


ボイスレコーダー・ICレコーダー > TASCAM > DR-05
DR-05X、DR-07X、DR-40Xの新シリーズで、オーディオインターフェース機能が加わり、パソコンやスマホで録音したり通信したりするためのUSBマイクとして使えるようになりました。
新たに買う人は便利で良いでしょうが、すでに旧シリーズを所有している人にとっては、その機能だけのために買い替えるのはどうかということになります。
そこで思いついたのですが、手元に「デジ造音楽版 PCA-ACU」USBオーディオキャプチャーユニットと言うものがあります。
https://www.princeton.co.jp/product/pcaacu.html
https://www.amazon.co.jp/dp/B000VDXEV8/
もともとカセットテープやレコードをデジタル化するためのものですが、うまい具合に、入力端子が3.5mmステレオプラグになっています。
このプラグをDR-05のヘッドフォン端子につなぐだけで、パソコンやスマホにマイク音声を入力できます。
音質も本体で録音するのとほとんど変わりませんが、何よりも良いと思うのは、この製品自体がUSBケーブルに毛が生えた程度のもので、それほどかさばらないし、DR-05のヘッドフォン端子につなぐかUSB端子につなぐかの違いだけで、接続箇所も増えないという点です。
同じようなものがサンワサプライや、中国ブランドで出ていますが、どれでも内容は同じようなものでしょう。
ただし、IOデータの同種製品は入力端子が3.5mmステレオジャックになっているので、間にもう一本ケーブルをつながなければなりません。入力端子が3.5mmステレオプラグになっているものが適しています。
なお、入力端子は赤白のRCAピンジャックもありますが、3.5mmステレオプラグとパラになってますので、同時に両方を使用することはできません。
そこからも分かるように、基本的にライン入力ですので、DR-05のヘッドフォンレベルは最大近くまで上げるようにします。
その上で、DR-05の録音レベルメーターとメーター読みが一致するように、パソコンやスマホの入力レベルを調整すれば良いでしょう。
書込番号:22979561
28点

【DR-05のライン出力】
上に「DR-05のヘッドフォンレベルは最大近くまで上げるようにします。」と、少し曖昧なことを書きました。
実は、ライン出力として使用する場合に、最大まで上げてはならない理由があります。
画像は、録音レベル-7dBから0dBまでの正弦波のWAVEファイルをDR-05で再生したものをAudacityで録音した波形です。
(もちろん、「デジ造音楽版」を録音デバイスとして使っています。)
上の波形は再生レベルを最大にしたものですが、-7dBと-6dBの区別は分かるものの、それ以上はほとんど区別が付きません。
下の波形は再生レベルを最大から6段階絞ったもので、きれいに階段状の波形になっています。
DR-05LINE OUTの最大出力レベルは「+2dBV(10kΩ負荷時)」と決まっていますが、再生レベル最大で録音レベル-6dBの信号を再生すると最大出力レベルに達してしまうようで、0dBまでの波形を正しく再生するためには、ボリュームを6段階絞ることが必要になるのです。
それだけではなく、再生レベル最大では、次のように-5dB以上の信号に対して歪みが生じてしまいます(正弦波ではなくなっています)。
http://file.bex.jp/sound/440Hzdistortion.wav
他の機器では確かめていませんが、ヘッドフォン出力をライン出力として利用するときは、完全に最大にせず、90%ぐらいで使う方が安全なようです。
書込番号:22983701
2点

【「デジ造音楽版」のデバイス入力レベル】
これはWindows7の場合ですが、画面で「ライン USB PnP Audio Device」となっているのが、「デジ造音楽版」のデバイス名です。
そのプロパティから「レベル」を選ぶと、画像のデシベル表示では-0.7dB(パーセント表示では「4」)が適正です。
(Audacityの「録音ボリューム」はこれと連動していて、表示は「0.04」になります。)
「デジ造音楽版」をパソコンに接続したときの初期値は+12.7dB(パーセント表示「30」)で、それでは過大入力になります。
(一般的なレコードやカセットのデジタル化での使用でも、この点を知らずに使って不具合を訴えるケースが少なくないようです。)
ビジネス用のICレコーダーなどでは、出力電圧がDR-05などよりずっと低いものがありますので、パソコン側で適宜デジタルブーストしてやる必要が出て来ますが、DR-05ではパソコン側は「ブースト無し」が基本です。
なお、iPhoneにつないで、「マイクレベル」の調整できるアプリ(SHURE MOTIV Audio)で録音してみたところ、マイクレベル20ぐらいが適正でした。「マイクレベル」の調整できないアプリでは、DR-05のボリュームも使って適宜調整するしかないようです。
なお、iPhoneへの接続には「ライトニングUSBカメラアダプター」が必要です。
書込番号:22983759
1点

【DR-05以外の使いやすいレコーダー】
一応、DR-05あたりが一番需要が大きいのではないかと思って、このスレを立てたのですが、もちろんその他のICレコーダーでも使えます。
一番適しているのは、ヘッドフォン端子とライン出力端子が別にある機種です。
DR-100MKIIとかMKIII、ZOOM H5とかH6などです。
これらの機種では、マイクの音を直接モニターしながら録音することができます。
他のICレコーダーでももちろん使えますが、ヘッドフォン出力が小さめのものは、逆に「デジ造音楽版」のデバイス入力レベルを少し上げて対応しなければなりません。
スマホの場合は、アプリで入力レベル調節ができれば良いのですが、それができない場合は必ずしも満足の行く結果は得られないかもしれません。
なお、ICレコーダーに限らず、例えばマイクアンプのAT-MA2につなぐとか、アナログミキサーにつなぐとか、いろいろ方法はありますが、そこまでやるのならちゃんとしたオーディオインターフェースを使うほうが良いかもしれません。
書込番号:22996370
2点

【「デジ造音楽版」以外の製品】
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07K324CYC/
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07X4VY7L7/
https://www.amazon.co.jp/dp/B01JKJESJA/
この3つは内容は同じもので、一番上の「EzCAP」が本来の製品名のようです。
私は一番下のサンワサプライのを持っていますが、カバーをはずしたら基板に「EzCAP」と書いてありました。
「デジ造音楽版」よりも基板が小さくて軽量、まさに「オーディオキャプチャーケーブル」です。ケーブル長1m、重量は全体で50gでした。
機能や扱い方はほとんど同じですが、1つだけ違う点は、上の【「デジ造音楽版」のデバイス入力レベル】で書いた調整が一切不要(できない)という点です。デバイスのプロパティでレベルをどのように動かしても実際の入力レベルは一切変化しません。
レベルの調整ができた方が便利な場合もありますが、適切なレベルで固定されている方が失敗がないので、こちらの製品の方が使いやすいと思います。
なお、「デジ造音楽版」はまだ在庫分が売られていますが、すでに製造中止になっています。
書込番号:23039447
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