


デジタル一眼カメラ > CANON > EOS 10D DIGITAL ボディ


10D購入してから、JPEGでずっと撮り続けてきましたが、
最近になってやっとRAWに手を出すようになりました。
FVUで現像し16bitTIFFで保存しているのですが、
1枚あたり約33MB程度になります。
もちろん16bitカラーですとこれぐらいの容量になるのは分かるのですが、
皆さんは8bit 16bit問わず、TIFFに現像した場合はどのようにして保存していらっしゃいますか?
かなり前の記憶ではTIFFをLZHかZIPで圧縮すると半分ぐらいになった記憶があるのですが、
実際にやってみたところLZHもZIPも3枚で108MBが100MB程度になったぐらいでした。
かなり前の記憶なので間違っているんですかね・・・。
それと、やはりRAWに手を出したこともあって現像ソフトが気になっています。
PhotoshopCSを使っている方にお聞きしたいのですが、
変更できるパラメータはFVUと同じでしょうか?
主にポートレートが多いので、空と被写体を写しこむために
なるべくアンダーで撮って、現像の際に適切に+補正をしますが、
もちろん、CSでも露出調節はできるんですよね?
あと、現像後の色味などはFVUと比べてどうでしょうか?
どなたかご教示願います。
書込番号:2569938
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2004/03/10 22:35(1年以上前)
yasuhさん こんばんは
PhotoshopCSを使ってRAWを現像していますが変更できるパラメーターは
基本補正
1.色温度
2.色かぶり補正
3.露光量
4.シャドウ
5.明るさ
6.コントラスト
7.彩度
詳細補正
1.シャープ
2.輝度をスムーズに
3.偽色の低減
これ以外には収差補正・色調補正など
細かく変更できます。
色味などはポートレイトは撮らないのでなんともいえないのですが植物(特に葉の緑では)FVUのほうが個人的にはよいかなぁーっと思ったことがあります。
ただ、FVUでの現像は時間が遅すぎるのでPhotoshopCS購入後はまったく使用しなくなりました。
あとPhotoshopCSでの現像のほうがFVUでの現像よりファイルサイズが小さくなる傾向があるようです。
TIFFは良くわかりません・・・
書込番号:2570075
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2004/03/10 22:50(1年以上前)
こんばんは。
TIFFには標準で可逆圧縮のオプションがありませんでしたっけ?
圧縮した場合はサムネイル表示が出来なくなったように記憶してます。
書込番号:2570178
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2004/03/10 23:37(1年以上前)
Photoshop CSは、現像時の調整がFVUより細かく設定出来て
(0から100%まで1%刻みなど)、
かつ、ほぼリアルタイムでプレビュー画面に反映されますから
FVUと比較して非常に快適です。いろいろ試す気になります。
それから、Photoshop CSでは、現像時に調整したパラメータが
すべて残りますので、TIFFファイルの保存は基本的に必要ないと
私は思っています。RAWさえあれば簡単に原点に帰れるため、
その都度現像し直しても良いかと。
以前この板でファイル保存に関する話が出た際の
皆さんの意見にも「RAWだけ保存」する、又は「調整後のJPGとRAWを
保存する」と言う方が多かったように記憶しています。
記録媒体が極めて潤沢にある方は別として、TIFFのまま全部保存
していたら、すぐにHDDが「満員御礼」になってしまいますものね。
ちなみに私の写真はみんなPhotoshop CSでRAWから現像した物ばかりです。
レタッチ前のオリジナルはアップしていませんので参考にはならないかもしれませんが
現像時の調整だけでもかなりの範囲でイジれます。露出はもちろん、色の偏りも、
シャープネスも。私はこれに頼って、しょぼい写真を救済したり、逆にイジり過ぎて
ケバケバ写真にしてしまったりと色々です。蛇足ですが、ご参考までに。
書込番号:2570469
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2004/03/10 23:37(1年以上前)
Digifloさん
こんばんは。やはりPhotoshopCSは高機能のようですね。
うーん、試してはみたいのですがちょっと価格が問題ですね。
でも欲しくなるんですよね・・・。
情報、大変助かりました。
かず〜〜さん
こんばんは。
そうなんですよね。TIFFは可逆圧縮が売りのはずでしたよね。
試してみましたが、FVUではその様なオプションはありませんでしたね。
うーん・・・。
色々と調べてみます。
レスありがとうございました。
書込番号:2570471
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2004/03/10 23:40(1年以上前)
BATT_MANさん、こんばんは。
ちょっとニアミスでした。
そうなんですよ。やはりHDDが満員御礼ということで気になってます。
ただPhotoshopCSでその様な便利な機能がついているとなると、
一層ほしくなりました。難しいです。
情報、ありがとうございました。
書込番号:2570494
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yasuh さん、こんにちは。
> かなり前の記憶ではTIFFをLZHかZIPで圧縮すると半分ぐらいになった
> 記憶があるのですが、実際にやってみたところLZHもZIPも3枚で108MB
> が100MB程度になったぐらいでした。
TIFF はもともと圧縮された形式のファイルですので、これを更に圧縮してもほとんど容量差は出てきません。 ちなみに JPEG ももともと圧縮ファイルですのでこれを圧縮しても差は出ないです。
> 皆さんは8bit 16bit問わず、TIFFに現像した場合はどのようにして保
> 存していらっしゃいますか?
私の場合、TIFF に現像するのは、その TIFF を Photoshop などで補正や仕上げを行う場合だけになると思います。
”思います” というのは、当初モノ珍しさだけで RAW 保存してみたコトもあったのですが、実質的に今の私には TIFF 現像する必要が無いから(というかそれ以前に写真そのものの腕をもっと磨くべきレベルだから(TT))です。
で、それら TIFF の状態から Photoshop などで補正を行った後は、それを JPEG 形式で保存し直して、もともとの TIFF ファイルは消去すると思います。
正直なトコロ、この ”TIFF” というのがどういう場合に便利なファイル形式なのかが根本的に良く分かっていないのですが、たぶん非可逆圧縮というコトで 『補正や仕上げ処理を重ねても画質の劣化が少ない』 という部分が最大の特徴なのだと思っています。
ですので、補正を行わないなら TIFF に現像する必要はあまり無いような気がしますし、補正を行った後はそれを JPEG で保存しなおした方が何かと便利な気がします。
たぶん、おおもとの RAW を残している以上、それを TIFF に現像した状態で保存しておくというのはあまり意味が無いのではないでしょうか。
もしかしたら、雑誌社や新聞社など、印刷関係のプロの仕事上では無くてはならない ”何か理由” があるのかも知れませんが、一般ユーザーにとって TIFF ファイルそのものにどんなメリットがあるのか、全くのところナゾとしか思えません。
(どなたか、補正を行う目的以外に、何か TIFF の具体的なメリットをご存知の方おられましたらご教示お願いします。m(__)m)
トコロで、この(私が勝手に思っている)お話の前提についてですが、私は仕事の都合で Photoshop は Ver.5 からのユーザーで、一応 CS も UG 版を持っています。
ですので、もし今後、私に RAW で撮影する機会があるとすれば、一旦それを FVU で TIFF 現像するような手間をかけずに、最初からその RAW ファイルそのものを Photoshop で読み込みます。
ですので、今の私の場合は、TIFF 形式ファイルそのものには、全く、何の存在意義もありません。
突き詰めるトコロ ”RAW で保存を行う”ということ自体、皆さんの仰るようにそれを多様な調整を行った上での現像が行えますので、
> あと、現像後の色味などはFVUと比べてどうでしょうか?
『FVU と比べると、色味なども含めてより自分好みに細かな調整を行った現像が出来ます』
・・・というお返事が妥当な感じでしょうか。。。
以下、雑感です。
時々、雑誌などでいろんな RAW 現像ソフトの ”仕上がり画像の比較” が行われていますが、あれ、何の意味があるのでしょう?
現像速度の比較であるとか、調整できる項目数を比較しているとか、あるいは同じ項目に関しての ”設定効果を画質で比較している” なら分かるのですが、一切の調整を行わずにただ単にソフト標準で現像しただけの画質を比較するなら、FVU が純正 = EOS で JPEG 保存した状態に最も近い結果である = 他のソフトの現像結果に違いがあるなら、それは Canon EOS 本来の表現画像ではない ・・・と判断するべきとしか思えません。
・・・ナルホド、そういう判断材料としての意味があるのカモ。。。
書込番号:2570927
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2004/03/11 04:25(1年以上前)
TIFFは非圧縮だと思っていましたが???
JPGは非可逆圧縮なので、「ちょっといじって保存」するたびに圧縮がかかり画質が劣化します。
とはいえ、rawは基本的にその機種専用なので(ソフトで多機種対応にしてある物がおおいけど)、人に渡すときには困ります。それにこれはいくらパラメーターを指示したといっても、未現像のフィルム渡しに相当するわけですから、作品を渡したとはいえません。
我々の場合は撮った写真が、デザイナーのところで切り抜かれたりリサイズされたりと加工されるので、基本的に非可逆圧縮のjpgでは喜ばれません(というよりTIFでクレと言われますが)。
よって、カメラ側ではどうしてもRAWで撮ることになります。
閑話休題
tifの圧縮ですが、ソースネクストの「超宿」というソフト(1980えん)はかなり小さくなります。
ただし、これも画質劣化が起こる場合もあるそうなので注意が必要です。
私も買ってみましたが、どの程度の画質劣化があるかテスト中で、まだ結果が出ていません。
保存ですが、以前も書きましたが現像ソフトがバージョンアップしたら、色ノリが良くなったことがあったので、rawデーターもこれまた捨てられなくなり、RAW/tifともう今はハードディスクがてんやわんやです。
潔く捨てなければ。。。。
書込番号:2571239
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2004/03/11 07:54(1年以上前)
yasuhさん、おはようございます。
Photoshop Elements 2.0で試してみたところ、TIFFの圧縮オプションありました。19MBが12MBくらいになりました。やっぱり可逆圧縮なので、圧縮率は高くないのでしょう。
書込番号:2571383
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2004/03/11 09:15(1年以上前)
>TIFF はもともと圧縮された形式のファイルですので・・・
みっちゃ7さんがおっしゃるように、それは間違いですね。
劣化なしのオリジナルであるから意味があります。
印刷業界での画像データでは「EPS」か「TIFF」型式で入稿することがセオリーになっています。
「最も高品位の保存形式」と認識していいと思います。
一般ユーザーにとっては、あまり必要ではないかも知れません。ですがRAWで撮影し、それなりに時間をかけて満足のいく最高の現像ができたとき・・・。さぁ、それをどんな形式で保存しますか? 劣化ありのJPEG? 劣化なしのTIFF?
それなりの正式な場所へ出品する場合には、気合いを入れてTIFFで行きたいですね。
ただ、重いというのが欠点です(泣)
書込番号:2571518
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2004/03/11 11:20(1年以上前)
Heroseaと申します。
私の場合は、保存に際してはRawデータをマスタとして定義しています。
この場合ですと、写真1枚あたり3〜4Mぐらいの容量かと思います。
現像後データについては、必要なもののみ保存として、それ以外は、
必要になったときに、Rawデータから現像を行うことにしています。
(その後、レタッチを行った写真については、別途、保存)
現像ソフトについては、
PhotoshopCS
CaptureOne DSLR
の二つを使用しています。
主には、CaptureOneDSRLを使っています。
現像にあたっての修正データを写真単位に記憶してくれますのでとても便利です。
表示もサクサクで、また、現像スピードもFVUとは比べ物にならないぐらい早いです。
この機能があるため、全データをjpeg、Tiffに変換しておかなくてもよいと考えました。
ただし、現時像時修正情報およびサムネイル情報を、所定のフォルダ内に記憶して
いおり、このフォルダーが肥大化していきます。
1000枚程度で1G使用していました。定期的にチェックしておくと良いでしょう。
(必要なければ、情報はファイル単位ですので削除すれば良い)。
PhotoShopCSについては最近購入しました。目的はレタッチだったのですが、
現像ソフトとしてもとても便利そうです。
もしかしたら、現像〜レタッチが一連でできるので、こちらにシフトするかもしれません。
また、レポートします。
書込番号:2571793
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流星仮面 さん、こんにちは。
> みっちゃ7さんがおっしゃるように、それは間違いですね。
そうでしたか。(^^;
TIFF といえば可逆圧縮だとばかり思っていました。教えていただいてありがとうございます。
> それをどんな形式で保存しますか? 劣化ありのJPEG? 劣化なしのTIFF?
正直なトコロ、例えば JPEG を Photoshop 上で2〜3回補正処理を重ねたとしても、それを高画質 JPEG で保存したモノの ”劣化” がどんなモノなのかという、その具体的な違いが分かりません。。。(TT)←違いの分からないヤツ
もう少し自分の目を養えるよう努力します。。。
書込番号:2572256
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2004/03/11 19:23(1年以上前)
「TIFFオプション」にて「LZW圧縮」をしたときは可逆圧縮です。
もともと圧縮された形式のファイル・・・とおっしゃられたもので。
「もともと」ではありません、という意。
書込番号:2573072
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yasuhさん,はじめまして
>あと、現像後の色味などはFVUと比べてどうでしょうか?
よく言われる質問ですが,ここでいう色味とはデフォルトのまま現像したときの色味のことをよく質問されますね。FVUやBreezeBrowserので「撮影時設定で現像」したときの色味は全く同じで,photoshop CSとは確かに違います。
しかし,この「現像後」とは,色味も含めて「調整し」,現像できる人でないと意味がありません。
つまり,カメラの撮影時設定のまま現像してもRAW撮影の意味があまりないように思えます。
では,photoshop CSとFVUとでは,どう違うのでしょうか。
私は,photoshop CSのホワイトバランスの方が的確で,FVUより優れていると思います。
特に室内のストロボ撮影でのホワイトバランスは,両者全く違います。
CSは,色温度,露出調整もスライダーで,自由自在です。
yasuhさんはポートレートが多いようですので,スライダーでの微調整はかかせないと思います。
参考になる画像を近々アップしたいと思いますので,またご覧下さいね。
まずはphotoshop CSの30日間の無料体験版をダウンロードして使用されてはいかがでしょうか?
すべての機能が制限なしで使えますよ。
http://www.adobe.co.jp/products/tryadobe/main.html#photoshopcs
書込番号:2573247
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2004/03/12 02:54(1年以上前)
ちょっと見ぬ間に沢山のレスありがとうございます。
皆さんのご意見、大変参考になりました。
色味の好みはやはり実際に使ってみないことにはなんともいえないんですね。
以前(かなり前)にPhotoshopの体験版は使用したことがあるのですが、
その際は確か保存ができなかったので、今回のCSも保存が出来ないとばかり思っていました。
CSの場合は保存もできるとの情報でしたので、近々試してみようと思います。
TIFFの件ですが、ちょっと整理すると
可逆圧縮で、字のごとく元に戻すことができる(劣化の無い)圧縮をすることができる。
その際はLZW方式もしくはZIP方式などの圧縮方式が選択できる(Photoshop7.01で確認)。
(ZIP方式は正式ではない?)
ただし、CanonのFVUではLZW方式の圧縮が使用できないため、TIFFで保存の際には圧縮はできない。
(いわゆるGIFなどで言われるユ○シスのライセンス問題ですかね?)
この辺の理解が間違いなければ、
Canonさんにもユ○シスにライセンスはらってでもTIFFのLZW方式の圧縮に対応してもらいたいです。
私見ではユ○シスは嫌いですが、現状ではライセンス料払うしかないですね。
沢山のご意見、感謝しております。
ありがとうございました。
書込番号:2574911
0点


2004/03/12 11:46(1年以上前)
既に完結してしまったかもしれませんが何点か述べさせてください。
まずTIFFのLZW方式の圧縮についてですが、ユニシスの特許は米国では既にに、確か日本でも期限が切れたと思います。
今後GIFも含めてこのあたりの対応は増えるかもしれませんね。
ただし、JPEG関連の特許が最近主張されているように、別の特許でライセンスを迫ってくる可能性はありますが…
RAW現像についてですが、
C1(Capture One)はCanon純正のエンジンを搭載していますので、基本的に現像結果はFVUと同じです。基本現像処理に独自の処理を追加しているようなのでその分は変わります。
BB(BreezeBrowser)はCanonのMakerNoteを解析して比較的忠実にCRW内蔵の現像Parameterを使用して現像処理しますのでやはりFVUの結果に近いです。
PS(PhotoShop)はCRもCSもCanonのMakerNoteは参照していないように思われます。完全に独自の世界観で現像処理しますので、FVUとの結果は大きくことなります。ただし、他のメーカーのカメラで撮影した場合との整合性は高いです。CanonでもNikonでも同じような結果になるように配慮しているのかもしれません。
PSで処理されているプロの方々はそもそもPSでしか処理していないので、FVUの結果と比較することは無意味のようです。PSでの現像結果に合わせて各種設定を用意されていたり、撮影条件もPSでの現像結果をもとに最適化しているようですから、PSはレタッチも含めて独自の世界を構築しているって感じですね。
画像の保存方法についてですが、RAWで撮影される場合、RAWはフィルム、現像結果はプリントに相当すると思います。どちらを保存されるかは画像を再利用するかどうかなどで変わってくると思います。私は基本的にはRAWのみ保存して、現像結果はプリントしたら廃棄しています。
仮に現像結果を保存する場合、RAWがあるのであればJpegでの保存で充分だと思います。再加工はまたRAWから行えばいいのですから。
16bitのTIFは現像結果をさらにPSなどでレタッチする場合の中間的な保存方法だと思います。8bitにしてから画像処理を繰り返すと画像の劣化は大きいですから、画像処理が完結するまでは16bitで処理し、最後に8bitで保存するのがよろしいのではないでしょうか。
Jpegでの画像の劣化ですが、その後画像処理を行わない最終画像としてであれば600万画素の10Dの場合はほとんど気にしなくていいレベルです。
Jpegは8x8pixelのBlock単位で情報を圧縮しますので、画素数が多くなるにしたがって相対的に画像の劣化が小さくなります。
書込番号:2575600
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2004/03/12 12:09(1年以上前)
もう1点追加させてください。現像処理の違いについてです。
> RAW 現像ソフトの ”仕上がり画像の比較” が行われていますが...
RAWの現像処理というのは2つのステージに分かれます。
1つめはCCD/CMOSのベイヤー配列状態で格納された色情報から各PixelにRGBの色を割り当てるデモザイク処理、
2つめはWBや露出量の調整を行うレタッチに近い処理です。
2つめの処理はどのTOOLで行ってもその操作性は違うでしょうが同様の結果は導き出せます。
しかしながら1つめのデモザイク処理はどこのメーカーも独自に行っていて、その結果はかなり違います。この優劣で写真の画質は大きく異なってくるのです。
ちなみに上記で比較されているFVU, PS, C1はどれも高品位のデモザイク処理を行います。BBはあまり使用していませんのでノーコメントです。
カメラメーカー同士の比較でCanonのDIGICが優れているのはこのデモザイク処理部です。Canonの画像にノイズが少ないのはH/Wもがんばっているのでしょうが、現像処理がノイズ抑制重視に設計されていることが大きいです。Canonの場合は反面じゃっかん解像力に欠ける現像処理を行うのですが、ノイズ抑制のメリットの方が大きく、清潔な感じの画像が得られます。
PhotoShopはCameraRawからCSになってノイズ抑制処理が格段によくなりました。画像の品位としてはCanon純正処理よりも優れていると思います。
かなり細かに観察しないとわからないレベルの違いではありますが(笑)
それから現像結果の色合いの違いですが、これは現像処理の第2ステップであるレタッチ部の味付けです。NikonはD1/2系とCoolpixで色合いは別物ですが、デモザイク処理は共通です。
Canonの色づけは各機種ごとに対象ユーザーに合わせてよく考えられていると思います。10DとKiss-DではKiss-Dの方が派手でビビッドな色彩となるDefaultParameterが設定されています。1D系はもう少しおとなしい色です。設定で変えられますけどね。
書込番号:2575653
0点



2004/03/13 03:45(1年以上前)
HayatePPさん、こんばんは。
ずいぶんと詳しいレス、ありがとうございます。
大変勉強になりました。
やはりPhotoshopを使うからには、
とことんPhotoshopを使うことに意義があるようですね。
追加で疑問に思っていることがあるのですが、よろしくお願いします。
各色16bitカラーですとRGBあわせて1画素あたり48bit(6Byte)。
したがって、約600万画素ですと容量的に無圧縮で
6Byte * 6,000,000 = 36,000,000Byte (36MB)
ですね。
そこで、PhotoshopCS(体験版をDLしました)でRAWを開きTIFFで保存してみたところ、
無圧縮で36MB程度
LZW圧縮で47MB程度
ZIP圧縮で35MB程度
という結果でした。LZW圧縮に関すると??です。
また、TIFFが可逆圧縮とされていることから、
圧縮なしでもTIFFということから何らかの圧縮がかかっているものだと思っていましたが、
圧縮は全くかかっていない状態とも言えますよね?
LZWやZIP圧縮をかける時のみ可逆圧縮ということでよいのでしょうか?
また、LZW圧縮のTIFFとは何か意味があるのでしょうかね?(容量増えてます)
どなたかよろしくお願いします。
書込番号:2578660
0点


2004/03/13 05:21(1年以上前)
HayatePPさん
勉強になりました。
有難う <(_ _)>
書込番号:2578730
0点


2004/03/13 06:54(1年以上前)
TIFFについてですが、TIFFは非常にあいまいな規格でして、その保存方式はいったい何通りあるんだ?ってくらいいろいろあります。
TIFFはRGB空間のみでなくCMYKでも画像保存でき、カラープロファイルという色再現情報をも記録できるなど印刷業界で必要な機能がたくさん盛り込まれていて複雑です。
PhotoShopでも使用されている代表的な形式として上記に述べられているような形式があります。ほんとんどのTIFFはこれらの形式ですが、一般に流通しているものは非圧縮形式のものが多いです。圧縮すると相手が解けない場合がありますから。
TIFFの圧縮は既出のとおり可逆圧縮です。可逆圧縮はごく稀ですが非圧縮の場合よりもFileSizeが大きくなる場合があります。非常に高精細な画像の場合に限定されると思っていましたが、16bitの場合もダメなんでしょう。
これらの可逆圧縮の効率が良くなるケースは、同じ数値が多く含まれる場合です。8bitなら同じ値にまるめられる場合でも16bitだと微妙に違う値となって圧縮効率が下がるのだと思います。
グラフィックデザインの作品などでしたら16bitでもかなり圧縮されると思います。
ちなみにCRW(CanonのRAW)も内部データは可逆圧縮されています。
ついでにJpegについても少しだけ述べますと、JpegFileも組み合わせではかなりいろんな種類があるのですが、デジカメで採用されているEXIF規格ではYCbCr=4:2:2のBaselineという方式がほとんど採用それています。昔のデジカメだと4:2:0という少し圧縮率の高い方式のものあります。
で、Jpegはトータルでは非可逆圧縮ですが、圧縮方式そのものはHaffman符号化とRunLengthによる可逆圧縮で、途中の量子化というデータを間引く工程があることで結果として非可逆となっています。
Jpeg保存時のパラメータで品質係数(1〜100)が設定できるアプリの場合、これを100にすると量子化での間引きが行われません。つまりこの場合は計算誤差の範囲で元に戻ります。(YCbCr=4:4:4の場合以外は他の間引きが入りますが)
JpegはRGB->YCbCr->DCT変換による周波数空間と2度の変換を行うためにどうしても演算によるまるめ等が行われ可逆とはなりませんが、ほとんど劣化させないことも可能なんです。
で、最後にここが肝心なのですが、10DのJpeg/Fineの品質係数は98〜99に相当します。間引きの量は非常に少なく高品位です。ただし、EXIFのYCbCr=4:2:2というのはY(輝度)に対してCbCr(BlueとRedの色差情報)を半分に間引いていますが。
書込番号:2578798
0点


2004/03/13 08:01(1年以上前)
HayatePPさん>
> C1(Capture One)はCanon純正のエンジンを搭載していますので、基本的に現像結果はFV
> Uと同じです。基本現像処理に独自の処理を追加しているようなのでその分は変わりま
> す。
> BB(BreezeBrowser)はCanonのMakerNoteを解析して比較的忠実にCRW内蔵の現像Paramete
> rを使用して現像処理しますのでやはりFVUの結果に近いです。
>
これ逆ですよね? BBのドキュメントには、
This uses the standard Canon raw conversion routines..
とありますし、以前作者の方に問い合わせたときもキヤノンのSDKとDLLをそのまま使っているといってました。C1の方はPhoseOneの時代から現像エンジン自体のノウハウの蓄積があるのでわざわざキヤノンのを使うとも思えないのですが・・。
> 2つめの処理はどのTOOLで行ってもその操作性は違うでしょうが同様の結果は導き出せ
> ます。
> しかしながら1つめのデモザイク処理はどこのメーカーも独自に行っていて、その結果
> はかなり違います。この優劣で写真の画質は大きく異なってくるのです。
>
私もそう思うのですが、世の中の現像ソフトの評価はどうしてもデフォルトの色調と使い勝手が中心になっちゃいますよね。トーンカーブやプロファイルでどうにでもなるような事でもデフォルトの出力だけ見てあっちの方の色がいいとかこっちはだめだとかそういう話になる事が多いような気がします。
某EOS Digitalの掲示板でも話題になっていましたが、HayatePPさんが開発されているソフトの補完品位はすばらしいみたいですね。楽しみにしております。
こんなこと聞いてもお答えできないかもしれませんが、とても気になるのでこの場を借りて聞かせてください。発売時期とお値段はどんな感じでしょうか? 個人でも手を出せるぐらいの物を想定されているのですか? 補完のアルゴリズムは当然企業秘密でしょうが、私はdcrawで使っているTVNG法が品位自体では結構好みです。主観でもいいのですが補完品位はやはりTVNGよりも格段に上ですか?
書込番号:2578876
0点

yasuhさん こんばんは
photoshop CSをDLされましたね。
私が使用してみて,デフォルトの設定でこれはっと,思ったことがあります。
それは「詳細補正」の「偽色の低減」です。
デフォルトでは20ぐらいの数値ですが,0が良いと思いました。
画像を200%に拡大して見てみますと,違いがよく分かります。
CSでは「カメラの初期設定に設定」がありますので,私はいつも0になるようにして使用しています。
yasuhさんは銀塩もされますか?撮影ではどんなフィルムで撮りますか?
撮影後はご自宅が暗室になります。自分なりの現像液が作れます。
私はこれこそ,デジタルのRAW撮影の現像だと思ってます。
photoshop CSはその点,たいへん優れてると思いますよ。
書込番号:2581556
0点



2004/03/14 01:00(1年以上前)
>HayatePPさん
こんばんは。
本当に分かりやすい解説ありがとうございます。
TIFFは今までほとんど扱ったことがなかった形式だったので、
ちょっと謎なところが多くて困っていました。
TIM26_さんの発言を読むところ、そっち系のプロのようですね。
ほんとに勉強になりました。コピペで保存しておきます。
ありがとうございました!!
>marさん
こんばんは!
体験版でフル機能が使えることを教えていただいて、ほんとに助かりました。
今は色々と試行錯誤中です。
「詳細補正」の「偽色の低減」は後で試してみますね。情報ありがとうございます。
銀塩では EOS 7 を使用しています。10Dを購入してからというものの、
ほとんど使用しなくなってしまいましたが。
で、フィルムは基本的にはコスト重視でネガがほとんどでしたね。
中でもフジのREALA ACEがお気に入りでした。
ポジフィルムは、ほんとに数度しか使用したことがないので、
ベルビアなんかを評価できるほどではないです。
ただ、10DでRAWを知り、デジタル暗室の楽しみを今はおぼえましたね。
書込番号:2582150
0点

D30の画像ですが,ちょうどよく分かる「偽色の低減」サンプルをアップしました。
FVUやBreezeBrowserと比べて,一番オヤって,思ったのが偽色の低減でした。
http://www.imagegateway.net/a?i=I9vgZXeEJ4
ご参考にして下さい。
もちろん,ご自分なりのデフォルトがすぐ作れますので,何の問題もありませんが,私はいつも0設定で起動してます。
書込番号:2583538
0点


2004/03/15 00:03(1年以上前)
Photoshop CSって確かにFVUと比較して現像スピードも早いし、パラメータも色々と変更できてその確認もほぼリアルタイムですが、偽色が発生しやすくないですか?特にノイジーな画像(ISO400など),黒や焦げ茶色で顕著に出る様に思うのですが....。
みなさん、Photoshop CSを推薦されるようですが、偽色とかでませんか?
書込番号:2586441
0点


2004/03/16 22:51(1年以上前)
このスレはもう終わってますかね?(笑)遅ればせながら少しレスします。
> これ逆ですよね? BBのドキュメントには、
> This uses the standard Canon raw conversion routines..
BBは純正エンジンだったですか。確かC1もそうだったと思います。はっきりした記憶はありませんが。
私が携わっております現像TOOLについてはこの場で宣伝するわけにもいきませんのでご質問について一般論的に回答させていただきます。
Canon純正の現像エンジンはノイズ低減を重視しています。クレームのつきにくい現像結果です。PS CSも同様の傾向にあります。それに対して我々は解像度重視で現像処理します。
解像度を重視すると、デモザイクエラーによる偽色(Pixel単位の偽色)がでやすいのですが、この問題をクリアすれば色分離のいい鮮明な画像が得られます。
ちなみに解像度重視で現像するTOOLとしてはミノルタのDiMAGE Viewerがあります。でもこれデモザイクエラーが多いです。
Canon純正は滑らかに補間するために彩度を犠牲にします。つまり高精彩部はモノクロに近い色となる場合が多いです。
PS CSは彩度が落ちるのを嫌って適当な彩度を保つために代表的なクロマを採用します。これは当たればいいのですが、はずれた場合に実際とは異なる色がでてきます。
ノイズ低減重視の考え方では高精彩部はなんらかの形でごまかして滑らかに補間するより他に方法がないのです。
Canon純正とPS共通の欠点として、デモザイクが縦と横の方向を検出しながら行われているようで、結果として斜めの線の処理が滑らかでないことと、S/Nの悪い画像を処理した場合に縦横のパターンノイズが発生する場合があります。ノイズを連結して大きくしてしまうってことです。
PSはCSから搭載された偽色抑制には低周波クロマノイズが抑制される機能もついています。これは高感度撮影した場合に発生するマゼンタ、緑などの原色系の淡いノイズを抑制するもので、この効果はかなりあります。先を越されたって思いました。
以上代表的なデモザイクの特徴、長所、欠点を述べましたが、これらの長所をできるだけ継承して欠点をなくせばいいTOOLができますよね。そのほか色の階調性を壊さないこと、色相ずれをなくすことなどまだまだデモザイクで画質改善ってできるんです。そういうTOOLを追求しています。
> 私はいつも0設定で起動してます。
高感度撮影時はこれを効かせると滑らかになりますよ。嘘の色づけがなされる場合もありますが。
> 偽色が発生しやすくないですか?特にノイジーな画像(ISO400など),黒や焦げ茶色で顕著に出る様に思うのですが....。
PS CSではS/Nが悪い画像で縦横に走るノイズが目立つ場合はありますね。でもクロマノイズはかなり抑制されます。
偽色の定義にもよるのですが、PS CSは滑らかさはあるのですが、嘘の色づけがなされる場合があります。でも私の感想としてはCanon純正よりはいいと思います。
総括して言えることですが、モニタで見るならばPixel等倍以上に拡大しないとどれもそれほど違いはわからないかもしれません。
しかしながら画像を大きく伸ばして印刷したり、いろいろ手を加える場合は現像処理の結果はかなり影響します。
marさん、HD壊れかけさん はその違いがわかる方たちのようですね。
撮影した画像を少しでもよく現像処理することは写真を趣味や仕事とされている方々に貢献できるものだと考えております。そしてこれらのTOOLは道具として使ってもいいかなと思える程度の価格であるべきだと思います。
書込番号:2593267
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