『4Kアップスケーリングについて』のクチコミ掲示板

[flower.flower]

このＡＶアンプは4Kアップスケーリングに対応しているようですが、4Kアップスケーリングとはどのような機能なのでしょうか？
例えば地上波の番組の画質を4Kのようにきれいにするという機能なのでしょうか？
4Kアップコンバートという言葉もあるようですが、アップスケーリングとどのような違いがあるのでしょうか？

このAVアンプで4Kアップスケーリングはどのように設定するのでしょうか？
設定しなくても自動で4Kアップスケーリングの機能が働くのでしょうか？

書込番号：23743301

[kockys]

＞flower.flowerさん

解像度が違うものを別の解像度の変更することをコンバート、スケーリングと呼んでいます。
「４Kアップコンバートという言葉もあるようですが、アップスケーリング・・・」同じ意味です。
アップと付くのは２Ｋ解像度を４ｋに変換するためにアップという表現を使います。

綺麗にという表現は厳密には異なります。
単純に解像度を変更する事を言います。２ｋしかないものを４Ｋにあげるにはどうするのか？
差分を埋める必要があります。この差分をどう埋めるかで感じる綺麗さが違ってきます。

単純に平均を取っても意味が無いのは分かるかと思います。ぼけるだけ。
このアップコンバートをどういうアルゴリズムで実施して綺麗に見せるか？
というアルゴリズム方式に色々なものがあるわけです。

大抵のアップコンバート対応のものは自動設定があるはずです。

書込番号：23743369

[DELTA PLUS]

＞flower.flowerさん

とりあえずご質問後段について

「映像設定」または「ビデオ/HDMI設定」にて、「ビデオモード」で「信号処理」を選択し、解像度の項目で「自動判別」または「4K」を選択した場合に4Kアップスケーリングが有効になります（初期設定では、ビデオモードの設定が「ダイレクト」になっています）。
取説p110、113、128、129あたりを参照して下さい。
取説に「4Kアップスケーリング」の説明の記載がないから分かりにくいですね。

アップスケーリングの状況は、「情報」で入力信号と出力信号の解像度を確認できると思います。

書込番号：23744485

[ポンちゃんＸ２]

＞flower.flowerさん

4Kアップスケーリングは4Kテレビに必須で搭載されていますので、AVアンプ側の4Kアップスケーリングは使用しないでも問題ありません。
4Kテレビ画面全体で表示される画素数は、3,840×2,160=8,294,400です。
この画素数より少ない画素の映像をそのまま映すと画面全体に映らないで小さく映り周囲が黒枠になります。
そのため、4Kより少ない画素の映像はテレビ内蔵の4Kアップスケーリングで4Kの画素数まで補完して画面全体に表示させています。

例えば、DVDのSD映像の画素数は、720×480=345,600で、4Kの24分の1しかないため、そのまま4Kテレビに映すと画面中央付近に小さく映ります。テレビの4Kアップスケーリングで24倍の画素数に補完して画面全体に映します。
単純に24倍すると輪郭がボケたり不自然なブロックノイズが出たりするので、見た目の不自然さを軽減するように、4Kアップスケーリング機能にはメーカー独自の補完方法があります。
ブルーレイのHD映像の画素数は、1,920×1,080＝2,073,600で、4Kの4分の1になります。

書込番号：23746006

[flower.flower]

皆様、分かりやすいご回答ありがとうございます。

＞ポンちゃんＸ２さん

「4Kアップスケーリングは4Kテレビに必須で搭載されていますので、AVアンプ側の4Kアップスケーリングは使用しないでも問題ありません。」ということですが、AVアンプの4Kアップスケーリング機能はどのような場面での利用が想定されているのでしょうか？
AVアンプの4Kアップスケーリング機能の存在意義はどのようなところにあるのでしょうか？

書込番号：23749268

[ポンちゃんＸ２]

＞flower.flowerさん

＞AVアンプの4Kアップスケーリング機能の存在意義はどのようなところにあるのでしょうか？

AVアンプの性能を誇示するため、付加価値を高めて購入層に訴求するための機能だと思います。

4Kアップスケーリングは4Kテレビ、AVアンプ以外にブルーレイ(UHD-BD)プレーヤーやレコーダー、Amazon Fire TV Stick 4Kなどの再生機器にも搭載されています。

UHD-BDプレーヤー→AVアンプ→4KテレビのHDMI接続において、UHD-BDプレーヤーで2K-BDを再生しプレーヤー側の4Kアップスケーリングを有効にして4K画素数で出力すると、後段のAVアンプと4Kテレビの4Kアップスケーリングは使用されません。
4Kアップスケーリングは4K未満画素数の映像を4K画素数に補完(変換)する機能なので、いずれかの機器で4Kにすると他の機器はアップスケールする必要がなくなります。
機器毎に搭載される4Kアップスケーリングの回路(設計)に違いがあることが多いため、どの機器の4Kアップスケーリングを使うかは、使用者の観た感覚で決めれば良いと思います。

うちの4Kテレビ(SONY)とAVアンプ(YAMAHA)とBDプレーヤー(SONY)で同じBDソフトをそれぞれの4Kアップスケーラーを使用して比較してみましたが、私の感覚ではテレビの4Kアップスケーリングが一番観やすかったです。
個人的な考えですが、4Kテレビは4K表示パネルの特性に合わせた4Kアップスケーリングを搭載していると思っています。
また、HDMIケーブルで伝送する映像信号はできるだけ情報量が少ないほうが良いと思っているため、2Kソースは2Kで伝送して最終段のテレビが内部で4Kにするほうが合理的だと思っています。

書込番号：23749628

[flower.flower]

＞ポンちゃんＸ２さん

詳細な解説ありがとうございました。
とても理解が深まりました。
時間があるときにどのアップスケーリングを使えば一番好みの画質になるかやってみます。

書込番号：23754942

[DELTA PLUS]

＞flower.flowerさん

ご質問前段について、興味があったのでメーカーへの聴き取りも含め自分なりに色々と調べた結果、以下のような違いがあるようです。

厳密には、
・アップスケーリング＝より高解像度に変換（例：2K画質→4K画質）
・アップコンバート＝より上位の信号に変換（例：2K信号→4K信号、コンポーネント信号→HDMI信号）
という違いがあるようです。

ということで、2K映像信号を4K映像信号に変換するような場合は、「4Kアップスケーリング」でもあり「4Kアップコンバート」でもあるということになるようです。

テレビやレコーダーの場合は、「アップコンバート」という用語を使う傾向にあるようです。
これは、2K映像（のような下位の映像）を4K映像に変換する機能の他に、4K映像をより高精細化する機能も備えていることが影響しているようです。

最近のAVアンプの場合は、「4Kアップスケーリング」という用語を使う傾向にあるようです。
これは、以前はコンポーネントなどで入力された信号を上位のHDMIの信号に変換してテレビに出力する機能を「アップコンバート」と呼んでいたけど、
最近のAVアンプの映像入力はほとんどがHDMIだけになってきており、従前の「アップコンバート」（信号変換）機能と明確に区別するために、「4Kアップスケーリング」（高解像度への変換）という用語を使う傾向にあるようです。

書込番号：23762232

[flower.flower]

＞DELTA PLUSさん

返信が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
アップスケーリングとアップコンバートの違いは検索しても明確に書かれたものがなくよく分からなかったのですが、今回のご説明でとてもよく分かりました。
アップスケーリングの設定方法も合わせ疑問が解決しました。
ありがとうございました。

書込番号：23777471