


先日、DIATONEの新型スピーカーの試作機( http://av.watch.impress.co.jp/topics/mitsubishi1609/ )を聴く機会を得ました。
NCV(ナノ・カーボナイズド・ハイヴェロシティ)と呼ばれる新手の振動板を採用した2ウェイ。型番も決まっていませんが、ディーラーのスタッフの話によると、価格はペア90万円前後から100万円程度、発売時期は来年(2017年)の春か初夏になる公算が強いとか。
で、実際に聴いた印象はというと・・・・音の立ち上がりと立ち下がりが実に速く、情報量も確保されていて、サウンドマニアが喜びそうな展開であることは分かります。しかしながら、私は大嫌いですね。
とにかく、この音の硬さは勘弁してほしいです。何を聴いても無機的にガチガチに固めたソリッドな音像が提示されるだけで、「潤い」とか「余裕」とか「温度感」とか「明るさ」とかいう(情緒的な)テイストは皆無。
情報量と解像度だけ高めればそれでOKで、「音色」なんか知ったことでは無いと言わんばかりの音作りです。駆動していたNmodeのアンプのキャラクターを勘案しても、個人的には到底受け入れられるものではありません。
ヴォーカルの再生はサ行が耳に突き刺さり、聴いていて疲れるばかり。弦楽器の音なんか、エッジが鋭く立ちすぎて聴き辛いこと甚だしい。
こういう音はどこかで聴いたことがあると感じたのですが、再生が進んでいくと同時にようやく思い出しました。それは70年代前半に発売され、同ブランドの往年の名器とされるDS-251mkIIのサウンドです。発売当時にリアルタイムで聴いたわけではありませんが、昔の知人宅や中古品を扱うショップで何回か接したことがあります。そのときの印象と、今回の新型スピーカーの出音が似ているのですね。
DS-251mkIIは大変なベストセラー機だったらしいので、その意味ではこの新型モデルは「DIATONEの(営業面での)保守本流(?)」を踏襲するスピーカーと言って良いのかも。
なお、偶然にもこの機器を聴いた日の夜にアコースティック楽器の生演奏を聴く機会があったのですが、実際に奏でられる楽器の音は、くだんのスピーカーから出てくるサウンドとは別次元でした。
もちろんライヴでのサウンドとオーディオ機器を通して聴く音とは違うのは当たり前ですが、少なくとも(ちゃんとした演奏者による)生の音は硬くて耳に刺さるようなものではないし、明るさやふくよかさも持ち合わせているものです。
まあ、発売まではまだ間があるし、それまでに調整し直してくる可能性はある。でも、今のところ本機を評価する気は無いですね。
念のため言っておきますが、当然のことながら、以上のインプレッションは「個人的なもの」に過ぎません。また、こういうハードな音を好む層も存在しているかと思います。だから決して「徹頭徹尾ダメな製品だ」と断定しているわけでは無いです。そのあたりは御了承ください -> ALL。
書込番号:20346817
9点

>とにかく、この音の硬さは勘弁してほしいです。
>「DIATONEの(営業面での)保守本流(?)」を踏襲するスピーカーと言って良い
ユニット構成みても箱の形みても懐古復活版の印象を受けますね。
これなら大金はたかなくても、程度のいいDS-251mkIIをリフレッシュしただけでも用は足りるのかも?
ただ いいスピーカーは数撃ちゃ当る感じで多数の中から偶然の産物ですから、採算を取れる範囲で もっとDIATONEの製品を
今後出して欲しいですね。 できれば山水ブランドの重量級アンプも復活してくれたら そちらのが これより売れる気がします。
書込番号:20347110
2点

ある時期から突然、オーディオのスピーカーは発売されなくなりました。もう撤退をしたのだと思っていました。
投げたした感じに思いましたが、イメージが悪すぎますね。過去の栄光にすがるようで好きになれません。
どこのメーカーとは言いませんが、一度投げ出してしまうと、信頼っていうのは亡くなりますね。
書込番号:20347266
3点

こんにちは
そうですね、一度撤退して復帰すると、又するのではと…
サービス体制万全でフラッグシップだけでも細々続けていてくれたなら又イメージ違ったんですけどね
SP-10とかアンプA-7000とか復活したら今でも欲しいなぁって思います
ダイアトーンスピーカー…全メーカー同じ方向を向いてるよりも、そういう個性有るスピーカーも有ったほうが選択肢が増えていいかと思います
スペックを追うメーカー、音楽性を追うメーカー、物量勝負のメーカー、デザインや演出勝負のメーカー、等イロイロ有ったほうが楽しいと思います♪
全然どっかの音では困りますが、有る意味、オーディオに原音忠実は要らないのでは…と思っています
あくまでも個人的意見です♪(・∀・)ノ
書込番号:20347561 スマートフォンサイトからの書き込み
5点

拝啓、今日は。
昔の記憶でハッキリしませんが?、
確か約20年程前の事、当時のスピーカー工房(郡山工場)の老朽化での建て替えの費用問題と、
同じタイミングで起こった三菱電機本体の社長交代が重なり!、当時の"スピーカーの三菱の存在意味"を全く知らず理解も無い新社長さん(業務機械畑)の就任と決まり、会社全体の1/100に満た無い様な売上規模のスピーカー事業に?、数十億円の出費を掛ける想い入れや信念も在る訳も無く!、又決して赤字で無く世界的にも知られたブランド事業で在っても!、
"バッサリと切って!、事業部を廃止"を決めて仕舞った相ですよ〜!。(涙)
最近のテレビ事業部や、カーナビ事業部のブランディングを観て居ても?、何を今更?(笑)と、思う様な所が観れて呆れ事がチラホラでしたよ!、
今度のスピーカーの発表を観せられると?、
「本当に格好悪いな〜!、本のここ10-20年程のプランディングもろくに出来無い様な人間が天下の三菱電機社長をやっているのかな〜?。(苦笑)」
疑う計でしたよ?………。
少し主観的な妄想です、お粗末様。
悪しからず、敬具。
書込番号:20347595
5点

しかし張られたURLを読むと
>当時のぼくたちにとって、オーディオ機器の最大の情報源はFM雑誌だった。
>1980年前後にFM誌4誌で計100万部も売れていた。
>FMレコパルで仕入れた情報を元に購入したのは、テクニクスのレコードプレーヤーとトリオのアンプ、それにDIATONEの
スピーカーだった。
その時代の製品再現され ペアで100万ですよ。 じゃねぇ ONKYO Scepter SC-3もペア60万は決して 安くはないけれど
アルミダイキャストの横長ラッパホーンはドームじゃ出せない音だしそうだしDIATONEのネーミング以外にも何か売りがないとね
50万持って麻布オーディオでツイーターとウーファーそれぞれ2個ずつ揃えたらデンマーク製の超高級ユニットが揃っちゃうし
バーチ(樺)合板よりも断然硬くて重い高価な木材で家具屋に箱作ってもらっても50万出しゃ足りんじゃないかな。
シャネラーみたいにブランドネームだけでは高価な製品欲しがりませんよ。
書込番号:20347758
5点

>元・副会長さん こんにちは
試作品(?)の試聴レポートありがとうございます、ダイヤトーンブランドを引き継ぎ、今後展開するブランドイメージとしての「音」のコンセプトがどういう方向を目指して作られたは知る由もありませんが、試聴会などでの多くの皆様から寄せられる感想や要望を受けてこれからの製品化へ向けて改良されていくことでしょう。
日本のメーカーはいいものを大量に作ることは得意ですが、職人が「こんな音の出るスピーカーを作りたい」と言う信念で作り上げる
のはやや不得意な分野かなと。
かってのダイヤトーンばかりじゃなく、パイオニアのホームオーデオ部門はONKYOと一緒になり、幾ら市場が縮小したからと言っても
スピーカー部門の国内メーカーは寂しい限りです。
一方、日本の人口の半分強(6400万)のイギリスを見るとどうでしょう。
ここへ出品されてるだけで15社のメーカーがそれぞれ特色を出して生き延びています、これは職人がこつこつと作ることで繋がってると思われます。
新しい素材の採用は、技術の進歩の面で大事なことですが、それを「いい音」に結び付けるのが人の技(わざ)だと思います。
ダイヤトーンの再出発を期待したいと思います。
書込番号:20347889
6点

・・・
DIATONE 2S-305 の音 思い出します・・・
当時、純白の無響室には入れなかったのが残念です・・・
あの時、NHKスタジオモニターが純白の無響室に・・・
いまでも2S−305の音が頭の中に残っています・・・
>"バッサリと切って!、事業部を廃止"を決めて仕舞った相ですよ〜!。(涙)
オーディオの衰退はユーザが選択しなくなったからだと思います・・・
そしていつの日か我々は必ずもどってくると聞いたことがあります・・・
大名古屋ビルジングにも試聴室があれば・・・
テクニクスも消えトリオも消え山水も・・・
ユーザーの選択はとても厳しいと思います・・・
とても遠い目です・・・
(..)
・・・
書込番号:20348218
3点

レス、どうもサンキューです -> ALL。
>ユニット構成みても箱の形みても懐古
>復活版の印象を受けます
そう、高域ユニットがコーン型というのも、DS-251mkIIに通じるところがあります。
>もっとDIATONEの製品を今後出して欲しい
メーカーのスタッフも同席していたのですが、出来ればラインナップを充実させたいと言ってました。ただ、いずれにしろ、それはこの機器が市場に受け入れられるかどうかに掛かっているとのこと(当然ですけどね)。
>一度投げ出してしまうと、信頼っていうのはなくなります
DIATONEが一度撤退したときは、まだ黒字決算だったらしいですが、業界筋では「グッドタイミングだった」という声があったとか無かったとか(笑)。
それにしても、どういう経緯で、またどういう勝算があって、今回「復帰」したのか、イマイチよく分からない部分があります。このブランドに特別な思い入れがある往年のファンを相手にすれば十分商売になると踏んだのでしょうか。それとも、Technicsをはじめとするピュア・オーディオ回帰の動き(らしきもの)に便乗したのか・・・・。
>サービス体制万全でフラッグシップだけでも
>細々続けていてくれたなら又イメージ違った
>んですけどね
そうですね。唐突な「復帰」には驚くばかりです。
そういえば2005年にDS-MA1という1本100万円の製品がリリースされたことがありましたが、Webサイト限定での取り扱いで原則として店頭に置かれることはありませんでした。某ディーラーの店長が「容易に現物の試聴も出来ないとは、消費者やショップをナメてんのか!」と憤っていたことが思い出されます。
関係ないけど、DIATONE技術者の新ブランドであるDIASOULの製品は、常軌を逸した高価格。果たして何台売れたのでしょうかね(苦笑)。
>三菱電機本体の社長交代
企業の命運はトップの見識次第ですね。昨今は消費者よりも株主ばかりに顔を向けているような経営者が目立つようで・・・・。
>テクニクスのレコードプレーヤーとトリオの
>アンプ、それにDIATONEのスピーカー
私が10代の頃に最初に手に入れたシステムも、まさにそのラインナップでした(笑)。ただし、選んだスピーカーはDS-251mkIIのようなハード一辺倒のモデルではなく、別系統の製品でしたけどね。それにしても、TRIOもほとんど「撤退」している状況であるのは、寂しい限りです。
>(イギリスでは)メーカーがそれぞれ特色を
>出して生き延びています、これは職人がこつ
>こつと作ることで繋がってると思われます。
日本と欧米では音楽に対する認識が違うことも大きいかと・・・・。何しろ日本人の3分の1は音楽に対して全く興味を抱いていないそうですから。
ともあれ、「作った者の顔が見えるような製品」というのが、聴いていて楽しいと思います。
>試聴会などでの多くの皆様から寄せられる
>感想や要望を受けてこれからの製品化へ向
>けて改良されていくことでしょう
そう願いたいところですが、メーカーのスタッフも「ハイスピード命!」みたいな雰囲気でしたから、ドラスティックな方向転換は難しいかと思います。
>2S-305の音 思い出します
大昔、私が1年あまり通っていた高校(注:親の都合で転校ばかりしていました)の音楽室に2S-305が鎮座していました。アンプはLUXMANの管球式でしたが、良い音でしたね。アンプのキャラクターも出ていたのだと思いますが、決して硬くて聴き辛い音にはなっていなかったです。
・・・・正直言って、現時点でDIATONEのスピーカーが「復活」する意味があるのかと、今のところは疑問を持っている次第です。個人的には、リニアトラッキング型アナログプレーヤーのLT-5Vや、プリとメインが合体ロボしてしまうセパレートアンプのDA-P7&DA-A7のような製品をリメイクしてほしかったですね。
書込番号:20349711
2点

原音再生と言ってもコンサートなんかは、PAを通していますから、スピーカーの音を聞いているわけですので(特にボーカル)原音というよりPAに使われている機器の音を聞かされているというしかないです。
PAのない生コンサートをすぐ近くで聴くのをスピーカーで忠実に再現なんてのは、場所環境が一致しない限り不可能という気がします。似せることだけはできそうなので、原音再生なんてのは意味をなさないんじゃないかという気が..........。そこまで求めている人っているのですかね。
ダイヤトーンが数万円のスピーカーを出したとしても注目はされるだろうけど売れるかどうか。私は買う気にはなりません。
書込番号:20349941
2点

いずれにしても
各メーカー復活して又オーディオ界が盛り上がるのは喜ばしいことですね♪
書込番号:20352655 スマートフォンサイトからの書き込み
8点

・・・
現実的ではないと思いますが
P610A、P610Bのような手の届くスピーカーが出れば・・・
昭和40年代に1500ガウスの磁性体が・・・
>磁気治療器ミラクルミー 昭和レトロ!です!
昭和40年代にあの三菱製鋼(株)が定価2800円で、真面目に売っていた磁気治療器です。
クルミ運動と1500ガウスの磁力線効果で血行を良くし、肩こりなどを解消するそうです。
アルニコに匹敵する磁性体があれば・・・
・・・
書込番号:20354576
1点

将来、宇宙開発が進んで 地球上に無い新レアメタルが他の星で採掘されるようになればアルニコを超えるような超伝導電磁石
代わりにも使えるものが出てくるかもしれません。 ただ、今生きてる我々は現在の環境から変りはないでしょうね。
http://www.neomag.jp/mag_navi/mames/mame_types.php
書込番号:20359338
1点

>アルニコを超える磁性体
宇宙開発、あるいは革新的な発見・発明により音響分野で将来大きなイノベーションが実現する可能性もゼロではないとは思いますが、たとえそうでも一般ユーザーに行き渡るには時間が掛かりそうだし、当分は従来型のテクノロジーで行くしかないのでしょうね。
あと、振動板に関しては昔からいろいろな新素材が提案されてきたようですが、中には「やっぱり紙に限る」という意見もあったりして(笑)、百鬼夜行の感があります。
>各メーカー復活して
個人的には、DIATONE以外に復活して欲しいスピーカーの国産ブランドとしては、かつてはギャザードエッジや金属製コーンで気を吐いていたLo-Dとか、独特のバタ臭い(?)雰囲気のあったCRYSLERとか、半球形ユニットなどで目を惹いたMURATAなどが考えられます(まあ、無理でしょうけど ^^;)。
書込番号:20359461
1点


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