『暗い場所を暗く写す方法』 の クチコミ掲示板

[グラント・ダナスティ]

製品ではなく、技術の質問なので場違いでしたらすみません。

初歩的な疑問なのですが、表題の件で悩んでいます。
自分でいろいろ試してみた結果、次の方法で暗くなるらしいことがわかりました。
・シャッタースピードを上げる
・ISOを下げる
・NDフィルターを付ける
・露出操作する
このうちフィルター以外の方法を実際にやってみて、本当に暗くなったのですが、ISOの影響を受けたザラついた汚い画になっただけでした。

よく雑誌などで深い森の奥の写真などを見ますが、霊的な雰囲気まで伝わる大変美しいものです。もちろんザラついてなどいません。
こういった暗い場所を暗いままに、そして美しく写す方法をご存知の方、お教え願いたいです！

書込番号：11531745

[Customer-ID:u1nje3ra]

露出をマニュアルモードにし、ISOを100に設定
自分が得たい被写界深度に合わせて絞りを設定
中央重点測光かスポット測光にしてカメラを被写体の、明るく写って欲しいところに向ける
露出計をみながら適性露出に合わせる
構図を合わせる
撮る

説明の意味が分からない場合はこちらでどうぞ↓
http://www24.big.or.jp/~antares/photo_gallery/camera/dejicame/dejicame_top.html

書込番号：11531827

[vr6bis]

機種が分からないので何とも言えませんが、意図的に暗く写したかったら、露出補正をマイナスにかけるのが一般的です。

プログラムオートで撮っている限り、ＩＳＯを変えても、シャッタースピードと絞りを自動で調整して適正露出にしてしまうので、意味がありません。

それと、ＩＳＯは、上げれば上げるほど、ざらついたノイズが発生しますが、ＩＳＯを下げても、暗い場所は暗部ノイズといって、やはりノイズが出てしまいます。

ソフトウエアで、ノイズを低減することは可能ですが、基本的に暗部はＩＳＯを下げても暗部ノイズが出やすいです。

書込番号：11531874

[vr6bis]

追記です。

ニコンのサービスセンターなんかに行くと冊子がおいてありますが、そこに、露出補正の覚え方っていうのがあって、「黒マイ、シロップ」と覚えるのだそうです。

基本的に、カメラの露出計は、グレーの色の反射率を基準に露出を算出するので、黒っぽいものは露出オーバーに、白っぽい物は露出アンダーに、自動で算出してしまいます。

暗いところなら、やはり、露出計は、露出オーバーの方に露出を算出するはずです。

そこで、登場するのが、大抵のカメラにならついてる露出補正機構です。

黒っぽい物はマイナス側に、白っぽい物はプラス側に、で、「黒マイ、シロップ」なんだそうですよ。

書込番号：11531919

[柚子麦焼酎]

一眼に限らず明るさのことで何か工夫しようと思ったら、絞り、シャッタースピード、ISOの３者の関係を覚えるのが近道ですし、理屈を理解するのに１時間もかかりません。

で、森など比較的落ち着いて撮れる被写体でしたらCustomer-ID:u1nje3raさんのおっしゃるようにマニュアル露出でISOを下げ（ISO100というよりは基準感度）、必要な絞りにし、三脚などでカメラを固定した上でシャッタースピードの上げ下げで露出を調整する、という方法が一番簡単だと思います。


「ISOの影響を受けたザラついた汚い画」というのは感度を下げても同じでしょうか？

それによって回答は異なると思います。

書込番号：11532135

[写画楽]

こんばんは
＞よく雑誌などで深い森の奥の写真などを見ますが、霊的な雰囲気まで伝わる大変美しいものです。

木々の深い緑を撮るにはマイナスの露出補正をかけます。
マイナス1を基点に上下何枚か撮っておけば好みの描写が得られるでしょう。
（ただし新緑の明るさを狙うときはそのようにはしません）

植物は光合成で光を取り込もうとするので、
[反射率が低い、したがってマイナス補正]と考えればマイナス補正操作が自然と身につきます。

書込番号：11532285

[ramuka3]

考えすぎです。マニュアルモードはさておき、プログラムモードや絞り優先、シャッター
速度優先モードなら、露出補正をマイナスにすればいいだけです。

全自動モードなどで露出補正が使えない場合は、上記のモードのどれかにして撮影して
ください。

・シャッタースピードを上げる
・ISOを下げる
・NDフィルターを付ける

については、マニュアルモード以外で意味ありません。今のカメラは、何かの値を基準に
して露出設定を行います。たとえば、絞り優先の場合、ISO100でF4に設定したときに
シャッター速度が1/125になったとします。このとき、ISO200にすると感度が倍になるので、
その分入ってくる光の量を少なくしようとしてシャッター速度を1/250にします。つまり、
光の総量が同じになるようにそれぞれの設定値をそろえてくれるのです。

NDフィルターをつければ、レンズに入ってくる光の量が減るので、当然カメラはシャッター
速度を遅くして、長い時間かけてトータルで同じ光の量になるようにするわけです。

マニュアルモードの場合は、絞りとシャッター速度を人間が任意に決めるので、自動的に
調整はしてくれません。この場合は、露出補正機能も使えませんので、自分でシャッター
速度や絞りを調整して光の量をコントロールします。

書込番号：11532543

[＃４００１]

ノイズのザラツキが気になる場合。。。
ISO感度を100（機種によっては200）に固定します（ISOオートを使わない）
もう一つ・・・
「階調補正」や「ダイナミックレンジ拡張機能」と言った機能をOFFにします。

写真をアンダー（ローキー）に撮影するなら。。。
通常は「露出補正」を使って−補正します。

慣れれば、ヒストグラムを確認しながら「マニュアル露出（Mモード）」で調整した方がしっくりくると思いますが・・・
まあ・・・一般的には、「絞り優先オート（Avモード）」や「プログラムオート（Pモード）」撮影する事が多いでしょうから「露出補正」を使用します。

露出補正する時は、「測光」方式にも気を使います。
スポット測光
中央重点測光
多点評価測光（マルチパターン測光）
それぞれに、露出を測る癖が違いますので・・・

被写体（構図）のどこに露出を合わせるのか？を明確にすれば・・・
どこの露出を測れば良いのか？？・・・分かります。。。
自分の意図した露出（写真の写る度合い＝明るさ／色味等）を得るには、どの測光方式を使うと測りやすいか？？？

まあ・・・通常は、マルチパターンで大ざっぱに露出補正するだけで・・・大概事足りますけどね（笑

露出ってのは、簡単な足し算で計算できます。。。

露出（Ev値）＝絞り（Av値）＋シャッタースピード（Tv値）です。。。

つまり・・・１０＝５＋５・・・って公式で求められます。
なので・・・被写体の明るさが「１０」って答えの時に・・・絞りを「３」って設定すると・・・シャッタースピードは「７」・・・って決まってるって事です。
コレが・・・カメラ君の判断した「適正露出」です。。。

この「１０」って答え（露出）に大して・・・意図的に違う答えになる「公式」をあてがうのが「露出補正」。。。
カメラマンの意図的な「適正露出」を得るための作業と言う事です。

書込番号：11532657

[やまだごろう]

撮りたい明るさを変えるには既に他の方が指摘されているように「露出補正」をしますが、ではどれだけ補正すれば良いかというのはなかなか難しい問題になります。
一眼レフであればたいてい、露出補正を段階的に変換させながら数枚の撮影をする「露出ブラケティング」という機能があります。


ただ、暗く写した時にノイズが出るのは、カメラの性能の問題が大きいと思います。

書込番号：11532666

[robot2]

＞暗い場所を暗く
暗い場所を　見た感じのように暗く写すには、露出補正だけでは駄目な場合が有ります。
やはり、ISO 感度を上げないと撮れないです。
基準感度で　撮る場合は、対象が静止なら三脚使用で遅いシャッタースピードでも大丈夫ですが、動体の場合は無理ですよね。

高感度に　設定しても、ノイズが目立たないカメラがやはり撮り易いし、撮影の幅が広がります。
RAW で、出来るだけ低感度でシロ飛びを押さえて撮って、画像調整ソフトで好みに調整すのが最良です。

書込番号：11532936

[robot2]

すみません
＞画像調整ソフトで好みに調整すのが最良です。
　　　　　↓
画像調整ソフトで好みに調整するのが最良です。

書込番号：11532947

[robot2]

	元画像

追申
最初の　画像は、RAW で撮って調整をしています。

書込番号：11533257

[approximate]

こんにちわ。

原則としてカメラの露出計は、どんな明るさのものでも「18%グレーの明度」に
なるように写す事を「適正露出」としています。

そのため、白いものを白く撮るには＋１〜２段、黒いものを黒く撮るには−１〜
２段の露出補正が必要になります。

また、色ごとの反射率も考慮に入れなくてはなりませんが、これはカラー写真を
モノクロに変換するとわかりやすいと思います。（同じような彩度でも、赤は
黒に近くなり、黄色は白に近くなります）

グラント・ダナスティさんがおっしゃるような場面でしたら、まずは構図の中で
黒ツブレしてもいいところ、白トビしても良いところ、見た目のままの明るさで
写したいところを見つけ、そこをスポット測光して露出補正すると良いですね
画面内に輝度差があまりなければ、中央部重点測光でもいいと思います。

文章にするととてもわかりにくいですが、ポイントは
・構図の中で、どの部分をどの明るさで撮りたい（表現したい）か
・色ごとの適正露出を覚えておく
の二つだけです。

と偉そうな事をいいますが　私もなかなかできないんですよね＾＾
じっくり考えて撮ればいいんですけど　せっかちなのでなかなか・・・

ちなみにこれは　学研カメラムック「確実な露出決定―35ミリ一眼レフ・露出の
すべてがわかる!」馬場信幸　著　の受け売りです。
フィルム時代の本ですが、非常にわかりやすいのでご一読をおすすめします。
中古しか手に入らないかもしれませんが・・・

書込番号：11533502

[よすみん]

使用されている機種をかかれた方がよいきがしますが。

ちなみに

ペンタックスのＫ−７、Ｋ−ｘの場合、キーとコントラストの設定を変えればよくなるかもしれません。

書込番号：11536279

[グラント・ダナスティ]

回答くださった皆さん全ての情報が有用でした。
含蓄あります。

方法はいろいろ挙げられましたが、最も必須なものとして露出補正を覚えました。
この露出補正、何度か試した事があるのですが、画面を明るくしたり暗くしたり、というメーカーが初心者用に作ってくれたお手軽トリックみたいなイメージを持っていました。

改めて使ってみると、例えば暗い廊下と蛍光灯を写してみます。
「黒マイ、シロップ」で補正すると、
廊下の飾りが暗闇の中からボウッと浮かび上がり、蛍光灯は美しい輝きに撮れました。
暗いものが暗く、明るいものが明るく撮れました。

気づいたのですが、暗いところで露出補正をマイナスにかけると、シャッタースピードが上がり、ブレなくなりました。
今まで、絞り、シャッタースピード、ISO、手振れ防止機能、の関係だけで「何段分」とかシャッタースピードに変化があるものと思ってましたが、露出補正でも大いに稼げるんですね。

Customer-ID:u1nje3raさんのカメラの説明サイト、拝読いたしました。
素晴らしく有用でした。感謝。

vr6bisさんの仰る「暗部ノイズ」、これだよこれ、という感じです。
私の機種はD90で、ISO800くらいならノイズがのらないと思うので、上限を800で撮ってます。で、ノイズがのるわけですが、よく見ると460くらいでものってます。。。
でもこれは露出補正をしていないでの話なので、補正をしてやってみることにします。

＃４００１さんの書いてくださった最後の文章。
＞この「１０」って答え（露出）に大して・・・意図的に違う答えになる「公式」をあてがうのが「露出補正」。。。
＞カメラマンの意図的な「適正露出」を得るための作業と言う事です。

これも私が欲していた解答でした。
つまり、三脚を固定してシャッタースピード下げればISO上げずとも綺麗に撮れるのですが、深い森の美しさじゃなくなっちゃうんですよね。
でも、この段階＋露出補正マイナスで、深い森へ変わるんでしょうね。

robot2さんがアップしてくれた２枚の画像、なるほどと思いました。
元画像はしらっ茶けてますよね、こんな感じの写真を私は量産してしまってます。編集の事後処理でも美しくなるんですねぇ。f ^ ^ ;

ほんとにどの情報も有用で、みんなベストアンサーって感じです。
ありがとうございました！

書込番号：11536497