『AX10がいまだに パイオニア 音のフラッグシップ？』のクチコミ掲示板

[お茶の友]

SC-LX90がでた時にはハイヴィ、AV-REVIEW誌など専門誌に出費筆する、名だたるオーディオ専門家がこぞって この機種を自宅で使用してました。
しかし、LX90から変ったDクラスアンプ(ICEpower)に不満を言うユーザーさんも多く、その後の パイオニア Dクラスアンプは音質が良くなったみたいですが 実際のところSC-LX81、SC-LX82等、ここで評判の良かったものや現行品の上級機種と比べ、アナログ時代のフラッグシップは音質のみでのガチンコ勝負だと本当に音が良くなっているのでしょうか？

それとも接続端子やサラウンド他、便利な今どき機能のみ発達しただけで、音質はMOS FETパワーアンプであったアナログ時代のフラッグシップ VSA-AX10Ai-N のが、良かったのでしょうか？
パイオニアの AVアンプ愛用者の皆様、感じたことなどお聞かせください。

書込番号：19309708

[ikemas]

SC-LX83とBDP-LX91	SC-LX91

PioneerのLX83を以前所有、およびLX90を現在使用しています。他にMarantz AV8801+DENON POA-A1HDを現在使用中です。

まずLX90に関して、音質が良いことももちろんですが、特筆すべきはスピーカー駆動力の高さと、Directモードでもマルチチャンネル再生に対応していること、だと思います。

駆動力に関して、これまで使用してきたAVアンプ（セパレート除く）はOnkyo、Sony、Denon、Marantz、Pioneerなど数多く使用してきましたが、どれも駆動力には特に差はなく、平凡な駆動力で、スピーカーを満足に駆動することができず、フロントチャンネルのみ別途パワーアンプを追加して使用してましたが、LX90は単体でも十分な駆動力があるため、パワーアンプの必要性を感じてません。

あと、Directモードで再生されるマルチチャンネルは、DSPくささが全くなく、非常にリアルな音質で、まさにその場にいるように感じました。

ちなみに、LX90を導入するまでは、5台のアンプ（AVプリ　DENON AVC-A1HD, プリ Accuphase C-280L, パワー Accuphase P-102, DENON POA-T3, POA-T2 ）の構成でしたが、LX90単体でも5台構成のときとそん色ないと感じたため置き換えました。

なお、当方VSA-AX10Ai-N の音は聴いたことありませんので比較はできませんが、LX90は立派なフラッグシップだと思います。

書込番号：19312332

[お茶の友]

＞ikemasさん　こんにちわ

LX90は金額が金額だけに駆動力が凄いんですね。　LX90のレビューとか見ると低音が控えめ的なことを多く書かれていますので、駆動力に関しては それほど凄いと思っていませんでした。
18kg程度しかない今のモデルとは物量が違いますし、パイオニアが威信をかけた 音のフラッグシップ機でしたよね。　当時わたしも憧れてました。　実際の使用所感をありがとうございます。

書込番号：19319279

[ごんちゃんだよ]

お茶の友さん こんにちは

以前、VSA-AX10とヤマハのDSP-AZ1を併用していました。
今は、SC-LX85を使っています。

当時、AX10は、2chアンプとして通用するたたずまいの音だったと思います。
雑誌に取り上げられる事も多く、JBLのS9500も鳴らせる様な記事もありましたが・・・
当時、B＆WのN805をバイアンプで使用しましたが、N805を鳴らしきるまでのパワーはなかったです。
ただ、サラウンド感は平凡でしたが、AVアンプとして初めて音場補正機能が装備されたのは画期的でした。

AZ1の後継機に、ソニーのデジタルアンプ、TA-DA7000ES・・・。（後にDA5300ES)
また、AX10の後継機に、パワー感のあるインテグラ（オンキヨー）DTX8.8を購入しました。

その後、サラウンドシステムを1系統にするのに選んだのが、LX85です。
音は、AX10のどっしりした音と違って、音楽再生ではクール系のピュアサウンドです。
低域は薄く聞こえますが、よく聴くとかなり大型SP(当時JBLのK2・S5500を使用）でも駆動していました。
この辺りは、デジタルアンプの強みだと思います。

AX10以降、デジタルアンプに変わりましたが・・・
LX85はオーディオ再生でクール過ぎる様に感じますが、逆にクール（クリア）な再生音は、サラウンドには大きなメリットです。
SN、パワー、解像度といった点はデジタルアンプが優れている様で、サラウンドには適していると思います。
ただ、2chをアナログ的な雰囲気で楽しめるのはAX10でした。

書込番号：19340466

[お茶の友]

＞ごんちゃんだよさん　核心に迫る 実話をありがとうございます。

なるほど、きりっと正確に切り取った日本刀のような切れ味のデジタルアンプに対して　ナタのような力強さのVSA-AX10だったというものでしょうか。　2chアンプとして通用するたたずまいの音であり、JBLのS9500も鳴らせるとは凄いですね。
サラウンドに合うかオーディオに合うかの違いともとれそうです。

書込番号：19348843

[新・元住ブレーメン]

我が家は100dB可能な20畳の専用室で、最大9.1chサラウンドはSACDも含めて本機で、2chはアキュフェーズですが、ジェフ・ローランドも使っているICE Powerを採用した本機は、アキュのA級セパレートと比べてもコクや粘りなど以外はそれほど見劣りしない上、最後のiLINK機ということも含めて代えがたい存在と感じています。デジタルアンプが嫌いな人はそれはそれですが、私は超ハイスピード／超微粒子のソニー9100ESからの代替えで、質量が伴った本機は逆に非常にクセが少なくなり完成度が上がったと感じています。音の話です、念の為。

現在は3D対応ができない本機を工夫して使っていますが、4K対応に際し、後ろ髪を引かれる思いで代替を探しています。ただ、この機種は別宅合わせて５セットある我が家のサラウンドシステムのどこかで末長く使い続けたいと思っています。それぐらい魅力のある機種と思っています。中古に出てもあっという間に売れるそうです。

ちなみに私はサンスイの最後のMOS-FETのプリメインアンプ、AU-α907 Limitedも未だに使っていますが、こちらは素子による差というよりは全体的な作りの差がやはり大きいと感じています。ステレオタイプの判断はやめておいて、聴いて判断したら良いのではないでしょうか。

個人的には、今年の89は音質ではこの90にまだ追いついていないと感じています。

書込番号：19351974