


最近のスピーカーのカタログを見ると、
「出力音圧レベル:87dB/2.83V,1m」とか書いてあります。
昔は、能率とか書いてあった気がします。
能率とは、1W入れて1メートルの距離で計った音圧(音量)だった気がします。
この1Wって何やねん?って疑問に思った時期もありましたが・・・
・・・さてさて
この出力音圧レベルってなんですか?
「出力音圧レベル:87dB/2.83V,1m」
↑87dBの意味は解かります。1mの意味は1ミリか1メートルの距離でしょうか。
で、2.83Vは何?どこの電圧?
詳細をご存知の方がおられましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
書込番号:21402105
4点

>ryuawayさん
1mの意味は1メートルの距離。
2.83Vはルート8Vで、スピーカー端子間電圧。スピーカーのインピーダンスが8Ωなら1ワットのこと。
4Ωなら2ワットのこと。
スピーカー端子間に1.83V加えた時、1mの距離で得られる音圧のこと。
書込番号:21402213
12点

>ryuawayさん
> 「出力音圧レベル:87dB/2.83V,1m」
1mは1メートルで、スピーカ正面からの距離を表します。
2.83Vとはスピーカ端子の+と−の間に入れた交流(通常1kHz)信号の電圧の値です。
何故2.83Vかというと、8Ωのときに1Wになるからです。
かつては
「87dB/W,1m」
という表記にしていましたが、最近は電圧一定での表記がされています。
これは6Ωや4Ωというインピーダンスの異なるスピーカが市場に多くあるという事情もありますが、
スピーカの抵抗値(インピーダンス)が周波数とともに変化するということも考慮されています。
書込番号:21403378
9点

>ryuawayさん こんにちは
>Minerva2000さんが既に書かれてますが、補足しますと、
測定するスピーカーの正面へ1M離して測定器(マイク)を置きます。
スピーカーのインピーダンスに拘わらず、端子には2.83Vの(多分1Khz)信号を入れた時の測定器で受けた音圧(音量)
が87dbでると表しています。
かっては能率と言ってたかと思いますが、現在の表し方がより具体的な測定方法まで表していると思います。
書込番号:21403411
1点

Minerva2000さん どうもです。以前ですが、別の質問では大変お世話になりました。
書込番号:21403542
2点

「能率」という表現から「出力音圧レベル」に置き換わった経緯は何があるのでしょうか?
能率の場合に使われる「1W」が曖昧な要素を含んでいたからですかね?
書込番号:21404927
2点

変わった経緯などの詳しいことは、日本オーデオ協会のページにあると思います。
ちょっと調べましたが、古いことなので見つけられませんでした。
書込番号:21405377
0点

>ryuawayさん
詳しい経緯は知りませんが。
「能率92dB」とは実際には、スピーカーに1Wattまたは2.83V加えた時、1mの距離で92dBの出力音圧レベルが得られるという意味です。
能率とは本来、(出力音響エネルギー)/(入力電気エネルギー)で表され、単位は%です。
表記が正確になったのだと思います。
ちなみに出力音圧レベルが92dBのスピーカーの能率は1%です。 99%が熱として捨てられます。
書込番号:21405520
5点

> 「能率」という表現から「出力音圧レベル」に置き換わった経緯は何があるのでしょうか?
あくまで推測、というかかつての長岡氏の言葉を借りると、
「能率と出力音圧レベルは意味が異なる」
ということだと思います。
能率は多分に曖昧な表現で、出力音圧レベルは定量的な表現です。
また、能率は元のソースに対する効率を意味していて、100%を超えることがありません。
出力音圧レベルは、極端な解釈をすれば歪だろうが共振だろうが含みますので、100%を超えていても間違いではありません。
ということで、より定量的な表現である「出力音圧レベル」に統一したものと推測します。
書込番号:21407411
2点

ryuawayさん、こんばんは。
簡単そうでいて、実はけっこう難しい問題提起ですね。
まず、1Wがなぜ2.83Vになったかという本質的な説明です。
一般にスピーカーの音の大きさを直感的に理解する指標というのは、
アンプのボリューム開度(位置)です。
いま使われているほとんどのアンプは「電圧増幅アンプ」なので、
「音の大きさ=電圧の大きさ=ボリュームの開度」になります。
ですが「87dB/1W/1m:8Ω」と「87dB/1W/1m:4Ω」を比較した場合、
どちらのスピーカーが同じボリューム開度でより大きな音が出るかというのは判断つけにくいわけです。
また「1W」についても「8Ω時の1W=4Ωなら2W」なのか「4Ω時の1W」なのか明確ではありません。
ですが、指標を「1W」から「2.83V=8Ω1W時の電圧」に変えることで、
「87dB/2.83V/1m:8Ω」と「87dB/2.83V/1m:4Ω」というような表記に変わるわけですから、
「同じ電圧=同じボリューム開度」での音の大きさが数字だけで判断出来るようになったわけです。
ようするに、比較のための指標としてわかりやすくしたということです。
>「能率」という表現から「出力音圧レベル」に置き換わった経緯は何があるのでしょうか?
これはとても難しいです。
というのは、いくつかの事例を見てみると、
どうも「能率」というのは、日本では慣習的に使われてきた言葉のようで、
1970年代のカタログでは、すでに「音圧レベル」や「出力音圧レベル」が使われていて、
「能率」という言葉は使われていないからです。
ただ、なんで「能率」という言葉が使われていたかというのは、おそらく「翻訳」の問題ではないかと思います。
JBLの古いカタログには「efficiency」という表記が有り、これは「効率、能率」という意味です。
他にも「sensitivity」があり、これは「感度」ですが、どのような測定基準なのかがちょっとわからない数値になっています。
YAMAHAのWebでは、NS-1000M(1974)とNS-1000MM(1997)のカタログを見ることが出来るのですが、
日本語版と英語版の2つが有りそれぞれに表記が違っています。
NS-1000M→日本語「出力レベル(1m1W)」、英語「efficiency」
NS-1000MM→日本語「出力音圧レベル」、英語「sensitivity」
現在の海外メーカーのWebをいくつか確認したところでは「sensitivity」を使っているようです。
このようなことから、
そもそも、日本ではかなり前から公式には「能率」という言葉は使われていなかったらしい。
言葉の変遷には、海外での表記の影響も有るのではないか。
というような可能性が考えられるというところでしょうか。
実際のところは、ちょっと調べたくらいではわからないと思われます。
それから、能率というのは、一般には単位時間内の仕事量という感じで使われるので、
例えば、1時間に50単位の作業だったのが、システムを改善して、
1時間に100単位の作業をこなせるようになると「仕事の能率が上がった」というように表現します。
のう‐りつ【能率】
一定の時間にできあがる仕事の割合。仕事のはかどり方。「―が下がる」「―が良い」
こう‐りつ【効率】
機械によってなされた有用な仕事の量と機械に供給された全エネルギーとの比。「熱―」
一般に、仕事の能率。「―がよい」
[株式会社岩波書店 広辞苑第六版]
ということにはなるのですが、英語ではともに「efficiency」なので、
言語による意味の違いというのも関係してはいるのではないかと思われます。
書込番号:21407567
13点


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