『液晶TVとモニターの違いって･･･？』のクチコミ掲示板

[WakeMeUp]

初歩的な質問ですみません。
基本的に使用はPCがメインで、あとはたまにDVD観賞くらい、TVはほとんど見ないのですが、そうした場合購入はやはりモニターにするべきなのでしょうか？
液晶TVでもPC接続は多くの製品が可能とうたっていますが、性能的な違いはありますか？
よろしくお願いします。

書込番号：5042275

[びいいっ]

基本的には一緒ですが、液晶TV用はPC用と比べると応答速度や明るさを重視する傾向にあります。
また、安価な液晶TVには解像度が低い物が多く、PC用の一般的なモニターと比べて縦方向に画面が狭くなる物が多いです。

例えば、低価格のワイド液晶TVの多くは1366x768のパネルを使っていますが、
PC用で標準的に使用されている17インチ液晶モニターでは1280x1024ピクセルあります。
※ワイドではない液晶テレビの場合には、大抵もっと解像度が低い

縦方向が狭いと結構使いづらく、ソフトによっては画面に入りきらない事もあります。(手持ちのソフトだと、VideoStudioが入りきらなかったハズです。)

PC用のワイドの場合には20インチクラスで1680x1050が標準的です。

液晶テレビでも、「フルHD」と呼ばれている物は1920x1080ありますので、
フルHDであればPCで使用しても十分な広さがあると思って良いと思います。

参考までに良く見かけるタイプについて縦方向の解像度順に列挙しますと、
1024x768(XGA)：B5以下のノートPCに多い（今ではXGA以上も多いので参考まで）
1336x768(WXGA)：ワイド液晶TVの比較的安価なものに多い
1280x1024(SXGA)：PC用17インチ・19インチのモニターの多く。
1680x1050(WSXGA+)：PC用ワイドモニター20インチ〜
1920x1080(フルHD)：ワイド液晶TVでフルHDに完全対応したもの。
1600x1200(UXGA)：PC用20インチモニターの多く。
1920x1200(WUXGA)：PC用24インチモニター

・・・とこんな感じで、安目の液晶TVだと解像度が不足気味で、
フルHDは解像度はそれなりにありますがまだ高価ですので、
PC用として考慮するといずれにせよ割高な位置づけになっています。

書込番号：5042452

[びいいっ]

書き忘れましたが、この「IT-32M2」も解像度は1366x768です。

書込番号：5042453

[WakeMeUp]

早速のご回答ありがとうございます。
･･･ということは解像度（ピクセル数）が同じ場合、基本的には呼び方が違うだけということでしょうか？

書込番号：5043682

[どうせ買うならUXGA]

PC用とTV用の液晶は違いますよ。
パネルメーカー側もはっきりと作り分けています。

応答速度の性能に関しても、単純に数値スペックだけならPC用の方が速いものが増えています。
ただし応答速度を上げるだけでは動画の画質は上がりませんから、液晶TVでは画像エンジンで３次元的な処理を行なって滑らかな動画を表示できるようにしています。
うわべの数値スペックではPC用の方がいいですが、実際の動画性能では液晶TVの方がずっと良いです。

書込番号：5044172

[ノノリリ]

おじゃまします。
ひとつ疑問なのですが、液晶TVの高画質エンジンて、PC入力時に働いているのでしょうか？
放送や外部入力時には、高画質設定に関する調整(SONYならDRC-MFモード等)が可能なのですが、PC入力時だけ調整項目が全く別(PC入力に特化？)になっています。

PC入力では、高画質エンジンが働いてしまうと(特に色について)PC信号を正しく再現出来ない為、高画質エンジンとは別系統で表示しているのでは？、と素人的に思ってしまうのですが･･･。

書込番号：5045168

[どうせ買うならUXGA]

そのSONY機についてはわかりませんが、PC入力で画像エンジンの処理をさせる機能を持っているTVもありますよ。

>PC入力では、高画質エンジンが働いてしまうと(特に色について)PC信号を正しく再現出来ない

画像エンジンは信号を正しく再現するためのものではなく、正しく再現できない低い性能のモニタで動画をよりきれいに見せるためのものと思います。
動画を正しく再現できる高い性能を持っているのは、放送局などで使われているマスターモニタだけでしょうね。

書込番号：5046926

[びいいっ]

高画質化の手法には色々ありますが、PC入力の時にはそもそも必要のないものや、行うべきでないもの、出来ないものがあります。

例えば液晶TVでビデオ入力の映像を表示する場合を考えますと、次の様な過程があります。
※順番は必ずしもこの通りの実装とは限りませんが一例として。

(1)Y/C分離
(2)A/D変換
(3)YC->RGB変換
(4)インターレス->プログレッシブ変換
(5)スケーリング
(6)D/D変換※ガンマ補正等。
(7)D/A変換

コンポジット入力の場合には(1)から、S端子入力では(2)から処理が必要になります。
ところが、PC入力がDVI-Dの場合には、解像度が一致していれば(6)から、一致していなくても(5)からの入力になります。

という事は、(1)から(4)で行っている高画質の為の処理は、PC入力の時には行う必要がありません。
そして、PC入力の時に有効な高画質の為の処理は(5)から先のものに限られます。

そして、高画質化の手法のうち３次元系(時間方向の情報を利用するもの)の手法については、
(4)の変換時と、省略しましたがフレームレートの変換が必要になる場合には有効ですが、
それ以外の場合には基本的に利用出来ません(すべきでありません)

という訳で、液晶TVの高画質エンジンでは、PC入力時にも利用出来る(利用すべき)項目だけ使用するという事だと思います。

書込番号：5047709

[ノノリリ]

どうせ買うならUXGAさん、有難うございます。勉強になりました(^^)
それとスレ主さま、スレ利用してm(__)m

私の場合PCをちょこっとかじる程度なので、むしろスペース効率から液晶TVを選びましたが、個人的には大満足です。
ですが液晶TVは、32V型だと1.5ｍくらい離れての視聴が最適ですので、机の上に置いて50cm前後の距離で使用するのは少し辛いです。ピクセル一つ一つが、ハッキリ見えるくらい大きいです(^_^;

どちらかと言うと、デスクトップPCよりも、リビングPCといった使い方が適しているので、その辺りも考慮して検討してみて下さい。

書込番号：5047739

[ノノリリ]

ああっ、びいいっさんにまで解説して頂いたのに、行き違いになってしまいましたf^_^;
有難うございます(^^)

書込番号：5047756

[びいいっ]

ノノリリさん おはようございます。

> 机の上に置いて50cm前後の距離で使用するのは少し辛いです。

Bluetooth(もしくはその技術を利用した)のキーボードとマウスのセットを利用するのはいかがでしょうか？
10mくらい離れても使えるという事になっていますし、
実際に使っていますけど5mくらい離れてもちゃんと動作します。
※画面が見える状態で10mも離れられませんのでｗ
私もスレ元から随分脱線してますね。失礼しました＾＾；

書込番号：5047886

[どうせ買うならUXGA]

PC入力で時間軸系処理が基本的に利用できない、すべきでないということ？
私は画像エンジンの知識は無いけど、残像感低減目的の動きベクトル検出で既にこの処理は入っていると思うし、PC用にも使っていると思います。

書込番号：5049498

[WakeMeUp]

わぁっ、こんなにレスが！
皆さんどうも有難うございます。
でもチョッと情報過多で、わたしめの理解の範囲を超えているようです。

主目的はネット等から落としてきた昔の映画などの映像（チョッと解像度が低いかも）を大きな画面で観ることで、居間に置いてワイアレスキーボードでの操作を、と考えているのですが、要は表示するのが文字主体か映像主体かで選択すれば良い･･･という理解でよろしいでしょうか？ ^^;

書込番号：5050472

[びいいっ]

> PC入力で時間軸系処理が基本的に利用できない、すべきでないということ？

その通りです。

残像感低減の為の黒フレーム挿入や、フレームレートを２倍にして
前フレームではオーバーシュートを許容して表示し、
次のフレームで調整して表示する手法などについては有効ですが、
「動きベクトル検出」などによるサブフレームの生成は
通常必要ありませんし、行うべきではありません。

PCの出力は元々60fps以上のプログレッシブが当たり前なので、NTSCなどの、
単純にプログレッシブ画像を生成すると30fps相当に落ちてしまう
問題がそもそも発生しません。
言い換えますと、PCによる動画再生などで、フレーム補間を行いたい場合には、PC側の出力が60fpsになっている訳ですから、PC側で行わないと意味がありません。

各メーカーが動き補償などで苦労しているのはインターレース30fps(60フィールド)の動画から60fpsの画像を生成する為です。
１フィールドをそのまま１フレームにしてしまうと、
一時期採用されていたラインダブラーの様に解像度が半分に落ちてしまいます。
逆に、２フィールド(１フレーム)をそのまま１フレームにすると、
解像度は落ちませんが30fpsに落ちてしまいますし、
動画の場合１フレームの１フィールド目と２フィールド目を
そのまま合成すると、「動いているもの」がズレてしまいます。
そこで、60フィールドの動画から何とかして60fpsの動画を生成する為に
「動きベクトル検出」などの手法でサブフレームを生成するのです。
放送等に使用されている動画には480i/480p/720i/720p/1080i/1080p
などがありますが、このうちインターレース(iが付いているもの)には
そのままだと解像度もしくはフレームレートが人間の目の許容範囲未満に
低下してしまう為、このサブフレームの生成は必須と言えます。

また、動き補償による中間画像の生成を行うと、表示がその分遅れてしまいます。
例えば、前後２フレームの情報を利用して補間を行う場合、
２フレーム遅れでなければ表示出来ない事になってしまいます。
テレビなどの、ただ見るだけの用途の場合にはその程度の遅れは
問題になりませんが、PCの様に「操作」に対して「表示」を行う
必要のある表示の場合、その遅れが問題になる場合があります。

※相当省略して書き込んでいますので、厳密には違っている点がありますが、ご容赦下さい。
また、判りにくかったらごめんなさい。

書込番号：5050518

[びいいっ]

書き込みに時間がかかっている間に書き込みが間に入ってしまいました＾＾；

気づけばスレ主さんの質問から随分脱線してしまいましたので、
もう少し単純化して書いてみますと、

・液晶TVは「TV放送」をターゲットにしている為、TVに必要な解像度・動画性能・にフォーカスして作られています。
よって、PC用としては解像度が不足気味のモデルが多いです。
また、「動画性能」についてはPC入力の時には意味を持たない部分もあります。
PCで使う時に主に問題になるのは「解像度」になると思います。

・PC用液晶はもちろん「PCで使う」のが前提ですので、
PCで良く使われている解像度(1280x1024以上)を満たすのが普通です。
また、「動画性能」よりも「静止画表示」の性能を重視する傾向にありますが、
最近ではPCによる「動画性能」も要求される様になっていますので、最近では動画性能にもフォーカスする傾向にあります。

性能については、「動画性能の悪い液晶TV」よりも「動画性能の良いPC用モニター」の方が優秀ですし、逆に「文字・静止画表示性能の悪いPC用モニター」よりも「文字・静止画性能の良い液晶TV」の方が優秀ですから、単純に「液晶TV」「PC用モニター」という線引きは出来ません。

PC用がメインでしたらPC用のモニターで動画性能の良いものを選ぶと良いと思います。
動画性能については一応「応答速度」が目安にはなりますが、
正直に書いていないメーカーもある様ですので注意が必要です。
とはいえ16ms以下というのは必須でしょうし、
動画性能の場合には中間調の応答速度が重要(動画の場合、白フレームの次が黒フレームなどという事は少なく、「微妙な色」から「他の微妙な色」への変化が素早い方が有利)なので、カタログスペックでの比較は難しいです。
また、蛇足ですが「視野角」についてもカタログスペックでは実用的な測定方法での「視野角」ではない為、全くあてになりません。
これらについては実際に実物を見て検証するか、実際に見た他の人の意見を参考にするしかないと思います。

書込番号：5050562

[ノノリリ]

お二方、有難うこざいます。疑問をふっておいてなんですが、私めも理解の範囲を超えておりまする(笑)
WakeMeUpさん、一緒に勉強しましょう！(泣)

＞びいいっさん
私のPCは現在はもろリビングPCになってます。キーボード＆マウスは借り物なのでワイヤードですがf^_^;

＞WakeMeUpさん
でも何でIT-32M2なんでしょ？
今ならデジタルチューナー搭載でパネル性能の高いLC-32BD1･BD2の方が、(TVとしては)使えると思いますが･･･
ただ、デジタル接続時の最大解像度や２画面機能等を確認してませんので、一概にこっちが良いとは断言できませんm(__)m

書込番号：5050655