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年末になるとオーディオ評論各誌から本年度の優秀機器の選出が発表されますが、音楽の友社「ステレオ」誌のベストバイ選出もすっかり恒例の行事となってしまいました。QUAD11Lオーナーとしてもどのような評価がなされたか、多少なりとも気になるところです。
ベストバイの評点は各機器の性能の絶対評価ではなく、買得感の数値化にしか過ぎませんから大して気にすることもありませんが、それでも同じ価格帯で評価が悪いと損をしたような気分になるから妙なものですね。
私の恣意的な選択が入ってはいけませんので、次のような基準で選んでみました。
@評価対象はQUADの小型SP11L,11L2,12L2のほか良きライバルB&WのCM-1,684。
A選者は以上の5機すべてに投票したもの。但し、斉藤氏はすべて8.0の同一評価のため除外
<ステレオ誌のベストバイ評価ーー抜粋
石田 貝山 管野 福田 平均点 順位
QUAD11L2 8.0 7.6 8.5 8.2 8.07 B
QUAD11L 7.5 8.0 9.0 8.0 8.12 @
QUAD12L2 8.0 7.0 8.0 8.0 7.75 D
B&W CM−1 8.0 8.1 8.0 8.4 8.12 @
B&W 684 8.0 8.0 7.5 8.2 7.92 C
SPの性能評価の厄介な点は、単に電気信号を音に変換するトランスデューサーしてだけでなく、音楽芸術を表現する機器としての側面を持っているところだと思います。
同じ芸術分野であっても絵画や彫刻は評価対象が具象的で、例えばダ・ヴィンチの「モナリザ」はルーブルに行けば何時でも誰でも鑑賞することが出来ますし、勿論本物は世界にただ一つルーブルにしかありません。
ところが音楽芸術は極めて抽象的事象で、演奏の終了と同時に雲散霧消し痕跡すら止めず、評価対象は聴者の心に刻まれたイメージのみ。ところがこのイメージ、各人の音楽的感性や音楽に関する素養などなどによって大きく違っているわけで、言うならば各人それぞれに微妙に異なるモナリザを見て評価している趣があります。
オーディオ評論は当てにならないと悪し様に言う人がいますが、そもそも各人によって感性が違いますし、使用機器もリスニング・ルームも異なっているのですから、それぞれに異なる印象を持つのはむしろ当然と受け止め、参考意見に止めるのであれば大いに有用であるといえましょう。一般の人には膨大な数の製品を比較試聴する機会はないのですから。
注。採点表はワードを使って別表を作成し貼り付けましたが、どうしても旨く行きません。
見にくい点はご容赦ください。
書込番号:7086641
0点
追記
スイング・ジャーナル12月号に細谷信二さんによるQUADの新しいコンポーネント99Seriesの試聴記が載っていました。試聴ソースはジャズ、スピーカーはQUAD12L2ですが、大変克明なレポートで感心しました。私はジャズは門外漢なのでソースに対する知識はゼロですが、言わんとしている事はよく理解できました。
QUADの小型SPでジャズを聴かれる方には大変参考になると思います。
QUADのアンプは簡素な作りながら再生される音楽が生きているという定評がありましたが、今度のアンプでは、プリアンプでノブを回転させて抵抗値を変える可変抵抗器を排除して、デジタル式の制御方式を採用しているとのこと。アンプの音質阻害要因であった可変抵抗器を排除した点にどのような効果が出ているか興味をそそられます。
細谷氏は「QUADはクラシック向きと考えていたが実はジャズ向きだ」と言っていますが、この点はクラシックだけでなくジャズの再生もこなすーーという表現に変えてもらいたいと注文をつけておきます。
書込番号:7087305
0点
追記
細谷さんの試聴記が克明且つ誠実なことに感激して紹介させてもらいましたが、SPのセッテイングについては「左右のSPとリスナーで作る三角形のかなり内側に入る形で、且つSPをかなり内向きに振ってセッテイングする(つまり左右SPの向きの延長線がリスナーの前方で交差する)方がビッグバンドの分厚いハーモニーもソロ楽器の質感の明快さも得られた」と説明していますが、その説明に一点の誇張もない誠実なレポートであることを信じつつも、小部屋でクラシックを聞く場合は必ずしも適当ではないとあえて異論を唱えたい思います。(私も実際に追試して確認しました)
実は東京教育大を出てドイツ・シャルプラッテンにも関係し、業界の事情に精通しているだけでなく、ハードからソフトまで驚嘆すべき知識と識見を持っている山口克己さんも近著「LPレコード新発見」の中で、細谷さんと同様の見解を述べています。
いわく「それまではスピーカーは壁に水平に置いたままで、正三角形の頂点の外でレコードを聴いていたのを、スピーカーの距離を広げて内側に向けてセットし、二等辺三角形の中に入った位置にしてみた。すると、「ぽわーん」としていた低域がぐっとしまった音になってすっきりしてきた。(中略)この、スピーカーの(内側に)向ける角度はかなりクリティカルで、2ミリほど向きを変えるとまったく違った音の出方になる。ある音域が飛び出したり、引っ込んだりして、そのうちにどれがいいのか判らなくなる。(中略)
この角度調整は、それほどシビアーに再生音に影響する。おそらく、部屋の容積、スピーカー間の距離とセッテイング位置、部屋の共振周波数や定在波など、さまざまな要素が絡んでいるので、一般的なことはいえないが、その気になって、ちょっとでも動かしてみると、音がかなり変わることに気付くだろう。」
ちょっと引用が長くなりましたが、小型SPで音楽を聴く場合大変重要なヒントを含んでいるので、煩雑さを厭わず紹介しました。
ベテランのお二人が同様の意見を述べているのに、私はあえて異論を唱えるわけですが、その具体的セッテイング方法は以前この欄で詳細に述べています。
その違いのよって来る理由は、
@自然な音場形成とホールトーンの再現が重要なクラシック音楽とマルチマイクによる近接音主体のリアルな音像追求が重要なジャズとの違い。
Aジャズでは多少定位がぼけても、体を揺さぶられるような迫力ある重低音の再現が優先するとか聞きます。この点は正しく音場再生重視の小型SPの泣き所で、充分な音量を得ようと思えば、所謂ニアフィールド型のSPに近ずいた直接音主体の再生にならざるを得ない。(ボリュームを上げても、コーヒー・スプーンでプールの水をかくような空振り現象が起こり、高低の音域バランスが崩れる)
Bこれに反してクラシックでは広い音場と側壁からの反射音を旨く活用するのが重要ですから、SPの向きの延長線がリスナーの後ろを通るくらいのセッテイングが適正だと思います。
詳細については以前本欄に投稿した拙稿「QUADのベスト・セッティング」を参照してください。
SPのセッテイングの重要性と再生音への影響については、お二方とまったく同意見です。
あるベテランは、再生音の品位はステレオ機器のグレードが半分、あとの半分はSPのセッティングだと述べているのを読んだことがあります。
また、ベストのSPセッテイングとは、SPの存在が消えて、音楽だけがSPの背後に展開し、演奏者の動きまで感じられるようになることだーーとも言われています。
オーディオの世界は奥深いですね。
書込番号:7096395
0点
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