デジタルカメラ > CANON > PowerShot G10
AdobeのRAW現像エンジン「AdobeCameraRAW」が、Photoshop CS5(以下PSCS5と表記)、
Photoshop Elements9(以下PSE9と表記)、LightRoom3(以下LR3と表記)搭載の、
「AdobeCameraRAW6(以下ACR6と表記)」から従来版と比べて大幅に現像性能を向上させてきています。
これを使って「G10RAWを現像してデジイチ的なリッチでスムースなトーンの現像処理を行おう」というネタです^^
キヤノンRAW撮影可能機種は純正付属RAW現像ソフトDigitalPhotoProfessional(以下DPPと表記)が使えますので、
有料のACR6製品を使う上で具体的にはどのような点がアドバンテージになるのかを交えて話を進めます。
まずは各製品の特徴をザックリ説明すると以下のようになります。
■PSCS5(RAW現像+本格画像レタッチアプリ)
ACR6フル機能(含自動レンズ収差補正他)、32/16/8bit階調対応、レイヤー編集機能、アクションなど自動化機能搭載
■PSE9(RAW現像+画像レタッチアプリ)
ACR6基本機能、16/8bit階調対応(8→16bit変換不可)、レイヤー編集機能、初心者向けインターフェイス搭載
■LR3(画像管理+RAW現像+簡易画像レタッチアプリ)
ACR6フル機能(含自動レンズ収差補正、JPEG/TIFF編集機能他)、16/8bit階調対応、画像管理機能搭載
■DPP(画像管理+RAW現像+簡易画像レタッチアプリ)
現像機能(含キヤノン製品自動レンズ収差補正)、16/8bit階調対応、JPEG/TIFF編集機能、画像管理機能搭載
DPPの直接の置き換えならばLR3、レイヤーなどを用いた画像レタッチを行うならばPSCS5/PSE9ですね。
また、キヤノン製品で完結しているならばDPPのみで済ますメリットもありますが、
他社製品を含めた対応を考えると、Adobe製品を導入することで処理の一本化が図れるメリットもあります。
今回は最も価格的に導入しやすいPSE9を使って(要所でPSCS5を交えながら)処理手法を説明していきます。
(以下続きます)
書込番号:12382943
6点
まず最初に「デジイチ画像」と「コンデジ画像」の違いについて考えてみて下さい。
「G10RAWを現像してデジイチ的なリッチでスムースなトーンの現像処理を行おう」と銘打ってますので、
デジイチ画像はリッチでスムースなトーンでコンデジ画像はそれに及ばない、というのが基本的な認識だと思います。
ただ、総じてネットでの常識というのは、完全な間違いではないけれど実際(的)ではない場合が多いです。
極論を言ってしまえば「解像していなくてもノイズが少ないのがデジイチ画像」です。
いくら撮像素子でアドバンテージがあったとしても、廉価ズーム程度のレンズ性能でも「デジイチ画像」ですから。
フィルム時代の低性能な(ズーム)レンズを装着しても「デジイチ画像」だと考えれば、ひとまず納得できますよね?
つまり「デジイチ画像」の基本は、レンズ性能(解像・収差)にさほど立脚していないんです。
#撮像素子サイズの違いにより、相対的なレンズ性能要求が異なるという面は存在しますが。
となれば事は簡単で、NRでコンデジ画像のノイズを消していけばデジイチ的(風)になることになります。
ただ、NRをかければかけるほど、解像は落ち、ピクセルごとの色情報は平均化されていきますから、
この手法でコンデジ画像をデジイチ風にする場合、元画像が充分に解像されていて、ピクセル数が多い方が有利です。
つまり、G10の画像はもってこいということになります^^
この手法のもう一つのキモは、処理するアプリケーション側のNRの性能です。
この性能が低いとノイズを除去しきれないか、除去はできても色情報を含めディテールを大きく損なってしまいます。
ということで、レンズを含めた解像性能が高く画素数も多いG10と、NR性能の高いACR6の組み合わせが最適ですが、
基本的な考え方は他の機種や現像ソフトでも応用できると思うので、参考にしてみて下さい。
(続きます)
書込番号:12382965
5点
まず最初に現像比較画像を見て下さい。
DPPでピクチャースタイル:スタンダードで現像した基準となる画像に対して、
ACR6でピクチャースタイル:スタンダード準拠の、カメラプロファイル:Camera Standardで現像した標準画像、
同じくACR6でカメラプロファイル:Camera Standardでデジイチ風現像した画像となります。
ACR6のディフォルトカメラプロファイルはAdobe Standardで、これは僕自身好みのトーンなのですが、
今回はDPPとのトーンの出方の差も含めてチェックして貰いたいので、Camera Standardで統一します。
画像を見比べると判りますが、デジイチ風現像の画像はシャドウ部の再現に優れた色乗りの良い柔らかいトーンです。
ですが、実際はかなりコントラストパラメーターを上げた調整を行っています。
この矛盾点を含めた、ACR6ならではのパラメーター類のセッティング手法を説明していきます。
(続きます)
書込番号:12382983
5点
まず初期設定です。
(1)はACR6画面、左上のツールパレット、右から三番目のボタンを押すと現れるACR6の初期設定ウインドウです。
#以下特に断りがなければPSE9の画面です。
各RAW画像ごとのACR設定の保存は、別ファイル「.xmp」に保存するのが無難です。
埋め込むと便利ではありますが、セッティングのクリアが難しくなります(.xmpなら該当ファイルを捨てるだけ)。
シャープの適用先も「すべての画像」が無難に思います。
「カメラのシリアル番号に固有の〜」は便利ですが、G10のExifにはシリアル番号は書き出されず使えません。
デジイチだとシリアルも記録されるようなので、そちらで使うときに活用して下さい。
「カメラのISO設定に固有の〜」はG10でも使えます。
が、まずはISO80で基本セッティングを出してから他のISOですので、後ほどチェックして下さい。
後は無視して貰って結構です。
PSCS5のACR6初期設定画面では、キャッシュの容量と場所、JPEG/TIFF編集の許可が選べる程度の違いとなります。
書込番号:12382995
5点
(2)の画像はカメラキャリブレーション・タブ画面で、PSE8ではいたってシンプルです。
カメラプロファイルのプルダウンメニューは、初期状態のAdobe Standardの他に、
DPPのピクチャースタイルに対応したものが「Camera〜」という名称で続きますので、
今回は「ピクチャースタイル:スタンダード」準拠の「Camera Standard」を選びます。
また画面下側中央部の「ビット数」は、忘れずに「16bit/チャンネル」に設定して下さい。
(3)の画像はディテール・タブ画面の初期状態です。この状態でもDPPより高度なNR処理が行えます。
(4)はディテール・タブ画面のデジイチ風セッティングのパラメーター値です。
シャープの適用量を「0」にすると、シャープ機能自体がキャンセルされ、他の設定値も無効になります。
ノイズ軽減は、輝度、カラー共に「60〜75」の範囲で「75」を推奨します。
つまり、シャープネスは稼がず、ただひたすらノイズを潰す設定ですね。
(5)PSCS5でのディテール・タブ設定です。
PSCS5の場合、追加されてる輝度のディテール、カラーのディテール共に初期設定の「50」から「40」に下げます。
輝度のコントラストは、初期値のままの「0」で結構です。
書込番号:12383004
5点
(6)は基本補正・タブ画面で、まずはコントラストです。
#基本補正・タブの内容はPSE9もPSCS5も全く同じです。
初期値は「25」ですが、ここは「50〜75」と大幅に上げてリッチな「色乗り」を稼ぎます。
この時にはあまり黒潰れやシャドウ部のディテールにはこだわらずに「色乗り」に特化して下さい。
ここでは画像の性格から「50」に設定していますが、通常の画像なら「60」付近でOKです。
(7)基本補正・タブの補助光効果はACR6のキモともなるパラメーターです。
補助光効果とは、その名の通り「レフ板」などの補助光を当てたような効果を得るパラメーターで、
シャドウ部が自然なトーンカーブで明るめにシフトし、ディテールを浮きだたせてくれます。
コントラストを上げて潰れてしまったディテールも「潰れる前以上に」自然に持ち上げてくれます。
これが可能になるのはACR6のシャドウ部の輝度ノイズ処理および粒状性の細かさが抜きんでているからで、
例えばG10〜G12に装備されている暗部補正機能で出てしまう「ザラついた嫌な感じ」が皆無の状態で仕上がります。
書込番号:12383026
5点
(7)基本補正・タブの補助光効果に漏れがあるので追記です。
初期値は「0」で効果無し状態ですが「10〜25」程度が自然に仕上がる範囲です。
(7)の画像は暗部にディテールが存在するので「25」に設定していますが、通常「10〜15」で事足りるはずです。
書込番号:12383030
5点
(8)基本補正・タブの黒レベル調整について、NG含めて説明していきます。
「黒レベル」とは、この後に出てくる「白レベル」と共に、
RAWデータに含まれる「黒以下」「白以上」のデータを持ち上げる(下げる)ことで活用するパラメーターです。
#黒レベルに関して言えば初期値が「5」なので、数値を上げることで「より黒く」という調整も可能です。
ある意味では夢のような機能ですが、実際には(補助光効果ほど)差程劇的な効果はなく、
黒レベルでいえば、大抵の場合持ち上げすぎれば「黒に締まりがない」結果となります。
(8)の画像では黒レベルを「0」まで拡張しています。
ヒストグラムを見ると判りますが、全体の階調である白い部分の左端の立ち上がりに余裕があります。
画像の種類にもよりますが、こういう場合大抵黒が緩く仕上がります。
もちろんそういう効果を狙う場合や、この後のレタッチ加工で必要ならばOKです。
またインクジェットプリント出力前提で、黒インクの吸い込みを考慮する場合も多少緩くした方がいいようです。
(9)では黒レベルを「2」まで戻してみました。
ヒストグラム的には「ジャスト」に見える立ち上がりですが、
今回のようにどうみても「黒い」画像部分が存在する画像ではちょっと緩く感じます。
(10)は黒レベル「3」に設定。
ヒストグラムで見たときに、若干食い込んでるように見えるくらい、1つ下げるとジャストくらいがベストです。
ただ、例えばデジイチでAdobeRGBの色空間で撮ったような画像が欲しいときは、
今回の画像で言えば黒レベル「0」でも良いわけで、黒レベル処理の加減は比較的使用用途に左右されますね。
書込番号:12383054
5点
(11)基本補正・タブの最下段に移って「明瞭度」調整です。
「解像」や「解像感」と微妙に異なる「くっきり感」を調整するパラメーターが「明瞭度」です。
通常の現像であればあまり弄らなくてもいいと思っていますが、
デジイチ風処理では「解像」にあたるシャープネス補正を現像時切るので、ここで若干のアシストをします。
初期値は「0」なので「+5」程度の味付けで良いです。
(12)基本補正・タブの最後は「自然な彩度」と「彩度」パラメーター。
「自然な彩度」調整がPhotoshopに搭載されたのがどのバージョンからかは忘れたのですが、
「自然な彩度」と「スマートシャープ」の搭載は、基本レタッチをする上でのエポックだったと思っています。
というのは、彩度を上げたい局面は多いのに「彩度」パラメーターで弄ると行き過ぎになる事が多かったからです。
#僕はレイヤーに飛ばして彩度を上げて、レイヤーの不透明度調整でバランスを取っていました。
ということで彩度を程良く稼ぎたい場合(高ISO現像などでは頻発します)、まず「自然な彩度」から上げて下さい。
もちろん上げすぎれば普通の「彩度」を上げるのと結果的には同じになるので、バランスを取ります。
ACR6のこの画面では「自然な彩度:彩度=3:1」くらいのイメージ比率でよいようです。
初期値は両方「0」ですが、自然な彩度「+3」彩度「+1」を基準として、上限を自然な彩度「+10」くらいで。
彩度の方はおのずと「+3」くらいまでで済ませるのがコツに思います。
ちなみにホワイトバランス系の項目は「合っていること前提」なので弄っていません。
もちろん「狂っている」と感じた場合は任意に弄って貰って結構です。
PSCS5やDPPでは、この段階でトーンカーブ調整をかけられるのですが、
PSE9ではACR6側では弄れないのでPhotoshopモードに移ってからの調整です。
しかもPSE9ではトーンカーブ調整が簡易版しか搭載されていないので・・・^^;
この点は簡易モードと通常モードの切換式にするとか、強くAdobeに改善を求めたいですね。
ここまででおよそ満足のいくプレビューになっていれば現像の開始ですが、
デジイチ風処理には現像後も1プロセスがあります。
その前に、PSCS5で装備されている調整タブで、RAW現像時に活用した方が良いパラメーターを紹介します。
書込番号:12383096
5点
(13)PSCS5レンズ補正・タブ(手動>色収差>フリンジ軽減)
PSCS4/LR2.5までのレンズ補正機能で「高機能」とされていた機能がこれです。
PSCS5ではプロファイルによる自動処理が適用できますが、プロファイルがない場合は無視されますし、
入れておいて損はないので、フリンジ軽減を「すべてのエッジ」に設定しておくことをお薦めします。
ただ、多少のフリンジはあっても解像を優先させたい場合は、まま外しておいた方が良い場合もあるようですが、
G10クラスの解像だと、フリンジによる劣化の方が気になると思います。
(14)PSCS5レンズ補正・タブ(プロファイル)
PSCS5/LR3のACR6から搭載された高機能です。
キヤノン製デジイチ及びG11以降であればDPPでレンズ収差補正が効くのでこの機能だけ必要とは思いませんが、
DPPでこの機能が働かないG10の場合折角の高画素を活かせるケースが増えるという意味で重要かと。
セッティングは見ての通りで、G10〜G12までは同一のレンズで、
G10のプロファイルはAdobe製、G11/12のはDPPから引っぱってきてるようで、G11/12用の方が精度が高いです。
ということで、ACR6をG10で使うのであればモデルを「G11」か「G12」にセットして下さい。
そうすればプロファイルも同じ機種名の物が適用されます。
補正量に関してですが、色収差に関しては、RAW現像時の補正は、
RAWデータに含まれる通常画像「外」のデータをも使って補正されるので、画像劣化がないのでよいですが、
ゆがみ補正に関しては、どうしても変形させる関係で画像劣化が生じます。
周辺光量補正に関しても、似たようなことが言えます。
ですので、広角端でゆがみを避けたい写真であったり周辺光量落ちが気になる写真である場合は初期値で良いですが、
そこをあまり気にしない場合は、画像のように「0」設定して機能をオフにすることをお薦めします。
以上でPSCS5での追加設定は終了です。
書込番号:12383138
5点
(15)画像を保存>保存オプション
ここまで行ってきたACR6での設定を反映させたAdobe版標準RAWファイル「DNGファイル」として書き出せます。
#ACR6画面左下の「画像を保存...」ボタンを押すと現れます。
もちろん自分で使うには元のRAWファイル+xmpファイル(もしくは埋込)で事足りますが、
例えばxmpファイルで設定を管理する場合、オリジナルには設定を埋め込みたくないけど、
設定のバリエーションを持たせたRAWファイルは複数作っておきたい場合などに便利です。
#拡張子が変わるのも設定埋込RAWはDNGファイルと整理できて、管理上判りやすいですし。
注意するのは互換性とオリジナルRAWの埋込です。
互換性は元RAW画像がサポートされていないバージョンのPhotoshopでRAW現像する場合重要です。
#DNGファイルで互換性さえ確保してあれば古いPhotoshopで開けるため。
同じ意味で付属のAdobe DNG Converterを使って元RAWファイルを互換性のあるDNGファイルに変換しておくと、
元RAWファイルが開けないPhotoshopでも現像作業ができて、対応が楽になるケースがあります。
オリジナルRAWの埋込については、単純にそれだけファイルが大きくなるからで、余りお薦めはしません。
書込番号:12383181
4点
アキラ兄さん
ありがとうございます。
今時間がないので、後でじっくり読ませてもらおうと思いますが、
スレの狙いからは離れた質問をして大変申し訳ないのですが、
以前、フリーのノイズ低減ソフトでNoiseNinjya(だったかな?)を紹介されていましたが、
フリーソフトでお勧めはやはりニンジャでしょうか?
知人に聞かれているのですが、僕はNeatImageばかりでフリーソフトをあまり知らないもので。。。
あ、それと
DPPは右クリックで「現像パラメータ保存」して別の画像に右クリックで「現像パラメータ適応」するのですが、
CameraRAWにもそういった機能はあるんですよね?
書込番号:12383219
1点
さて、ACR6の画面で「画像を開く」ボタンを押すと本現像が開始され、Photoshop画面で16bit階調画像が開きます。
ここでPSE9ならば「画質調整>自動シャープ」を、PSCS5ならば「フィルター>シャープ>シャープ」を適用します。
これがデジイチ風現像処理の最終プロセスで、あとは必要なサイズまでリサイズするだけです。
リサイズは必要サイズの縦横2倍まで1度バイキュービック(滑)縮小し、再度必要サイズまで50%縮小するアレです。
ここでデジカメ画像の処理について知識がある人ならば「?」と思うと思うんです。
通常シャープネスフィルターは、リサイズ最終段階かその手前に最低必要量適用するのがセオリーです。
理由は、できるだけ縮小リサイズをしてノイズが減った状態で、綺麗なエッジを必要量だけ立たせたいからです。
ですからRAW現像したからといってフルサイズの画像にいきなり一率のシャープネスをかけるのは普通はNGですね。
ですが、デジイチ風RAW現像設定を思い起こして貰うと判るのですが、
NR設定は多少のディテールを潰すほど深めにかけてノイズ成分を除去してあり、
シャープネス処理は切って粒状感(解像感)を起こしておらず、適用してるのは明瞭度の「+5」だけです。
つまりこの段階でシャープネスフィルターをかけても、目立ち始めるほどのノイズが既に存在していないわけです。
逆に緩めになっているディテールにこの段階でエッジが立つことで、必要な解像感を補う効果があります。
多少の不自然さは、どう考えても等倍で使うわけのないG10の高画素故に、縮小リサイズで自然に落ち着きます。
というのが、デジイチ風RAW現像処理のカラクリというか、全容です^^
実際はシャープネス処理をする前にトーンカーブ補正等で最終調整をかけた方が、狙い通りの画像になると思います。
まずは物の試しに試用版でもAdobeのサイトからDLして、手持ちのRAW画像で試してみて下さい。
たぶん今までのG10と違う雰囲気の仕上がり画像に「おおっ」と思うと思いますよ^^
添付画像は再度登場のACR6標準現像処理、ACR6デジイチ風現像処理と、個人的に好ましい設定のACR6現像です。
好ましい設定は、ディテールタブの内容以外デジイチ風現像処理と同じですが、最後のシャープネス処理はしません。
こちらも良ければお試し下さい^^
では最後に別の画像のACR6標準現像処理とACR6デジイチ風現像処理を、4作例8画像2レス分レスして終了です^^
書込番号:12383274
5点
黄色い原チャリ(モトラですね)の画像などは、一番ありがちな雰囲気ではないでしょうか。
程良い立体感が出ますので、背景ボケに頼る必要はなくなります。
道端の彼岸花の画像は、ある意味でデジイチ風にするのが厳しいと思われる絵ですが、
画像にスムース感と色乗りが加わるので、被写界深度を稼いだままリッチ画像になってます。
書込番号:12383300
5点
緑道の石の腰掛けの画像は、比較的最初からデジイチ風に撮ってある画像ですが、
デジイチ風現像処理のおかげでそれに磨きがかかったように見えます。
おばあさんの後ろ姿の画像などは、G10だとどうやっても客観的なドライな雰囲気が出るのですが、
程良くウェットな、品の良い彩度・色乗りでG10の欠点をカバーしています。
ま、というわけで、ひとまずの「G10RAW+AdobeCameraRAW6現像でデジイチ風に仕上げる」ネタ終了です^^
このスレッドはこのネタ専門ですので、質問や疑問、ご意見があればこちらに直接レスして下さい。
また、多少の無理はある物の、DPPで似たような処理を行うスレもそのうち立てます。
ま、高ISOではどうやっても無理ですが、上手くいったらお慰み程度で期待していて下さい(笑)
(おしまい)
書込番号:12383335
5点
α→EOSさん
NoiseNinjyaはフリーではないですね・・・^^;
フリーのソフトでNRかけるなら、Photoshop標準のノイズ低減フィルターの方が確実です。
ちなみにACR6の登場でNoiseNinjyaの出番は確実に減っちゃってます。
PSCS5ではノイズ低減フィルターもパワーアップしてるので(笑)
ACR6では初期セッティングを、Exifにシリアルが記録されるデジカメならシリアルごとに、
またISO感度ごとに保存適用させることができますので、基本的にはそれで対応でしょうか。
PSCS5のACR6フル版では、その他に任意の数だけプリセット保存もできるのでかなり便利です。
書込番号:12383361
4点
基本補正・タブの白レベル調整についての詳細説明が抜けていました^^;
#まぁ、黒レベル調整のトコで説明した程度で、僕はあまり重要視してないのですが・・・
というのは、白飛びというのは、かなりの段数の明度オーバーで起こるので、
1段程度、場合によっては2段でも(全体の明るさならいざ知らず)白飛び部分ってあまり変わらないんです。
ただ、白レベルの数値を稼ぐと、白飛び周辺のディテールが出てくることも多いので、
調整自体がケースバイケースになると思います。
白レベルの初期値は「0」ですが、基本的には「0〜25」くらいまでで「5」以下の数値が無難だと思います。
ちなみに僕の提示している全ての数値は、基本的に露出が合ってること前提なので、
露出失敗時のリカバリーという意味だと多少違ってくると思います。
書込番号:12383923
4点
役に立たない自己満足ネタはご自分のブログでやっては?
多寡がコンデジにここまで真剣になれる執着心の強さは評価しますが(笑)
書込番号:12384195
9点
まだ詳細には読んでいませんが、
コンデジと一眼レフの違い(つまりセンサーサイズの違い)は主に(画素のサイズからくる)SN非に起因する諧調性能の差から来るものと思っていました。
ハードの違いが決定的な(戦力)差(w)だとしたら、これはもうどうしようもないわけなんですが、
シャープネスを弱めることによって諧調性とノイズの出方を変え、大きなセンサーで撮ったかのような絵に見えるようにするというのは気づきませんでした。
ノイズ処理は普通にやっていたのですが、あくまでもノイズを消すことが目的で、
さらに進んで諧調のことまで考えようとは思わなかったですね。
数年前、初めてG10のサンプル画像を見たとき、
自分の中にあるコンデジの画質の基準からかけ離れた画像に見えて、嬉しかったことを覚えています。
その後G11、G12になって画質はますます(自分の好きな)一眼レフっぽくなってゆくのを見て、
どういうことなんだろう?(技術的にどんな手法なんだろう)と不思議に思ったものです。
今年G10で撮った紅葉の写真は、DPPではありますが、自分なりに一眼レフ風の後処理をしたつもりでした。
自分としてはそれなりに満足出来たので、結局一眼レフを持ち出すことは無かったですね。
が、
ちょっとやりすぎて、色が不自然になっているの自覚しています。
そのあたり、
どこまでで止めるか、が難しいですね。
今の所、RAW撮りする機材はキヤノンだけなので、DPPで完結させたほうが楽なんですけど、
この先どうなるかわかりませんので、cameraRawの導入はまじめに検討しないと、と思います。
が、
Adobeは趣味で使うには高すぎですね〜。(仕事でも高すぎという噂もありますが)
書込番号:12384265
3点
それにしても、
フォトショがどうとか、役に立たないとか、一体どういう基準で決め付けているのか、
詳しくその理由を説明して欲しいですな。
東京都のマンガ条例じゃないけど、一体誰が判断するのか、
出来る能力があるのか、
資格があるのか。
にしても、こんな落ちた板を巡回してわざわざネガキャンするというのも酔狂なことですな。
もしかして、人気者?
書込番号:12384296
4点
アキラ兄さん大変お疲れ様です
今は見きれませんので後でゆっくり読ませていただきます。
上のお方
ちら見だけでもしておいたほうがよろしいですよ。
G10もって無くても応用は効きますから・・・やる気しだいですが!
マア横槍入れるだけの人には無理でしょうが。
書込番号:12384321
3点
アキラ兄さんご自身おっしゃっていますが、
この手法が有効なのはG10の1500万画素という高解像度と、
レンズの素性の良さがあるからこそ、でしょう。
自分のG10画像でもいつも感じることですが、
RAWで撮ってシャープネスを弱め
(標準で7〜6を3〜4程度に落とす、DPPにて)
リサイズして現像するだけでも
(自分がよく使う数値は3200×2400、約900万画素)
画素ピッチとSN非が改善されたような絵になります。
でも、
これは、もともと解像度が小さい画像(デジカメ)では同じように有効ではないんですね。
メーカーも、こんな使い方をするユーザーがいるとはあまり想定していなかったと思いますが、
RAW現像を前提に考えればそれほど奇抜なことではないですね。
書込番号:12384391
3点
α→EOSさん
犬養_啓さん
まぁSN比に起因する階調性能の差で画質の差が出てること自体は、厳粛な事実なんです。
ただ、問題点を絞り込めて、それに合った機材とアプリの組み合わせれば、それなりに対応ができるということです。
ヒントはやはりG11なんです。
G11の画像はあれはあれで完成されているわけですが、解像感を上げる処理をすると元画像の良さが消えるんです。
#キヤノンのサンプル画像のフクロウの写真にノイズ付加して解像感を上げて見せたりしましたが、あの頃です。
つまりあまり解像させると、階調差を人間(の眼と脳)が認識しやすくなるので、スムースに見えなくなります。
収差特性の良くない(解像の良くない)ソフトフォーカスレンズの方が階調がなだらかに見えるのと同じですね。
でもソフトウェア側の性能が足りなくて、思ったような効果が得られず、このアイディアは寝かしてました。
そこに今年の夏ACR6が登場したわけで(笑)^^
駒が揃えば検証もできるし、検証できれば実証できるし、実証ができれば応用展開が可能になる、という。
それとACR6を吹聴しまくったお陰で、CS5買ってしかもG10買い直しちゃう人は出てくるわ、
Elements9購入に踏み切っちゃう人は出てくるわ・・・ともなれば、それなりに具体的な手法説明は必要でしょう。
そういうトコの筋は損得勘定別にして外さないのが東京ローカル人の気質なんですよ^^チン○ス
まぁ、書き込んだとおりのパラメーター設定をして現像すれば、そのまま即結果が得られますし、
理屈も考え方も説明してますから、そこから先どうするのかは、まんま読んだ人次第なんじゃないでしょうか。
そこから先に関してまで面倒見る気もないので^^まぁ好きにしちゃって下さいってこってす
共有情報は情報共有できるコミュニティの掲示板に掲示するというのは、普通の人にとっては至極普通のことです。
書込番号:12384504
5点
とりあえず先に書いておくと^^
機種が限定された情報を、該当機種板ではなく縁側を立てて書き込むのはナンセンスです。
理由は(普通誰でも判りますが)「該当機種が明確だから」です。
機種が限定された情報を、該当機種板ではなく使用アプリケーション板でスレを立てて書き込むのはナンセンスです。
理由は(普通誰でも判りますが)「アプリのユーザーより該当機種ユーザーの方が限られているから」です。
ちなみに「購入しました」も「良く写りますね」も、とどのつまりは自己満足の感想です。
「自分だけが客観的な批評レスを付けている」という思い込みも、とどのつまりは自己満足です。
価格.com自体が自己満足の上に成り立っているコミュニティです。
ですから「同じ阿呆なら踊らにゃ、損、損」なわけですよ、「見る阿呆」さん^^
書込番号:12385531
5点
●アキラ兄さん
朝6時に目覚めたら新スレ立ち上がっていて、立て続けのUPありがとうございます。DPPでの限界も最近見えてきて、先日のオルセーの件がそうでしたが、あの手の処理はCR6にはかなわなそうですね^^;現在かなりグラグラと購入に傾きつつあります。LR3とPSE9で揺れ動いており、機能と価格の狭間で自問自答しています。価格差が2.5倍近くありますからね〜
古い画像もそうですが、一番はS40のRAWデータにDPPが対応していないと言うことなんです。今更なんでしょうが対応して欲しいなぁと自社製品なんだから!!Canonさん!と言ってみたところでどうしようも無いんでDPP⇔PSE9を上手く使いこなすしかないのか、奮発してLR3かなと考えています。ワーフクローが複雑化しそうですが・・・
LR3アカデミック版が1万円切るのは驚きですね・・・周りに学生いないし、4歳の娘では対象にならないんだろうな・・・
書込番号:12387169
2点
waterman3007さん
難しいところです・・・^^;
G11だとDPPでレンズ収差補正やフリンジ低減機能が使えますよね?
そうなると、PSE9のACR6はフル機能版ではないので、その手の機能が使えなくなっちゃうんですよ^^;
となると買うならLR3となって、じゃぁ無料のDPPに対して値段分LR3を活用するのか?となります。
僕はLR3にはそれだけのメリットがあると思ってますし、waterman3007さんには明確にお薦めできます。
画像レタッチソフトは撮影した枚数に比例して使うものですよね?
結局枚数撮る人は自然と原価償却しちゃうんで、悩んでる時間、実はもったいないんです^^;
撮影画像の枚数が多いほど、またその画像ソフトにも慣れていくわけで、修得も早くなります。
LR3に手を出すかどうかの分水嶺は、その撮影枚数という要素か、機材のバリエーションへの対応か、ですね。
どちらかが関わるならば、早めに手を出した方がいいと思います。
G10ユーザーならDPPの対応が不完全なので、PSE9で始めてもデメリットが少ないんですけどね^^;
書込番号:12387518
2点
【番外編】G10RAWに対するAdobeCameraRAW6でのISO別汎用設定数値(その1)
別スレでの話題で微妙に「デジイチ風現像処理」とは異なりますが、
そのために新スレ立てるのも馬鹿馬鹿しいし、情報を1つのスレ内にまとめておいた方が有用だと思うのでここへ^^
ACR6で「ISOごとの初期設定を保存」(詳細前述)でG10のRAW現像をサクサク行うための参考設定数値です。
この数値は汎用性を第一に考えているため、デジイチ風現像ではありませんが、まず「外さない」ハズです(笑)
※「カメラキャリブレーション・タブ>カメラプロファイル:Camera Standard」は全て共通です。
※「基本補正・タブ>ホワイトバランス/色温度/色かぶり補正」は「撮影時の設定」で基本的に弄りません。
※「基本補正・タブ>露光量/明るさ」は初期設定値「0.00」「+50」で弄りません。
※「ディテール・タブ」のPSCS5/LR3での追加設定項目の数値は初期設定値のままでOKです。
■ISO80
基本補正・タブ
中段
白とび軽減:4
補助光効果:10(全設定共通変更値)
黒レベル:4
コントラスト:+50(全設定共通変更値)
下段
明瞭度:+5(全設定共通変更値)
自然な彩度:+3
彩度:+1
ディテール・タブ
シャープ
適用量:10
半径:0.8(全設定共通変更値)
ディテール:20
マスク:0(初期設定値ー変更任意)
ノイズ軽減
輝度:25
カラー:25
■ISO100(ISO125/160時、ディテール・タブ>ノイズ軽減>輝度:40・カラー:40)
基本補正・タブ
中段
ISO80と同じ
下段
明瞭度:+5(全設定共通変更値)
自然な彩度:+2
彩度:+1
ディテール・タブ
シャープ
ISO80と同じ
ノイズ軽減
輝度:30
カラー:30
■ISO200(ISO250/320時、ディテール・タブ>ノイズ軽減>輝度:60・カラー:60)
基本補正・タブ
中段
ISO80と同じ
下段
明瞭度:+5(全設定共通変更値)
自然な彩度:+6
彩度:+2
ディテール・タブ
シャープ
ISO80と同じ
ノイズ軽減
輝度:50
カラー:50
書込番号:12395802
2点
【番外編】G10RAWに対するAdobeCameraRAW6でのISO別汎用設定数値(その2)
続きです。ISO1600は、ACR6といえども画像劣化が如実なので「とりあえずのバランス」優先です^^;
#ISO AUTO-HIおよびISOブースターの上限はISO800なので、G10ではISO800以上で中間ISOにはなりません。
※「カメラキャリブレーション・タブ>カメラプロファイル:Camera Standard」は全て共通です。
※「基本補正・タブ>ホワイトバランス/色温度/色かぶり補正」は「撮影時の設定」で基本的に弄りません。
※「基本補正・タブ>露光量/明るさ」は初期設定値「0.00」「+50」で弄りません。
※「ディテール・タブ」のPSCS5/LR3での追加設定項目の数値は初期設定値のままでOKです。
■ISO400(ISO500時、ディテール・タブ>ノイズ軽減>輝度:70・カラー:70)
基本補正・タブ
中段
白とび軽減:3
補助光効果:10(全設定共通変更値)
黒レベル:5
コントラスト:+50(全設定共通変更値)
下段
明瞭度:+5(全設定共通変更値)
自然な彩度:+9
彩度:+3
ディテール・タブ
シャープ
適用量:10
半径:0.8(全設定共通変更値)
ディテール:20
マスク:0(初期設定値ー変更任意)
ノイズ軽減
輝度:65
カラー:65
■ISO800(ISO640時、ディテール・タブ>シャープ>ディテール:20)
基本補正・タブ
中段
白とび軽減:5
補助光効果:10(全設定共通変更値)
黒レベル:5
コントラスト:+50(全設定共通変更値)
下段
明瞭度:+5(全設定共通変更値)
自然な彩度:+12
彩度:+3
ディテール・タブ
シャープ
適用量:10
半径:0.8(全設定共通変更値)
ディテール:25
マスク:0(初期設定値ー変更任意)
ノイズ軽減
輝度:75
カラー:75
■ISO1600
基本補正・タブ
中段
ISO800と同じ
下段
ISO800と同じ
ディテール・タブ
シャープ
適用量:15
半径:0.8(全設定共通変更値)
ディテール:20
マスク:0(初期設定値ー変更任意)
ノイズ軽減
輝度:80
カラー:80
書込番号:12395810
2点
このスレッドに書き込まれているキーワード
「CANON > PowerShot G10」の新着クチコミ
| 内容・タイトル | 返信数 | 最終投稿日時 |
|---|---|---|
| 1 | 2025/06/18 18:51:38 | |
| 4 | 2025/03/13 21:15:21 | |
| 0 | 2024/11/11 7:15:28 | |
| 1 | 2023/05/05 14:18:17 | |
| 3 | 2023/04/26 11:59:24 | |
| 7 | 2022/08/09 0:41:18 | |
| 1 | 2022/05/22 8:23:37 | |
| 5 | 2022/11/01 20:05:31 | |
| 2 | 2020/11/19 16:33:08 | |
| 0 | 2020/11/14 21:17:56 |
クチコミ掲示板検索
最適な製品選びをサポート!
[デジタルカメラ]
新着ピックアップリスト
-
【どれがおすすめ?】電源を買うならどれ?締切:あと6日
-
【欲しいものリスト】PC構成20251031
-
【欲しいものリスト】メインPC再構成
-
【Myコレクション】自作構成
-
【欲しいものリスト】pcケース
価格.comマガジン
注目トピックス
(カメラ)
デジタルカメラ
(最近3年以内の発売・登録)











































