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約11ヶ月使用してきましたが、どんなジャンルの音楽を聴いてみてもすばらしい音ですね。
このスピーカーには、低域にクロスオーバー回路が入っていないため、ダンピングの効いた切れ味の良い力強い低音が出ます。普通ウーファには高域カットフィルター、中域には低域カットフィルターが使われますが、それらが無いためエネルギーにロスが無くネットワーク回路に起因する位相ずれもありません。かつてのダイヤトーンの名機2S-305のウーファにも高域カットフィルターが無く、メカニカルに自然減衰させていましたが、同じ手法ですね。
またこの方式の採用で、UniQの低音がカットされないため、低音はUniQとウーファの2本で再生され、低音を2本で再生している点ではiQ90と同じです。
iQ70は、iQ90の見栄えや評判の影に隠れ、iQ90用に開発したウーファを1本減らした、コストダウン版と思われ、それにしては価格がiQ90に比べそんなに安くなっていないと思われがちですが、実際は逆で、iQ70用に専用設計したウーファを2本使いにして見栄えを良くしたのがiQ90だと思われます。iQ70ではクロスオーバー回路で調整できないため、ウーファユニットの専用設計でチューニングする必要がありました。
iQ90でよく、エージングが進むと低域がぼんつくと言われますが、これは2本のウーファで90Hz前後が盛り上がっているためと思われます。
http://www.stereophile.com/floorloudspeakers/206kef/index3.html
上記はiQ90ではなくiQ9で、図3の赤線がふたつのウーファユニットの単体特性ですが、90Hz前後にピークがあり、「ミッドバスのぬるさ」が指摘されています。同じことがiQ90でも起こっている可能性があります。
iQ90の低音のぼんつきを抑えるため、ダクトに付属のスポンジを詰めることが行われる場合がありますが、もともとこのスポンジのない状態で音質チューニングはされており、このスポンジを詰めても、図3の最低域に伸びているポート出力の緑線を抑圧する効果の方が、ピークを形成する赤線のウーファ出力を抑圧する効果よりずっと大きいと思われ、これではスポンジを詰めてもiQ70並みの低域特性になる可能性は低く、むしろ悪化の方向に向かっている可能性があります。
iQ70のもうひとつの優位点として低音楽器の音像のまとまりの良さがあります。
180Hz以下の低音はiQ90は二本のウーファの中央から出てくるため、180Hz以上を受け持つUniQとの距離がありますが、iQ70では低音はUniQと近接設置されたウーファの中央から出てくるため、低音楽器の音像がしっかりしています。
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