


デジタル一眼カメラ > CANON > EOS-1Ds Mark III ボディ
去年の発売日に購入してから半年弱が過ぎて、ようやく1Dsmk3の何たるかが分かって来たこのごろです。初期のレビューでは分からなかったことを書きます。あくまでも印象評価なので計測したものでないことはご了承ください。
1.総合画質
パソコン画面ではこの機種の良さは分からないと思います。そもそも液晶ディスプレイでは、画素数をフルに再現できません。実際にA3にプリントするとその精細さと色彩にびっくりします。微妙な色彩やグラデーションのあるテクスチャーの再現は得意です。細密さや線の細さは4*5並というのは本当かもしれません。質感や立体感の緻密な再現性は同じフィルムサイズの銀塩を超えています。
2.色再現
他社のデジカメのようにあざとい色彩強調がなくあっさりした色彩がとても良いです。現像パラメーターは常に忠実設定としています。コントラストは−4。シャープネスは0です。この画像に慣れるとスタンダードや風景はとてもどぎつく感じてしまい、別世界の写真のように思えます。トーンカープはヒストグラムを見ながら必要に応じて微妙に調整してます。欠点はノイズで、クロマノイズのリダクションは常にonです。offにするとシャドウの濁りがiso-100でも気になります。またシャドウ部の色彩情報が不完全で現像時に強くゲインを上げると色彩の抜けた画像になります。またガンマの裾野あたりをいじると階調飛びも顕著に発生します。シャドウのゲインはあまり上げないで高輝度優先設定にしない使い方が私の好みです。低iso時のノイズがこの機種の最大の欠点です。逆に高iso時は世評と異なり、想像以上に高性能な印象です。しかし、今のところはほとんど使っていません。
3.ダイナミックレンジ
狭いです。といっても、これは銀塩から比べての話で、計測記事などよると約8EVとのことですから他のデジカメと比べて大差はないと思います。フォトショップにダイナミックレンジの拡張機能がありますが、手間がもの凄くかかることと、フルサイズ画像を6枚もスタックするにはメモリーが32ビットでは不足します。64ビットの導入が必須なことを考えるとあまり実用的ではありません。狭いダイナミックレンジを広く見せるテクニックは覆い焼き機能のあるニコンの方が上手いようです。ともあれ、シャドウとハイライトが同時に飽和するようなシーンはごく普通にあるので、次の新機種の課題はそのあたりだと思います。トーンカーブをいじればいじるほど階調飛びが発生するので画像の鮮度は劣化する一方です。14ビットコンバーターでもまだ不足していると個人的には感じています。
4.現像ソフト
ニコンのものは使ったことがないので分かりませんが、他の市販品をいくつか使ってみた印象からすると、品質は純正の現像ソフトがベストです。モアレの少なさ、解像度の高さ、変換誤差の少なさ、精度、グラデーションの再現、どれをとっても市販品はキャノン純正のものに及びませんでした。特にピクセル単位で細かく現像する場合の緻密さに大差があります。画像の品質以外の細かい調整機能や補正機能はアドビのものが優れています。また、アドビのソフトは色彩がこってりと載るのでそれが好みの人はそちらが良いかもしれません。しかし、個人的にはアドビの現像ソフトは人工的な硬質なイメージがあります。カメラ内蔵の現像ソフトには倍率色収差補正の機能がないので、純正の広角レンズでは馬脚が現れまくります。次はこの部分の改良を望みたいところです。
5.オートフォーカスとメモリースピード
オートフォーカスは、肉眼では分からないようなかなり薄暗いシーンでも的確にフォーカスが作動してくれる優れものです。スピードも精度もとても良く、案外他のどの機種よりもスポーツ写真に向きそうな印象があります。フォーカスアシスト機能は、動かないものの写真が主体の私には邪魔な機能なので普段はoffとしています。鳥類などの撮影は得意です。うるさい枝と鳥を的確に判断してくれます。バッファーからのメモリー転送速度も速くテンポ良い撮影が可能だと思います。カードはサンディスクの最も高速なタイプを使用していますが、トラブルは皆無です。近々、シャッターは、近々ストロークの調整に出してもう少し短くしてもらおうと思っています。標準設定は個人的にストロークが長く不満です。コンタックスRTSに慣れているせいもありますが。
6.ファインダーその他
今までトラブルフリーでハングアップも異常動作も皆無でした。どのレンズでも相性問題はなく快適です。欠点らしきものは、ファインダーの画質です。望遠系のレンズを使用するとレンズの収差も加わって顕著な色収差が目立ちます。フォーカススクリーンの出来もあまり良くなくピントの位置が良く分かりません。これは初期のレビューにも書きましたが、その印象は変わりません。久々にRTSを覗いてみるとあまりの落差にびっくりします。ここは値段からすると要改良箇所ではないかと思います。
SDカードとCFカードのツインは微妙です。高速なCFだけで良かったような気がします。SDの最も高速なタイプでも少しCFより遅くなります。おそらくこれはメモリーの転送環境を考慮した安全策なのだと思うようにしています。
とりあえず、こんな感じです。半年経ってもまだフルに使いこなすまではいってないです。
書込番号:7743508
8点

こんいちは、レヴュー参考なります、ファインダーについてのレヴュー特に興味深く読ませていただきました、1dsmk2とのフィンダーの違いきになります。
書込番号:7743623
0点

S&Lさん、こんにちは。
レビューを楽しく読ませていただきました。雑誌にしろネット上にしろ、
この機種の総合的なレビューはあまり目にすることが出来ません。
普段使っているのだから、別に他人のレビューなど読まなくてもよさそうなものですが、
それによって自分がより深く使い込む事が出来たらというのと、人がどう思っているのか
という好奇心もあったりします。
書かれている事は概ね自分の感じていることと近いのですが、
一つ気になった事があります。
6のファインダーです。
ここで書かれているRTSとは3のことでしょうか。自分も以前RTS1〜3を使っていたことが
ありました。個人的には1Ds3のファインダーはかなり上出来で、特にあの素通し
スクリーン搭載のRTS3(0.69倍でしたっけ?)よりは高倍率でピントの山が見やすいと
思っています。
スクリーンは純正のEc-D、MF用のEc-Sと標準付属のEc-CIVを試しましたが、結局明るさと
ピントの山の見やすさから判断して、新開発のEc-CIVを常用しています。
比較に使ったレンズはY/C用のP50/1.4です。
(比較するだけでなく、普段からEOSデジタルでかなり使い込んでます。)
RTS2等の視野率100%以下の機種に比べると、どうしても倍率が足りずに
ピントの山が見にくくはありますが、これはまあバランス上仕方ないのではないでしょうか。
個人的にはデジタル一眼レフ中では最高に高性能のファインダーで(D3よりも良いと思います)、
AF銀塩一眼レフと比べても負けてはいないと思います。ちょっとオタク的な話で
恐縮ですが(昔好きだったもので…)CONTAXの一眼レフで言うなら、RTSやRXよりは
性能が良く、167MTやSTに少し劣る…という感じではないでしょうか。
S&Lさんが比べられているのが例えばTarbargを入れたRTS2なんかだと、ピントの見やすさ
という点では1Ds3が圧倒的に不利ですが、視野率100%という事を考えると
一眼レフ全体の中で考えても、結構高性能で良くできたファインダーだと思います。
数年前まで各社ともにファインダーやスクリーンについては全然無頓着で、
MF時代から交代の一途(正確にはミノルタだけは違っていました)で困った
ものでしたけれど、最近は倍率にしろスクリーンにしろ少しは考慮してくれている
ように感じられます。
書込番号:7743816
2点

>>欠点はノイズで、クロマノイズのリダクションは常にonです。offにするとシャドウの濁りが
>>iso-100でも気になります。
これが気になってCMOS機使いたいなら、現状オーバー撮影マイナス現像しか無いと思いますよ。
これ気にする人は現像時ゲインアップはCMOS化以降ご法度ですよ。
6MCCDのAPS機なんかは良かったですけど、そのかわり出た目以上のDレンジは無いに等しいんで
同じかな。彩度低下が気にならないなら、他にいくつか候補があるようですけど。
シャドー再現はフィルムの方が・・・・・だったと思いますが。
>>狭いです
もしかしてsRGBでやってますか?
なかなかシャドーとハイライト同時に飽和させるのは難しいですけど。使いたくないシャドー部分を
避けて撮影するなら、ハイライトは厳しいのはわかりますが。
後述の現像ソフトの件を見る限り、しかもDPPかRITですよね。そりゃ無理です。切ってますからね。
まあ、狭いは狭いですけど。ネガと比べて。
>>64ビットの導入が必須なことを考えるとあまり実用的ではありません。
そうですか?64bitで特に困ってませんが・・・・
もっともPHOTOSHOP本体は4GB弱しか使ってくれませんけど、OS分とPSで設定できる分の増分と
とあわせて1GBぐらいは恩恵があるようです。
実用的かって言われると、私の被写体では実用的じゃないですけど。三脚+風景無風なら
ちょちょいのちょいで出来ますから便利じゃないですかね。
>>市販品はキャノン純正のものに及びませんでした。
>>アドビのソフトは色彩がこってりと載るのでそれが好みの人はそちらが良いかもしれません。
純正ってどちらのことでしょう?単にデフォルトの話ですか?こってりって・・・・
Dcraw等でリニアを出して比較検討するなど、もう少し研究されることをお勧めします。
>>望遠系のレンズを使用するとレンズの収差も加わって顕著な色収差が目立ちます。
どのレンズでしょうか?すべての望遠レンズですか?
>>フォーカススクリーンの出来もあまり良くなくピントの位置が良く分かりません。
どのスクリーンのことでしょう?
AFユニットに光をまわす必要のないMF機と比較されても無意味だとおもいますが。
書込番号:7743947
3点

P.Kさん photographer3000さん
ここの掲示板は、憶測記事や与太話などが多いので、たまに使用記事でも載せようかと思った次第です。(笑
ファインダーは、デジカメは、この機種がはじめてなので他のものは知らないのですが、Dsmk2と比べてどうかは判らないです。たぶん両方使っている人も多いことだとは思います。
コンタックスのは、RTSのに2型のことです。1型は少し暗くすりガラスの出来が悪く3型は狭くピントのピークが判りづらいような印象なので全てが良いという訳ではないんです。ちょっと言葉が足りず申し訳ありません。スクリーンは、全面マットの方眼入りを常に使ってます。今、家で比較してみたのですが、ピントの切れみたいなものや画像線の繊細さでは、やっぱりRTS2の方が良いように思いました。あと、昔の一眼は倍率が大きくて視野角が広いのも好きです。視野率100パーセントは、スリーブ渡しで手焼きの時しかメリットがなかったのでそんなに不満はありませんでした。97パーセントくらいで満足してました。
Dsmk3のファインダーには、長いアイポイントと相殺される形で倍率の色収差を感じます。100ミリ以上の望遠レンズをつけると細かい木の枝などを昼間明るい時に見ると色つきを感じます。「このレンズこんなに悪かったっけ?」と思うほどです。現像結果を見るとそんなことはないのですが、結果が良いからまあOKかと思ってます。ボケの大きいレンズだとあまり感じないのですが。あるいはレンズの性能を素直に出しているだけかもしれませんが。
手持ちの中望遠レンズは、70-200F4.0と135ミリF2.0ですが、たぶんこのレンズよりも色収差の少ない望遠系のレンズはキャノンにはないと思います。
そうはいっても、APS系のカメラや他のフルサイズ一眼レフや銀塩のカメラと比べても良いのは確かです。製造終了のものと比較しても仕方ないかもしれませんね。(笑) もっとも値段が値段ですから「良くて当然」です。
そう思ってます。厳密なピント合わせは、ファインダーでは出来なかったので、僕はライブビューを使っています。これはかなり優れものでとても気に入っています。ピントのピークがとても判りやすい印象です。
書込番号:7744697
0点

S&Lさん
お返事をありがとうございます。
値段が値段なので最高級のものを期待されているのかもしれませんが…
いくら1Ds3といえども、視野率97%で視度補正機能を内蔵していない、そしてAFセンサーに
光を持っていかれる事もない、眼鏡をしていると四隅が見にくい位アイポイントが短い、
そんなRTS2のファインダーと比較するのは酷だと思いますよー。
設計のベクトル(或いは前提)があまりに違いすぎます。
また、私もどちらかというと視野率100%よりも視度補正機能よりも
ファインダーのクリアさやピントの山の見やすさを優先したいと思っていますが、
これはどう考えても少数派の考え方です。普通に考えたら視度補正機能を取っぱらってまで
クリアにしよう、アイポイントを短くしようとは思わないだろうし、最高級機に多くの
人が求めるのはきっと100%視野率の方になるでしょう。
RTS2というと、コンタックスの一眼レフ中では最高のファインダーと
評価されている機種です。その頃の国産一眼レフには他にも優秀なファインダー
を持つものがありますが、それはAF一眼レフが登場する直前でMFに特化したファインダー
のノウハウが煮詰まっていたという事、視度補正機能を内蔵しないのが当たり前
だったことなどの条件が揃って出てきた物だと思います。
AF、視度補正内蔵が必須の現在では、ああいう性能バランスのファインダーは
生まれるはずも無いと思います。今後、RTS2のようなファインダー性能を持つ
一眼レフが登場することは無いに等しいと思っていいんじゃないでしょうか。
そんな中で少しはMF性能について見直す風潮があるのは喜ばしいことだし、
1Ds3のファインダーは完成度が高いと言って差し支え無いと思います。
書込番号:7745666
0点

こんにちは、みなさんファインダーの話題が多く出てとても有益になります、マミヤの645やH3と比べるとどうでしょうか?
書込番号:7745738
0点

ダイナミックレンジの印象についての補足です。
僕はデジカメを購入してからまだ半年くらいしか経ってないので試行錯誤中ですが、この添付した写真のようなシーンの再現が割と難しいと考えています。
この場面は、実際は右の階段は明るく写真ほど暗く見えません。
一方、この建物の中庭から中央のホールに光が差し込んで柔らかい光が充満しています。
ハイライトとシャドウが同時に飽和する典型的なシーンです。
撮影は、スポット測光を6ポイントくらい計測して計算させています。(スポット測光の範囲は狭くシャープでとても良いです。)
現像は、最もコントラストの低い忠実設定で尚且つ現像時のコントラストは最小にしました。
これでもシャドウは暗すぎて、階段が黒くつぶれていました。
仕方ないのでトーンカーブをいじくって逆S字にしてようやくこの絵のようになりました。
現像はDPPでしたが、Lightroomでは、「自動階調」のボタンを押すと現像時のガンマを瞬時にこの設定にできます。
ここで現像するときのガンマを大きくいじれないDPPの限界が現れます。
トーンカーブの裾野を持ち上げた部分の階調が飛んでしまってグラデーションがまだらになります。これは16ビット階調をもってしても避けられないということが判りました。
この点だけは階調飛びの少ないアドビのソフトの方が優れています。
ともあれ、強い日差しの入ったインテリアはごく普通にあるので、そこを目で見た印象に近いプリントとするのが私のこれからのテーマです。
窓をカーテンでふさいだり夜撮影するのは禁止です。実際に使われている状況で撮影できないと意味がないからです。
また、窓の外が明るく飽和してしまうのも禁止です。実際は外の庭園や緑が良く見えているからです。
デジカメの本当の実力は、こういうシーンでハイライトとシャドウの情報がどれだけ豊かに保持されているかに現れるような気がしています。他のカメラと同時比較をしたことはないので、1Dsmk3のポジションは不明ですが、いくつかの海外のサイトの記事などを見ると5Dとあまり変わらないらしいようには思っています。画素サイズがずっと小さくなったのにシャドウの情報をキープできているのは技術の進歩なのだろうと考えています。(ニコンD3よりは少し劣るようですけどね)
書込番号:7745763
0点


photographer3000さん
そうだったんですか。
RTSのファインダーって良かったんですね。
僕は1985年頃はnewF-1を使っていました。RTS2はその後からになります。
newF-1のスクリーンも普通のすりガラスの方眼スクリーンを使っていました。
RTS2よりちょっと劣る印象が残っています。それ以前は、ニコンF2でこれも普通のすりガラスに方眼スクリーンでした。これは暗くて黄ばんでましたが、ピントのピークは判りやすかったかもしれません。
ちなみに、「なんとかマット」と称するスクリーンで見やすかった試しはないのが私の印象です。今手元にAE-1がありますが、これでもコンデジよりは良いですね。
ひところのデジイチは、まるで透過スクリーンのようなピントのピークのわからないものだらけで、「あれは、マニュアルフォーカスのことは全く無視しているんだろうな」と傍観していたものです。
技術屋さんはいろいろ言い訳をするのかもしれないですが(ミラーがハーフミラーだとかフォーカスする集光の形状が細いとか)、ファインダーは昔が良かったとやっぱり思います。(笑
Dsmk3のファインダーは現在の時代背景からすると少し大目に見てあげないとかわいそうかもしれませんね。でも、ほんの少しですよ。だって実売価格が80万円内外ですから。(笑)
書込番号:7745824
0点

Dsmk3のダイナミックレンジについてもう少しおつきあいください。
写真の左の画像が1コマのデフォルト画像です。ハイライトは飛んで床のフローリングがつぶれています。上の窓の外の青空が白く飽和しています。
一方シャドウはつぶれて真っ暗です。画面が全体的に暗いですがハイライトも考慮するとこれ以上のバランスにはなりません。トーンカーブをいじるとある程度補正が出来ますが階調飛びが顕著に発生して画質が大きく損なわれてしまいます。
右の画像は、それぞれ+と−で1EVずつブラケット露出したものをフォトショップでスタックして加算した画像です。フルサイズ16ビット画像をスタックするのは普通のパソコンではこのデータ量が限度です。自宅のはデュアルxeon3.8Gにメモリー3Gですが、場合によっては「メモリーが足りません」と表示される程度の内容です。ともあれこの三枚スタック画像でダイナミックレンジが2EV伸張してシャドウとハイライトのゲイン調整に対する「耐性」を高くすることができます。ピクセル単位で画像がずれると画質が劣化しますし、完全静止状態でないと使えませんし、人がいるような風景写真では使えません。風で葉っぱがそよいでもずれてしまいます。またもの凄く計算時間がかかります。
右の輝度を補正した画像は実際のそのシーンの明るさの印象にもっとも近いものです。これでダイナミックレンジ幅は約10EV程度あります。逆に左の1枚のみのダイナミックレンジの狭い画像は、実際のシーンとかけ離れた光線状態しか再現できないことがわかります。トーンカーブで調整できる限度を超えています。
通常の撮影では、シャドウを優先してハイライトを飛ばすか、ハイライトを優先して室内を暗くするか個別に判断して「デジカメはダイナミックレンジが狭い」というのを意識しながら露出を決めなければならない。と痛感しています。こういうシーンでは最近はブラケット撮影を積極的にするようになりました。Dsmk3はシャドウのディティールと色の再現が苦手な傾向があるので、露出アンダーは避ける方が良さそうだと感じているところです。(他のデジタルカメラは使ったことがないので分かりません。)
書込番号:7746845
0点

S&Lさん、お返事ありがとうございます。
>RTSのファインダーって良かったんですね。
正確に言うと、ファインダーが良かったのは2だけです。1は未成熟だし、
低倍率+明るさ重視の素通しスクリーンだったので(それがいいという人もいるようですが)
共に狙った位置にキッチリとピントを持って行くという点では「良かった」
とは言えないと思います。
>「なんとかマット」と称するスクリーンで見やすかった試しはないのが私の印象です。
有名だった「インテンスクリーン」みたいに「狙った位置にキッチリとピントを
持って行く」という点から考えると最悪なものもありますし、確かに社外品や
オプションのスクリーンが必ず良いものだとは言えませんよね。
ただそれも過去の話で、90年代後半以降は一応「MF用スクリーン」と謳われている
メーカー純正オプションは、標準のスクリーンよりはピントの山は見やすいと
考えていいと思います。代表的なのはミノルタのM2型スクリーン(α-9用オプション)
で、これを改造して使っている他メーカーユーザーも沢山いました。寸法的に
現在のEOS-1D系に入れられるかはわかりませんが、装着可能ならピント面においては
おそらくEc-Sよりも使いやすいと思います。
あと、S&Lさんのお話を伺っていると、CONTAXユーザーの一部で有名だった
Talbarg(タルバーグ)というガラススクリーンが適当かもしれません。
明るいレンズの解放付近でピントを合わせを最優先させるなら、多分今でも
このスクリーンの右に出る物は無いと思います。
難点は暗いレンズでの使用感、そして価格と入手難なことでしょうか。
そもそも今現在でも作られているのか(4〜5年前はネット上で売られていたような気がしますが)
よくわかりません。個人の制作物なので仕方ないですね。
でもS&Lさんが使われると、きっと気に入られる気がします。
>技術屋さんはいろいろ言い訳をするのかもしれないですが(ミラーがハーフミラー
>だとかフォーカスする集光の形状が細いとか)、ファインダーは昔が良かったとやっぱり
>思います。(笑 Dsmk3のファインダーは現在の時代背景からすると少し大目に見て
>あげないとかわいそうかもしれませんね。でも、ほんの少しですよ。
>だって実売価格が80万円内外ですから。(笑)
多分自分もS&Lさんと同じようなファインダーを好んでいると思うので書きますね。
1Ds3のファインダーがこういう仕上がりなのは、技術屋さんが技術開発を
サボっているとか、製品開発の方向性を誤っているとかではなく、
プロを含めたユーザーの要求が、S&Lさんや私が気に入っている時代の銀塩MF一眼レフとは
違ってしまっている、…という事だと思います。むしろそんな現代の中では、MFを
意識したそれなりに贅沢な仕様のファインダーになっているのではないでしょうか。
ですから大目に見てあげる…というよりは、メーカーのせいではなくて
時代の趨勢だと思って諦めるしかないのだと思います。
書込番号:7746885
0点

一つ前の書き込みで一カ所書き損じました
低倍率+明るさ重視の素通しスクリーンだったので
↓
3は低倍率+明るさ重視の素通しスクリーンだったので
です。
P.Kさん
>こんにちは、みなさんファインダーの話題が多く出てとても有益になります
>マミヤの645やH3と比べるとどうでしょうか?
基本的に中判カメラは135判カメラよりもフォーカスは楽です。
その分ピントにもシビアですが、APS-Cよりもフルサイズの方がピントが
合わせ易い、しかしピントにはシビアなのと同様だと思います。
確かハッセルのH3はミノルタ由来のアキュートマットでしたっけ。
使ったことはありませんが(自分は645はずっとペンタックスなので)
きっと高性能だと思いますよ。
書込番号:7746920
0点

photographer3000さん
アドバイスありがとうございます。
Talbargですね。少し探してみます。それにしてもレアな逸品の雰囲気が漂ってますね。(笑
Dsmk3にプラナーとかディスタゴンつけてマニュアルでピントを合わせると滅多にピントに命中しないです。(笑) ピクセル等倍で見るとけっこうずれまくっています。
下手にマニュアルで合わせるくらいなら、オートフォーカスの方が遙かに正確だというのは、私の目が悪いのかファインダースクリーンの出来が悪いのか、ピントがシビアな解像力なのかどれかでしょうね。どれもだと思いますが。(笑)
ブローニーなんかで撮る場合、マミヤのピントホルダーを使うのですが、前ボケと後ボケを判断しながら、「ここだっ。」と山勘で決めていますが。このDsmk3のライブビューはその操作感の延長みたいで実に自然に使うことができるので好きです。機動性は少し損なわれてしまいますが。
書込番号:7747056
0点

フォトグラファー3000さん 返信ありがとうございます、
僕はあまりオートフォーカスの使い方がわからないので、マニュアルにしてます。でも時々暗すぎたりしてなかなかピントがあわないときは、オートフォカスが必要だと感じます。
書込番号:7748149
0点

S&L さん
ダイナミックレンジのテスト非常に役立ちました。メーカーもこのようなサンプルはださないので。
僕のともだちはこのような難しい撮影時はストロボを使っています。余談ですが、すごい情報が入りました。BRIESE lightが日本で販売開始されるそうです。このライトはアメリカでもpier59ぐらいにしか、おいてないような、超高級ライト、従来のストロボと全く異なる構造をもっています。板違いですが、非常に重要な情報なのであえてかきました。
http://www.briese-studios.de/eng/licht/start.html
書込番号:7748226
0点

P.Kさん
すごく高級そうなライトですね。
これでモデル撮影などをするとかなり発色の良い生き生きとした写真が撮れそうですね。
電源にもお金がかかりそう。
余談ですが、キャノンの画像処理で他社に遅れているのが、ダイナミックレンジのソフト的な拡張です。遅れているといっても、他社は海外の会社のライセンスを購入しているだけなのかもしれませんが。
さっきの作例のフォトショップでのダイナミックレンジ拡張の写真だとトーンカーブをいじるとこんなに階調が劣化しています。ヒストグラムの低照度域のさみだれのような階調飛びが凄いです。実際画像を見ると結構悪化しています。
ソニーやニコンの画像処理ではこの階調飛びのない方法で低照度のゲインを上げているといいます。アクティブDなんとかやダイナミックレンジオプティマイザーだったかの名称をつけているようですが、出所は別の会社のソフトウェアらしいですね。ピクセル単位でマスクをこさえて処理しているともいいます。詳細は良く分かりません。
Dsmk3は概ねは出来の良いカメラだと思うのですが、こういうソフトウェア的な処理に立ち後れを感じます。カメラ本体に搭載しなくても良いのでDPPで対応してもらえると嬉しいです。別売りでも良いのですけどね。
書込番号:7748360
0点

今日話題にした、海外のダイナミックレンジ拡張ソフトの説明文を貼ります。
これはソニーのダイナミックレンジなんとかという機能の元となったソフトウェアです。ベイヤーモザイクのRAWデーターのピクセル単位でガンマを変更するのだそうです。こうすることにより、通常のフォトショップ画像操作で生じる弊害を除くことができると述べています。しかもリアルタイムで動画にも追従できるのですから凄いです。ちなみに、フォトショップで生じる階調破綻は、英語で「スパイク」というようですね。
僕の画像操作で発生したスパイクと同じ症状が参考例になっています。一度生成したtiff画像ではヒストグラムの左側に張り付いた領域を真ん中寄りにもって来ると、オリジナルのピクセルへの操作で無い場合は必ずスパイクが現れるようです。
フォトショップの画像スタック機能はtiff画像のようなデータにしか適用できないので、得られるダイナミックレンジと発色の良さと階調飛びはトレードオフの関係にあります。画像データ単品ではどう転んでもダイナミックレンジは8から9EVしかありませんし、シャドウのリニアで無い部分を引き上げる弊害が目立つのであまりいじれないというのが僕の実感です。
書込番号:7749486
1点

添付の画像は、Lightroomのダイナミックレンジ拡張機能を使わないでゲイン調整だけで操作した場合のアウトプットです。[7746845]の左側の画像を操作したものです。Camerarawでも全く同じことができます。一見ヒストグラムにはスパイクが見えないのですが、画像は破綻しています。これはDsmk3のiso-100です。とてもそうは思えませんが、このあたりが限界です。肉眼で見るともっと明るいシーンですが、デジカメにはダイナミックレンジが広すぎて素子のガンマを素直に使うとこのようにしかコントロールできないのです。これが私の述べたDsmk3で「ゲインを上げる限界」の意味です。おそらくアドビのソフトのヒストグラムの表示精度が悪く滑らかに表示されるだけで実際はスパイクだらけだと思います。CS3ではきちんとスパイクが表示されます。
スパイクの副作用があったとしても、CS3のダイナミックレンジ拡張機能を使うほうが遥かに色彩も抜けも良い画像だと僕は考えています。
書込番号:7749675
0点

S&L に刺激されて さっき近くの建物の内部をとってきました、レタッチしましたが外からの光となかの光をあわせるのがむずかしく、かなりダークです。ダイナミックレンジのけん、チャノンユーザーのみならず。幅広く役に立っているとおもいます。今後このような投稿が増えると。価格こむもよりいっそう役立つとおもいました。
書込番号:7750344
0点

すいません S&L さん 前の書き込みで さん いれませんでした
書込番号:7750354
0点

暗くとりすぎでは?
ヒストグラムからみて、ハイライトのクリップは照明ではないでしょうか?
再生側のDレンジは有限なのですから、眠くなくDレンジを引き出すには、
ハイライト側をニー処理(白飛び軽減)前提で撮り、再現の悪いシャドーを
引き伸ばす処理は避けるべきだと思います。
また、こういう(中間〜ハイエスト手前までが少ない)ヒストグラムでは
「明るさ」を下げて「露出」はなるべく高くするなど、画像に与える
影響が少ない(面積が少ない)部分をつめないと、無駄に眠くなるだけです。
LightRoom、ACRでは無謀に引き伸ばした階調部は、予測補完されますので、
ヒストグラムは正しいですが、階調は実際問題として荒れます。
ISO200では?
書込番号:7750363
2点

JBmsh さん 非常に参考になるご意見ありがとうございます。ちょっと用語が僕には専門てきすぎて少し勉強しないと完全には、把握できませんが、ヒストグラムを自在に操ることが出来れば、怖いものはないと言う感じがしてきました、ヒストグラム今まで全く無関心でしたが、興味がわいてきました。
書込番号:7750551
0点

JbMshさん
ネガ濃度(デジタル情報ですから今はそうは言わないと思いますが)設定は、アドビのCS3の場合、256の白点と0の黒点それからグレー点は、スポイトツールで調整ができます。私の参考例のオリジナル写真にこの調整を行うと、ほとんど同じネガ濃度になります。これはデジカメの露出は合っているということを意味します。
ですから、撮影したシーンはカメラの露出的な面ではアンダーではないです。しかも撮影時には光の強く当たる床面近くに1カ所、反射光で照らし出された壁面は4カ所スポット測光をとってウェイトをかけています。人間の眼には壁面はここまで暗くならないはずですが、高輝度部の影響が大きくアンダー側にシフトしているのが壁面が暗く見える原因でしょう。もし壁面を優先すると床のハイライト部分は飛んでしまい、ニー処理では全く追いつかないくらいオーバーになります。太陽光の輝度はそれほど強いのです。プロの人達はデジカメ画像をいじるのはあきらめてフラッシュの併用や窓を塞ぐなどの強硬手段に出ることもあると言っていました。
ハイライトのニー処理などのコンプレッションはアドビのソフトでは自動で行ってくれますし、ハイライト/シャドウの調整でも同じことはできますし、トーンカーブでもなんでも調整可能です。しかし失われた階調は復活しないのでオーバー目に露出するということはみすみす階調を狭くするだけのことです。ポイントツールの白点と黒点の輝度差が小さくなるからです。レフ板で壁面を照らすことができれば話は違いますが。
CCDやCMOSそのものは、いきなり立ち上がる急激なガンマ設定とニーカーブになっているので、ガンマの裾野の持ち上げは1EV程度が限度なのでしょう。一般的なデジカメの単独の画像では9EVあたりが限界に見受けられます。(最近の雑誌の計測ではDsmk3は8と2/3とのことで、Dmk3より少し狭いです)
私の作例にあるようにハイライトもシャドウも簡単に飽和するシーンは、そこらへんにごく普通にあります。趣味でカメラで撮影する人は現実に忠実なことよりも被写体が優先なのであまり意識することがないだけの話でしょう。ネガのダイナミックレンジは16EV程度ですがデジカメはそれの半分くらいしかないので、覆い焼きや焼き込みを強くすると画像が破綻します。ダイナミックレンジの狭いポジでもスライドを見るとかなり暗いシャドウから太陽のまぶしいハイライトまでかなり豊かな階調が記録されていることがわかります。チバクロームでダイレクトプリントしてシャドウがつぶれるのはプリント側が原因であってフィルムが悪い訳ではなさそうです。雑誌の記事ではフィルムはシャドウが云々という記事を見ますが、ポジからドラムスキャナーしてダイナミックレンジを狭くした画像を評価しているだけの話でうのみにしてはけいないと思います。
ある掲示板の方に教えてもらったテクニックに、「なんちゃってHDR」があります。現像時に+1EV、−1EVの現像を行い、三枚スタックして見かけ上のダイナミックレンジを広くする方法です。彩度の落ちたシャドウの情報が増える訳ではないですが調整は楽になり、画質も少し良くなるようです。しかしそこまで手間をかけないで撮影も現像も少ない回数で済ませたいものです。
書込番号:7751344
0点

18%グレーを128に持ってくるのが、デジタルにとって適正露出では無いと言う意味です。
書込番号:7751538
1点

>18%グレーを128に持ってくるのが、デジタルにとって適正露出では無いと言う意味です。
では、何をもってデジタルの適正露出というのでしょうか?
露出した後処理でグレー濃度をいじることは露出とは関係ないことだと僕は思うんですけど。
後処理はどうにでもなるからです(仮に破綻するにしても)。僕は露出は、0ポイントと256ポイントの間にどれだけ飽和しないデータを入れられるのか。だと考えていました。
それと不勉強で申し訳ないのですが、sRGBとadpbeRGBの色域が異なるのは理解できるのですが、ダイナミックレンジも異なるのでしょうか?要するに0ポイントと256ポイントの輝度差の値です。違うという話を聞いたことがなかったので、もしそうだとしたら露出にも補正が必要なことになります。
前のコメントにあったものですから、「?」と思っていました。
書込番号:7751976
0点

はい、関係ないと思います。
さて、0-256をなるべく入れたい。また、全ての場面で100%おさめることは不可能である以上主観がはいる。これには全く異論はありません。
その上で、画質良く、なるべく収めるようにという趣旨です。
[7749675]の例で、ヒストグラムからの推測しますに大きな面積の部分が飛んでいるのは無いように思いました。
とてもシャドー域の多い写真です(本当は山を中間域にしたい?)。
写真全体の画質向上と考えた場合、ハイライトのクリップ部分はあきらめ、ヒストグラムで平地に
なっている中央〜右部分をニー処理(白とび軽減、明るさ/露光量のバランス)でつめて、出た目で
の山をもっと右に持ってくるよう撮影し、現像時に左に下げるようにするべきだというような趣旨です。
(そうしないとシャドーが凄く悪くなる。私も気になるタイプです。)
また、コントラストスライダーはいくつになっていますか?
コントラストは一旦0に下げてから調整するのをおすすめします。コントラスト目標標を先に決めて
しまったら、再生側に依存してしまいます。(仮に記録できていても、つめてやらなければ入りようが無いということです)
その上で、少ない部分で多くの領域を使用している平地部分を詰めるように現像し、左右が
空いて余裕がでるようなら様子をみながらコントラストを適宜あげたり彩度を調整し
たりして「見れる」写真にしていくと良いと思います。
※念のためですが「黒レベル」はまず0にされていますか?トーンカーブは「リニア」にされていますか?「出た目」で見えていない外側のヒストグラムも意識してください。
そして最終的にそれでも点光源部分も階調を出したいとなったら、別露出のもののの
そこだけを、素材としてレタッチするほうが、HDR、擬似HDRよいずっと楽です。
私のようなやり方は、逆に言えば、「全部入るのがいいい」という考えに基づくと
撮影時には、S&Lさんが感じているより、もっとダイナミックレンジが狭く感じる事になりますが、
統合的に悪くないと思います。是非お試しください。
sRGBとadobeRGBの最終的な意味でのダイナミックレンジは確かに違うそうです。
※もちろん素子の素性が変わるわけではなく、sRGBには「そこにはマッピングできない」という部分が発生するというような意味です。
私は体験的に学んだだけですが、実際に違うそうです。
(明るい)空の描写が最重要といったような場合に、ハイライト基準露出をして、シャドーの潰れが
全然違うのがわかると思います。相当無理めにハイライトに合わせて露出してもなかなかつぶれません。
最後に、まだどのソフトも、「ここを詰めたい」というのが体感的にサクサクできるような
ものは無く、素子自体の記録域も後2段ぐらいは欲しいことは、まったく同感です。
書込番号:7752556
2点

JbMshさん
なかなか本業が忙しくてこのカメラを生かす撮影はできないのですが、現在のところは現像パラメーターは極力ゼロ設定をベースとしています。これはどのソフトも共通しています。
ただ、ゼロ設定といってもアドビのゼロとDPPのゼロは異なるのでまだ様子見の段階を超えてはいないです。DPPを本当に生かそうと思ったらピクチャースタイルのカスタム編集が必須だと考えていますし、色空間もadobeとしたいところです。しかし手持ちのCRTの調子が良いのでまだ先の計画です。
現像ソフトCapture One 4は使ってみたいソフトで、日本版が発売されたらそれを試してみようと考えています。少なくとも解像度はDPPを上回ると聞いています。反面ジャギーが残るとも聞いています。そのあたりは実際使わないと判りませんが。
LightroomはDPPと比べると解像線が太く、細かいディティールの消え際が滑らかでないのが不満です。これはシルキーピックスも共通してます。それとディティールの背後の色を引きずってしまうのも欠点で、木の枝やテレビアンテナが空の色を拾って青くなります。しかもその引きずり方がリニアーではなくあるところから唐突に色が変わるのが困ります。おそらくデモザイクのアルゴリズムの出来が良くないのだと推測しています。何度やってもそうなのでそういうソフトらしいと結論付けました。DPPはディティールの始末がナチュラルでさらっとしているのが好きです。背後の色に引っ張られることもなくディティールの消滅のしかたが自然に見えます。
当初は、みんなDPPがイマイチなどと言うのでどうかな?と思ってましたが個人的にはadobeより気に入っています。adobeは、DPPでは出来ないコントロールをしようとしたときに使っています。アンシャープマスクは、DPPのRGBのタブについているシャープネス処理がナチュラルで気に入っています。RAWタブのものだと線が太くデリケートさが欠けるので0です。RITは画像の雰囲気が雑なのでまず使うことはありません。
DPPで生成したTIFFは、LightroomやCS3で調整することもあります。特に使うのが「ハイライト/シャドウ」と「特定の色域のコントロール」そして「色相・彩度」でこれは色相を回転させるのに使います。トーンカーブと彩度調整は極力DPPで終わらせています。黒レベルと白飛び緩和はごく少量味付け程度にしか作用させていないです。今回の作例のような逆光写真では積極的に使いますが。Lightroomで現像するときのパラメーターは目的に応じていろいろです。一般・ゼロ設定の場合もありますし、一般・自動調整の時もありますし、トーンカーブリニアもあります。どの設定を使う場合でもadobeの現像モジュールの方がDPPよりも彩度が高く感じます。場合によっては彩度を落とすこともあります。
ウェブサイトなどの掲載写真は僕の目からするとどの写真も彩度が高すぎに感じます。(自宅のCRTの彩度が高いせいでしょうか?少なくとも会社の最新の液晶より彩度は高いかもしれません。)アメリカのプロの写真サイトはもっと凄く色は極彩色でトーンは派手で耐えられないものが多いです。マグナムのサイトは好きです。白黒が多いから?(笑)
書込番号:7754162
0点

>>LightroomはDPPと比べると解像線が太く、細かいディティールの消え際が滑らかでないのが不満です。
そうですか?
うーん多分見ているもの(私は人間ばっかり)の差もかなりあると思います。
人肌の角質や、マツゲなどは逆に感じます。お試しあれ。
>>木の枝やテレビアンテナが空の色を拾って青くなります。
これ、フリンジじゃないでしょうか?(色収差じゃなくて)
枝そのものが青くなっちゃうやつですよね?ことによると細い枝がまるごとぐらい
青くなるやつじゃないでしょうか?
普通に色収差補正とフリンジ軽減を調整したあと、パープルの彩度を(下方向に)
調整してください。LRのパープルの適用範囲は極めて狭いみたいで、意外に他の
部分の影響ないことが多いです。
(気になる場合は後でPSの「差の絶対値」で確認してください)
>>当初は、みんなDPPがイマイチなどと言うのでどうかな?
デモザイク処理の優劣ではなく、明確に上下の輝度をカットしているから
嫌がられているだと思います。また、確認のために露光量を一時的に
-4とかにすることが出来ないのも不便ですし、「コントラスト」が
単に、トーンカーブの上下左右をバッサリ切るだけなんて古すぎて
笑っちゃいます。
>>特に使うのが「ハイライト/シャドウ」
DPPで上下カットしたデータに対して、ゲインアップ/ダウンをかけることに
なりますので、かなり不利になると思います。
色相回しも同じで、色相が回ったことを前提にデモザイクからやり直す
(RGGBを使用)のと、出来たRGBデータをまわすのではトーンに与える
影響がかなり違います。
>>黒レベルと白飛び緩和はごく少量味付け程度にしか作用させていないです。
>>今回の作例のような逆光写真では積極的に使いますが。
白飛び軽減と、フィルライトはどちらも30前後が限界で、それ以上使うと
エッジがおかしくなりますね。
>>どの設定を使う場合でもadobeの現像モジュールの方がDPPよりも彩度が高く感じます。
モニターの色域外の色空間を使うと彩度が高く感じられることになります。
lightroomは作業用色空間はprophotoRGB固定で、極めて広い色空間です。
>>ウェブサイトなどの掲載写真は僕の目からするとどの写真も彩度が高すぎに感じます。
うなずく首がとれそうになるぐらい同感です(笑)
でも、私も日本のサイトにUPするときは、「うけそうな」彩度にします。
書込番号:7755638
2点

JbMshさん
添付した写真、400%に拡大した木の枝です。
左がDPP、右がLightRoom。
DPPは忠実設定で全くの手付かず。シャープネス0で、全てのパラメーターは0です。
LightRoomは、トーンカーブリニアでやはり同様に全てのパラメーターは0です。
レンズは、プラナー50ミリF1.4絞りはF5.6で画面の中間画角くらいの最も解像性能の良い部分のクロップです。色収差はどちらのソフトで確認しても倍率も軸上も感じません。
しかし、画像はこれだけ違います。LightRoomは、偽色が多くカラフルです。木の枝も色がめちゃくちゃでどれが正しいのかわかりません。これにアンシャープマスクを少しかけてプリントサイズで見るとLightRoomの画像は硬く針金のように見えてしまいます。こういう類の画像の場合みんなこういう描写になります。背景に応じてLightRoomの木の枝は異なった色になります。(笑) これは色収差ではないです。アルゴリズムの出来そのものです。モアレも多いです。
LightRoomは、こういう細かい部分のない被写体なら良いのだと思います。それほどは気になりません。あと、アンシャープマスクはかけない方が画像が硬くならず良いです。かけると針金のように硬い画像になってしまいます。(パラメーターをいろいろいじっても)
書込番号:7756957
0点

>デモザイク処理の優劣ではなく、明確に上下の輝度をカットしているから嫌がられているだと思います。
ホントかな?と思って確認してみました。
添付の画面は、左がLightroom、右がDPPです。NRはOFFです。現像時にはなにも手を加えていません。明度のみ少し合わせています。
DPPは確かに0付近のヒストグラムがLightroomよりナチュラルに減衰しているようにも見えます。Lightroomは、下の領域までストレートにヒストグラムが続いています。そして唐突に切れています。ヒストグラムだけから見るとLightroomの方が情報が多そうに見えます。
ところが実際の画像を見るとヒストグラムとは全く逆に見えます。DPPの方がシャドウが豊かでディティールも豊かに見えます。ついでにノイズも少なく見えますし、偽色も少なく見えます。実はここまで違うというのは今気づきました。やっぱり僕にはDPPが優秀なソフトに見えます。
書込番号:7757162
0点

S&Lさん
こんばんわ。
概ね、私も同じような感想ですが、ダイナミックレンジに関しては、他機とは大きく違いがあると思っています。
特に、私の場合はこれまでニコンのD2Xを使っていたせいか、このカメラの圧倒的なダイナミックレンジに心酔しています。
もう一つ、オートフォーカスの件、
他にも精度が素晴らしいというご報告があって戸惑っています。
実は、私の場合、オートフォーカスで撮って、ピントがあったものは一枚もありません。すべて前ピン。
恐らく、個別の不良なのだろうと思いました。
ファインダーの不良同様、また、オートフォーカスも修理に出してみようと思っています。
書込番号:7758705
0点

使者誤入さん
こんばんわ。
そうでしたか。オートフォーカスのピントが来ていませんでしたか。調整不良の可能性が高そうですね。ぼくも区切りがついた時に全レンズのピントチェックとカメラのフランジバック調整に出そうと考えています。しかし地方都市なので東京送りで2週間かかると言われています。連休後になると思います。今までのカット数1600です。(笑)
オートフォーカスは、僕の場合は(笑)「こんなに楽で正確なものはないんじゃないか?」というのが第一印象です。
添付の写真は、200ミリズームからクロップしたものです。
ファインダーで見てもプリントしても原寸ではとても小さい鳥なのですが、クロップ拡大してみるとこうでした。鳥にちゃんとピントが来て嬉しくなりました。枝と鳥を区別してフォーカスしているんです。肉眼ではとてもここまで合わせられないです。フォーカス方法は真ん中1点のみの設定で、アシストなしです。アシストを入れたりエリアで行うと迷ったり意図したものと違うところに合ったりしてこういうシーンには向かないですね。上手く設定すると、「こんなに便利なものはない」というのが実感です。
このカメラの前まではマニュアルフォーカスだったので技術の進歩に感心しました。どのレンズでも成績は悪くないです。動態予測するようなスポーツなどにはまだ使っていませんが、期待できそうでした。
ダイナミックレンジの件は、僕はデジカメは初めての人なので他のカメラのことを全く知らないのが印象の悪い原因だと思います。確かにニコンのカメラはハイライトが飛びやすいとか言われていたそうですね。それから比べるとずいぶん違うのだろうと思います。逆に僕は、「うわー露出設定が微妙だなー」という感じです(笑)。特に逆光のシーンです。
なんというか、この1Dsmk3は使いやすくてレスポンスが良くて画像の品質も高いし時代はずいぶん進歩したんだなー、というのを実感できるカメラだと思っています。色彩については好みもあるようですから旧機種が良いという人もいるので絶対ということはないかもしれません。
しかしレンズの限界性能を出し切るという面では今のところのデジカメの到達点ではないかと思っています。現像ソフトの出来も非常に良いと思っています。某社のカメラのように派手なセールスポイントはないかもしれませんが、地味に基本性能が良いように思っています。
書込番号:7759038
1点


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