思います。
書込番号:15487389
3点

情報ありがとうございます。
早速録画予約しました。楽しみです。
それにしても
映画のような画=背景をボカす、という認識がいつの間にか広がっているのが不思議でなりません。
書込番号:15492592
1点

黒澤映画といえば何と言っても撮影技師の宮川一夫さん抜きには語れないでしょうね。
昔、宮川さんのカメラワークや撮影に対する姿勢、そしてその発想を特集した番組がありましたが、あれは非常に面白かったです。
今のようにCG等による映像加工どころかズームレンズさえない時代の撮影方法なため、今となってはただのアナクロな撮影方法だろうと誤解される方もいるかもしれませんが、そこには今でも十分に活用できる素晴らしいアイディアがたくさんあります。
僕は当時この番組を見て強い感銘を覚えました。
宮川さんの撮影姿勢は、様々なイメージ(空想)とその検証(行動)の積み重ねが新たな手法(現実)を作り出すということを教えてくれる好例の一つだと思います。
そしてこれは撮影だけでなく、全ての物事に於いて共通の概念だとも思っています。
書込番号:15500099
2点

今日発売のビデオサロンで、大型センサーを搭載したカメラでボケを利用した撮影方法について強調した記事が出てます。ボケがなければ映像ではないと言うような感じです。
しかし、黒澤明は全く逆で、画面の中にボケてるものがあるのは違うと、人間の視覚と同じように、画面に写る被写体全てにピントの合うよう撮影する手法を、映画「生きる」で確立したということが、「生きる」の実際の映像もまじえながらドキュメントの中で説明されます。
wowowの宣伝が目障りですが、そこは無視すれば、カメラを使った撮影には正反対のような色々な考え方があるということがわかるし、映像の見方も変わるおもしろい番組だと思います。再放送の予定は、今週の金、土、日に四回あります。全て無料放送です。
書込番号:15502761
1点

ご紹介有難うございます。
「生きる」を何度も見ている私の印象では、パンフォーカスとは結びつきにくいですな。
というのは、暗い場面で接写で顔をアップで撮ることが多く、背景は強調される場合とそうでない場合があります。
それぞれのシーンは意味によって使い分けており、パンフォーカスを追求したものとは考えにくいのです。
人間の眼の被写界深度も、明るさによって変わります。被写体の距離によっても変わります。
人間の視覚と同じようなリアリズムを追求するなら、常にパンフォーカスではありません。
番組では撮影技術をどのような内容でまとめているのか大変興味があります。
書込番号:15505353
1点

ビデオカメラでピントがあわせにくい場合やモニターができない場合は、パンフォーカスで撮ります。ピントのボケも無く被写体が撮れていると見るに耐えるので便利です。オートフォーカスのハンチングほど見るに絶えられないものはありません。
書込番号:15521377
0点

35ミリフィルムカメラを持ってますが、50ミリf1.4の明るい短焦点レンズで撮影すると、花などは、近くによって花にピントを合わせた場合、後ろが綺麗にボケて花の綺麗さだけが写せるので、静止画で綺麗な物の綺麗さ記録する場合には、そのほかの部分は現実とは違ってしまう方法もありだと思います。
しかし映画の場合、社会の中の人間の出来事を動画で作品にするので、まず社会の中の人間の出来事が、そのまま動画に記録できなければ話にならないということでないかと思います。
黒澤明の全盛期の映画は「生きる」、「七人の侍」、「用心棒」、「天国と地獄」などどれも人間社会の出来事なので、ストーリーはフィクションでも極力、現実的な作品にしようとすると撮影方法はパンフォーカスになってしまうのではないかと思います。
ビデオカメラは、写真のカメラに明るいレンズを使った場合と違って、簡単には背景がボケないので、結果的に現実を動画作品として記録する道具としては良いかも知れないですね。
書込番号:15522023
0点

ローマの休日。
これが初心者には一番いい。
パンフォーカスでなければ撮れない作品だし
本当に美しい。
これを超える映画を作ろうと何度も何度も誰もがチャレンジしたが
できなかった。
当時の時代背景、勢いとともに映像の至上の表現を実現したのが
ローマの休日である。
ボケボケを多用する馬鹿にローマの休日も、黒澤作品も撮ることはできない
ビデオサロンなんて年寄りからいろんな撮影機材を買わそうとする意図以外
その目的が見出せない。ビデオサロンはどうしてホームビデオレベルで終わるのか。
それは簡単。思想がないから。冷厳な客観視した映像表現ができないからだ。
作者の身勝手な屁理屈を押し付ける、それがボケを多用することなのだ。
本当にうんざりしている。
賑やかしの流行映画で5年後には古くて見るのも苦痛な作品ばかりが量産される
残念でならない。
書込番号:15668299
0点

こんにちは。
映画の表現については良くわかりませんが。
ビデオサロン誌はそもそも、ホームビデオ愛好者の雑誌では?
黒澤監督を超えようとしている方が見る雑誌かしら?
書込番号:15668331
0点


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