SIGMA dp2 Quattro
- Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー「Quattro」を搭載したコンパクトデジタルカメラ。
- 人間の視線に近い遠近感が得られ、撮影時に見たままの光景に最も近い印象を再現できる標準レンズ(35mm換算45mm相当)を採用。
- 有効画素数2900万画素、F2.8〜F16、最大撮影倍率は1:7.6、質量410g(電池、カードを除く)。
デジタルカメラ > シグマ > SIGMA dp2 Quattro
DP2Merrillに比べて明部のコントラストが足りなく花とか雲など妙にのっぺりしている気がして意地悪な撮影をしてみました。
AEオートで−1から+2まで露出を変え、SPPでオールリセット、晴れ、スタンダード、露出のみ逆操作をしたものです。
撮影時に+補正した2枚は見事につぶれています。しかも飽和した部分のRGBの数値は+2→−2は全て208、+1→−1は232・231・229、補正なしは238・237・234でつぶれたまま暗くなるだけです。(数値は最も明るいと思われる点を探し読み取りました)
私にはQuattroのRAWデーターに+方向のマージンがほとんど無い様に思われますが。
あと、+補正の2枚をSPPの補正なしで現像すると飽和したRGBの数値が254で縁取り部分だけが255、ピーキングの結果と思いますが本来の飽和の値です。
dp2 Quattroお持ちの方、検証をお願いできませんでしょうか。
書込番号:17758819
8点
サードパーティ大好きさん
申し訳ありません。
最初にお断りしておきますが、自分はQuattroを所有しておりません。
気になった箇所がありますので、失礼をお許しいただけましたらという前提で書き込みをさせていただきます。
まずWBに関してですが「太陽光」という設定になさったようですが、色温度にブレが出ています。
実際の色温度は「昼光」よりもっと高いようです。
花びらと葉っぱ類に黄ばみが浮いていて本来のグリーンや白ではなくなっています。
たぶん6000Kくらいのケルビン値があったのだろうと推測されます。
基本はブルー補正で黄色が抜けますが、少しシアンも掛けて補正してみました。
白が白になったような気がします。
それから露出設定に関してですが、基準になっている露出が多分適露出で露出計で計測しても同等の数値になるものと思われますが、白のように輝度の高い色の場合は撮影時にマイナス補正をしないと適露出であっても白飛びが発生することが多々あります。
メインの被写体が白の場合には適露出から-1/3から-2/3にして撮影した方が白が飛ばずしっとりする場合が多いです。
そのデータをソフトで補正する場合にはCSなどのレベル補正を使った方が正確に補正可能です。
具体的にはミディアムのスライダーだけで調整した時の方が良い結果が残る場合が多いので、まずミディアムをプラス補正すると多少暗部が浮いてきます。
その後は必要に応じてハイライト側とシャドウ側のスライダーも動かしてみると良いでしょう。
白飛びしない最適なポイントを見つけることが可能だと思います。
それから主題の「Quattroにおけるコントラスト不足」ですが、Merrillと比較するとこの辺りのベクトルを変え、階調性をメインにおいた味付けに変わっているようですので、不足しているのは「彩度」と「コントラスト」の2種類に思われます。
「彩度」に関してはSPPで現像時に付加するのが一番良いようで、適切に彩度を付加すると劇的に色味が変わります。
「コントラスト」に関してはCSなどの補正ソフトの方が細やかな補正が可能ですので、そのソフトでコントラストを直接付加しても良いですが、マイルドにあくまでも見た目に自然なコントラストがお望みなら、レベル補正でハイライトとシャドウのスライダーで調整した方が穏やかにコントラストが上がり雰囲気が良いように思えます。
とにかくラチチュード(ダイナミックレンジ)を広げ、Meriillより階調性を持たせたために、コントラストと彩度は抑えられているように思えますので、そこの部分の補正でMerrill的色の明確さが出てくるように思われます。
大きなお世話で申し訳ありませんでした。
また的外れでしたら、そちらも申し訳ありません......
Quattroを所有していれば、ちゃんと検証出来るのですが、推測でご勘弁ください。
書込番号:17762244
5点
ロフトリン さん
書き込みありがとうございます。
私の気になることという内容ですので、皆さんの思うところを書き込みいただければ幸いです。
お書き頂いたQuattroの発色ですが意地悪な試し撮りということで露出以外全てデフォルトです。
Merrillに比してQuattroの発色が黄色とかアンバー気味なのは仕様との事です。シグマさんに確認いたしました。
問題としたいのは露出と階調です。
Merrillセンサーでオーバー目の露出で撮影しSPPでアンダー方向にスライドをずらせば次第に飽和し潰れている部分が減少回復し、強く飽和している部分があれば−2補正でもヒストグラムの右端が残りRGBの数値が何れかは255を維持しています。
dp2Quattroのrawデーターをアンダー目に現像すると−1補正ですら飽和し潰れているべき最も明度の高い部分が飽和の数値255から乖離していることです。
つまりアンダー補正しても途中からは潰れは解消せず単に全体がアンダーになるだけです。
jpg画像では判りづらいかもしれませんが次の書き込みのSPPで現像中に読み込んだ数値を参考に願います。
12bitから14bitRawになりダイナミックレンジが拡大したはずなのにハイキーの部分を階調を無視してまで強く圧縮し露出のマージンがほとんど無いのが現状では。
書込番号:17762626
1点
すみません、数値乗せていませんでした。
+2撮影 0補正 全て 254(縁取り状に255)
+1撮影 0補正 RGB 251.251.250
±0撮影 0補正 RGB 238.237.234
+1撮影−1補正 RGB 232.231.229
+2撮影−2補正 全て 208
−1撮影+1補正 RGB 238.237.233
書込番号:17762699
0点
サードパーティ大好きさん
自分もよく分からない部分が多いのですが、ダイナミックレンジ拡大の方向性が問題なのでしょうかね?
メーカーアナウンスで拡大についてあったように記憶しておりますので、拡大しているのは間違いないように思いますが、その方向性に指向性があるのでしょうか?
白に対してより黒に対して広がっただけとか?
補正ゼロの適露出の画像でも花びらに白飛びが認められますが、シャドウ部は結構出てきているようにも見えます。
それからこれも正確ではないかもしれませんが、14bitになっても飽和は同じですよね。
もしダイナミックレンジが同じなら14bitのデータの方がおなじ飽和から飽和までのグラデーションが細かく、単に色のつなぎが良いというだけに思います。
俗にいう「滑らかさ」や「艶」などがこれに当て嵌まります。
またアンダー撮影とアンダー現像の相違も、シャドウに強いセンサーであればアンダー撮影して白の(ハイライトの)階調を残し、現像時にシャドウのゲインを上げてハイライトが飽和しない程度にシャドウを明るくすることが可能でしょうが、アンダー現像ですとすでにオーバー撮影されているわけですから、ハイライトの階調が飽和していることも考えられますので、あとはハイライトが飽和に至るまでにどれだけ情報が残っているかにかかっているのではないでしょうか?
基本的にはプラス・マイナス現像を施さない適露出が理想に思えます。
とにかく現像時にゲインを掛ければ必ず階調は崩壊しますので、どうしても情報を失います。
現像によってダイナミックレンジを広げることは不可能だと思いますので、そこにある情報をどれだけ引き出し、どれだけ残すのかが現像だと思いますよ。
Quattroの画像を見ていると、Merrillとの比較では何らかのトレードオフが存在するように思えます。
ただMerrillの方が撮影時の露出の上下に対して許容する部分があるとすると、それもセンサーの相違によるものなのかもしれませんね。
つまりMerrillは3層イコールのセンサーですが、Quattroはイコールではなく変則的な組み合わせですので、本来RGBすべてがフルで白飛びの状態が、変則センサーの影響で電子的に処理される部分に微妙なトラブルを抱えているのかもしれません。
それより個人的には「黄色み」への転びが仕様だと言う点の方がちょっと困りました。
色に最初から濁りがあると現像も手間が増えますし、その色を補正することによって、出したい色目が出難くなるということも考えられます。
それから申し訳ありませんが「次第に飽和し潰れている部分が減少回復し...」という部分が理解出来ません......
申し訳ありません......
本当に飽和しているなら減少も回復もしないと思うのですが......
そもそもそこに色情報がないのですから......
とにかく的外れだったようで申し訳ありませんでした。
書込番号:17763661
5点
ロフトリン さん
おっしゃるとおりだとおもいます。
bit数の増加でダイナミックレンジは拡大しますがその恩恵を受けるのは暗部方向でしょう。
その前提としてノイズフロアーの低下があってはじめて拡大したDレンジが有効に働くはずです。
他の方の作例を見ると結構暗部に例のノイズが乗っているのが確認でき14bit化は疑問です。
現像で最終的には8bitに落としてしまうその課程で余分のbit分を色調、露出、両端の階調の圧縮、その他に振り分ける事になるはずです。
12bitのMerrillの現像操作であれば、非常に明るい部分(画面内の太陽など)は露出のスライダーをー2に振り切っても完全飽和(RGBすべて255)のままです。
このことはのRawデーターにはまだハイライト部分に余裕か有るという事です。
Quattroの現像で露出のスライダーをわずか−方向へ振っただけで255の数値から乖離するのはその時点で+方向のマージンを使い果たした為でしょう。
MerrillのRawデーターがハイライト部分の階調をを飽和ぎりぎりまで確保し、階調の圧縮領域が少ないのに対しQuattroは圧縮領域を広げた為、ハイライト部分の階調を失わせ、さらに現像操作に対するマージンもわすかしかない様に思われます。
ここまで書いて思ったんですがSPP6.1でトーンカーブを可変もしくはMerrill風を選択できる仕様にしてくれたら解決する事ですね。
露出の問題は難しいですがMerrillでしたら暗部のノイズとの兼ね合いで主要部分が飽和ぎりぎりに+補正して撮影できれば理想と思います。
Quattroはもっと判りません。
現状、飽和以前の階調圧縮で真の飽和がどうかっているやら。
ロフトリン さんと同意見で現像時の+補正だけはノイズの増加で好ましくないと思います。
色味の問題は個体差を含んでおりその範囲で仕様内との判断だと思います。
ズレの数値も判っていますからWBのポイントをほぼ一発であわせる事ができます。
只、「B」のセンサーの面積の問題からか3色のトーンカーブが微妙に異なっておるようで部分的に合わないことがあります。
あと「次第に飽和し潰れている部分が減少回復し...」ですが言い回しが悪いですね。
現像の課程で露出のスライダーを−方向に移動すれば飽和している部分は数値255を維持しつつ面積を減らし、飽和から回復した部分は階調を回復する・・・
何を言っているのか自分でもよくわからなくなってきました。
元々のRawデーターでなくモニター画面の話です。
Quattroの現像の問題有りに対して、普通で正常な期待通りの変化ですと言いたかったのです。
書込番号:17765230
3点
横からすみません。大変参考になるご意見、勉強になりました。実際の数値や現象を感性の部分に置き換えて言及されて下さっているのが素晴らしいです。ありがとうございました。
書込番号:17765746 スマートフォンサイトからの書き込み
1点
今日の(昨日の)暑さは想定内であっても、雷雨は想定外でした......
サードパーティ大好きさん
何度も解説をありがとうございます。
自分はどうも解釈の仕方が逆なのかもしれません......
「12bitのMerrillの現像操作であれば、非常に明るい部分(画面内の太陽など)は露出のスライダーをー2に振り切っても完全飽和(RGBすべて255)のままです。」
ここの部分ですが、完全飽和のままであることが指す状態は言葉通り「完全飽和」であり、何も色情報が無いということに思えます。
-2という減感現像をしても何も変わらないという状態は、そこに情報が皆無であると言っているのだと思えます。
逆にQuattroが減感現像した場合に上限数値が乖離し始めるというのは、そこにある情報が減感されたことを意味しているのだと思います。
つまり完全飽和と思われていた部分に多少なりとも色情報が残っており、それが減感されアンダー表示になったと解釈するのが自然に思えます。
自分のそのような解釈の仕方から考えますと、Quattroの14bitの威力を感じますが......
そもそもFoveonはあまりにも独特すぎて既成概念では判断出来ない部分も多いです。
Merrillは一般的なベイヤーセンサーと比較すると加工耐性も低いですし、何よりも意図しない色斑(グリーン・マゼンタ)が一番困ります。
それでも魅力的なセンサーであることは間違いないですし、被写体によっては唯一無二と言えるほどの表現力を示してもくれます。
問題は普通のAPS-Cのデジタルカメラとは違ってオールマイティーではないということと、誰もが到達出来ない独壇場となる画質を得る場合の撮影条件のスイートスポットがあまりにも狭小であること、とにかく「こいつは何が出来るの?」を探していくのがFoveonの楽しみ方のような気もします。
ちなみに自分のところはMacのせいかもしれませんが、SPPで現像時に100%表示が出来ないのが厳しいですね。
ハイライトやシャドウの調整は100%表示でなければ正確には出来ませんからね。
結局SPPではそこでしか出来ない現像をし、変換後にPS(CS・CCなど)で最終調整をしなければならないのもFoveonの儀式と思うしかないので、そこも楽しんでやっています。
とにかく14bitは伊達じゃないでしょうから、完全に生かしきる撮影をすれば、その恩恵に預かれると思います。
自分も今後時間をかけてQuattroのサンプルを見て考えて、近いうちにオーナーの仲間入りをしたいと思ってはいます。
書込番号:17767393
2点
ロフトリン さん
おはようございます。
書き込みで合わない件ですが、前提に8bitで表現されるモニター上での飽和です。
SPPで選択した画像上のポイントの数値です。
Rawデーターの12bitとか14bitとは別です。
SPPで露出など操作をしても画面上で飽和している事=Rawデーターに余裕を残している、つぶれたまま飽和から乖離する=Rawデーターに対応できる明るいレベルのデーターが無い、つまりマージンをオーバーしてしまった。
12bitのMerrillは前者、14bitのQuattroの現像が後者です。
只、あくまで現像の過程での問題です。
今後SPPのバージョンアップで解決できるのではと思っています。
14bit化は私もおおいに期待したところです。
カメラのダイナミックレンジは下はノイズレベル、上はセンサーかADコンバーター等の飽和までですから有効なbit数は自ずから決まっています。
上は変化無いと思うので2bit分Loノイズできたと思いました。
2bit分の恩恵はいずこに、現状あまりあずかっていないようです。
書込番号:17768073
1点
サードパーティ大好きさん
毎回ご丁寧にありがとうございます。
圧縮した時点でマージンを使い果たした......という可能性はありませんか?
Foveonはそのくらいシビアですので、場合によってはデフォルトの状態でダイナミックレンジが広がったけど、加工耐性は低いまま...とか?
とにかく14bitの恩恵はハイライト側というよりハーフトーンのグラデーションに使われている(というかそこが一番強い?)のかもしれませんね。
今まではKodachromeで低感度、つまり深みはあるが広がりが無いかなり切り詰めたダイナミックレンジだったのが、ファジーなRDPになって少し高感度になった分だけダイナミックレンジが広がった的な印象があります。
ただここの部分は実際に購入して検証してみないと正確なところは分かりません。
現状ではそういうイメージで見ているというにすぎません。
なんだか早く買いたくなってきました......
2は自分の守備範囲ではないのですが......
書込番号:17770755
1点
ロフトリン さん
圧縮した時点でマージンを使い果たした.. その通りだと思います。
Quattroは14bit化でマージンが増え露出のスライダーが±3になると期待していました。
QuattroのRawデーターはSPP6.0を通じて覗けるだけで実際よく判りません。
MerrillとQuattroでは現像の仕様がかなり異なるようで8月のSPP6.1でQuattroの画質が飛躍的に改善される事を期待しています
書込番号:17773911
1点
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