


D3Xを中古で購入したのでブログとかに載っけたかったんだけど、ブログやってないのでここをブログ代わりにすることに決めた。
どうせ誰も来ないんだから、車が通らない道の真ん中で大の字に寝るかのごとく書いていこうと思う。
まあ100年後くらいに間違えて誰かやってくるかも知れないけど!
入手したのは半月前くらい。
ほとんど擦れ無しの美品で9万8千円。当時は90万円だったらしいので約1/10になってたということかな。
かつての超弩級カメラを使ってみたくて、当初は5万円くらいの相場の無印D3を買おうかと思ってた。でも今さら1,000万画素クラスは使い道が無くてホントにオモチャとしか使えない。
(縦位置で撮ることが多いので、PC画面では等倍表示で画面の両側が足らず余白が出てしまうのから)
・・・といわけで、2,000万画素のD3Xを購入したという次第。
書込番号:24911567
12点

100年後どころか10分以内でした!笑
D3X、量販店で90万もしたんだ...
最近のD5やD6と比べるとだいぶ高かったわけか。
現行D6も含めてD一桁では一番高画素。まあ24MPなので今では並以下の画素数ではあるんだけど
D3X、D2Xmode3が使えるので興味ありありだけど弾数自体少ないのと中古も結構高い...
家では12MPのD700は現役バリバリだよ
書込番号:24911586
12点

も、もう100年経ったのか・・・。
100年の眠りから覚ましてくれてかたじけない。
D700も使ってた時期があったなあ。
良いマシンだった。
もし2,000万画素機だったらまだ使ってたはず。
ちなみにD3にはF3の面影を見るような気がする。
F3はもはや使うことは無いが、永久に持ち続けるだろう。
同じようにD3も、それに加わるのだ・・・。
書込番号:24911607
6点

D3X、発売当時に新品で購入して今でも所有してます。
流石に現在の使い方はD850のサブのD800Eのサブという感じですが。
Dタイプのレンズとの組み合わせで枯淡のニッコール的な画調になるのがお気に入り。D一桁最後の高画素機ということで、手放せないまま今に至っています。
書込番号:24911624
4点

我々の1世紀は早い
かっちり仕事こなす用途はD850とZ 6があるからそっちで。
D700はD2Xmode3の色が良すぎるのでその遊び用として。あとレリーズ音もカラカラって軽快で、ここはむしろD850より好き
D3とかD4はペンタ部の造形が良くて好き
子供の頃以来、20年以上ぶりに銀塩やるようになって最近F3アイレベルとかFM2とか使うようになったけど、
ついこの前、F6で行き着くところまで行き着いちゃった。
銀塩はもういいかな
書込番号:24911633
2点

えーっ!?予想外にレスが?
もしかして、通知機能とか?
ありがとうございます。
今のところ本機での作例がまだあまり無いので、D3Xに対する想いをカタログ調にしていこうと思う!
書込番号:24911638
4点

>ええでガンスさん
2008年発売の品ですかぁ。
今でも使えるのが凄いですね。
壊れたら大変なので、大切にお使いください。
まぁ、もし動かなくなったとしても
ディスプレー品として充分な存在感がありますね。
書込番号:24911705
2点

>ええでガンスさん
>えーっ!?予想外にレスが?
デジタル一眼カメラ > すべて で口コミをお気に入り
登録しておくと、ひっそりと と思ってたりしても声高々
にスレのトップになるし、レスが付くのも然り。
私的なブログ化すると言うと良く思わない人達も居ま
すが、D3Xの作例としては規約上問題無いと思います。
ただUカテゴリー次第ではトップに上がる事も有るので、
本人が誰も見てないと思ってアルバム代わりや、あまり
有益な事が無いまま頻繁にダラダラ書いてると気に触る
人も居ると思いますから気をつけた方が良いかなと。
ほぼ買わないカメラのスレッドが定期的に上がるけど
良い写真だから気にならないっでハードルは、案外高い
とは思いますが( ・∇・)a 頑張って下さい。
書込番号:24911925
6点

D3Xの4年後に発売した1DXをメイン機に月に5,000枚程度、あと4年は使い倒す予定です。
2000万画素ないですが不満は一切ありません。
むしろ1200万程度に抑えて高感度をガツッと上げたのがあるなら欲しいくらい。
書込番号:24912166 スマートフォンサイトからの書き込み
3点

いちおう、今回の購入について、まとめ直してみた。
●購入の経緯
当時は高価で手が出なかったカメラを、手が届くようになった今、買ってみたいと思った。
実は10年くらい前も、そんな感じで昔の500万画素デジタル一眼レフカメラを安価に入手して遊んでみたことがあった。けれどもデジタルカメラというのは最終的にアウトプットが重要。データがショボくて利用価値が低ければ、そのカメラは使わなくなる。何しろ、撮影行為というのは手間と苦労とコストが伴う。せっかく撮るなら高画質(少なくとも実用に足る画質)で撮って、撮影の手間の元を取りたいと思う。
それにその古いデジタルカメラは1枚撮影するごとにメモリカード記録に数秒かかり、とても実用的ではなかった。その上、滑り止めゴム部が1年ほどで加水分解によってドロドロになってしまい、触ることすらできなくなった。
そして今回の話であるが、D3の購入には大いに悩んだ。
現在、自分の中では1,000万画素カメラはすでに退役させ、最低でも2,000万画素を使っている。確かにD3は今では5万円台で手に入るので魅力的だが、1,000万画素というのが気にかかる。手に入れてもまた使わなくなるのではないかと。
しかしプロ用機のメカには触れてみたい・・・。
このような堂々巡りの思考の末、辿り着いたのが2,000万画素のD3X。
「D3は1,000万画素機」というイメージが強かったので、D3Xが2,000万画素クラスだというのを忘れており、辿り着くまで時間がかかってしまった。
D3Xは新品時に約90万円だったせいか世の中に存在する母数が少ないようで、中古でも出物が少ない。
そんな中でオークションで見付けて入札したりもしたが、7万円台まで価格が上がると怖気づいて競り負ける。終了価格を確認すると買える額だったりするが、その場で結論を出すには躊躇する金額はオークションでは手を出しづらい。
結局のところ、値段の固定した9万円台の極めて程度の良い個体を見付け、数週間ジックリ検討したうえでを購入を果たした。予備バッテリーも4つ付属しており買い足す必要も無くて良かった。
●金策
自分にとって、このD3Xは2,000万画素台と実用には足るものの、さすがにメインとなるものではないため、あまり金をかけたくないと思った。
そういうわけで、今は使わなくなった1,000万画素クラスのカメラを複数売却し、結果的にその利益だけでカメラボディ代をまかなうことができた。
レンズについては、過去にNikonの一眼レフを使っていた関係でAFレンズは3本あり、改めて買う必要が無かった。ただし長い間使わなかったレンズのため、レンズ中玉にカビがあるものとAF不動のものがあった。仕方ないので新しいものを買おうかと思ったものの、ダメ元でネット情報を当たってみると当該レンズの分解方法が紹介されており、なんとかカビ清掃とAF不動問題は解決した。
というわけで、今回のD3X導入にあたり、現金持ち出しは発生していない。
●メモリカードの問題
このカメラは、今は使わなくなったコンパクトフラッシュ(CF)を利用するので、あらためて部屋にあるガラクタ箱を漁ってみたところ、まず見付けたのは128MB。D3Xに装着してみると、「6」と表示に出た(14bit RAW記録の場合)。さすがに6枚しか撮れないのは困る。
確か他にも、CFカードサイズのハードディスク「マイクロドライブ」も持っていたはずだと探してみると、あるにはあったが、容量はこれも300MB台。ハードディスクなのにこの小容量には参った。
今さら新しいCFカードを買うのもなあと頭を掻いたが、よくよく考えると、そもそもPC側にCFを読み取るリーダーが無かったことに気が付いた。
このままではCFカードに加え、CFリーダーを買わねばならないが、どうせならばCFアダプタを買って手持ちのSDカードを使えば良いのではないかと思い付いた。このアダプタさえあれば、D3Xが他のカメラと同様にSDカード機として運用できる。
●実際の使用
実際にD3Xを使ってみると、十数年前のデジタルカメラだというのに、今でも立派に実用できる。さすがにプロ用だけあり、もたつきが無く、シャッターを切った感触やスピード感、安定感など、メインで使っているSONYα7R4に劣らない。
いやむしろD3Xのほうが良いところがある。
まずAF能力。
ミラーレスカメラのα7R4は像面位相差であるが、枝の細い植物などを撮る時は背景のほうにピントが引っ張られる。シチュエーションによっては絶対に手前にピントが合わないことすらある。しかしD3Xのほうはさすがに一眼レフの王者だけあって一発で手前の枝にスパッとピントが合う。これまでのイライラが何だったのかと思うほど。
それから起動時間。
ミラーレスカメラはとにかくスイッチを入れてから撮影可能になるまで数秒待たされる。しかしD3Xの場合、待つことがなく直ちにシャッターが切れる。
●参考
2022年9月現在での相場感
ヤフオクやメルカリ、J-カメラ検索を見た感じのざっくりとした相場。
D3
動作未確認品:30,000円
キズ多い実用品:50,000円
キズ少ない美品:70,000円
D3S
動作未確認品:40,000円
キズ多い実用品:60,000円
キズ少ない美品:90,000円
D3X
動作未確認品:60,000円
キズ多い実用品:90,000円
キズ少ない美品:120,000円
書込番号:24912979
1点

Nikonのマニュアルレンズはいっぱい持ってるので、いずれはD3Xでも使ってみたいと思っている。
けれども、気のせいかF3のスクリーンよりもピントの山がつかみにくいような気がしてならない。なんて言うか、もうちょっとスリガラス的なザラザラ感が欲しいというか・・・。
まあ元々マット面でピントを合わせるのは得意ではないので、スプリット形式の距離計が付いたものが欲しい。
とは言っても、純正では方眼マットしか無いようなので、色々と探したら中華製の怪しいものが見付かった。精度が怪しいが、まあ気分だけでもMFカメラ的な雰囲気がおもろしろいかもと思って注文してみた。変な日本語サイトなので、少しドキドキしてる。
書込番号:24913014
0点

こんばんは。
D3X、もう約4年前かな?
行き付けのキタムラの中古の棚に存在感ある姿があり、本来はD4X物色しようかと思ってたら、こっちに落ち着いてしまいました。
当時のNikon機のなかで唯一黄ばまないと聞いてましたし、ISOは400までしか使うことはないので、これで充分かなと。
感触がプラスチッキーというかゴムか何かのようにグニュグニュしたD4以降の機種と違って、ガチッとした硬性感?ある感触はまさにといった手応えだし、ショット数は約2万といってたけど、ちょうどウォーミングアップが終わったくらいかなと考えることとし、今でも手放せずにきています。
この頃のNikon機は、画素数が高けりゃいいってもんじゃないという説得力があるといってよく、何らかの事情で手放してしまったものの再び……といった事柄もよく聞きます。
D3も勿論持ってますが、更に画素数が半分くらいのD40が専らの主力。
難しく考えると逆に隘路に陥るといったじゃじゃ馬ぶりのD200もあります。
ミラーレス、特にソニーは立ち上がりが遅い。
ともすれば電源を入れてもしばらくはウンともスンとも言わず、さては例の都市伝説発動か?と不安にかられだしたころ、ようやくといった案配。
そうでなくてもソニー機は、しばらく使わないとバッテリーがカラになってていざといった時に役に立たない。
このD3XはともかくD40はそんなことはなく、せいぜいバッテリー残量が減ってる程度です。
確かに中古で見かけることは以前から少なく、入手できたのも何かの縁?
クチャッ!というシャッター音が何ともですが、大切につきあっていってください。
書込番号:24913075 スマートフォンサイトからの書き込み
3点

ニコン全てでソートしてるので
頻繁に目立ちますよ!
インスタはやらないの?
書込番号:24913117
1点

●入手したD3Xのイメージセンサークリーニングについて
今回入手したD3Xの外観は美品クラスだったものの、テスト撮影してみると、イメージセンサーがゴミだらけで撮影に支障が出る状態だった。
とりあえずブロアで吹き飛ばそうとしたが変化が見られない。
Nikonのセンサークリーニングサービスの料金を確認すると、約3千円するとのことで、ちょっと躊躇する。その金額を出すのであれば、イメージセンサー用のクリーナーキットを買って自分でやったほうがいいのではないかと考えた。
ワイパータイプのやつと、粘着棒タイプのものを購入。
ワイパータイプはフルサイズ幅の寸法で作られており、1回拭けば完了するようになっている。
ミラーレスカメラの場合はイメージセンサーが常時オープンになっているのでクリーニングするための操作は必要無いのだが、D3Xは一眼レフのため、ミラーとシャッター幕を開いてイメージセンサーをオープンにする操作が必要になる。
メニュー画面から「クリーニングミラーアップ」を選ぶのだが、バッテリー電力が十分でないとグレーアウトした状態で選べない。恐らく、クリーニング中にバッテリーが切れて意図せずシャッターが閉まる事故を防ぐためかと思われる。
ん・・・?意図せずシャッターが閉まるとどうなるんだ?
イメージセンサーをクリーナー棒でいじっている時にシャッター幕が降りると、当然ながら棒にシャッター幕がぶつかるだろう。勢いよくぶつかると、シャッターが破損するかも知れない。
待てよ、シャッター幕の破損、心当たりがある。
昔の記憶が蘇ってきた・・・。
以前、D600をネットオークションで売却した時のこと、落札相手から「シャッター幕が破損している」とクレームが入ったことがあった。
「そんなまさか、ちゃんとチェックしたのに」と思いながらも現物を返品してもらい調べてみたら、確かにシャッター幕が一部凹んでおり、撮影すると光漏れの軌跡が写った。発送直前のテスト撮影では無かったのだから、輸送時の問題かと思うしかなく、首をひねりながらもNikonに修理出したのだ。
今思えば、D600を落札した者がセンサーをクリーニングしている途中でシャッターが降りて破損してしまい、しらばっくれて返品してきたのではないかと思えた。そうでなければあんな破損が輸送中に起こることは考えにくい。もう10年近く前の話だが、今さら思い出して嫌な気分になった。
話は戻るが、D3Xのイメージセンサークリーニングは簡単だった。
2種類のクリーナーを併用しようと思ったのだが、最初のワイパータイプだけでかなりゴミが取れた。ただしワイパーでゴミが端に寄ったものが取り切れないものがあり、粘着タイプでそれも取ってしまうことも考えたが、ほとんど気付かないくらいのゴミだったので今回はこのままとした。
書込番号:24914337
1点

>ppoqqさん
>ニコン全てでソートしてるので
>頻繁に目立ちますよ!
マジですか・・・。
書込番号:24914342
1点

D3Xに500mmレフレックスレンズを装着して撮影してみた。
超望遠レンズなので三脚必須だが、せっかくのコンパクトサイズのレフレックスレンズなので手持ちに挑戦。
そのせいでファインダー内は揺れまくりで、ピントが合ってるかどうかが見えない。途中で諦めて、ピンボケ前提のリングボケ写真を撮ること方針転換。
縦位置でも安定してホールディングできるのはなかなか良かった。
ブレを抑制させるためにISO400まで上げたが、その分画像が粗くなった。
なお、レフレックスレンズは構造上(副鏡の横から光が入りやすいため)コントラストが低下しがち。仕方ないのでPC上でコントラストを上げてシャドウを締めた。
書込番号:24917340
0点

D700やD600を使っていた時から持っていた超広角ズームレンズ「SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM」。
Nikonのデジタル一眼レフボディ、いったんはすべて手放してしまったため、本レンズのことをすっかり忘れていた。
今回、金策のために何か売れるものは無いかとさがしていてたまたま見付けた。
12oという超広角でAFできるものは他に無いので貴重な存在。
超広角レンズは、広大な景色か、あるいは狭いところを撮影するのには必要なので、そういう撮影では12mmでしか使わない。そういう使い方ばかりならば、大きなズームレンズではなく12mm単焦点レンズがあればうれしい。
書込番号:24917423
1点


一眼レフなのでファインダーを覗く必要があり、低い位置でカメラを構えるのはなかなかつらいものがある。
若い頃に比べてしゃがむのが苦手になった・・・。
でもうまく撮れれば満足感は大きい。
そういえば思い出したが、撮影時に撮影結果を背面液晶画面で確認すると、なんだかイメージ通りの色が出てないように見えてしまう。けれども自宅に帰ってからPC画面で見てみると、意外にもキレイに撮れてて拍子抜けする。
書込番号:24917438
3点

D3Xをリモートシャッターで使いたいなと思って調べたら、WiFiが付いていないことに気付いた。今どきのカメラのように支障なく使えていたので、昔のカメラであることを忘れていた。
どうやら赤外線のワイヤレスリモコンも無いようなので、有線式の中でも一番シンプルな「MC-30A」というものを購入。
ちなみに旧製品「MC-30」というものがあったらしいが、コネクタの締結部分が華奢らしく、断線しやすいとのこと。「MC-30A」で改良されたとのこと。
「MC-30A」の価格は新品で4,500円ほど。機能のわりに高いなと感じた。
手に持った感じ、感触は悪くない。
例えるなら、爆破で使うようなスイッチで、操作性は良い。ロックスイッチもしっかりしており、ロックを外すと「パコン」と音がしてスイッチが戻る。
中身はわりと複雑な機構になっており、2軸になっているおかげでスムーズな上下動を実現しているのかと納得した。
書込番号:24917674
2点

●スプリットプリズムファインダースクリーン
自分は昔から一眼レフにはスプリットプリズムあるいはマイクロプリズムを好んで使っており、マット面でのピント合わせは苦手。
唯一、OLYMPUS OMシリーズのマット面はザラザラ感があってピントの山が掴みやすくて好きだったが、そうでなければ好き好んでマット面は使わない。
AFカメラの時代になってCanon EOS630を使っていた頃なども純正のスプリットプリズムスクリーンが用意されていたのでそれに交換して使っていたものだった。
ところがNikon D3系は基本的にマットスクリーンのみしか用意されておらず、純正ではスプリットプリズムは用意されていない。仕方が無いので、中国のショップサイト「AliExpress」からD3用のスクリーンを取り寄せた。値段は4,500円。少々高いがしょうがない。到着まで10日間ほどかかった。
(※AliExpressは日本では見られないものがたくさんあるのでよく利用している。中には、特定のカメラ用のアセンブリパーツまで出ているので、そいういうのは恐らく日本のカメラメーカーがメイドイン・チャイナで作ったパーツの余剰分が横流しされているのではないかと想像する。まあとにかく色々ある。)
一般的にスプリットプリズムは、レンジファインダーの二重像合致式距離計に似たような感じだが、暗いレンズでは翳りが出て使えないことがある。しかしながら明るいレンズで使うとピントが合ってるか合っていないかがハッキリ判るのが気持ち良い。ただし、スクリーンの位置とイメージセンサーの位置が等価であり誤差が無いことが前提ではある。
実際に交換するまで、本当に使えるのか疑問だったが、試写したところ特に誤差は認められなかったので良かった。せっかくの一眼レフなのだから、今後このファインダースクリーンにこだわってD3Xを使い込んで行こうと思う。
書込番号:24920276
0点

●感度別ノイズの比較
D3Xが画質的にどれくらいの能力を持っているのかをあらかじめ把握しておこうと、感度別に同じものを撮影し、それぞれのノイズの出方を調べてみた。
ここでは、「適正露出で撮影したもの」と、「1段アンダー露出で撮影したものをPC補正で1段明るくしたもの」の2パターンを用意した。なぜなら、ハイライトが飛ばないようにあえてアンダー露出で撮るということはあり得ること。そもそもD3Xの背面液晶表示からは撮影結果が読みにくいので意図せずアンダー露出になることも考え、PC上で露出を持ち上げることは現実的な運用かと思う。
<撮影条件>
・光源:ストロボ照明
・記録方式:14bitRAW
・レンズ:55mmマクロ
・RAW現像ソフト:SilkyPix11
・感度:ISO50(拡張)/ISO100/ISO200/ISO400/ISO800/ISO1600/ISO3200(拡張)/ISO6400(拡張)の8パターン
<結論>
画像を等倍表示で見てみると、やはり1段アンダー露出で撮影してPC補正したもののほうが、適正露出で撮ったものよりも若干ノイズが多い。
ここから自分なりに結論を出すとすれば、適正露出で撮れるならISO200まで、PC補正を前提とするならISO100までというのが限度かなと思う。
※参考
なお、ノイズの出方は温度やRAW現像ソフトの種類によっても変わるので絶対的な評価はできないが(RAW現像ソフトによってはRAWデータから撮影カメラ情報を読み取って機種ごとにNRのデフォルトパラメータを変えるものがある)、これまで使ってきたカメラも同様なテスト撮影してきたことから、同じ撮影条件、同じワークフローで限定させるなら、一定の評価は可能と考える。
書込番号:24921929
2点

●多重露出利用のマルチショットノイズ低減
D3Xの説明書を見て初めて、D3Xには多重露出機能があることを知った。
「さすがプロ用カメラ」と思ったが、調べてみればプロ用機だけでなくNikonの一眼レフカメラというのは当然のように多重露出できるものらしい。自分はこれまで「D200」、「D700」、「D600」と使ってきていながら今回初めて多重露出機能の存在を知り、大きな衝撃を受けた次第。
もちろんデジタル画像であれば、PC側で合成加工ができるのでカメラ側で多重露出できなくとも実質的な問題は無い。どのみち多重露出とは言うものの、結局のところ複数枚の画像をカメラ内で合成加工しているだけのこと。まさかイメージセンサー上の電荷を転送せず何度も露光して電荷を貯め続けているわけでもあるまい。
そういうわけであるから、多重露出を重ねることで明るさを蓄積させたり、多重露出を重ねても全体の露出量が変わらないようにも都合良くできる(ゲイン調整)。
そう考えると、多重露光機能を使えばノイズを平均化させることができるのではないかと気付いた。
最近は多くのカメラでマルチショットによって解像感を上げたり、画素数そのものを増やしたりするものがあるし、RAW現像ソフトでも複数カット合成機能により同じことができる。D3Xでも多重露出機能で同じことができるなら、高感度域でノイズを減らすことができそうに思う。
なおこの場合、明るさが積算されて露出オーバーにならないようゲイン調整をオンにしておく必要がある。
<撮影の方法>
D3Xを頑丈な三脚に設置し、白色LEDの定常光にて、ISO6400の感度で「多重露光無し」・「多重露光2回」・「多重露光5回」・「多重露光9回」で撮った。
比較用として、ISO100で「多重露光無し」でも撮影した。
(※多重露光は最大10回セットできるようだが、なぜか9枚まで撮れても10枚目はシャッターが切れなかった)
<結果>
事前の予想通り、ISO6400での撮影で、多重露光を重ねる枚数が増えるとノイズが減ることが確認できた。
ISO100で多重露光無しで撮影したものと比較しても遜色ないほどだった。
ただし、三脚にセットして時間をかけて多重露光をするくらいならば、ISO100で長時間露光しても同じくらいの手間なので、何のメリットも感じられない。
書込番号:24924876
0点

●ミラーアップ機能について
D3Xには、ドライブモードの一つとしてミラーアップ機能が設定されている。
一般的に、一眼レフカメラではミラー上昇時の振動によって微小なブレを引き起こすことが知られている。特に超望遠撮影時やマクロ撮影時などの拡大率の大きい撮影ではその影響も顕著。そのためデリケートな撮影ではミラーをあらかじめ上昇させておいて別途シャッターを切るという、いわゆる「ミラーアップ」が必要となる。
昔のカメラではメカニカルなリンク機構やスプリングチャージの都合上、ミラーアップするために空シャッターを1度切る必要があるものや、ミラーアップ操作レバーが重かったりするカメラもあったが、現在ではミラーはモーターによる動作なので、大きな制約無くスイッチ一つで動作する。
さて、D3Xにはミラーバランサーというショック吸収機構があることから、ミラーアップの必要性などあるのか疑問だった。そこで、D3Xでミラーアップの有り無しでどれくらい変わるのかを知っておきたいと思った。
ちなみにD3Xのミラーアップ機能は独特で、1度目のシャッターボタン押下でミラーアップ状態となり、2度目の押下でシャッターが切れる。ところがシャッターが切れた後、一旦ミラーが復帰してしまう。つまり、ミラーはずっと上がったまま固定されるわけではない。そこはミラーが上がりっぱなしで固定されるF3などとは異なるところで、レンズ後玉が奥まで入り込む昔の魚眼レンズなどを装着するための機能ではないということになる。
<撮影(その1)>
中判一眼レフカメラ用に使っていたガッシリした三脚を用いて、レフレックス超望遠レンズを装着したD3Xを完全固定して撮ってみたところ、ミラーアップの有り無しで有意な差は認められなかった。シャッタースピードを1/60秒から1秒まで変えてみたりもしたが、違いが全く無かった。
そのためここでは写真を掲載しない。
<撮影(その2)>
試しに、ミラーレスカメラくらいに使うような割とコンパクトな三脚にD3Xを載せて撮ってみた。D3Xに使うには少しアンバランスかという感じだが、各所のネジはしっかり締めつけており、普通ならブレが発生するとは思えない。
ところが実際に撮影したところ、ミラーアップ撮影ではブレが認められなかったものの、通常の撮影ではブレが見られた。3回ほど試したが同じ結果。
シャッタースピードは1/50秒と遅めではあるが、ミラーアップしたものがブレていないのだから、ブレの原因はミラー動作というのが分かる。このような結果になるということは、ミラーバランサーではブレを抑止できていないようだ。
それについて、改めてD3Xのカタログに載っているミラーバランサーを見てみると、ミラー下降時のショックはいわゆる「ニュートンのゆりかご(ヒモで吊るされた金属球がカチカチぶつかるオモチャ)」の原理でミラー側の運動エネルギーを消しているらしい。それに対し、ミラー上昇時の跳ね上がりショック吸収機構はモルトプレーンだけのようだ。ということは、ミラーバランサーにはブレ抑止効果は無いということになる。あくまでもバランサーの役目というのは、ミラー下降時のバタつきを抑制することにより安定したファインダー像と高速連写の実現にあると思われる。
<結論>
ミラーアップに期待するものとしては、「あまりガッシリとした三脚が使えないシーンでのブレ抑止」ということになろうか。
少なくともスタジオ撮影で使うような頑丈な三脚で撮影するなら何も心配せず普通に撮れば良いが、フィールドで景色などを撮影する際に持ち運び可能な軽量三脚でベストな描写をしたければ、ミラーアップは大変有効だと思われる。
それから経験則として、ミラー動作によるブレというのはシャッタースピードが中途半端に遅いと出やすいように思う。つまり、1/2秒などと十分に遅ければ、露光中にミラー動作のブレが収まるため、ミラーアップせずとも影響は小さくなる。
また、超望遠レンズを使う際に三脚座を使用せずカメラ本体を三脚に設置したほうが重心が偏って良い場合もある。カメラというのは、重心が安定しているとグラグラしてブレやすいもの。重心が偏っていると一方向に力がかかるのでブレにくくなる。もちろんあまりに極端な偏りは逆効果。
<参考>
ちなみにミラーレス一眼カメラの場合は文字通りミラーが存在しないので、一眼レフカメラのミラーアップ撮影に似ていると思いがちだが、実際は違う。
ミラーレスカメラのシャッターの動作プロセスとしては次の通り。
@シャッターを閉じてライブビュー停止
Aシャッターを開けて露光開始
Bシャッターを閉じて露光終了
Cシャッターを開けてライブビュー再開
・・・と、ミラーレスカメラではシャッター開閉が2往復行われるため、下手をすると1往復目のシャッター振動が影響する可能性も有り得る。
そのためミラーレスカメラでは「電子先幕(さきまく)シャッター」と呼ばれる機能があり、この機能を使うと@Aのプロセスが電子的に行われて実際のシャッター開閉が1往復で済む。そういう意味においては、ミラーレス一眼カメラでは電子先幕シャッター機能がミラーアップ撮影に相当するとも言えなくもない。
書込番号:24929377
5点

●AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
初めて一眼レフカメラを買った時、最初のレンズは一番安い50mmF1.8を買った。
それ1本だけしか持っていないので、現在のようにどのレンズを使おうかと迷うこともない。人間の視野に近いと言われていたから、何も不自由を感ずることなく、見たそのままを撮っていた。
今回、D3Xを入手して久しぶりに一眼レフカメラを手にしたわけだが、初めて一眼レフカメラを手にした時の思いが蘇ってきた。ぜひとも50mmF1.8を装着して使いたいと思ったものの、元々持っていたAF50mmF1.8は久しぶりに見ると残念ながらカビていた。
まあカビていなかったとしても、安っぽい外観のレンズはD3X向きではないし、改めてクラシックな外観の最新型AF50mmF1.8を入手した。
自分はこれまで広角派だったため、これから50mmレンズをどのように使おうか迷っていたが、初心に戻って見たそのままを撮ることにした。
そうやって撮っていくうち、クルマの写真が気持ちよく撮れることに気が付いた。
そう言えば、初めて50mmレンズを使った時代はスーパーカーの時代だった。田舎ではまず実車を目にすることはなかったが、自慢の一眼レフカメラで撮るのが夢だったなあ・・・と懐かしく思った。
そのうちこのレンズを持って、スーパーカーを展示しているところに行くことにしよう。
書込番号:24929517
2点

●フォーカシングスクリーンの位置微調整
先日書いた、フォーカシングスクリーンを中国製スプリットプリズムに交換してMFでも快適に使えるようにした件。その際、特にピント精度が悪いようには見えなかった。
ところが改めて50mmf1.8レンズにて被写界深度のごく薄い開放条件でMF撮影をしてみたところ、どうもピントが合ってない。だがAFで撮影したものは問題無く合っている。
つまり、AFで合焦した状態ではスクリーン上では微妙にボケて見えるのである。AFで合焦した状態から近距離側にズラすとスクリーン上では合って見える。
だとすれば、スクリーンのピント位置を微調整する必要がある。
ウェブ情報を探すと、サードパーティー製スクリーンを微調整する例が載っており、それによればスクリーン四辺を嵩上げするために薄い枠をハメることをやっていた。
自分も同じようにやろうか。
けれどもスクリーンの位置がどちら側にズレているのかが直感的に分かりにくい。
どうやってそういう結論になったのか、今となっては思い出せないが、とにかくスクリーンが遠いという結論に至った。つまり、嵩上げするのではなく、スクリーンを削るということか。
恐らく四辺を削ることで、スクリーンを保持している枠に接する部分が深くなるのではないかと考えた。
精密なスクリーンを削るのは勇気が必要だったが、削らなければ使えないのであればやるしかない。しかしどうやって均一に細く削ることができるのだろうか?
そこで、カッターの刃を立てて左右にこすって削ることにした。こうすれば刃が深く食い込むこともなくカンナのように削っていくことができるはず。
慎重に削ってカメラに装着してみたところ、特にピント面が変わった様子は無い。
なので、同じように2〜3回ほど削って確認してを繰り返した。しかし全く変わらない。
ここまでくるともう精密なスクリーンなどと考えることもなく、とにかく削りまくった。うーん、ちょっと改善したような、してないような?
こんなに削っても変化が無いというのは、2つの可能性があるのではないか。
(1)スクリーンの位置決めは四辺ではなく面全体がプリズム底部に当たることで実現している?
(2)まだ四辺の削る幅が狭いだけで、もう少し幅が広がればそこから初めて変化が現れる?
もし(1)ならば、いくら削ってもムダということになる。
しかも、スプリットプリズムというのはマット面から少し突き出ている部分があり、そこがプリズム底部に当たって浮いているということを想像すると、ピント面がズレていることを合理的に説明できてしまう。
だがここまで来たらやるしかない。もう元に戻れない。
というわけで、がむしゃらに削っていったところ、あるポイントからピント面が動き出し、何回か繰り返したところ、ようやくピント面が一致したように思う。
助かった・・・。
書込番号:24932772
1点

●リモートコード「MC-30」と「MC-30A」の比較
先日、リモコンシャッター「MC-30A」を購入したのだが、別件の探し物をするために自室のガラクタ箱を漁っていたところ、なんと「MC-30A」の旧製品「MC-30」が出てきた。
自分では全く記憶に無く、「なぜこんなものが?」と戸惑ったが、恐らくD700を所有していた頃に使っていたのではないかと想像する。もう少し早く判明していれば4,500円を支出する必要など無かった。年は取りたくないものだ・・・。
今回、どうせならと「MC-30A」と「MC-30」の比較をしてみた。
ちなみに、モードラ付F3で使っていた「MC-12B」もあるのでそれもここで登場させてみることにする。
比べてみると、これらのリモコンは操作部が共通のパーツのように見える。ボタンを押した感じやロックの感触などは全く同一。恐らく、カメラと接続させるコネクタが違うだけなのだろう。
コネクタのピン数について、「MC-30A」と「MC-30」は10ピン、「MC-12B」は2ピン。
「MC-30」では、コネクタの向きが分かりづらく、装着には少々手間取る。そういうところを改良したのが「MC-30A」で、コネクタの位置を合わせる指標があり、手間取ることはない。
書込番号:24936966
0点

本日、台風15号が近付く中、D3Xのヘビーデューティーさが頼りになるだろうという期待をもって、ヒガンバナで有名な寺に行ってみた。
強風か雨のせいか、倒れている花が多かったものの、それでも30万本もあるのでキレイに咲いているものを選ぶことができた。
書込番号:24938279
0点

34日出遅れてしまったが、
ええでガンスさん
> ところが改めて50mmf1.8レンズにて被写界深度のごく薄い開放条件でMF撮影をしてみた
> ところ、どうもピントが合ってない。だがAFで撮影したものは問題無く合っている。
> つまり、AFで合焦した状態ではスクリーン上では微妙にボケて見えるのである。
> AFで合焦した状態から近距離側にズラすとスクリーン上では合って見える。
> だとすれば、スクリーンのピント位置を微調整する必要がある。
だとすれば、ええでガンスさんの視力と、視度補正の調整が合っていなので
視度補正を厳密に調整する必要がある。
ええでガンスさんの視力と、視度補正の調整が合っていないにも関わらず
スクリーンを削るのは邪道。
デジタル一眼レフのフォーカシングスクリーンは
明るくするために、散光性よりも透過性の方が強いので
視度補正が正しくないと、マニュアルフォーカスができない。
特に明るいレンズ程そうなる。
乱視の人は難しい。
メガネで乱視を補正した後、視度補正を微調整して
ファインダの見た目のフォーカス位置と
実際の写りを合わせる必要性がある。
とても面倒くさい。
例えていうならば、双眼鏡と同じ。
人が覗いた後の双眼鏡は、同じ視力(視度)の人でない限り
同じ目標物を見るのに、フォーカスし直す必要がある。
人の目の視力+双眼鏡全体が、一つの光学系だからだ。
このことは銀塩時代からの常識。
それゆえ、全面マットスクリーンがあった。
銀塩機の全面マットスクリーンは散光性が非常に強く
ボケの大きさが見た目通りに写る。
その代わり、ファインダが非常に暗い。
書込番号:24959103
1点

>Giftszungeさん
書き込みありがとうございます。
ご指摘の問題についてですが、まず第一に、現時点で問題が解決しているという点が重要です。
もし他の要因が問題であるなら、邪道かどうかに関わらず問題が解決するはずがありません。
さて、問題を混同されているかと思われますが、ファインダーのピントの見え具合について2つの意味があります。これを分けて考えねばなりません。
@ファインダーのルーペの視度の問題
A投影面(スクリーン)の位置の問題
この場合、「どうやってもピントがハッキリ見えないのか」、あるいは「ピントのハッキリ見える位置がズレているのか」という違いが、この問題の肝です。
まず考えてみましょう。
カメラの原理を単純化して言うと、レンズを通った光をスリガラス面に投影させて、その像を眼で見るという形になります。大判カメラなんかはまさにそれです。フィルムの位置にスリガラスを入れて投影像を見ながらピントを合わせ、ピントが合ったら同じ場所にフィルムホルダーを入れて撮影します。
ただそうは言っても、眼で見てピントを判断するにはルーペを使って拡大しないと難しいです。何しろ投影像はフィルムに写る大きさと同じなので比較的小さく、スリガラスにルーペを当てて虫眼鏡のようにピントが合っているかどうかを見るわけです。当然、ルーペの視度が合っていないとピントが合って見えません。
一眼レフの場合も同じで、ルーペはカメラに内蔵されています。それがファインダー光学系と呼ばれる部分です。昔はファインダーを交換できる一眼レフカメラも多かったので裸眼でファインダースクリーンを見る機会もありましたが(ウエストレベルファインダーなど)、今はファインダー交換できないものが普通なので、イメージしにくいかも知れません。
いずれにせよ、ここで視度というのはルーペの問題となります。
当然ながらルーペの視度が合っていないと、拡大して見たい像はハッキリ見えません。どんなに投影像がハッキリしていても、それを拡大するルーペが合っていなければハッキリ見えないわけです。
もし、ルーペの視度が合っていないのか、それとも投影像のピント面のほうが合っていないのか、ということが分からないとします。どうすれば分かるでしょうか。
それは、レンズのピントを調整してピントが合って見える1点があれば、視度は合っていると言えます。逆に、どんなにレンズのピントを調整してもハッキリ見える点がどこにも無いのであれば、ルーペの視度の問題と言うことになります。
●補足
ところで今回、スプリットプリズム距離計を使っています。これはピントがボケて見えるかどうかというところでピントを合わせるのではなく、像の上下のズレ具合を見てピントを合わせるわけです。
極端なことを言うと、ルーペの視度が合わず眼ではハッキリ見えていなかったとしても、スプリットプリズム距離計にてズレて見えていなければピントは合っているという判断ができます。
ここで添付画像を見てください。
(A)上の段が視度が合っている場合のスクリーンの見え方、そして下の段が視度が合っていない場合のスクリーンの見え方となります。
(B)左がピントが合っている場合のスクリーンの見え方、そして右がピントが合っていない場合のスクリーンの見え方となります。
スプリットプリズム距離計ではボケ具合を見るのではなく、円内の像のズレを見るわけですから、多少視度が合ってない(B-1)の場合でも、スプリットプリズム距離計の像のズレがないと分かるのであればピントを合わせることができます。
書込番号:24959361
0点

ええでガンスさん
大変申し訳ありません。
勘違いしていました。
純正スクリーンがダメで、中国製スクリーンもダメだった。
だから、中国製スクリーンを削ってみた、と。
純正ではまったく問題ないのですよね?
大変失礼を申し上げました。
お詫び申し上げます。
僕も中学生の頃、先輩のOM-1N, OM-2Nにあこがれて
その後、OM-2SP, OM-3, モータドライブ2, T32, T8,
50mm F2 MACRO, 90mm F2 MACRO等をゲットしてました。
ZOOMはTokina, Sigma。
フォーカシングスクリーンも内視鏡用を除く
ほぼ全てゲットしてました。
全面マットや方眼マットは、標準のマイクロスプリットプリズムマットの
マット面よりもはるかに暗かったですねえ。
その代わり、拡散性が抜群でした。
書込番号:24959888
1点

>Giftszungeさん
いえいえ、誤解がとけて何よりです。
そうです、純正スクリーンでは問題はありませんでした。中国製スクリーンに問題がありました。
なお中国製スクリーンの素性についてですが、NikonD3などのレアな機種に対応させていることを考えると、それだけのためにスクリーンを一から製造するとは考えにくく、恐らく既存のスクリーン(もしかしたらメーカー製)をベースに枠サイズ加工しているだけではないかと想像しています。そうすれば、1種類のスクリーンを仕入れれば他機種に対応した製品を作れることになりますから。
そういう点から、専用品と比べて微妙な違いが生ずるのかも知れません。いずれにせよ、今回のピント面のズレは本当に僅かなもので、マット面ではほとんど違いが分からず、スプリットプリズムでは微妙にズレている状態でした。つまりAFで判断した合焦点とMFで判断した合焦点がほんの僅かにズレがあったわけです。
オリンパスOM一桁機は確かにMFしやすかったですね。小型ボディなので登山などには重宝しました。
オリンパスは特にOM-4Tiのマルチスポット測光が優秀で、それまでは単体露出計でしかできなかった露出演算が、ファインダー内のドットスケールによって読み取れるようになったのは画期的でした。完全デジタル移行する直前まで使ってました。
お互い同じ世界線を共有していたようですね(笑)。
書込番号:24960935
0点

下記は自分的メモ(備忘録)。
●一眼レフ形式のピントとは
一眼レフ形式では、レンズから入った光は3つの経路に分かれる。
@撮像用イメージセンサーに向かう経路
Aファインダーに向かう経路(ミラー経由)
B位相差AFセンサーに向かう経路(サブミラー経由)
これら3つは、レンズからの距離が等価でなければならない。どれか1つでも距離がズレていれば正しくピントを合わせることができない。
それに対し、ミラーレスカメラでは、撮像用イメージセンサーが3つの役目を兼ねているため、原理的にズレが発生することはない。ミラーレスカメラのピント精度が高いと言われるのはこのことによる。
●投影像と空中像について
投影像とは、レンズからの光を白い紙などに投影した像のことで、その像が投影面に結像するレンズのピント位置は1点に確定できる。
空中像とは、レンズからの光を途中で投影することなく眼に導き、網膜面で結像させた像のことである。全体の光学系の一部として眼のレンズが含まれるため、眼のピント調整機能によってある程度の範囲ではピントが合って見える。つまり、もし最初のうちは多少ピントがボケて見えていたとしても、空中像の場合、頑張って見ればピントが合って見えてしまう幅がある。これはつまり、レンズのピント位置を1点に決めることができないことを意味する。であるから、カメラとしてのピントを合わせるには、いったんスリガラス状のフォーカシングスクリーンに投影させた像でピントを確認する必要がある。
しかしながら、フォーカシングスクリーンに使われているスリガラス状のマット面は光を散乱させるため、ファインダー像が暗くなるという欠点がある。散乱した光を集めるためにはコンデンサーレンズを使うのが一般的だが、カメラをコンパクトにする障害になるため、ペンタプリズムの下面をレンズ状にしてコンデンサーレンズの役割を兼ねた機種もあるし、最近では細かいフレネルレンズをスクリーン反対面に造形し、スクリーン単体で集光させるのが一般的。
またミノルタのアキュートマットやキヤノンのレーザーマットでは、スリガラス状のマット面を滑らかなものとして集光性を高めてファインダー像を明るくしたものもあるが、これは言い換えるとマイクロプリズムを細かくしたものに近く、ボケの再現性に問題があったり、レンズの焦点距離による見え方の違いがあったりする。
なお、ニコンFシリーズでは、開放F値に応じたマイクロプリズムファインダースクリーンが数種類用意されていた。実際、ミスマッチのマイクロプリズムを使うと、ファインダー像がギラギラしてピント合わせができなくなる。これはマイクロプリズムの角度の違いにより、光束が外れて眼に届かなくなるためである。つまり、ファインダー像を明るくするということは、他に向かう光を眼の方向に集中させるということであり、その集中させる場所から眼が外れてしまえば逆に見えなくなってしまうことになる。その点、スリガラス状のファインダースクリーンは、まんべんなく光を散乱させるため、暗いというデメリットはあるものの、見え方に変化があまりない。
空中像の話に戻るが、過去には空中像のファインダーを持つ一眼レフも存在した。
これらはファインダー像が暗くなることを嫌ったためで、初代ライカフレックスやフォカフレックスなどは有名である。特にフォカフレックスではハーフミラーを2回通過させる構造のため、ファインダーの光量が1/4となってしまい、空中像とせざるを得なかったという事情がある。この話については、クラシックカメラ専科No.9「35mm一眼レフカメラ」に詳しく書かれている。
またNikonF3用フォーカシングスクリーンでも、低光度の天体撮影用としての空中像スクリーン(厳密にはスクリーンとは言えないが)が用意されていた。こちらは眼を左右に振った時、中央の十字線がズレないかどうかでピントを確認する方式である。
近年になってデジタルカメラでも、OLYMPUS CAMEDIA C-1400Lはレンズ固定式一眼レフながらもAF前提のため空中像としており、ファインダーではピントの確認はできず、あくまでもフレーミングのためのファインダーでしかなかった。
書込番号:24960956
0点

●スプリットプリズムのすすめ
最近はミラーレスを使っていたためデジタル一眼レフを使うのは約10年ぶりで、D3Xを使うことに新鮮さを感じている次第。
いやそもそも、プロ仕様の使用感は初めての経験。ここ20年のうちに5〜6機種のデジタル一眼レフカメラを使ってきたものの、D3Xのような剛性感の高い筐体で切れの良い動きをするカメラを経験したことは無かった。
それにしてもファインダースクリーンに映る像は一眼レフならでは。
一眼レフのファインダースクリーンは、フィルム時代には距離計連動式カメラに比べてクリアさに欠けることがデメリットとされた。しかしながらデジタル時代にラーレスカメラが出てくると、液晶画面に表示されるライブビューに比べると一眼レフのファインダースクリーンのほうがクリアに見えてくるのだから不思議な話。比較対象が変わるとその評価も変わるという良い例か。
まあ実際、スプリットプリズム式のスクリーンに替えてみると、画面中央のプリズム部は空中像のため大変クリアに見えることは確か。
周辺部はマット面のためザラツキがあるのに全体がクリアに見えてしまうのは不思議に思えるかも知れないが、これは例えるならば、人間の視野の中で最も精細に見える部分「フォベア」みたいなものだと言える。
人間の視野というのは、視線を動かさなければ中央部がハッキリ見え、周辺部はボンヤリとしか見えない。しかしながら中央部がクリアに見えるならば視野全体もクリアだと認識してしまうのだ。
D3Xにおいて、スプリットプリズムスクリーンは純正品としては用意されていないことは大変残念。だがミラーレス全盛のこの時代に一眼レフを活用するのであれば、要調整の改造品ではあろうとも一度は使ってみる価値はあると言える。
<補足>
AFカメラ時代に入ってからはファインダースクリーンはボケ具合とフレーミングの確認だけになったように思うが、MF時代ではピントを合わせることがまず第一の目的であった。そのため、基本構造はマットスクリーンで、そこに様々な距離計を組み込んでタイプ分けしていた。
距離計の主なものは2つあり、クサビ型のプリズムを互い違いに配置した「スプリットプリズム」と、細かいプリズムを敷き詰めた「マイクロプリズム」がある。
どちらもプリズムを使ってレンズからの光束を互い違いにズラすものだが、レンズのF値が暗いと(基本的にF5.6以上)光束が眼に入らなくなるために翳(かげ)ってしまい使い物にならなくなる。
プリズムの角度が浅ければ問題は軽減されるが、そうするとズレの変化量が少なくなるためピント精度は低下する。そのためキヤノンでは、AE-1Pの時代から2つの角度を持つニュースプリットプリズムを開発し、F5.6よりも暗いレンズでも翳らないようにしている。
なお、スプリットプリズムは上下の像のズレが一致するようにピントを合わせるが、これは距離計連動式が主流だった当時、距離計連動式の二重像合致を疑似的に再現し、一眼レフへの移行をスムーズにさせるためではないかと想像する。
書込番号:24972285
0点

●D3Xの画像はいつまで実用に耐える?
これに対する回答は、「実用に耐える」という意味合いがどういうものかによって変わるだろうが、ここでは「実用に耐える=その時代の閲覧環境で観ても不都合が無い」と定義したい。写真というのは観るために撮るのであるから、観る環境が評価に大きく関わると考えるのは当然と言える。
何しろ、20年以上前にデジタル一眼レフ「Canon EOS-D30(300万画素)」で撮った写真を現在のPCディスプレイで等倍表示させると、画面中央部に小さくポツンと表示されるだけ。これではとても現在の実用に耐えるとは言えまい。これでも当時のPCでは画面をハミ出す大きさだったのだが。
まあ過去に撮った写真は時代のせいと思って納得せざるを得ないが、今あえてEOS-D30で新たに撮影する気は起きない。
では、「その時代の閲覧環境で観ても不都合が無い」というのは、D3Xの場合いつまでのことか。つまりそれが、冒頭の質問に対する回答となろう。
2022年現在、写真を紙にプリントするという文化は無くなったように思う。
世間一般的には、写真はスマートフォンで撮影し、スマートフォンの画面で閲覧する。他人と共有する場合でもプリント写真ではなくSNS共有で行うのが普通。
趣味やアートとしての写真撮影についても、もしかしたら個展用に気に入った数枚を大伸ばしでプリントすることはあるかも知れないが、日々数百枚単位で撮るものを全てプリントするというのは現実的ではない。自分など北海道に1週間のドライブ旅行した時、全部で5,000枚も撮っていたことに自分ながら驚いた。この数量では、経済的な面でも、整理的な面でも、もはや紙プリントするという発想は無い。デジタル画像はデジタルのままフォルダ体系で整理し、必要なものを逐次画面で表示させて閲覧するのが自然な形。もし個展を開くにしても、近い将来はデジタルサイネージで見せる時代になっている可能性もある。つまり、デジタルはデジタルのままで完結させるのが自然と言える。
そこで問題になるのが、ディスプレイ環境となる。
ディスプレイの技術的進歩については、ブラウン管式(CRT)から液晶式(LCD)へ移り変わって久しく、一時期プラズマ式も現れたが現在は消滅。今後は有機EL式が取って代わる可能性もある。あるいは伏兵としてカラー電子インク式が躍り出るかも知れないが、現状ではフルカラー化が難しく、今後実用的な画質が得られるかは未知数といった状況。
ブラウン管の時代から振り返ると、ブラウン管は画面のフラット形状化が難しく、ハイレゾ時のリフレッシュレートが追い付かない時のチラつきも問題であった。そしてブラウン管は奥行きのある立体物のため、表示面積を少し大きくするだけでも容積と重量が劇的に大きくなってしまう。
そういった問題は、平面パネルの代表である液晶式に替わってから大きく改善された。
初期の頃の液晶ディスプレイは、応答速度や視野角そして表示色数の問題があり、しばらくはブラウン管を支持するこだわり派も多かったが、液晶の問題も次第に改善されてブラウン管を駆逐してしまった。
液晶式の利点は、画面サイズを大きくしても筐体の容積がそれほど変わらないため、狭い部屋でも大画面を設置できることである。アームを使えばさらに省スペースになるし、やろうと思えばかつて夢と語られた壁掛けテレビのようにもできる。
ただし画面が大きくなればピクセルのメッシュを細かくしなければ精細さを欠くため、液晶パネルが大きくなるにつれ解像度はVGA(640x480)からSVGA(800x600)、XGA(1024x768)と増えていき、ハイビジョン時代に入るとHD(1920x1080)、そして今では4K(3840x2160)の時代となった。
実際自分の場合、43インチの4Kデイスプレイを導入しているが、そのサイズで4Kでなければ精細さが不足しただろうと感じている。
現在4Kディスプレイが主流と言って良いのかは分からないが、少なくとも5万円から手に入る現状ではそれほど敷居が高いものとも思えない。実際、自分か購入したのは7年前で、6万円くらいだったと記憶している。
ともかく確かに言えることとして、4Kディスプレイ環境にて、D3Xで撮影した画像は不都合無く等倍閲覧できている。もっと具体的に言えば、横位置写真では余裕があり、縦位置写真ではギリギリ納まっている状態。そういう意味では、2022年現時点ではD3Xは実用に足るカメラであると言って良いだろう。
では今後の話についてだが、4Kの次に控えている8K(7680x4320)のディスプレイにD3Xで撮った写真を等倍表示させることを想像すると、横位置写真ではまだ大丈夫ではあるものの、縦位置写真では左右がショートして余白が出てしまう。こうなると、さすがに実用的とは言い難くなってくる。等倍表示しても余白があると画像が小さく見えてしまうので、上下スクロールとなったとしても、もっと大きいほうが良い。
ということは、D3Xは8Kディスプレイ時代には厳しいということになる。
つまり、8Kディスプレイが普及する時が、冒頭の疑問の回答としての「その時代」なのだろう。
ならば8Kディスプレイはいつ普及するのか。
現在自分は43インチの4Kディスプレイを使っていると言ったが、この寸法の画面を閲覧するのはギリギリという感じがする。
これ以上画面サイズが大きくなると、映画を最前席で観ているような感じでキツくなってくる。そうなると、この画面の大きさのままで解像度が8Kになるくらいしか無いと思うが、これ以上細かくなっても精細さが向上して見えるのかは分からない。少なくとも43インチの大きさでは多少離れて見るので4K解像度で不都合を感じたことは無い。
以上のことを考えると、この先積極的に8Kを導入する必然性は考えにくく、4Kの時代は今後もまだまだ続くものと思われる。
なお、画質というのは画素数だけでなくノイズなどの要素もあるとは思うが、以前の検証ではISO100で使う限りD3Xのノイズで問題にはならないことを確かめた。
よってD3XはISO100で使う限り、今後もずっと実用に耐えるものと考える。
書込番号:24977694
0点

●D3xは一眼レフを味わう最後の機会
一眼レフというのはファインダー形式の一つであり、フィルムカメラでは合理的な仕組みではあるものの、デジタルカメラとしてはあまり合理的とは言えない。
まず一眼レフの仕組みを簡単に説明すると、「レンズから入った光をカメラと撮影者が交互に使うファインダー方式」と言い表すことができる。
フレーミング時はミラーを使ってファインダー側に光を導き、撮影時はミラーを畳んでイメージセンサー側に戻す。撮影に使う光をファインダーで見ることができるので、どんなレンズを装着してもファインダー像と撮影像のズレが発生しない。つまり、見たままが写ることになる。
ただしこの方式は1つの光の進路を切り替えるものであるから、どちらか一方が光を見ようとすれば、片方は見ることができない。だから撮影の瞬間はファインダーがブラックアウトすることになる。これは一眼レフ最大の欠点とされ、フィルム時代にはこのような「どちらか一方で交互に」というやり方ではなく、「両方分け合って同時に」という方式も登場した。
メーカーによってハーフミラーを使ったり、ペリクルミラーと呼ばれる高分子薄膜を金属枠に張って使うなどしてブラックアウトの無い一眼レフを実現させようとしたのだが、ファインダー像が暗くなるばかりか露出も暗くなってしまうという、どちらにも中途半端なものとならざるを得ず、その後の発展には繋がらなかった。
一眼レフにはこのように原理上解決できない欠点があるわけだが、それでもその後大きく発展したのは、フィルムカメラでは一眼レフ形式が合理的であったからに他ならない。
現像しなければ結果が分からないフィルムなだけに、撮影レンズから通った同じ光をファインダーを通して見ることができるのは重要なことだった。
一方、デジタルカメラについて、その黎明期ではフィルムカメラで既に完成していたカメラ技術をそのまま流用する方向で作られた。特にハイエンドデジタルカメラについては、膨大な交換レンズ群やアクセサリが使えるようにと、既存の一眼レフ形式が流用されてデジタルカメラ化された。というのも、初期のデジタルカメラはハイエンドカメラであってもまだまだフィルムの画質には及ばず、そんなデジタルカメラに最適化された新たなシステムを構築するにはリスクが大きい。何しろ当時、メーカー各社は新規格フィルムシステム「APS」が失敗した記憶が新しく、「APSで本格的にシステムを組まなくて良かった」と安堵していた頃だったからである。
しかしデジタルカメラというのはビデオカメラと同様、イメージセンサー側だけに光を与えれば、液晶ファインダーを介して間接的にカメラマン側にも像を見せることができる。必ずしも一眼レフのようにミラーで切り替える必然性は無い。初期の頃は技術的に難しくとも、徐々に問題は解決され、今ではミラーレスカメラが実用されている。
もし一眼レフのようなミラーボックスが無ければ複雑なメカニズムを省くことができるばかりか、レンズのバックフォーカスの制限も無くなりレンズ設計の自由度が増す。特に広角レンズが小型化されることの恩恵は大きい。それに加え、低照度下でも光を増幅させてファインダー像を明るく見せることも可能となる。
一眼レフの両雄であったキヤノンとニコンは、既存の一眼レフシステム資産が膨大であることから簡単に新しいシステムを構築できず、しばらくの間ミラーレス形式の新システムはサブシステムという扱いでしかなかった。そのせいで、自分などEOS-M3を買ったもののレンズが増えずに苦労させられ、結局は手放すこととなった。
だが、今や完全にデジタルカメラの時代である。デジタルカメラに最適化されたシステムでなければこの先生き残るのは難しいと判断したキヤノンとニコンは、他社に遅れてミラーレスをメインと位置付け、新たなシステムの構築を始めた。
ただし現状では、ミラーレス形式でも下記のような問題点がある。
(1)ファインダーの見え具合は液晶の解像度やリフレッシュレートなどに左右され、現状は光学式ファインダーに劣る。
(2)イメージセンサーが得た像を高画質で液晶表示させるにはタイムラグがある。
(3)撮影時のブラックアウト解消にはイメージセンサーのさらなる改善が必要。
これらの問題に共通することは、技術の向上により改善される可能性が高いということである。もし原理的に不可能であるならば諦めるしかないが、決してそうではない。現時点でも、コストのかかっている高級機ではこれらの問題が軽減されているからだ。いずれは、安価なモデルも含めた全てのミラーレスカメラで問題は完全に解消されるに違いない。そうなれば、一眼レフは完全に姿を消すことになろう。
ただそうは言うものの、技術発展をただ待っているだけでは撮影の機会は失われていく。我々はこの時代で与えられたカメラを適切に使い分け、一眼レフカメラとミラーレスカメラの"良いとこ取り"をして撮影していかねばならない。そういう意味では、D3XにはD3Xでなければ難しい撮影をさせたい。
そして同時に、いずれは消えていく一眼レフというものを、今のうちにジックリ味わうことを忘れないようにしたい。将来、子や孫たちに、一眼レフというものを語ることができるように。
そのために、自分はD3Xを手に入れたのである。
【参考:デジタルカメラの黎明期の記憶】
デジタルカメラが現れた1990年代を思い返すと、当時は写真を撮るという感覚ではなく、メモ代わりにキャプチャするという感覚だった。PCに簡単にイメージを取り込むための周辺機器に過ぎず、まさか作品を撮るようなものに成長していく商品だとは、自分も含めて当時は誰も思っていなかった。
カメラメーカーでは、これまでにもAPSフィルムなどに参入したものの市場が広がらぬまま撤退した苦い記憶がある。それに続いて登場したデジタルカメラであるから、メーカーは期待と警戒の入り混じった目で見ていたのではないかと想像する。
書込番号:24980906
1点

官能性というか感覚的な話なんだけど、見え味が自然と言われてるようなNikon Z 9のReal View Finderとやらでも、正直Nikon F6やD850と比べて覗いた時は「気持ち良くない」んですよね
撮る上では問題ないんだけど、所詮アマチュアなので、嗜好品だと考えた時にはやっぱちゃんと入ってきた光で見たいかな
書込番号:24980909 スマートフォンサイトからの書き込み
1点

まあ、何でも最初はそんなもんですよ。
一眼レフが出てきた時は「レンジファインダーのほうがクリアで見やすい」と言ってたし、
AEが出てきた時は「自分のイメージで合わせたい」と言ってたし、
AFが出てきた時は「自分で合わせた方が思い通りに合わせられる」と言ってたし、
デジタルカメラが出てきた時は「フィルムのほうが高画質だから不要だ」と言ってたし、
1,000万画素が出てきた時は「そんなにあって何に使うんだ」と言ってたし。
でもいつかは新しいものが古いものを超えるときがやってくるのです。
今はまだでも。
書込番号:24980926
0点

自分の場合は逆走なんですよね。
カメラの入りはミラーレス、なんならファインダーのないNEX-3でした。からのα6000、α6500、α7IIIときて、
そこからα700、α900、α-7 DIGITAL、D800、D850と一眼レフに逆走し、
今レンジファインダーNikon S3まで逆走してます
光学的な部分はまあ、見れば確実に改善してる部分だと思いますが、感覚的な部分は新しいから良いというものではないと思います
便利であることと、感覚的な良し悪しは別ですね
書込番号:24981166 スマートフォンサイトからの書き込み
3点


このスレッドに書き込まれているキーワード
「ニコン > D3X ボディ」の新着クチコミ
内容・タイトル | 返信数 | 最終投稿日時 |
---|---|---|
![]() ![]() |
9 | 2024/07/02 12:04:51 |
![]() ![]() |
41 | 2022/10/26 9:17:05 |
![]() ![]() |
6 | 2020/01/22 1:31:30 |
![]() ![]() |
12 | 2018/04/13 10:41:14 |
![]() ![]() |
6 | 2017/11/10 9:00:41 |
![]() ![]() |
3 | 2016/03/01 13:15:22 |
![]() ![]() |
16 | 2016/02/12 22:04:04 |
![]() ![]() |
7 | 2017/07/17 10:49:47 |
![]() ![]() |
7 | 2014/11/30 19:08:38 |
![]() ![]() |
3 | 2014/08/27 2:33:05 |
クチコミ掲示板検索
新着ピックアップリスト
-
【Myコレクション】A20?
-
【Myコレクション】30万構成
-
【欲しいものリスト】サーバー用自作PC 構成案
-
【欲しいものリスト】10月7日
-
【欲しいものリスト】レンズ
価格.comマガジン
注目トピックス

(カメラ)
デジタル一眼カメラ
(最近3年以内の発売・登録)





